経理転職者における自己PRのポイント5つ|アピールする内容や例文

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経理としてキャリアアップを図るため、あるいは厚遇を求めて転職する人は少なくないでしょう。 転職時には自己PRで、自身のスキルや長所を伝えることが重要です。 本記事では、経理転職者における自己PRのポイント・記載時の注意点・例文などを紹介します。

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  • 【この記事を読んでわかること】
  • 応募する企業のニーズを把握するなど、経理転職者における自己PRのポイント5つ
  • 経理の自己PRでアピールとなる内容は「管理職・マネジメント経験」「IPO準備経験」「業務プロセス・制度の構築経験」「海外会計基準の知識」「会計ソフトやシステムの活用スキル」
  • 「経理経験者」「未経験者」の自己PRの例文
CTACTA

経理転職者の自己PRで押さえておきたいポイント5つ

経理転職者の自己PRで押さえておきたいポイント5つが箇条書きされた図

一般・営業・総務など幅広くある事務職の中でも、経理は人気の高く、転職時には競合が多い場合もあります。

参考:一般職業紹介状況(職業安定業務統計)|厚生労働省

競合に負けないためにも、転職の際は以下5つの自己PRのポイントを押さえておきましょう。

  • 対応可能な経理業務を把握する
  • 応募する企業のHP・募集要項から採用ニーズを把握する
  • 経理としての実務経験期間を記載する
  • 経理に関連する資格・スキルを示す
  • 自身の強みを数値的に表す

それぞれ解説します。

対応可能な経理の業界・業務を把握する

自身の対応できる経理業界・業務を把握しておくと、転職時の企業選定が行いやすくなります。

さまざまな業界に存在する経理には、共通する業務がある一方、専門知識が必要な業務もあります。その代表例が建設業や製造業です。

建設業では完成工事原価・完成工事総利益・未成工事支出金など業界独自の勘定科目が存在するほか、製造業では製造過程にかかった費用を計算する「原価計算」の知識が必要です。

経理には未経験OKの求人もあるため、日常業務のみなど経験が浅い人でも転職できる可能性はありますが、対応可能な業界・業務が多いほど選択肢は広がり、かつ優位性を保てるでしょう。

応募する企業のHP・募集要項から採用ニーズを把握する

応募する企業のHP・募集要項から採用ニーズを把握し、企業に貢献できる人材であることを前提に自己PRでアピールすべき内容を明確にしましょう。

たとえば、「あればよい職務経験・スキル」に日常経理業務の経験・日商簿記検定3級などが記載されている企業では、入出金管理・小口現金の取り扱い・伝票の起票・月次および年次決算サポート業務などを行えるかどうかが重視されます。

もちろん人間性や実績をアピールすることも大事ですが、企業が求める人材・理想像とズレがある場合は、プラス評価の獲得は難しいでしょう。

企業の採用ニーズにささる自己PRを行い、転職の成功につなげましょう。

経理としての実務経験期間を記載する

経理は実務経験を重視する傾向があるため、実務経験期間を記載すると、採用の評価につながります。

記帳・計算・集計・伝票の作成などの日常業務から徐々に経験を積み、予算・決算などの年次業務など広い業務範囲を網羅するには数年程度かかるとされます。

携わった各業務に対しての経験期間を記載すると対応可能な業務が明確になり、採用担当者が判断しやすくなるでしょう。

参考:「経理事務-職業詳細|厚生労働省」

経理に関連する資格・スキルを示す

経理に関連する資格・スキルを示すことによって体系的な知識を証明できるうえ、転職後の成長可能性もアピールできるでしょう。

経理に関連する多様な資格の中には、取得難易度が高いものがあります。

難易度の高い資格を所有しておくと、経理に関するより専門的な知識を証明できることに加えて、資格の取得に向けて学習を継続してきた努力が評価されるでしょう。

特に、未経験から経理に転職する場合は、採用の評価が得られるように経理に関連する資格を取得しておくことが重要です。

自身の強みを数値的に表す

数値・データを活用して自身の強みを明確にして、競合との差をつけるといいでしょう。

業務の対応範囲・所有する資格・経験年数などが同じ応募者から1人を選択する場合、能力を具体的に数値化できていた方が目に留まるうえ、その数値化した内容次第では高い評価を受けられます。

