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C#エンジニアの仕事内容とは？IT経験者が気になる年収も徹底解説！

C#エンジニアの仕事内容とは？IT経験者が気になる年収も徹底解説！

2023.03.16

※当サイトは人材関連サービスを展開する株式会社エイジレスが運営しています。本ページは自社および提携先のPRを含む場合があります。

C#はWindowsアプリやWEBアプリケーション、ゲームなどの開発に使われる汎用性の高い言語です。C#開発のプロフェッショナルであるC#エンジニアには、幅広い企業や開発プロジェクトから需要があります。
本記事では、C#エンジニアの仕事内容や年収相場、将来性などを詳しく解説していきます。C#エンジニアに興味のあるIT経験者の方は、ぜひご一読ください。

C#エンジニアの仕事を知る

C#エンジニアは、C#を使ってWindowsアプリケーションやWEBアプリケーション、ゲームなどを開発する技術者です。
まずはC#エンジニアの仕事を知るために、下記の3つのポイントを解説します。

C#の特徴
C#エンジニアの役割と業務範囲
C#エンジニアに求められるスキル

C#の特徴

C#は、Microsoftによって開発されたプログラミング言語です。2000年に最初のバージョンがリリースされて以降、頻繁にバージョンアップされ、2023年2月現在はC# バージョン11が最新となっています。
C言語やC++と名前が似ていますが、別の言語であり互換性はありません。一方、C#は、C言語やC++、Javaの影響を受けて開発されており構文や概念に類似点があるため、これらの言語を学んだことがあれば、比較的習得しやすいでしょう。

C#のおもな特徴を見ていきましょう。

オブジェクト指向言語
.NET FrameworkとVisual Studio
Windowsとの高い親和性
幅広い分野で活用

オブジェクト指向言語

C#は、C++やJavaと同じく「オブジェクト指向」のプログラミング言語です。「オブジェクト指向」とは、現実世界のモノをモデル化して設計・開発する手法を指します。
オブジェクト指向言語には、機能の再利用や拡張・変更がしやすく、チームでの大規模開発に向くという特徴があります。

一方で、初めてプログラミングを学ぶ人や従来の手続き型言語に慣れた人にとっては、概念の理解に時間がかかる傾向があるのが難点です。

.NET FrameworkとVisual Studio

C#には、「.NET Framework」というMicrosoftが提供する強力なフレームワークが用意されています。フレームワークとはシステム開発に必要な機能を詰め込んだ土台のようなものです。.NET Frameworkには便利なライブラリが多数搭載されており、効率的なアプリケーション開発が実現できます。

また、MicrosoftからはC#の開発に最適なIDE（統合開発環境）「Visual Studio」も提供されています。Visual Studioは、コードを書かずにドラッグ&ドロップなどで簡単に開発できるGUI機能も搭載しており、初心者でも使いやすいのが特徴です。

Windowsとの高い親和性

C#は前述のとおり、Microsoftが開発したプログラミング言語です。そのため、Windows OSに最適化されており、Windows上で動作するアプリケーションの開発に適しています。
PC向けOSにおけるWidnowsのシェアは、世界でも日本国内でも70%以上と他を寄せ付けず圧倒的です。この高いシェアを持つWindowsとの高い親和性はC#の大きな武器といってよいでしょう。

参考：Statcounter（日本国内）
（世界）

幅広い分野で活用

C#の用途はWindows向けのアプリケーション開発だけではありません。WEBアプリケーション開発やモバイルアプリ開発、ゲーム開発といったさまざまな分野でもC#が広く活用されています。
またC#は、AIやデータ分析、IoTといった最先端の分野でも利用される汎用性の高い言語です。

C#エンジニアの役割と業務範囲

C#エンジニアの役割は、C#を用いて下記のような分野のアプリケーションを開発することです。

Windows向けデスクトップアプリケーション開発
WEBアプリケーション開発
モバイルアプリ開発
ゲーム開発
IoT組み込み開発
AI・データ分析分野の開発

C#エンジニアは上記のような幅広い分野の開発プロジェクトで、C#を使ったプログラミングはもちろん、設計やテスト、リリース作業などの一連のシステム開発工程を担います。
また、構築されたシステムの改修や障害対応といった維持保守も、C#エンジニアの役割です。
C#エンジニアとして開発経験を積んでいくと、利用者のシステムに対する希望を明確にする要求分析や、要求をシステム要件に落とし込む要件定義といった上流工程を担うこともできます。また、リーダーとしてチームやプロジェクトを取りまとめて案件を推進する、マネジメントを担う役割へキャリアアップすることも可能です。

