フリーランス経理の需要や年収|独立のメリット・デメリットを解説
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コストの最適化を図るため、経理を外注する企業も少なくありません。豊富な経理経験を持つ人の中には、フリーランスを検討する人もいるでしょう。 この記事では、フリーランス経理の需要や年収など、経理として独立を目指す人に役立つ内容を解説します。
- 【この記事を読んでわかること】
- フリーランス経理は業務委託で仕事を受注する
- フリーランス経理の需要は拡大傾向にある
- 仕事量を調整して収入を増やせるなど、フリーランス経理として働く3つのメリット
- 独立し始めは収入が不安定など、フリーランス経理として働くデメリット
フリーランスにおすすめの案件探し方法
フリーランスエージェントは、それぞれ保有している案件が異なるため、2〜3社に登録しておくと収入が途絶えるリスクを軽減できます。
迷った場合は、実績が豊富な『Tech Stock』や、年齢不問/ハイクラス案件特化の『エイジレスフリーランス』がおすすめです。
①Tech Stock
20年目の実績があるフリーランス案件紹介サイト。これまでに築いた信頼により月80万円をこえる高単価案件も多数あります。
スキルアップや税務関連のサポートなど、フリーランス向け福利厚生サービスも利用可能なため、まだどこにも登録していない人でも安心して利用できます。
【公式】https://tech-stock.com/
②エイジレスフリーランス
年齢不問/上流商流のハイクラス案件に特化したエージェント。
SIer・コンサル・大手SESなどの案件を多数保有しており、ユーザーからの評判が良く誠実な対応も強みです。
【公式】https://freelance.ageless.co.jp/
フリーランス経理は業務委託で仕事を受注する
フリーランス経理はその他のフリーランスと同様、企業と業務委託契約を交わして仕事を受注します。1つあるいは複数のクライアントの経理業務を請け負うなど、働き方は自分次第です。
クライアントの方針やコンプライアンス、業務内容はそれぞれ異なるため、柔軟な対応力が求められます。
経理として正社員で働く場合は、マニュアルや指導者にしたがって用意された業務をこなすなどプロセスは決まっているのが一般的です。一方、フリーランス経理は案件の取得・契約手続き・案件に関するコミュニケーション・成果物の納品などをすべて自分で行わなければなりません。
そのため、蓄積したノウハウが必要になるでしょう。
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フリーランス経理のおもな業務内容5つ
フリーランス経理は企業に勤める経理と同じように、おもに以下5つの仕事を行います。
- 仕訳・会計ソフトへの記帳
- 請求書や領収書の発行および整理
- 入出金管理・売掛金と買掛金の管理
- 給与台帳の作成
- 決算関連・年末調整
加えて、企業の予算と実績を管理する予実管理を行う場合もあります。企業が定めた目標に対して確実に実行できているかどうかを判断し、課題の改善、または売上の向上につながる提案を行うなど重要な役割を担います。経理として高いスキルがあれば、フリーランスとして活躍できるでしょう。
フリーランス経理の年収は300〜500万円未満の割合が高い
ビジネス系に含まれるフリーランス経理の年収は、300〜500万円未満・500〜800万円未満・100〜300万円未満の順に、それぞれ29%・20%・17%の割合となりました。以下のグラフをご覧ください。
ただし、これはフリーランス・ビジネス系の結果であり、あくまで目安です。フリーランス経理の場合は、料金体系・報酬価格をある程度自分で設定できます。フリーランス経理では、仕訳の1科目ごとに料金設定する場合のほか、時給またはプロジェクト契約料金として設定するのが一般的です。スキル次第では高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。
次の項目では、フリーランス経理の需要について解説します。
フリーランス経理には豊富な実務経験が求められる
実務経験3年以上でなおかつ日商簿記2級以上など、能力を客観的に判断できるポートフォリオがあると、フリーランス経理として活躍できる可能性があるでしょう。
