
大手SIer企業の種類一覧と売上ランキング|立ち位置や年収を解説
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おいとま
たかみ
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じょう
これからSIerでの勤務を考えている人のなかには、大手SIerの種類やランキングが気になるのではないでしょうか。
そこで本記事では、大手SIerの種類や現在の売上規模のランキングなどを詳しく解説します。
本記事をとおして各大手SIerの立ち位置をつかみ、就職先選びの参考に役立ててください。
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- 【この記事を読んでわかること】
- 大手SIerとは、一般企業や官公庁向けシステムのコンサルティング・設計・開発・運用を請け負う企業の総称
- 大手SIerの種類は「ユーザー系」「メーカー系」「独立系」「外資系」「コンサル系」の5つに分類できる
- 各社の事業内容・規模・強みをもとにした大手SIerの売上ランキング
大手SIerは総じてホワイト企業が多く、安定した事業を背景に長期的なキャリアプランを描ける点が大きな魅力ですよね。そんな大手SIerに勤めたいという人は多いと思います。
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おいとま
たかみ

この記事の監修者

大学卒業後、富士通グループ会社(現富士通Japan株式会社)に入社
13年勤務し、おもにプロジェクトマネージャー・ITコンサルタントとして企画支援〜構築〜運用まで幅広く対応
現在はフリーランスとして執筆業・マーケティング業に従事
保有資格:ITストラテジスト、応用情報技術者、Fujitsu Certified Professional Cloud、等
大手SIer企業の種類

おいとま
たかみ
各大手SIerの立ち位置を把握する前に、大手SIerの定義やその種類、実際に勤務していた人の体験談を見ていきましょう。
- 大手SIerとは?
- ユーザー系SIer
- メーカー系SIer
- 独立系SIer
- 外資系SIer
- SIer勤務経験のある人の体験談(監修者コメント)
それぞれ解説します。
大手SIerとは?
そもそもSIer(エスアイアー)とは、システムインテグレーター(System Integrator)の略称です。一般企業や官公庁などのITシステムにおいて、コンサルティング・設計・開発・運用などを請け負う企業のことを指します。
その中でも「大手」となると、売上規模や従業員数などの企業規模が大きいだけでなく、同業界での知名度やシェアが高い特徴が挙げられるでしょう。
一方で、建設業界のように多重的な下請け構造があることから「つまらない」と言われることがあります。人によっては、長時間労働に代表されるブラックな企業が多いというイメージも持っています。
大手SIerの実態をより正確に把握するためにも、代表的な大手SIerの5つのタイプ(ユーザー系・メーカー系・独立系・外資系・コンサル系)を見ていきましょう。事業・担当業務・年収・代表的なSIer企業の4つの切り口から以下のとおりまとめました。
おいとま
たかみ
ユーザー系SIer
事業の傾向 | ●主要顧客が親会社・グループ会社の場合が多い ●事業は安定 |
---|---|
担当業務の傾向 | ●親会社・グループ会社のシステム開発・運用が大半・規模が大きいシステム開発案件が多く、上流工程メイン ●上流工程以外は傘下のSIerや協力会社に委託するケースが多い |
年収の傾向 | ●親会社・グループ会社に準ずるため比較的高い ●親会社の平均年収が高ければ、SIerの年収も高い |
代表的なSIer | ●株式会社NTTデータグループ ●パナソニックコネクト株式会社 ●伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 |
東証プライム市場に上場するような大企業が、自社の情報システム部門を子会社として分離・独立させたタイプです。
ユーザー系SIerは、親会社・グループ会社からシステム開発・運用・保守の引き合いをメインのビジネスとしていますが、近年では親会社・グループ会社以外からの案件を積極的に取りに行く傾向に。
ちなみに親会社・グループ会社向けのビジネスを内販、資本関係がない顧客むけのビジネスを外販と呼び、外販の比率が高いSIerほど外資系IT企業のハードウェア・ソフトウェアを積極的に提案に採用する傾向があります。
