システムエンジニアのスキルアップにおすすめの資格10選
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資格取得はシステムエンジニアのキャリアアップに有効です。しかし、たくさんある資格の中から、どれを目指せば良いか迷う人も多いでしょう。 この記事では、システムエンジニアのキャリアアップに役立つおすすめの資格一覧と、勉強法を紹介します。
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- 【この記事を読んでわかること】
- システムエンジニアは、資格取得により収入アップや転職市場でのライバルとの差別化が期待できる
- 国家資格のおすすめ第1位は応用情報技術者、ベンダー資格のおすすめ第1位はオラクルマスター
- 資格は独学でも合格可能だが、通信講座の受講やスクールに通う方法もある
システムエンジニアが資格を取得するメリット
システムエンジニアは、システムの設計・開発・運用の全般を担うIT技術者です。
システムエンジニアになるために資格の取得は必須ではありません。豊富な知識と経験を武器に、資格を持たずに活躍しているシステムエンジニアもたくさんいます。
一方で、資格が日々の仕事やキャリアアップを目指す際に役立つケースが多いのも事実です。ここでは、システムエンジニアが資格を取得する4つのメリットを解説します。
- 客観的な知識・スキルの証明
- 収入アップや昇格に有利
- 転職や案件獲得でライバルと差別化
- 体系的に知識・スキルを学べて仕事に役立つ
客観的な知識・スキルの証明
資格は、その分野で一定レベル以上の知識やスキルを持っていることを、国やベンダーなどの認定機関が客観的に証明するものです。
システム開発プロジェクトでは、高度な専門知識が必要とされる場面が少なくありません。プロジェクトで必要とされる技術の資格を持っていれば、顧客やパートナー企業からの信頼を得やすいでしょう。また、資格は技術を学ぶ姿勢を持っていることを示す効果もあります。
このように、資格は知識・スキル・学習意欲を客観的に証明し、システムエンジニアとしての評価を高める強力なツールです。
収入アップや昇格に有利
高度な資格を取得して社内評価や市場価値を高め、よりハイレベルな仕事を担えるようになれば、収入アップや昇格も期待できます。
たとえばプロジェクトマネージャ(PM)の資格を取得すれば、マネジメントスキルを有していると評価され、PMやリーダー職への昇格につながるかもしれません。企業によっては、資格取得が昇格の条件となっている場合や、資格取得によって手当が支給される場合もあります。またフリーランスの場合、資格を活かしてより高単価な案件を受託できれば、直接的に収入アップも可能です。
転職や案件獲得でライバルと差別化
転職活動やフリーランスの案件獲得では、自分が多くのライバルよりもシステムエンジニアとして優れていることを示さなくてはなりません。資格は、わかりやすく他者と差別化する有効な手段になります。
何も資格を持たずに自己申告で知識やスキルをアピールする人と、高度な資格を複数持つ人のどちらか1名を採用する場合、ほかの条件が同じであれば資格を持つ人が選ばれる可能性が高いでしょう。
システムエンジニアを採用する企業は即戦力を求めています。高度な資格を持つ人材は、希望のキャリアをつかめるチャンスが広がるでしょう。
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おすすめの転職エージェント
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体系的に知識・スキルを学べて仕事に役立つ
資格試験は、主催する業界団体やベンダー企業が、体系的に整理されたカリキュラムに沿って実施しています。そのため、資格取得に向けた学習を進めることで、その技術分野に求められる知識やスキルを漏れなく無駄なく身につけることが可能です。独学や実務現場での習得だけでは、どうしても偏りやムラが出てしまいますが、資格取得により満遍なく必要な知識やスキルを学べるでしょう。
