SESがやめとけといわれる理由は?こんなSES企業はやばい!
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おいとま
しーそー
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じょう
SESで活躍している人や、これからSESで働こうとしている人の中にはgoogleで検索する中で「SES やめとけ」というキーワードを見て「SESがやめとけといわれる理由って?」と考えてこの記事を読んでくださっている方も多いと思います。
そういった検索キーワードを見ると不安になる方も多いのではないでしょうか?
結論からお伝えすると「SESはやめとけ」というのは言い過ぎであり、
・キャリアの足掛かりにしようとしている人
・IT業界で人脈を広げたい人
・多様なスキルを身につけたい人
によっては優れた職場にもなり得る業態だと言えます。
一方で、全ての人におすすめできるわけではなく、
・コミュニケーションが苦手な人
・変化への対応力に自信がない人
・もうすでに一定のスキルや実務経験を持っている人
にはおすすめできません。
この記事では、SESがやめとけといわれる理由や、やめておいたほうがよいSES企業の見つけ方などを解説しています。
この記事を読んで、SESとして働くかどうかの参考にしてみてくださいね!
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- 【この記事を読んでわかること】
- 仕事の価値観や所属企業によってはSESでも働ける
- 収入が低く多くのストレスを抱えながら長時間労働を強いられる可能性がある
- 快適な職場環境とならない企業でのSES契約はやめておいたほうがよい
- SES企業の評判や情報をしっかりと仕入れてチェックすることが重要
- 自身の将来に前向きな人はSESに向いている
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結論:SES「やめとけ」は言い過ぎ|やばい原因は多重下請け構造
しーそー
「SESはやめとけ」と言われるおもな原因は、IT業界の多重下請け構造によるものです。
多重下請け構造とは、ひとつのプロジェクトを遂行するために、複数の下請け企業が関わっている構造のことです。
商流の下にいけばいくほど納期が厳しくなり給与水準も低下していくため、元請けSIerよりも二次請け以降のSES企業やSIerにとってより深刻な問題となります。
多重下請け構造は、日本のIT業界や建設業界に見られる特徴です。
日本では、欧米などと比較してIT人材がSIerやSES企業に従事する割合が高く、事業会社に従事する割合が低い傾向があります。
たとえば日本と米国を比較すると、その割合は逆転しています。
日本 | 米国 | |
---|---|---|
IT企業(SES,SIer等) | 72.0% | 34.6% |
事業会社 | 28.0% | 65.4% |
日本は終身雇用などの雇用制度の影響で人材の流動性が低いため、
システムの導入や開発には多くの技術者が必要な一方でユーザー企業(事業会社)が多くのIT人材を抱えることができず、外部のSIerやSES企業への委託が必要になり多重下請け構造を形成しています。
SES企業がやめとけと言われる理由は、多重下請け構造の影響を受けて
納期が短い⇨急ぎの案件が多くなり長時間労働が多くなる
給与が低い⇨元請けの単価から下がっていくので同じ仕事なのに給与が著しく違う状況が起きる
という構造的な問題を抱えているからです。
しかしSESは全てにおいて悪いのかというとそうではなく、
・未経験でもエンジニアとして教育してもらえる
・多くのプロジェクトを経験することでIT人材としての地力をつけることができる
などのメリットもあります。
なので、SESはやめとけは言い過ぎであり、SESの中でも優良企業と呼ばれる会社であれば
・比較的給与が良い
・教育体制がしっかりしている
・労働時間も長すぎない
といった条件で働くことも可能なので、自分の今のスキルを考えてSESで働くべきかどうかの判断をまずしつつ、働くのであればSESの中でも優良な企業を探すことが大切です。
SESとは|契約や働き方の特徴
しーそー
そもそもSESとはシステム開発の委託契約の一種で、ソフトウェアやシステムの開発・保守・運用などの特定業務において、エンジニアの技術力を提供する契約のことです。
この契約は一般的には準委任契約となることが多いですが、仕事の内容によっては、一括請負契約や派遣契約を行う場合もあります。