C#エンジニアに求められるスキル

C#エンジニアとして開発実務を行うために身につけておくべき3つのスキルを紹介します。

C#の基本的な開発スキル
フレームワークや開発プラットフォーム、開発エンジンの活用スキル
IDEの活用スキル

C#の基本的な開発スキル

C#エンジニアとして開発業務を行うには、C#の基本的な文法や例外処理、ライブラリなどの知識と活用スキルが必要です。加えて、オブジェクト指向の考え方や、設計の定石を集めたデザインパターンなどの知識も求められます。
人気言語のC#は、Microsoft公式の学習サイトである「Microsoft Lean」をはじめとした学習サイトや、書籍などが充実しているため、独学でも比較的習得しやすいでしょう。

参考：Microsoft Lean

フレームワークや開発プラットフォーム、開発エンジンの活用スキル

C#の開発案件では、開発を効率的に行うためのフレームワークや開発プラットフォーム、開発エンジンを利用します。C#エンジニアには、参画する開発プロジェクトで使用するフレームワークの知識や活用スキルが欠かせません。開発分野ごとの代表的なものを紹介します。

Windowsアプリ開発：.NET Framework、Mono
WEBアプリケーション開発：ASP.NET
モバイルアプリ開発：Xamarin（ザマリン）
ゲーム開発：Unity（ユニティ）
機械学習：ML.NET
インタラクティブ3D：UNREAL ENGINE

自身の得意分野や、参画予定の開発プロジェクトで使われるフレームワークについて、仕組みや機能、使い方、トラブルシューティング方法などの知識やスキルを身につけておくと良いでしょう。

IDEの活用スキル

フレームワークと同様に、C#の開発に欠かせないのがIDE（統合開発環境）です。C#の開発では、Microsoftが提供する「Visual Studio」がおもに使われます。Visual Studioは、コードエディタ、デバッガ、ビルドツールなど、開発者が必要とするさまざまなツールが搭載されたIDEです。

Visual Studioのほかに、より軽量な「Visual Studio Code」やJava開発で有名な「Eclipse」、サードパーティー製品である「JetBrains Rider」といったIDEでもC#の開発ができます。まずは、もっともよく使われるVisual Studioの使い方をマスターすると良いでしょう。

C#エンジニアの気になる収入事情

C#エンジニアへの転職や転向を目指す方が、ぜひとも知っておきたい収入事情を見てみましょう。

正社員C#エンジニアの年収相場は600万円〜1000万円

「エイジレスエージェント」で紹介している案件によると、C#エンジニアの平均年収は830万円です。

ほかのWEB開発言語との比較は次のとおりです。

言語	平均年収
C#.NET	830万円
PHP	780万円
JavaScript	730万円
Java	790万円
Python	810万円
Ruby	950万円

その時のトレンドによって変化はありますが、ほかのWEB開発言語に比べるとPHPやJava、JavaScriptより高く平均より高いんです。
人気の高い言語に比べると、C#は既に広く普及しておりエンジニアの希少性が低いことが、年収が抑えられている理由のひとつと考えられます。

▼求人例
・ソフトウェアエンジニア：400万～600万円/年
【募集内容】ソフトウェア開発
・業務系エンジニア：350万～1000万円/年
【募集内容】サーバーサイド、アプリケーションの開発
会員登録で非公開・新着求人も紹介可能です。

参考：エイジレスエージェント

フリーランスC#エンジニアの月収相場は平均63万円

「エイジレスフリーランス」の調査によると、フリーランスのC#エンジニアの月収相場は平均63万円です。スキルによる月収の幅は大きく、50万円台から最高70万円と差があります。