このように体系的に身につけた知識やスキルは、現場での応用力や問題解決力を高め、システムエンジニアとしての成長にも役立ちます。
以上、システムエンジニアが資格を取得するメリットを解説しました。ここからは、本記事の本題であるシステムエンジニアにおすすめの資格を紹介していきます。
システムエンジニアにおすすめな資格ランキング
IT技術者向けの資格は大きく「国家資格」と「ベンダー資格」に分けられます。国家資格はIT業界で広く認知されている資格です。一方、ベンダー資格は多様な企業や業界団体が主催しており、認知度や評価は資格によってさまざまです。そのため、資格取得を目指す際には、自身の専門分野・目指すキャリア・資格が持つ認知度/価値などを考慮して適した資格を選ぶ必要があります。
ここからは、国家資格とベンダー資格に分けて、システムエンジニアにおすすめの資格をランキング形式で紹介していきます。ぜひ資格選びの参考にしてみてください。
※記載している資格に関する情報は、2023年5月現在のものです。
※資格の難易度は、経済産業省が定めるITSS(ITスキル標準)のレベルに準じて記載しています。(ITSSに対応していない資格は独自評価)
※目安勉強時間は初学者に必要とされる、一般的な勉強時間の目安です。実際にかかる時間は、受験者の前提知識やスキル、1日の勉強量などによって異なります。
国家資格
国家資格は、その名のとおり国が認定する公的な資格です。IT関連の国家資格に、経済産業省のIT政策実施機関であるIPA(情報処理推進機構)が主催する「情報処理技術者試験」があります。初級者向けから高い専門性を要する資格まで、13区分の試験から自身のスキルや専門分野にあわせて受験可能です。ここでは、その中からシステムエンジニアのキャリアアップに役立つ資格TOP5を紹介します。
- 第1位:応用情報技術者(AP)
- 第2位:システムアーキテクト(SA)
- 第3位:データベーススペシャリスト(DB)
- 第4位:プロジェクトマネージャ(PM)
- 第5位:情報処理安全確保支援士試験(SC)
参考までに、全13区分の一覧を掲載しておきます。
IT利用者向け | 共通知識 | ITパスポート(IP) |
---|---|---|
基本知識・技能 | 情報セキュリティマネジメント(SG) | |
エンジニア向け | 基本知識・技能 | 基本情報技術者(FE) |
応用的知識・技能 | 応用情報技術者(AP) | |
高度な知識・技能 | ITストラテジスト(IT) | |
システムアーキテクト(SA) | ||
プロジェクトマネージャ(PM) | ||
ネットワークスペシャリスト(NW) | ||
データベーススペシャリスト(DB) | ||
エンベデッドシステムスペシャリスト(ES) | ||
ITサービスマネージャ(SM) | ||
システム監査技術者(AU) | ||
情報処理安全確保支援士試験(SC) |
第1位:応用情報技術者(AP)
応用情報技術者(AP)は、入門編である基本情報技術者を取得したあとに、「ワンランク上のITエンジニア」を目指す人に適した資格です。
試験範囲は、テクノロジ系(基礎理論/コンピュータシステム/技術要素など)・マネジメント系(プロジェクトマネジメント/サービスマネジメントなど)・ストラテジ系(システム戦略/経営戦略など)と、非常に広範囲にわたります。記述式問題もあり難易度も高く、現役のエンジニアでも合格には相応の勉強が必要です。
その分、基本情報技術者に比べて資格保有者が限られるため、転職活動などで一定の知識・スキルを持つエンジニアとしての評価が期待できるでしょう。
応用情報技術者の試験概要は下記のとおりです。
実施時期 | 春期(4月)・秋期(10月)の年2回 |
---|---|
試験時間 | 午前:150分、午後:150分 |
出題形式 | 午前:4択式、午後:記述式 |
難易度 | 中級(ITSSレベル3) |
前提資格 | なし |
受験料 | 7,500円(税込) |
目安勉強時間(初学者) | 半年〜9ヶ月 |
維持要件 | なし |
第2位:システムアーキテクト(SA)
