システムエンジニアのキャリアパスを考える|6つの例と検討ポイント

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システムエンジニアのキャリアパスは多岐にわたります。「どんなキャリアパスがあるの?」「どんなことを考えたらいいの?」とお悩みの人も多いでしょう。 この記事では、システムエンジニアのおもなキャリアパスと、考えるうえでのポイントを解説します。

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  • 【この記事を読んでわかること】
  • システムエンジニアには、マネジメント職へのキャリアアップや別の職種への転職、独立など多様なキャリアパスがある
  • 希望のキャリアパスを実現するには、自己分析やシステムエンジニアの将来性を考えることが重要
  • 継続的な学習と開発経験の積み重ねでキャリアパスの選択肢は広がる
CTACTA

システムエンジニアのおもな6つのキャリアパス

システムエンジニアのおもな6つのキャリアパスを描いた図

近年のテクノロジーの進歩によりITの分野は多様化が進み、システムエンジニアの活躍の場も増えています。

システムエンジニアのキャリアパスも、従来のようなマネジメント職にキャリアアップする道だけでなく、下記の6つに代表される多様な選択肢があります。

  • そのままシステムエンジニアとして上り詰める
  • プロジェクトマネージャーにキャリアアップする
  • 管理職として組織を率いる
  • 先進分野のエンジニアにキャリアチェンジする
  • ITコンサルタントにキャリアチェンジする
  • フリーランスとして独立する

そのままシステムエンジニアとして上り詰める

一つ目は、現在のスキルを磨き続けて、一貫してシステムエンジニアとして上り詰めるキャリアパスです。

高度な専門性を身につけ、開発の現場でリーダーシップを発揮して大規模プロジェクトを技術面で主導する役割を目指します。

現在の職務の延長線上にあるキャリアパスなので、比較的ビジョンを描きやすいでしょう。収入面でも経験年数を積むほど年収アップが期待できます。

経験年数 平均年収(万円)
全体 515.9
0年 302.4
1〜4年 434.8
5〜9年 488.3
10〜14年 565.2
15年以上 615.9

参考:「厚生労働省|賃金構造基本統計調査」

ただし、特定の技術や分野に過度に特化しすぎると、需要がなくなった場合にキャリアチェンジが難しくなってしまいます。

日頃から技術や業界の動向を把握し、知識やスキルを最新化していくことが重要です。

▼システムエンジニアの年収を詳しく知りたい人はこちら

プロジェクトマネージャーにキャリアアップする

システムエンジニアとしての経験を活かして、プロジェクトマネージャーにキャリアアップする道も一般的なキャリアパスの一つです。

プロジェクトマネージャーは、システム開発プロジェクト全般にわたりスケジュール・予算・要員・課題・リスクなどを管理し、プロジェクトを円滑に推進する役割を担います。そのため、技術的な知識だけでなく、高度なマネジメントスキルやヒューマンスキルが求められます。

その分、年収アップも期待できるでしょう。

職種 平均年収(万円)
プロジェクトマネージャー 891.5
システムエンジニア 589.1

参考:「経済産業省|IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」

ただし、プロジェクトマネージャーはプロジェクトの責任者としてのプレッシャーも大きく、困難に立ち向かう強い精神力も求められます。

そこにやりがいを見出し、プロジェクトを成功に導いてビジネスに貢献したい人に適したキャリアパスです。

▼プロジェクトマネージャーの仕事内容や年収を詳しく知りたい人はこちら

管理職として組織を率いる

会社員エンジニアとして働いている場合、管理職に出世して組織を率いるキャリアパスもあります。

企業によって呼び方は異なりますが、「課長」「部長」「事業部長」などの役職に就いて、「課」「部」「事業部」などの組織を管理・運営する役割です。管理職では、技術力よりも予算管理・組織運営・部下の育成・戦略的な意思決定などのビジネススキルが重要となります。

また、より高い役職に就くと、長期的なビジョンや社会的責任などの経営目線も求められるようになるでしょう。

その分、管理職になれば年収アップも期待できます。

職種 平均年収(万円)
管理的職業従事者 852.8
システムエンジニア 515.9

参考:「厚生労働省|賃金構造基本統計調査」

ただし、管理職になるとプロジェクトの最前線で開発に携わることは難しくなります。

組織運営や後進の育成に興味がある人に向いているキャリアパスです。

先進分野のエンジニアにキャリアチェンジする

新しい技術や知識を貪欲に習得し、新たな分野に挑戦する積極性のある人にとっては、先進分野のエンジニアへの移行は魅力的なキャリアパスでしょう。

たとえば、近年成長が著しいAI・データサイエンス・ブロックチェーン・セキュリティなどの分野が考えられます。こうした分野は急速に市場が拡大しており、今後も需要の増加が見込まれ、エンジニアの高い報酬も期待できます。