経理業務は記帳・請求書処理・経費精算といった日時・月次業務のほか、決算や年末調整などの年次業務を行います。幅広い業務範囲を実務経験2年以内に網羅するのは難しい場合が多いため、3年以上の実務経験が求められる場合もあります。
また、経理で扱う会計ソフトや表計算処理ソフトなどに関するITリテラシーも必要です。今後はAIを活用したソフトウェアの活用が見込まれています。
経理業務に必要なスキルに加えて、コミュニケーション能力や営業力があると、継続案件を獲得しやすくなります。案件獲得の際は、クライアントそれぞれのニーズに合う提案を行いましょう。
フリーランス経理の需要は拡大傾向にある
近年、フリーランス経理の需要は拡大傾向にあるといえます。
「フリーランス白書2021-2022」の資料によると、経理が含まれる事務・バックオフィス系のフリーランスの割合は、2021年の3.2%から2023年の4.6%まで増加しました。
2023年 | 2022年 | |
---|---|---|
クリエイティブ・Web・フォト系 | 26.6% | 20.2% |
エンジニア・技術開発系 | 14.8% | 17.2% |
出版・メディア系 | 9.9% | 9.5% |
コンサルティング系 | 7.9% | 8.6% |
通訳翻訳系 | 7.3% | 11.1% |
事務・バックオフィス系 | 4.6% | 3.2% |
参考:フリーランス白書2023|フリーランス協会
参考:フリーランス白書2022|フリーランス協会
フリーランスの中では少ないとはいえ、2023年の調査では6番目に高い割合となっています。
次の項目は、フリーランス経理として働くメリットです。
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フリーランス経理として働く3つのメリット
フリーランス経理として働く3つのメリットは、以下のとおりです。
- 仕事量を調整して収入を増やせる
- 受注する案件を選択してスキルアップを図れる
- ワークライフバランスを調整できる
それぞれ解説します。
仕事量を調整して収入を増やせる
フリーランス経理として働く1つ目のメリットは、自分で仕事量を調整して収入を増やせることです。複数のクライアントから多くの案件を受注する、あるいは毎月一定量の案件をこなし、生活できる範囲で収入を得るという選択もすべて自分の裁量次第で決まります。
営業などとは違い、頑張りが給与に反映されづらいことが、正社員として経理で働くうえでの課題です。
しかしフリーランス経理なら、仕事量が収入に直結します。蓄積したノウハウを持つ、あるいはフリーランスとして大企業の複雑な経理業務に携わった経験など、充実したポートフォリオがあると案件を取得しやすいでしょう。
受注する案件を選択してスキルアップを図れる
案件の内容を選択して、スキルアップを図れることがフリーランス経理の2つめのメリットです。
自身の得意な内容の案件を選択して専門性をさらに高めることも、不得意な分野に挑戦して弱点を克服することもできます。たとえば、財務分析に関連する案件を取得し、経験を養うことによって企業のアドバイザーとして活躍できる場合もあるでしょう。
また、経理としてのスキルに加えて、ビジネスに必要なスキルも養えます。フリーランスは、案件を獲得するための営業・成果物についてのやり取り・納品・請求書の発行などをすべて1人で行うためです。
企業はこうした業務を部署ごとに分担して行うため、汎用的なスキルを得るのは困難ですが、フリーランスなら可能です。
積極的に案件を取得して自身の価値を高めることが、フリーランス経理としての活躍につながるでしょう。
ワークライフバランスを調整できる
3つめのメリットはワークライフバランスを調整できることです。仕事量を調整し、休日を自由に決められるフリーランス経理は、正社員よりも仕事と生活のバランスを整えやすいといえます。
フリーランス経理は、クライアントから依頼された業務を納期までに仕上げる必要があるものの、正社員とは異なりパソコンとインターネット環境さえあれば自由な場所で働けます。加えて、移動時間や就業規則に縛られません。
正社員として経理で働く場合、期末前などの繁忙期に業務量が増加することによって、休みを取得しづらいこともあります。しかしフリーランス経理なら、体調不良あるいは結婚式など必要なタイミングで休日を取得し、ワークライフバランスを調整できます。
