SESを辞めてよかった理由とは?SES企業が抱える闇をエンジニアが解説!
※当サイトは人材関連サービスを展開する株式会社エイジレスが運営しています。本ページは自社および提携先のPRを含む場合があります。
おいとま
おいとま
しーそー
「いまのSES企業を辞めたいけど、やめるメリットはあるの?」
転職をすれば、大幅な給与アップや理想とするキャリアアップを踏める場合が多いです。
本記事では、SESが抱える問題、SESを辞めた体験談、辞める際にやるべきこと、おすすめの転職先4つを詳しく解説しています。
理想的なITキャリアを描く手助けになるはずです!
おすすめの転職エージェント
転職エージェントは大手1社と、特化型1~2社の活用がおすすめです!
- 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
- 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう
さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。
大手転職エージェント
≫リクルートエージェント
支援実績No1の総合型。年代や職種を問わずまず登録しておくべきエージェントです。
【公式】https://www.r-agent.com/
特化型エージェント
≫社内SE転職ナビ
社内SE特化。業界最大級の社内SE求人数を保有しています。
社内SEはホワイトな求人も多いためおすすめです。
【公式】https://se-navi.jp/
≫ウズカレIT
IT未経験からの転職に特化。就職/転職支援のみならずIT学習のサポートを無料で受けられます。
【公式】https://uzuz-college.jp/
≫エイジレスエージェント
年齢不問求人/ハイクラス転職に特化。SIer・コンサル・大手SESなどの求人を多数保有しています。
約80%が平均年収150万円アップの実績あり。
【公式】https://agent.ageless.co.jp
おいとま
- 【この記事を読んでわかること】
- SES企業という働き方にはたくさんの闇がある
- SESを辞める際には事前の段取りをしないと揉めることも
- 転職先の業態によって同じIT業界でもメリットやデメリットはかなり異なる
SESを辞めてよかった!その背景にあるSESが抱える問題とは
おいとま
しーそー
SES企業に勤め続けるデメリットは以下の4つです。
- SESエンジニアの給料は上がりにくい
- おじさんエンジニアでクビになると悲惨
- 突然に案件がなくなる可能性がある
- スキルアップができるかは完全に運任せ
それでは詳しく見ていきましょう。
SESエンジニアの給料は上がりにくい
一般的にSESの企業では年収が上がりにくい傾向にあります。
なぜなら、SESの業務形態は派遣だからです。
エンジニアを他社に貸し出し、エンジニア1人当たりいくらといった貸し出し料としてSES企業が報酬を受け取るといった業務形態をとっています。
その貸し出し料からSES企業がマージンを抜き取り、残りのお金をSESのエンジニアが給料として受け取るわけです。
つまり、SES企業が利益を上げるためにはエンジニアの給料を下げる必要があります。
エンジニアの給料を上げてしまうと自社の利益が少なくなるからです。
そのため、所属するSES企業がどれだけ大企業で案件が多くても、エンジニア一人当たりの給与は上げづらいということになります。
おじさんエンジニアでクビになると悲惨
たとえ正社員という形での雇用であろうと、SES企業の実態は「派遣」です。
技術的についていけず入れる案件がなくなったり、そもそもSES企業での案件がなくなったりすると、簡単にクビになります。
一応正社員なのでクビにされなくとも、給与を大幅カットされたり、自主退職を迫られたりする可能性があります。
入れる案件がない時点でそのエンジニアはお金になりませんし、SES企業側としても給料を払い続けるメリットが全くないからです。
若い方だと転職先が見つかるかもしれませんが、40代で中途半端なスキルのエンジニアともなると転職先がありません。
また、40代ともなるとプロジェクトマネジメント経験を求められることが多いですが、SES企業ではマネジメントを経験できるかは配属される案件の運に大きく左右されます。
突然に案件がなくなる可能性がある
SES企業は他社案件にエンジニアを貸し出すことで利益を得ています。
もし案件がなくなったらどうなるでしょうか?
SES企業のエンジニアは働く場所がなくなります。
働く場所がなくなったエンジニアは、クビにならなくても「待機」といった形で放置され、給与を大幅カットされることがあります。
「案件がなくなることなんてありえるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは完全に派遣先の会社次第です。
その会社がSES企業に対して払うお金がなくなったり、案件が減ったりすると、SES企業は簡単に切られます。
スキルアップができるかは完全に運任せ
SES企業に勤めるデメリットの1つとして、スキルアップできるか分からないといった点が挙げられます。
もちろん、SES企業に勤めてスキルアップしていらっしゃる方もたくさんいます。
ただし、それはスキルアップできる案件に偶然何度も配属されたからです。
ひたすらドキュメントを整理する案件だったり、テストを実施するだけの案件ばかりに配属される可能性もあります。
そうなった場合スキルアップは望めないですし、当然スキルがないエンジニアにはスキルが必要な開発案件は任されません。
その結果、一向に開発経験が積めず、スキルアップできないまま年を重ねてしまうリスクがあります。
SES企業の問題点は理解できたでしょうか?
