ITアーキテクトにおすすめの資格7選|取得のメリットや選び方も

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システムのアーキテクチャ設計を担うITアーキテクトには、アプリケーションからインフラまで幅広い知識とスキルが求められます。スキルアップや保有スキルの証明には資格取得が効果的です。
この記事では、ITアーキテクトにおすすめの資格7選をはじめ、資格取得のメリット・選び方・勉強法も詳しく解説していきます。

専門知識や資格を持つことは、今後のキャリアに大きな強みとなりますが、資格を取得するまでの勉強時間や資金は意外とかかります。

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  • 【この記事を読んでわかること】
  • ITアーキテクトは、企業のビジネス戦略を具体的なITソリューションに具現化するための橋渡し役
  • ITアーキテクトの転職や評価アップの武器になる資格は「システムアーキテクト」「CCNP /CCIE」「CompTIA CASP+」
  • これからITアーキテクトを目指す人には「応用情報技術者試験(AP)」「AWS認定 ソリューションアーキテクト」
  • ITアーキテクトからキャリアアップを目指すなら「プロジェクトマネージャ試験(PM)」「ITストラテジスト試験(ST)」

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ITアーキテクトの役割とは

ITアーキテクトは、一般にプログラマーやシステムエンジニアの上位職とされる職種です。
顧客のビジネスニーズやITの課題を深く理解し、ビジネス戦略を実現するために下記のような役割を担います。

  • ビジネス戦略を実現するITアーキテクチャの設計
  • ソリューションの実現可能性の確認や評価基準の明確化
  • 技術的なリスクの事前評価
  • 実装局面での課題整理・分析やソリューション設計

ITアーキテクトは、以下3つの専門分野に焦点を当てて活動します。

アプリケーションアーキテクチャビジネスやITの要求を機能要件として再構成し、アプリケーションの全体構造を設計する
インテグレーションアーキテクチャ複数の異なる情報システムの統合や連携要件を解析し、それらを効果的に統合するアーキテクチャを設計する
インフラストラクチャアーキテクチャシステムの基盤要件を解析し、セキュリティ、ネットワーク、プラットフォームなどのインフラ全体の構造をデザインする

このようにITアーキテクトは、企業のビジネス戦略を具体的なITソリューションに具現化するための橋渡し役として、戦略的な役割を果たす人材です。

ITアーキテクトの役割を理解したところで、ここからは本記事の主題であるITアーキテクトの資格取得に関する解説に入っていきましょう。

ITアーキテクトが資格を取得する3つのメリット

ITアーキテクトとして活動するうえで、資格取得は必須ではありません。
資格がなくても、豊富な知識と経験を武器に活躍しているITアーキテクトはたくさんいます。しかし、資格取得によって多くのメリットを享受できることも事実です。

ITアーキテクトが資格を取得する3つのメリットを見ていきましょう。

  • 知識やスキルを客観的に証明できる
  • 信用や評価が高まり収入アップが期待できる
  • 自己学習の目標やモチベーションになる

知識やスキルを客観的に証明できる

1つ目は、知識やスキルを客観的に証明できる点です。
ITアーキテクトには、アプリケーションからインフラまで幅広い分野の知見が求められます。仕事で新たに出会った人に対して、自身の保有知識や技術を伝え、スキルレベルを正しく理解してもらうことは容易ではありません。
ここで資格がおおいに役立ちます。資格は、特定の分野に関して一定水準以上の知識とスキルを持つことを、第三者が客観的に証明してくれるツールです。特に転職活動やフリーランス活動では、競合するライバルとの差別化を図る手段としても高い効果を発揮するでしょう。

信用や評価が高まり収入アップが期待できる

資格を取得するメリットの2つ目は、直接的・間接的な収入アップが期待できる点です。
IT業界では、従業員のスキルアップ支援として、特定の資格取得で一時金や資格手当を支給する企業は少なくありません。こうした企業では、資格取得は直接的な収入アップにつながります。
また、ハイレベルな資格を保有していると社内外から専門性の高い人材と認められ、より責任ある役割や大きなプロジェクトにアサインされる可能性が高まるでしょう。ステップアップの機会で成果を出せば、昇級や昇格による収入アップの期待も膨らみます。

