システムエンジニアは「きつい」の真実|理由・対処法と仕事の魅力を解説
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システムエンジニアを続けていると、「きつい」と感じるときは誰にでも訪れるでしょう。きつい状況から脱却するには、その原因を見つけて適切に対処することが重要です。
この記事では、システムエンジニアが「きつい」と言われる理由や「きつい」と感じやすい人の特徴に触れつつ、仕事の魅力やきつい状況からの脱却方法を解説していきます。
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- 【この記事を読んでわかること】
- システムエンジニアがきつい理由は、納期・品質のプレッシャーや継続的な学習の必要性など
- ストレスに弱い人やコミュニケーション能力が低い人、向上心が低いシステムエンジニアは「きつい」と感じやすい
- システムエンジニアには、年収や将来性の高さ、大きな達成感・満足感などの魅力もある
- きつい状況から脱却するには原因が自分にあるのか、会社にあるのかを見極めて、スキルアップ・意識の向上や転職などの対策を
【結論】システムエンジニアの仕事がきついのは事実|でも魅力も多い
しーそー
「システムエンジニアの仕事はきつい?」と問われれば、きつい一面があることは否定できません。
システムエンジニアには、高度な専門性と技術が求められ、厳しい納期や品質が要求されます。納期のプレッシャーや複雑な課題への対応、顧客とのハードな交渉など、精神的・肉体的に大きなストレスを感じることも少なくありません。
しかし、システムエンジニアの仕事には多くの魅力もあります。高い専門性が求められるため、一般に年収は高水準です。また、きつい状況を乗り越えて作ったシステムが社会に貢献したり、人々の生活を便利にしたりすることに喜びを感じられる点も魅力でしょう。
このように、システムエンジニアのきつい一面と魅力的な一面は表裏一体です。自身のスキルアップや意識の変化によってきつい状況を脱却できれば、充実したエンジニアとしてのキャリアを送れるかもしれません。
この記事ではそのためのヒントを紹介しています。今「きつい」と感じている人や、「きつい」と言われるシステムエンジニアになるべきか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
では、まずはシステムエンジニアの仕事内容を振り返っておきましょう。
システムエンジニアの仕事内容
しーそー
システムエンジニアのおもな仕事内容は、システム開発プロジェクトで上流工程と呼ばれる、要件定義・設計・システムテストなどです。また、稼働中のシステムの保守や障害時のフォローなども担います。
それぞれの内容を見ていきましょう。
- 要件定義
- 設計
- システムテスト
- システム保守・障害対応
要件定義
要件定義は、プロジェクトの初期段階に位置し、システム開発の方向性や枠組みを決める重要な工程です。要件定義工程では、顧客やユーザーのニーズ・課題を明確化し、それを解決するための機能要件や非機能要件(性能・セキュリティなど)を定めます。
要件定義工程では、コミュニケーション力や分析力を発揮し、顧客から正確な要件を引き出してシステム要件に落とし込むスキルが必要です。要件が曖昧だと、後続の工程で仕様変更や追加開発が必要になり、プロジェクトの遅延やコスト超過の原因となります。
要件定義は、プロジェクトの土台となる、たいへん重要な工程です。
設計
設計は、要件定義で定めた機能要件や非機能要件をもとに、プログラムに実装するためにより具体化していく工程です。設計工程は一般に2〜3段階に分かれており、概念的な設計から実装に近い設計へと段階的に落とし込んでいきます。
システムエンジニアには、業務理解や技術的なスキル・知識に加えて、問題解決力やドキュメンテーション力など幅広いスキルが必要です。設計が不十分だと、実装・テスト工程での不具合による手戻りや、リリース後の保守効率・性能の低下などを引き起こします。
設計は、システム開発の骨格となる重要な工程です。
システムテスト
システムテストは開発プロセスの後半に位置し、実装されたシステムが求められる機能や要件を満たしているかをチェックする工程です。単体・結合テストを終えたプログラムが全体として要件通りに動作するかを確認し、バグや不具合、性能不足などの問題があれば修正します。
テスト工程では、テスト計画・ケースの策定スキルやテスト結果の分析力、発生した問題を解決する力などが必要です。システムテストが不十分だと、見落とされたバグや不具合による本番障害が発生し、対応に多くの時間とコストを費やすことになります。
システムテストは、品質を守る最後の砦として重要な工程です。
システム保守・障害対応
システムエンジニアの仕事は、システム開発プロジェクトだけに限りません。稼働中のシステムをメンテナンスし、維持管理していくことも重要な役割です。
