40代の転職はなんとかなる!各種統計データを基にその理由を徹底解説

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転職が難しくなると言われる40代ですが、最近は40代が持つ専門性やスキルを活かした転職が多く見られるようになりました。

40代の転職がなんとかなるかは、ミドルエイジ特有の強みを活かせるかどうかです。

そこで40代の転職がなんとかなるかどうかを、市場動向や転職活動でのポイントなどを踏まえて解説します。

こやま けいこ

最低文字数 9000字 十河さん調整済み
  • 【この記事を読んでわかること】
  • 日本の人口減少や労働市場の状況から40代転職がなんとかなる傾向に
  • 40代の転職は年齢相応のスキルや経験値が求められている
  • 40代の転職をなんとかするには自分の市場価値を理解することが大事
  • 40代の転職では業界・業種や年収などへのこだわりを捨てること
  • 明確な将来のビジョンを持ち、前向きな姿勢で臨めば40代の転職はなんとかなる

おすすめの転職エージェント

転職エージェントは大手1社と、特化型1~2社の活用がおすすめです!

  • 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
  • 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう

さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。

大手転職エージェント
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40代の転職はなんとかなる?日本の人口減少が40代のキャリア転職を推し進める形に

現代の40代は同じ企業で一生働くだけではなく、キャリアの転換、40代からのセカンドキャリアなどを考えなくてはならないのが現状です。

一方「40代の転職はなんとかなる?」「40代の転職は厳しい」など、ミドル層の転職事情は流動化が激しく、悩んでいる方も多いかと思われます。

日本は2010年をピークに、今後も少子高齢化はますます拍車がかかると予想され、40代の転職事情も不透明な状態。

出典:「令和4年版情報通信白書|総務省

全人口は2055年には1億人を割り、年齢構成でも75歳以上のシニア層が増加。15~64歳はもっとも多かった1995年の8,716万人から、2066年の予想では4,529万人とほぼ半減するとされています。

民間と大学が連携して調査したデータからも、ほぼ同等の数字が計上されています。

出典:「労働市場の未来推計2030|パーソル研究所・中央大学

どちらの人口予測からもますます労働人口は減り続け、「人手不足倒産」も年々増加していくのではないでしょうか。

企業は「人手不足倒産」を避け事業を成長させていくために、「人材」に対しての投資施策を講じていく必要に迫られています。

厚生労働省の調査から、人手が足りていない業界・業種を確認してみましょう。

出典:「労働経済動向調査(令和5年5月の概況)|厚生労働省

※労働者過不足判断 D.I.=調査日現在で「不足(やや不足、おおいに不足)」と回答した事業所の割合から「過剰(やや過剰、おおいに過剰)」と回答した事業所の割合を差し引いた値。

特に人手不足が深刻なのは「運輸業・郵便業」「建設業」「医療・福祉」の分野。またIT関連が含まれる「サービス業(他に分類されないもの)」もD.I.値が51と高い数値となっています。

IT技術関連は市場自体が拡大するのと反比例して人材不足が深刻化。人材確保は企業の大きな課題になると言われています。

出典:「IT人材需給に関する調査|経済産業省

2019年に経済産業省とみずほ情報総研株式会社が調べた調査からも、2030年にはもっとも多くて79万人もの不足が予想されています。

これらのデータから日本は人材確保が喫緊の課題となり、転職市場でも高い経験値・スキル・実績を持つ40代などのミドルシニア層に対するニーズが、本格的に高まることが容易に考えられます。

では40代の転職事情から、人手不足やミドル層の転職について注目してみましょう。

40代の転職がなんとかなる理由|人手不足やミドル転職の広がり

転職市場の求人数は20代30代を求める企業が圧倒的に多く、40代にとって決して甘くはありませんが、日本全体の「人口減少」という社会的要素から見ると、年々好状況になっていると言えるでしょう。