システムアーキテクト(SA)は、情報処理技術者試験で最上位に位置づけられる高度資格の一つで、上流工程を主導する立場の上級エンジニアを目指す人に適した資格です。
試験範囲は契約・システム企画・要件定義・開発・保守/運用とシステム開発工程全般にわたり、基礎知識から応用力まで求められます。出題形式も選択肢・記述式・論述式と幅広く、論述式では120分で2,000〜3,000文字程度の論文を書く必要があるため、付け焼き刃の勉強では対応が難しい真の実力が問われる資格です。
システムアーキテクトのIT業界での評価は高く、保有していればシステム開発全般の高度な知識・スキルを有した人材として一目置かれる存在になれるでしょう。
システムアーキテクトの試験概要は下記のとおりです。
実施時期 | 春期(4月)の年1回 |
---|---|
試験時間 | 午前Ⅰ:50分、午前Ⅱ:40分 午後Ⅰ:90分、午後Ⅱ:120分 |
出題形式 | 午前Ⅰ:4択式、午前Ⅱ:4択式 午後Ⅰ:記述式、午後Ⅱ:論述式 |
難易度 | 上級(ITSSレベル4) |
前提資格 | なし |
受験料 | 7,500円(税込) |
目安勉強時間(初学者) | 9ヶ月〜1年 |
維持要件 | なし |
第3位:データベーススペシャリスト(DB)
データベーススペシャリスト(DB)は、情報処理技術者試験で最上位に位置づけられる高度資格の一つで、ビッグデータ時代に求められるデータ志向の担い手を目指す人に適した資格です。データベースはあらゆるシステムで利用されるため、データベース管理者を目指す人以外でも、その知識・スキルは広く役立つでしょう。
試験範囲は、データベースの全体計画・要件定義・分析/設計・実装/テスト・運用/管理と、データベースの構築・管理全般にわたります。出題形式は選択式と記述式で、午後試験では事例解析の問題が出題されるため、実践的なスキルが必要です。
データベーススペシャリストの資格を持っていれば、データベースの高度な知識も持ち合わせたシステムエンジニアとしてキャリアアップに有利になるでしょう。
データベーススペシャリストの試験概要は下記のとおりです。
実施時期 | 秋期(10月)の年1回 |
---|---|
試験時間 | 午前Ⅰ:50分、午前Ⅱ:40分 午後Ⅰ:90分、午後Ⅱ:120分 |
出題形式 | 午前Ⅰ:4択式、午前Ⅱ:4択式 午後Ⅰ:記述式、午後Ⅱ:記述式 |
難易度 | 上級(ITSSレベル4) |
前提資格 | なし |
受験料 | 7,500円(税込) |
目安勉強時間(初学者) | 9ヶ月〜1年 |
維持要件 | なし |
第4位:プロジェクトマネージャ(PM)
プロジェクトマネージャ(PM)は、情報処理技術者試験で最上位に位置付けられる高度資格の一つで、システムエンジニアからプロジェクトマネージャへのキャリアアップを目指す人に適した資格です。チームメンバーとして開発に携わる人にとっても、将来に備えてマネジメントスキルは身につけておいて損はないでしょう。
試験では、プロジェクトの立ち上げ・計画・実行・管理・終結の一連プロセスに関する幅広い知識・スキルが求められます。出題形式は選択肢・記述式・論述式の3種類で、論述式では120分で2,000〜3,000文字程度の論文を書く必要があるため、豊富なプロジェクト経験が問われる資格です。
プロジェクトマネージャの資格を取得すれば、チームやプロジェクトを取りまとめて推進する役割の仕事にステップアップできるチャンスが広がるでしょう。
プロジェクトマネージャの試験概要は下記のとおりです。
実施時期 | 秋期(10月)の年1回 |
---|---|
試験時間 | 午前Ⅰ:50分、午前Ⅱ:40分 午後Ⅰ:90分、午後Ⅱ:120分 |
出題形式 | 午前Ⅰ:4択式、午前Ⅱ:4択式 午後Ⅰ:記述式、午後Ⅱ:論述式 |
難易度 | 上級(ITSSレベル4) |
前提資格 | なし |
受験料 | 7,500円(税込) |
目安勉強時間(初学者) | 9ヶ月〜1年 |
維持要件 | なし |
▼プロジェクトマネージャの仕事内容や年収はこちらの記事をご覧ください。