システム保守・障害対応では、ユーザーニーズによる機能改善や予防保守、障害発生時のフォローなどを行います。保守や障害対応が適切に行われないと、機能の陳腐化やシステムの不安定化につながり、顧客満足度の低下や経済的損失を招くことにつながるでしょう。
システム保守・障害対応は、システムの安定稼働やビジネス貢献に欠かせない重要な業務です。
▼システムエンジニアの仕事内容やキャリアのことをさらに詳しく知りたい人はこちら
【IT経験者向け】システムエンジニアの仕事やキャリアを徹底解説
SE(システムエンジニア)は、システム開発において中心的な役割を担う技術者です。プログラマーからの転身や、他の分野のSEへの転職などで
以上、システムエンジニアのおもな仕事内容でした。次に、システムエンジニアが「きつい」と言われる理由を紹介していきます。
システムエンジニアの仕事がきついと言われる4つの理由
しーそー
ここまで見てきたように、システムエンジニアはシステム開発プロジェクトの初期から終盤まで中心的に関わる仕事です。その過程ではさまざまな課題・問題に直面し、「きつい」と感じる場面は少なくありません。
システムの仕事が「きつい」と言われる代表的な4つの理由を紹介します。
- 納期や品質のプレッシャーが厳しい
- 常に新しい技術を学び続ける必要がある
- 人間関係やコミュニケーションに疲弊する
- ワークライフバランスの実現が難しい
納期や品質のプレッシャーが厳しい
システムエンジニアが「きつい」と言われる大きな理由の1つは、納期や品質に対する厳しいプレッシャーです。
システム開発プロジェクトが余裕たっぷりで完了するケースはほとんどありません。多くの場合、はじめから短納期が設定されるか、途中でバッファ(スケジュールの余裕)を食い潰してギリギリになるかのどちらかです。
そんな中でも品質の妥協は許されず、遅延が発生すれば残業でリカバリーするなどの負担を強いられます。プロジェクトの佳境になるほどプレッシャーやストレスは大きくなり、システムエンジニアは「きつい」と言われる要因の1つです。
常に新しい技術を学び続ける必要がある
常に新しい技術を学び続ける必要がある点も、システムエンジニアが「きつい」と言われる理由の1つです。
IT業界の進化は速く、新たな技術やツール、開発の方法論などが次々と登場します。顧客満足度を高めるためには、常にトレンドを追いかけ、新しいスキルを身につけていかなければなりません。
日々の業務が多忙なうえに、自己研鑽にも時間と労力を費やすことは人によって大きな負担でしょう。苦労して学んだ技術がすぐに陳腐化する可能性もあり、システムエンジニアは「きつい」と感じる原因となっています。
人間関係やコミュニケーションに疲弊する
システムエンジニアが、人間関係やコミュニケーションの難しさから、「きつい」と感じることも少なくありません。
システム開発プロジェクトには、さまざまなステークホルダーが関わります。その中心で業務と技術の橋渡し役を担うシステムエンジニアは、顧客やプロジェクトマネージャー、プログラマーなど多くの人とのコミュニケーションが必要です。
大きなプロジェクトになるほど、中には話の通じない人や、一癖や二癖ある人もいるでしょう。誤解や対立で生じる人間関係の問題は、精神的な負担となり、システムエンジニアは「きつい」と感じる原因となります。
ワークライフバランスの実現が難しい
先に述べたように、システムエンジニアはプロジェクトの納期に追われることが多く、残業や休日出勤も少なくありません。ワークライフバランスの実現が難しく、プライベートとの両立を重視する人にとってはきつい仕事と感じるでしょう。
特にプロジェクトの終盤に差し掛かると、スケジュールが厳しくなり残業が多くなりがちです。また、システム障害は昼夜・休日を問わず発生し、緊急のフォローを求められます。
このように、システムエンジニアは残業や不規則な勤務でワークライフバランスの実現が難しい点も、「きつい」と言われる理由の1つです。
ここまで、システムエンジニアが「きつい」と言われるおもな理由を解説してきました。次は、職種や企業によるきつさの違いを見ていきましょう。
システムエンジニアのきつさは職種や企業によっても異なる
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ここまで見てきたように、システムエンジニアはきつい一面のある仕事ですが、きつさの度合いや種類は職種や企業によって違いがあります。以下の4つのケースを見ていきましょう。
- 【きつい】金融SE
- 【きつい】セキュリティエンジニア
- 【比較的きつくない】社内SE
- 【比較的きつくない】Web系企業
なお、ここで挙げる情報は、一般的な傾向です。きついかどうかは、実際の職場や人の感じ方によって異なるため、あくまで参考としてご理解ください。
【きつい】金融SE
金融SEとは、銀行や証券、保険会社などの金融機関のシステム開発・運用を行うエンジニアのことです。
