フリーランスになるには?後悔しないために知っておくべき基礎知識
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フリーランスの働き方に興味があるものの、フリーランスになるにはどんなスキル・手続きが必要なのか、わからない人は多いのではないでしょうか。 本記事では、フリーランスになってから後悔しないために事前に知っておきたい基礎知識を丁寧に解説します。
- 【この記事を読んでわかること】
- フリーランスは会社などの組織に所属せず個人で仕事を請け負う働き方
- フリーランスのメリットは多様な働き方を選べることなどがある
- フリーランスになるデメリットには収入の不安定さなどがある
- 未経験からフリーランスになるにはスキルアップなどのステップを踏んで準備しよう
- フリーランスになったら開業届や確定申告事前申請などの手続きを行おう
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後悔しない!フリーランスになる前に知っておきたい3つのこと
フリーランスとして実際に働き始めてから後悔しないために、フリーランスになる前に最低限知っておきたいことは以下の3つです。
- フリーランスとは働き方の一つ
- フリーランスとして働くメリット
- フリーランスとして働くデメリット
それぞれについて説明します。
フリーランスとは個人で仕事を請け負う働き方
フリーランスとは、企業や法人など特定の組織に所属せず、個人で仕事を請け負う働き方のことです。フリーランスはみずからのスキルや専門性を活かしたサービスを提供し、その対価としてクライアントから報酬を受け取ります。
働き方の多様化やフリーランスを支援するサービスの普及によって、近年、フリーランス人口は急増していると言われています。その動きを受け、内閣府が行なった2019年の調査ではフリーランスを以下のように定義しています。
- 自身で事業等を営んでいる
- 従業員を雇用していない
- 実店舗を持たない
- 農林漁業従業者ではない
※法人の経営者を含む。
参考:内閣府>政策課題分析シリ-ズ17>日本のフリーランスについて
ただし、現在のところフリーランスに法律上の要件はなく、個人で仕事を受注している人なら誰でもフリーランスと名乗れるのが実態です。
最近では、就業時間外に個人で仕事を請け負って働く会社員も増えています。このように本業を別に持っているフリーランスは「副業フリーランス」・「広義のフリーランス」などと呼ばれています。
フリーランスとして働くメリットには「多様な働き方」「やりがい」などがある
フリーランスの働き方には、会社員と比較して以下のようなメリットがあります。
- 多様な働き方を選べる
- やりがいをもって働ける
- 自分で仕事・案件を選べる
- 人間関係のトラブルが少ない
それぞれについて説明します。
多様な働き方を選べる
フリーランスの一番のメリットは、多様な働き方を選べる点です。
フリーランスの業務形態に多い成果物納品型の仕事では、働く時間・場所は自由です。育児や介護、定年後転居などのライフイベントに左右されずに仕事が続けられるため、キャリアをあきらめる必要もありません。
一方で、業務によってはクライアントに常駐しての仕事がある場合もあります。一人でなく、チームで仕事をする経験も業種によっては可能です。
また、定年や退職といった概念がないため、会社員であれば定年する年齢であっても変わらず第一線で仕事を続けることができます。フルタイムで働かなくとも仕事を続けることができ、プライベートとの両立やワークライフバランスを重視した働き方が選びやすいという特徴があります。
やりがいをもって働ける
フリーランスは、やりがいをもって働ける点もメリットです。
2020年に内閣府が行ったフリーランスに関する調査では、7割以上のフリーランスが「達成感や充実感」に満足していると回答しました。
達成した成果と収入が直接連動することや、自分の得意なスキルを活かせること、自分のスタイルで仕事ができることなどがやりがいに繋がっていると考えられます。