下図は民間が公表している、今後の労働人口推移から見た人手不足予想です。

出典:「労働市場の未来推計2030|パーソル研究所・中央大学

約640万人もの人手不足が予測される2030年は目の前です。

人手不足の状況を産業別に示したグラフを確認してみましょう。

出典:「労働市場の未来推計2030|パーソル研究所・中央大学

こちらの推計ではサービス業で400万人、医療・福祉が187万人となりました。反対に建設業では99万人の余剰が出るなど、現在の市場動向とはずいぶんと変化するとされています。

このような状況で40代の転職が現実的かどうかについて、厚生労働省の調査の年代別就職件数から見てみます。

出典:「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)|厚生労働省」より作成

ハローワークを利用して就職した人の数を年代別にグラフにしました。

40代以降で転職する人の数は、近年は30代以下の若手よりも多くなっていることが読み取れます。

20代30代の相対的な人口が減っていることも起因していると考えられますが、40代以降のミドル層が積極的に転職活動を行い、新しい企業へ転職を実現していることが分かります。

また40代の転職で不安要素となる「年収」について、厚生労働省が転職後の年収増減について調査した結果を確認してみましょう。

出典:「令和4年雇用動向調査|厚生労働省」

  • 40~44歳:増加=38.0%  減少=32.3%
  • 46~49歳:増加=34.2%  減少=27.6%

転職後の年収が増加した人が減少した人よりも多くなりました。

転職市場の変容、社会的要因などを背景に、40代の転職はまさに現実的なものへと様相を変えていると言えるのではないでしょうか。

次は40代の転職がなんとかなる人の特徴をご紹介します。

40代の転職がなんとかなる人の特徴|年齢相応の経験・実績がポイント

ここからは40代の転職がなんとかなる人の特徴を解説します。

40代の転職で大切なポイントは「年齢相応の経験や実績」。

下図は、2022年に民間が企業に調査した結果を基に作成したグラフです。

出典:「人材ニーズ調査|マイナビキャリアリサーチラボ」より作成

ミドル層に対して「経験値・スキル」を期待すると応えた企業が52.6%と圧倒的に多くなりました。

さらに「労働力」が34.0%、「知識や技術の継承」27.7%と、40代に対しては経験値のほかに、現役や即戦力としての活躍と、若手の育成などを企業が期待していることがうかがえます。

では、40代の転職がなんとかなる人の特徴を、具体的に見ていきましょう。

  • 実績や成果から企業に貢献した経験を持つ
  • 新規プロジェクトを0→1で成功させた経験がある
  • 経営層との交渉やチームをまとめ成果を出したことがある
  • 社会との豊富な人脈を持っている
  • 「チーム優先」の姿勢で将来的に企業へ貢献できる人材

それぞれ解説します。

実績や成果から企業に貢献した経験を持つ

即戦力としての期待が高い40代はこれまでの社会人経験で、必ずと言っていいほど実績や成果を残しています。もしも何もないという人でもキャリアを振り返れば、ひとつくらいは成果を残しているはずです。

特に高い専門性を活かして実際に売り上げを伸ばしたことや、営業成績を上げ利益を出した、プロジェクトの開発実績など、具体的に企業に貢献した経験があると非常に武器になります。

職務経歴書などに数値化した成果を書き込むことで、通過率もぐっと高くなりますよ。

新規プロジェクトを0→1で成功させた経験がある

40代にはマネジメントスキルを求める企業も多いため、新しい事業や課題解決に向け、ゼロからプロジェクトを立ち上げた経験がある場合は積極的に伝えましょう。

企画力や提案力、さらに業務遂行力などの評価ポイントが一気に上がります。

ゼロからイチへと物事を動かす力は、スキルだけではなく粘り強い精神力も必要となりますから、人柄の面でも企業に対して好印象を与えることができますよ。

経営層との交渉やチームをまとめ成果を出したことがある

40代は管理職やマネージャークラスとして、プロジェクトを進める中でチームをまとめるだけではなく、経営層とも直接交渉しながら、結果を出してきた経験もあるのではないでしょうか。