金融機関のシステムでは顧客の大切な資産を扱うため、ミスが許されません。また、金融機関が営業していない夜間や休日の作業が多い点も特徴です。
このようなシステムを担当する金融SEは、ほかの業界のエンジニアに比べてプレッシャーや労務環境が厳しく、きつい職種の1つと考えられています。
▼金融SEがつらいと言われる理由や克服の心構えを詳しく知りたい人はこちら
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金融系SEの仕事は「つらい」という声を聞いたことがある人は多いでしょう。些細なミスが大きな障害につながることもある金融機関のシステムでは、常
【きつい】セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアとは、企業や組織の情報資産を守るためのセキュリティ対策を担うエンジニアです。
セキュリティエンジニアは、万が一、サイバー攻撃や情報漏えいが起きた場合、大きな責任を負います。また、日々進化するサイバー攻撃の脅威に備えて、常に知識や技術を学び続けなければなりません。
このように、プレッシャーや学習の負担が大きいセキュリティエンジニアは、きつい職種の1つとされています。
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「セキュリティエンジニアはつらいからやめておけ」このような言葉を聞いたことはありませんか?セキュリティエンジニアは責任が重く、エンジニアの中
【比較的きつくない】社内SE
続いては、比較的「きつい」と言われることが少ない職種や企業を紹介します。
1つ目は社内SEです。社内SEは、企業内のITインフラやシステム管理、社内向けのシステム開発を担うエンジニアを指します。
社外の顧客向け開発ではないため、納期のプレッシャーが比較的少ないことが多い点が特徴です。また、コミュニケーションの相手も社内の人間であるため、精神的な負担も少ないでしょう。
このような点から、社内SEは顧客向けにシステム開発する職種に比べて、働きやすいとされることの多い職種です。
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【比較的きつくない】Web系企業
もう1つはWeb系企業で働くシステムエンジニアです。Web系企業とは、インターネットを使ったサービスやコンテンツを提供する企業を指します。
Web系企業には新興企業が多く、フレキシブルな働き方や、創造性・自主性を重んじる文化が特徴です。変化の早いビジネス環境に対応するため、柔軟にスピード感を持って開発を進めます。
変化に対応でき、技術力を活かして自由度高く働きたい人には魅力的な場所でしょう。
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SIer企業は、顧客の要件に基づいたカスタムメイドのシステム開発を行い、多様な業界に対応する大規模プロジェクトが多いです。一方、Web企業は
以上、企業によるきつさの違いを解説しました。では、システムエンジニアは「きつい」と感じやすい人には、どのような特徴があるのでしょうか。次をご覧ください。
システムエンジニアはきついと感じる人の3つの特徴
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同じ仕事をしていても、楽しいと感じる人もいれば、「きつい」と感じる人もいるでしょう。システムエンジニアは「きつい」と感じやすい人の3つの特徴を解説します。
- ストレスやプレッシャーに弱い
- コミュニケーション能力が低い
- 新しい技術やスキルを学ぶことに興味がない
ストレスやプレッシャーに弱い
ストレスやプレッシャーに弱い人は、システムエンジニアの仕事を「きつい」と感じる場面も多くなるでしょう。
ここまで見てきたように、システムエンジニアは厳しい納期・高い品質要求・複雑な問題解決など、日々の業務で精神的な負担が大きい職種です。ストレスやプレッシャーに弱いと、仕事の質やスピードが低下したり、メンタルヘルスに影響を及ぼしたりする可能性があります。特に、大規模なプロジェクトや複雑なシステムを担当する場合は、「きつい」と感じることが多いでしょう。
ストレスやプレッシャーに弱いと自覚している人は、自分の限界を知り、無理をしないことが大切です。上司や同僚に相談し、1人で抱え込まないようにしましょう。
コミュニケーション能力が低い
コミュニケーション能力が低い人は、顧客との交渉や開発メンバーとの情報共有・調整などに苦労し、「きつい」と感じる可能性があります。
システムエンジニアが、要件定義や設計をスムーズに進めるためには、さまざまな関係者との密なコミュニケーションが不可欠です。うまく意思疎通できないと、誤解や認識相違が生じやすく、プロジェクトの遅延や品質低下の原因となります。
プロジェクトに悪影響を与えることは、仕事に対する自信や周囲の信頼感も低下させることにもつながるでしょう。コミュニケーション能力が低いと感じる人は、意識的に訓練することや、周囲にフィードバックを求めて改善を図ることが効果的です。
