フロントエンドエンジニアに役立つ資格13選【必要なスキルも紹介】
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フロントエンドエンジニアとは、主にWebサイトやWebアプリケーションのUIの設計や構築を行う職種です。フロントエンドエンジニアになるために資格は必須ではありませんが、資格を持っていると転職時に有利に働くことが多いため、資格取得を目指すといいでしょう。この記事では、フロントエンドエンジニアに役立つ資格や必要なスキルを紹介します。資格を取得し、転職や就職を有利に進めましょう。
- 【この記事を読んでわかること】
- フロントエンドエンジニアとは、WebアプリケーションやWebサイトのフロントエンド側を開発するエンジニアを指す
- フロントエンドエンジニアに役立つ13の資格
- フロントエンドエンジニアに必要な6つのスキル
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フロントエンジニアとは
フロントエンドエンジニアとは、WebアプリケーションやWebサイトのフロントエンド側を開発するエンジニアを指します。フロントエンドは、Webサイトやウェブアプリケーションのユーザー側から見た部分です。
主にHTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を使い、ブラウザ上でフロントエンド側の設計や構築、カスタマイズを行います。コーダーやマークアップエンジニアのキャリアアップ先となることが多いため、特にJavaScriptに関する知識が必要です。
フロントエンドエンジニアは、サーバー側のシステムやデータベースを開発するバックエンドやWebデザイナーと開発領域や使用言語、業務は異なりますが、それぞれ連携して作業を行います。
フロントエンドエンジニアの仕事内容
フロントエンドエンジニアは、主にWebデザイナーの指示をもとにWebアプリケーションやWebサイトを構築します。
近年、フロントエンドエンジニアの仕事内容は、HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語以外にも、デザインフレームワークやCMS構築の知識などが幅広く求められます。
システム開発や運用における複数のスキルを持ち、マルチで活躍するフルスタックエンジニアなど、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの職種の区分が明確にはないためです。
フロントエンドシステム・エンジニアの給与
フロントエンドエンジニアはシステムエンジニアの職種の一つです。厚生労働省の調査によると、2013〜2015年のシステム・エンジニアの月給は平均するとおよそ35万円となりました。
2013年 | 37万1,900円 |
2014年 | 33万9,000円 |
2015年 | 34万9,000円 |
ただし、システム・エンジニアの中でも前述したフロントエンドエンジニアやバックエンドエンジニア、Webデザイナーなど詳しい職種によって給与は異なります。より高待遇をで働きたい場合、スキルや知識、経験値の向上してキャリアアップを図りましょう。
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フロントエンドエンジニアに求められるスキル
従来のように、HTMLやCSSを使った簡単なコーディングにJavaScriptで動きを加えるだけではなく、ReactやNuxt.js、Next.js、Vue.jsといったフレームワーク、ライブラリを使うスキルが必要です。加えて、コーダーやマークアップエンジニアと協業して、コーディングを行う場合もあります。
フロントエンドエンジニアは、Webディレクターやデザイナー、コーダー、マークアップエンジニアと連携してプロジェクトを遂行する知識やスキルが必要です。具体的なスキルは後述します。
資格を取得するメリット2つ
この項目では資格を取得するメリットを以下2つ紹介します。
- スキルを客観的に証明できる
- 基礎知識を体系的に学べる
1.スキルを客観的に証明できる
資格の取得によって、スキルがあることを客観的に証明できます。資格を取得するためには、一定のスキルや知識が必要です。企業がフロントエンドエンジニアを採用する際、資格は明確な評価基準となります。
資格を保有する人としていない人では、保有する人の方が即戦力となる可能性が高いため、転職活動を有利に進められます。書類選考時に有利になることはもちろん、面接時に専門的な知識を評価されれば、採用される可能性は高まるでしょう。