自己学習の目標やモチベーションになる

3つめのメリットは、資格取得が自己学習の目標やモチベーションになる点です。
ITアーキテクトに求められる幅広い分野の学習を、完全な独学で進めることは容易ではありません。その点、資格試験のカリキュラムは対象分野の基礎から応用までが網羅的に盛り込まれており、体系的に学習する教材として最適です。
資格試験に取り組むことで、必要な知識・スキルを効率的に学んでいくことが可能となります。また、具体的な目標の存在によって学習のモチベーションの向上や維持も可能です。
資格という明確なゴールを持つことで、漠然と勉強するよりも学習の成果が出やすいでしょう。

以上、ITアーキテクトが資格を取得するメリットを紹介しました。続いては、資格の選び方を見ていきましょう。

ITアーキテクトが資格を選ぶ際の3つのポイント

ITアーキテクトにはアプリケーションからインフラまで多様な知識・スキルが求められるため、対応する資格も多岐にわたります。資格取得にかける時間と労力、費用を無駄にしないためには、受験する資格をしっかりと見極めることが重要です。

挑戦する資格を選ぶときに重視したい3つのポイントを解説します。

  • 自分のキャリアプランにあった資格を選ぶ
  • 自分のスキルレベルにあった資格を選ぶ
  • 認知度と評価の高い資格を選ぶ

自分のキャリアプランにあった資格を選ぶ

資格選びのポイントの1つ目は、多種多様な資格の中から、自分のキャリアプランに沿った資格を目指すことです。
そのためには、まずは自分の中・長期のキャリアプランを思い描かなくてはなりません。たとえば、自社がクラウド化に力を入れているため、クラウド分野のアーキテクチャ設計で社内の第一人者を目指すとします。その場合には、AWSやAzureなどのクラウドプラットフォームのベンダー資格取得が選択肢になるでしょう。
業務で忙しい中、挑戦できる資格は限られています。自分の中・長期的なビジョンを踏まえて、戦略的な選択を心がけましょう。

自分のスキルレベルにあった資格を選ぶ

次に挙げるポイントは、自分のスキルレベルにあった資格を選ぶことです。
IT関連の資格には、入門編からエキスパート向けまでさまざまなレベルの資格があります。できるだけ上位の資格を取得したほうが有利なことは間違いありませんが、自分の知識や経験を大きく超えた挑戦は、途中で挫折するリスクが高いでしょう。
現在の自分のスキルレベルを見極めて、頑張れば手が届く難易度の資格を選ぶことがおすすめです。試験勉強をやり遂げて合格するという成功体験を重ねることで、さらに高いレベルの資格に挑戦する意欲や自信も湧いてくるでしょう。

認知度と評価の高い資格を選ぶ

ITアーキテクトの資格選びでは、IT業界で認知度と評価の高い資格を選ぶことも重要です。
IT関連の資格は、国家資格から業界団体主催の民間資格、ITベンダー主催のベンダー資格まで多岐にわたります。資格には、保有していると評価が高まる資格から、認知度が低く名前だけの資格までさまざまです。
せっかく時間と労力、費用をかけて挑戦するなら、高い認知度と評価を獲得している資格を受験しましょう。そうした資格を取得すれば、スキルアップはもちろん、キャリアの幅や市場価値の向上にも役立ちます。

以上、資格の選び方のポイントでした。続いては、おすすめの資格を紹介していきます。

ITアーキテクトにおすすめの資格7選

ここからは現役のITアーキテクトやITアーキテクトを目指す人に向けて、認知度や評価の高いおすすめの資格を紹介していきます。

厳選した7つの資格を、下記の3通りに分類して解説しますので、ぜひお役立てください。

  • ITアーキテクトの転職や評価アップの武器になる3つの資格
  • これからITアーキテクトを目指す人に役立つ2つの資格
  • ITアーキテクトからキャリアアップを目指す人に役立つ2つの資格

※資格に関する情報は、2023年8月現在のものです。
※資格の難易度は、経済産業省が定めるITSS(ITスキル標準)のレベルに準じて記載しています。対象外の資格は独自評価です。
※目安勉強時間は初学者の一般的な勉強時間です。実際の時間は前提知識やスキル、1日の勉強量などによって異なります。

ITアーキテクトの転職や評価アップの武器になる3つの資格

まずは、ITアーキテクトとしての評価アップや転職時の武器として役立つ3つの資格です。

  • システムアーキテクト試験(SA)
  • CCNP/CCIE
  • CompTIA CASP+

システムアーキテクト試験(SA)