準委任契約は「履行割合型」で報酬が支払われ、「履行割合型」とは業務遂行に対して報酬が支払われるもので、報酬はエンジニアのもつスキルや経験と作業時間(工数)を加味した形で算出されます。
つまり、豊富なスキルや経験を持つエンジニアほど単価が高くなり、時間当たりの報酬が増えるのが一般的です。
月の作業時間は契約にて定めますが、プロジェクトの状況によっては、作業時間が契約内で定めた時間を超える場合もあります。
このような場合は、クライアントとの契約にて定めた内容で、別途精算されることが多いです。
このため、定めた作業時間を超えて作業をする場合もあり、残業が増える可能性もあります。
おいとま
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報酬のもう一つの支払い方法として「成果完成型」があり、こちらは、納品した成果物に対して報酬が支払われる支払い方式です。
「成果完成型」の場合は、エンジニアのスキルや経験および作業時間に関係なく、契約時に定められた報酬が支払われます。
ただし、一括請負とは違い、成果物の完成義務はありません。
成果物の状況に影響されず、その成果物を引き渡した時点で報酬が発生するのが特徴的です。
おいとま
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次に、SESが「やめとけ」「やばい」と言われる理由を解説します。
SESが「やめとけ」「やばい」と言われる5つの理由
しーそー
SESは、契約した企業先にて、エンジニアの技術力を提供する契約です。
このSESが「やめとけ」や「やばい」と言われる理由は、どういったものがあるのでしょうか。
ここでは、「やめとけ」「やばい」と言われる以下5つの理由を解説します。
- 収入が低い
- スキルアップが難しい
- やりがいを感じられない
- 高度な責任とストレスがある
- 長時間労働を強いられる可能性がある
それぞれみていきます。
収入が低い
大手求人サイトで掲載されているSES契約での求人の平均月給は41.3万円で、12ヶ月働いた場合の平均年収は480万円ほどとなります。
一般的な平均給与が433万円であることから、SESの平均年収は平均と同等程度となります。
しかしながら、同じ職種でもフリーランスや正社員と比べて、SESの収入は低いです。
フリーランスであれば、自身が企業と直接契約して報酬をもらうため、収入が高くなります。
正社員でも、企業と会社が直接契約を結んで報酬が会社に支払われるため、フリーランスほどではありませんが収入は高くなるでしょう。
SESの場合、その会社からの二次請けや三次請けとなる場合もあり、このような場合は正社員よりも収入が低くなる可能性が高いです。
同じ仕事をしても、多重下請け構造の結果で収入が低くなってしまうため、SESは「やめとけ」「やばい」といわれます。
おいとま
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スキルアップが難しい
SESでの契約だと、スキルアップが難しい場合があります。
SESで派遣契約として、さまざまな企業へ出向いて仕事ができるのは、いろいろな知識やスキルを得られるためメリットではあります。
しかしながら、出向いた先の企業の知識やスキルしか得られず、経験が偏る可能性があります。
特に、新卒でSESとして働く場合、自身でどのようなスキルを学ぶかを選ぶことが難しく、スキルアップも難しくなります。
やりがいを感じられない
SESを「やめとけ」「やばい」と言われる理由の一つに、やりがいを感じられないというものがあります。
SES契約では契約先のシステムの開発を行うため、売上面でしか自社への貢献ができず、これは間接的なものです。
自社への直接的な貢献ができず、なぜこの会社で働いてるかの理由を見失い、やりがいを感じられない場合があります。
同じシステム開発を行うなら、自社サービスや社内サービスのシステム開発に携わった方がやりがいがある、と考える人もいるでしょう。
やりがいを感じられずに続ける仕事は辛く、このようなSESは「やめとけ」「やばい」といわれます。
高度な責任とストレスがある
SESは高度な責任とその責任からくるストレスが多いため、「やめとけ」「やばい」といわれます。
SES契約では、エンジニアの豊富な知識とスキルに基づいて契約を行うため、高度な専門知識やリーダーシップが求められる場合が多いです。
場合によっては、組織の戦略的なプロジェクトや重要なポジションを任されることもあるでしょう。
このような場合、非常に高い責任がともない、仕事に対してストレスが多くなる可能性があります。
長時間労働を強いられる可能性がある