同調査では、フリーランスの78.3%が今後もフリーランスとして働き続けたい、うち46.2%が受ける仕事を増やしたいと回答しました。
やりがいや働きやすさがモチベーションに繋がり、今後もフリーランスの働き方を維持したいと考える人の多さに反映されています。
参考:内閣官房日本経済再生総合事務局「フリーランス実態調査結果」令和2年5月
自分で仕事・案件を選べる
会社員との対比で、フリーランスとして働くメリットには「自分で仕事・案件を選べる」という点もあげられます。
会社員であれば業務命令で担当業務・役割が決まりますが、フリーランスはあくまで自分主導で仕事を受注できます。特にやりたい分野や専門性を高めたい仕事に特化して案件を選んだり、業務量を予想して調整することが容易です。
案件を選ぶにあたっては必要なスキル・能力のあることが前提ですが、フリーランスとして実績や信頼を積めば、自分のキャリアプランや希望の働き方に沿った選択ができるでしょう。
人間関係の悩みが少ない
仕事上の人間関係による悩みが少ない、というのもフリーランスのメリットです。
多くのフリーランスが、個人で仕事を受注し、自分自身で納品まで行うため仕事上で関わる人は多くはありません。また、プロジェクト等で自分とは合わないメンバーがいても、プロジェクトが終われば人間関係は清算されます。
苦手な同僚・上司・取引先と長期間一緒に働く可能性のある会社員と比べ、フリーランスの場合、人間関係のストレスはかなり少なくなると言われています。
フリーランスとして働くデメリットには「収入の不安定さ」「思ったよりも稼げない」などがある
一方で、フリーランスの働き方には、以下のようなデメリットもあります。
- 収入が不安定になる
- 思ったよりも稼げない可能性もある
- セルフマネジメントや事務能力が必須
- 会社や法律に守ってもらえない
それぞれについて説明します。
収入が不安定になる
フリーランスになるデメリットとして一番大きなことは収入が不安定になることです。
会社員であれば、会社との雇用契約によって、給与月額や年俸など通常勤務時の固定収入が約束されています。
一般的なフリーランスの働き方は、期間を限定した案件やプロジェクトをこなすもので、受注する案件の数や単価によって報酬が変動します。毎月同じ時間働いても、報酬が一定になるとは限りません。
万が一、家庭の事情や自分自身の体調などで思うように業務できない月があれば、その分だけ収入が減ることにも注意が必要です。
思ったよりも稼げない可能性もある
フリーランスになる前に十分に理解しておきたいのが、思ったよりも稼げない可能性があることです。フリーランスと会社員では、同じ収入をあげても、手元に残る金額に差があります。
年齢や家族構成によっても異なりますが、フリーランスの手取りは、およそ収入の6〜7割ほどと言われています。一方会社員の一般的な手取りは給与の約8割のため、同じ年収の場合、手元に残るお金はフリーランスの方が少なくなります。
会社員には社会保険料を会社と折半したり、扶養配偶者の年金が免除されたりするなどの社会保障上の各種優遇措置があります。フリーランスにはそれらが適用されない上、会社からの退職金や雇用保険からの各種給付金(失業給付、育児介護給付など)なども受けることができません。
また、国民年金への加入のみとなるため、会社員と比較すると年金受給額は小さくなります。フリーランスになるメリットや、自分の希望する生活スタイルを合わせてよく考えておきたいポイントです。
セルフマネジメントや事務能力が必須
フリーランスになるには、セルフマネジメントや事務能力が必須となります。会社組織ではさまざまな部署がそれぞれの担当を持って各部署をマネジメントしますが、フリーランスはすべて自分で管理しなければなりません。
日々の経理処理・確定申告・営業・業務受注の判断・納期管理や顧客との折衝など、あらゆる管理を独力で行う能力が必要です。
働けない場合には収入が途絶えるため、自らの健康管理などでもセルフマネジメントが重要です。
会社や法律に守ってもらえない
フリーランスとして仕事をする場合は、会社や法律に守ってもらえない点も知っておきたいデメリットです。
