転職するべきか迷う…「転職しないほうがいいケース」の特徴は?

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阿部雅子

文字数:7000文字 KW転職しないほうがいいケース 転職に迷ってる状態は心理的にどんな状態なのか、自分の状態、どんな会社、転職先がどんな転職先であれば転職をしない方がいいのか 逆に転職した方がいいケースとはどんなケースなのか?をざっくり結論から伝えていく 転職しない方がいいケース(5ー6つ) 転職した方がいいケースの特徴 転職を決断する前に確認すべきポイント 転職に迷った時の考え方の整理方法

転職を考え始めた人の中には
「転職を考え始めたが、考えがまとまらない。もしかして、転職しないほうがいいのでは?」
と不安になる人も多いのではないでしょうか。

転職は今後の職業人生を左右する大きな決断です。本記事では、転職を検討しても「転職しないほうがいいケース」を中心に、転職活動で迷った時の対応を紹介します。

  • 【この記事を読んでわかること】
  • 転職を迷っている人で転職しないほうがいいケースは6つ
  • 転職を迷っている人で転職したほうがいい人の特徴3つ
  • 転職を決断する前に確認すべきポイントは「在職中に転職活動すること」など7つ
  • 転職に迷った時の状況の整理方法を3つのフェーズごとに解説

おすすめの転職エージェント

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  • 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
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さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。

大手転職エージェント
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転職しないほうがいいケースは6つ

転職は人生の大きな転機です。判断にはさまざまな要因が絡むため、転職するべきか迷ってしまうこともあるでしょう。

しかし、転職をしようとしている人の中には、その状況のままでは転職しないほうがいいケースもあります。

代表的な以下6つのケースをみてみましょう。

  • 現職への不満がおもな転職理由であるケース
  • 転職理由があいまいなケース
  • 感情的になっているケース
  • 転職したばかりで次の転職先を探すケース
  • 転職先の業界・職種に注意が必要なケース
  • 転職先の企業と自分に温度差を感じるケース

現職への不満がおもな転職理由であるケース

現職への不満がおもな転職理由であるケースは、転職をしないほうがいい典型的な例です。なぜなら「転職は不満解消の手段にはならない」からです。

一方、現職の人間関係・キャリア・仕事内容・収入・労働時間などへの不満から転職を考え始める人は少なくありません。

しかし、現職への不満は転職によって一時的に解消されることはあっても、再燃しやすいという特徴があります。例えば、職場の人間関係が転職によって一時的に好転しても、それがずっと続くかどうかはわかりません。

現職への不満は、転職を考えるきっかけにはなっても、そのままでは転職の理由にならないという特徴があります。

現職ではキャリアアップできないと考える人は、どんな環境ならキャリアアップできるのか、現職でできることは一つもないのか考えてみましょう。

「現職でできることは全てやった。しかし、自分に必要なのは現職では得られない◯◯という環境だ」そう言い切れる場合には、その環境を手に入れることが転職の理由・目的となるでしょう。

転職理由があいまいなケース

転職理由があいまいなケースは、転職を一度立ち止まってよく考えたほうがいいでしょう。

以下のような転職理由が多く、転職活動を始めてから苦労する人が多いパターンでもあります。

  • 今の職場をとにかく辞めたい
  • 同年代の友達や同僚など、周りが転職して良さそうだった
  • 面白そうな、もしくは条件のいい求人があった
  • 友人の会社に誘われた

転職理由があいまいだと、転職によって実現したいことが明確になっていません。そのため、以下のような状況に陥りがちです。

  • 転職先を探す軸がないため、どの転職先をみてもピンとこない
  • 応募企業へ説得力のある志望動機や転職理由が伝えられないため、内定を得にくい
  • 転職活動に時間がかかることで、自己肯定感が下がりやすい
  • 転職後の具体的なイメージがないため、「こんなはずではなかった」という後悔を抱えやすい

転職にはリスクが伴います。必要のない転職活動は、いたずらにリスクをとることになりかねないため、慎重に検討しましょう。

感情的になっているケース

感情が昂っていて、客観的に物事を見ることができない状況では、転職に関する判断を差し控えるのが賢明です。

例えば下記のような状況で気持ちが昂り、一気に退職・転職してしまうケースです。

  • 現職で辛い目にあった・許し難いことがあった(ハラスメント・会社の対応・同僚の裏切りなど)
  • プライベートで気持ちを乱されることがあった(家庭問題・近親者の死や病気の発覚・介護など)
  • 現職のキャリアで納得できないことがあった(同期の昇進・部署異動・転籍・出向・派閥争いでの敗北・役職定年など)

