トップ
IT・DX
組み込みエンジニアのキャリアパスとは？現役PMが必要なスキルについて解説

組み込みエンジニアのキャリアパスとは？現役PMが必要なスキルについて解説

2023.10.26

※当サイトは人材関連サービスを展開する株式会社エイジレスが運営しています。本ページは自社および提携先のPRを含む場合があります。

組み込みエンジニアとして成長した先のキャリアパスについて、考えている人もいるでしょう。

そこで本記事では、組み込みエンジニアのキャリアパスやその必要なスキルについて、20年以上現場を見てきた現役PMが詳しく解説します。

組み込みエンジニアとして成長した先にあるキャリアパス

それでは、組み込みエンジニアとして成長した先にはどんなキャリアパスがあるのか、詳しく解説します。

具体的な説明の前に、そもそも組み込みエンジニアの業務内容や求められるスキルには、どんなものがあるのか見てみましょう。

組み込みエンジニアの業務内容

組み込みエンジニアとは、自動車や家電製品、通信機器などの機器に組み込まれるソフトウェアを開発するエンジニアです。

組み込みエンジニアは、ハードウェア担当者と機器の細かい動きについて検討し、その仕様に沿ってソフトウェア設計をする必要があります。

その仕様の認識が間違っていると機器が正しく動作しないため、仕様に漏れが発生しないようにあらゆるケースにおいて検証する必要があり、それが組み込みエンジニアの重要な役割です。

