SIerは「やばい」ってホント?その真相や見分け方、脱却方法について解説
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最近、SIerは「やばい」「ブラック」というウワサをよく聞きます。
SIerで働くことにはメリットとデメリットがあるため、単純に「やばい」というのは言い過ぎです。
本記事では、実際にSIerは「やばい」のか?について、そのウワサの真相や「やばい」と言われる理由、やばくないSIerの見分け方、やばいSlerからの脱却方法について現役のプロジェクトマネージャーが詳しく解説します。
- 【この記事を読んでわかること】
- SIerが「やばい」というウワサの真相は、半分本当・半分嘘で、SIer業界が抱える4つの問題が影響している。
- SIerが「やばい」と感じた体験談が、Twitter上には多数ある。
- SIerが「やばい」と言われながらも、SIerビジネスが残っていく3つの理由がある。
- SIerで働くなら知っておきたい「やばい」SIerに多い5つの特徴がある。
- 今働いているSIerが「やばい」と感じた時のおすすめの転職先が4つある。
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SIerとは|企業概要・分類・仕事内容など
SIerは、System Integrator(システムインテグレーター)の略語で、エスアイヤーと呼びます。
それでは、SIerとは何をする企業なのか?も含め、以下の順に確認していきます。
- SIerとはシステム開発をする企業
- SIerとSESの違い
- SIerは大きく3つに分類される
- SIerのおもな仕事内容
それぞれ解説します。
SIerとはシステム開発をする企業
SIerとは、システム開発のすべての工程を請け負う受託開発企業になります。
それでは、請け負う仕事にはどんなものがあるでしょうか?以下におもな仕事を挙げてみました。
- クライアントの課題解決へのコンサルティング
- システムの導入企画や立案
- システムの設計、開発
- システム導入に必要なハードウェア、ソフトウェアの選定
- システム導入に必要なインフラの構築
- システムの導入サポート
- システム運用開始後の運用保守
また、SIerのほかにSES企業と呼ばれる、システム開発の一部を請け負う企業があります。
SES企業とはどんな企業なのでしょうか?
また、SIerとはどう言う違いがあるのかを合わせて解説します。
SIerとSESの違い
SESとは、System Engineering Service(システムエンジニアリングサービス)の略です。
企業やクライアントの要求に応じて、エンジニアを派遣、提供するサービスを行う企業のことです。
以下、SIerとSESの4つの違いについて、それぞれ詳しく解説します。
仕事の請け方の違い
SIerとSESでは、クライアント企業からの仕事の請け方に違いがあります。
まず、SIerがクライアント企業からシステム開発の企画、要件定義や設計以降の工程について直接仕事を請け(元請けという)、製造工程以降をSIerの下請けとしてSESへ依頼することが多いです。
契約形態の違い
SIerとSESでは、契約形態に違いがあります。
SIerは、クライアント企業と請負契約で契約し、納品物を納めることで報酬を得ることが一般的です。
それに対してSESは、準委任契約で契約し、納品物ではなく労働力に対して報酬が支払われます。
求められるスキル
SIerとSESでは、求められるスキルにも違いがあります。
SIerはシステム開発の上流工程に関わることが多く、またプロジェクトを円滑に遂行出来るように管理する役割を担うため、マネジメントスキルも必要です。
一方、SESは下流工程を任されることが多く、まずはプログラミングスキルが必須となります。
労働時間の違い
SIerとSESでは、労働時間に違いがあります。
それは、上述している「契約形態の違い」による影響が大きく、SIerに対してSESのほうが労働時間は短くなる傾向があります。
SESは準委任契約や派遣契約がほとんどで、時間単位で契約しているため、作業完遂の義務がなく時間制限があるからです。
以上のことから、SIerとSESではさまざまな面で違いが見られます。