専業フリーランスは個人で事業を行う者となるため、法律上の労働者にはあたりません。そのため、労働者を守る労働法の保護対象から外れ、最低賃金・年次有給休暇・残業手当の概念などが適用されない存在となります。
また、会社員である場合は、仕事の発注者との契約は法人である会社がおこないます。しかしフリーランスの場合はクライアントと個人で業務に関する契約を結ぶため、業務上の責任を個人が取らなければなりません。万が一、業務上の過失で相手方に大きな損害を与えることがあれば、先方から損害賠償請求を起こされることもあります。
フリーランスになるには、以上のようなメリットとデメリットの双方を理解しておくことが重要です。
フリーランスになる前に知っておきたいことがわかったところで、次の章では、未経験からフリーランスになるステップを具体的に紹介します。
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未経験からフリーランスになるための5つのステップ
未経験からフリーランスになるには、次のステップを踏むとスムーズでしょう。
- キャリアプランを作成する
- 事業の方向性を検討する
- 必要なスキルを身につける
- 預貯金を作っておく
- 重要な契約や審査を済ませておく
それぞれについて説明します。
キャリアプランを作成する
フリーランスとして独立するには、自分のキャリアプランを持っておくと安心です。
現在から自分の老後まで、プライベートでの変化も含め、どんな人生にしたいか思い描いておきます。そのキャリアプランの中に、メリット・デメリットを考慮した上で、フリーランスになるというイベントを位置付けてみましょう。
そうすることで、いつ頃フリーランスとして独立すべきか、最適な時期が見えてきます。それまでの間に準備を進め、万全の体制で独立に臨むことができるでしょう。
事業の方向性を検討する
次に、フリーランスとしてどんな個人事業を行うか方向性を決めましょう。
方向性の決定には、以下の要素を考え合わせるのが重要です。
- スキルの棚卸し(現在の自分がどんなスキルを持っているのか把握する)
- サービスの検討(自分が行いたいフリーランスの事業を検討する)
- 市場調査(当該事業の需要、報酬相場、将来性を検討する)
- 事業の始め方を検討する(副業からスタートするか、本業として始めるか検討する)
事業の方向性を具体的に検討することで、事業開始までに必要な時間・必要なスキル、事業の適切な始め方について見当がつくでしょう。
必要なスキルを身につける
事業の方向性が決まったら、必要なスキルを身につけたり、必要な報酬を得るためのスキルアップを行ったりします。
フリーランスとして生計を立てる場合、必要な報酬を得るのに十分なスキルを持っていることが絶対条件です。
フリーランスは常に即戦力としてのスキルが期待されています。希望する業務があっても、それを実施するのに見合ったスキルや実績がない場合は、受注は難しいでしょう。
必要なスキルがない場合は、本業と並行して、独学やスクールなどでスキル習得を進めましょう。また、スキルを身につけても十分な実績がないうちは、まずは副業としてフリーランスを開始し、本業で収入を確保しつつ実績を積むのが得策です。
預貯金を作っておく
本業で安定した収入があるうちに、フリーランスとして独立後の生活資金を預貯金として確保しておきましょう。
一般的に、最低でも「開業の資金+3ヶ月分の経費・生活費」を用意すると安心です。
開業の資金は、事業によって異なりますが、事務所を借りる初期費用・PCや端末の購入費用などが想定されます。
経費は仕事で必要な電気通信費・交通費・打ち合わせ等にかかる経費などです。
独立後すぐに仕事が見つかっても、納品後の支払いが2ヶ月後というところもあります。そのため、3ヶ月ほど無収入でも生活できる程度の預貯金があると安心です。
重要な契約や審査を済ませておく
専業のフリーランスとして独立する前に、下記のような重要な契約・審査を済ませておきましょう。
- 賃貸契約
- 住宅ローンの契約
- クレジットカード契約
