SESの現場が合わない・常駐先を変えたい!経験者が有効な対応策を解説
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しーそー
SESで働いていて「現場が合わない」「現場を変えたい」と感じているけれど、どのような行動を取るべきか悩んでいませんか?
SESの現場が合わないなら、我慢し続けることが有効な選択肢とは限りません。
この記事では、SESで現場が合わないと感じる理由からはじまり、有効な対応策を詳細に解説していきます。
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- 【この記事を読んでわかること】
- SESは、システムエンジニアが自分で常駐先を選べないため「現場が合わない」「常駐先を変えたい」と感じることもある
- SESで現場が合わないと感じる理由は「スキルのミスマッチ」「労働環境が合わない」「良好な人間関係が築けない」「成長している実感が持てない」
- SESで現場が合わないときに取れる選択肢は「我慢して続ける」「原因に対して前向きに対策する」「別の現場や転職を目指す」
SESで働くエンジニアにとって現場が合わないことは珍しくない
しーそー
SES(System Engineering Service)は、システム開発や運用保守に関する契約形態のひとつであり、SES契約ではクライアントに対してシステムエンジニアが労働力を提供します。
SESは、自社が取引しているクライアントの人材不足の状況により常駐先が決まるため、システムエンジニア自身が常駐先を選ぶことはできません。
そのため、常駐した後に「現場が合わない」「常駐先を変えたい」と感じることもめずらしくはありません。
筆者は大手SIerで13年の勤務経験があり、その中で4年間は客先常駐で働いていた経験があります。
この経験にもとづいて解説していきます。
次は、SESのエンジニアが現場が合わないと感じる理由を見ていきましょう。
SESのエンジニアが現場が合わないと感じる4つの理由
しーそー
SESのエンジニアにとって現場が合わないと感じるのは、どのような理由があるのでしょうか。
おもな理由は以下の4つです。
- スキルのミスマッチ
- 労働環境が合わない
- 良好な人間関係が築けない
- 成長している実感が持てない
それぞれ解説していきます。
スキルのミスマッチ
SESの仕事では、クライアントが求めるスキルや経験を備えていることが前提ですが、実際の現場ではスキルミスマッチが起きることがあります。
スキルミスマッチの原因はさまざまですが、根本的にはIT業界の深刻な人材不足が原因です。
経済産業省によると、IT人材は2030年までに16万人から79万人ほど不足する可能性があると懸念されています。
そのため、クライアントの求めるスキルに完全に合致しなくても、契約が成立することがあります。
スキルミスマッチを現場の担当者が認識し、エンジニアが成長するまで時間がかかることを理解している場合は問題ありません。
一方で、現場で即戦力が求められる場合、現場担当者とエンジニアの両方にとってストレスの原因となります。
エンジニアがスキルミスマッチを前向きに受け入れ、スキルの幅を広げる機会と考えられると良いのですが、納期や人手不足に追われた状況ではスキルアップに取り組む余裕がないでしょう。
その結果、エンジニアがこの現場はあわないと感じてしまうことも少なくありません。
労働環境が合わない
SESは一般的に、クライアントのオフィスに常駐して働くスタイルです。
常駐先はプロジェクトや案件ごとに変わることがあり、労働環境が合わない場所も存在します。
SESの契約は1ヶ月から3ヶ月ごとに更新され、長くても1年ごとに契約更新することが一般的です。
大規模なプロジェクトに参加する場合、数年にわたって同じ常駐先で働くこともありますが、通常は数ヶ月から1年ほどで常駐先が変わります。
常駐先が変わると、以下のような変化が起こることがあります。
- 通勤時間が片道30分から、2時間に増えた
- アットホームな常駐先から、ビジネスライクな常駐先になった
筆者の経験では、常駐先が工場で、窓の無いプロジェクトルームで大勢のメンバーと数ヶ月働いたことがありました。
周囲の人は平気そうでしたが、筆者自身は閉塞感が非常にストレスだったことを覚えています。
このように、SESでは常駐先が頻繁に変わるため、現場の労働環境が合わないと感じることもあります。
良好な人間関係が築けない
SESのエンジニアが現場に合っていないと感じる原因の一つは、人間関係の問題です。
人はそれぞれ感性が異なるため、誰かと合う・合わないということはよくあります。
とくに組織の統制が取れていない現場では、メンバーはどの方向に仕事を進めるべきか迷走しがちです。
このような状況では、仕事を進める上で不可欠な、現場のメンバー同士の協力関係を築けません。
良好な人間関係が築けていない場合、自分が望む業務に従事していても、「この現場に合っている」と感じることは難しいでしょう。
成長している実感が持てない
SESの働きかたの場合、現場によっては自分の成長が停滞していると感じることもあります。
SESでは、クライアントのニーズに従って業務を進めます。
そのため、自分が伸ばしたいスキルや専門分野に特化して経験を積むことは難しい環境です。
ときには、自分の興味のない仕事や分野に取り組まなければならないこともあります。
さらにSESでは技術的なタスクが多く、マネジメントスキルを磨く機会が限られています。
具体的には、システムの構築や運用保守などの作業を担当する機会は多いですが、プロジェクト全体を管理する機会は少ないです。
このように、SESの働きかたは自律的にスキルアップすることが難しく、成長している実感が持てないことがあり「この現場は合わない」と感じてしまうこともあるでしょう。
ここで挙げた理由などから、SNSやネット記事では「SES(客先常駐)はやめとけ」という意見も見受けられます。
しかし、SES(客先常駐)にはデメリットがある一方で、メリットもあります。
以下の記事で詳しく解説しているので、興味がある人は読んでみてください。
客先常駐はやめとけってホント?理由やメリット・デメリットを解説!