次に、SIerは仕事内容や業務形態の違いから大きく3つに分類されますが、どういった企業があるのか見ていきましょう。
Sierは大きく3つに分類される
SIerは、以下の3つに分類されることが一般的です。
- 情報システム部門が独立して出来た企業で、親会社やグループ会社のシステム開発を行うユーザー系
- パソコンなどのシステム開発部門が独立して出来た企業で、基本は親会社や自社内のシステム開発を行うメーカー系
- 親会社を持たない企業で、自社システム開発やクライアント企業の下請業務を行う独立系
では、SIerのおもな仕事内容について見ていきましょう。
SIerのおもな仕事内容
SIerのおもな仕事内容は、クライアントからの依頼に対して、ITシステムの構築や保守運用を行うことです。
また、SIerにはマネジメントスキルを持ち、要件定義や上流工程を担うSE(システムエンジニア)と詳細設計をもとに開発を行うPG(プログラマ)がいます。
実際は、クライアントからSIerで仕事を請け負い、設計以降を下請け企業やSES企業の派遣に依頼することが多いです。
これまで、SIerの企業概要や分類、仕事内容について解説しました。
次は、「やばい」とウワサされている真相について、SIer業界が抱える問題点をいくつか挙げて詳しく解説します。
SIerは「やばい」「ブラック」ってホント?SIer業界が抱える4つの問題
SIerはインターネット上で「やばい」「ブラック」とささやかれていますが、それは現代の外的内的環境の問題が影響していると言われています。
SIer業界が抱えるおもな問題点が以下の4つです。
- 多重下請け構造による問題
- クラウドの普及による問題
- 人材不足による問題
- 内製化へのシフト問題
それぞれ解説します。
多重下請け構造による問題
ユーザー企業から元請けのSIer企業にシステム開発を依頼しますが、案件規模や技術レベルの違いに応じて、二次請けやさらに下の三次請けの下請け企業に発注します。
それにより、ピラミッド構造を形成していることから多重下請け構造と呼ばれており、下にいけばいくほど納期も厳しくなり給与水準も低下していきます。
つまりこの問題は、元請けSIerや二次請けSIerよりも、三次請け以降のSIerやSES企業にとってより深刻な問題です。
クラウドの普及による問題
クラウドサービスの普及やSaaS等の新興企業の参入により、システムを新規に開発するのではなく、クラウド上に準備された既存システムを活用することも多くなってきました(そのため、以前SIerの売上の中心であった新規システム開発案件が減少傾向)。
それは、新規にSIerに発注して開発するよりクラウド上のサービスを利用したほうが、コストが抑えられることが大きな要因となっています。
ただし、クライアントで使用している環境の関係でクラウドを利用できないケースも少なくはなく、引き続きSIerの需要は残っていくことが考えられます。
人材不足による問題
これまでの従来型IT人材の需要が減っている一方で、AIやIoTの普及により先端IT人材の需要が高まってきているものの、2030年には先端IT人材が不足して従来型IT人材に余剰が出ると言われています。
それにより従来型IT人材から先端IT人材へのスキル転換が急務となっているため、スキル転換できない従来型IT人材を多く抱える企業や人材にとっては、仕事を失う深刻な問題になりそうです。
内製化へのシフト問題
企業は経営課題を解決するために、DXを推進し必要なシステムを素早く構築し、継続的に改善する必要があります。
しかし、システム開発を外注すると完成までに長い時間がかかりコストも大きく膨らむことから、システム開発の外注がDX推進の足かせになっているとの考えが増えています。
そのことから、システム開発を外注に依頼せず、社内でIT人材を育て内製化にシフトする動きが活発になってきているためSIerにとっては深刻な問題です。
以上がSIer業界が抱える4つの問題点でした。
次は、SIerは「やばい」と感じた体験談について解説します。
SIerは「やばい」と感じた体験談を紹介
こちらは、Twitter上にツイートされている、SIerは「やばい」と感じた体験談について紹介します。
新卒ITエンジニアの場合、まともにPGとして業務できるようになるまで3年掛かると言われています。
