ネットワークエンジニアのキャリアパスを徹底解説!検討のポイントも

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ネットワークエンジニアとして働いていく中で、新しいテクノロジーが次々に生まれる中、どの道を選ぶべきか悩む人も多いでしょう。 この記事では、ネットワークエンジニアのおもなキャリアパスとキャリアパスを考える際のポイントを詳しく解説していきます。

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  • 【この記事を読んでわかること】
  • ネットワークエンジニアには、ネットワークを極める道・クラウドやセキュリティ分野への転身・マネジメントを目指す道などがある
  • キャリアパスを考える上では、自己分析とそれに基づくスキルアップ計画が重要
  • ネットワークエンジニアがどのキャリアパスを選ぶ場合でも、スキルの強化は欠かせない
CTACTA

ネットワークエンジニアのおもな5つのキャリアパス

ネットワークエンジニアのおもなキャリアパス5つが箇条書きされた図

企業システムの生命線であるネットワークの構築・運用を担うネットワークエンジニアには、幅広いキャリアパスの選択肢があります。

代表的な5つのキャリアパスを見てみましょう。

  • そのままネットワークエンジニアとして上り詰める
  • ネットワークアーキテクトにキャリアアップする
  • クラウドエンジニアにキャリアチェンジする
  • セキュリティエンジニアにキャリアチェンジする
  • プロジェクトマネージャーにキャリアチェンジする

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そのままネットワークエンジニアとして上り詰める

最初に紹介するキャリアパスは、ネットワークの専門性に磨きをかけて、ネットワークエンジニアとして上り詰めるキャリアパスです。

ネットワークの構築や運用を通して企業のITインフラを支えることに誇りを持ち、絶えず新しい技術やトレンドを学び続ける熱意のある人に適しています。

ネットワークエンジニアとしてキャリアを積むと、メンバーを率いるリーダーとしての役割も求められるようになるため、マネジメントスキルやリーダーシップの習得も重要です。

ネットワークエンジニアとしてのキャリアを積み上げることで、収入アップも期待できるでしょう。

下記は、厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」の、通信ネットワーク技術者を含む「その他の情報処理・通信技術者」の経験年数別年収です。経験年数に比例して年収も高くなっていくことがわかります。

経験年数 平均年収(万円)
全体 495.0
0年 349.2
1〜4年 385.5
5〜9年 473.8
10〜14年 533.7
15年以上 612.6

参考:「賃金構造基本統計調査|厚生労働省」

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ネットワークアーキテクトにキャリアアップする

ネットワークに関する高度な専門知識を活かして、ネットワークアーキテクトにキャリアアップする道もあります。

ネットワークエンジニアが開発現場で具体的な設計・構築・運用を担うのに対して、ネットワークアーキテクトは一段上の視点から企業や組織全体のネットワーク戦略の立案と設計を担う役割です。

そのため、ネットワークアーキテクトには、ビジネスニーズを理解し技術的な要件に落とし込むスキルが求められます。また、ネットワークだけでなく、企業システム全体を俯瞰的に把握する力も必要です。

年収面のメリットも見てみましょう。

下記は、ITアーキテクトを含む「高度SE・ITエンジニア」と、ネットワークエンジニアを含む「IT技術スペシャリスト」の年収比較です。

職種 平均年収(万円)
高度SE・ITエンジニア
(ITアーキテクトなど)
778.2
IT技術スペシャリスト
(ネットワークなど)
758.2

参考:「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果|経済産業省」

アーキテクト職へのキャリアアップでは、年収面のメリットも期待できることがわかります。

クラウドエンジニアにキャリアチェンジする

企業のクラウド移行が進行する中、ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアへのキャリアチェンジは、将来性の高いキャリアパスの1つです。

従来のような自社でインフラを用意するオンプレミスでのシステム構築が減り、「AWS」「Azure」「Google Cloud Platform」などのクラウドプラットフォーム上でのシステム構築が増えています。クラウド化の波に乗り、将来的に高い需要が見込まれるクラウドエンジニアに舵を切りたいという人にとっては、合理的な選択でしょう。

ネットワークエンジニアとクラウドエンジニアには、ネットワーク設計・セキュリティ対策・パフォーマンス最適化など、スキル面で多くの共通点があります。ネットワークエンジニアとしての知識・スキルを土台に、クラウドの専門知識を学習すれば、キャリアチェンジは比較的スムーズに行えるでしょう。

