50代で失業したらまずするべきことは?再就職の実態や成功するコツ
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50代に失業した人は、今後の収入や再就職活動など今後の生活への不安が大きいでしょう。50代は折り返し時点であり、年金の受給までまだ時間があるため、人によっては、収入を得るために活動する必要があります。
20代や30代に比べると転職・再就職状況は厳しい部分もありますが、実態を把握し、再就職活動を計画的に進めていきましょう。
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- 【この記事を読んでわかること】
- 50代の失業者は34万人と一定数いる(2022年労働力調査)
- まずは失業手当を受給しながら今後の人生を考えるのも手段のひとつ
- 50代の再就職の実態を把握し、計画的に再就職活動を進めていこう
50代で無職状態は34万人
総務省の調査によると、2022年の50代の完全失業者数は、男女合わせて34万人です。50代の労働人口のおよそ2%にあたります。
50代の完全失業者数
男性 | 女性 | 男女計 | |
---|---|---|---|
20歳以下 | 2万人 | 1万人 | 3万人 |
20代 | 25万人 | 18万人 | 44万人 |
30代 | 21万人 | 15万人 | 36万人 |
40代 | 18万人 | 14万人 | 33万人 |
50代 | 20万人 | 15万人 | 34万人 |
60歳以上 | 21万人 | 9万人 | 30万人 |
※統計表の数値は、表章単位未満の位で四捨五入してあるため、また、総数に分類不能又は不詳の数を含むため、総数と内訳の合計とは必ずしも一致しない
参考:「労働力調査(基本集計) 2022年(令和4年)平均結果 | 総務省」
完全失業者とは、求職活動をしているものの調査期間に就業していない人を指します。求職活動をしていない人を含めると、無職状態である人の実態はもっと多いかもしれません。
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50代で失業したらまずするべきこと
退職理由に関わらず、50代で失業したらまずやるべきことは以下のとおりです。
- 失業手当を受給する
- 今後の生活をじっくり考える
- 生活リズムを崩さない
ひとつずつ解説していきます。
失業手当を受給する
一定の要件を満たせば、失業手当(雇用保険の基本手当)を受給できます。失業手当が受給できれば、ただちに収入に困ることはありません。まずは住所管轄のハローワークへ受給申請を行いましょう。
失業手当の基本情報
受け取れる金額 | 離職前の給与の50〜80% |
---|---|
受け取れる期間 | 年齢や雇用保険加入期間で異なる |
受け取り開始までの期間 | 退職理由によって異なる 自己都合:待機期間7日+給付制限2ヶ月後 会社都合:待機期間7日後 |
必要書類 |
|
失業手当を受給するには、月2回の求職活動をおこなったうえで「失業認定申告書」を記載し、4週に1度の指定日にハローワークで失業認定を受ける必要があります。
▼再就職手当について詳しく知りたい方はこちら
再就職手当の概要とメリット・デメリットをわかりやすく解説
退職後、雇用保険で失業保険の受給申請をした求職者が、早期に再就職した場合に申請できるのが「再就職手当」もしくは「就職祝い金」です。いわ
今後の生活をじっくり考える
失業後、離職期間がなく再就職できるのが理想的かもしれません。しかし、失業手当を受給しながら、今後の生活をじっくり考えるのも良いでしょう。
特に、生活に関わるマネープランを練ることが大切です。今後いくらあれば安心して生活できるかは、家族や子どもの人数や住宅ローンの有無、子どもが独り立ちしているかなど、人によって異なります。
ただし、多くの人が再就職して収入を得る必要があるでしょう。50代の失業後に収入を得なければ、年金受給開始の65歳までの10年以上を退職金や貯蓄で生活しなければなりません。また、老後の長い生活を考えると、今ある資金をなるべく減らさないようにするべきです。
以上を踏まえて、今後のマネープランをじっくり検討していきましょう。
生活リズムを崩さない
生活リズムが崩れると自律神経が乱れ、うつ状態になってしまうことも少なくありません。心身ともに健康でなければ、せっかく再就職先が決まっても仕事に支障が出てしまったり、充実したセカンドライフが送れなくなったりする可能性があります。
失業後も今までと同じ生活リズムで生活し、生活リズムを崩さないよう心がけましょう。
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50代失業からの再就職の実態
自分のマネープランに合わせて、再就職活動の計画を立てましょう。
ただし、50代からの再就職は、やみくもに活動してもスムーズに進まない可能性があります。まずは50代の再就職の実態を把握し、現実的な再就職プランを立てることが大切です。
50代失業からの給与アップは難しい
20代や30代などの若い世代に比べると、50代からの再就職で給与アップを狙うのは難しいでしょう。
厚生労働省の調査によると、転職・再就職で前職からの給与アップが叶った人の割合は50代前半が32.0%、50代後半は20.5%です。特に50代後半になると、給与アップが難しいことがわかります。
転職入職者の賃金変動状況別割合