2.基礎知識を体系的に学べる
資格取得に向けた学習段階で、基礎知識を体系的に学べます。フロントエンドエンジニアに必要な資格はさまざまな種類があります。
一つ一つ学ぶことによって、フロントエンドエンジニアだけでなくWEBデザイナーなど、その後のキャリアチェンジに必要な知識も身につくことに加えて、コーダーやマークアップエンジニアとの連携も取りやすくなるなどのメリットもあります。キャリアプランを立て、計画的に資格を取得しましょう。
エイジレスフリーランスではキャリアプランの相談も受け付けております。
フロントエンドエンジニアに必要な知識やスキル6つ
この項目ではフロントエンドエンジニアに必要な知識やスキルを紹介します。
- コーディングスキル
- フレームワークの活用スキル
- プログラミング言語の活用スキル
- SEOの知識
- UI・UXの知識
- テスト・デバッグの知識
資格取得と並行して上記6つの知識やスキルを身につけておくと、就職に有利になります。
1.コーディングスキル
フロントエンドエンジニアにコーディングスキルは欠かせません。WEBデザイナーから引き受けたデザインをスムーズに構築するためです。
ブラウザに表示するためのHTMLやCSSに関する理解力や、スマートフォンに対応するレスポンシブデザインを実装するスキルなどを取得しましょう。
書籍やYouTube動画など独学で学ぶか、プログラミングスクールなどを活用すると効率的に学べます。
2.フレームワークの活用スキル
フレームワークを使うスキルがあれば、アプリの開発がスムーズに行えます。例えば、フロントエンドの開発でもシステム開発と同様にテストを行うためです。
Webアプリケーションをリリースする前に、MochaやKarmaなど主要なテストフレームワークを使用し、バグやミスがないかを確認します。目視でバグやミスを確認するよりも、フレームワークを活用した方が正確かつ効率的です。バグやミスが少ないほど、Webアプリケーションの価値と信頼性を高められます。
3.プログラミング言語の活用スキル
フロントエンドエンジニアには、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語が必要です。WEBデザイナーからの支持を受けて作業したり、コーダーやマークアップエンジニアにアドバイスをする際、プログラミング言語に関する深い知識やスキルがあれば、スムーズに業務を進行できます。
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おすすめのプログラミングスクール
「ITスキルを身につけて年収をあげたい」とお考えなら、プログラミングスクールがおすすめです。
プログラミングスクールでは、将来の転職を見据えて実践的なカリキュラムや、転職活動のサポートも行っています。
現在は多くのプログラミングスクールがありますが、迷ったらコースが豊富な『DMM WEBCAMP 』を選ぶと良いでしょう。
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4.SEOの知識
SEOの知識があれば、フロントエンドエンジニアとして高く評価されます。SEOとは検索エンジンの最適化で、Web上でページが目立つように表示するために必要です。検索上位に表示されるとサービスの認知拡大や利益の向上につながります。
フロントエンドエンジニアにとってSEOの知識は必須ではありませんが、依頼主の目的を汲み取り、最適なWebコンテンツを制作するために必要です。キャリア形成のためにも学習しておくといいでしょう。
5.UI・UXの知識
UI・UXの知識を身につけておくべきです。ユーザーの視点に立ち、安心で使いやすいサイトにするためにはUI・UXの知識が役立ちます。
HTMLやCSS、JavaScriptといった技術を活用し、WEB上の表示形式や操作性などのユーザーの心理を理解した設計が求められます。例えば、適切に余白をとりテキストを読みやすくしたり、問い合わせしやすい位置にボタンを配置したりします。
また、UXの観点から、クロスブラウザ開発の知識もあるとフロントエンドエンジニアとして高い評価を受けられます。
クロスブラウザ開発とは、Webページの外観と動作を複数の異なるブラウザに対応させ、すべてのユーザーが同じUXを実感できるようにすることです。UI・UXの知識をつけることで、ウェブブラウザの使いやすさや楽しさがリピーターを呼び利益の向上につながるため、フロントエンドエンジニアとして重宝されるでしょう。
6.テスト・デバッグの知識
プログラム内の問題を修正したり、しかるべき位置に配置したりするために、テスト・デバッグの知識が必要です。UXを考慮しすぎるあまり、複雑なアプリケーション設計となり開発工数の増大やバグの頻出を起こすことがあります。
