インフラエンジニアにおすすめな資格9選!取得メリットや勉強法も解説

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インフラエンジニアとしてキャリアアップするために、どんな資格が必要か知りたい人は多いのではないでしょうか。 本記事では、インフラエンジニアが資格を取得するメリットにはじまり、おすすめの資格9選などを詳しく紹介します。

  • 【この記事を読んでわかること】
  • インフラエンジニアとして働くために資格取得は必須ではないが、「スキルの証明」「年収アップ」「仕事の幅が広がる」メリットがある
  • インフラエンジニアのキャリアアップにおすすめな資格9選
  • インフラエンジニアへのおすすめの勉強法は「通信講座」「オンライン学習サービス」「書籍」

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インフラエンジニアが資格を取得する3つのメリット

インフラエンジニアが資格を取得するメリット3つが箇条書きされた図

インフラエンジニアとして働くために資格取得は必須ではありませんが、資格の取得には以下3つのメリットがあります。

  • スキルを客観的に証明できる
  • 年収アップにつながる
  • 仕事の幅が広がる

それぞれ解説します。

スキルを客観的に証明できる

資格は一定水準のスキル・知識を第三者機関が認定するものであり、その役割は信頼性を高めるものです。

インフラエンジニアの実力は実務で培われますが、それだけでは自分の能力を客観的に証明するのは難しいことも事実です。

インフラエンジニアにおすすめの資格は後述します。

年収アップにつながる

資格を取得すると「企業からの評価が上がる」「資格手当が支給される」などで結果的にキャリアアップや年収アップの可能性があります。

資格取得は企業内でのスキル評価や転職時のアピールポイントとなり、年収の向上が期待できます。

さらに、多くの企業が資格手当を支給しており、たとえば応用情報技術者試験などでは資格手当の相場が5,000円〜20,000円ほどです。

仕事の幅が広がる

一部のプロジェクト・企業では、特定の資格を求められます。

たとえば、インフラ構築プロジェクトでは「Linux技術者認定」や「Cisco技術者認定」などの関連資格の保有を求められることがあります。

そのため、資格の取得によりさらに仕事の幅が広がるでしょう。

そもそものインフラエンジニアの仕事内容について知りたい人は以下の記事を読んでみてください。

▼インフラエンジニアの仕事内容に関して詳しく知りたい人はこちら

次では、インフラエンジニアにおすすめな資格を紹介します。

インフラエンジニアにおすすめな資格ランキング9選

インフラエンジニアにおすすめな資格ランキング5つが箇条書きされた図

ここでは、インフラエンジニアがキャリアアップを目指すうえで役立つ資格を「業務に役立つ」「取得しやすい」という観点でまとめました。

おすすめ順に9つ紹介します。

  1. 基本情報技術者試験
  2. 応用情報技術者試験
  3. Linux技術者認定|LinuC
  4. マイクロソフト認定
  5. シスコ技術者認定
  6. AWS認定
  7. ITIL認定資格
  8. 情報処理安全確保支援士試験
  9. プロジェクトマネージャー試験

1.基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、IT技術の基礎知識を幅広く問う国家資格です。インフラエンジニアに特化した資格ではありませんが、しっかりと基礎知識を身につけることはインフラエンジニアの業務全般に必ず役立ちます。

合格率 40%前後
学習期間の目安 2ヶ月〜3ヶ月程度
受験費用 7,500円(税込)
取得の前提条件 特になし
維持に必要な要件 有効期限なし(再受験は不要)

参考:基本情報技術者試験|独立行政法人 情報処理推進機構

2.応用情報技術者試験

基本情報技術者試験の上位に位置する国家資格で、IT技術にとどまらず管理・経営まで幅広い知識が身につきます。特に要件定義・設計などの上流工程において役立つ知識が豊富であり、インフラエンジニアとしてステップアップを目指す方におすすめです。

合格率 25%前後
学習期間の目安 3ヶ月〜4ヶ月程度
受験費用 7,500円(税込)
取得の前提条件 特になし
維持に必要な要件 有効期限なし(再受験は不要)

参考:応用情報技術者試験|独立行政法人 情報処理推進機構

3.Linux技術者認定|LinuC

インフラエンジニアの業務範囲にはサーバー構築も含まれるため、サーバーOSに関する知識が重宝します。

LinuCは、サーバーOSであるLinuxのスキル認定試験であり、日本市場にあわせて最適化されています。

以下の3段階のレベルが用意されていますが、これからインフラエンジニアとしての活躍を目指す人には「LinuCレベル2」以上の取得がおすすめです。

  • LinuCレベル1:Linuxの基本操作ができるレベル
  • LinuCレベル2:Linuxの設計・導入・保守・問題解決ができるエンジニアとして即戦力となるレベル
  • LinuCレベル3:OS混在環境・高セキュリティ・クラウド環境の3つの独立した分野の専門家と見なされるレベル

