アプリケーションエンジニアに役立つ資格7選!難易度や合格率も解説
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「アプリケーションエンジニアになりたいけど、資格をとるメリットを知りたい」と考えている人がいるでしょう。 資格の取得はスキルの底上げになる・転職時に有利に働くなどメリットが多いです。 本記事では資格取得のメリットや勉強方法を解説します。
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- 【この記事を読んでわかること】
- アプリケーションエンジニアの仕事に、必ずしも資格は必要ない
- 資格を取得すれば知識を体系的に習得でき、スキルの底上げや転職に有利になるメリットがある
- おすすめな資格の上位3位は、国家資格でもある基本情報技術者、応用情報技術者、システムアーキテクト
- 勉強法は書籍・Webの活用やエンジニア勉強会への参加がおすすめ
アプリケーションエンジニアが資格を取得するメリット
アプリケーションエンジニアに限らずIT系の仕事は免許や資格が不要で、技術や実績があれば業務を行えるため、資格は必須ではありません。
一方で、資格を取得することで以下2つのメリットを享受できます。
- 知識を整理してスキルを底上げできる
- 転職活動に活用できる
この章では、各メリットの詳細を解説します。
知識を整理してスキルを底上げできる
資格を取得することで得られるメリットとして、スキルの底上げがあります。
プログラミングの知識は幅広く個別に学ぶだけでは断片的な知識が増えるだけで、全体像を把握しにくくなるでしょう。
以下のように、たとえばご自身がどの分野を強化したいのかによって、取得目標となる資格が異なります。
- ITの基礎知識やシステム開発の基礎を学ぶなら基本情報技術者試験
- セキュリティの知識を高めたいなら情報セキュリティマネジメント試験
- Javaの基礎固めが目的ならJavaプログラミング能力認定試験
資格の取得は特定のテーマや分野に焦点を当てて体系的に学ぶ機会になるため、資格取得のための勉強を積み重ねることで、強化したい分野の基本から応用まで網羅的に学ぶことができます。
転職活動に活用できる
もう一つのメリットは、スキルをアピールすることで転職活動に有効活用できることです。
転職活動ではアプリケーションエンジニアではない人事担当者が書類選考を行う可能性があります。
アプリケーションエンジニアに関連する資格が充実していれば、ITの知識に精通していない人事担当者でも転職者のスキルを把握でき、書類選考がスムーズになる可能性があるでしょう。
前述したとおりアプリケーションエンジニアの仕事は技術と実績で評価されるため、資格のみで転職することは難しいです。
実績と資格の両面を充実させることができれば希望する企業に転職しやすくなり、キャリアアップにつながるでしょう。
アプリケーションエンジニア関連の資格を取得すると、以上の様なメリットを享受できます。
次の章ではアプリケーションエンジニアにおすすめな資格をランキング形式で解説します。
アプリケーションエンジニアにおすすめな資格ランキング
アプリケーションエンジニアには、以下の資格がおすすめです。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- システムアーキテクト試験
- Javaプログラミング能力認定試験
- C言語プログラミング能力認定試験
- LPIC-1
- Android技術者認定試験
アプリケーションエンジニア向けの資格を幅広くカバーしているので、気になる資格があればチェックしましょう。
▼アプリケーションエンジニアに求められるスキル・知識などについて詳しく知りたい人はこちら
アプリケーションエンジニアの仕事内容や必要なスキルとは?
この記事を読んでいる方の中にはアプリケーションエンジニアへの転身を考えている人も多いのでしょう。そして、仕事内容や年収など、気になっ
おすすめ度1位:基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は情報処理推進機構が認定する資格試験で、経済産業省が認定する国家資格です。
ITの基礎知識からシステム開発の基本的な知識や技能を問われる試験のため、アプリケーションエンジニアとしてステップアップを考えているなら、手始めに取り組む資格としておすすめです。
難易度・合格率
難易度としてはやや高めの合格率20〜30%で、業務経験者でも勉強せずに挑めば合格は難しいでしょう。
受験資格・受験料
受験資格は特に設けられておらず、誰でも受験が可能です。
受験料は7,500円(税込)で、クレジットカード支払いやコンビニ支払いに対応しています。
目安となる勉強時間
勉強時間の目安としては200時間前後で、1日2〜3時間の勉強時間を確保できるなら3ヶ月程度は必要となるでしょう。
資格の維持要件
試験合格後の維持要件は特にありません。
おすすめ度2位:応用情報技術者試験
応用情報技術者試験も基本情報と同様、情報処理推進機構が認定する国家資格です。
システムの企画や要件定義、開発やサービスリリース後の安定運用を行えるだけの知識を問われます。
メンバーポジションからシステム開発の上流工程を任され始める中堅エンジニアであれば、知識の整理に役立つ資格です。
難易度・合格率
応用情報の合格率は20%前後です。基本情報と変わらない合格率ですが、午後問題が記述式になるなど対策が必要です。