「システムアーキテクト試験(SA)」は、独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が主催する国家資格です。
専門分野ごとに設けられた高度試験の1つに位置づけられており、システムのアーキテクチャ設計から技術選定、要件定義など広範な知識と実践力が求められます。ITアーキテクトが持つべきシステム全体を俯瞰した設計能力を証明する資格として最適です。
国家資格だけにIT業界での認知度は高く、本資格を保有していれば、転職市場や社内で高度な設計能力を有するプロフェッショナルとして評価されるでしょう。

実施時期春期(4月)の年1回
試験時間午前Ⅰ:50分、午前Ⅱ:40分
午後Ⅰ:90分、午後Ⅱ:120分
出題形式午前Ⅰ:4択式、午前Ⅱ:4択式
午後Ⅰ:記述式、午後Ⅱ:論述式
難易度上級(ITSSレベル4)
前提資格なし
受験料7,500円(税込)
目安勉強時間
(初学者)
9ヶ月〜1年程度
維持要件なし

CCNP/CCIE

「CCNP」「CCIE」は、世界的なネットワーク機器メーカーの「シスコシステムズ」が主催するネットワーク技術者向けのベンダー資格です。
「CCNP」は中級者、「CCIE」は上級者を対象としています。それぞれコラボレーションやデータセンター、セキュリティなどいくつかの専門分野に分かれており、スキルアップしたい分野にあわせて選択可能です。
ネットワークはあらゆるシステムの環境構築で求められる重要なスキルであるため、ITアーキテクトのインフラ部分の能力を強化したい人は本資格を目指すと良いでしょう。特にCCIEはネットワーク関連資格の最高峰とされており、取得すればエキスパートとして高く評価されます。
ネットワーク分野の資格なら、ほかに国家資格の「ネットワークスペシャリスト試験(NW)」もおすすめです。

CCNPCCIE
実施時期随時筆記試験 随時
ラボ試験 指定会場での開催日
試験時間必須試験 120分選択試験 90分筆記試験 120分ラボ試験 8時間
出題形式CBT方式(選択式/入力式)筆記試験 CBT方式(選択式/入力式)
ラボ試験 実技
難易度中級(ITSSレベル3)上級(ITSSレベル4)
前提資格なし
受験料必須試験 57,200円(税込)
選択試験 42,900円(税込)
筆記試験 57,200円(税込)
ラボ試験 1,600〜1,900ドル
目安勉強時間
(初学者)
半年〜9ヶ月程度9ヶ月〜1年程度
※実務経験者
維持要件3年以内に更新が必要

CompTIA CASP+

「CompTIA CASP+」は、ITに関する教育や資格認定を行うグローバルな非営利団体「CompTIA(コンプティア)」が主催する国際的な資格です。
「CompTIA」の資格は、インフラ・セキュリティ・データ分析などの分野に分けられています。その中で、「CompTIA CASP+」はセキュリティ分野の最上位資格の位置付けです。
近年サイバー攻撃の増加や複雑化にともない、セキュリティ対策の重要性が高まっています。ITアーキテクトとして、セキュリティ面のスキル強化を図りたい人は本資格の取得を目指すと良いでしょう。
セキュリティ分野の資格なら、ほかに国家資格の「情報処理安全確保支援士試験(SC)」もおすすめです。

実施時期随時
試験時間165分
出題形式CBT方式(選択式/入力式)
難易度上級(ITSSレベル4)
前提資格なし
受験料63,839円(税込)
目安勉強時間
(初学者)
9ヶ月〜1年程度
維持要件3年以内に更新が必要

これからITアーキテクトを目指す人に役立つ2つの資格

続いては、これからITアーキテクトを目指すプログラマーやエンジニアが取得しておくと良い2つの資格を紹介します。

  • 応用情報技術者試験(AP)
  • AWS認定 ソリューションアーキテクト

応用情報技術者試験(AP)

「応用情報技術者試験(AP)」は、独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が主催する国家資格です。
情報処理試験の登竜門である「基本情報技術者試験(FE)」の上位資格に位置付けられ、ワンランク上のITエンジニアを目指す人に向いています。要件定義から設計・開発・運用までの幅広い知識と応用力が問われるため、前述した「システムアーキテクト試験(SA)」の前に取得しておくと学習がスムーズです。業務面でも、アプリケーション開発・基盤構築など幅広い局面での活躍が期待されます。
本資格を保有していれば、ITアーキテクトを目指すために必要な前提知識・スキルを有する人材として評価されるでしょう。