そのため、大手SIerではその立ち上がりスピードを考慮して、育成計画を立てるのが一般的です。
一方で、投稿されている内容を見る限り、2年目以降は新人扱いされないとのことから下請けSIerやSES企業の話だと推測されます。
少し前のツイートですが、デジタル変革やクラウド活用により下請けベンダを大手SIerが切り捨てて生き残ることを示唆するコメントからしても、下請けSIerは今後ますます「やばい」状況であることがわかります。
このほかにも同様なツイートが多数あり、Twitter上でも下請けSIerが「やばい」状況がよくわかりました。
次に、「やばい」と言われながらもSIerビジネスが残っていく理由について詳しく解説します。
「やばい」と言われながらもSIerビジネスが残っていく3つの理由
SIerは「やばい」「ブラック」と言われながらも高い需要があるため、今後も残っていくと考えられます。
今後もSIerビジネスが残っていくおもな理由が以下の3つです。
- DXによる企業のIT投資の増加
- 自社でIT人材を供給できる企業は限られる
- 技術の進歩によりIT需要は尽きない
それぞれ解説します。
DXによる企業のIT投資の増加
ITRの『IT投資動向調査2023』によると、2022年度のIT予算額が前年度比で増加した企業は、2021年度から6ポイント増の41%となりました。
一方で、前年度比で減少した企業は、2021年度から4ポイント減の7%でした。
それにより、確実にDXによる企業のIT投資額が増加していることがわかります。
次に、富士キメラ総研の『業種別IT投資/デジタルソリューション市場 2022年版』によると、全業種合計のIT投資額は2022年度が20兆1972億円(21年度比104.6%)の見込みです。
さらに、2026年度には23兆5131億円(同121.7%)まで増加すると予想されています。
業種別では、製造業、金融業、小売/卸売業のIT投資額の増加割合が大きく、この結果からも今後のIT投資額が増加傾向であると言えます。
自社でIT人材を供給できる企業は限られる
次に、経済産業省の『IT人材育成の状況等について』を見てみましょう。
現在のIT人材市場においても、IoT・AI・ビッグデータ活用を担う先端IT人材の需要が増大する一方で、その供給は限られていることからさらに需給ギャップが拡大すると見込まれています。
それにより、自社で先端IT人材を増やして育成するには限界があるため、先端IT人材を供給できるSIerであれば引き続き需要が継続すると考えられます。
技術の進歩によりIT需要は尽きない
次に、リクルートの『2023年度 転職市場の動向』によると、IT業界全体では引き続き採用は活発のようです。
しかし、領域やスキルによってはニーズにグラデーションがあり、SIerでは顧客の状況によって大規模案件の停滞・予算凍結などが生じているケースもあるようです。
一方で、即戦力へのニーズは依然として高く、業務アプリ分野では小売・流通系(EC)や「2024年問題(時間外労働の上限規制)」が迫る物流系、金融系では決済関連のニーズが増加しています。
また、インフラ分野では引き続きAWS、Azure、GCPなどクラウドエンジニアの求人が多い状況のようです。
以上のことから、SIerは「やばい」と言われながらも高い需要があるため、今後も残っていくビジネスだと言えます。
そのほか興味深い話として、転職先選びにおいて、働き方の柔軟性はさることながら仕事内容よりも「賃金」「労働条件」を優先する人が多くなってきたようです。
つまり、転職市場においてのニーズが高まっていることを踏まえ、より理想の報酬や働き方を求める傾向にあります。
SIer企業としては、自社の報酬水準が他社と比較してどのレベルにあるかを考慮した上で、見直しを図ることが今後の人材獲得に向けた重要なカギとなりそうです。
次に、SIerで働くなら知っておきたい「やばい」SIerに多い特徴について詳しく解説します。
SIerで働くなら知っておきたい「やばい」SIerに多い5つの特徴
これからSIerで働く人、すでにSIerで働いている人向けに「やばい」SIerに多い特徴について、詳しく解説します。
「やばい」SIerに多い特徴として、以下の5つが挙げられます。
- 多重下請け構造の下流にいる
- 待遇や環境が悪く人材の入れ替わりが激しい
- 技術や開発手法が古く現代的なプロジェクトに対応できない