ほかの主要なWEB開発言語の平均月収、最高月収と比べてみましょう。

言語	平均月収	最高月収
C#	63万円	72万円
PHP	67万円	80万円
JavaScript	67万円	80万円
Java	68万円	90万円
Python	70万円	100万円
Ruby	73万円	90万円

平均月収は、6つの言語の中でもっとも低い結果となっています。平均月収を見ると、フリーランスのC#エンジニアはほかの言語に比べて高収入とはいえません。しかし、高いスキルと豊富な経験があれば年収1,000万円を超えることも可能でしょう。

フリーランスエンジニアの収入は、正社員と比べてよりスキルと実績が反映されますので、高収入を目指すにはスキルアップに励むことが大切です。

▼案件例
・開発エンジニア：720,000円/月
【募集内容】システムの新規構築・維持管理
・システムエンジニア：540,000円/月
【募集内容】業務系アプリ開発プロジェクト
会員登録で非公開・新着案件も紹介可能です。

参考：エイジレスフリーランス

未経験のC#エンジニアの年収相場は300万円程度

「フリーランススタート」のデータによると、フリーランスのC#エンジニアの実務経験年数別の年収相場は下記のとおりです。

実務経験年数1年未満のC#エンジニアの月収相場は30万円、年収換算で360万円です。また、同データでは、フリーランス案件の最低単価は27万円となっており、年収に換算すると324万円です。
これらのことから、未経験のC#エンジニアの年収相場は300万円〜360万円程度と推測されます。実務経験が重視されるエンジニアの世界で、はじめのうちは収入が低いのはやむを得ません。経験を積んでスキルを高めることで年収が大きく増えるのもエンジニアの魅力です。

▼案件例
・ソフトウェア開発職：372万〜450万円/年
【募集内容】ソフトウェア開発業務
・開発エンジニア：301万〜378万/月
【募集内容】開発案件
会員登録で非公開・新着案件も紹介可能です。

参考：エイジレスフリーランス

C#エンジニアとしての収入水準を知るためには

ここまでは統計的な数値をもとに紹介しました。具体的に、自身の経歴を踏まえた収入の目安を知りたい場合には以下のようなサービスを利用してみましょう。

手軽に知りたい｜市場価値診断サービス
詳しく知りたい｜転職エージェント

それぞれ詳しく解説します。

手軽に知りたい｜市場価値診断サービス

市場価値診断サービスは、ネット上で自身のスキルや経験に関するいくつかの質問に答えると、適正年収などを提示してくれるサービスです。会員登録すると、より詳しい分析や企業からのオファーを受けられます。

詳しく知りたい｜転職エージェント

より正確な自身の市場価値を知りたい方は、転職エージェントに登録すると良いでしょう。自身の詳しい経歴や希望の職種、働き方などを伝えると、豊富な企業情報の中から最適な転職先を紹介してくれます。実際の求人情報を知ることで、正確な収入水準を知ることが可能です。

収入水準は、弊社サービス「エイジレスフリーランス」でもご相談いただけます。
エイジレスフリーランスは、年齢不問の求人のみを扱い、キャリアコンサルタントがひとりひとりの経験やスキルに合わせて企業・案件を紹介するサービスです。

▼転職成功者へインタビュー

65歳でRubyを習得。航空自衛隊から72歳でスタートアップに転職した人生を聞く。

1969年に航空自衛隊へ入隊した田中さん。時を経て、現在は72歳という年齢でスタートアップ企業に転職しWEBエンジニアとして活躍して

C#エンジニアのキャリアを考える

C#エンジニアの働き方やキャリアアップの手段、転職ノウハウを紹介します。

C#エンジニアの多様な働き方

汎用性の高いC#は、多くの企業や開発プロジェクトで使われています。C#エンジニアにはさまざまな業種や分野の仕事があり、多様な働き方が可能です。おもな働き方に次の3つがあります。

会社員エンジニア
派遣エンジニア
フリーランスエンジニア

まず、企業に所属する会社員エンジニアとして働く方法です。安定した収入や福利厚生が魅力ですが、仕事内容や働き方は所属企業の制限があります。
次に派遣エンジニアです。比較的仕事選びの自由度が高く、さまざまな企業の案件を経験できます。一方、収入は一般に会社員と比べて低めな傾向です。