新しい技術やスキルを学ぶことに興味がない
IT業界の進歩は速く、新たな技術やスキルを学び続けることは、システムエンジニアとして成功するために不可欠です。
新しい技術やスキルを学ぶことに興味がないと、技術的に後れを取り、プロジェクトでの役割が限定される可能性が高まります。自分のスキル不足を感じると自信を失い、段々と仕事がきつくなっていくでしょう。
こうした状況を打開するためには、学習を楽しむ心構えを持ち、学んだことを業務に活かす成功体験を積み重ねることが有効です。
以上、システムエンジニアの仕事を「きつい」と感じる人の特徴でした。次は、きついだけではない、システムエンジニアの魅力にも触れていきましょう。
システムエンジニアはきついだけではない|3つの魅力
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これまで、システムエンジニアのきつい面を中心に見てきましたが、もちろんきついだけではない魅力もあります。代表的な3つの魅力を見ていきましょう。
- 年収が高い
- 需要や将来性が高い
- プロジェクト完遂時の達成感とやりがい
年収が高い
システムエンジニアの魅力の1つに、一般的な職種に比べて年収が高いことがあります。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、システムエンジニアを含む「ソフトウェア作成者」の平均年収は515.9万円です。国民全体の平均年収462.6万円と比較すると、50万円以上高いことがわかります。
職種 | 平均年収(万円) |
---|---|
ソフトウェア作成者 | 515.9 |
全職種 | 462.6 |
今や、業界や業種を問わず、企業の成長にITの力は欠かせません。システムを開発・維持するためにはシステムエンジニアが必要です。高度な専門知識と技術力を持つ人材は重宝され、高い報酬が期待できるでしょう
需要や将来性が高い
デジタル化が進む現代社会において、システムエンジニアは今後も高い需要と将来性が期待できる点も魅力の1つです。
技術の進歩やDX(デジタルトランスフォーメーション)の広がりにより、IT需要は拡大しており、システムエンジニアへの需要も高まっています。経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によると、IT人材は2018年時点で22万人が不足しており、2030年には最大で79万人が不足するとの予測です。
あらゆる産業のIT活用の基盤を作り上げ、維持・進化させるシステムエンジニアは、需要と将来性の高い職種と考えられています。
プロジェクト完遂時の達成感とやりがい
システムエンジニアという職種のメリットを2つ挙げましたが、最後は仕事の魅力を挙げましょう。それは、プロジェクトを完遂したときの達成感とやりがいです。
システム開発の過程では、技術的な課題や品質・予算の問題、進捗の遅れなどさまざまな困難に直面します。しかし、それらを乗り越えてシステムをリリースし、安定稼働を迎えたときの達成感や満足感は、ほかの多くの仕事では味わえないものです。そして、苦労して作り上げたシステムが顧客ビジネスに貢献し、感謝されることは大きなやりがいとなります。
このように、システムエンジニアの仕事はきつい場面も多くありますが、その先に達成感とやりがいが待っている点が大きな魅力です。
以上、システムエンジニアの魅力を紹介しました。ここからは、「きつい」と感じている状況から脱却するための方法を解説していきます。
きつい原因が自分にあるなら意識やスキルを高めよう|3つの方法
しーそー
システムエンジニアの仕事が「きつい」と感じている原因が自分にあると感じるなら、仕事への意識やスキルを高めて、きつい状況からの脱却を目指しましょう。3つの対処例を紹介します。
- 時間管理スキルを磨く
- ストレス耐性を高める
- できる人の仕事の進め方を真似る
時間管理スキルを磨く
納期のプレッシャーや、次々に押し寄せるタスクに苦しむシステムエンジニアは、時間管理のスキルを磨くことがおすすめです。
たとえば、タスクを小さく分割してToDoリストを作成し、優先順位と期限を設定することが挙げられます。それにより、漠然としていた作業の目標が明確になって、日々の業務で小さな達成感を得ることが可能です。
何からどう片付ければ良いか分からず「きつい」と思っていた仕事も、しっかりと整理されたタスクに落とし込んで計画通りこなしていければ、心にも余裕が出てくるでしょう。予定と進捗が明確になり、作業効率の向上やオーバーワークの防止にも役立ちます。
ストレス耐性を高める
上司や顧客からの要求や日々発生する課題などのストレスで「きつい」と感じているシステムエンジニアは、ストレス耐性を高めることが効果的です。
