未経験からインフラエンジニアへの道!具体的なロードマップを解説

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未経験からインフラエンジニアになれるのか、なるにはどんなステップが必要なのか知りたい人も多いのではないでしょうか。 この記事では、未経験からインフラエンジニアになるためのロードマップにはじまり、具体的な転職方法などをまとめて解説します。

  • 【この記事を読んでわかること】
  • IT業界は人材不足の影響もあり、正しいロードマップを歩むことで未経験からインフラエンジニアとして働くことは可能
  • インフラエンジニアを目指すロードマップは「1.キャリアの方向性を定める」「2.資格を取得する」「2.実践経験を積む」
  • インフラエンジニアになるには、キャリアの入り口として「システム運用オペレーター」「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」がある

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未経験からでもインフラエンジニアになれる

PC前でマウスを使い作業をしている画像

未経験からインフラエンジニアになることは、容易ではありませんが十分に可能です。

経済産業省の報告によれば、2030年までに約16万人から約79万人のIT人材が不足する可能性が懸念されており、ITサービスの基盤を支えるインフラエンジニアの需要も高まっています。

また、IoT・AI・クラウド・ビッグデータ・5Gなどの先端技術は今後も大幅な市場拡大が予想されており、必然的にITインフラを担うインフラエンジニアの需要も高まるでしょう。

IT人材需給に関する調査のグラフ

出典:「IT人材需給に関する調査(2019年3月)|経済産業省」

インフラエンジニアの仕事内容や、年収などをさらに詳しく知りたい人は以下の記事を読んでみてください。

▼インフラエンジニアの仕事内容を詳しく知りたい人はこちら

▼インフラエンジニアの年収を詳しく知りたい人はこちら

次では、未経験からインフラエンジニアを目指すロードマップを解説します。

未経験からインフラエンジニアを目指すロードマップ

インフラエンジニアのキャリアのはじめ方3つが箇条書きされた図

インフラエンジニアになるには高い専門性が必要であり、ほかのITエンジニアの経験があっても未経験からインフラエンジニアになるハードルは高いです。

しかし、IT業界は人材不足に悩んでおり、正しいロードマップを歩むことで未経験からインフラエンジニアになることは可能です。

ここでは、インフラエンジニアとしてのキャリアのはじめ方を3つのステップに分けて解説します。

  1. インフラエンジニアとしてのキャリアの方向性を定める
  2. インフラエンジニアに関連する資格を取得する
  3. インフラエンジニアのキャリアの入り口となる実務経験を積む

ひとつずつ解説します。

1.インフラエンジニアとしてのキャリアの方向性を定める

インフラエンジニアという職種に限らず、転職を検討する際にはキャリアの方向性を定めることが重要です。

自分のキャリアプランを描くことで、インフラエンジニアとして働きながらどのようなスキルを身につけ、実践を積むべきかイメージできます。

インフラエンジニアの代表的なキャリアパスは、以下の5つが挙げられます。

  • インフラエンジニアのマネージャーを目指す
  • インフラエンジニアとして社内のスペシャリストを目指す
  • 経験を積んだ後、転職でITコンサルタントなどの他職種へ
  • 経験を積んだ後、転職で情報システム担当へ
  • 経験を積んだ後、フリーランスとして独立

以下の記事にインフラエンジニアのキャリアパスを詳細に解説しているので、興味がある人は読んでみてください。

▼インフラエンジニアのキャリアパスを詳しく知りたい人はこちら

2.インフラエンジニアに関連する資格を取得する

資格取得の目的は「専門知識の習得」「客観的な知識レベルの証明」です。

インフラエンジニアといっても業務は多岐にわたりますが、体系立てられた専門知識を身につけることはインフラエンジニアとしての業務に必ず役立つでしょう。

また、企業のITインフラはセキュリティ対策の観点から非公開と扱われることが多く、インフラエンジニアはポートフォリオを作って実力を客観的に証明することが難しい特性があります。

そのため、一般的には「実務経験」「保有資格」によりスキルの水準を証明します。資格の取得は第三者機関が一定水準の知識を保有していることを客観的に認定するものであり、信頼性を得る手段のひとつとして有効です。