複雑な設計となった場合、問題がどこにあるのか特定する手段としてテスト・デバッグの知識があればスムーズに解決できます。
フロントエンドエンジニアに役立つ13の資格
この項目では、フロントエンドエンジニアに役立つ資格を13、紹介します。資格を取得して今後のキャリア形成に役立てましょう。
- HTML5 プロフェッショナル認定試験
- CIW JavaScript Specialist
- Advanced HTML5 & CSS3 Specialist
- Web クリエイター能力認定試験
- ウェブデザイン検定
- 基本情報技術者試験
- 人間中心設計専門家認定試験
- PHP 技術者認定試験
- Ruby 技術者認定試験
- Linux 技術者認定資格(LinuC)
- ウェブ解析士
- ソフトウェア品質技術者資格認定(JCSQE)
- ソフトウェア技術者資格認定(TSTQB)
1.HTML Standard(HTML5 プロフェッショナル認定)
HTML5プロフェッショナル認定は、HTML5やCSS3、JavaScriptなどのマークアップに関する知識やスキルを証明できる資格です。モバイル系のWebアプリケーションやWebサイト制作の相互運用性や保守の面で役立ちます。
HTML5プロフェッショナル認定は、日本におけるLinuxの技術力認定試験の普及とITプロフェッショナルの育成などのために設立されました。特定非営利活動法人LPI-Japanが運営しています。
試験はレベル1とレベル2の2段階に分かれており、共に受験資格はありません。どちらから受験しても問題はないけれども、レベル2の認定を受けるためには「HTML5プロフェッショナル試験レベル2試験に合格し、かつ有意なHTML5プロフェッショナル認定レベル1認定を保有していること」が定められています。
優位性の期限は5年とされているため、レベル2を取得するためには5年間以内にレベル1に合格するあるいは既に合格している必要があります。
参考: 有意性の期限(再認定ポリシー)|Web資格なら「HTML5プロフェッショナル認定試験」公式サイト
受験資格 | ー |
試験実施時期 | 自身で指定可能 |
試験会場 | |
申込先 | HTML5 プロフェッショナル認定試験申込はこちらから |
2.CIW JavaScript Specialist
CIW JavaScript Specialistは、JavaScriptを活用した開発能力を証明する国際認定資格です。世界有数のWebテクノロジー教育を促進するアメリカのCertification Partner社によって運営されます。JavaScriptは、HTMLやCSSなどで制作した静的Webページを、動的Webページになるように構築する言語です。
例えば、ユーザーがWebサイトに訪問した際、表示される文字や画像などに動きを持たせたり、ユーザー操作に対応してポップアップなどを出現させたりして変化を持たせます。
近年、UI・UXなど、Webサイトの見やすさや使いやすさが重要視されます。国際資格であるCIW JavaScript Specialistを取得すると、日本国内だけでなく海外企業でも評価される可能性があります。
受験資格 | ー |
試験実施時期 | 自身で指定可能 |
試験会場 | |
申込先 | CIW JavaScript Specialist試験申込はこちらから |
3.Advanced HTML5 & CSS3 Specialist
Advanced HTML5 & CSS3 Specialistとは、HTML5やCSS、JavaScriptなどのマークアップスキルや知識を認定する国際的な資格です。アメリカのCertification Partner社によって運営されています。
HTML5やCSS、JavaScriptの基礎的な知識を認定すると共に、従来のパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット、ゲームデバイスなどにも適応するWebページの作成能力が証明できます。
ウェブ開発の基礎が学べるため、フロントエンジニアやWebデザイナー、ITコンサルタントを目指す方に役立ちます。また、JavaScriptと同様に国際資格なため、海外企業で働く際にも有効です。
受験資格 | ー |
試験実施時期 | 自身で指定可能 |
試験会場 | |
申込先 | Advanced HTML5 & CSS3 Specialist試験申込はこちらから |