SES契約は、エンジニアの知識やスキルと作業時間の組み合わせで報酬が決まる契約です。
作業時間の上限は契約で定められていても、高度なプロジェクトや任務の遂行を求められた場合、長時間労働を強いられる可能性があります。
たとえば、作業時間の管理を厳しくしていないために作業時間があやふやになり、残業時間が増えてしまう場合があります。
ほかにも、プロジェクトの進行状況が遅れていたり、クライアントからの要望を断れなかったりする状況では、長時間労働を強いられてしまうこともあるでしょう。
おいとま
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長時間労働でワークライフバランスが損なわれるため、SESは「やめとけ」「やばい」といわれます。
SESでの長時間労働に関しては、以下の記事も参考にしてください。
SESは残業が多い?現場の問題点や法律の観点をふまえて徹底解説
IT業界で働くことの懸念として、上位に上がるのは残業時間です。IT業界にあまねく存在する、SESという労働契約形態でも、その懸念が起こるのは
収入が低く多くのストレスを抱えながら長時間労働を強いられる可能性がある
ここまで、SESが「やめとけ」「やばい」といわれる理由をみてきました。
SESの働き方は、多重下請け構造の結果で収入が低く、仕事を断れない状況から長時間労働を強いられる可能性があります。
おいとま
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次にSESの口コミを紹介します。
SESの良い口コミ・悪い口コミを紹介
しーそー
ここでは、SESに関するよい口コミと悪い口コミを紹介します。
まずは、よい口コミからです。
「客先常駐の働き方の良いところとして、現場の終了する度に毎回一ヶ月休みとってみたりしても余裕持って生活できるっちゅう所かな。フリーで働いてる場合じゃないと、そんな長期休みは難しいと思うけど。」
SESの働き方に関するよい口コミです。
SESはプロジェクト単位で契約する場合が多く、プロジェクト終了のタイミングでまとまった休みをとってメリハリのある仕事ができる、というものです。
次に、悪い口コミです。
「「SESを案件ガチャというの、環境のせいにしすぎ」というの見たが、一度でいいから「座るだけで両隣と肩がぶつかるタコ部屋」とか「オフィスですらない物流倉庫の片隅」とか「エンターキーが壊れて戻らないノートPC」とかの奴隷経験してから言って頂きたい。案件ガチャのハズレとはこういうのだぞ。」
SESの職場環境に関する悪い口コミです。
契約先によっては、狭い部屋での作業や、そもそもオフィスでもない部屋での作業を強いられる可能性があります。
このように、メリット・デメリットのあるSESでの働き方ですが、自身の働きやすい環境で働けることが一番です。
次に、SESでやめておいた方がよい企業の特徴を解説します。
やめといたほうが良いSES企業の5つの特徴
しーそー
ここまで、SESをやめておいた方がよい理由をみてきましたが、どのような企業がやばいのでしょうか。
ここでは、やめておいたほうがよいSES企業の特徴を以下5つ解説します。
- 適切な給与や福利厚生の提供がない
- ワークライフバランスが悪い
- 組織内部の問題や政治的な複雑さがある
- 仕事の不確実性がある
- 適切なサポートがない
それぞれみていきましょう。
適切な給与や福利厚生の提供がない
SES契約で働く企業には、適切な給与を支払わなかったり、福利厚生の提供がない企業があります。
SES契約で求められる知識やスキルは高度なものが多く、その専門性にそくした報酬が支払われるべきです。
また、労働者として適切に仕事ができるよう、福利厚生の提供も重要です。
適切な給与や福利厚生がない企業で働いても満足ができず、長く働くことはできないでしょう。
ワークライフバランスが悪い
SES契約で働く企業からの要望が多いと、ワークライフバランスが悪くなる場合があります。
企業からの要望に応えるために、長時間労働や常に仕事に追われる状況が続く場合、ワークライフバランスが悪くなり、ストレスや健康への影響が出る可能性があります。
ワークライフバランスが悪い状態が続く場合、早めに見切りをつけて、別の会社への転職などを考えるとよいでしょう。
組織内部の問題や政治的な複雑さがある
SES契約は、企業間での契約であるため、組織内部の問題や政治的な複雑さを含んでいる場合があります。
組織内での政治的な複雑さや問題がSESのポジションに影響を与える場合があり、その影響で仕事へのストレスや進展の妨げになる可能性があります。