次に、X(旧Twitter)におけるSES社員の本音のつぶやきを見ていきます。
おいとま
SESを辞めてよかったと感じる瞬間|体験談も紹介
X(Twitter)を確認してみたところ、SESに関してこんな内容のつぶやきがありました。
- 年齢が上がると働きづらい
- 転職したら給料が上がった
- 案件がなくなった
- スキルアップできない
ツイートの内容を見ていきましょう。
しーそー
おいとま
神戸 ゆうき
神戸 ゆうき
口コミ①年齢が上がると働きづらい
あやのさんの会社では一定の年齢を境にして、急に案件に入れなくなるようです。
年齢が上がると案件に入れなくなる理由は「派遣料が高くなる」ことにあります。
SESでは、定年まで働けないであろうことを不安に思っている方は多いです。
口コミ②転職したら給料が上がった
SESから自社開発企業やSIerに転職すると給料が上がり、ホワイトな働き方ができるようになったパターンは多いです。
口コミ③案件がなくなった
予算の都合やコロナなどの社会情勢の影響で突然案件がなくなることがあります。
案件がなくなった派遣SEは、自主退職を迫られることもあるようです。
口コミ④スキルアップできない
スキルが低いと、スキルアップできる案件に入れない悪循環に陥ってしまうパターンも多いです。
転職したことで上流工程を経験できたという口コミは多くありました。
おいとま
現在もブラックなSES企業に勤めている方・転職して幸せになった方、いろんなツイートがありました。
SES企業を辞めたいと思ったら具体的に何をすればよいのでしょうか?
SESを辞めたいと思ったらやるべき4つのこと
- スキルを証明するポートフォリオを準備する
- 転職先に求める条件を洗い出す
- 現在の会社で働きながら転職先を探す
- 有識者に相談する
それでは詳しく説明していきます!
しーそー
おいとま
スキルを証明するポートフォリオを準備する
転職したい会社での面接で
「私こんなスキルがあります!」
と口で言ったところで信じてもらえません。
自分が持つITスキルや経歴を書類にまとめたうえで、自分一人で作成した何かしらのアプリケーションやサービスを準備しましょう。
現在勤めているSES企業で案件に恵まれずスキルがない方は、独学でスキルアップしたうえで何かしらのアプリケーションなどを作成する必要があります。
独学でもいいですが、全く触ったことのないプログラミング言語を勉強するといった場合は触りだけプログラミングスクールの利用を検討するのもありです。
もし新しいプログラミング言語を勉強する場合は、「転職したい会社でどのような言語が使われているか」、「現在の主流の言語は何か」を必ずチェックしてからプログラミング言語を決めましょう。
転職先に求める条件を洗い出す
転職先に求める条件として自分が何を求めるか考えましょう。
以下に記載する条件も参考にして考えてみてください。
- とにかく給料が良いこと
- 週休2日で残業が少ないこと
- 勤務地が希望通りであること
- 現在持っているスキルが活かせること
- 自分が描くキャリアに沿ったスキルが積めそうなこと
希望の条件全てが揃った会社というのはなかなか見つからないものです。
条件に優先順位をつけたうえで、絶対に譲れない条件を軸に転職先を探せるとなお良いでしょう。
現在の会社で働きながら転職先を探す
転職先を探すときに注意していただきたいのが、今の会社をいきなりやめないことです。
次の会社がいつ決まるかはわかりません。
転職先が決まるまでの転職活動費用、生活費、ポートフォリオを準備するための勉強代など、何かと費用がかかります。
いきなり収入がゼロになるのは非常にリスキーなため、まず転職先が決まってから今の会社を退職するようにしましょう。
また、転職先での給与条件アップの交渉材料として、現在勤めている会社の給与額を引き合いに出せることもあります。
働きながら転職活動するだけなら何もリスクがないので、今の企業での働き方に不満がある場合は積極的に転職活動をしてみましょう。
ただし、職活動していることは現在の会社でバレないように注意してください。
有識者に相談する
IT業界に詳しい有識者に相談することも転職活動に役立ちます。
自分では見えていなかった視点が得られたり、IT業界の実態を聞けたりすることで、転職先の選定に役立てるからです。
ネットの情報だけでなく、知り合いのIT業界従事者やIT専門のエージェントなど、身の回りの有識者と実際に会話してみることも非常に重要です。
自分で情報を調べるだけだとどうしても視野が狭くなりがちですが、身の回りの有識者と自身の状況も合わせて話すことで最適な転職先が見つかるかもしれません。
おすすめの転職エージェント
転職エージェントは大手1社と、特化型1~2社の活用がおすすめです!