4.Web クリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力認定試験は、HTMLやCSSに関する基本的な知識、簡単なWebページ作成能力に加えて、フォーム、オブジェクトの配置といった応用的なWebサイトデザイン能力など、Web開発に必要な技能を認定します。
サーティファイWeb利用・技術認定委員会が主催する民間資格です。サーティファイは、ビジネス能力や技能に関する認定試験を運営すると共に、主催試験に対応した対策問題集の開発や販売を行っています。
試験は、スタンダードとエキスパートの2つあり、どちらからでも受験できます。スタンダードでは、HTMLとCSSのマークアップおよびWeb開発におけるデザインやレイアウト能力が問われます。エキスパートでは、見やすさや使いやすさを考慮したWebデザイン、マルチデバイスに対応しているかなどが問われます。
受験資格 | ー |
試験実施時期 |
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試験会場 |
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申込先 |
5.ウェブデザイン検定
ウェブデザイン技能検定は、Web制作に関する国家資格で、Webデザインに関する基礎知識やデザイン技能、実務能力などを評価します。
ウェブデザイン検定を運営するのは、職業能力開発促進法第47条第1項の指定試験機関である特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会です。インターネットスキル認定普及協会は、インターネット利用の普及や諸問題の解決のために検定事業などを行っています。
ウェブデザイン技能検定試験は1級から3級まで設けられています。3級には明確な受験資格はありませんが、2級は3級の合格者、1級は2級の合格者でなければ受験できません。
また、2級以上に合格するにはHTMLやCSSだけでなく、Photoshopやデータベースなどを幅広く理解した実践的なスキルが必要です。Webデザイナーやフロントエンドエンジニア向けの資格です。
1級に合格した場合は厚生労働大臣より、2級と3級に合格した場合には特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会理事長より、ウェブデザイン技能士の合格証書が発行されます。
受験資格 |
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試験実施時期 |
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試験会場 |
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申込先 | Webデザイン技能検定の申込はこちらから |
6.基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、組織や社会の課題をITを活用して解決できるスキルを認定する資格です。戦略の立案から企画、要件定義、設計、開発といったシステムの構築やサービスの安定的な運用能力などを評価します。
基本情報技術者試験は、経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構(IPA:Information-technology Promotion Agency, Japan)が運営しています。IPAは、日本のソフトウェア分野の競争力強化を図り、IT施策で国家戦略を技術面・人材面から支援しています。
ITサービスや製品、システム、ソフトウェアを作るための基本的知識、技能を持ち、なおかつ実践的な活用能力を持つ人を対象に実施されており、フロントエンドエンジニアにとって必要な知識が得られる重要な資格です。
国家資格なため、企業によっては資格手当も出ます。キャリアアップの観点からも取得しておくといいでしょう。
試験範囲が広いため、取得に向けた学習過程で情報処理技術に関する基本的な知識を網羅できます。
受験資格 | ー |
試験実施時期 | 年2回(通常4月・10月) |
試験会場 | 札幌・帯広・旭川・函 館・北見・青森・盛岡・仙台・秋田・山形・郡山・水戸・つくば・宇都宮・前 橋・新潟・長岡・埼玉・千葉・東 京・神奈川・長野・甲府・静岡・浜松・豊橋・名古屋・岐阜・四日市・富山・金沢・福井・滋賀・京 都・大阪・奈良・神戸・和歌山・鳥取・松江・岡山・広島・山口・徳島・高松・松山・高知・北九州 福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・那覇 |