実施時期春期(4月)・秋期(10月)の年2回
試験時間午前:150分、午後:150分
出題形式午前:4択式、午後:記述式
難易度中級(ITSSレベル3)
前提資格なし
受験料7,500円(税込)
目安勉強時間
(初学者)
半年〜9ヶ月程度
維持要件なし

AWS認定 ソリューションアーキテクト

「AWS認定 ソリューションアーキテクト」は、Amazonが運営するクラウドプラットフォーム「AWS」主催のベンダー資格です。
近年、企業のITインフラ構築はクラウド化が主流となっています。ITアーキテクトにもクラウド技術の知識・スキルは欠かせません。
専門分野ごとに多くの資格がある「AWS認定」の中で、ソリューションアーキテクトはAWS環境でのシステム設計に関する資格です。レベルは初級者向けの「アソシエイト」と中級者向けの「プロフェッショナル」に分かれており、スキルに合わせて選べます。
なお、Microsoftの「Azure」やGoogleの「GCP」にもそれぞれの認定資格があるため、導入環境に応じて選びましょう。

アソシエイトプロフェッショナル
実施時期随時
試験時間130分180分
出題形式CBT方式(選択式)
難易度初級中級
前提資格なしなし
受験料150USD300USD
目安勉強時間
(初学者)
3ヶ月〜半年程度半年〜9ヶ月程度
維持要件3年ごとに再認定試験による更新が必要

▼AWSエンジニアの仕事内容や年収を詳しく知りたい人はこちら

ITアーキテクトからキャリアアップを目指す人に役立つ2つの資格

最後に、ITアーキテクトからさらなるキャリアアップを目指す人に向けて、技術面以外のスキルを身につけるための資格を2つ紹介します。

  • プロジェクトマネージャ試験(PM)
  • ITストラテジスト試験(ST)

プロジェクトマネージャ試験(PM)

「プロジェクトマネージャ試験(PM)」は、独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が主催する国家資格です。
「システムアーキテクト試験(SA)」と同じく高度資格に位置付けられ、プロジェクトマネジメント分野の資格としてIT業界で高く評価されています。ITアーキテクトの技術力に加えてマネジメントスキルを強化し、将来的にプロジェクトマネージャーやコンサルタントなどを目指す人におすすめです。また、ITアーキテクトとしてリーダーの立場で仕事を進める際にも、プロジェクトマネジメントの知識・スキルが役立つでしょう。
プロジェクトマネジメントの知識・スキルを備えたITアーキテクトは希少性が高いため、本資格を取得すれば社内外で高い評価が期待されます。

実施時期秋期(10月)の年1回
試験時間午前Ⅰ:50分、午前Ⅱ:40分
午後Ⅰ:90分、午後Ⅱ:120分
出題形式午前Ⅰ:4択式、午前Ⅱ:4択式
午後Ⅰ:記述式、午後Ⅱ:論述式
難易度上級(ITSSレベル4)
前提資格なし
受験料7,500円(税込)
目安勉強時間
(初学者)
9ヶ月〜1年程度
維持要件なし

▼プロジェクトマネージャーの仕事内容や年収を詳しく知りたい人はこちら

ITストラテジスト試験(ST)

「ITストラテジスト試験(ST)」は、独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が主催する国家資格です。
「システム監査技術者試験(AU)」と並んでIT系資格の最高峰とされ、経営とITを結びつける高度な専門知識・スキルが問われます。ITアーキテクトの技術力を活かしてIT企画部門やITコンサルタントへのキャリアアップを考えている人におすすめの資格です。また、将来的にCIOなどの経営層を目指す場合にも役立ちます。
本資格を保有していれば、技術力とビジネス視点を高いレベルで兼ね備えた人材として高く評価されるでしょう。

実施時期春期(4月)の年1回
試験時間午前Ⅰ:50分、午前Ⅱ:40分
午後Ⅰ:90分、午後Ⅱ:120分
出題形式午前Ⅰ:4択式、午前Ⅱ:4択式
午後Ⅰ:記述式、午後Ⅱ:論述式
難易度上級(ITSSレベル4)
前提資格なし
受験料7,500円(税込)
目安勉強時間
(初学者)
9ヶ月〜1年程度
維持要件なし