- 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
- 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう
さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。
大手転職エージェント
≫リクルートエージェント
支援実績No1の総合型。年代や職種を問わずまず登録しておくべきエージェントです。
【公式】https://www.r-agent.com/
特化型エージェント
≫社内SE転職ナビ
社内SE特化。業界最大級の社内SE求人数を保有しています。
社内SEはホワイトな求人も多いためおすすめです。
【公式】https://se-navi.jp/
≫ウズカレIT
IT未経験からの転職に特化。就職/転職支援のみならずIT学習のサポートを無料で受けられます。
【公式】https://uzuz-college.jp/
≫エイジレスエージェント
年齢不問求人/ハイクラス転職に特化。SIer・コンサル・大手SESなどの求人を多数保有しています。
約80%が平均年収150万円アップの実績あり。
【公式】https://agent.ageless.co.jp
おいとま
SESを辞めたあとどうする?キャリアアップできる転職先4選
IT業界における主な転職先は以下の4つです。
- 受託系Sier:マネジメント経験が積みやすい
- 自社開発企業:サービスの成長に携われる
- フリーランス:稼げる
- 条件の良いSES:幅広い経験を積める
上記の各業態のメリット・デメリットを詳しくみていきましょう。
しーそー
おいとま
受託系Sier:マネジメント経験が積みやすい
受託系Sierのメリットは、プロジェクトマネジメントの経験を積みやすいことです。
4~5年目にもなるとプロジェクトリーダーの経験を積める企業もあります。
受託系SIer企業では、いかにお客様のプロジェクトをたくさん回すかが重要です。
そして、プロジェクトを回すためにはPM(プロジェクトマネージャー)やPL(プロジェクトリーダー)が必要です。
そのため、受託系Sier企業ではPM・PLを育てようとします。
デメリットは、技術が評価されにくい傾向にあることです。
筆者が所属する企業もそうなのですが、大手SIerになるとお客様のプロジェクトを回すための「スケジューリング」や「マネジメント」、「ドキュメント作成能力」が特に重視されます。
内部設計やプログラミングは完全に外部委託している場合もあるので、転職先の経営方針はしっかりチェックしましょう。
自社開発企業:サービスの成長に携われる
自社開発企業のメリットは、自社サービスの開発~保守まで一貫して携われ、ユーザーのフィードバックをもらいながら改善していけるところです。
受託系SIer企業などでは、開発だけして保守は別チームに任せるとが多いですが、自社開発企業ではサービスの成長を実感できます。
また、儲かっているサービスを持つ自社開発企業だと給与が高いこともメリットです。
デメリットは、入社した際は開発できても2年ほど経過すると、あとは保守運用が続く可能性があることです。
1つのサービスにずっと携わり続けるということは、環境が固定されやすいということになります。
新しく開発経験を積みたいとなった場合、「他部署に移動する」「転職する」といった選択肢を迫られる可能性があります。
フリーランス:稼げる
フリーランスの最大のメリットは稼げることです。
SESと同じように派遣という形の働き方になりますが、SES企業に所属せず自分で直接契約をするため、SES企業にマージンを抜かれることがありません。
取引先企業からの報酬はすべて自分が受け取れるため、フリーランスエンジニアの給料は高いのです。
また、案件を自分で選べるというメリットもあります。
案件内容を見て自分に合わなそうであれば断ればいいだけですし、そもそも嫌な案件に応募する必要もありません。
案件を自分で選べるという点、働く時間や場所も自分で決められるという点ではフリーランスほど自由な働き方ができる仕事はないでしょう。
一方でデメリットは不安定なところです。
突然案件がなくなることもありますし、自分に合いそうな件が見つからず、案件がなかなか取れないこともあります。
また、自分ができる案件しかとれないため、スキルを切り売りする形での働き方になります。
さらに、お金の面で契約先と揉めた際に、すべて自分で対処しなければいけないという面倒さもフリーランスのデメリットです。
条件の良いSES:幅広い経験を積める
SES企業でも待遇の良い会社はあります。
エンド企業と100%完全にやり取りをしている場合だと、エンジニアの年収も高くなります。
そのような「良い」SES企業で働けた場合、いろいろな経験を積めることが大きなメリットとして挙げられます。
2~3年のスパンで案件をチェンジでき、SES企業側もスキルアップしていける案件を与えてくれるため、スキルの幅が広がります。
自社開発企業で1プロダクトしか持っていない企業と比べると、開発環境の幅は広げやすいでしょう。
一方のデメリットとしては、受け身のエンジニアになりやすいことです。
SES企業では、案件に参画しても、言われたとおりに設計・開発するだけの場合が多いです。
そのため、自主性を忘れないように注意する必要があります。
また、サービスに中長期的に携われないことも大きなデメリットです。
SESのような働き方だと、「詳細設計~テストだけ」「プログラミングだけ」といったように、一部工程にしか携われないことが多いです。
開発の最後まで、さらに保守運用まで見届けるといったような、サービスの成長を最後まで見届けられる経験が積みづらいこともデメリットとなります。
IT企業と一口に言ってもいろんな業態があることを理解いただけましたか?