これまでのキャリアを断ち切って、新しくスタートしたいと考える気持ちはわかりますが、転職にはデメリットもあります。

デメリットを冷静に評価できるようになるまでは、いったん現職に留まって、気持ちが落ち着くのを待つのが安全です。

転職したばかりで次の転職先を探すケース

転職したばかりで次の転職先を探すケースは、大きなリスクを伴います。

転職市場では、転職歴の多い人を警戒する傾向があります。そのため、複数社を短期間で退職すると「転職癖がある」「人物に何か問題がある」と勘繰られ、次の転職活動に著しい支障がでます。

このケースで難しいのが「本人に非がない退職であっても、応募企業がそれを信じるかどうかは別」である点です。

【例】
転職一社目:転職したものの業務内容に違和感を覚え、一年以内に自ら再度転職
転職二社目:転職後1ヶ月で経営が傾き、会社都合で解雇

上記の例では、二社目の退職は転職者の非ではありません。しかし、履歴書上は「短期離職を繰り返した、現在失業中の求職者」になってしまいます。次の就職先を探すのが困難なだけでなく、就職の際の条件交渉でも足元をみられやすいでしょう。

転職では、次の会社で絶対に上手くいくという保証がありません。
そのため、転職してすぐの再転職はできれば見送ったほうがよく、やむを得ず転職する場合は細心の注意が必要です。

転職後の会社・業界・職種に注意が必要なケース

転職後の会社・業界・職種に注意が必要なケースでは、十分な事前リサーチなしに転職するのはおすすめできません。

まず、転職先候補の会社の対応に不審な点・違和感がある場合は転職を見送るべきです。単純に不明な点があれば、積極的に質問し、不明点の解消に努めましょう。転職先が不明点の解消に協力的でない場合は、転職を見合わせることを検討してください。

次に、転職先の業界が以下に当てはまる場合、どうしてもその業界でなくてはならないのか再考しましょう。

  • 成長性のない業界
  • 平均年収の低い業界
  • キャリア形成が難しい業界
  • ミドル・シニアのキャリアパスが難しい業界

どうしてもそれらの業界で仕事がしたい場合、企業選びは慎重に行いましょう。

最後に、目指す職種の将来性にも目を向けましょう。

以下のような職種では、転職直後はよくとも、数年後に再度転職しなければならない可能性があります。

  • 機械やAIによって代替されると予想されている職種
  • 今後需要が減ると考えられている職種
  • キャリア形成が難しい職種

目指す職種が上記に該当する場合は、なぜその職種でなければならないのか、将来的にはどんなキャリアを歩みたいのかなどを具体的に検討しましょう。

また、未経験の業界・職種への転職には、業界・仕事内容とのミスマッチの危険性があります。直接そのキャリアを目指すのではなく、まずはその周辺領域で経験を生かせる仕事へ転職し、業界・職種についての理解を深めてから再度挑戦する手もあります。

転職先の企業と自分に温度差を感じるケース

転職先の企業と自分に温度差を感じるケース、特に企業側の温度が高く、自分の温度が低い場合は一度自分の転職目的を再確認しましょう。

転職先の企業と自分に温度差を感じるケースの例:

  • 応募先企業から再三のアプローチがあり、根負けして転職を決める
  • 転職エージェントから「早く決めないと」「こんな条件は滅多にない」などと言われて決める

転職は職業人生において大きなステップです。また、転職の結果については、自分で責任を取るしかありません。

第三者からのプレッシャーによって決めるのではなく、自分がよく納得して選択する必要があります。

以上、転職に迷っている人で「転職しないほうがいいケース」の特徴を説明してきました。次の章では反対に「転職したほうがいいケース」について考えてみましょう。

転職したほうがいい人の特徴3つ

転職をしようとしている人の中には、迷いが解消できたら、転職に動いたほうがいいケースもあります。

おもな3つのケースをみてみましょう。

  • 転職によって実現されるキャリアプランが明確なケース
  • 自分の市場価値を把握し、十分なニーズを確認しているケース
  • 転職先での自分のミッションが明確で、そのための能力があるケース