資格取得により体系的なIT知識を身につけ、企業へのアピールポイントにしましょう。

インフラエンジニアを目指す人へおすすめの資格は、後の章で解説します。

3.インフラエンジニアのキャリアの入り口となる実務経験を積む

インフラエンジニアへキャリアチェンジするためには、実践経験を積むことも非常に重要です。

インフラエンジニアのキャリアの入り口となる代表的なポジションは以下の3つです。

  • システム運用オペレーター
  • サーバーエンジニア
  • ネットワークエンジニア

それぞれ解説します。

システム運用オペレーター

システム運用オペレーターは、インフラエンジニア未経験者がキャリアをスタートする代表的なルートのひとつです。

システム運用オペレータは、システムの監視業務やマニュアルにもとづいたオペレーションがメイン業務です。万が一、定常運用で異常が発生した場合にはトラブルシューティングも行います。

サーバーやネットワークなどの実機操作の経験を積むことができるため、これらの経験を通じてインフラエンジニアへのキャリアチェンジが可能です。

実際に筆者の前職(国内大手Sier)の取引先に、システム運用オペレーターからキャリアをスタートして1年ほど経験を積み、現在はインフラエンジニアにシフトして活躍している人もいます。

注意点として、システム運用オペレーターはマニュアルにもとづいた作業が中心なので、単調でスキルを磨きにくいことが挙げられます。求人へ応募する際には、将来的にインフラエンジニアを目指していることを伝え、インフラエンジニアへのキャリアチェンジが前提であることを企業と合意しての転職が望ましいでしょう。

サーバーエンジニア

インフラエンジニアを目指す人の中には、サーバーエンジニアからキャリアをスタートする人も多くいます。

ITサービスには基盤となるサーバーが必要であり、サーバー関連の仕事は案件数も多いことからサーバーエンジニアはインフラエンジニアへのキャリアの入り口として良いです。

ただし、サーバーエンジニアはITインフラの中でも比較的取り組みやすい職種ですが、それでも高い専門性が必要です。

未経験者は、まずはベテランのサーバーエンジニアの補助として構築・テストの下流工程からプロジェクトに参加し、経験を積むことで要件整理・設計の上流工程を担えるようにステップアップします。その後サーバー以外の業務へ幅を広げてインフラエンジニアへのキャリアパスを歩むイメージとなります。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアもインフラエンジニアのキャリアの入り口となる職種です。

実際の現場業務においても、設計から運用までネットワークエンジニアとインフラエンジニアは足並みを揃えて仕事を進める必要があり、ネットワークエンジニアの経験はインフラエンジニアに活かせます。

ネットワークエンジニアとして働くことで身につけるネットワークの知識・セキュリティの知識・ネットワークやOSのコマンドまで、ネットワークエンジニアとインフラエンジニアで共通する知識・スキルは多くあります。

そのため、ネットワークエンジニアとして経験を積んでインフラエンジニアとして専門領域を広げるチャレンジも可能です。

実践経験を積むための方法としては、「未経験者歓迎の求人に応募する」「未経験も可能なフリーランス案件に挑戦する」などのやり方があります。

前述のとおりIT業界は人手不足によりIT人材の需要が高く、未経験者歓迎の求人も多くあります。インフラエンジニアへのキャリアチェンジを目指すのであれば、転職活動を積極的に進めるべきでしょう。

また、未経験も可能なフリーランス案件に挑戦することも効果的です。本格的にキャリアチェンジする前にインフラエンジニアの仕事を実際にやってみることで、転職後のミスマッチを防げます。