一例として、総務省の「令和4年版 情報通信白書」によると、日本のAI市場は2019年から2025年までにおよそ3倍に市場規模が拡大する予測です。

「令和4年版 情報通信白書」のグラフ

出典:「総務省|令和4年版 情報通信白書」

ただし、こうした注目の分野は技術の進歩が非常に速く競争も激しいため、常に最先端の技術や知識を学び続ける覚悟が求められます。

ITの未来を担う分野で活躍したい人に適したキャリアパスです。

ITコンサルタントにキャリアチェンジする

システムエンジニアとして身につけた技術力や問題解決力を活かして、ITコンサルタントとして活躍するキャリアパスもあります。

ITコンサルタントは、顧客企業のビジネス課題に対して、ITを活用したソリューションを提案し解決する専門家です。ITコンサルタントには高度な技術力に加えて、顧客ビジネスの深い理解や分析力・コミュニケーション力・問題解決力などの幅広い知識・スキルが求められます。

その分、ITコンサルタントとして成功できれば年収アップが期待できるでしょう。

職種 平均年収(万円)
ITコンサルタント 620.6
システムエンジニア 515.9

参考:「厚生労働省|賃金構造基本統計調査」

ITコンサルタントはさまざまな企業のビジネスモデルに触れて視野や経験を広げられる反面、顧客企業の期待に応えるための大きなプレッシャーがあります。

それを乗り越え、ITを通じた顧客企業や社会への貢献にやりがいを感じる人に向いたキャリアパスです。

▼ITコンサルタントの仕事内容や年収を詳しく知りたい人はこちら

フリーランスとして独立する

最後は、企業に所属するキャリアとは異なり、独立して個人事業主として働くフリーランスエンジニアになるキャリアパスです。

フリーランスは自分で仕事を選べるため、自由度の高い働き方が実現できます。システムエンジニアとして高度なスキルと実績があれば、会社員エンジニアと比べて高年収が期待できるのも魅力です。

弊社サービス「エイジレスフリーランス」で募集されている案件情報によると、フリーランスのシステムエンジニアの年収相場は下記のとおりです。

最低年収(万円) 最高年収(万円) 平均年収(万円)
システムエンジニア(フリーランス) 732 1,080 862

一方で、会社員のように決まった月収が得られるわけではないため、収入は不安定です。

また、顧客との交渉や税金・保険・年金などの手続きもすべて自己責任で行う必要があります。

こうしたデメリットも理解したうえで、スキルに自信があり自由な働き方や高収入に魅力を感じる人は、フリーランスとしてのキャリアを目指すと良いでしょう。

CTACTA

▼フリーランスとしての独立をお考えなら、ぜひ下記の記事をご一読ください!

フリーランスにおすすめの案件探し方法

フリーランスエージェントは、それぞれ保有している案件が異なるため、2〜3社に登録しておくと収入が途絶えるリスクを軽減できます。
迷った場合は、実績が豊富な『Tech Stock』や、年齢不問/ハイクラス案件特化の『エイジレスフリーランス』がおすすめです。

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20年目の実績があるフリーランス案件紹介サイト。これまでに築いた信頼により月80万円をこえる高単価案件も多数あります。
スキルアップや税務関連のサポートなど、フリーランス向け福利厚生サービスも利用可能なため、まだどこにも登録していない人でも安心して利用できます。
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システムエンジニアのキャリアパスを考える上での2つのポイント

システムエンジニアのキャリアパスを考える上での2つのポイント・自己分析して自分に合った道を探す・システムエンジニアの将来性を考える

ここまで紹介したように、システムエンジニアにはさまざまなキャリアパスがあります。

その中から、自分に適した道を見つけるための2つのポイントを解説します。

  • 自己分析して自分に合った道を探す
  • システムエンジニアの将来性を考える

自己分析して自分に合った道を探す

後悔のないキャリアパスを選択し、満足度の高いエンジニア人生を築くためには、自己分析が欠かせません。自身の強み・弱み・興味・価値観などを改めて振り返り、どんな職種・分野・役割・働き方が適しているかを考えましょう。

自己分析では、過去のプロジェクトや開発実績から自身のスキルや知識の強い部分・弱い部分を洗い出します。

また、自身がどのような仕事や分野に興味を持ち楽しいと感じるかの理解も重要です。さらに、上司や同僚などにフィードバックを求めると、自己評価だけでなく客観的な視点も得られます。