では、「ブラックな」SES企業を辞める際にはどんなことに気を付ければよいのか解説します。
おいとま
SESをスムーズに辞めるための4つの方法
SESをやめる!と決意した際に実施すべき内容は以下の4つです。
- 会社の就業規則を確認する
- 退職時期を決定し、上司に報告する
- 有給を計画的に消化する
- 転職エージェントに登録して転職先を決めておく
理由とともに、それぞれ詳しく説明していきます。
しーそー
おいとま
神戸 ゆうき
会社の就業規則を確認する
退職時に思わぬところでトラブルを起こさないためにも、自社の規則は早めに確認しておきましょう。
- 案件の契約期間内に退職できるのか
- いつまでに退職を申し出ないといけないのか
- 引き継ぎ準備はどのように実施すればよいのか
SES企業では、案件の契約期間内に退職することは難しい場合が多いです。
契約期間後に退職するとしても、次案件の配属予定を組まれる前に退職願いを出さないといけないかもしれません。
また、退職後に迷惑をかけないためにも現場の引継ぎ資料の作成は必要です。
退職時期を決定し、上司に報告する
退職する場合はいつまでに申し出ないといけないか、就業規則に書いてあるはずです。
就業規則にのっとり退職時期を早めに上司へ報告しましょう。
上司側としても引き継ぎの準備や、案件状況の調整、代わりのメンバーのアサインなど準備が色々と必要になります。
転職先の会社と現在就業中のSES企業との間で関係が生じる可能性も考慮し、できる限り円満退職しましょう。
ただし、どうしても退職が難しそうならば退職代行を使うのも一つの手です。
有給を計画的に消化する
保持している有給はしっかり消化しましょう。
有給休暇はサラリーマンの権利のため、使わないのはもったいないです。
有給を使うことで転職準備にも余裕を持たせられます。
新しい勤め先で自分の不慣れな技術を使う場合は、その技術の勉強が事前に必要になるでしょう。
引っ越しが必要な場合は新居や住環境のリサーチを行う必要があります。
慣れてない仕事を始めるには住環境が安定していることは重要です。
ただし、一気に有給を消化するというのは難しいと思います。
案件の現場状況を見つつ、有給を計画的に消化して転職準備をしっかり備えましょう。
転職エージェントに登録して転職先を決めておく|エイジレスにご相談を
会社に退職願いを出す前に、転職先を決めておく必要があります。
自分で探すことも可能ですが、その場合は注意が必要です。
どうしても自分の知識の範囲での転職先探しになってしまうため、転職先選びを失敗してしまう可能性もあります。
- 受託開発だと思っていたら実態はSESだった
- 給与形態が聞いていた条件と違った
- 元請けだと思っていたら下請けの仕事ばかりの会社だった
心配な場合は、転職エージェントに相談することも一つの手です。
転職エージェントは会社探しのプロですから、業界の裏側や会社の実態をよく知っています。
条件の良い企業に加え、あなたの経歴で内定が出そうな企業を選定してくれるでしょう。
弊社エイジレスの「エイジレスエージェント」であれば、IT業界に詳しいエージェントがあなたの転職活動をしっかりとサポートさせていただきます。
ぜひお気軽にご相談ください!
おいとま
まとめ|今のSES企業に不安を感じている場合は転職を
しーそー
この記事を通して、以下のことがわかりました。
- SES企業という働き方にはたくさんの闇がある
- SESを辞める際には事前の段取りをしないと揉めることも
- 転職先の業態によって同じIT業界でもメリットやデメリットはかなり異なる
おいとま
転職に漠然とした不安を抱えて行動していないだけの人は非常に多いです。
もしかしたら、あなたの市場価値は今の年収よりもっと高い可能性もあります。
一人での転職活動が不安な方は転職エージェントに気軽に相談してみてはいかがでしょうか。