会社員や派遣エンジニアとしてスキルと実績を蓄えたら、フリーランスとして独立する働き方もあります。前述の収入相場を見てもわかるとおり、会社員より高い収入を得られるケースも多いでしょう。
ただし、収入は不安定で、社会保障や福利厚生などは会社員と比べて劣ります。

また、働き方を問わず、近年はリモートワークの広がりにより、在宅で開発を行えるケースも増えてきました。ワークライフバランスを重視した働き方を希望する方は、在宅ワークが可能な企業や案件を選ぶと良いでしょう。

▼フリーランスの働き方について詳しく知りたい方はこちら

フリーランスとはどんな働き方？メリット・デメリットなどを解説！

近年、フリーランスとして仕事をする働き方が浸透しつつあります。しかし、フリーランスがどのような働き方なのか、詳しく知らない方も多いの

C#エンジニアがキャリアアップする手段

C#エンジニアが市場価値を高めキャリアアップを図るための、3つの手段を紹介します。

C#に関連する言語の知識習得
最新技術のキャッチアップ
マネジメントスキルの向上
3Dゲームエンジンへの理解

C#に関連する言語の知識習得

C#エンジニアのキャリアアップには、C#に加えてほかの言語も扱えることが重要です。例えば、C#を使ったWEBアプリケーション開発では、フロントエンドの言語としてHTMLやCSS、JavaScriptなどが使われます。
また、データベースにアクセスする場合にはSQLも欠かせません。これらの言語も扱えれば、開発プロジェクトの中でより多くの役割が担えるでしょう。

C#に加えて、C++やJava、PHPなどの言語スキルを必須スキルや歓迎スキルとしている案件もあるため、複数言語を習得していると、選べる仕事の幅も広がり収入アップも可能になります。

マネジメントスキルの向上

経験が浅いうちはチームのメンバーとして開発プロジェクトに参画しますが、経験を積んでいくと、メンバーをとりまとめるリーダーとしての役割を求められるようになってきます。
チームリーダーやプロジェクトマネージャーには、進捗や課題を管理する力や、ステークホルダーとのコミュニケーション力、チームを率いるリーダーシップといった、技術力とは異なるマネジメントスキルが必要です。技術力とマネジメントスキルを兼ね備えたエンジニアは貴重なため、多くのプロジェクトで重宝されるでしょう。

3Dゲームエンジンへの理解

C#エンジニアは3Dゲームエンジンへの理解を深めることで、仕事の幅を広げることが可能です。3Dゲームエンジンはゲーム開発だけでなく、近年話題のメタバースやARグラスといった分野の開発にも活用されており、開発スキルを持ったエンジニアへのニーズが高まっています。

代表的な3Dゲームエンジンには、前述したC#対応の「Unity」や、C++を使う「Unreal Engine」などがあります。今後ますます需要が増えると予想される分野のため、スキルを身につけることでキャリアアップの機会が増えるでしょう。

未経験のC#エンジニアが技術を磨く方法

続いて、未経験のC#エンジニアが開発スキルを高めるのにおすすめの3つの方法を紹介します。

C#の基礎知識を習得する
実際に手を動かす
開発案件に挑戦してみる

C#の基礎知識を習得する

まずは、C#の基礎知識を習得しましょう。前述のとおり、C#はMicrosoftからMicrosoft Leanという学習用コンテンツが提供されています。開発元のMicrosoftが提供する信頼性の高いコンテンツが、誰でも無料で利用可能です。
やや味気ない感じのMicrosoft Leanが合わないという方は、お金はかかりますがオンライン講座や書籍で学習する方法もあります。人気言語であるC#は、講座や書籍が豊富に揃っているので教材に困ることはないでしょう。

独学だと続かない場合は、プログラミングスクールに通う方法もあります。実践も含めたスキルを体系的に学べ、わからないことは質問できるので理解が深まるでしょう。

実際に手を動かす

C#の基礎知識を身につけたら、実際に手を動かしてプログラミングしてみましょう。C#のプログラミングをするには、IDEのVisual Studioをインストールするのがもっとも簡単です。個人で簡単な開発をするなら、無償のVisual Sutudio Communityで十分でしょう。
Visual Studioの使い方についてもMicrosoft Leanにドキュメントが揃っています。Visual Studioは実際の開発案件でも使うことが多いため、使いこなせるようになっておいて損はありません。自分だけの環境で試行錯誤しながら実践力を高めていきましょう。