若い世代から重要なポストに就き、経営層と一緒に組織全体のマネジメントを担ってきた人材は、転職市場においても非常にハイスキル人材として需要が高まります。

特に難しい課題を組織として乗り越えたなどのエピソードは、選考の際にぜひアピールしてください。

社外との豊富な人脈を持っている

40代の人材は20年ほどの社会人生活の中で、さまざまな共同プロジェクトや契約などのシーンで社外との人脈を幅広く築き上げている場合もあるのではないでしょうか。

またスキルアップやナレッジを高めるための勉強会など、現代のビジネスパーソンは積極的な社外活動による人脈構築も可能です。

自分の領域を広げ豊富な人脈を持つ場合、転職活動を始める前に振り返ってみましょう。

「チーム優先」の姿勢で将来的に企業へ貢献できる人材

20代や30代であれば自分のスキルアップのために切磋琢磨することがとても大切ですが、40代ともなると一定程度のスキルを持ち実績も積んできた経験があるはず。

マネージャーや役職などに就いている場合も考えられ、「自分優先」ではなく「チームを優先」することができる人は、転職先企業でもマネジメントやリーダーとして期待されます。

チームを優先し業務推進をはかることができれば、将来的には企業の事業成長などへの貢献につながります。

次は40代の転職がなんとかならない人の特徴をご紹介します。確認しながら自分は当てはまらないようにチェックしてみてください。

 

40代の転職がなんとかならない人も|会社にしがみついていた人は厳しい

40代の転職が社会的要因や市場動向から、今後は好転するかもしれないとお話してきました。一方でなんとかならない場合の原因には、40代まで「会社にしがみついていた人」が考えられます。

年功序列や終身雇用に頼り、積極的にスキルアップやセルフブランディングをしてこなかった40代は、転職活動でもうまくいかないことが多いようです。

では40代に対して企業が懸念する点についてグラフにしたので見てみましょう。

出典:「人材ニーズ調査|マイナビキャリアリサーチラボ」より作成

この結果から、以下が企業の懸念点だとわかります。

  • 40代の人材は一定程度のスキルや経験があるからこそ報酬面でもレベルが高くなる
  • 20年ほどの社会人経験から、新しい社内に早く馴染むことができるかどうか

では企業の懸念点に加えて、個人的にも注意したいポイントをご紹介します。

  • 他責思考の人
  • 年収・ポスト・企業規模などの条件にこだわりすぎる
  • 業界・業種にこだわりすぎている
  • マネジメント・役職経験がまったくない
  • 市場価値を理解していない

ひとつずつ見ていきましょう。

他責思考の人

40代の転職がなんとかならない人の特徴のひとつには、「他責思考」が挙げられます。

これは、さまざまな事柄の原因を自分以外の他者に見出す考え方。現状に対する不満のすべての原因を、会社や同僚だと考えて転職しようとしている場合は、なかなか転職先が見つからないことも考えられます。

40代の転職理由として多くの調査で上位にランクインするのが「人間関係」。

パワハラ・セクハラ・いじめなどで精神的苦痛がある場合を除いて、人間関係がうまくいかない際に、コミュニケーションの取り方や自分の発言には問題がなかったかを振り返って考察することも大切です。

また給与や待遇に不満がある場合も、自分のスキルは充分だったのか、学習する意欲は足りていたのかなど、40代ともなれば自分を客観的に見ることも求められて当然です。

日常生活から他責思考を自責思考に変えてみる努力をしてみましょう。

年収・ポスト・企業規模などの条件にこだわりすぎる

40代の転職で3割程度は転職により年収が下がっています。

また40代では部長・課長などの役職手当をもらっている人も多いでしょう。その場合は現職での年収を維持したまま、もしくはさらにアップさせての転職に固執しすぎると、条件面で折り合いがつかないことが多いのが実情です。