プロジェクトマネージャー(PM)の仕事内容は?転職後の年収事例も紹介
プロジェクトマネージャー(PM)ってよく聞くけど、仕事の内容が曖昧。そう感じる方は少なくありません。PMとはつまり、プロジェクトの総責
第5位:情報処理安全確保支援士試験(SC)
情報処理安全確保支援士試験(SC)は、情報処理技術者試験で最上位に位置付けられる高度資格の一つで、セキュリティリスクから企業システムを守るセキュリティエンジニアを目指す人に適した資格です。IT関連資格の中で唯一の「士業」で、名称独占資格のため、無資格者は名乗れません。ほかの資格とは異なり、最新の知識や技能を維持するために3年ごとに更新が必要です。
試験範囲は、情報セキュリティの技術・企画・要件定義・運用・保守・法令など、セキュリティに関するあらゆることが出題されます。出題形式は選択式と記述式で、午後試験では事例解析の問題が出題されるため、実践的なスキルが必要です。
情報処理安全確保支援士試験を取得すれば、企業に欠かせないセキュリティ対策の専門知識を持ったシステムエンジニアとして重宝されるでしょう。
情報処理安全確保支援士試験の試験概要は下記のとおりです。
実施時期 | 春期(4月)・秋期(10月)の年2回 |
---|---|
試験時間 | 午前Ⅰ:50分、午前Ⅱ:40分 午後Ⅰ:90分、午後Ⅱ:120分 |
出題形式 | 午前Ⅰ:4択式、午前Ⅱ:4択式 午後Ⅰ:記述式、午後Ⅱ:記述式 |
難易度 | 上級(ITSSレベル4) |
前提資格 | なし |
受験料 | 7,500円(非課税) |
目安勉強時間(初学者) | 9ヶ月〜1年 |
維持要件 | 以下をすべて修了すること ・年1回のオンライン講習 ・3年に1回の実践講習または特定講習 |
ベンダー資格
ベンダー資格は、IT企業(ベンダー)や業界団体が主催する資格です。ベンダー資格の範囲は広く、具体的な製品の操作方法から、特定の技術分野の設計・実装スキルまで、多種多様なものが存在します。また、資格によって認知度や難易度もさまざまなため、自身のスキルレベルや目的に合った資格を選ぶことが重要です。
ベンダー資格は分野ごとにさまざまな種類があるため、同一の基準でランク付けすることはできません。ここでは、多くのシステムエンジニアに関連するスキルとして、データベース・クラウド・プログラミング・サーバー技術・モバイル開発の各分野から代表的な資格を選定しました。
- 第1位:オラクルマスター
- 第2位:AWS認定資格
- 第3位:Oracle認定Javaプログラマ
- 第4位:LinuC
- 第5位:Android技術者認定試験
第1位:オラクルマスター
オラクルマスターは、多くの企業で利用されているデータベース管理システム「Oracle Database」の利用スキルを証明する、日本オラクル社主催の資格です。オラクルマスターでは、SQLの書き方からバックアップやリカバリ、パフォーマンスチューニングまで多岐にわたる知識・スキルが問われます。業務でOracleを利用している人はもちろん、ほかのデータベースの利用者にも有効な資格です。
オラクルマスターは、難易度順に「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」の4つのレベルに分かれています。高度な資格はデータベース管理者向けのため、システムエンジニアにおすすめの資格は、BronzeとSilver SQLです。Bronzeではデータベース管理の基礎知識が求められます。Silver SQLは、SQLによるデータベース操作の知識・スキルが問われる試験です。
オラクルマスターを取得することで、データベースの専門知識・スキルを備えたシステムエンジニアとして評価を高められるでしょう。
オラクルマスター(Brolze/Silver SQL)の試験概要は下記のとおりです。
【Brolze】
実施時期 | 随時 |
---|---|
試験時間 | 120分 |
出題形式 | CBT方式(選択式) |
難易度 | 入門(ITSSレベル1) |
前提資格 | なし |
受験料 | 37,730円(税込) |
目安勉強時間(初学者) | 1ヶ月〜3ヶ月程度 |