受験資格・受験料
基本情報と同様に受験資格がなく、誰でも試験を受けることが可能です。
受験費用は7,500円(税込)で、基本情報技術者試験と同様にクレジットカード支払いやコンビニ支払いに対応しています。
目安となる勉強時間
目安となる勉強時間は実務経験者なら200時間前後で、1日2時間以上の学習で3ヶ月前後です。
資格の維持要件
維持要件は基本情報と同様で、特にありません。
おすすめ度3位:システムアーキテクト試験
システムアーキテクト試験は基本情報、応用情報同様の国家資格です。
情報処理推進機構には「高度試験」と呼ばれる試験があります。
応用情報の上位試験として位置づけられており、システムアーキテクト試験は高度試験にあたる試験です。
システムアーキテクトはネットワークやサーバーなどのインフラ関連の知識を含めシステム全体を構築できる人材であることの証明になります。将来的にみずからが主導してシステム開発を行いたい場合、取得を検討しましょう。
難易度・合格率
システムアーキテクト試験の合格率は15%前後で、基本情報や応用情報よりも低くなります。
受験資格・受験料
受験資格や受験費用は、基本情報や応用情報と同じく7,500円(税込)で誰でも受験可能です。
目安となる勉強時間
目安となる勉強時間は100〜200時間。応用情報の合格者であれば勉強時間のボリュームが近いでしょう。
資格の維持要件
基本情報、応用情報と同様に維持要件はありません。
おすすめ度4位:Javaプログラミング能力認定試験
Javaプログラミング能力認定試験とは、サーティファイ情報処理能力認定委員会が認定する資格です。
Javaの知識を持ちオブジェクト指向やアプレット、Javaアプリケーションを作成する能力を証明できます。
Javaは2020年時点においてもアジアを中心に世界中で利用されているプログラム言語です。Javaの知識があると、エンジニアとしての市場価値は高まるでしょう。
難易度・合格率
2021年の各級平均の合格率は59%で、受験者の約半数が合格している試験です。
受験資格・受験料
受験資格はなく、学歴や年齢関係なく受験できます。
受験料は各級で異なりますが、5,200円(税込)〜7,800円(税込)で受けることができます。
目安となる勉強時間
サーティファイのモデルカリキュラムを基準にした場合、勉強時間の目安は以下のとおり。
- 3級:110時間
- 2級:100時間
- 1級:70時間
基礎から始める分、3級の勉強時間は長いですが上位の級は必要なポイントをおさえた学習だけなので勉強時間が少なくなります。
参考:株式会社サーティファイ
資格の維持要件
合格後の更新料や合格者講習は発生しません。
おすすめ度5位:C言語プログラミング能力認定試験
C言語プログラミング能力認定試験もサーティファイが認定する資格です。
C言語の概念を理解する3級、500行程度のプログラムを作成できる2級、言語処理系(コンパイラ)やユーティリティの作成が行える1級と難易度が分かれています。
C言語はJavaやPHPなど多くの言語の派生元となっています。C言語の知識を得ることで違うプログラム言語を使う必要がある場面でも、スムーズに対応できるようになるでしょう。
難易度・合格率
各級平均の合格率は、2022年3月の実績で70%前後とC言語初学者でも取り組みやすい実績です。
受験資格・受験料
受験資格は特段、定められていません。受験料は各級で違いがあり、5,200円(税込)〜7,800円(税込)で受験可能。
目安となる勉強時間
サーティファイのモデルカリキュラムを基準にすると、勉強時間は級ごと以下のとおりです。
- 3級:110時間
- 2級:100時間
- 1級:68時間
参考:株式会社サーティファイ
資格の維持要件
試験合格後の維持要件は特になく、更新料などはかかりません。
おすすめ度6位:LPIC-1
LPIC-1はLinux Professional Instituteが認定する資格です。
Linuxをインストールして構成できること、基本的なネットワークを構成できることなど、実際のシステム管理に習熟しているかが問われます。
試験は101試験と102試験に分かれており、両方合格することが認定条件です。
開発現場でもLinux上で動作させるアプリケーションを作成することがあります。
Linuxの基礎知識があればスムーズに開発が行えて、業務効率向上を図ることができるでしょう。
難易度・合格率
難易度はLinux初心者でも学習を重ねることで合格できる可能性があるレベルです。
Linuxシステムの基本構成の理解やファイルやアクセス権限の設定、システムのシャットダウンや再起動など基本的なメンテナンスを問う内容となっています。
合格率は非公開で公式発表されていませんが、コンピュータ技術者スクールのデータによればLPIC-1は50%前後と予想されています。
参考:KENスクール
受験資格・受験料
受験資格は特になく、誰でも受験することが可能です。
受験料は101、102両方を受験する場合は合計で30,000円(税込)となります。
目安となる勉強時間
勉強時間としては日常的にLinuxを利用している場合は50時間前後、エンジニア経験がありLinux初心者であれば100時間前後です。
1日3時間、参考書を利用した場合1〜3ヶ月で取得できる可能性が出てきます。
資格の維持要件
資格の有効期限は5年と定められており、再受験または上位資格を取得することで維持できます。