一度は年収がダウンしても成果を上げることができれば、いずれ年収もアップしていく可能性はあります。

年収やポスト・待遇などにはこだわりすぎず、ある程度は譲歩する余裕を持って転職活動を行ってください。

業界・業種にこだわりすぎている

40代の転職で多くの転職者は、自分を生かすことができるのは同業界や同業種の企業しかないと思いがちです。

実はここ数年のミドル層転職で増加しているのは「異業界・異業種」への転職。

業界や業種が違っても「職種」が同じであれば、実績やスキルを活かすことは充分に可能です。

実際にマネージャー職やプログラマーなどは、IT業界から食品メーカーへの転職や、金融から工場の管理職など、業界を越境しての転職を実現している人がたくさんいます。

業界や業種にこだわりすぎずに、自分の能力を発揮できる企業を探すことが大切です。

マネジメント・役職経験がまったくない

40代の人材には、チームをまとめて成果を上げることが期待されています。

そこで厳しい現実として、マネジメントや役職経験がまったくない場合は、転職の間口は狭くなると考えておきましょう。

管理職経験がなくても、チームとしての成果を上げたことや、スキルアップのために努力してきたことなどはアピールポイントになります。

厳しい転職になると予想はされますが、貢献してきた経験をしっかりと整理して、転職活動に臨むことが大切です。

市場価値を理解していない

市場価値とは自分のスキルや経験と、企業ニーズのバランスから判断されます。

そのため、業界により求められるスキルは異なるなど、さまざまな状況で判断材料や価値は変わります。

市場価値を把握していない場合、要件定義に合わない企業への応募を続けてしまい、転職活動が長引いてしまうことも。

自分の市場価値を判断することはとても難しく、転職エージェントなどに登録することで、客観的な評価をもらうことができます。

また、Webサイトには市場価値判断ツールがいくつも公開されているので活用してみましょう。

【体験談】40代の転職がなんとかなった人・ならなかった人

ここでは40代のリアルな転職体験談をご紹介します。

「40代からの転職が決まらなくて地獄! 転職した会社が合わなくて地獄。前者もつらいですが、後者の転職できた会社が馴染めないのもつらい」

「転職活動一周目はどうにかなるだろう!という気持ちでスタートしたが、どうにもならない。世の中は、40代の転職者を望んでいないのです」

「48歳で転職し役職もなく一般社員として入社し、上司は皆年下です。40代での転職は今まで以上の実績が求められる中で給料が下がることが多い」

「100社以上応募し面接まで進めたのは数社。1年半で決まった会社は未経験の業界・職種でしたが、フォロー体制もしっかり整えられ、少しずつ仕事に慣れていくことができました」

「小規模企業で15年間webデザイナーをしていたが、人間関係で悩み転職。転職先は社員同士の仲間意識が高く、安心して成長できる職場です」

「転職目的は経営企画全般でのスキルアップ。複数の転職サイト、エージェントなどに登録し関心がある企業に絞って面接。カジュアル面談で上司となる人と話すことができ、不安なく入社できた」

「40代の転職の長期化傾向は否めませんが、コロナ後の求人回復は顕著です。妥協せずあきらめない姿勢が一番重要!」

「転職4回して1番良かったのは、「年収」より「人生は自分次第でなんとかなる」という“心の安定”を手に入れたこと。大丈夫、なんとかなるよ」

では続いて、40代の転職をなんとかするための心構えについて解説します。

40代の転職をなんとかするための心構え|前向きさと謙虚さ

ここからは、40代の転職をなんとかするために押えておきたい大事なポイントや心構えを解説します。

以下5つの項目は転職活動を始める前から、少しずつ準備や考えておくと良いですよ。

  • 転職の理由を明確にしておく
  • こだわりすぎずに譲れないポイントを整理する
  • キャリアの棚卸しと徹底的な自己分析をする
  • 企業情報の収集では手を抜かない
  • 謙虚な姿勢と柔軟性・前向きさを持つ