フリーランスは会社員に比べ、社会的な信頼に乏しいと言われます。会社との雇用契約による定期収入がない点や、経費としての持ち出しが収入よりも前にあることから、経済的に不安定と判断されるためです。
特に支払い能力の証明が必要な上記審査等の場合、フリーランスになって数年は収入が安定せず、審査に通りづらいことがあります。
重要な契約等の予定がある場合は、本業のあるうちに済ませておくとスムーズです。
未経験からフリーランスになるために必要なステップがわかったところで、次の章では実際の開業にどのような手続きが必要か説明します。
フリーランスになるために必要な6つの手続き
フリーランスとして独立する際には、以下のような手続きを取る必要があります。事前に確認しておき、慌てないように準備しておきましょう。
- 健康保険の手続き
- 年金の手続き
- 個人事業主の開業手続き
- 確定申告の準備
- 事業用銀行口座・法人カードの作成
- 帳票の作成や会計ソフト等の導入
それぞれについて説明します。
健康保険の手続き
会社員を退職してフリーランスになる場合には、会社で入っていた健康保険から抜けることになり、自身で健康保険を選択して加入する必要があります。
おもな選択肢は以下の4つです。
- 国民健康保険に加入する
- 会社で入っていた健康保険を任意継続する
- 文芸美術国民健康保険に加入する
- 家族の扶養に入る
それぞれについて説明します。
国民健康保険に加入する
国民健康保険は、他の医療保険制度(会社の健康保険や75歳以上の全国民が加入する後期高齢者医療制度)に加入しない全ての人を対象とした医療保険制度です。
保険料の額は、住んでいる市区町村・年度・所得・家族構成などを元に毎年決定されます。市区町村の役所で概算保険料の試算をしてもらうことができます。他の保険制度との比較のため、早めに相談し、額を把握しておくことのがおすすめです。
収入が大きく減った時のための減免・免除の制度があるので、加入の場合は万が一に備え、知識をつけておきましょう。
会社で入っていた健康保険を任意継続する
会社で入っていた健康保険組合の任意継続制度を利用することも選択肢の一つです。
任意継続に加入する条件は、退職日の前日までに継続した2ヶ月以上の加入期間があること、また75歳未満であることです。
保険料は会社員であった時の約2倍です。これは、会社員であるうちは会社と折半していた保険料を退職後は本人が全額負担するためですが、その場合でも会社員時代の収入によっては国民健康保険料よりも安いことがあります。
また、要件を満たせば自分の保険料だけで家族を健康保険の扶養に入れることができるため、扶養家族がいる場合はおすすめです。任意継続に加入できる期間は2年間です。退職日の翌日から20日以内に手続きする必要があるため、早めに検討しましょう。
文芸美術国民健康保険に加入する
文芸美術国民健康保険は文芸美術および著作活動に従事するフリーランスが加入する業界単位の健康保険組合です。
加入の条件は、文芸美術および著作活動に従事している個人事業主で、かつ日本国内に住所を有し、組合加盟の各団体の会員であることです。イラストレーター、Webデザイナー、シナリオライター等の業界団体が組合に加盟しています。
家族を扶養に入れることもでき、保険料は収入に関わらず本人と家族分それぞれ一律となっています。収入によっては他の保険制度と比べて割安となることもあるので加入資格がある方にはおすすめです。
家族の扶養に入る
フリーランス独立後に予想される自身の収入額によっては、家族が加入する健康保険の扶養に入ることができます。
扶養家族となる要件は家族が加入する健康保険組合によって異なり、開業届を出していると、収入に関わらず扶養に入れない場合もあります。
扶養に入ることを検討している場合は、家族が加入する組合に詳細を確認しておきましょう。
年金の手続き
会社員を退職すると、加入していた厚生年金制度から脱退し、20歳以上60歳未満の場合は一般的に国民年金に加入することになります。また、60歳以上65歳未満の人が所定の要件を満たす場合には、任意加入の制度があります。