前職から増加 | 前職と変わらない | 前職から減った | |
---|---|---|---|
50〜54歳 | 32.0% | 32.9% | 34.1% |
55〜59歳 | 20.5% | 30.1% | 48.8% |
※転職・再就職を含む
ただし「前職と変わらない」割合も一定数あることから、給与アップは難しいものの前職同等の給与を狙えると考えられます。
50代失業から再就職者ではパートタイム就職者も一定数いる
厚生労働省の調査によると、50代男性のおよそ20%、50代女性のおよそ60%がパートタイム労働者として就職しています(転職・再就職を含む)。
入職者に占めるパートタイム労働者の割合
男性 | 女性 | |
---|---|---|
50〜54歳 | 19.0% | 56.8% |
55〜59歳 | 20.5% | 62.5% |
※転職・再就職を含む
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50代が再就職を成功させるコツ
実態を踏まえたうえで、50代が再就職を成功させるためのコツが以下の4つです。
- さまざまな働き方を視野に入れる
- 再就職の軸をしっかり定める
- 自分のスキルと実績を棚卸しする
- 転職サイトと転職エージェントを併用する
それぞれ詳しく解説します。
さまざまな働き方を視野に入れる
50代が給与アップや正社員などの好条件で再就職するのは、若い世代に比べると難しい現状があります。
企業は、比較的給与を抑えられ、長く会社に貢献してくれる可能性が高い若い世代を欲している傾向があるからです。
50代からの再就職では、正社員や給与のみに固執せず、派遣社員やパート、アルバイトなどの非正規の職員・従業員にも目を向けましょう。パートタイム労働者であれば、健康状態や労働時間、出勤場所の希望に合わせて働きながら、収入を得られます。
実際の労働力調査でも、非正規の職員・従業員についた男女の33.5%が、非正規を選んだ理由を「自分の都合のよい時間に働きたいから」と回答しています。
パートタイム労働は、正社員に比べると収入が落ちてしまう可能性もありますが、趣味や家族との時間を大切にしながら働くことも可能です。働き方によっては、悪条件で正社員として働くよりも、パートタイム労働のほうが収入を増やせるかもしれません。
なお、非正規の従業員であっても、規定の労働条件を満たせば雇用保険や社会保険に加入できるため、企業とよく相談すると良いでしょう。
再就職の軸をしっかり定める
50代からの再就職では、再就職の軸をじっくり練ることが大切です。
50代からの再就職は、条件を絞りすぎると、なかなかうまくいかない傾向です。働き方や労働環境、収入など、譲れない条件をしっかり考えましょう。その際は、家庭状況や家族の考えも踏まえて検討することも大切です。
再就職の軸を定めるポイント
条件 | 例 |
---|---|
仕事内容 |
|
労働環境・働き方 |
|
収入 |
再就職の軸がなかなか定まらない場合は、ハローワークで職業相談したり、セミナーを受講したりしながら向き合うのも手段のひとつです。
自分のスキルと実績を棚卸しする
よりよい条件で再就職するには、自分のスキルと実績の棚卸が大切です。
50代の再就職面接では、若者世代以上に「企業にとってどのような利益をもたらせるか」を、明確にアピールする必要があります。
あわせて、スキルや実績を活かせる市場を見極めることも大切です。スキルや実績に見合った市場で適切にアピールできれば、好条件で再就職できる可能性が高まるでしょう。
自分のスキルや実績をうまく洗い出せない場合は、転職エージェントを活用するのもおすすめです。エージェントとの対話を重ねるなかで、スキルや実績を客観的に言語化してくれるでしょう。
エイジレスフリーランスでは、主に人材業界に10年以上経験のあるベテランのキャリアコンサルタントが担当し、案件のご紹介だけでなく、高齢になっても永く働けるためのリスキリングや長期的な安定雇用に関してもサポートしています。
エイジレスフリーランス転職サイトと転職エージェントを併用する
転職サイトと転職エージェントは、下表のように特徴が異なります。
転職サイトと転職エージェントの特徴の違い
転職サイト | 転職エージェント |
---|---|
|
|
併用してうまく使いこなすと、転職サイトと転職エージェントのお互いのメリットを活かせます。自分に合ったサービスを選び、活用しましょう。
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「50代で資格を取得して定年のない仕事に就けるのか」「どんな資格がおすすめなのか」 定年が近づくと今後の働き方について、考える人
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まとめ
50代は人生の折り返し地点であり、年金受給開始の65歳までまだまだ時間があります。退職理由に違いはあれど、今後の収入や再就職活動など今後の生活への不安が大きい人も多いでしょう。
そのようなときでも、失業手当を受給したり、これからの生活を家族と話し合ったりと、今できることを考え行動することをおすすめします。
今後の生活や必要な収入を踏まえて再就職の軸を絞ると、条件に囚われずに再就職活動ができます。50代の再就職の実態を把握しながら、計画的に再就職活動をおこなっていきましょう。
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