それでは次に、組み込みエンジニアの業務内容について解説します。

業務内容は、おもに以下の２つのシステム開発手法に分類されます。

ウォーターフォール開発
アジャイル開発

それぞれの詳細は、『組み込みエンジニアとは？仕事内容・年収・将来性について解説』の『組み込みエンジニアの仕事内容』で解説していますので、ご参照ください。

組み込みエンジニアとは？仕事内容・年収・将来性について解説

組み込みエンジニアは、AIやIoTの普及により年々需要が高まっている職種です。そこで本記事では、組み込みエンジニアの仕事内容・年収・将来性を

次に、組み込みエンジニアに求められるスキルについて、見ていきましょう。

以下の４つが挙げられます。

プログラミング知識
ソフトウェア・ハードウェアの知識
コミュニケーション力
チャレンジ精神

それぞれの詳細は、『組み込みエンジニアとは？仕事内容・年収・将来性について解説』の『組み込みエンジニアに必要なスキル』で解説していますので、ご参照ください。

組み込みエンジニアとは？仕事内容・年収・将来性について解説

組み込みエンジニアは、AIやIoTの普及により年々需要が高まっている職種です。そこで本記事では、組み込みエンジニアの仕事内容・年収・将来性を

これまで、組み込みエンジニアの業務内容と必要なスキルについて解説しました。

次に、組み込みエンジニアとして経験を積んで成長した先には、どのようなキャリアパスがあるでしょうか？

７つのキャリアパスを紹介します。

IoTエンジニア
プロジェクトマネージャー
システムエンジニア
AIエンジニア
フルスタックエンジニア
システムアーキテクト
QAエンジニア

それぞれ詳しく解説します。

IoTエンジニア

組み込みエンジニアからのキャリアパスとして、IoTエンジニアが挙げられます。

IoTエンジニアとは、インターネット上でさまざまな機器同士を繋ぐ「IoTシステム」を開発するエンジニアです。

IoTエンジニアは、システムの開発以外にもシステムの組み込みやネットワーク構築、セキュリティ対策などの業務を行うことが一般的です。

なお、IoTエンジニアには組み込みスキル以外に以下のようなスキルが求められます。

AI（人工知能）
ネットワーク・セキュリティ

それぞれ解説します。

AI（人工知能）

IoTは、AI（人工知能）との組み合わせが多く見られます。

たとえば、IoTデバイスから収集したデータをクラウドでAIを活用して認識、分析、解析するなどのケースがあります。

自動運転技術では、カメラで捉えた道路状況や標識から即座に最良の行動を選択しなければなりません。

IoTから得られたデータをAIでより効率的に処理するためには、AIに送るデータの最適化がIoTエンジニアのスキルに依存します。

AIとの連携が頻繁に行われることから、AIや機械学習の知識を持つIoTエンジニアは重宝されるでしょう。

ネットワーク・セキュリティ

IoTは、5GやWi-Fi、Bluetoothなどの無線通信技術などのネットワーク接続が不可欠であるため、ネットワークに関する知識が必要です。

また、リアルタイム通信を行う場合などは、データの送受信を効率的に行うため、ネットワークについての深い理解が必要となることもあります。

さらに、IoTデバイスが不正利用されないようにするためのセキュリティ対策も重要です。

ネットワークに接続するということは、不正アクセスや情報漏洩などのリスクが存在するため、セキュリティに関する知識も必要となります。

プロジェクトマネージャー

組み込みエンジニアからのキャリアパスとして、プロジェクトマネージャーが挙げられます。

プロジェクトマネージャーは、システムの構造や機能に基づいて予算やスケジュールを見積り、それをもとに開発チームメンバーを決定してプロジェクトを進行します。

目標とするアウトプットを完成させ、それをクライアントに納品するまでがプロジェクトマネージャーの役割です。

なお、プロジェクトマネージャーには、組み込みスキル以外に以下のようなスキルが求められます。

コミュニケーション能力
交渉力
マネジメント能力

それぞれ解説します。

コミュニケーション能力

顧客を含む社内外の関係者と密に連携しながら、プロジェクトを滞りなく進めていくために、プロジェクトマネージャーには高いコミュニケーション能力が必要です。

交渉力

仕様変更要求やスケジュールの変更などで、プロジェクト全体を通じて顧客との交渉が必要な場面が多々あります。

ただし、顧客の要望だけに応えるのではなく予算や現場からのフィードバックも考慮に入れ、双方が納得できる解決策を見つけるための交渉力が求められます。

マネジメント能力

プロジェクトの規模や予算、スケジュールをバランス良く管理し、利益を生み出すマネジメントスキルが不可欠です。

さらに、プロジェクト全体を俯瞰し、問題を見つけて解決する能力やチームメンバーをまとめ上げるリーダーシップが必要です。

そして、開発チーム全体で情報を共有するためのプレゼンテーションスキルも必要とされます。

プロジェクトマネージャーのスキルは、プロジェクトが成功するかどうかを左右する重要な要素であると言っても過言ではありません。

より詳細な内容は、『PM（プロジェクトマネージャー）とは？仕事内容・年収を解説』で解説していますので、ご参照ください。

PM（プロジェクトマネージャー）とは？仕事内容・年収を解説

PM（プロジェクトマネージャー）は、大規模なプロジェクトを成功に導くキーパーソンです。IT業界に携わっている、またはIT業界への転職を検討す

システムエンジニア

組み込みエンジニアからのキャリアパスとして、システムエンジニアが挙げられます。

システムエンジニアとは、その名のとおりシステムの設計や開発を担う職種です。

開発プロセスにおいて「上流工程」と呼ばれる領域を担当し、クライアントからシステムへの要件をヒアリングして作成する要件定義や設計書作成などを行います。

また、システムエンジニアには、自社のシステム構築や運用保守などを行う「社内SE」と呼ばれる働き方もあります。

自社の業績や業務改善などの経営課題を解決するためのシステムを企画・立案したり、社員からのシステムやパソコンに関する問い合わせなどに対応するのが主な仕事です。

より詳細な内容は、『【IT経験者向け】システムエンジニアの仕事やキャリアを徹底解説』で詳しく解説していますので、ご参照ください。

【IT経験者向け】システムエンジニアの仕事やキャリアを徹底解説