国民年金保険料の額は毎年決定され、収入等に関わらず一律です。前納割引制度や将来の年金額が上乗せとなる付加保険料の制度などもあります。
退職後14日以内に住所を管轄する市区町村の役所等で手続きを行いましょう。もし扶養配偶者がいれば配偶者分の手続きも必要です。厚生年金加入者の配偶者特例はフリーランスには適用されないため、以降は配偶者分の国民年金保険料も納付の必要があります。
個人事業主の開業手続き
フリーランスとして独立したら、税務署に「開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)」を提出しましょう。
開業届は税務署に「個人事業の開始」の報告と「その利益に基づく所得税納税の意思」を表明するものです。これにより個人事業主となったフリーランスは、下記のさまざまなメリットを受けることができます。
- 青色確定申告を行い節税できる
- 事業用の銀行口座やクレジットカードを作ることができる
- 小規模企業共済に加入できる
- 創業時の融資やオフィス契約の審査時に役に立つ
また、個人事業主の負担すべき税金には所得税の他にも「個人事業税」があります。個人事業税の管轄は都道府県税事務所です。開業届と同じように、管轄の都道府県税事務所へ「事業開始等申告書」を提出しておきましょう。
▼開業届の役割・メリット・提出方法について詳しく知りたい人はこちら
開業届とは?提出のメリットや提出方法、注意点について解説
専業でも副業でも、個人でビジネスを始めたら出しておいたほうがいい書類に、開業届があります。個人事業の開始、所得税の納税意思を表明する
確定申告の準備
フリーランスになったら、なるべく早く確定申告の準備を始めましょう。
確定申告とは、1年に1回、個人で得た年間所得を計算・申告し、然るべき所得税を納税する手続きです。確定申告には手続きが簡単な白色確定申告と、白色確定申告より手続きが複雑なものの高い節税効果を狙える青色申告があります。
青色確定申告を行うには、開業日から2ヶ月以内(またはその年の3月15日まで)に「青色申告承認申請書」と「開業届」を自分の居住地を管轄する税務署に提出し、承認を得ておく必要があります。
青色確定申告では、申告を行う事による所得控除が最大で65万円、最小で10万円受けられます。ぜひ活用を検討しましょう。
事業用銀行口座・法人カードの作成
開業届を出していれば、事業用銀行口座や法人カードを作ることができます。
フリーランスは事業用の収入・支出とプライベートでの支出が一つの銀行口座に混在しがちです。事業用口座やカードを作っておけばそれらを分けることができ、確定申告の書類を作成する際にも手間が省けるためおすすめです。
事業用口座では、事業の屋号を口座名にできます。不特定多数の人から振り込みがある事業形態などでは、振り込み時の顧客の不安感を抑える効果が期待できるでしょう。
帳票の作成や会計ソフト等の導入
フリーランスとして事業を始めると同時に必要になるのが下記のような各種帳票です。
- 見積書
- 納品書
- 請求書
これらはあらかじめ準備しておくとスムーズです。また、青色確定申告を予定している場合では、最初から会計ソフト・システムを導入しておくこともできます。
近年では、個人事業主・フリーランス向けに開発されたクラウド会計システムなどが安価に利用できます。これらのソフトウェア・システムでは各種帳票をはじめ、開業届等も作成できるものが多く、フリーランスの事務手続きを一気に済ませたい方にはおすすめです。
フリーランスになるために必要な手続きが整ったら、次はいよいよ実際に仕事を探してみましょう。次の章では、フリーランスが仕事を探す方法について説明します。
フリーランスの方向け|3つの仕事探しの方法
最後に、フリーランスが実際に仕事を探す方法についてご紹介します。
近年はフリーランスを支援するオンラインのサービスが普及し、仕事探しの方法は以前に比べて選択肢が増えました。その中でも一般的な方法は下記3つです。
- フリーランス向けのエージェントを利用する
- クラウドソーシングを活用する
- 人脈やSNSのネットワークを活用する
それぞれについて説明します。