それぞれ解説します。

転職の理由を明確にしておく

40代の転職理由は「給与が低い」「人間関係に悩んでいる」、または会社の経営状況が思わしくない、出向させられたなどが考えられます。

確かに切実な理由ではありますが、40代で大切になることは「転職軸」です。

現職への不満だけではなく、転職することにより自分がどうありたいか、どのようなライフプランを構築しているのか、将来的なキャリアをどのように考えているのかなど、より具体的でポジティブな自分の「転職軸」を把握しましょう。

転職軸を明確にすることで「年収が下がっても小規模企業で自分の力を試してみたい」「マネジメントよりもスタートアップでゼロから組織を立ち上げたい」など、転職で獲得したいことが明確になり企業も選びやすくなりますよ。

こだわりすぎずに譲れないポイントを明確にする

40代の転職では年収やポストなどの条件面でこだわりすぎないことが大切だとお話しました。

一方で、譲れないポイントを明確にすることも非常に重要です。

最低年収や残業・休日、勤務地、定年年齢、評価制度などのほかにも、社風や仕事上でのルールなども考えられます。

入社してみないと分かりにくいこともありますが、細かな点でも自分が譲れる・譲れないポイントを精査しておくと、転職先企業を選ぶ際のヒントになり得ますよ。

キャリアの棚卸しと徹底的な自己分析をする

40代の転職でとても大事なことは「キャリアの棚卸し」。

キャリアの棚卸しをすることで企業とのミスマッチを減らし、自分のアピールポイントや仕事で大切にしていることなどが分かります。

キャリアの棚卸しでは以下のポイントを振り返りましょう。

  1. 直近の1日の業務内容:目的とプロセスを大切に
  2. 取り組みの姿勢:工夫した点と成果
  3. 1と2を繰り返す:一覧にする
  4. エピソードを思い出す:経験から得たことや学んだこと

この行程を行うことで、客観的に自分を見つめ直し、将来的なビジョンを構築することにつながります。

また自己分析を自分で行うのは難しいため、専用のシートをダウンロードする、エージェントに相談するなどの方法で実践してみてください。

企業情報の収集では手を抜かない

40代の転職でできるだけ失敗しないためには、応募先企業について徹底的なリサーチをすることです。

公式HPを確認することは基本。その上で業界新聞や業界向けのサイト、ビジネスニュースなど、関連する情報を徹底的に調べましょう。

転職サイトでは基本的な企業情報を数多く掲載していますので、幅広く情報を集めたい時には便利です。

さらに勉強会やオンラインセミナーなどで、同じ業界に勤めている人から直接話を聞く機会があれば、積極的に活用しましょう。

謙虚な姿勢と柔軟性・前向きさを持つ

40代は20年ほどの社会人経験と専門的な知識を持ち、業務上は即戦力としての期待が高まります。

一方で候補者のキャラクターや考え方、キャリアプランなどについても、企業との面接では詳しく聞かれることも多いのが現状です。

経験値が高いほど柔軟性に欠け、職場に馴染めないのではないかと懸念されることも多い40代。

新しい職場に早く溶け込むことと同時に、無理なく業務を推進させていく姿勢を示すことも重要です。

このバランスが難しいのですが、これまでの経験を活かして40代ならではの謙虚な姿勢と前向きさを示すことで、選考がスムーズに進むと考えられます。

次は転職活動でのポイントを整理します。

40代の転職をなんとかするための転職活動のポイント

40代の転職をなんとかするためには、転職活動にもいくつかポイントがあります。

応募する企業の探し方や、企業へのアピールについて、より効果的な項目をヒップアックしました。

  • 転職期間や応募する企業の数などの目標をたてる
  • 幅広い業界からの求人を見てみる
  • これまでに広げた人脈を活かして転職意志を伝える
  • 転職先企業で「できること」と「やりたいこと」を理解し伝える
  • 転職エージェントを活用する