収入面はどうでしょうか。

たとえばフリーランスの業務形態であれば、弊社サービス「エイジレスフリーランス」の案件データによると、フリーランスのクラウドエンジニアの年収換算した報酬の平均は884万円でした。最低700万円から最高1,200万円と高水準であることがわかります。

職種 最低単価 最高単価 平均単価 年収換算
クラウドエンジニア 58万円 100万円 73.7万円 884万円
CTACTA

セキュリティエンジニアにキャリアチェンジする

ネットワークエンジニアがセキュリティに関する知識・スキルをより高めて、セキュリティエンジニアにキャリアチェンジする道もあります。

セキュリティエンジニアは、企業の情報システムを脅威から守るための対策を設計・実装・運用する専門家です。ネットワークはセキュリティ上の重要な防衛ポイントであり、ネットワークエンジニアが持つ広範な知識・スキルは、セキュリティエンジニアでも役立つでしょう。

ネットワークエンジニアと同じく、高度な専門性を要するセキュリティエンジニアは、収入面でも魅力的です。

経済産業省の調査によると、ネットワークエンジニアとセキュリティエンジニアはともに「IT技術スペシャリスト」に分類され、平均年収は758.2万円と高水準が期待できるでしょう。

職種 平均年収(万円)
IT技術スペシャリスト
(セキュリティなど)
758.2

参考:「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果|経済産業省」

プロジェクトマネージャーにキャリアチェンジする

最後に紹介するキャリアパスは、ネットワークエンジニアとしての技術力を土台に、プロジェクトマネージャーにキャリアチェンジする道です。

プロジェクトマネージャーは、開発プロジェクト全体の責任者としてスケジュール・予算・人員・課題などを管理し、円滑に推進する役割を担います。技術面でインフラ構築を支えるネットワークエンジニアと異なり、プロジェクトマネージャーにはマネジメントやコミュニケーション、リーダーシップなどのソフトスキルが重要です。

プロジェクト全体の責任を背負う分、年収アップも期待できるでしょう。

職種 平均年収(万円)
プロジェクトマネージャー 891.5
IT技術スペシャリスト
(ネットワークなど)
758.2

参考:「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果|経済産業省」

プロジェクトマネージャーへのキャリアチェンジは、開発現場の第一線から退くことを意味します。技術面を追求するよりも、人を取りまとめてプロジェクトを成功に導く仕事にやりがいを感じる人に向いているキャリアパスです。

ここまでは、ネットワークエンジニアの代表的なキャリアパスを紹介してきました。

続いては、ネットワークエンジニアのキャリアパスを考える上でのポイントを解説します。

ネットワークエンジニアのキャリアパスを考える上での3つのポイント

ネットワークエンジニアのキャリアパスを考える上でのポイント3つが箇条書きされた図

ネットワークエンジニアには多様なキャリアパスがあることはお分かりいただけたでしょう。では、この中から自分に合った道を選び、実現するためには何をすれば良いでしょうか。

キャリアパスを考える上での3つのポイントを紹介します。

  1. 自分のスキルと適性を分析して合った道を選ぶ
  2. 現在のスキル・知識と目標のギャップを埋める計画を立てる
  3. ネットワークエンジニアの将来性を考える

ポイント1.自分のスキルと適性を分析して合った道を選ぶ

ネットワークエンジニアがキャリアパスを考える上でもっとも重要なことは、自分のスキルと適性の分析です。

すでに身につけているスキルや、自分の能力・興味に基づいてキャリアパスを選ぶことで、成功確率と満足度が向上します。

スキルと適性の分析では、過去のネットワーク構築や運用の経験の中から、スキルや知識の強み・弱みを洗い出しましょう。また、技術的な仕事やマネジメント的な仕事など、自分がどんな仕事に対して興味や意欲を持って取り組めるかの理解も重要です。こうした分析の結果をもとに、自分に合ったキャリアパスを検討しましょう。

スキル分析を怠ると、未熟なスキルの領域に飛び込んだ結果、新たなスキル習得に苦労して挫折する可能性が高まります。また、自分の適性に合わないキャリアは、仕事のストレスを増大させ、パフォーマンスを低下させることになるでしょう。