維持要件 | なし |
【Silver SQL】
実施時期 | 随時 |
---|---|
試験時間 | 150分 |
出題形式 | CBT方式(選択式) |
難易度 | 初級(ITSSレベル2) |
前提資格 | なし |
受験料 | 37,730円(税込) |
目安勉強時間(初学者) | 3ヶ月〜半年程度 |
維持要件 | なし |
第2位:AWS認定資格
AWS認定資格は、クラウドプラットフォーム「Amazon Web Service(AWS)」の利用スキルを証明する、Amazon主催の資格です。AWS認定資格では、AWSに関するさまざまな知識・スキルが問われます。近年のIT業界では、クラウドの利用は欠かせないものになりつつあり、世界一のシェアを誇るAWSの認定資格は価値の高い資格の一つです。
AWS認定資格は、難易度順に「ベーシック」「アソシエイト」「プロフェッショナル」の3つと、高度な専門性を問う「専門知識」に分けられます。さらに、役職や分野によって試験が細分化されています。高度な試験はクラウドインフラの構築・運用を担うクラウドエンジニア向けのため、システムエンジニアには、ベーシックレベルの「クラウドプラクティショナー」とアソシエイトレベルの「デベロッパー」がおすすめです。
AWS認定資格を取得することで、現代のシステム開発に欠かせないクラウド活用の知識・スキルを持つ人材として重宝されるでしょう。
AWS認定資格(クラウドプラクティショナー/デベロッパー)の試験概要は下記のとおりです。
【ベーシック(クラウドプラクティショナー)】
実施時期 | 随時 |
---|---|
試験時間 | 90分 |
出題形式 | CBT方式(選択式) |
難易度 | 入門 |
前提資格 | なし |
受験料 | 100USD |
目安勉強時間(初学者) | 1ヶ月〜3ヶ月程度 |
維持要件 | 3年ごとに再認定試験による更新が必要 |
【アソシエイト(デベロッパー)】
実施時期 | 随時 |
---|---|
試験時間 | 130分 |
出題形式 | CBT方式(選択式) |
難易度 | 初級 |
前提資格 | なし |
受験料 | 150USD |
目安勉強時間(初学者) | 3ヶ月〜半年程度 |
維持要件 | 3年ごとに再認定試験による更新が必要 |
▼AWSエンジニアの仕事内容や年収は下記の記事をご覧ください。
AWSエンジニアを目指すべき?IT経験者が知りたい年収や将来性を解説
企業のシステム開発にクラウドサービスのプラットフォームを利用するケースが増えています。AWSエンジニアは、シェア世界一の「AWS」を扱
第3位:Oracle認定Javaプログラマ
Oracle認定Javaプログラマは、Java言語によるプログラミングスキルを証明する、日本オラクル社主催の資格です。Javaは汎用性が高く、企業システムからWebアプリケーション・ゲーム・モバイルアプリなど幅広い分野で活用されています。そのため、Javaの認定資格はプログラミング言語関連の中でも価値の高い資格の一つです。
Oracle認定Javaプログラマには、「Bronze」「Silver」「Gold」の3つのレベルがあります。難易度は比較的低いため、Javaプログラミングの専門スキルを証明するにはSilver以上の取得を目指したいところです。
Oracle認定Javaプログラマを取得することで、Javaプログラミングのスキルを備えたシステムエンジニアとして認知されるでしょう。
Oracle認定Javaプログラマ(Silver/Gold)の試験概要は下記のとおりです。
【Silver】
実施時期 | 随時 |
---|---|
試験時間 | 180分 |
出題形式 | CBT方式(選択式) |
難易度 | 入門(ITSSレベル1) |
前提資格 | なし |
受験料 | 37,730円(税込) |
目安勉強時間(初学者) | 1ヶ月〜3ヶ月程度 |
維持要件 | なし |
【Gold】
実施時期 | 随時 |
---|---|
試験時間 | 180分 |
出題形式 | CBT方式(選択式) |