特に経理は、営業のように売上に直接つながらないことに加えて、定型業務によってスキルが標準化されるため、競合と差別化するのが困難です。

キャリアの棚卸しや自己分析を行い、数値・データを使って強みを明確にしましょう。

次の項目では、経理の自己PRで高評価につながるスキル・経験を紹介します。

経理の自己PRで高評価につながるスキル・経験5つ

経理の自己PRで高評価につながるスキルと経験5つが箇条書きされた図

経理の自己PRでアピールとなる5つの内容は次のとおりです。

  • 管理職・マネジメントの経験
  • IPO準備の経験
  • 業務プロセス・制度の構築経験
  • 海外会計基準の知識
  • 「SAP」などの会計ソフトやシステムの活用スキル

それぞれ解説します。

管理職・マネジメントの経験

管理職・マネジメントの経験がある場合は、その役職での実績を交えてアピールし、企業の経営に貢献できる即戦力の人材であることを伝えましょう。

40代以降に経理へ転職するなら管理職・マネジメント経験が役立ちます。

たとえば、経理の課長・部長などの役職では、定型業務のほかにも業績管理・経営予算管理・部内管理・部下の育成などを行います。

経理担当者の勤怠評価経験・経営戦略会議への参加経験などを通じて、達成してきたこと、あるいは課題に対してどのような対策を立てて解決したかを明確に伝えると良いでしょう。

IPO準備の経験

IPO準備の経験を転職時の自己PRに活用すると、高い評価につながります。

ベンチャー企業などのIPOを目標とする企業では、IPO準備の経験者を求めている場合も少なくありません。

IPOとは新規株式上場のことで、企業規模の拡大・知名度の向上などを目的に行われます。

事業計画と資本政策の策定・上場企業の基準に合わせた社内体制の整備・監査法人や証券会社の対応など、日常業務以外のさまざまな仕事が増えるため、経験者の存在が重要です。

IPO準備の蓄積したノウハウをうまくアピールできれば、プロジェクトチームリーダーあるいはCFOとして重要な役割を担える可能性もあります。

業務プロセス・制度の構築経験

業務プロセス・制度を構築して実現した成果や経験をアピールすると、高い評価につながるでしょう。

たとえば、会計システムやチャットボットを導入し、業務の効率化とともに残業時間の減少に成功した経験は、人手不足・コスト削減に課題を抱える企業の採用ニーズにささるでしょう。

ほかにも、請求書や見積書など四散していた書類のフォーマットを統一して業務の効率化に成功したなど、アイデアによって課題を解決した経験も評価につながります。

IFRSなど国際会計基準の知識

IFRS(国際財務報告基準)などの国際会計基準の知識を自己PRでアピールすれば、外資系企業・大企業の海外部署で評価されるでしょう。

それに加えて、中小企業の採用ニーズにも訴求できる可能性があります。マーケットの拡大・生産コストの軽減・税務面の負担の軽減などを理由に、中小企業の現地法人は1995〜2017年のあいだにおよそ600社から4,100社に増えているためです。

参考:「中小企業の海外進出|商工総合研究所」

IFRSのほかにもUSGAAP(米国国際基準)など世界の各エリアで適用される会計基準は異なりますが、米国や欧州と協力してIFRSの共通化が進められています。取得しておくと今後の経理のキャリア形成に役立つでしょう。