なお、LinuCはレベル1・2・3と順番に受験する必要があります。

合格率 非公開
学習期間の目安 3ヶ月〜半年程度
受験費用 16,500円(税込)
取得の前提条件 LinuCレベル1を保有
維持に必要な要件 5年以内に再認定・上位の認定取得

参考:Linux技術者認定資格|LPI-Japan

4.マイクロソフト認定

マイクロソフト製品にはさまざまな認定がありますが、インフラエンジニアにおすすめの資格はAzure Administrator Associateです。

この資格は、クラウドでの実務経験を前提とした中級者向けのものであり、Azure環境構築を担当するインフラエンジニアに役立ちます。

さらに、試験ではWindows Serverに関連する問題も多く出題されるため、サーバーOSの知識が必要とされるインフラエンジニアにとって有益です。

合格率 非公開
学習期間の目安 1ヶ月〜2ヶ月程度
受験費用 21,103円(税込)
取得の前提条件 特になし
維持に必要な要件 1年間以内にオンライン評価に合格

参考:Azure Administrator Associate|Microsoft認定

5.シスコ技術者認定

シスコの認定資格はネットワーク関連のベンダー認定であり、ネットワーク関連の知識はインフラエンジニアの業務全般的に役立ちます。

インフラエンジニアには、シスコ技術者認定の中でもCCNAの取得がおすすめです。

シスコの認定は4段階のレベルに分かれており、CCNAはアソシエイトに該当し2段階目のレベルでネットワークに関わるエンジニアとして最低限必要な知識・スキルを持っていることを証明できます。

合格率 非公開
学習期間の目安 3ヶ月〜半年程度
受験費用 42,900円(税込)
取得の前提条件 特になし
維持に必要な要件 有効期限は3年で、維持には再認定が必要

参考:CCNA|シスコ認定

6.AWS認定

AWS認定はAmazon Web Serviceの認定資格であり、レベル別・専門分野別に全12種類の認定が用意されています。

インフラエンジニアに役立つ資格としてSAA(ソリューションアーキテクト・アソシエイト)がおすすめです。SAAはAWS認定4段階のうち2段階目に位置する中級者向けで、オンプレミス・クラウド環境でのインフラ構築経験を持つ人向けの資格です。

SAA資格は特にAWS環境構築を担当するインフラエンジニアにとって業務に直接的に役立ちます。

合格率 非公開
学習期間の目安 1ヶ月〜2ヶ月程度
受験費用 16,500円(税込)
取得の前提条件 特になし
維持に必要な要件 有効期限は3年で、維持には再認定が必要

参考:SAA|AWS認定

7.ITIL認定資格

ITILは世界的なITサービスマネジメントの標準であり、インフラエンジニアの運用管理業務に役立ちます。

その中でも、インフラエンジニアにおすすめなのは「ITILファンデーション」という認定資格です。ITILファンデーションは、ITサービスマネジメントの基礎知識を持っていることを証明するもので、ITILの5つのレベルの中で最も初級の位置づけとなっています。

合格率 非公開
学習期間の目安 数週間〜1ヶ月程度
受験費用 67,793円(税込)
※プロメトリック社の受験料金(試験実施機関により異なる)
取得の前提条件 特になし
維持に必要な要件 3年以内に再認定・上位の認定取得

参考:ITIL®4ファンデーション|People Cert

8.情報処理安全確保支援士試験

情報処理安全確保支援士試験は、情報セキュリティに関する国家資格です。

インフラエンジニアは、ITインフラをセキュリティリスクから守るためにセキュリティの知識が求められます。試験に合格すると、登録手続きを行うことで国家資格「情報処理安全確保支援士」として認定されます。

合格率 20%前後
学習期間の目安 4ヶ月〜6ヶ月程度
受験費用 7,500円(非課税)
取得の前提条件 特になし
維持に必要な要件 有効期限なし
※情報処理安全確保支援士試験への合格で登録できる情報処理安全確保支援士は、登録の有効期限が3年