フリーランス経理で働くと、紹介した3つのメリットが得られる一方、デメリットも生じる場合があります。次は、フリーランス経理で働くデメリットについて解説します。
フリーランス経理で働くデメリット
フリーランス経理で働くデメリットは次のとおりです。
- 独立し始めは収入が不安定
- 社会保険・福利厚生がない
それぞれ解説します。
独立し始めは収入が不安定
独立し始めは収入が不安定になる場合があります。独立し始めはフリーランス経理としての実績が少ないためです。企業は即戦力となるフリーランスを求めており、自社の案件に対応できるかスキルを判断する際は、過去の実績を参考にする場合も少なくありません。
フリーランスとしての活動経験が3年に満たない場合は、評価してもらえない場合もあるでしょう。そのため、正社員時代に携わってきた業務や専門スキルを上手く伝えることが重要です。
経理を含む多くのフリーランスは、継続案件や高単価案件を取得することによって収入の安定化を図ります。複数の企業からの継続案件を獲得することによって、安定した収入につなげましょう。
社会保険・福利厚生がない
企業に勤める正社員の場合、厚生年金や健康保険などの社会保険への加入義務が設けられている一方、フリーランスには特定の条件以外において加入義務はありません。そのため、保険料など全額を自己負担して加入します。
多くの案件を獲得することによって収入を増やせる一方、出費も多いということを理解しておきましょう。
フリーランス経理案件の取得にはフリーランスエージェントを活用する
フリーランス経理案件の取得にはフリーランスエージェントを活用するといいでしょう。フリーランスエージェントでは、フリーランスの案件獲得の営業から契約締結までを代行します。フリーランスが希望する条件に合う案件を獲得するサービスです。
専属のエージェントがフリーランスそれぞれの希望条件をヒアリングし、スキルに合った案件を提案するほか、キャリアコンサルティングやスキルの棚卸しによって単価アップやキャリアプランなども相談できます。
フリーランス経理として蓄積した実績がない、または継続案件を獲得したいなど、困った場合には活用するのも1つの手段です。
フリーランスにおすすめの案件探し方法
フリーランスエージェントは、それぞれ保有している案件が異なるため、2〜3社に登録しておくと収入が途絶えるリスクを軽減できます。
迷った場合は、実績が豊富な『Tech Stock』や、年齢不問/ハイクラス案件特化の『エイジレスフリーランス』がおすすめです。
①Tech Stock
20年目の実績があるフリーランス案件紹介サイト。これまでに築いた信頼により月80万円をこえる高単価案件も多数あります。
スキルアップや税務関連のサポートなど、フリーランス向け福利厚生サービスも利用可能なため、まだどこにも登録していない人でも安心して利用できます。
【公式】https://tech-stock.com/
②エイジレスフリーランス
年齢不問/上流商流のハイクラス案件に特化したエージェント。
SIer・コンサル・大手SESなどの案件を多数保有しており、ユーザーからの評判が良く誠実な対応も強みです。
【公式】https://freelance.ageless.co.jp/
まとめ
- フリーランス経理は業務委託で仕事を受注する
- フリーランス経理の需要は拡大傾向にある
- 仕事量を調整して収入を増やせるなど、フリーランス経理として働く3つのメリット
- 独立し始めは収入が不安定など、フリーランス経理として働くデメリット
本記事では、フリーランス経理として独立を検討する人に役立つ情報を解説しました。
豊富な実務経験など、市場評価を得られるような実績があればフリーランス経理として活躍できる可能性があります。独立し始めは案件の取得が難しいこと、社会保険・福利厚生がないことを念頭に、挑戦してみてください。
経理のほかにも、未経験からエンジニアなど、フリーランスで活躍する人も少なくありません。フリーランス案件を探しているなら、エイジレスフリーランスに相談してみてください。
エイジレスフリーランスでは、エンジニアやIT系に特化した業務委託案件を豊富に取り扱っています。中には、実績になるような大規模なシステム開発などに関わる案件もあり、これまでの経験を活かして働けます。
ぜひ一度相談してみてください。