申込先 | 申込受付ページ |
7.人間中心設計専門家認定試験
人間中心設計専門家認定試験とは、HCDの専門家認定制度です。
HCDとは、快適性や安全性などを重視した製品、サービス作りを基本とする考え方です。東京都生活文化スポーツ局都民生活部管理法人課の所管である人間中心設計推進機構が実施しています。
資格の取得によって、HCDの専門家に必要とされる専門的な能力を保有していることが証明できます。WEB上で実装されているサービスや製品を、より快適かつ安全に使用できるよう課題を解決する能力が必要です。
スペシャリストと専門家の2種類があります。受験には「人間中心設計やユーザビリティ関連の実務経験」が必要です。スペシャリストの場合は2年以上、専門家の場合は5年以上の実務経験が受験資格となります。
一般的な筆記試験とは異なり、1人の受験者の審査書類を5人の人間中心設計専門家資格保持者が審査します。そのため、プロジェクトの理解力や言語化能力、内容の一貫性などが求められます。
受験資格 |
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試験実施時期 | 2023年は未定 |
試験会場 | ー |
申込先 | 人間中心設計専門家認定試の応募要領はこちら |
8.PHP 技術者認定試験
PHP技術者認定試験は、Web開発に高頻度で使用されるPHPに関連するスキルを証明できます。PHPは、ECサイトやCMS、SNSなど、さまざまなジャンルのWebサイトをコーディングするサーバーサイドのプログラミング言語です。
PHP技術者認定試験は、PHP技術の普及や技術者育成を目的に一般社団法人PHP技術者認定機構が運営しています。
サーバーサイドのスキルが求められる場合もあるフロントエンドエンジニアは、PHP技術者認定を受けることで、一般的なWebページの作成に必要なPHPに関連するスキルを証明できます。
試験の難易度は初級試験と上級試験(準上級試験)、PHP技術者認定ウィザードに分けられます。応募条件はPHP認定ウィザードにのみ定められています。最上級難易度の認定ウィザードは、上級試験の成績と論文審査の成績が試されるため難易度が高いです。
受験資格 |
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試験実施時期 | 試験会場によって異なる |
試験会場 | 全国のCBT受験会場 |
申込先 | PHP技術者認定試験の申込はこちら |
9.Ruby 技術者認定試験
Ruby技術者認定試験は、フルスタックエンジニアを目指す人に有効です。Rubyの普及と発展を目的に設立された、一般財団法人Rubyアソシエーションが実施します。
Rubyとは、ブログやショッピングサイト、チャットボットの作成などができるプログラミング言語です。動作は低速ですが記述が短く済み、工数を削減できます。
Webサービスや商品のフロントエンド部分を設計する際、Rubyのフレームワークを作ってシステムを構築することがあるため、フロントエンドエンジニアにとってRubyは重要な言語です。
Ruby 技術者認定試験にはSilverとGoldの2種類の認定基準があり、共に受験資格はありません。SilverではRubyの文法知識やクラス、オブジェクト、標準ライブラリが問われます。Goldではライブラリの知識やアプリケーション設計に必要なクラスやオブジェクトの知識が問われます。
受験資格 | ー |
試験実施時期 | 試験会場によって異なる |
試験会場 | Ruby技術者認定試験の試験会場はこちらから |
申込先 | Ruby技術者認定試験の申込はこちらから |
10.Linux 技術者認定資格(LinuC)
Linux 技術者認定資格の資格を取ると、Linuxエンジニアとしてのスキルを証明できます。Linux技術者認定資格は、HTML5プロフェッショナル認定と同様に、特定非営利活動法人LPI-Japanが運営しています。
Linuxとは、HTMLファイルを公開するwebサーバやファイル転送を行うFTPサーバなど、各種サーバー用のOSとして使用されるのが一般的です。 WindowsやMacなどのコンピュータにインストールしパソコンで使うこともあります。サーバー構築や開発に役立つOSとして自由にカスタマイズできるため、企業や個人を問わず広く使用されます。
Linux技術者認定資格の取得には、クラウドやオープンソースのリテラシー、システムアーキテクチャの知見が求められます。フロントエンドエンジニアだけでなく、IT技術者全てに必要な技術力を証明できる認定資格です。