開発案件に挑戦してみる

自身の環境でプログラミングを十分に行ってスキルに自信がついたら、実際の開発案件に挑戦してみましょう。クラウドソーシングサイトなどで探すと、初心者や初級者でも応募できる低単価の案件もあります。

開発経験を積むことが目的であれば、まずは単価を気にせず挑戦してみることも大切です。実際の開発案件では、フレームワークの活用スキルや、チーム開発のノウハウが求められます。こうした実践力は独学で身につけるのは難しいため、開発経験を積みながらスキルを高めていくことが重要です。

C#エンジニアの転職ノウハウ

C#エンジニアへの転職を成功させるための3つのポイントを解説します。

開発実績を整理してアピールする
人脈を作る
転職エージェントを活用する

開発実績を整理してアピールする

即戦力が求められる転職市場では、ポテンシャルよりも現在のスキルが重視されます。エンジニアの場合、過去の開発実績でスキルを測るのが一般的です。転職希望先に自身のスキルを漏れなく伝えられるよう、これまでに関わった開発プロジェクトの内容や規模、役割、言語などを詳細に整理しておきましょう。

その中から、相手企業が求めるスキルに合致するものをピックアップしてアピールすることが大切です。C#での開発経験がなかったり、浅かったりする場合でも、C言語やJavaなどでの開発実績や、チームを率いた経験などがあれば評価される場合もあります。

人脈を作る

社外のエンジニアとの人脈を作っておくことで、リファラル採用につながることもあります。リファラル採用とは、知人や友人を介して採用する手法です。人材不足が叫ばれるエンジニア業界で、信頼できる人脈を使った採用を重視する企業も多くあります。
同業の友人や、セミナー・勉強会などで知り合ったエンジニアとの交流などから魅力的なオファーにつながるかもしれません。日頃から情報交換できる人脈を築いておくことで、転職活動の幅も広がるでしょう。

転職エージェントを活用する

転職活動を効率的に進めるには、転職エージェントを活用しましょう。転職エージェントは、自身のスキルや希望を登録すると、転職のプロが適した企業を紹介してくれるサービスです。
求人サイトに載っていない企業や好条件の企業も多く、希望の転職先が見つかる可能性が高まります。企業探しだけでなく、カウンセリングや面接の手配、手続きの代行なども任せられるので、忙しく働きながら転職活動するエンジニアにはピッタリです。

C#エンジニアの求人や案件

汎用性の高いC#は、多くの企業や開発プロジェクトで活用されている言語です。
C#エンジニアを求める企業や開発プロジェクトを紹介します。

C#エンジニアを求める企業

C#は幅広い分野で使われる汎用的な言語であるため、C#エンジニアが活躍する企業も多岐に渡ります。C#エンジニアを求める企業の例を見てみましょう。

アプリケーション開発企業
システムインテグレーター（SIer）
ゲーム制作会社
不動産業界
メタバース関連企業

アプリケーション開発企業

C#は、WindowsアプリやWEBアプリケーション、モバイルアプリ開発で広く利用されています。それらの事業を手掛けるアプリケーション開発企業では、C#エンジニアへの需要が旺盛です。
アプリケーション開発企業ではC#の知識に加えて、開発するアプリケーションに応じたフレームワークやデータベースのスキルも求められます。

システムインテグレーター（SIer）

SIerは、顧客企業から案件を受託して開発するシステム開発の専門企業です。多くの企業の案件を請け負うため、さまざまな業界や分野のC#を使った開発に携わることができます。

SIer業界は多重下請け構造になっていることが多いため、上流工程を担いたいなら一次請けが多い大手SIer、開発工程で多くの経験・実績を積みたいなら中小のSIerが良いでしょう。システム開発のプロ集団なので、スキル向上のためのサポートが充実している企業が多いのも魅力です。