また、親会社の人事制度を踏襲するケースが多いことから、総じてホワイトな企業が多いです。年功序列体質が一部残るものの、徐々にジョブ型に移行しつつあります。
メーカー系SIer
事業の傾向 | ●ユーザー系より外販比率(親会社・グループ会社以外への販売比率)が高い ●事業は安定 |
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担当業務の傾向 | ●自社が製造するハードウェアと組み合わせたソリューションを基軸にシステム開発・設計を担う ●規模が大きいシステム開発案件が多く、上流工程メイン ●上流工程以外は傘下のSIerや協力会社に委託するケースが多い |
年収の傾向 | ●年功序列体質が一部残るものの、比較的高い |
代表的なSIer | ●日本電気株式会社 ●富士通株式会社 ●株式会社日立製作所 |
もともと汎用機やコンピュータの開発・製造を行ってきたハードウェア・メーカーが、その延長線上でシステム開発案件を手がけるタイプです。
その成り立ちから特にインフラ系の技術に秀でていて、インフラで最適に稼働するアプリケーションの開発・運用まで、ワンストップで提供できる点が強み。
また、手がけられる業務範囲が広範に及ぶことから、対象顧客や案件規模も必然的に大きい点も特徴です。
長い歴史を持つ企業が多く、そのほとんどが労働組合を持っていることから福利厚生制度も充実し、ブラックな企業は少ないです。
独立系SIer
事業の傾向 | ●親会社・グループ会社の縛りがないため、100%外販 ●事業の安定性は中程度 |
---|---|
担当業務の傾向 | ●親会社や自社製品の縛りがない分、会社の立ち位置によって携わる業務が幅広い ●上流から下流まで様々 |
年収の傾向 | ●比較的能力・成果を重視するため、バラツキあり |
代表的なSIer | ●株式会社大塚商会 ●TIS株式会社 ●BIPROGY株式会社 |
ユーザー系・メーカー系と異なり、親会社も自社のハードウェアも持たないタイプです。
親会社との資本関係や、特定の業種・ハードウェアに束縛されることなく、自由度がきわめて高い点が特徴。
その分、安定して大型案件を獲得できる確実性に乏しいため、常に自力でビジネスを獲得する必要があります。
活躍次第では高収入を期待できますが、成果が出なければ待遇面で劣ることも。手がけられる業種やシステム開発の領域に関して、選択と集中を行っているケースが多いため、自分がやりたい仕事について明確なビジョンを持つことが大切です。
外資系SIer
事業の傾向 | ●100%外販 ●常に高い事業成長が求められる |
---|---|
担当業務の傾向 | ●日本市場向けにSIサービスを提供 ●自社のハードウェア・ソフトウェアを主体に提供するため、開発・導入までが主戦場 |
年収の傾向 | ●競争力のある年収で、役職によって差が大きい |
代表的なSIer | ●日本オラクル株式会社 ●日本アイ・ビー・エム株式会社 ●日本ヒューレット・パッカード合同会社 |
世界中で事業を展開するIT企業が、日本法人を設立してSI事業を展開しているタイプです。
自社で開発しているハードウェア・ソフトウェアを基軸に、日本の顧客にシステム導入を行っています。
効率的なビジネス展開を志向しているため、顧客企業規模によって直接取引かパートナー企業を介した取引か、明確に線引きされています。そのため、所属部署によって手掛けられる案件規模や業務範疇が明確に異なります。
常に海外株主からの強いプレッシャーにさらされているため、高い成長が求められる分、待遇面は日本のSIerと比べて競争力があります。
コンサル系SIer
事業の傾向 | ●100%外販 ●常に高い利益率が求められる |
---|---|
担当業務の傾向 | ●コンサルティングや設計など、付加価値の高い上流工程メインで請け負う |
年収の傾向 | ●競争力のある年収で、役職によって差が大きい |
代表的なSIer | ●株式会社野村総合研究所 ●アクセンチュア株式会社 ●デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 |
システム開発・導入に入る前段階の事業戦略や業務課題の洗い出しなど、上流工程を主戦場にしているタイプです。
技術的な知識・ノウハウに加えて、顧客企業の事業計画や業務知識に関する専門性も必要なことから、SIerの中でもトップクラスに年収が高いのが特徴。深く経営に関わることから、ほかのSIerタイプと比較して高い付加価値や成果が求められます。
SIerの種類でもっとも成果主義が浸透しているため、相応の業務レベル・業務量をこなす必要があります。
おいとま
たかみ