参考:情報処理安全確保支援士試験|独立行政法人 情報処理推進機構

9.プロジェクトマネージャー試験

プロジェクトマネージャー試験は、システム開発プロジェクトにおいて、プロジェクトマネジメント業務を責任を持って担当する高度なIT人材を認定する国家資格です。

インフラエンジニアがマネージャーになるためには、プロジェクトマネジメントの知識が非常に重要です。

試験の合格によりプロジェクト全体の管理能力が証明され、キャリアアップの可能性が高まります。

合格率 15%前後
学習期間の目安 4ヶ月〜6ヶ月程度
受験費用 7,500円(税込)
取得の前提条件 特になし
維持に必要な要件 有効期限なし(再受験は不要)

参考:プロジェクトマネージャ試験|独立行政法人 情報処理推進機構

次では、キャリアアップするためにおすすめの勉強法を紹介します。

インフラエンジニアにおすすめの勉強法|通信講座・オンライン学習・書籍

インフラエンジニアにおすすめの勉強法3つが箇条書きされた図

キャリアアップには資格取得が有効ですが、忙しいビジネスパーソンがインフラエンジニアを目指して勉強するにはどのような方法があるでしょうか。

ここでは効率的な勉強法を3つ紹介します。

  • 通信講座で学ぶ
  • オンライン学習サービスを活用する
  • 書籍で学習する

通信講座で学ぶ

通信講座は「しっかりと整備された教材」「充実したQAサポート」が特徴です。自分で学習計画を立てる負担や、不明点を調べる手間を省けるので忙しい人におすすめです。

一方でデメリットとしては、代表的な資格の対策講座は多く提供されていますがベンダー資格の対策講座は限られていることがあげられます。

また、費用も高くつく傾向があるので、もし会社の補助制度などがある場合は活用させてもらいましょう。

オンライン学習サービスを活用する

オンライン講座は、資格試験の対策講座だけでなく、最新技術やトレンドなどにも対応したコンテンツが豊富に揃っています。

また、スマホ対応のサービスが多いため、移動中などの隙間時間を有効に使って学習を進められます。

書籍で学習する

書籍は学習スタイルを選べることが魅力です。資格取得に必要な分野に重点的に学習したり、参考書より過去問題集に比重を置いたりするなど学習方法の自由度が高いです。

また、書籍はほかのオンライン講座や資格スクールに比べて費用を抑えて学ぶことができます。

たとえば、基本情報技術者試験の場合は以下の書籍が学習に役立ちます。

一方で書籍を利用する場合は、学習計画を自分で立てて進める必要があるので自己管理が重要です。

自分にあった勉強法でキャリアアップを目指しましょう。 

おすすめのプログラミングスクール

「ITスキルを身につけて年収をあげたい」とお考えなら、プログラミングスクールがおすすめです。
プログラミングスクールでは、将来の転職を見据えて実践的なカリキュラムや、転職活動のサポートも行っています。

現在は多くのプログラミングスクールがありますが、迷ったらコースが豊富な『DMM WEBCAMP 』を選ぶと良いでしょう。

DMM WEBCAMP

  • コースが豊富で自分の目的にあった学習を選びやすい
  • 未経験者を徹底サポート
  • 補助金最大70%給付
  • 【公式】https://web-camp.io

まとめ|インフラエンジニアに適した資格取得でキャリアアップを!

この記事をとおして、以下3つのことが分かりました。

  • インフラエンジニアとして働くために資格取得は必須ではないが、「スキルの証明」「年収アップ」「仕事の幅が広がる」メリットがある
  • インフラエンジニアのキャリアアップにおすすめな資格9選
  • インフラエンジニアへのおすすめの勉強法は「通信講座」「オンライン学習サービス」「書籍」

インフラエンジニアにとって資格取得は必須ではなく、実際に資格を取得せずに実践を積むことで活躍しているインフラエンジニアも多くいます。

しかし、自分のスキルを客観的に証明しキャリアアップしたいと考えるなら資格取得は役に立ちます。

自分の描くキャリアパスにそった資格を取得して価値の高いインフラエンジニアを目指しましょう。

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執筆者
じょう
新卒で国内大手Sierに入社しシステムエンジニアとして13年勤務。2023年4月よりフリーランスとして独立。 前職ではプロジェクトマネージャーやコンサルタントとしての役割を担い、個社の基幹システム運用やクラウド移行の案件を中心に商談〜構築〜運用まで幅広く担当。 ライターとしては経歴を活かしたIT関連の記事執筆が得意。妻は前職の同僚で現在も継続して勤務中。共働きで3児の父として子育てにも奮闘中。