正しいと思うことを実行しようとしても、SES契約先には不利益になるという理由から実行ができない、というようなことがよくあります。
仕方ない、とあきらめられるならそれまでではありますが、自身の考えを貫き通したいと思う人は、SESはやめておいた方がよいでしょう。
仕事の不確実性がある
SES契約では、仕事の不確実性が懸念にあがります。
SES契約では通常、プロジェクトや契約期間が終わると終了となりますが、契約終了後にも再契約が行われるとは限りません。
契約が行われないと仕事がなくなり、最悪の場合、会社自体で仕事がなくなってしまい勤めている会社を解雇される可能性もあります。
SES契約で仕事を続ける場合は、仕事の不確実性を理解した上で仕事を進めるべきでしょう。
適切なサポートがない
SES契約ではエンジニアの知識とスキルを提供して仕事を進めますが、企業によっては適切なサポートがない場合があります。
高度で専門的な知識やスキルをもったエンジニアでも、新しい環境ではわからないことが多く、場合によってサポートが必要となります。
適切なサポートがない場合、自身でキャッチアップするしかありません。
キャッチアップできないことをマイナスの評価としてとらえる企業もあり、このような企業との契約が続く場合、SESであることをやめるかどうか考えたほうがよいでしょう。
快適な職場環境とならない企業ではSES契約はやめておいたほうがよい
ここまで、やめておいたほうがよいSES企業の特徴をみてきました。
SES契約は契約先の企業での仕事が多く、契約先の企業の職場環境に依存します。
このため、契約先企業の職場環境が悪いと仕事を続けることにストレスを感じてしまい、長くは続けられないでしょう。
このような企業とばかり契約を結ぶ会社であれば、別の会社に転職するかSES自体をやめるか考えるべきです。
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優良なSES企業を選ぶ際の3つのポイント
しーそー
SES企業の中には仕事を長く続けられないような企業もあることがわかりました。
ですが、探せば優良なSES企業もあります。
ここでは、SESを選ぶ際の以下3つのポイントを解説します。
- 口コミや評判をチェック
- 一次請け・二次請けの案件が多い
- 研修制度や福利厚生が整備されている
口コミや評判をチェック
SESを選ぶ際は、口コミや評判をチェックするようにしましょう。
実際にSESを経験した生の声が、自身にとって一番参考になる情報です。
口コミや評判をチェックするときのポイントは、悪い口コミや評判を参考にすることです。
いいことよりも悪いことを重視すれば、悪い内容を理解し、自身が納得してSESで仕事ができるでしょう。
一次請け・二次請けの案件が多い
SESを請け負っている企業を見る際には、一次請け・二次請けの案件が多い企業を選びましょう。
SES契約では、一次請け・二次請けと契約する企業との距離が遠くなるほど、仕事がやりにくくなります。
発注した企業からの情報がなかなか出てこなかったり、報酬面でもマージンを取られたりして少なくなりがちです。
一次請け・二次請けまでであれば、まだそれほど苦もなく仕事ができますが、それ以上となるようであればその企業はやめておいたがほうがよいでしょう。
研修制度や福利厚生が整備されている
研修制度や福利厚生が整備されているかどうか、SES企業を選ぶ際にチェックするとよいでしょう。
SES契約は、契約先の企業での仕事となりますが、新しい環境となる場合が多いため、自身だけでのキャッチアップが難しいです。
このため、キャッチアップの手助けとなる研修制度を行っているSES企業がおすすめです。
また、SES契約でも福利厚生は必要なものであるものの、この福利厚生が手厚くない企業もあるため、そのような企業でないかどうかのチェックも必要です。
SES企業の評判や情報をしっかりと仕入れてチェックすることが重要
ここまで、SESを選ぶ際のポイントをみてきました。
最近では、企業の評判や情報を、SNSやインターネットの情報で気軽に手に入れられます。
これら情報を活用して、先述したようなポイントを重視してチェックするようにしましょう。
次に、SESに向いている人の特徴をみていきます。
SESに向いている人の3つの特徴
しーそー
ここでは、SESに向いている人の特徴を以下3つ解説します。
- エンジニア未経験で開発現場経験を多く積みたい
- プロパー社員としての責任ある役割や立場で働くことを好まない
- 幅広い業界や業種のエンジニアとコネクションを作り将来につなげたい
それぞれ解説していきます。
エンジニア未経験で開発現場経験を多く積みたい