ストレス耐性とは簡単にいえば、嫌なことは早く忘れて、ものごとに前向きに取り組める力を指します。システム開発で、ストレスの元となる事象をなくすことは困難です。であれば、ストレスによる生産性の低下やメンタルの不調を避けるためのストレス耐性を強化しましょう。
ストレス耐性を高めるには、運動や趣味などのストレス発散方法を見つける・適切な休息をとる・メンタルヘルス研修を受けるなどの方法があります。ストレス耐性を高めることは、心身を健康に保ち、システムエンジニアとして長く活躍するためにも重要です。
できる人の仕事の進め方を真似る
仕事を思ったように進められずに「きつい」と感じている人は、周囲の仕事ができる人の進め方を真似ることが有効です。
できる人の仕事ぶりをよく観察したり、積極的に質問したりして良いところを取り入れましょう。最初は真似でも構いません。徐々に自分に合わせてカスタマイズしていくと良いでしょう。
書籍やWebサイトなどで一般論を学ぶのも良いですが、自社の仕事のやり方に合った進め方を学ぶには、身近にいるお手本となる人から学ぶのが一番です。
以上、きつい原因が自分にある場合の対処法でした。次は、きつい原因が会社にある場合の対処法を紹介します。
きつい原因が会社にあるなら転職を考えよう|転職成功の3つのポイント
しーそー
仕事がきつい原因が自分ではなく、会社にあると感じるなら、転職して環境を変えることも1つの手段です。たとえば、ブラックな企業風土や希望の仕事ができない場合などは、個人の努力でなかなか解決できるものではありません。
転職を成功させるための3つのポイントを紹介します。
- 転職理由や希望のキャリアプランを明確にする
- 自分の市場価値を知る
- 企業が求める人材像とマッチする転職先を選ぶ
転職理由や希望のキャリアプランを明確にする
転職を成功させるためにまずやるべきことは、転職を考える理由と、転職後のキャリアプランを明確にすることです。
転職理由は、単に現在の職場がきついから逃れたいという消極的なものではなく、どのような職場環境・役割を求めているのかを自問・自答しましょう。そこから、転職によってどのようなキャリアを築いていきたいのかを具体的にすることが重要です。
こうしたプロセスを通じて、転職で目指す方向性が明確になり、面接時に自己PRやキャリアプランを自信と説得力を持って伝えられるでしょう。
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自分の市場価値を知る
自分のスキルや経験が転職市場でどのように評価されるかを知ることは、転職を成功させるための重要なポイントです。
自分の市場価値を知ることで、転職でどの程度の給与やポジションを得られるか、どのような企業からのオファーが期待できるかを把握できます。また、足りないスキルがある場合には、転職に備えて習得し市場価値をより高めることも可能です。
自分の能力を過小評価していた人は自信を深めて、逆に過大評価していた人は現実的な目標を再設定することで、転職成功の可能性を高められるでしょう。
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企業が求める人材像とマッチする転職先を選ぶ
求人に応募する際には、自分のスキルや価値観が、企業の求める人材像や企業文化にマッチしているかを慎重に見極めることが重要です。
とりあえず採用されたからという理由だけで転職してしまうと、仕事内容や企業文化が合わずにストレスを抱えて、転職先でも「きつい」と感じてしまう可能性が高まります。企業の採用ページや口コミ・面接などを通じて、企業がどのような人材を求めているのか、どのような働き方を推奨しているのかを確認しましょう。
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まとめ|システムエンジニアがきついのは事実だが魅力も多い仕事
しーそー
この記事を通して、以下のことがわかりました。
- システムエンジニアがきつい理由は、納期・品質のプレッシャーや継続的な学習の必要性など
- ストレスに弱い人やコミュニケーション能力が低い人、向上心が低いシステムエンジニアは「きつい」と感じやすい
- システムエンジニアには、年収や将来性の高さ、大きな達成感・満足感などの魅力もある
- きつい状況から脱却するには原因が自分にあるのか、会社にあるのかを見極めて、スキルアップ・意識の向上や転職などの対策を
システム開発プロジェクトの中心的な役割を担うシステムエンジニアは、常に納期や品質の要求に追われる厳しい仕事です。プレッシャーや、次々に降りかかる課題・問題に「きつい」と感じる人は多いでしょう。
しかし、自身がスキルや意識を高めて前向きに取り組むことで、「きつい」を乗り越えてシステムエンジニアの魅力を再発見できるはずです。
現在の環境ではきつい状況から抜け出せない場合には、転職や独立を視野に入れるのも良いでしょう。その際は、ぜひ「エイジレス」にご相談ください!
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