SNSやインターネットの記事では、「客先常駐はやめとけ」という意見を見かけることがあります。客先常駐には長所と短所の両面があり、理解を深める
ここまでは、SESのエンジニアが現場が合わないと感じる理由をお伝えしてきました。
次では、現場が合わないときに取れる選択肢を見ていきましょう。
SESエンジニアの現場が合わないときに取れる選択肢はおもに3つ
しーそー
現場が合わないと感じたときに取れる選択肢は以下の3つです。
- 我慢してそのまま続ける
- 現場が合わない原因に対して前向きに対策する
- 合わない現場を抜けて別の現場や転職を目指す
それぞれの選択肢の詳細はこの後の章で解説するので、ここではそれぞれの概要を説明します。
「1.我慢してそのまま続ける」という選択肢は、忍耐強く我慢すると問題を乗り越えられる見込みがある場合に有効です。
ただし、ストレスで心身ともに疲れてしまうケースや、仕事のパフォーマンスが低下するなど良くない結果につながることも多いので注意が必要です。
「2.現場が合わない原因に対して前向きに対策する」という選択肢もあります。
ロジカルに現場が合わないという原因を深掘りし、適切な対策を講じる思考力が求められます。
自分だけで状況整理が難しい場合は、周囲の信頼できる同僚や上司に相談することも有効な手段です。
「3.合わない現場を抜けて別の現場や転職を目指す」という選択肢は非常に有効です。
自分なりに忍耐強く我慢し、現場に合わない原因に対して前向きに対策を講じても状況を変えられないこともあるでしょう。
その場合、働く環境自体を変えてしまうことがもっとも有効な選択肢となります。
以下の章で、それぞれの選択肢を具体的に見ていきましょう。
選択肢1:「我慢して続ける」のは良くない結果につながることが多い
しーそー
ときには忍耐も大切ですが、自分に合わない現場で我慢して働き続けることの弊害も多くあります。
以下の3つの視点で解説します。
- ストレスで心身が疲弊する可能性
- パフォーマンスが低下してクライアントにも迷惑がかかる
- キャリアのプラスにならないことに時間を費やす
それぞれ見ていきましょう。
ストレスで心身が疲弊する可能性
我慢するという選択肢は、原因を取り除くことなく、ストレスに耐え続けるということです。
適度なストレスであれば、自己の成長を促し時間が問題を解決する可能性があるでしょう。
しかし、過度なストレスは心身の健康を損ない、場合によっては体調不良を引き起こしかねません。
パフォーマンスが低下してクライアントにも迷惑がかかる
忍耐強く我慢しても、ストレスが過剰な場合は仕事のパフォーマンスが低下し、結果的にクライアントに迷惑をかけることも懸念されます。
パフォーマンスの低下が一時的なものであれば問題ありませんが、長期間にわたるパフォーマンス低下は好ましくありません。
キャリアのプラスにならないことに時間を費やす
現場が合わないと感じる理由が、自分が興味のない分野の仕事をしていることであれば、我慢することは良くない選択肢である可能性が高いです。
自分のキャリアプランとは関係のない仕事に時間を費やすことは、クライアントにとっては助けになりますが、自分にとっては無駄な時間を浪費してしまう可能性があります。
仕事には我慢が必要な場面もありますが、一方で我慢がクライアントと自分自身に不利益をもたらす可能性もあることを理解しておくべきです。
続いて、現場に合わないと感じる原因に前向きに対策する場合のポイントを見ていきましょう。
選択肢2:「合わない原因に前向きに対策する」場合のポイント
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合わない原因をつきとめて、前向きに対策して乗り越える選択肢もあります。
以下の3つの視点で解説していきます。
- 合わないと感じる理由を明確にする
- キャリアプランを明確にする
- 周囲の人に相談する
それぞれ見ていきましょう。
合わないと感じる理由を明確にする
現場が合わないと感じる原因を正確に理解することが、適切な対策を講じるための最初のステップです。
原因を明確にすることで、以下のように対策を講じられます。
原因 | 対策(例) |
---|---|