これからエンジニアとして活躍する人や新卒の人で、開発現場を多く経験したい人にSESは向いています。
SES契約での仕事は、さまざまな企業と契約して仕事をするため、その業界は多種多様です。
このため、いろいろな業界を経験でき、多くの知識やスキルを得られるでしょう。
いろいろな業界を経験して、自身にあった仕事を探すのには向いています。
プロパー社員としての責任ある役割や立場で働くことを好まない
責任ある役割や立場で働くことを好まない人は、SESに向いています。
SES契約でも、任せられた仕事を全うする責任はありますが、プロジェクト全体の責任までを任させることはあまりありません。
プロジェクト内で重要な問題が起きた場合も、PM(プロジェクトマネージャー)が責任を果たすだけで、SES契約した社員にまでが責任を負うことはないでしょう。
大きな責任はそれだけ多くのプレッシャーがありストレスも大きくなるため、このようなことが苦手な人にはSESは向いています。
幅広い業界や業種のエンジニアとコネクションを作り将来につなげたい
幅広い業界や業種のエンジニアとのコネクションを作りたい人は、SESに向いています。
SES契約は、多くの企業と契約してさまざまな業界での仕事が経験できます。
その仕事の中で出会う人たちは、専門性を持った優れた人が多いでしょう。
このような人たちとの良好な関係性を保てれば、転職したり独立したりしたいと思ったときに、その人たちの力が大いに役立つはずです。
自身の将来に前向きな人はSESに向いている
ここまでSESに向いている人の特徴をみてきました。
SESの仕事はさまざまな業界での仕事が多いため、スキルアップにつながらなかったり、責任感を必要とされず、やりがいを感じなかったりする仕事が多いです。
一方で、スキルアップにはつながらなくても多種多様な業界での経験を得たい人や、その経験から得られるコネクションが大事な人もいます。
このように自分の将来に前向きな人たちはSESに向いており、劣悪な環境でも、前向きに自身の成長につなげられるでしょう。
SESを「辞めてよかった」と感じた人の体験談
SESの働き方に向いている人がいれば、実際にSESで働いてみたけれど合わなかったという人もいます。
SESを辞めてよかったという人の意見を大きくまとめると、以下の4つです。
- 年齢が上がると働きづらい
- 転職したら給料が上がった
- 案件がなくなった
- スキルアップできない
以下の記事で体験談などを詳しく解説しているので、興味がある人は読んでみてください。
SESを辞めてよかった理由とは?SES企業が抱える闇をエンジニアが解説!
「いまのSES企業を辞めたいけど、やめるメリットはあるの?」転職をすれば、大幅な給与アップや理想とするキャリアアップを踏める場合が多いです。
次に、SES以外の働き方をみていきます。
SES以外の働き方も含めてよく考えよう
しーそー
ここまで、SESをやめたほうがいい理由やSESに向いている人の特徴などを解説してきました。
ただ、IT業界での働き方は、SESだけではありません。
ここでは、SES以外の働き方を以下3つのポイントで解説します。
- 自社開発・社内SEとSESの違い
- SIerとSESの違い
- 人材派遣とSESの違い
それぞれみていきましょう。
自社開発・社内SEとSESの違い
以下、自社開発と社内SEの簡単な解説です。
自社開発
自社開発は、企業が自分たちでサービスの企画・システム開発・運営まで行う開発形態です。
自社社員がシステムの開発を進めていくことが多く、自身の意見が反映されやすい反面、責任が大きい仕事を任されやすいです。
なお、SESから自社開発に転職するキャリアパスを選択する人もいます。以下の記事で詳しく解説しているので、興味がある人は読んでみてください。
SESから自社開発に転職すべき?|メリット・デメリットを解説
「SESから自社開発に転職した方が良いの?」SESから自社開発に転職することで、年収アップやキャリアアップが狙えます。この記事ではSESと自
社内SE
社内SEは、自社のシステム構築・運用保守・社内インフラの整備など、社員からの問い合わせ対応を行う仕事です。
自社開発のサービスよりも責任範囲は狭くなりますが、同じく責任が大きい仕事を任されることがあります。
このように、これらSESとの違いは、自社のシステムであるかどうかという点です。
自身の意見が反映されやすい職場で働きたいと考えるなら、SESではなく自社開発や社内SEで働くことを検討してみるとよいでしょう。
一方で、責任ある仕事が苦手な人は、SESのほうが向いています。
社内SEの実態は、以下の記事で詳しく解説しているので読んでみてください。
社内SEは楽すぎ?勝ち組?現役の社内SEが本当かどうかを解説