インフラエンジニアへの転職方法や求人獲得方法は、後の章で解説します。

ここまでは、未経験からインフラエンジニアを目指すロードマップをお伝えしてきました。

次では、インフラエンジニアに必要なスキル・知識を解説します。

インフラエンジニアに求められる2つの知識・スキル領域

インフラエンジニアに求められる2つの知識とスキル領域・ITインフラ共通の技術的な知識・ビジネススキル

インフラエンジニアには幅広い知識・スキルが求められ、「ITインフラ共通の技術的な知識」「ビジネススキル」という2つの要素があります。

1.ITインフラに関する技術的な知識・スキル

インフラエンジニアは以下のそれぞれの領域で深い理解・実務経験が必要です。

知識・スキル 説明
サーバー 業務でサーバーを扱うための、サーバーOSの知識・実機の操作スキル
ネットワーク ネットワークの論理設計スキル・ネットワーク機器の操作スキル
データベース データベースの設計・構築スキルに加えて、バックアップ・性能チューニングなどの運用管理スキル
セキュリティ セキュリティのリスク評価・対策のスキルや、セキュリティ製品の知識
クラウド AWS・Azureなどクラウド環境にITインフラを構築・運用できるスキル

2.ビジネススキル

インフラエンジニアは、プロジェクト内で幅広いインフラ関連業務に対応し、社内外の関係者と協力して仕事を進める役割を担っています。

そのため、以下のようなビジネススキルも重要です。

知識・スキル 説明
コミュニケーション力 クライアントの要件を明確にするヒアリングスキル・専門的な知識を分かりやすく伝える力など、意思疎通をスムーズに行えるスキル
問題解決力 ヒアリングした要件から、問題の原因を分析・根本的な問題を定義・解決策を提案するスキル
プロジェクトマネジメント力 リーダー以上であれば、メンバーをまとめてプロジェクトを牽引するプロジェクトマネジメントスキル

インフラエンジニアに必要なスキル・知識などを詳しく知りたい人は以下の記事を読んでみてください。

▼インフラエンジニアに必要なスキル・知識を詳しく知りたい人はこちら

次では、インフラエンジニアを目指す人におすすめの資格を紹介します。

未経験からインフラエンジニアを目指す人におすすめの3つの資格

未経験からインフラエンジニアを目指す人におすすめの資格3つが箇条書きされた図

これからインフラエンジニアを目指す人におすすめの資格は、以下の3つの資格です。

  • 基本情報技術者試験
  • Linux技術者認定
  • Cisco技術者認定

基本情報技術者試験

ITの基礎知識を身につけるために、基本情報技術者試験をおすすめします。

インフラエンジニアに特化した資格ではありませんが、ITに関する基礎知識をしっかりと学ぶことは、幅広い業務を担うインフラエンジニアの仕事に必ず役立ちます。

参考:基本情報技術者試験|独立行政法人 情報処理推進機構

Linux技術者認定

主要なサーバーOSであるLinuxの知識・スキルを証明するLinux技術者認定もおすすめです。

インフラエンジニアは業務でサーバーを扱うため、サーバーOS関連の資格取得は業務に直接的に役立ちます。

Linux技術者認定でよく知られているのは、グローバルスタンダードの資格である「LPIC」と、LPICをベースに日本市場にあわせて最適化された「LinuC」の2つです。