フリーランス向けのエージェントを利用する
フリーランス向けのエージェントは、フリーランスなどの専門技術を持った人材を探している企業と仕事を探すフリーランスのマッチング・仲介を行っています。
フリーランスにとって、エージェント利用は、下記のようなメリットがあります。
- 営業・契約・単価交渉などをエージェントに委託できるため、本業に集中できる
- 案件完了時にあらかじめ次の仕事を探しておいて貰えば、途切れなく仕事ができる
- スキルの棚卸し・キャリアプランニングなどのアドバイスが受けられる
- 希望の仕事に必要なスキルや経験、自分の市場価値を知ることができる
- 個人では獲得できないような高待遇・好条件案件に応募できるチャンスがある
自分の希望分野に強いエージェントを利用することで、効率的に条件の良い仕事を探すことができるため、おすすめです。
弊社、株式会社エイジレスはITエンジニアやPM/PL向けのフリーランス案件、人材紹介案件に強いフリーランスエージェントです。経験豊かなコンサルタントによるキャリアコーチング、丁寧なヒアリングに基づく案件マッチングなど、手厚い支援を特徴としています。
IT分野で独立・転職を検討されている場合はぜひ弊社にご連絡ください。
クラウドソーシングを活用する
副業としてフリーランスを少しずつ始めたい場合などにおすすめなのが、クラウドソーシングサービスの活用です。
クラウドソーシングとは、Web上で不特定多数の人に対して業務依頼をおこない、見積り・提案などを通じて発注者が受注者を探す仕組みです。そのプラットフォームとなるサイトやサービスをクラウドソーシングサービスと呼びます。
クラウドソーシングでは単発の業務依頼が中心となっており、スキルや実績の浅いフリーランスでも比較的案件が受注しやすい傾向にあります。単発業務のため仕事量を調整しやすく、まずは副業で空き時間に始めたい人には使いやすい仕組みです。
また、クラウドソーシングサービスではフリーランスが自身のサービス・スキル・実績等を登録できるため、発注者が長期の依頼を前提にフリーランスを探すこともできます。
クライアントと直接契約できるマッチングサービスを展開しているサイトもあり、独立の際にもクラウドソーシングサービス内で積んだ実績や信頼が役に立つでしょう。
人脈やSNSのネットワークを活用する
フリーランスが仕事を探す上で、古くから利用されてきたのが既存の人脈です。
会社員から独立・企業する場合では、勤めていた会社から業務委託として仕事を受ける場合もあるでしょう。また、会社員時代の人脈を通じて、サービスを宣伝することも効果的です。
最近ではSNSのネットワークを活用することも増えました。自分のサービスに関連する有用な情報を発信し、興味を持ったユーザーからの問い合わせを待つ方法も、初期投資が不要で始めやすい方法です。
まとめ|フリーランスになるにはステップを踏んで準備を進めれば安心!
本記事を通して、以下のことが言えます。
- フリーランスは会社などの組織に所属せず個人で仕事を請け負う働き方
- フリーランスのメリットは多様な働き方を選べることなどがある
- フリーランスになるデメリットには収入の不安定さなどがある
- 未経験からフリーランスになるにはスキルアップなどのステップを踏んで準備する
- フリーランスになったら開業届や確定申告事前申請などの手続きを行う
フリーランスは会社のような組織に属さず、個人で仕事を請け負う働き方です。場所や時間にとらわれない多様な働き方ができるといったメリットがある一方、収入が不安定になるなどのデメリットもあります。
フリーランスになってから後悔しないためには、自分のキャリアプランを立てる、事業の方向性を具体的に検討するなどのステップを踏んだ準備が重要です。
フリーランスの仕事は、インターネットの普及やエージェントサービスの登場で格段に探しやすくなりました。しっかり準備して進めれば、フリーランスとして自分の希望する働き方に近づくことは可能です。ぜひ検討してみてください。
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