SE（システムエンジニア）は、システム開発において中心的な役割を担う技術者です。プログラマーからの転身や、他の分野のSEへの転職などで

AIエンジニア

組み込みエンジニアからのキャリアパスとして、AIエンジニアが挙げられます。

AI（人工知能）を活用したシステムの設計・開発を手がける技術者です。

ディープラーニングや機械学習、データ分析などの知識はもちろんですが、統計学や論理的思考も求められるのが特徴です。

AIエンジニアが使うプログラミング言語として、PythonやR言語が一般的であるため、組み込みエンジニアとして使った経験があれば活かすことができます。

より詳細な内容は、『AIエンジニアとは？仕事内容や必要なスキル・知識を詳しく解説』で詳しく解説していますので、ご参照ください。

AIエンジニアとは？仕事内容や必要なスキル・知識を詳しく解説

2023年に入りChatGPTに代表される革新的なAI技術が大きな話題となり、AI開発を担うAIエンジニアへの注目も高まっています。

フルスタックエンジニア

組み込みエンジニアからのキャリアパスとして、フルスタックエンジニアが挙げられます。

フルスタックエンジニアはその名のとおり、エンジニアが携わるべき開発などの業務を一人ですべて行うことができる人材のことです。

広い分野においてスペシャリストとして活躍できる実力を持つスタックエンジニアの存在は、企業にとっては人件費の削減につながるため、とても市場価値が高いと言えます。

組み込みエンジニアとしてのスキルを深め、多くのプロジェクトを経験し、学び続ける姿勢が求められます。

より詳細な内容は、『フルスタックエンジニアの年収は高い？実際の年収はいくら位なのか。』で解説していますので、ご参照ください。

フルスタックエンジニアの年収は高い？実際の年収はいくら位なのか。

「フルスタックエンジニア」という言葉は、IT業界に携わっている人なら聞いたことがあるでしょう。ITシステム開発の多岐にわたる業務を手が

システムアーキテクト

組み込みエンジニアからのキャリアパスとして、システムアーキテクトが挙げられます。

システムアーキテクトは、システム企画や要件定義、基本設計、詳細設計など、システム開発の上流工程を担当します。

クライアントのニーズを適切に理解し、プロジェクトを管理し、全体像を把握する能力を磨くことが重要です。

組み込みエンジニアとしての仕事を通じて、ニーズに合ったシステムを追求する力を身につけることが求められます。

これらのスキルは、システムアーキテクトを目指す上で必要となります。

より詳細な内容は、『システムアーキテクトとは？仕事内容や必要なスキル・資格試験を解説』で詳しく解説していますので、ご参照ください。

システムアーキテクトとは？仕事内容や必要なスキル・資格試験を解説

「システムアーキテクト」は、システム全体のグランドデザインを設計する、システム開発の方向性を決める重要な職種です。この記事では、システムアー

QAエンジニア

組み込みエンジニアからのキャリアパスとして、QAエンジニアが挙げられます。

製品やサービスの品質を保証するために、検証や品質管理を行うのがQAエンジニアの役割です。

テストやレビューはQAエンジニアによって行われ、リリースの可否が決定されます。

組み込みエンジニアと同様に、製品やサービスに関する全体的な知識とスキルが必要です。

より詳細な内容は、『QAエンジニアとは？仕事内容と役割、将来性を現場のプロが解説』で詳しく解説していますので、ご参照ください。

QAエンジニアとは？品質管理の専門家｜仕事内容や年収、将来性を経験者が徹底解説

QAエンジニア（QualityAssuranceEngineer）とは、開発されたソフトウェアの品質管理を担うエキスパートです。近年では性能

ここまで、組み込みエンジニアからのキャリアパスについて７つ紹介しました。

では、各職種へのキャリアアップにより年収アップがどれぐらい期待できるのか見てみましょう。

組み込みエンジニアのキャリアパスで期待できる年収アップ

こちらは、組み込みエンジニアからキャリアアップした場合の各職種の平均年収ランキングです。

順位	職種	平均年収
1	プロジェクトマネージャー	892万円
2	フルスタックエンジニア	780万円
3	システムアーキテクト	778万円
4	AIエンジニア	600万円
5	QAエンジニア	578万円
6	IoTエンジニア	550万円
7	システムエンジニア	485万円
8	組み込みエンジニア	458万円

参考：

ユニゾンキャリア

参考：

IT関連産業の給与等に関する実態調査結果｜経済産業省

ランキングを見ていただくとわかるように、職種としては「プロジェクトマネージャー」が一番高いようです。

ただ、「フルスタックエンジニア」は一般的には定義のない職種のため、所属する企業での役割によって年収が大きく変動するような状況でした。

いずれにしても、どの職種を選択した場合でも間違いなく年収UPが期待できることがわかりました。

次に、組み込みエンジニアのキャリアパスに必要不可欠なスキルとして、どんなものがあるか見ていきましょう。

組み込みエンジニアのキャリアパスに必要不可欠なスキル

組み込みエンジニアのキャリアパスに必要不可欠なスキルは、以下の3つが挙げられます。

組み込みエンジニアとしてキャリアアップする場合だけでなく、他のITエンジニアに転身する場合にも必要なスキルとなります。

上流工程の開発スキル
マネジメントスキル
ヒューマンスキル

それぞれ解説します。

上流工程の開発スキル

上流工程の開発スキルは、どのキャリアパスでも必要不可欠なスキルになります。

上流工程の中でもより上流にいけば、高収入のキャリアパスへの転身が可能となるため、スキルアップに励むことをおすすめします。

上流工程

要件定義
外部設計
内部設計

下流工程

コーディング
単体テスト
結合テスト
システムテスト

マネジメントスキル

マネジメントスキルは、プロジェクトマネージャーなどのマネジメント層を目指すキャリアパスで必要不可欠なスキルになります。

マネジメントスキルとは、ビジネス上の目的を達成するために、ヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源を効果的に活用してプロジェクトやチームを管理するためのスキルです。
その他には、以下のようなスキルが必要となります。