▼ITストラテジストの市場価値を詳しく知りたい人はこちら

ここまでは、ITアーキテクトにおすすめの資格7選を紹介してきました。最後に、資格取得に役立つ勉強法を紹介していきます。

ITアーキテクトの資格取得に向けたおすすめの勉強法3つ

紹介した資格のようなITアーキテクトが受験するレベルの資格になると、もともと持ち合わせた知識だけで合格することはかなり困難です。しっかりと試験の出題範囲や傾向を把握したうえで、時間をかけた対策が求められます。

ITアーキテクトの資格取得に向けておすすめの3つの勉強法を見ていきましょう。

  • スケジュールの作成と進捗管理
  • 過去問を解いて出題傾向と弱点を確認
  • 自分にあった学習教材の活用

スケジュールの作成と進捗管理

1つ目は、スケジュールの作成と進捗管理です。
資格のための勉強は、合格というゴールに向けたプロジェクトと捉えられます。プロジェクトにはスケジュール作成と進捗管理が欠かせません。
まずは出題範囲や出題方式、配点などを把握し、やるべきことを洗い出しましょう。試験日までの期間を確認したうえで、たとえば1つの章を1週間で終わらせる、1ヶ月前に模擬試験を受けるなど具体的なタスクを設定して消化していきます。
資格取得は自分だけのプロジェクトです。スケジュールを変えても誰にも迷惑はかかりません。合格という最終目標を見失わないよう、あまりスケジュールに捉われすぎず、柔軟に見直しながら効率的に取り組むことが大切です。

過去問を解いて出題傾向と弱点を確認

2つ目に紹介する勉強法は、過去問を解いて出題傾向と弱点を確認する方法です。
資格試験は特定の分野の知識やスキルの有無を評価するものです。限られたカリキュラムの中で毎回新しい問題を作ることは難しいため、過去に出題された問題や類似の問題が何度も出題されます。
特に選択式の試験ではその傾向が強く、過去問をしっかりと対策すれば合格点に届くケースも少なくありません。過去問を繰り返し解くことで自分の苦手な分野が見えてくるため、集中的に対策すればより効率的に学習できるでしょう。

自分にあった学習教材の活用

最後は、自分にあった学習教材を見つけて活用することです。
資格試験の勉強法には従来の書籍や通信教育、スクールなどに加えて、Web上の学習サイトや動画教材など選択肢はたくさんあります。選ぶ際のポイントとして、自分は計画的に独学で進められるタイプなのか、決められたカリキュラムに沿って指導を受けるほうが向いているのかを自己分析しましょう。独学で進められるなら書籍や学習サイト・動画教材、決められたカリキュラムがないと難しい場合はスクールや通信教育が向いています。
試験勉強にかけられる時間や費用なども踏まえて、自分に最適な勉強方法を選びましょう。

まとめ/自分のスキルレベルや目指すキャリアにあった資格を選ぼう

本記事を通して、以下のことがわかりました。

  • ITアーキテクトは、企業のビジネス戦略を具体的なITソリューションに具現化するための橋渡し役
  • ITアーキテクトの転職や評価アップの武器になる資格は「システムアーキテクト」「CCNP /CCIE」「CompTIA CASP+」
  • これからITアーキテクトを目指す人には「応用情報技術者試験(AP)」「AWS認定 ソリューションアーキテクト」
  • ITアーキテクトからキャリアアップを目指すなら「プロジェクトマネージャ試験(PM)」「ITストラテジスト試験(ST)」

資格取得はスキルアップに役立つだけでなく、客観的なスキルの証明や、社内外からの信頼度向上による収入アップなどさまざまな場面で効果を発揮します。本記事を参考に、キャリアプランやスキルレベルにあった資格を選び、自分にあった勉強法で合格に向けたチャレンジを始めましょう!

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執筆者
しーそー
大手証券系システム会社での20年間のシステムエンジニア(SE)歴を経て、2022年4月よりライターの道へ。前職では主に設計・要件定義などの上流工程やプロジェクトマネジメントを経験。職歴を活かしたIT・金融関係の記事や、趣味と実益を兼ねた資産運用・仮想通貨などが得意ジャンル。2児の父として子育てにも奮闘中