経理への転職で後悔した理由6選!転職する際のポイントや注意点も
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経理の仕事に、落ち着いた労働環境で体力的にも無理なく働けるイメージを持つ人は少なくないでしょう。しかし、業務内容や特性を詳しく調べずに転職すると、後悔することもあります。この記事では、経理への転職で後悔した理由と転職時の注意点を紹介します。
- 【この記事を読んでわかること】
- 繁忙期には休日を取得しづらいなど経理への転職で後悔した理由6選
- キャリアの棚卸しを行い適正を見極めるなど経理への転職で後悔しないためのポイントと注意点
- 簿記の知識など経理業務に必要なスキル
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- 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
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さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。
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経理への転職で後悔した理由6選
経理への転職で後悔した理由に多いのは、次の6つです。
- 会計の専門知識が必要
- 給与に恵まれているわけではない
- 業務がルーティーンワーク
- 繁忙期などタイミングによっては休日を取得しづらい
- 職場での人間関係にストレスを感じる場合がある
- 会計ソフトやAIの活用によって仕事が減る可能性がある
それぞれ解説します。
1.会計の専門知識が必要
経理への転職後、会計の専門知識が必要なことに気づき、後悔する人は少なくありません。経理は、企業における仕入や販売などの売上・仕入の記録のほか、給与・保険料の計算・固定資産や減価償却の管理といった会計処理にも対応します。
未経験者を対象に採用する企業はあるものの、基本的な知識が身につくまでは重労働と感じる場合もあるでしょう。多様な業務に対応するために、身につけなければならない知識は多くあります。自身の簿記の知識や論理的思考力などを総合的に判断したうえで、転職は慎重に判断しましょう。
2.給与に恵まれているわけではない
一般的な事務職より経理の給与の方が高い傾向はあるものの、恵まれているわけではありません。職業安定業務統計の求人賃金を基準とし、一般基本給と賞与を合わせて時給換算すると、経理事務員の基準値は1,136円となりました。これは、職業合計の基準値1,175円よりも39円安い時給額です。製造業の技術者と建築土木技術者がそれぞれ1,246円、1,408円であることからも、経理事務員の給与は恵まれているとは言えません。
参考:職業安定業務統計の求人賃金を基準値とした一般基本給・賞与等の額(時給換算)|厚生労働省
ただし経理は、会計全体の知識が身につく上、どの業界・企業にも欠かせないポジションであるため、転職しやすいというメリットがあります。企業によって給与は異なるので、事前に複数の企業を比較するといいでしょう。
3.業務がルーティーンワーク
仕入や売上、現預金の管理など、経理はルーティーンワークを行うのが一般的です。ルーティンワークとは、繰り返し行う定型化した業務を指します。成果やスキルに見合った報酬など、やりがいを求めて転職した場合は後悔することもあるでしょう。
仕事のやり方や手順は、定型化された作業マニュアルによって標準化されています。日々の業務をこなすことによって多くの社員が一定の業務に対応できるようになるため、評価に差がつきにくいといえます。誰でも差がなく効率的に作業できることは企業にとってプラスですが、向上心を持って働く人にとっては物足りなく感じることもあるでしょう。
同じ作業の繰り返しやコツコツ積み重ねる業務などが得意な人には向きますが、新しいことへのチャレンジを望む人には向かない場合もあります。自身の特性を見極めて転職は慎重に検討しましょう。
4.繁忙期などタイミングによっては休日を取得しづらい
繁忙期には休日を取得しづらい場合があります。領収書・請求書・給与台帳の作成のほか、決算書の作成・税務会計などを行う経理の仕事は、月次決算や年次決算などに業務が集中しがちです。
一般的には3~6月または12月~1月を決算期に定める企業が多いため、その前後の期間は忙しくなり、残業になることもあるでしょう。残業が増えると、育児や介護、家事などをこなしながら働く人にとっては生活との両立が困難になります。
リモートワークなフレックスタイムなど、柔軟な勤務体制を構築している企業を選択するのも1つの手段です。一定期間が多忙なことに変わりありませんが、少しでもワークライフバランスを整えやすい企業を選びましょう。
5.職場での人間関係にストレスを感じる
多くの人とかかわらず、業務を淡々とこなすイメージを持って転職した場合、職場での人間関係にストレスを感じることもあるでしょう。経理には、購買部・製造部・企画部・営業部といった多くの部署との連携をとって進める業務もあります。
企業のサービスを販売する営業部とは、顧客契約の有無や取引内容の詳細を確認するためにコミュニケーションを取ることもあります。入金確認後に単価や数量が合わない場合には、経理から営業部に報告して顧客へ問い合わせを行ってもらうなどの連携を図ることもあるため、人とのコミュニケーションが苦手な人は苦労するでしょう。
多くの人と連携を取る場合があることを念頭に置き、転職を検討しましょう。
6.会計ソフトやAIの活用によって仕事が減る可能性がある
会計ソフトやAIの活用によって、経理の仕事は減少する可能性があります。現時点ですべての経理業務が代替されることはありません。しかし、日常生活の多くがAIなどの技術革新によって効率的になるのと同じように、人手を使って単純業務を行う機会は減るでしょう。
たとえば会計ソフトでは、仕訳方法や支払条件を登録することによって、これまで手作業で行っていた業務を自動化できます。AIでは、仕分け業務や税務申告、決算書分析などの自動化も可能です。