参考:Linux Professional Institute
おすすめ度7位:Android技術者認定試験
Android技術者認定試験はAndroidアプリ作成技術を認定する資格です。
アプリケーションエンジニアの中でも、スマホアプリ開発を行う場合は基礎知識を得られるため、取得を検討しましょう。
難易度・合格率
ITスキル標準(ITSS)をもとに認定試験のレベル分けを行った表によると、Android技術者認定試験はレベル2に相当します。
ITSSのレベル2は基本情報技術者試験と同様のレベルです。
2014年時点のデータですが、基本的な知識を問う「ベーシック」試験の合格率は50%前後と半数が合格しています。
参考:ITSSと資格試験のマップ(特定非営利活動法人スキル標準ユーザー協会発表)
参考:Authorized Certification of Engineer for Android
受験資格・受験料
受験資格は特にないため、誰でも受験が可能です。
受験料は16,500円(税込)になります。
目安となる勉強時間
合格までに必要な勉強時間としては、Android未経験者で60時間前後です。
1日2時間、1~2ヶ月の勉強で合格する可能性があります。
資格の維持要件
資格の維持要件は特になく、合格後の講習や更新料は発生しません。
▼そのほか、フロントエンドエンジニア向け資格について知りたい人はこちら
フロントエンドエンジニアに役立つ資格13選【必要なスキルも紹介】
フロントエンドエンジニアとは、主にWebサイトやWebアプリケーションのUIの設計や構築を行う職種です。フロントエンドエンジニアになる
資格を取得するにあたり、おすすめしたい勉強方法を以下で解説します。
具体的な勉強方法を知りたい場合はぜひ確認しましょう。
おすすめのプログラミングスクール
「ITスキルを身につけて年収をあげたい」とお考えなら、プログラミングスクールがおすすめです。
プログラミングスクールでは、将来の転職を見据えて実践的なカリキュラムや、転職活動のサポートも行っています。
現在は多くのプログラミングスクールがありますが、迷ったらコースが豊富な『DMM WEBCAMP 』を選ぶと良いでしょう。
- コースが豊富で自分の目的にあった学習を選びやすい
- 未経験者を徹底サポート
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アプリケーションエンジニアとしてキャリアアップするためにおすすめの勉強法3つ
キャリアアップにつながる勉強法は以下の3つがあげられます。
- WebサイトやYouTubeを利用する
- 書籍を利用する
- エンジニア勉強会へ参加する
具体的な勉強法を見ることで、ご自身に合った方法を知ることができます。
WebサイトやYouTubeを利用する
ある程度知識のあるエンジニアが、必要な情報を補う目的で利用します。
無料で学べるWebサイトや技術ブログ、YouTubeで発信されている情報から勉強が可能です。
情報量が多く費用がかからない反面、情報が体系的に整理されておらず知識が断片的でかたよってしまう可能性があります。
入門レベルの情報であればYouTubeで体系的に解説しているものがあるので、簡単に知りたい場合は参考になるでしょう。
たとえば、「キノコード / プログラミング学習チャンネル」ならRubyやPythonの入門レベルの体系的な知識を動画として公開しています。
書籍を利用する
関連する技術書を利用する方法もおすすめです。書籍は体系的に情報が整理されており、初めての分野を習得する場合に向いているでしょう。
PHPの習得を目指すなら「PHPしっかり入門教室 使える力が身につく、仕組みからわかる。」や「独習PHP」などの書籍がおすすめです。
参考:PHPしっかり入門教室 使える力が身につく、仕組みからわかる。
参考:独習PHP 第4版
基本から応用まで順序立てて整理されているため、知識がない人でも理解できます。
ご自身に合った書籍探しに時間がかかる・情報が古い可能性があるため書籍選びへの注意が必要です。
書籍の試し読みや、発刊時期を確認することで、ご自身に合う最新の情報が載った書籍を見つけることができます。
資格試験を勉強する場合、目標とする試験に対応したテキストを選ぶようにしましょう。
エンジニア勉強会へ参加する
エンジニア勉強会への参加もおすすめです。connpassというIT勉強会支援プラットフォームが整備されており、全国で開かれている勉強会をチェックできます。
経歴や得意分野もさまざまな現役エンジニアとの交流で、現場レベルで培われたノウハウなど、書籍やWebとは違う情報を得ることができるでしょう。
参考:connpass
まとめ|アプリケーションエンジニアとしてキャリアアップを目指すなら勉強は必須!
- アプリケーションエンジニアの仕事に、必ずしも資格は必要ない
- 資格を取得すれば知識を体系的に習得でき、スキルの底上げや転職に有利になるメリットがある
- 勉強法は書籍やWebの活用やエンジニア勉強会への参加がおすすめ
本記事を参考に、アプリケーションエンジニアとしてキャリアアップを目指しましょう。
ご自身のキャリアチェンジをお考えなら、エイジレスエージェントに相談を検討してください。
スキルの棚卸しや自己分析、ご希望のキャリアを実現するためのカウンセリングなど幅広くサポートします。
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