参考:「企業会計制度をめぐる動向|経済産業省」

「SAP」などの会計ソフトやシステムの活用スキル

「SAP」など多くの企業が採用する会計ソフトやExcelなどの表計算ソフトの活用キルがあると、即戦力の経理人材としてアピールできます。

こうした会計ソフトやシステムを使いこなせると、複数部署と連携を取ることもある経理業務がスムーズになります。

応募する企業で使用する会計ソフトを確認しておくといいでしょう。

次の項目では、自己PRの例文を紹介します。

「経理経験者」「未経験者」から経理への転職における自己PRの例文

ラップトップで仕事をしている画像

この項目では、「経理経験者」「未経験者」における自己PRの例文を紹介します。

経理経験者における自己PRの例文

「前職の経理では、仕訳作業をはじめとする日常業務から月次決算・年次決算などの業務をおよそ〇年間経験しました。

生産に寄与していない遊休設備を売却する提案が採用されたこともあるなど、財務諸表の分析を得意としております。

繁忙期には残業が増えることによって、疲れからミスが起きることもありましたが、ダブルチェックなどの対策を怠らず「正確性」を最優先して従事してきました。

貴社では、前職で得た実務経験やスキルを活かして、マネジメントにも従事したいと考えております。」

未経験者における自己PRの例文

「前職では物流企業の貿易事務を〇年間経験しました。

初めは、貿易で取り扱う貨物に知識がなく戸惑いましたが、日常業務のマニュアル化によって早い段階で業務に順応できました。

属人的だった業務を鑑みて、作成したマニュアルを活用した改善提案も行いました。すると提案は採用され、その後は新入社員の入社後のマニュアルとして活用されました。

より根本的な課題を解決し、企業に貢献したいと考えるようになったことが経理を志望した理由です。

資格は日商簿記2級を取得しています。

前職で身に付けたExcel・Wordなどのデータ入力の活用スキルも活かし、正確性を持って業務に従事したいと考えております。」

次の項目では、経理から「監査法人・税理士法人・会計事務所」「会計コンサル」へ転職する際の自己PR例を紹介します。

経理から「監査法人・税理士法人・会計事務所」「会計コンサル」転職の自己PR例

経理で培ったノウハウを役立てる転職先「監査法人・税理士法人・会計事務所」「会計コンサル」

経理で培ったノウハウは、以下の仕事へ転職する際に役立ちます。

  • 監査法人・税理士法人・会計事務所
  • 会計コンサルタント

自己PRの例文をそれぞれ解説します。

監査法人・税理士法人・会計事務所

「前職では、IT企業の経理を〇年間経験しました。

会計ソフトによる金額の記録・計算・帳簿記入・報告書の作成などの基本業務のほか、月単位での各勘定科目の集計・決算期ごとに各勘定科目の集計・貸借対照表や損益計算書などの財務諸表の作成など、年次決算業務まで対応できます。

企業の顧問会計士の専門的な知識を目の当たりにして、私も会計士を目指したいと考えるようになりました。

2年の勉強の末、昨年〇月に公認会計士試験に合格しました。未経験のため、積極性をもって業務にチャレンジしたいと考えております。」

会計コンサルタント

「前職では、海外向けのサービスを展開する企業の経理業務に〇年間従事しました。

業務上、国際会計基準の知識が欠かせないので〇年でIFRS検定資格を取得し、〇年の実務経験があります。

英語は現在も学習中です。リーディング・ライティングおよび主要な会計用語など、基本的な英語力は備えています。

日常業務をはじめ月次・年次業務のすべてに対応可能です。

また、会計データからコストを分析し、提案した不要設備の売却が採用され、結果として利益の拡大につながった実績もあります。

国際会計基準の知識と提案力を活かし、貴法人の発展に貢献していきたいと考えております。」

まとめ

本記事を通して以下のことが分かりました。

  • 応募する企業のニーズを把握するなど、経理転職者における自己PRのポイント5つ
  • 経理の自己PRでアピールとなる内容は「管理職・マネジメント経験」「IPO準備経験」「業務プロセス・制度の構築経験」「海外会計基準の知識」「会計ソフトやシステムの活用スキル」
  • 「経理経験者」「未経験者」の自己PRの例文

この記事では、経理への転職を検討する方に役立つ内容を紹介しました。

経理への転職に成功したい方は自己PRで自身の魅力をわかりやすく伝え、競合に差をつけましょう。ぜひ本記事を参考にしてください。

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執筆者
エイジレスメディア編集部
エイジレス社会の専門誌として、すべての人が何歳でも豊かな暮らしを紡げるよう有益な情報を発信していきます。主に、エイジレスなビジョンを体現している人物や組織へのインタビュー記事を執筆しています。