転職によって実現されるキャリアプランが明確なケース

転職によって実現されるキャリアプランが明確なケース、特に現職ではそれが実現できないことがわかっている場合は、現職に留まっていてはキャリア上の目標が達成されません。

このタイプの特徴は以下の通りです。

  • 中長期のキャリアプランを持っている
  • スキルアップや自己成長のための転職であることが多い
  • 現在の勤務先との関係が良好な場合が多い
  • 自分の退職によって会社や同僚に迷惑をかけることを悩む人もいる

まずは迷いの原因を分析し、転職の理由と必要性を再度確認しましょう。

転職せずに現職で希望のキャリアプランが叶う道はないか、上司や人事に相談するのも一つの方法です。

自分の市場価値を把握し、十分なニーズを確認しているケース

自分の市場価値を把握し、十分なニーズがあるとわかっている場合は、まずは転職活動を開始してみましょう。

このタイプの特徴は下記の通りです。

  • スキルアップのための転職が珍しくない業界にいる
  • エンジニアや専門職など、スキルセットが自分でもわかりやすい職種
  • スキルアップやキャリアアップで年収が上がりやすい
  • 転職先候補が多い分、どんな観点から就職先を選ぶべきか迷う人もいる

転職市場の変化は目まぐるしく、実際に活動してみないとわからないことが多いものです。実際にどんな求人があるのか、どんな企業が自分に興味を持つのか、転職活動を開始して状況を確認しましょう。

自分に合った転職先を選ぶためには、年収以外の転職の目的を検討し、転職軸を持つのが重要です。また、キャリアプランを立てて、中長期的に実現したいキャリアが転職先で実現できるか検討しましょう。

転職先での自分のミッションが明確で、そのための能力がある場合

転職先での自分のミッションが明確で、そのための能力や実績が十分にある場合は、転職活動を始めたほうがいいでしょう。

このタイプの特徴は下記のとおりです。

  • マネージャーや管理職クラスなど、ミドル・シニアの転職に多い
  • 企業の問題解決に貢献できることが強み
  • 希望年収や条件がやや高めであることが多く、条件にあう求人があるかどうかが鍵
  • 年齢や家族の反対などを気にして転職を迷うことが多い

ノウハウや業務知識のある、ミドル・シニアの転職によくあるパターンです。企業のニーズとマッチすれば、これまでの自分の経験や実績を活かすことができ、納得のいく転職ができるでしょう。

一方、「志望業界が限定されている」「希望条件が高い」などのハードルがあるため、マッチングする企業を探すのに時間がかかるのが一般的です。

時間がかかることを見越して早めに転職活動を開始し、目指す業界の求人状況を確認するのがおすすめです。

以上、転職を悩んでいる場合でも転職したほうがいいケース3つを紹介しました。

次に、転職を考え始めたら、転職を決断する前に確認すべきポイントについて解説します。

転職を決断する前に確認すべきポイント7つ

転職を決断する前に確認すべきポイントは、転職しないほうがいいケース・したほうがいいケース、両方に共通するものです。

転職を考え始めたら、まずは以下の点をチェックしてみましょう。

  • 在職中に転職活動する
  • 転職のタイミングを検討する
  • 転職のリスクについて理解し、検討する
  • 転職以外の解決策を検討し、実行する
  • 今あるメリットと転職後に得られるメリットを比較する
  • 転職後の変化やギャップをシミュレーションする
  • 転職活動開始時にパートナーや家族の理解を得る