マルチタスクで仕事ができる
物事の本質を見抜ける
求心力がある

それぞれ解説します。

マルチタスクで仕事ができる

自身の業務を抱えながらも、複数のチームや部下の状況をつねに把握して業務をこなさないといけません。

そのためには、マルチタスクで仕事をすることは最低限必要な能力といえるでしょう。

物事の本質を見抜ける

業務を遂行していく上での問題解決能力やコミュニケーション能力にたけており、あらゆる場面において根拠にもとづいた判断が必要です。

何か業務上で問題が発生した場合でも、瞬時にその人や物事の裏に隠された見えない部分までを見通せる、物事の本質を見抜ける力が必要になります。

求心力がある

言葉や行動に人の心をひきつける力があり、自然に多くの人が集まってくるような力が求められます。

責任感があり、感情もコントロールできるため、居心地もよく周囲の人から絶大な信頼を得ることができるような人です。

そういった力が、人の上に立つために必要な能力です。

ヒューマンスキル

ヒューマンスキルは、人間関係を築き、維持するために必要な能力であると言えます。

組み込みエンジニアからシステムエンジニアに転身する際など、より上流工程に関わる人には重要なスキルとなります。

クライアントからの要望をヒアリングしたり、開発スタッフと適切な範囲で調整を行ったりする際には、ヒューマンスキルのスキルレベルに応じてその結果に大きく影響します。

さらに、ビジネスを円滑に進めるためにも、ヒューマンスキルの向上は必須となります。

これまで、組み込みエンジニアのキャリアパスに必要不可欠なスキルについて解説しました。

つづいては、エンジニアの案件を豊富に取り扱っている、弊社エイジレスのサービスを紹介させていただきます。

組み込みエンジニアのキャリアパスへの転身・転職をお考えならITエンジニアに強いエイジレスへ

エイジレスでは、エンジニア向けのキャリア相談や独立時の案件紹介をさせて頂いております。

以下のような人向けに、手厚くサポートさせていただきます。

将来性を見越して組み込みエンジニアになりたいと思っている学生
現在組み込みエンジニアでキャリアアップを考えている社会人

以下は、エイジレスエージェント（正社員転職向けエージェント）のおすすめポイントです。

大手企業様と信頼関係があるから高い面談／内定率
年収大幅アップでの内定実績多数

また、フリーランス向けのエイジレスフリーランスは、以下の点でおすすめです。

高単価案件が豊富、上流商流の案件のみ取り扱い
40代以上のベテランIT人材の大幅年収アップ事例多数

転職とフリーランスどちらの相談にも乗れますので、ぜひお気軽にご相談を！

まとめ｜組み込みエンジニアのキャリアパスで年収アップを狙うべき

この記事を通して、以下の4つのことがわかりました。

組み込みエンジニアとして成長した先には、７つのキャリアパスがある。
組み込みエンジニアからのキャリアパスには、プロジェクトマネージャーなどのマネジメント層を目指す道がある。
組み込みエンジニアのキャリアパスにより、確実な年収アップが見込める。
組み込みエンジニアのキャリアパスには、必要不可欠なスキルが３つある。

これまで解説したように、組み込みエンジニアのキャリアパスにはプロジェクトマネージャーなどのマネジメント層を目指す道や、そのほかに年収アップを狙えるキャリアパスがあるため、転身・転職がおすすめです。

組み込みエンジニアへの就職や転職を考える際、または組み込みエンジニアとしてのキャリアアップを考える際は、ぜひこの記事を参考にしていただければ幸いです。

転職やフリーランス案件をお探しの場合は、エイジレスのサービスをご活用ください。

弊社で取り扱う案件は、すべて年齢不問なので、年齢に不安がある人でも安心してご利用いただけます。

IT業界でのキャリア形成や年収事情でお悩みがある場合など、ぜひお気軽に「エイジレスフリーランス／エイジレスエージェント」までご相談ください。

検索ワード

人気キーワード

組み込みエンジニアのキャリアパスとは？現役PMが必要なスキルについて解説

おすすめの転職エージェント