実際、OpenAIの「チャットGPT」に〇〇円の商品を売上げた場合の仕訳を聞くと、ほとんど正解に近い答えが返ってきます。複雑な仕分けの場合は間違うこともありますが、高い学習機能によって進化します。精度が高まれば今後の経理業務における活用が増えるでしょう。
もちろん、会計ソフトやAIのみで業務をすべて対応することは困難です。経理に必要な知識に加えて、会計ソフトやAIでは代替できない管理スキルなどを身につけておくといいでしょう。次の項目では、経理への転職後に後悔しないための注意点を解説します。
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経理への転職後に後悔しないためのポイントと注意点
経理への転職後に後悔しないためには、次の3点を押さえておきましょう。
- キャリアの棚卸しによって経理への適性を見極める
- 希望の条件に合った企業に転職する
- 経理業務に必要なスキルを取得しておく
それぞれ解説します。
キャリアの棚卸しによって経理への適性を見極める
キャリアの棚卸しを行い、スキルを可視化して経理への適性を見極めることが重要です。キャリアの棚卸しでは、職務経歴または私生活を通して培った経験を時系列で掘り下げることによって、自分では認識できなかったスキルを発見できます。
ブログなどの趣味を通して得たパソコンスキルや学生時代に取得した簿記の資格など、経理に役立つスキルがあると転職しやすくなるでしょう。また、趣味や仕事でコツコツと作業を続けていた経験や計画立てて物事を進めることが得意な人は、経理への適正があるといえます。
希望の条件に合った企業に転職する
転職後に後悔しないように、希望条件に合った企業に転職しましょう。キャリアの棚卸しで自己分析した結果をもとに希望条件を設けたうえ、企業の労働条件など重要事項を確認します。契約期間や就業場所などの基本事項はもちろん、テレワークなど柔軟な勤務体系への対応・組織体制・従事する業務の内容・賃金や勤務時間・休日などは企業によって異なります。
希望条件に優先順位をつけておくと、転職先を選定しやすくなるうえ、転職後の後悔の予防にもなるでしょう。
経理業務に必要なスキルを取得しておく
経理業務に必要なスキルを取得しておくと、転職後、業務への対応がスムーズになります。仕入や売上および現金預金の管理・伝票起票・仕訳には簿記の知識が必要です。会計ソフトへの入力、請求書や領収書の整理などには管理的なスキルも必要になるでしょう。
経験によって養われるスキルもありますが、経理に役立つ資格などを事前に取得しておくと、転職後の業務負担を軽減できます。転職後に後悔しないためにも、キャリアの棚卸しによって自身のスキルを可視化し、足りない部分を身につけておきましょう。
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経理業務に必要な3つのスキル
経理業務に必要なスキルは、おもに3つあります。
- 簿記の知識
- 論理的思考力(ロジカルシンキング)・コミュニケーションスキル
- パソコン・ソフトの活用スキル
それぞれ解説します。
1.簿記の知識
経理業務では簿記の知識が欠かせません。伝票の処理やデータ入力などを日常業務で行うため、簿記の基礎となる仕訳の基本や資産・負債・純資産・費用・収益などの区別、財務諸表の構造・仕組みなどの知識が必要です。日商簿記2級以上を取得しておくと評価されるでしょう。
業界や企業によっては商業簿記に加えて、工業簿記といった知識が求められる場合があります。 労務費や材料費、製造間接費など工業簿記特有の勘定科目があるうえ、原価計算が必要になるなど商業簿記より試験の難易度は高いです。取得しておくことによって、採用の評価になったり、転職後スムーズに業務を遂行したりできるでしょう。
2.論理的思考力(ロジカルシンキング)・コミュニケーションスキル
企業の資金の流れを数値化する経理には、論理的思考力(ロジカルシンキング)が必要です。論理的思考力とは、物事を体系的に捉え、わかりやすく整理・分析する考え方です。
決算書の二重形状や計算ミスなど、経理の日常業務における問題解決のほか、他部署とのコミュニケーションにも役立ちます。相手の意見や考えを正確に理解するための聴く力、自分の意見や考えを正確に伝える力などのコミュニケーション能力は、論理的思考力を身につけることによって養われます。
また、デジタル化の進行にともない、経理には基本業務以外に管理能力や課題・戦略を分析提案できる能力が必要になることが見込まれます。論理的思考力を身につけておくと、1人の経理人員のみならず貴重な戦力として重宝されるでしょう。
3.パソコン・ソフトの活用スキル
エクセルやワードなどの基本的なパソコンソフトの活用スキルを身につけておきましょう。経理には、報告書や請求書を作成する業務があります。わかりやすい報告書を作成するために、テンプレートや表の作成、エクセルであればSUM(合計)関数などに慣れておくといいでしょう。
エクセルやワードのほかにも、経理では会計ソフトなどを使用する場合があります。会計ソフトはそれぞれ使い方は異なるものの、比較的に未経験でもわかりやすいインターフェースになっています。そのため、転職後に使いながら慣れるといいでしょう。まずは、エクセルやワードなどの活用スキルを身につけておくことが重要です。
▼セカンドキャリア形成のために年代別ですべきことはこちら
セカンドキャリア形成のため年代別にすべきことと5つのポイントを紹介
セカンドキャリアとは、人生における2番目の仕事を指します。スキルや経験を活かして転職するほか、女性の場合、出産・育児を終えた後に形成す
まとめ
- 繁忙期には休日を取得しづらいなど経理への転職で後悔した理由6選
- キャリアの棚卸しを行い適正を見極めるなど経理への転職で後悔しないためのポイントと注意点
- 簿記の知識など経理業務に必要なスキル
本記事では、経理への転職で後悔しないために必要な情報を解説しました。転職はキャリア形成において重要な選択の1つです。自身の培ったスキルや経験を活かしてさらに活躍したい、新しいことを学びたい、より良い労働条件で働きたい人は検討してみてはいかがでしょうか。
経理のほかにも、未経験からエンジニアなど、フリーランスで活躍する人も少なくありません。フリーランス案件を探しているなら、エイジレスフリーランスに相談してみてください。
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