50歳を過ぎたら考えるべき定年に向けた準備と退職後のキャリアプラン

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50歳を過ぎると多くの人が定年退職を意識しはじめます。人生100年時代と言われる現在、定年後の第二の人生の過ごし方には多くの選択肢があります。納得できる選択をするためには、50歳を過ぎた今から準備を整えておくことが重要です。
本記事を読むことで、今後のキャリア設計の参考にしてください。

  • 【この記事を読んでわかること】
  • 50歳を過ぎたらすべき定年退職へ向けての準備は3つ
  • 定年後の働き方は、再雇用、転職、独立・起業の主に3つある
  • 他社で就職を希望する場合は、シニア向けの求人募集で探すのがよい

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50歳を過ぎたら定年退職に向け準備に取りかかる

PC,ノート

50歳を過ぎたら、定年退職への準備に取り掛かると安心できます。多くの企業が50歳、55歳を役職定年としています。50代に入ると、60歳または65歳で迎える定年退職に向けての意識が高まり、カウントダウンし始めることも少なくないでしょう。
定年退職が差し迫る60歳近くになってから定年退職に向けた準備に取り掛かるのでは、時間が足りません。50歳の誕生日を一つの区切りとして捉え、定年退職に向けた準備を始めるといいでしょう。

定年退職後のライフプランを考える

多くの人が、定年退職を迎えてから20~30年もの間、第二の人生を歩みます。そのため、定年退職後のライフプランを考えておくことは非常に重要だと言えます。

厚生労働省が2022年7月に発表した2021(令和3)年分の平均寿命と平均余命が記載された簡易生命表によると、男性の平均寿命は81.47歳、女性の平均寿命は87.57歳です。

一方、厚生労働省の令和4年就労条件総合調査によると、一律定年制を定めている企業の72.3%が60歳を定年としています。

「人生100年時代」と言われる現代では、平均寿命の伸びにより、定年退職後の人生は20~30年と長いです。第二の人生を充実したものにするために、定年退職後のライフプランを考えておきましょう。

定年退職後の勤務先の選び方

選択肢

定年退職後の勤務先には、大きく3つの選択肢があります。1つ目は定年を迎えるまで働いた企業での継続雇用、2つ目は転職、3つ目は独立・起業です。この項目では、それぞれについて解説します。

再雇用

再雇用とは、定年した会社で再雇用され、継続して働く勤務形態です。

再雇用の場合、嘱託社員や契約社員という雇用形態で再契約を結ぶケースが大半です。いずれも非正規雇用で、単年または複数年で契約を結びます。契約が満期を迎えた際には、契約を更新する必要があります。

高齢者雇用安定法により、令和3年4月から、定年後も従業員が希望すれば65歳まで雇用を継続することが企業に義務づけられています。これにより、希望すれば、65歳まで働けます。
また、70歳までの就業確保措置をとることも企業の努力義務となり、定年退職後の就業年数が従来よりも長くなっています。

60代前半の約6割が嘱託・契約社員

独立行政法人労働政策研究・研修機構の「高年齢者の雇用に関する調査(企業調査)」によると、60代前半の継続雇用者の雇用形態(複数回答可)について、嘱託・契約社員が57.9%、パート・アルバイトとして働く人は25.1%です。

また、正社員は41.6%で、定年後、正規雇用で働く人も一定数いますが、嘱託社員、契約社員、パート・アルバイトなど非正規雇用の合計は83%と、非正規雇用の人が相当数いることがわかります。

転職する

定年退職後に別の企業へ転職するという選択肢もあります。とはいえ、現状では、60代の正社員の求人はそう多くありません。現役世代を対象とした媒体やエージェントがターゲットとしているのは、30〜40代の即戦力となる人材であることが多いため、60代の求職者では条件が合わない例が散見されます。

定年退職後に心機一転し、今までとは違う職場で活躍したいなら、シニア世代に特化した求人媒体やエージェントの活用をおすすめします。

50〜60歳での転職は可能か

50~60代での転職は、現実的に厳しいと言わざるを得ません。

総務省の労働力調査によると、2021年の転職者比率(就業者に占める転職者の割合)は25~34歳が6.0%、35~44歳が4.2%に比べて、55歳~64歳が占める割合は3.6%と、低い水準です。
若年層の転職者と比較し人件費がかかる、定年に近い年代であるという理由から、50〜60代の人材を積極的に採用する企業はそう多くないと考えられます。