それぞれについて説明します。

在職中に転職活動する

転職活動は、やむを得ない事情がない限り、在職中に行いましょう。

会社員の給与や福利厚生は、安定した生活の基盤です。在職中に実感することは少ないかもしれませんが、転職活動が思うように行かない時には大きな安心材料となります。

転職は自分の人生を左右する大きな選択です。できるだけ焦りのない状態で、十分に吟味する時間を持って臨みましょう。

転職のタイミングを検討する

転職活動を始めてしまうと、なかなかゆっくり検討する機会がないのが、転職のタイミングです。

転職をすると、以下のようなデメリットがあえりえます。

  • クレジットカードや賃貸契約・ローンの審査が通りにくくなる
  • 会社の制度を100%利用できない可能性がある

どちらも「勤続年数」が転職によってリセットされることによって起こるデメリットです。また、制度の利用には、周囲の理解や協力も必要です。

転居や住宅の購入、育児・介護などで会社制度を利用する予定がある場合は、転職のタイミングを慎重に検討しましょう。

転職のリスクについて理解し、検討する

転職は、転職先企業という相手のあることです。そのため、100%自分の思った通りになることは滅多にありません。

以下のようなリスクについて理解しておきましょう。

  • 転職先の社風や人間関係が自分に合わない場合がある
  • 収入が低くなる可能性がある
  • 上司が年下になる可能性がある

転職後、上記のような状況になったとしても、転職の意思に変わりはないか検討しましょう。

転職以外の解決策を検討し、実行する

前述した通り、転職にはリスクがあります。

転職によって実現したいことがある場合、まずは現職や副業によって実現できないか検討してみましょう。

配置転換や、社内キャリアチェンジ・新規プロジェクトへのアサインなど現職にも色々な可能性があります。

また、副業が可能な会社では、まずは副業で希望するキャリアを開始してもいいでしょう。

リスクの少ない解決策を実行し、その手が尽きてから転職活動を始めても遅くはありません。

今あるメリットと転職後に得られるメリットを比較する

在職中の転職活動では、現職にあるメリットを捨て、違う環境を選択することになります。

現職にあるメリットは、当然のこととして享受しているものもあり、慣れ親しんだ職場ほどなかなか実感する機会がありません。

そのため、転職を考え始めたら一度、現職のメリットを書き出して整理してみましょう。

転職のきっかけとなりやすい現職での不満やデメリットの一方、例えば、下記のようなメリットを再発見できるケースもあるでしょう。

  • 人間関係は悪くない
  • 休みが取りやすい、休日数が多い、連休が長いなど
  • 残業代がしっかり払われる、または残業が少ない
  • 給与や評価にある程度満足している
  • 福利厚生が手厚い
  • 仕事を自分のペースで回せる、ある程度の裁量権がある

転職を考える際は、これらの現職でのメリットと転職後に得られるメリットを比較することも重要です。

転職後の変化やギャップをシミュレーションする

転職後の変化や、考えられるギャップについてシミュレーションしておくと、転職活動へ向けて心の準備ができます。

  • 希望の働きかたや勤務地での就労が実現した時にどうなるか
  • 希望の職についた時にどんなふうに働きたいか
  • 転職後、もし希望の仕事内容と違ったらどうするか
  • 転職後、人間関係や社風に馴染めなかったらどうするか

シミュレーションは、転職活動しようかどうか迷っている、という時にも有効です。より具体的なイメージを持つことで、転職活動に進むべきかどうか判断できます。

転職活動開始時にパートナーや家族の理解を得る

家計を共にするパートナーや家族がいる場合は、転職活動の開始時に相談しておきましょう。

転職を決定事項として伝えるよりも、早い段階から相手の意見を求め「相談」することによって、理解を得やすくなります。

パートナーや家族はライフイベントを共有するチームです。お互いの状況を理解・尊重し、リスクに対処するためにも、早めの情報共有が好ましいでしょう。

相談の際には、転職の目的や転職後のビジョン、キャリアプランなどについても共有するのが大切です。

以上、転職を決断する前に確認すべきポイントを説明しました。

転職活動にはさまざまな判断が要求されます。自分にとって重要な選択が必要なことが多く、転職の段階ごとに迷いが生じるのは自然なことです。

最後に、転職に迷った時の状況の整理方法を紹介します。

転職に迷った時の状況の整理方法

転職に迷った時の状況の整理方法は、転職活動のフェーズによって変わります。
以下の3つのフェーズごとに見てみましょう。

  • 転職活動を始める前に活動するかどうか迷ったら
  • 転職活動中に活動内容について迷ったら
  • 内定獲得後に転職するかどうか迷ったら

転職活動を始める前に活動するかどうか迷ったら

転職活動を始める前に転職について迷っているなら、転職活動の準備をするのがおすすめです。

転職活動を始めること、もしくはその準備にはリスクはありません。

転職活動しないことになったとしても、キャリア自律型の思考が育つという点で、現職での働きかたにもいい影響があるでしょう。

転職活動の準備には下記のようなものがあります。

  • スキル・経験の棚卸し
  • 中長期キャリアプランの作成
  • 希望のキャリアプラン実現のために必要なスキル・経験の確認
  • 転職目的の整理
  • 市場価値の確認
  • 転職支援サービスへの登録