難易度 | 初級(ITSSレベル2) |
前提資格 | Oracle認定Javaプログラマ Silver |
受験料 | 37,730円(税込) |
目安勉強時間(初学者) | 3ヶ月〜半年程度 |
維持要件 | なし |
▼Javaエンジニアの仕事内容や年収は下記の記事をご覧ください。
Javaエンジニアの仕事内容とは?IT経験者が知りたい年収も解説
Javaは数あるプログラミング言語の中でも、長い間、人気上位を維持している言語です。高い汎用性を持つJavaは、WEBアプリケーション
第4位:LinuC
LinuCは、オープンソースOSのLinuxに関する技術力を証明する、NPOのLPI-Japan主催の資格です。Linux技術だけでなく、現代のエンジニアに必要とされるクラウド技術・オープンソースのリテラシー・システムアーキテクチャの知見などを身につけたい人に適しています。
LinuCのレベルは「LinuC-1」「LinuC-2」「LinuC-3」の3段階です。LinuC-1と2では、Linuxの基礎知識や設計・構築のスキルを問われます。最上位のLInuC-3は、混在環境・セキュリティ・仮想化/高可用性の各専門分野の高度な知識が求められる資格です。インフラ構築を専門としないシステムエンジニアの場合は、LinuC-1または2を目指すと良いでしょう。
LinuCの取得により、ITインフラの知識も兼ね備えたシステムエンジニアとして、プロジェクトでの活躍シーンが広がることが期待できます。
LInuCの(LinuC-1/LinuC-2)の試験概要は下記のとおりです。
【LinuC-1】
実施時期 | 随時 |
---|---|
試験時間 | 101試験/102試験:各90分 |
出題形式 | CBT方式(選択式/記述式) |
難易度 | 入門(ITSSレベル1) |
前提資格 | なし |
受験料 | 101試験/102試験:各16,500円(税込) |
目安勉強時間(初学者) | 1ヶ月〜3ヶ月程度 |
維持要件 | 5年以内に再認定試験による更新が必要 |
【LinuC-2】
実施時期 | 随時 |
---|---|
試験時間 | 201試験/202試験:各90分 |
出題形式 | CBT方式(選択式/記述式) |
難易度 | 初級(ITSSレベル2) |
前提資格 | LinuC-1 |
受験料 | 201試験/202試験:各16,500円(税込) |
目安勉強時間(初学者) | 3ヶ月〜半年程度 |
維持要件 | 5年以内に再認定試験による更新が必要 |
▼Linuxエンジニアの仕事内容や年収は下記の記事をご覧ください。
Linuxエンジニアの年収や仕事内容をIT経験者向けに徹底解説
Linuxエンジニアは、多くの企業のシステムインフラを支える、Linuxの導入・運用の専門家です。 この記事では、Linuxエンジニ
第5位:Android技術者認定試験
Android技術者認定試験は、モバイルOSのAndroid向け開発の技術力を証明する、IT職業能力支援機構主催の資格です。今や、Androidをはじめとしたスマホやタブレット向けのアプリは、企業のサービス提供に欠かせないツールとなっています。Androidスマホやタブレット向けのモバイルアプリ開発やプラットフォーム構築の専門知識を身につけたい人に適した資格です。
Android技術者認定試験は、「アプリケーション技術者認定試験」と「プラットフォーム技術者認定試験」の2つが用意されており、レベルは「ベーシック」のみとなっています。アプリ開発を担うシステムエンジニアは、アプリケーション技術者認定試験の取得を目指すと良いでしょう。
Android技術者認定試験の取得により、モバイルアプリ開発の最前線で活躍するシステムエンジニアを目指してはいかがでしょうか。
Android技術者認定試験の試験概要は下記のとおりです。
【アプリケーション-ベーシック】
実施時期 | 随時 |
---|---|
試験時間 | 90分 |
出題形式 | CBT方式(選択式) |
難易度 | 初級(ITSSレベル2) |
前提資格 | なし |
受験料 | 16,500円(税込) |