SIer勤務経験がある人の体験談(監修者コメント)
SIerでの仕事は、大手SIerが主契約者としてプロジェクトマネジメントを担当し、設計や開発などの実務作業は2次請けや3次請けのシステム開発会社に委託されることが一般的です。
大手SIerでは、直接顧客とコミュニケーションを取り、受託したプロジェクトに対して大きな責任が求められます。
そのため、プレッシャーはありますが、同時に大きな達成感を感じられます。
一方で、SIerでの仕事ではシステム実装スキルは高められないため、技術力を磨いていきたいと考える人には適さないこともあるでしょう。
自分がどのようなキャリアパスを歩みたいのかをしっかり考え、どのような企業で働くのかを検討することが重要です。
次では、気になる大手SIer企業のランキングを見ていきましょう。
大手SIer企業ランキング

大手SIerの中で、有価証券報告書を入手できる企業を調査しました。直近の年間売上高を基準にして、上位10社の特徴や強みや主要顧客層を説明します。
本内容を通じて、トップSIer各社の事業規模・特色を把握することができます。
ただし、外資系SIerやコンサル系SIerの大部分が日本での売上を非公開としているため、本ランキングには含めていません。また執筆時点(2023年9月)での情報を元に作成している点、ご注意ください。
1位:株式会社NTTデータグループ
メインの事業ドメインは、公共・金融・法人の3本柱。
NTTを母体としていて業歴が長いこともあり、公共・社会基盤向けのソリューションにとりわけ強みがあります。誰もが使っている社会保障を支えるシステムや金融業界を支える基幹システムなど、きわめて重要なシステムを初期段階から手掛けている点も見逃せません。
2023年3月期の連結売上高は3兆4,902億円でした。
平均年収は852万円です。
2022年にNTTの海外事業と統合したことや、海外同業他社を積極的にM&Aを通じて買収することでグローバル事業の売上が全体の54%を占めるなど、海外売上比率が同業他社に比べて高い点も出色。
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2位:日本電気株式会社(略称:NEC)
おもな事業は、社会公共事業・社会基盤事業・エンタープライズ事業・ネットワークサービス事業・グローバル事業の5つで、幅広くカバーしている点が特徴。
2023年3月期の連結売上高は3兆130億円でした。
平均年収は814万円です。
サーバー・ネットワーク関連の自社ハードウェア製品をベースとしたSI事業を展開しています。中でも顔認証システム・生体認証システムの先端分野で豊富な実績・国際競争力があり、海外からも注目の的に。
歴史的な会社の成り立ちも手伝って、とりわけ通信業務向けのソリューションには定評があり、グローバル5G事業に注力しています。
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3位:富士通株式会社
事業セグメントは、サービスソリューション・ハードウェアソリューション・ユビキタスソリューション・デバイスソリューションの5つ。
2023年3月期の連結売上高のうち、SI事業に相当するテクノロジーソリューションは3兆1,378億円でした。
平均年収は859万円です。
会社としての強みは、スーパーコンピューター「富岳」をはじめとする高品質なハードウェア製品にあります。また製造業・金融業・流通業など、あらゆる業種にサービスを提供できる点も魅力。
従来のSIerからDX(デジタルトランスフォーメーション)企業への変革を遂げることで、SIerとしての利益率の改善に取り組んでいます。
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4位:株式会社日立製作所
日本を代表するコングロマリット企業であり、SI事業に関わるデジタルシステム&サービスの他にもグリーンエナジー&モビリティ・コネクティブインダストリーズ・日立Astemoと4つの事業ドメインを有しています。
SIerとしての売上は、2023年3月期が2兆3,890億円でした。
平均年収は897万円です。
会社としての強みは、日立の先進的なデジタル技術を活用したソリューション・サービス・テクノロジーの結晶「Lumada」。2021年にGlobalLogic社を買収し、Lumadaのグローバル化を推し進めている点にあります。
主要な顧客としては、金融・公共・電力など、より安定性が求められるシステムに強みを発揮しています。またSI以外のビジネスも非常に大きいため、事業の安定性が高いのが特徴です。