重要なのは、転職活動をしながら「転職の目的」を精査することです。転職の目的を整理したら、転職せずに現職で実現できる道がないかも確認しましょう。

転職活動中に活動内容について迷ったら

転職活動を始めたあとに、「希望の求人がない」「紹介される求人にピンとこない」「転職活動の方向性に自信がない」といった点で迷いが生じることもあります。

その場合は、以下の点を検討してみましょう。

  • 転職先に求める条件が高く、求人の幅を不必要に狭めていないか
  • 業界や職種を思い込みによって決めてしまっていないか
  • 独りよがりの転職活動になっていないか、第三者のアドバイスをもらっているか

転職市場での市場価値と、自己評価にギャップがある場合などは、思ったような転職活動ができない場合があります。

また、保有スキルや経験は、希望業界や職種によってその価値が変わります。業界や職種を最初から狭めず、さまざまな求人情報に触れることが大切です。

キャリアアドバイザー、転職エージェントなど、第三者のフィードバックも積極的に取り入れましょう。

おすすめの転職エージェント

転職エージェントは大手1社と、特化型1~2社の活用がおすすめです!

  • 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
  • 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう

さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。

大手転職エージェント
リクルートエージェント
支援実績No1の総合型。年代や職種を問わずまず登録しておくべきエージェントです。
【公式】https://www.r-agent.com/

特化型エージェント
社内SE転職ナビ
社内SE特化。業界最大級の社内SE求人数を保有しています。
社内SEはホワイトな求人も多いためおすすめです。
【公式】https://se-navi.jp/

ウズカレIT
IT未経験からの転職に特化。就職/転職支援のみならずIT学習のサポートを無料で受けられます。
【公式】https://uzuz-college.jp/

エイジレスエージェント
年齢不問求人/ハイクラス転職に特化。SIer・コンサル・大手SESなどの求人を多数保有しています。
約80%が平均年収150万円アップの実績あり。
【公式】https://agent.ageless.co.jp

内定獲得後に転職するかどうか迷ったら

転職活動を進め、1社あるいは複数社から内定をもらったあとに「本当に転職していいのか」という迷いを持つこともあります。

その場合は転職活動で大切にしてきたポイントを再確認しましょう。

  • 自分はなぜ転職するのか、転職の目的は何か
  • 現職をやめず、キャリア上の目標が達成される可能性はないか
  • 転職先に求める条件とその優先順位は何か
  • 転職先候補は、自分のキャリアプランの実現に資するか
  • 現職をやめるメリットよりも。転職先で得られるメリットのほうが重要か
  • 転職先に過剰な期待を抱いていないか・ギャップに耐える覚悟はあるか
  • 転職先で働く自分を想像できているか

以上の点を一つずつ確認する中で、自分の迷いが整理されていくはずです。

自分が判断する上で、転職先に確認すべきことがあれば、遠慮なく質問しましょう。不明点のない状態で最終的な選択をすることが大切です。

まとめ:自分が「転職しないほうがいいケース」に当てはまらないか確認を

ここまでで、以下のことがわかりました。

  • 転職を迷っている人で転職しないほうがいいケースは6つ
  • 転職を迷っている人で転職したほうがいい人の特徴3つ
  • 転職を決断する前に確認すべきポイントは「在職中に転職活動すること」など7つ
  • 転職に迷った時の状況の整理方法

一般的には、転職を考え始めたばかりの段階で、思考が整理されている人はあまりいません。転職について調べたり、知識をつける中で、転職の目的も整理されていくものです。

今は「転職しない方がいいケース」に該当したとしても、将来の転職へ向けて、できることはたくさんあります。まずは現職での働きかたを見直したり、キャリアプランを立てたりしてみましょう。

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執筆者
阿部雅子
人事/キャリアコンサルタント
人事担当として約12年強、採用から人事管理、退職までをサポート。業界はIT系スタートアップ/ブライダル/政府系研究機関等。国家資格キャリアコンサルタント。中小企業での各種雇用調整助成金の受給やコンプライアンスのための規程整備等の経験が豊富。