こうした自己分析の結果に基づいて、前述で紹介したキャリアパスを参考に、もっとも適した道を見つけましょう。

目指すキャリアパスが見えたら、現在のスキルとのギャップを洗い出し、それを埋めるための短期・中期・長期の目標を定めて具体的な行動計画に落とし込んでいきます。

システムエンジニアの将来性を考える

システムエンジニアがキャリアパスを考える際には、自分のことだけでなく、システムエンジニアという職業の将来もしっかりと見据えておくことが重要です。

近年のIT業界では、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)やビッグデータ活用、AI・IoTの進化などによりシステムエンジニアを含むIT人材への需要が増えています。

経済産業省の調査によると、2030年には16万人〜79万人のIT人材が不足すると試算されています。

IT 人材需給に関する調査のグラフ

出典:「経済産業省|IT 人材需給に関する調査(2019年3月)」

一方、「システムエンジニアはやめとけ」という声をよく耳にします。背景には、システムエンジニアの働き方の厳しさや、AIの進化で仕事がなくなるという懸念があげられるでしょう。

しかし近年では、IT業界でも働き方改革やリモートワークの導入などにより、ワークライフバランスを高める取り組みが進んでいます。市場から必要とされる人材になれば、みずからが働きやすいキャリアパスを選ぶことも可能です。

また、今後はAIを有効活用して、人間はよりビジネスに直結する創造的な仕事にシフトしていくことが予想されます。これはシステムエンジニアに限ったことではなく、さまざまな業種で起こる地殻変動として前向きに捉え、対応していくことが大切です。

このようなシステムエンジニアの将来性を踏まえて、技術やビジネスの変化に合わせて都度キャリアパスを軌道修正していくことも大切です。

以上、システムエンジニアがキャリアパスを考えるうえでのポイントを紹介しました。

最後に、システムエンジニアが目指すキャリアパスを実現しキャリアアップを図るために重要なことを解説します。

▼そもそもシステムエンジニアの仕事内容を詳しく知りたい人はこちら

システムエンジニアとしてキャリアアップするには学習と経験の積み重ねが重要

本を開いて勉強している様子の画像

ここまで紹介したどのキャリアパスを選ぶ場合でも、システムエンジニアがキャリアアップするには、継続的な学習と開発経験の積み重ねが欠かせません。

IT技術は日々進歩し、顧客ビジネスも時代とともに変化していくものです。システムエンジニアは、常に新しい知識やスキルを身につけて市場価値と競争力を高めることで、より高度なキャリアパスへの挑戦が可能になります。

習得した知識やスキルを客観的に証明するには、資格の取得が有効です。

高度な資格を取得すれば、社内での昇進・転職活動・フリーランスの案件獲得などさまざまなシーンで評価され、希望のキャリアパス実現の武器になるでしょう。

▼システムエンジニアにおすすめの資格を詳しく知りたい人はこちら

システムエンジニアの転職/フリーランスにはエイジレス

面接後に握手をしている様子の画像

システムエンジニアの転職や独立をお考えなら、ぜひ「エイジレス」にご相談ください。

エイジレスでは、転職者向けの「エイジレスエージェント」、フリーランス向けの「エイジレスフリーランス」の2つのサービスをご用意しています。

どちらも年齢不問の求人や案件のみを取り扱う点が特徴です。専門のキャリアコンサルタントがお一人ずつの相談に丁寧にお答えし、スキルや経験に合った企業や案件を紹介します。

CTACTA

まとめ|多様なキャリアパスから自分にあった道を見つけよう

本記事を通して、以下のことが分かりました。

  • システムエンジニアには、マネジメント職へのキャリアアップや別の職種への転職、独立など多様なキャリアパスがある
  • 希望のキャリアパスを実現するには、自己分析やシステムエンジニアの将来性を考えることが重要
  • 継続的な学習と開発経験の積み重ねでキャリアパスの選択肢は広がる

満足度の高いキャリアを築くためには、自分のスキル・興味・価値観に適したキャリアパスを選ぶことが大切です。

本記事を参考に、多様なキャリアパスの中から自分に合った道を見つけましょう!

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執筆者
しーそー
大手証券系システム会社での20年間のシステムエンジニア(SE)歴を経て、2022年4月よりライターの道へ。前職では主に設計・要件定義などの上流工程やプロジェクトマネジメントを経験。職歴を活かしたIT・金融関係の記事や、趣味と実益を兼ねた資産運用・仮想通貨などが得意ジャンル。2児の父として子育てにも奮闘中