目安勉強時間(初学者) | 3ヶ月〜半年程度 |
維持要件 | なし |
▼Androidエンジニアの仕事内容や年収は下記の記事をご覧ください。
Androidエンジニアとは?IT経験者が知りたい年収も解説
Androidはスマートフォン向けOSの中で、Apple社のiOSとともに高いシェアを持っています。Androidエンジニアへの需要
ここまでは、システムエンジニアにおすすめの資格を紹介してきました。最後に、これらの資格を取得するためにおすすめの3つの勉強法を紹介します。
システムエンジニアとしてキャリアアップするためにおすすめの勉強法4つ
紹介したシステムエンジニア向けの資格は、日頃の開発実務で培った知識やスキルだけで合格できるケースもありますが、多くの人は取得に向けた勉強が必要でしょう。ここでは、キャリアアップに向けた資格取得のための、おすすめの勉強法を紹介します。
- 書籍やWebサイトなどで独学で学ぶ
- 通信講座を受講する
- スクールや研修を受講する
- そのほかの学習法
書籍や学習サイトなどで独学で学ぶ
おすすめの勉強法の一つ目は、書籍や学習サイトなどで独学で学ぶ方法です。人気の高い資格であれば書籍や学習サイトの種類も充実しているため、自分にあった教材を選べば、費用を抑えて勉強を進められます。書籍や学習サイトでの独学は、忙しい社会人でも通勤時間や帰宅後などに自分のペースで勉強を進められるのも魅力です。一方、独学で計画的に勉強を続けるには強い意志と自己管理能力が求められます。また、難しい問題にぶつかったときに、自分で調べて解決するスキルも必要です。
独学での勉強は、学生時代から自己学習が得意な人や自分のペースで勉強したい人に向いています。
通信講座を受講する
自己学習の教材として、通信講座を受講する方法もあります。通信講座は、テキストや動画などで教材が提供され、講座によっては質問対応やカウンセリングなどの手厚いサポートも受けられるのが魅力です。教材は資格取得に特化したカリキュラムで構成されているため、効率的に資格取得の勉強を進めたい人にはピッタリでしょう。学習計画も提示されるため、初めてチャレンジする資格でも安心して進められます。一方、費用は一般の書籍などと比べると高めな点には注意が必要です。
通信講座は、完全な独学では不安な人や質問回答などのサポートを受けたい人に向いています。
スクールに通う
独学や自己学習が苦手な人は、資格取得のためのスクールに通うのもおすすめです。カリキュラムに沿ってプロの講師による講義が受けられ、疑問点もその場で解決できるため、学習がはかどるでしょう。同じ目的を持ったエンジニア仲間がいれば、モチベーションの向上や人脈形成も期待できます。一方で、社会人にとって最大のネックはスクールに通うための時間の捻出でしょう。退勤後や週末などに通い続ける強い意志が求められます。また、前述の2つと比べて費用も高額です。
近年では、Web講義を導入する業者も増えているので、教室に通う時間がない人は活用を検討すると良いでしょう。
そのほかの学習法
以上3つのほかにも、下記のような方法で知識やスキルを高めることもできます。
- オープンソースプロジェクトに参加して実践力を身につける
- すでに資格を取得している人から指導を受ける
- オンラインコミュニティに参加してエンジニア仲間と知識や経験を共有する
- ハッカソンやコンテストに参加して腕試しや最新技術の習得を図る
このように常に積極的に学び続ける姿勢は、資格取得はもちろん、システムエンジニアとしての知識やスキルの幅を広げるのに大いに役立つでしょう。
まとめ|資格はシステムエンジニアのキャリアアップの武器になる!
- システムエンジニアは、資格取得により収入アップや転職市場でのライバルとの差別化が期待できる
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思い立ったが吉日です。本記事を参考に、自分のスキルや専門領域にあった資格を見つけ、取得に向けた行動を始めましょう!
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