エンジニアが転職を考えるうえで、社内SEは「楽すぎる」や「勝ち組」と聞いたことはないでしょうか?会社内のIT専門家として働く社内SEは、ユー
SIerとSESの違い
SIerとは、システム開発のすべての工程を請け負う受託開発企業のことをさします。
クライアントからの要望を受け、課題解決のためのコンサルティングを行います。
クライアントの課題を理解したら、それを解決するためのシステムの企画立案から開発・保守運用までを一気に担います。
SESとの違いは、SESがプロジェクトのおもに開発業務を担うことに比べて、SIerはそのすべてを担うことです。
自社開発ではありませんが、クライアントの要望をすべて引き受けるため、やりがいのある仕事となります。
一方で、責任も大きな仕事となるため、このようなことが苦手な人はSESの方が向いているでしょう。
以下の記事に詳細を解説しています。
SESとSIerの違いとは?どっちがいい?見分け方や将来性を解説
SESとSIerはどう違うのか。一般的にSIerは顧客からの依頼を直請けする企業であり、SESはSIerに対してITエンジニアを送り込む業態
人材派遣とSESの違い
人材派遣とSESの違いは、責任の所在です。
SESは、その人のスキル・経験と作業時間を組み合わせて報酬を算出する、準委任契約での契約が多いです。
派遣は、クライアント企業が要求する人材提供依頼に対して、労働者を派遣するサービスのことをさします。
派遣では、クライアント企業の責任・指揮下のもとで業務を行いますが、SESはクライアント企業から外注された業務を遂行する、という違いがあります。
どちらもプロジェクトの作業を行う点は同じですが、その作業責任が派遣であればクライアントに、SESであれば自身にある点が異なります。
以下の記事で詳しく解説しています。
SESと派遣の違いは何?メリット・デメリットや優良企業を探すコツ
「SESとIT派遣は何が違うの?」「自分はSESとIT派遣のどっちに向いている?」ともに客先常駐で働くSESとIT派遣に対して、このような疑
それぞれの違いを理解して自身にあった働き方をしましょう
ここまで、SES以外の働き方をみてきました。
どの働き方もSESとは違いがあり、メリット・デメリットと捉える点は人それぞれでしょう。
それぞれの働き方をしっかりと理解して、自身にあった働き方を選ぶことをおすすめします。
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- 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
- 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう
さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。
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優良なSESへの転職やSESからの転職・独立はエイジレスへ
しーそー
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- 年収大幅アップでの内定実績多数
エイジレスフリーランスのおすすめポイント
- 年齢不問の求人のみを取り扱い
- 高単価案件が豊富、上流商流の案件しか取り扱っていない
- 40代以上のベテランIT人材の大幅年収アップ事例多数
高単価案件を多数取り扱っているため、求人を探す際はぜひご活用ください。
まとめ|SES企業を調べて自身のやりたいことができる企業を見つけるのがポイント
しーそー
今回は、SESがやめとけといわれる理由をみてきました。
- 仕事の価値観や所属企業によってはSESでも働ける
- 収入が低く多くのストレスを抱えながら長時間労働を強いられる可能性がある
- 快適な職場環境とならない企業でのSES契約はやめておいたほうがよい
- SES企業の評判や情報をしっかりと仕入れてチェックすることが重要
- 自身の将来に前向きな人はSESに向いている
仕事の価値観や所属する企業によっては、SESでも働けます。
収入が低かったり、多くのストレスを感じながら長時間労働を強いられるなど、劣悪な環境であるSES企業も多いです。
このような環境で働き続けなければならない状態であれば、SESはやめておいたほうがよいでしょう。
前向きに自身の将来を考える人であれば、さまざまな経験が得られるSESは向いています。
SES企業の情報をしっかりとチェックした上で、自身の考えにあった企業を探し出すことがポイントです。