また、2021年は男女合わせて288万人が転職に成功していますが、転職者数そのものも、2019年の351万人をピークに2020年は319万人と年々減少傾向にあります。

55~64歳の転職者は、2019年は51万人、2020年は47万人、2021年は42万人でした。

独立・起業する

定年退職後に独立・企業し、事業を始めるのも選択肢の1つです。再雇用制度を利用して非正規雇用になったとしても、いつ契約が終了になるか分かりません。また、転職活動を煩わしいと考える人もいるでしょう。

このような人は、長年の会社員経験の中で培ってきたスキルや人脈を活かし、独立・起業を視野に入れるのもよいでしょう。

ただし、安易に独立・起業の道を選ぶのは危険です。特に、退職金を元手にして事業を始めるというのは老後のライフプランにも影響します。独立・起業する場合は、事前に入念な準備をし、事業計画を立てておくと安心です。

定年退職後の働き方に迷ったらエイジレスに相談を

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定年退職後のキャリア設計に迷ったら、50~60代に特化したエージェントを利用するのも1つの手です。自分のスキルや経験について意見をもらえるため、客観的な視点で自分のキャリアを把握できます。

エイジレスフリーランス」では、年齢にかかわらず誰もが豊かに過ごせる社会を目指し、40〜60代を対象にしたキャリア支援を行っています。セカンドキャリアを築くためのキャリアコーチングや再就職支援、企業と人材のマッチングサービス等を展開しています。ご自身が望む生き方や働き方を尊重し、サポートしていきます。

キャリアや人生設計に迷っているなら、次のステージに向けて、私たちと共に新たな一歩を踏み出しませんか?ぜひご相談ください。

定年退職に向けて準備すべきこと3つ

黒板,電球

定年退職に向けて準備すべきことは主に3つあります。

  • 老後のライフプランに合った働き方を考える
  • 退職後の資金計画を立てる
  • 老後のリスクを想定する

それぞれについて解説します。

老後のライフプランに合った働き方を考える

老後のライフプランに合った働き方を考えておくことが必要です。今の日本では、定年退職後も仕事に就く人が多いです。再雇用、他社への転職、独立・起業など、多種多様な働き方から自分に合ったものを選べます。

また、働き方により、勤務日数や就労時間、収入等の条件は異なります。定年退職後、どのように暮らしたいかを計画し、その暮らしにマッチした働き方を考えるとよいでしょう。

転職や独立・起業を考えているなら、必要なスキルや資格を調べて定年を迎える前に習得しておくと、スムーズに起業へ移行できます。資格やスキルの習得には時間がかかります。50歳から準備を進めておくと安心です。

定年退職後の資金計画を立てる

定年退職後に働かない場合、定期的な収入がなくなります。一般的な公的年金の支給開始は65歳からのため、60歳で定年した場合、退職から5年間は年金が支給されません。

また、再就職した場合も、定年退職前と同じだけ収入があるとは限りません。貯蓄額や退職金の支給額などを考慮して、老後の資金計画を立てておきましょう。

老後のリスクを想定する

突然の病気や体調不良などにより働けなくなる、医療費の負担が増えるなど、数々のリスクを想定する必要があります。年齢を重ねると、健康面でのリスクが高くなります。体力の衰えを感じて不安に思う人も少なくないでしょう。

老後のリスクを想定し準備しておくことで、そうした不安も軽くなるはずです。定年退職後の生活に目を向け、どのようなリスクがあるのか、どのように対応していくのか、計画を立てておくといいでしょう。

まとめ|50歳になったら定年後の生活を見据えた準備を始めよう

計画

役職定年等を迎え、多くの人が定年を意識しはじめるのが50代です。50歳になったら、定年後の生活の準備を万全にすることにより、60代の生き方や暮らしぶりが変わってきます。本記事を参考に、納得のいくライフプランを設計しましょう。

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執筆者
エイジレスメディア編集部
エイジレス社会の専門誌として、すべての人が何歳でも豊かな暮らしを紡げるよう有益な情報を発信していきます。主に、エイジレスなビジョンを体現している人物や組織へのインタビュー記事を執筆しています。