ポイント2.現在のスキル・知識と目標のギャップを埋める計画を立てる

目指すキャリアパスが見えたら、次は目標にたどり着くための計画を立てましょう。

現在の自分が持っているスキル・知識と、目標のキャリアパスに必要なスキル・知識のギャップを特定し、それを埋めるために何が必要かを考えます。

クラウドエンジニアを目指すのであれば、クラウド関連技術の学習や資格取得、クラウドプラットフォームを使った実践力の向上などがあげられるでしょう。また、プロジェクトマネージャーを目指すなら、マネジメントの知識やリーダーシップなどを高めていく必要があります。

スキル・知識のギャップを明らかにしたら、短期・中期・長期の具体的な行動計画に落とし込んでいきましょう。

それによって、漠然としていたキャリアパスが具体的で手の届く目標となり、実現に向けた努力の意欲が湧いてくるはずです。

ポイント3.ネットワークエンジニアの将来性を考える

3つ目のポイントは、ネットワークエンジニアの将来性を考えることです。

近年の急速なクラウド化により、「ネットワークエンジニアはやめとけ」「仕事がなくなる」という声は少なくありません。下図のとおりクラウドを採用する企業は年々増え、企業が自前でシステムを構築するオンプレミスは減少していることは事実です。それは、従来型のネットワーク構築が不要になることを意味します。

令和4年版 情報通信白書 クラウドサービスの利用状況グラフ画像

出典:「令和4年版 情報通信白書 クラウドサービスの利用状況|総務省」

しかし、ネットワークエンジニアは「やめとけ」「なくなる」という声を真に受けて、別の分野への転身などを考えることは早計です。

クラウド環境においても、変わらずデータはネットワークを介して通信されます。セキュリティやパフォーマンス維持など、クラウド環境でもネットワークの知識・スキルを活かすことが可能です。

また、5GやIoT、エッジコンピューティングなどネットワーク関連の新たな技術トレンドが生まれています。こうした新しい領域に精通したネットワークエンジニアへの需要は今後も高まっていくことが期待されるでしょう。

このように、従来のネットワーク技術・スキルに加えて、新しい技術を積極的に取り入れていくことで将来のキャリアパスの選択肢は大きく広がります。

以上、ネットワークエンジニアのキャリアパスを考える上での3つのポイントでした。

次は、ネットワークエンジニアのキャリアアップに大切なことを見てみましょう。

ネットワークエンジニアとしてキャリアアップするにはスキル強化がカギ

黒板に書かれた新しいスキルという文字の画像

本記事で紹介したどのキャリアパスを選ぶ場合でも、ネットワークエンジニアにもっとも重要なことはスキルの強化です。

ここまで見てきたように、急速なデジタル技術の進歩にともない、ネットワークエンジニアは転換点にあります。クラウド化を筆頭に、5G・IoTなどの新技術はビジネス環境を変え、ネットワークエンジニアに求められるスキルセットも変化してきています。

ネットワークエンジニアがスキル強化を怠ると、新しい技術動向に対応できずにキャリアの選択肢が狭まり、最終的に人材市場での競争力を失うでしょう。そうならないために、エンジニアの価値の源泉であるスキルを磨き続けることが大切です。

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まとめ|まとめ|ネットワークエンジニアは豊富なキャリアパスから自分に合った道を選べる

本記事を通して、以下のことがわかりました。

  • ネットワークエンジニアには、ネットワークを極める道・クラウドやセキュリティ分野への転身・マネジメントを目指す道などがある
  • キャリアパスを考える上では、自己分析とそれに基づくスキルアップ計画が重要
  • ネットワークエンジニアがどのキャリアパスを選ぶ場合でも、スキルの強化は欠かせない

ネットワークエンジニアは、多様なキャリアパスから自分のスキルや興味に合った道を選ぶことが可能です。

自己分析に基づくスキルや適性と、キャリアパスの将来性などを総合的に考慮して、もっとも充実したキャリアを送れる道を選びましょう。

CTACTA
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執筆者
しーそー
大手証券系システム会社での20年間のシステムエンジニア(SE)歴を経て、2022年4月よりライターの道へ。前職では主に設計・要件定義などの上流工程やプロジェクトマネジメントを経験。職歴を活かしたIT・金融関係の記事や、趣味と実益を兼ねた資産運用・仮想通貨などが得意ジャンル。2児の父として子育てにも奮闘中