各項目を確認しましょう。

転職期間や応募する企業の数などの目標をたてる

40代で転職活動があまりにも長くなると、自信がなくなり、ポジティブに企業探しをすることができなくなることも考えられます。

そこで40代で転職活動をする際には、いつまでに転職先が決まるようにするなど、転職期間の目標を決めると良いですよ。

もちろん期間は短すぎると逆効果です。1か月以内から3か月後あたりが妥当かもしれません。

さらに期間を区切って、その間で応募する企業の数を決めておくことも有効です。

ある程度数を絞り込んでおくことで、企業情報や要件定義などをより真剣に調べなくてはならなくなり、それがより良い結果につながるのです。

幅広い業界からの求人を見てみる

40代の経験値は同じ業界に限らずとも、広い場所で十分に活かすことができるはずです。

自分のスキルやキャリアを振り返る作業をした上で、応募先企業については幅広くリサーチしましょう。

また、同業界や同業種では叶わない年収や待遇アップが、業界を変えることで実現する場合もあります。

それは業界の違いによる市場価値の変化。

このことからも同業界に限らず、広い視野で企業情報を集めてみると、とても良い条件での転職が可能になるかもしれません。

これまでに広げた人脈を活かして転職意志を伝える

40代にはこれまで培った広い人脈を持っている方も多いのではないでしょうか。

そうした人たちに転職意志があることを、早い段階から伝えておくと、さまざまな企業の情報を持ち寄ってもらえる可能性があります。

また人脈を通して直接オファーが来るダイレクトリクルーティングやリファラル採用へとつながるケースも年々増加しています。

特に自分が尊敬する人や一緒に働きたい人には、最初に転職意志を伝えておきましょう。

転職先企業で「できること」と「やりたいこと」を理解し伝える

これまでの経験から「できること」を多く持っているのが40代。応募先企業に対して、こんなこともあんなこともできます、と伝えたくなる気持ちはよく分かります。

自己PRで有効になるポイントは、転職後にその企業で「やりたいこと」を伝えること。

すでにある実績だけではなく、入社後の目標や将来のビジョンなどを伝えることで、企業に対して即戦力プラス、貢献の大きさもアピールすることができます。

転職エージェントを活用する

40代の転職をなんとかするため、より成功率の高い方法を選ぶなら、転職エージェントに登録してみましょう。

転職エージェントは自己診断ツールやキャリアの棚卸しシートなども提供してくれますし、コンサルタントから細かなアドバイスを受けることもできます。

転職エージェントはそれぞれ業界や年齢帯など、得意分野を持っていますので、自分に合ったサービスをセレクトすることが重要です。

おすすめの転職エージェント

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  • 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
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40代で特にIT関係へ転職を考えている場合は、ミドル層のIT業界に強い転職エージェントを活用すると有利に進められる場合があります。

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まとめ|市場動向から高まるニーズと謙虚な姿勢で40代転職はなんとかなる!

ここまでで40代の転職がなんとかなるには、以下のポイントを押さえることが効果的だと分かりました。

  • 日本の人口減少や労働市場の状況から40代転職がなんとかなる傾向に
  • 40代の転職は年齢相応のスキルや経験値が求められている
  • 40代の転職をなんとかするには自分の市場価値を理解することが大事
  • 40代の転職では業界・業種や年収などへのこだわりを捨てること
  • 明確な将来のビジョンを持ち、前向きな姿勢で臨めば40代の転職はなんとかなる

40代はもっとも活躍できる世代であると同時に、転職で忘れてはいけないことは謙虚な気持ちです。

40代としての人間性を発揮してチームブランディングに役立てていただければ、組織にとっても個人にとっても最良の転職となるのではないでしょうか。

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執筆者
こやま けいこ
ライター/ディレクター/カメラマン(フォト&ムービー) 雑誌のフリーディレクター、 報道記者兼カメラマンを経て、現在はwebを中心に執筆。HR系のSEOライ ティングやセミナー記事化、コンサルカンパニーのCEO、COOクラスへのインタビューなどオールマイティに取材している。