スキルのミスマッチ | スキルや知識を身につける、周囲の人と連携しながら仕事を進める |
労働環境が合わない | 常駐先を変更してもらう、転職や独立 |
良好な人間関係が築けない | 常駐先を変更してもらう、転職や独立 |
成長している実感が持てない | キャリアプランの具体化、常駐先を変更してもらう、転職や独立 |
まず、現場が合わないと感じる原因を明確にすることがスタートです。
正確な原因を把握しなければ、最適な対策を講じることは難しいです。
キャリアプランを明確にする
キャリアプランを明確にすることは、現在の仕事がキャリアにプラスに働いているか、自分に合わない仕事をしているのかを判断するのに役立ちます。
はじめは合わないと感じた業務でも、キャリアプランを明確化することで、将来的に役立つ可能性があることに気づき前向きに取り組めることもあります。
キャリアプランを明確にしたら、自社の上司や、可能であればクライアントにも積極的に伝えましょう。
自分の考えを共有することで、相手が希望に沿って調整してくれることがあります。
また、直近で希望する業務に携わる機会がなくても、あきらめずに継続的に希望を伝えることでチャンスを掴める可能性が高まります。
周囲の人に相談する
周りの人に相談し、アドバイスを求めることも有効な選択肢です。
とくに経験が豊富な同僚や上司は、広い視野・高い視座から状況を理解できます。
周囲の人に相談することで、自分だけでは思いつかなかった有効な対策を見つけられる可能性があります。
続いて、現場が合わず環境を変えたい場合の対処を見ていきましょう。
選択肢3:現場が合わずに変えたい場合は案件の変更や転職を
しーそー
自分ができる対策を講じても状況を変えられないときは、働く環境を変えてしまうことが有効な選択肢となります。
現場の変更や転職も検討しましょう。
以下の2つのポイントを解説します。
- 営業や上司に相談し、良いタイミングで現場を変えてもらう
- 現在のSES企業自体に不満を抱えている場合には転職も考えよう
営業や上司に相談し、良いタイミングで現場を変えてもらう
現在の現場が合わない場合、個人の努力だけでは解決できないと感じるなら、営業や上司と話して現場の変更を検討しましょう。
SES契約は通常、1ヶ月や3ヶ月ごと、長くても1年ごとのタイミングで更新されます。
契約更新のタイミングで延長せず、つぎの現場へ変えてもらいましょう。
心身の状態に余裕があるかによりますが、現場を離れる際にはクライアントへ配慮することが大切です。
離脱のタイミングは、自分とクライアントの希望を考慮し、双方が納得できる妥協案を見つけるように心がけましょう。
現在のSES企業自体に不満を抱えている場合には転職も考えよう
現在勤めているSES企業に不満がある場合には、転職も有効な選択肢になります。
とくに、ひとりで客先常駐させる企業は違法の可能性があります。
以下の記事で詳しく解説しているので、興味がある人は読んでみてください。
一人で客先常駐は辛い?違法となる契約形態や仕事を楽しむ方法を解説
一人で客先常駐として働いている人の中には、キャリアや将来に不安を抱いている人もいるのではないでしょうか。一人常駐は辛く感じることがあり、準委
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まとめ|SESの現場が合わないなら、転職や独立などの選択肢もあります
しーそー
この記事では、以下の3つのことがわかりました。
- SESは、システムエンジニアが自分で常駐先を選べないため「現場が合わない」「常駐先を変えたい」と感じることもある
- SESで現場が合わないと感じる理由は「スキルのミスマッチ」「労働環境が合わない」「良好な人間関係が築けない」「成長している実感が持てない」
- SESで現場が合わないときに取れる選択肢は「我慢して続ける」「原因に対して前向きに対策する」「別の現場や転職を目指す」
SESに限らずどのような仕事でも我慢強さは重要ですが、必要以上に我慢しすぎてキャリアにプラスにならない時間を過ごすことや、健康を損なうことは避けたいものです。
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