ゲーム制作会社

C#は人気のゲームエンジンUnityの開発言語に採用されています。そのため、C#エンジニアにはゲーム開発会社の需要も豊富です。Unityでは一般的な2Dゲームだけでなく3Dゲームも開発できます。
Unityで開発されたゲームとして「ポケモンGO」や「白猫プロジェクト」などが有名です。ゲーム開発にはC#の知識に加えて、ゲームエンジンの活用スキルやグラフィックス技術、ゲームロジックの知識などが求められます。

不動産業界

不動産業界では、3DモデリングやVR、ARを使ったサービスが広がっています。例えば、オンライン上の仮想空間で物件の内覧を疑似体験できたり、内覧時の何もない部屋にバーチャルな家具を配置して生活空間をイメージできるようにしたり、といった活用が可能です。
このような不動産業界のVR、AR導入でも、前述のゲームエンジンUnityが広く利用されており、開発スキルを持ったC#エンジニアに多くの需要があります。

メタバース関連企業

今後成長が期待される分野に、仮想空間でビジネスやコミュニケーションなどを行うメタバースがあります。2021年には、Facebookがメタバース事業への注力を理由にMeta（メタ）へ社名変更したことでも注目されました。
国内にも、メタバース事業を手掛けるスタートアップ企業が多く誕生しています。メタバース関連企業では、仮想空間の開発にUnityを利用することが多く、C#エンジニアへの需要も豊富です。

C#が使われる開発プロジェクト

C#は幅広い開発プロジェクトで活用されています。代表的な3つの例を紹介します。

Windows向けアプリケーション開発
WEBアプリケーション開発
モバイルアプリ開発
ゲーム開発

Windows向けアプリケーション開発

Microsoftが開発したC#は、Windows向けアプリケーション開発に最適です。Windows向けアプリケーション開発では、.NET Frameworkを使って機能を開発し、WPFやUWPなどのUIフレームワークでユーザーインタフェースを作成します。
Windows向けアプリケーション開発では、C#の開発スキルに加えて、.NETフレームワークの知識や、使いやすいアプリを作るUI/UXの知識、データを扱うためのデータベース操作スキルなどが必要です。

WEBアプリケーション開発

C#は、WEBアプリケーションのサーバーサイドの開発にも広く利用される言語です。WEBアプリケーション開発では、おもにASP.NETフレームワークを使って、アプリケーション機能の構築やフロントエンドとの連携、データベースとの連携、APIの作成などを行います。
一般にチームで開発するため、プロジェクトを成功に導くには、技術力だけでなくチームワークやコミュニケーション能力も重要です。

モバイルアプリ開発

C#では、iOS、Android双方に対応したクロスプラットフォームのモバイルアプリ開発が可能です。モバイルアプリ開発にはおもにXamarin（ザマリン）フレームワークが使われます。モバイルアプリ開発では、C#の開発スキルに加えて、動的なグラフィックで使いやすさを実現するUI/UXの知識や、バックエンド処理を実装するためのデータベースの知識なども必要です。

ゲーム開発

前述の通り、C#はUnityなどのゲームエンジンを使ったゲーム開発プロジェクトでも広く使われています。Unityは2D、3Dの両方に対応しており、シンプルなゲームから、高品質なグラフィックやストーリー、音楽などを特徴とする大規模なゲームまで開発可能です。

ゲーム開発を行うには、ゲームエンジンの活用スキルやグラフィックスの技術などに加えて、チームで開発を進めるコミュニケーション能力も求められます。

C#エンジニアが業務委託案件を見つける方法

フリーランスのC#エンジニアが業務委託案件を見つけるための3つの方法を紹介します。

フリーランスエージェント
クラウドソーシングサービス
SNS

フリーランスエージェント

フリーランスエージェントは、前述の転職エージェントのフリーランス版で、登録したスキルや希望に適した企業や案件を紹介してくれるサービスです。自分で案件を探すのが面倒という方は、フリーランスエージェントなら案件探しから条件交渉までプロに任せられるので、時間を有効に使えます。
クラウドソーシングと比べると好条件の案件も多く、スキルと経験を積んだ中級者〜上級者向けといえるでしょう。

フリーランスの案件探しは、弊社の「エイジレスフリーランス」をご利用ください。
年齢不問の求人のみを取り扱っているため、ベテランエンジニアの方でも年齢を理由に断られる心配がなく、安心してご利用いただけます。