- 研修や資格取得支援など人材育成制度が充実していない
- クライアントに振り回されやすい
それぞれ解説します。
多重下請け構造の下流にいる
SIerがやばいと言われる理由として、多重下請け構造があります。
特に大規模なシステム開発になればなるほど、元請けSIerの1社だけでは業務ボリュームや範囲が広く対応しきれないため、下請けSIerに仕事を分割して発注することも多いです。
元請けSIerから仕事を受けた会社は、さらにほかの下請けSIerに業務を分割して発注し、自社の得意とする分野に作業範囲を絞ったり、自社でたくさんの要員を抱えこまないようにしたりします。
多重下請け構造自体に問題があるわけではありませんが、二次請け・三次請けと下位になるほど安い報酬で開発を請け負うことになり、当然そこで働く従業員の給料も低い水準となっています。
このように、下位の下請けSIerにおいてブラック化しやすいことが、SIerがやばいと言われる理由の一つです。
待遇や環境が悪く人材の入れ替わりが激しい
IT業界は、人材の入れ替わりが激しい業界としても有名です。
IT業界では、常に新しい技術が生まれているため、そういった技術を獲得しようとIT業界に属する人たちは転職をしスキルを増やそうとする傾向にあります。
さらに三次請け以降のSIerになると、待遇や環境が悪いとすぐにより良い環境を求め、あまり抵抗なく転職する人が多い状況です。
また、業界内での人材の入れ替わりも激しいため、企業側はその穴を埋めようと転職者を多く採用する傾向にあるようです。
技術や開発手法が古く現代的なプロジェクトに対応できない
もうすぐ目の前に迫っている2025年の崖問題。
その大きな問題点の1つが、スクラッチの多用によるシステムのブラックボックス化です。
今後は、それを解消すべく簡易的なシステムであればスクラッチは不要で、「クラウドやRPAなどに移管していけば十分」という認識が広がっていくことが予測されます。
スクラッチ開発は減りクラウドを活用したSaaSの導入が進むことで、昔ながらのスクラッチ開発でしか対応できないような旧来型の下請けSIerやSES企業は仕事が取れず、厳しい状況が強いられることは間違いないでしょう。
研修や資格取得支援など人材育成制度が充実していない
大手SIerでは、新人研修や資格取得支援などの人材育成制度が充実しているところは多いですが、下請けのSIerやSES企業などは育成環境が整っていないところが多い状況です。
そのため、未経験や経験不足の状態で投入されることも多く、プレッシャーやストレスを抱え早期に離脱する人も下請けSIerやSES企業においては多いと言われています。
クライアントに振り回されやすい
SIerはクライアントから要望を受けてシステム開発を行うため、クライアントの要望に振り回されやすい傾向にあります。
特にシステムに詳しくないクライアントの場合、安易に仕様変更を依頼されることも多々あり、変更に多くの作業工数が発生することもあります。
加えて、納期の変更が叶わないことも多く、その結果SIerで働くエンジニアにしわ寄せがくることが多いです。
元請けSIerであってもそういう状況のため、より下流の下請けSIerやSES企業にとっては、さらにひどい状況であることが想像できます。
これらのことから、クライアントに振り回されやすい印象が強く、SIerで働くのはやばいと感じる人が多いのでしょう。
以上のことから、「やばい」と言われているSIerは、元請けSIerではなく下請けSIerやSES企業のことを指していることがわかりました。
ブラックなSIerがある一方で、ホワイトなSIer企業については、以下の記事で詳しく解説しているので興味があれば読んでみてください。
SIerのホワイトランキング|就職・転職するためのポイントを徹底解説
SIerにはホワイトやブラックと呼ばれる企業もあり、就職・転職を考えている人にとっては判断が難しく悩ましい状況です。この記事では、ホワイトラ
次に、自分が働いているSIerがやばい企業だと感じた場合は、どうすればよいか詳しく解説します。
やばいSIerだと感じたら転職も|転職先4選とおすすめな人
あなたが働いているSIerがやばいブラック企業だと感じたら、より良い企業に転職して環境を変えることも重要です。
では転職するとした場合、どういった企業がおすすめでしょうか?