試験は3段階に分けられ、どのレベルからでも受験可能です。ただし、レベル2以上で認定されるには、それぞれ1つ下のレベルの有意な認定を保有していることが定められています。優位性は5年以内です。
レベル2以上を取得すると、高度な知識やスキルを持つフロントエンドエンジニアとして評価されるでしょう。
受験資格 | ー |
試験実施時期 | 自身で指定可能 |
試験会場 | |
申込先 | Linux技術者認定資格の申込はこちらから |
11.ウェブ解析士
ウェブ解析士は、アクセス解析やWebマーケティングの知識、スキルを証明する資格です。ウェブマーケティングの知識やスキルの基盤となる「ウェブ解析」において、用途に応じてアクセス解析データを活用する方法や、課題の発見方法、改善手段を学び、開発したWebサイトやWebアプリケーションを効果検証するのに役立ちます。
ウェブ解析士は、一般社団法人ウェブ解析士協会が運営しています。一般社団法人ウェブ解析士協会はウェブ解析によって、研究開発や就業及びビジネスマッチング機会の創造、情報流通促進など、事業の成果につながる社会教育を推進しています。
資格は、ウェブ解析士と上級ウェブ解析士、ウェブ解析士マスターの3つに分かれています。ウェブ解析士は、解析ツールデータを読み適切な解析ができるレベルで、上級ウェブ解析士分析に基づくコンサルティングができるレベルとされています。ウェブ解析士マスターになるには、コンサルティング能力に加えて、指導能力が問われます。
受験資格 | ー |
試験実施時期 | 年22回(通常1月〜11月まで月毎に2回) |
試験会場 | オンライン |
申込先 | ウェブ解析士の申込はこちらから |
12.ソフトウェア品質技術者資格認定(JCSQE)
ソフトウェア品質技術者資格認定(JCSQE)は、ソフトウェア品質の向上に関する体系的な知識を認定する資格です。日本のソフトウェア産業から品質事故を根絶し、安全・安心な社会を実現するために、一般財団法人日本科学技術連盟が試験を実施しています。
エンタープライズ系や組込み系を問わず品質事故が起きていたソフトウェア品質の概念を更新し、新しいソフトウェア品質のマネジメントや技術に関する知識やスキルが問われます。
試験は初級と中級の2段階で、どちらからでも受験可能です。
受験資格 | ー |
試験実施時期 | 年2回(通常6月〜11月) |
試験会場 | 東京・名古屋・大阪・福岡・那覇 |
申込先 | JCSQEの申込はこちらから |
13.ソフトウェア技術者資格認定(JSTQB)
ソフトウェア技術者資格認定(JSTQB)とは、PCやスマートフォン、その他さまざまなデバイスに搭載されているアプリ、ソフトウェアを効率的にテストするスキルを認定します。
JSTQBとは、「Japan Software Testing Qualifications Board」の略称です。JSTQBは、各国のテスト技術者認定組織が参加しているISTQB(International Software Testing Qualifications Board)の加盟組織として認定されているため、海外でも有効です。
試験は「Foundation Level」と「Advanced Level」の2段階です。Foundation Levelは特にありませんが、Advanced LevelはFLの合格者で、3年以上の業務経験が必要です。
受験資格 |
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試験実施時期 |
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試験会場 |
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申込先 | JSTQBの申込はこちらから |
フロントエンドエンジニアに必要な資格を取得して就職活動を有利に進めよう
WebサイトやWebアプリケーションの開発を担うフロントエンドエンジニアとして働くためには、資格を保有していると有利になります。資格取得に向けた学習過程で基礎知識を学び、市場価値を高めましょう。
近年、フロントエンドエンジニアにも多様なスキルが求められるようになっているため、フロントエンドエンジニアに必要な知識だけでなく、Rubyなどバックエンドエンジニアなスキルを習得しておくと仕事の幅が広がります。
フリーランスエンジニアとして活躍したいという方はエイジレスフリーランス にご相談ください。エイジレスでは、年齢不問のフリーランスエンジニアやITコンサルタント向けの求人を取扱いしています。
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