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5位:パナソニックコネクト株式会社
パナソニックグループの中で、企業向けソリューション事業成長の中核を担う会社で、サプライチェーン・公共サービス・生活インフラ・エンターテインメントを主要領域としています。
2023年3月期の売上高は、1兆1,257億円でした。
平均年収は707万円です。※口コミサイトより
総合家電メーカーとしての知見を活かしたプロセスオートメーションや、買収済みのブルーヨンダーが確立したSCM(サプライチェーンマネジメント)に強みがあります。
得意としている顧客セグメントは、親会社で培った知見を活かせる製造・物流・流通です。
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6位:株式会社大塚商会
ソフトウェアからハードウェア、オフィス関連システムを一気通貫で提供しているSIerで、SI事業とサービス&サポート事業を展開しています。オフィス用品の通販サイト「たのめーる」で有名。
2022年12月期の売上高は、8,610億円でした。
平均年収は823万円です。
独立系SIerなので特定のハードウェア・ソフトウェアに縛られず、安定した顧客基盤を有しているため、顧客に最適な提案ができる点が最大の強みです。
顧客層は年間売上高100億円以下の企業が占める割合が多く、業種としてはサービス業・製造業・卸売業の割合が高いです。
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7位:株式会社野村総合研究所(略称:NRI)
主要な事業は、コンサルティング・金融ITソリューション・産業ITソリューション・IT基盤サービスの4本柱。
2023年3月期は、6,922億円の売り上げを誇ります。
平均年収は1232万円です。
野村證券から分離・独立して設立された経緯もあり、金融業界に強みを持っています。
シンクタンクとしての顔も持つため、企業経営・戦略立案から携われる点も大きな特徴で、同社の競争力の源泉です。
その特徴からカバーしている業界のトップ企業1社に深く入り込む傾向があり、金融業界であれば野村證券、小売業界であればセブン&アイ・ホールディングスが主要顧客です。
8位:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC)
その名の通り、伊藤忠商事の情報システム子会社をルーツに持ち、民需を中心にサービス・開発・SI・製品事業を展開。2023年8月に、伊藤忠商事がCTCの完全子会社化を発表しました。
CTCが主に注力しているDX(デジタルトランスフォーメーション)事業などにおいて、蓄積した知見やノウハウの連携を強め、他業界へ横展開し更なる収益基盤の拡大を目指しています。
2022年度3月期の売上高は、5,709億円でした。
平均年収は941万円です。
商社のDNAを持つため、外資系ベンダーの競争力のあるソフトウェア・ハードウェアを積極的に顧客提案に取り込み、特にITインフラを得意領域としています。
主要顧客は、通信業界を筆頭に製造・流通・社会インフラなど、幅広く分散しています。
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9位:TIS株式会社
「成長戦略を支えるためのIT」を標榜し、コンサルティングからシステム運用保守・システム基盤の提供や構築まで展開している独立系SIer。
2023年3月期の売上高は、5,084億円でした。
平均年収は752万円です。
金融・製造・流通・サービス・公共・通信など全方位をカバーしている中で、突出した実績を持つのはクレジットカード業界。売上全体の約20%を占めます。
システムダウンが許されないミッション・クリティカル・システムを得意としており、金融ITに定評があります。
10位:SCSK株式会社
住友商事グループを母体に持つユーザー系SIerで、コンサルティング・システム開発・ITインフラ構築などを手掛けています。
2023年3月期の売上高は、4,459億円でした。
平均年収は752万円です。
ものづくり革新プラットフォーム「S-Cred+」やDX事業など、積極的に外販を推進している点が強みです。
顧客層としては、親会社・グループ会社向けに安定した顧客基盤を抱えており、製造・流通・金融・通信業の4つの業種の顧客が売上の約80%を占めています。
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11位以下の大手SIer
ここから先は、11位以下の大手SIerをランキング形式で並べた一覧です。