クラウドソーシングサービス

インターネットを使って手軽に開発案件を探す方法に、クラウドソーシングサービスがあります。クラウドソーシングサービスとは、案件のワーカーを探す企業と仕事を探すフリーランスや副業エンジニアなどを、オンラインでマッチングするサービスです。

多くの案件の中から、自身のスキルレベルや希望の働き方にあった案件を見つけて応募し、クライアントに選ばれれば案件を受託できます。クラウドソーシングで募集される案件は一般に単価は低めなので、実務経験を積みたい初級者に向いています。

SNS

近年はSNSを使った案件獲得も広がっています。企業がSNS上で開発プロジェクトのエンジニアを募る場合があるため、こまめに情報収集すると良いでしょう。
自身のスキルや実績を発信することで、企業や個人の目に留まって案件のスカウトが来たり、交流のあるユーザーから案件を紹介されたりといったケースもあります。日頃から、信頼感のある誠実な発信を続けていることが大切です。

▼転職のポイント詳しく知りたい方はこちら

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昨今転職者数は増加傾向にあり、50代で転職するケースも珍しくありません。しかし、50代以降で希望通りの転職が実現できるか不安に思う

C#エンジニアの将来性

Microsoftが開発したC#は、Windows向けアプリケーションに加えて、WEBアプリケーションやモバイルアプリ、ゲームなど幅広い分野で活用されている言語です。
プログラミング言語の人気を測定する「TIOBE Index」では、5位（2023年2月現在）にランクインしており、2000年のリリース以降高い人気を保っています。

	2023年	2018年	2013年	2008年	2003年	1998年
C#	5位	5位	5位	8位	10位	–

参考：TIOBE Index

C#はMicrosoftが積極的にサポートしており、プログラミング言語としての進化を続けていることから、今後も引き続き使われていくことが予想されます。また、活用分野においても、モバイルアプリやゲーム業界で広く利用されているほか、AIやVRといった最先端分野でも活用が進んでいます。

こうしたC#の人気の高さや、プログラミング言語としての魅力、汎用性の高さから、C#エンジニアの将来性は高いといえるでしょう。

今からC#エンジニアを目指すべき？

下記の点から、C#エンジニアへの転職や転向は将来性のある選択肢といえるでしょう。

C#はMicrosoftのサポートが手厚く、言語として進化を続けている
C#の汎用性は高く、ゲームやAI、VRといった注目の分野での幅広い活用が期待される
C言語やJava、C++などを扱えるエンジニアにとっては、C#は習得しやすい

ただし、C#に対する需要は多いものの、ほかの言語のエンジニアと比べて高収入とはいえません。C#エンジニアとしてキャリアアップし収入を増やすには、C#の知識に加えて、ほかの言語や上流工程、マネジメントスキルなどプラスアルファのスキルを身につけることが大切です。
また、頻繁にバージョンアップされるC#の最新動向にも注意し、常にスキルをアップデートしていくことも求められます。

まとめ：C#エンジニアは幅広い分野で活躍のチャンスあり

C#は、Microsoftが開発したプログラミング言語です。C#エンジニアは、C#を用いてWindosアプリケーションやWEBアプリケーション、ゲーム開発など幅広い分野の開発を行います。C#エンジニアの正社員の年収相場は380万円〜620万円、フリーランスの平均月収は67万円となっています。

C#は、Microsoftが積極的にサポートすることで言語としての進化を続けているのに加え、汎用性も高いため、C#エンジニアには幅広い分野で活躍のチャンスがあるでしょう。
キャリアアップを図るには、ほかの言語の習得や、最新技術のキャッチアップにより常にスキルを向上させていくことが重要です。

執筆者

しーそー

大手証券系システム会社での20年間のシステムエンジニア（SE）歴を経て、2022年4月よりライターの道へ。前職では主に設計・要件定義などの上流工程やプロジェクトマネジメントを経験。職歴を活かしたIT・金融関係の記事や、趣味と実益を兼ねた資産運用・仮想通貨などが得意ジャンル。2児の父として子育てにも奮闘中