以下が、おすすめの転職先4選です。
- 大手SIer|スキルを活かしたい人
- 自社開発企業|自社製品開発に携わりたい人
- 社内SE|安定した仕事に就きたい人
- フリーランス|企業に属さず自由に働きたい人
それぞれ解説します。
大手SIer|スキルを活かしたい人
今のSIerは辞めたいが、SIerが好きで続けたい人もいると思います。
あなたにスキルが身についているなら今のスキルが活かせる大手SIerがおすすめで、これまでと比べて年収が上がる上に、大規模開発にも関わることが可能です。
さらに、開発経験を積むことができるので、技術力を伸ばすこともできます。
以下の記事で、大手SIer企業をランキング形式で解説しているので興味があれば読んでみてください。
大手SIer企業の種類一覧と売上ランキング|立ち位置や年収を解説
これからSIerでの勤務を考えている人のなかには、大手SIerの種類やランキングが気になるのではないでしょうか。そこで本記事では、大手SIe
自社開発企業|自社製品開発に携わりたい人
自社で独自に企画したアプリやパッケージソフト、Webサービスなどを開発し、販売や運営を行うのが自社開発です。
自社開発では、クライアントが存在せず社内からの難しい要求も少ないため、エンジニアとして自身のアイデアや技術を活かして仕事ができます。
また、SIerでは決められた納期に追われることが多々ありましたが、自社開発はある程度融通がきくように納期設定されているケースも多くあまり負担がかからないようです。
自身の技術力を活かし自社製品開発に携わりたい人には、自社開発企業がおすすめです。
以下の記事で、自社開発のメリット・デメリットを詳しく解説しているので読んてみてください。
自社開発はなぜ「やめとけ」なのか?選んではいけない会社の特徴は?
自社開発企業のエンジニアになるのは「やめとけ」とよくいわれますが、それはなぜでしょうか。この記事では、自社開発エンジニアがやめとけ、といわれ
社内SE|安定した仕事に就きたい人
安定した仕事に就きたい人は、社内SEがおすすめです。
社内SEは、自社システムの運用・保守・改善を担当する仕事で、社内で使用するパソコンやサーバー、ネットワークなどのインフラを整備したりします。
また、新しいシステムの導入やアップグレード、セキュリティ対策の実施なども社内SEの仕事です。
SIerと同じエンジニアの分類ですが、システムの開発をすることは基本的に少なく、システムの運用がメインで納期に追われることもなくなります。
客先常駐を辞めたい人にはぜひ社内SEがおすすめです。
以下の記事で、現役の社内SEが実態を解説しています。興味があれば読んでみてください。
社内SEは楽すぎ?勝ち組?現役の社内SEが本当かどうかを解説
エンジニアが転職を考えるうえで、社内SEは「楽すぎる」や「勝ち組」と聞いたことはないでしょうか?会社内のIT専門家として働く社内SEは、ユー
フリーランス|企業に属さず自由に働きたい人
企業に属さず自由に働きたい、かつ自分の技術力で年収を上げたい人は、フリーランスがおすすめです。
フリーランスは、企業や個人事業主などのクライアントから仕事を受注し、自身の技術力を駆使してシステムの開発業務を行います。
また、自身が興味のある分野やプロジェクトを選んで働くことができるため、技術力に自信がある人はフリーランスがおすすめです。
SIerのガチガチな社内ルールや人間関係は苦手だけど、仕事自体は嫌いじゃないという人は、フリーランスでSIer案件を受けるという選択肢もあります。以下の記事で詳しく解説しているので読んでみてください。
SIerのフリーランス案件は高単価?稼げる人の特徴や案件例を解説
SIerで経験を積んだのち、フリーランスエンジニアとして独立を検討する人は少なくないでしょう。SIerのフリーランス案件は、年収1,000万
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まとめ|今働いているSIerが「やばい」と感じた時は早めに転職を考えるべき
この記事をとおして、以下の3つのことがわかりました。
- SIerが「やばい」というウワサの真相は、SIer業界が抱える4つの問題が影響している。
- SIerが「やばい」と言われながらも、SIerビジネスが残っていく3つの理由がある。
- 今働いているSIerが「やばい」と感じた時のおすすめの転職先が4つある。
これまで解説したように、「やばい」SIerとは多重下請け構造の下位にあたる下請けSIer(特に三次請け以降)やSES企業を指しており、元請けのSIerにおいては今後もビジネスが残っていくことがわかりました。
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