ランキング | 企業名 | 直近年間売上高(億円) | 平均年収 |
---|---|---|---|
11位 | BIPROGY株式会社 | 3,399 | 810 |
12位 | 日鉄ソリューションズ株式会社 | 2,917 | 845 |
13位 | 日本オラクル株式会社 | 2,269 | 1,121 |
14位 | ネットワンシステムズ株式会社 | 2,097 | 869 |
15位 | 富士ソフト株式会社 | 1,923 | 600 |
16位 | 株式会社電通国際情報サービス | 1,291 | 832 |
17位 | 都築電気株式会社 | 1,239 | 889 |
18位 | 株式会社三菱総合研究所 | 1,166 | 1,024 |
19位 | 株式会社オービック | 1,002 | 960 |
20位 | 兼松エレクトロニクス株式会社 | 713 | 722 |
おいとま
たかみ
ここでは、11位以下の大手SIerのランキングをお伝えしてきました。
ほぼすべてのSIerの年間売上高が1,000億円以上のため、大手の規模感の目安となります。
今回は大手SIerに関して解説してきましたが、SIerの分類別・売上別・従業員別などもう少し詳細なランキングは以下の記事で詳しく解説しています。興味がある人は読んでみてください。

SIer企業の年収は高い!売上・平均年収でランキングを解説
これから優良なSIerで働きたいと考えている人の中には「どんなSIerが優良なSIerなの?」と思う人もいるでしょう。SIerの平均年収は4
SIerで働く場合、売上や年収だけでなく、残業・勤続年数・口コミなどの多角的な視点からホワイト企業を選択すべきでしょう。
以下の記事で詳しく解説しているので、興味がある人は読んでみてください。

SIerのホワイトランキング|就職・転職するためのポイントを徹底解説
SIerにはホワイトやブラックと呼ばれる企業もあり、就職・転職を考えている人にとっては判断が難しく悩ましい状況です。この記事では、ホワイトラ
大手SIer企業の選びかた(目的別)
ひとことで大手SIerといっても、多くの企業があるため自分がどのような考えで企業を選ぶべきか悩むこともあるでしょう。
ここでは、SIer企業の特徴にもとづいて目的に応じた選び方を説明します。
- スキルを磨き将来のキャリアアップにつなげたい
- 安定した経営基盤のもと働きたい
- 高年収の企業で働きたい
それぞれ解説します。
スキルを磨き将来のキャリアアップにつなげたい
将来のキャリアアップを見据える場合、「独立系」「コンサル系」がおすすめです。
独立系SIerは特定ベンダー製品にしばられず、柔軟性が高くクライアントに最適なソリューションを提供できます。
一方、コンサル系SIerはIT戦略や企画などの上流工程に参画し、ITにとどまらないビジネススキルも磨けます。
将来的には、企業内でのキャリアアップだけでなく、転職や独立も現実的です。
安定した経営基盤のもと働きたい
安定した環境下で思いきり働きたいという人は、「ユーザー系」「メーカー系」「外資系」が良いでしょう。
これらの企業は、グループ全体の信用度が高く大規模な案件を安定して獲得できることが特徴です。
さまざま自社製品を取り揃えていたり、特定ソリューションのパートナシップ契約を結んでいたりすることも多いため、独立系やコンサル系と比べると身につけられるスキルや経験の幅は多少の制限があります。
高年収の企業で働きたい
どのような種類のSIerでも、転職により年収アップする可能性があります。
現在のIT市場は深刻な人手不足であり、経済産業省によれば2030年までに16万人〜79万人ほどのIT人材の不足が懸念されるほどです。
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まとめ|大手SIerの種類や各社の特徴への理解を深め、キャリアプランに合った会社選びをしよう
おいとま
たかみ
この記事をとおして、以下のことがわかりました。
- 大手SIerとは、一般企業や官公庁向けシステムのコンサルティング・設計・開発・運用を請け負う企業の総称
- 大手SIerの種類は「ユーザー系」「メーカー系」「独立系」「外資系」「コンサル系」の5つに分類できる
- 各社の事業内容や規模・強みをもとにした大手SIerの売上ランキング
この記事で紹介した内容をもとに、自分が携わりたい業界・業務担当範囲を振り返り、どの大手SIerが理想に近いかを検討してみましょう。
大手SIerは総じてホワイト企業が多く、安定した事業を背景に長期的なキャリアプランを描ける点が、大きな魅力です。