LPICとLinuCは共通点が多くありどちらも日本で受験できますが、日本国内でLinuxのスキルを活かしたい場合はLinuCをおすすめします。

参考:LinuC|LPI-Japan

Cisco技術者認定

ネットワークに関する資格である、Cisco技術者認定もインフラエンジニアに役立ちます。

インフラエンジニアを目指す人は「CCNA(Cisco Certified Network Associate:初級者向け)」がおすすめです。

CCNAの取得は、ネットワークに関わるエンジニアとして必要な基礎的な知識やスキルを証明するものとなります。

参考:CCNA|Cisco

インフラエンジニアにおすすめな資格は以下の記事で詳細に解説しているので、興味がある人は読んでみてください。

▼インフラエンジニアにおすすめの資格を詳しく知りたい人はこちら

ここまでは、インフラエンジニアを目指す人におすすめの資格をお伝えしてきました。

次では、未経験者向けにインフラエンジニアの転職方法を解説します。

未経験者向けインフラエンジニアの求人・転職方法

エイジレスのロゴ

この章では、未経験者がインフラエンジニアとして働くための「フリーランス求人の獲得方法」「転職を成功させる方法」を解説します。

フリーランス求人の獲得方法

フリーランス求人を獲得する方法として、フリーランスエージェントの活用がおすすめです。

フリーランスは収入が安定しないことや、実務に加えて営業活動・事務手続きなどもすべて自分自身で行わなければならないというデメリットがあります。

それに対してエイジレスフリーランスは、求人情報を探せるだけでなく以下のようなサポートを無料で提供しているので、利用者は実務に集中して自身のキャリアを磨けます。

  • 年齢不問の案件の紹介
  • フリーランスの営業代行
  • 事務処理の手続き代行
  • キャリアカウンセリング
  • 各種セミナーの開催

前述のデメリットがある一方で、フリーランスは報酬が高いことが魅力であり、エイジレスフリーランスのインフラエンジニア案件の平均年収は973.3万円(81.1万円/月)です。

以下は2023年6月時点のインフラエンジニアの求人例ですが、タイムリーな求人情報を知りたい人はお気軽にお問い合わせください。

【エイジレスフリーランスの求人例】

  • インフラエンジニア:45.8万円/月
    Linux系OS・ネットワーク・仮想基盤の知識と実践経験を1年以上有すること
  • インフラエンジニア(リーダー):83.3万円/月
    サーバーやネットワークの構築・ミドルウェアのチューニング・プロジェクトリーダーの経験を有すること
CTACTA

転職活動を成功させる方法

インフラエンジニアは高い専門性が求められる職種ですが、IT業界は成長産業のためインフラエンジニアは売り手市場の状態です。

インフラエンジニアへのキャリアチェンジを目指す人は、積極的に転職活動を行いましょう。未経験から採用し自社で育成する企業も存在するため、未経験者歓迎の案件も存在します。

インフラエンジニアへの転職を考えている人は転職エージェントの活用が重要です。

忙しい日々を過ごすビジネスパーソンが、現在の仕事にくわえて転職活動のすべてを自分ひとりでこなすことは非常にハードです。

エイジレスエージェント」は、求人情報を提供するだけでなく以下のサポートも無料で提供し、転職活動をトータルで支援します。

  • 年齢不問の求人の紹介
  • キャリアカウンセリング
  • クライアントとの面接の手配
  • 給与や勤務条件などの交渉
  • 非公開・新着求人の紹介

インフラエンジニアへの転職方法は以下の記事で詳細に解説しているので興味がある人は読んでみてください。

▼インフラエンジニアへの転職方法を詳しく知りたい人はこちら

エイジレスフリーランス・エイジレスエージェントともに年齢に関係なく求人情報が提供されるため、年齢に不安がある人でも安心です。

また、独自のコネクションで企業を抱えているため、一般の求人サイトには出回らないような企業と仕事をするチャンスを秘めているのでぜひ相談してみてください。

まとめ|未経験でもインフラエンジニアを目指せる

この記事をとおして、以下3つのことがわかりました。

  • IT業界は人材不足の影響もあり、正しいロードマップを歩むことで未経験からインフラエンジニアとして働くことは可能
  • インフラエンジニアを目指すロードマップは「1.キャリアの方向性を定める」「2.資格を取得する」「3.実践経験を積む」
  • インフラエンジニアになるには、キャリアの入り口として「システム運用オペレーター」「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」がある

未経験からインフラエンジニアへのキャリアチェンジは、専門知識を取得するために学習を続けたり、新しい職場環境に慣れたりするなどの困難もあるでしょう。

一方でIT業界は成長産業であり、需要と供給のバランスが取れていないためキャリアアップの機会が多く存在する魅力的な分野です。

インフラエンジニアへの転職に興味がある人は「エイジレスフリーランス」「エイジレスエージェント」にご相談ください。

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おすすめの転職エージェント

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  • 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう

さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。

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執筆者
じょう
新卒で国内大手Sierに入社しシステムエンジニアとして13年勤務。2023年4月よりフリーランスとして独立。 前職ではプロジェクトマネージャーやコンサルタントとしての役割を担い、個社の基幹システム運用やクラウド移行の案件を中心に商談〜構築〜運用まで幅広く担当。 ライターとしては経歴を活かしたIT関連の記事執筆が得意。妻は前職の同僚で現在も継続して勤務中。共働きで3児の父として子育てにも奮闘中。