早期退職で成功する人・失敗する人の特徴

※当サイトは人材関連サービスを展開する株式会社エイジレスが運営しています。本ページは自社および提携先のPRを含む場合があります。

企業は、未来を見据えて要員計画を見直したり、新規ビジネスの準備をしたりするために50代を中心ターゲットとした早期退職を募集するケースが増えています。 早期退職はマイナスイメージを持っている人もいますが、定年退職するよりも待遇が良い場合も少なくありません。 しかし早期退職は、成功する人と失敗してしまう人がいます。成功する人と失敗してしまう人の違いは何なのかや早期退職に向けて取り組むべきこととはどんなことなのでしょうか?

早期退職で成功する人の特徴

早期退職をして、成功する人はどのような人なのかを見ていきましょう。

①希少価値のあるスキル・経験を保有している人

「希少価値のあるスキル」というのはさまざまなものがありますが、例えばデジタル関連やDXといった領域に活用できるスキルや経験を持つ人は退職後もあちこちから声がかかることが多いです。スキルや経験がある人は、早期退職し、転職することでもっと自分がやりたいことができる、自分のスキルを必要とする職場に出会えるかもしれません。転職後の年収面も含めて生活に不安が少ないことが予想されます。

②老後の資産が用意できている人

老後の資産といってもピンとこないかもしれません。 例えば、50歳で早期退職し、公的年金の受給開始年齢である65歳までの生活費を考えてみましょう。 仮に毎月30万円の生活費がかかるとすると年間360万円、15年間だと5400万円です。 一般的に65歳以降は老齢年金が受給できますが、厚生労働省の「令和2度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金保険受給者(第1号)の平均年金月額は14万6千円位です。 30万円の生活費を必要とするのであれば、65歳以降も年金の他に月15万円の生活費が必要です。このような早期退職後の資産を計画・準備ができている人は老後も不安なく過ごしていけます。

参考:厚生労働省「令和2度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

③世の中の変化を楽しむことができる人

技術革新やコロナの影響、価値観の多様化など、世の中自体が大きな変化は今後も加速度的に進むことが予想されています。今所属している企業に残り続けるとしても、その会社の事業ドメインが変わる、ビジネスプロセスが変わる、これまで行っていた仕事がAIやITによって自動化するなどの変化は規模の大小はあれ、起こり得ることです。 早期退職後に転職を行うと、環境そのものが変わるので、上記以上の変化に直面することはまず避けられません。このような変化を楽しみ、前向きに取り組める人は変化に伴う苦労や課題をチャンスに変え、進めていけるでしょう。

④自分の市場価値を理解できている人

企業に所属していると、どうしても社内の環境・人間関係のみに慣れてしまいますが、意図的に外部とコンタクトを取り、アンテナを立て、自身の市場価値やセールスポイントを把握できている人は、転職した場合に自分のスキルや経験どのように活かせそうか、そしてそれがどれくらい希少性があり、ニーズがあるかを予測できます。早期退職することのメリットとデメリットを予測できるため、その結果として早期退職にメリットがあると判断した場合、うまくいく確率が高いです。

早期退職で失敗してしまう人の特徴

それでは早期退職で失敗してしまう人はどのような特徴があるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

①仕事で全体像を捉えずに定型的な仕事をしてきた人

組織の中で働いていると、ビジネスパーソンは通常営業や経理、といったどこかの部門に配属され、その部門で企業のビジネスプロセスの中の一部の仕事を任されます。そこに馴染みすぎてしまうと、仕事の全体像が見えずに、とにかく与えられたミッションをこなすだけとなり、自分の仕事の意味、価値を客観的に把握できなくなってしまうことが考えられます。 早期退職後に転職をすると、当然、元の仕事と全く一緒の仕事を任されることはほとんどありません。仮に同じような業務であったとしても元の会社と転職先では、業務フローや、システム、関係者等は異なるため、自身の仕事を再設定する必要があります。 その際に全体像を捉えて、これまでの経験をチューニングできないと、新たな環境で成功するのは難しいでしょう。

②変化を好まない人

これからの社会はこれまで以上に世の中の変化が大きくなっていきます。 それはこれまでの会社の中にいても同じですが、転職をすると世の中の変化に加えて、人間関係や仕事の進め方、社内の風土など、自分の環境も大きく変わります。 それらの変化を前向きに受け止められない人は早期退職には向いていないかもしれません。

きたるべき早期退職に向けて取り組んだ方がよいこと

今は自社で行われていなくても、50代というビジネスキャリアの後半戦に『早期退職』という大きな選択肢が今後やってくる可能性は十分にあります。 そのようなタイミングがきたときに、慌てないためにも以下のようなことに取り組むことをお勧めします。

自分の仕事を第三者に説明できるようにする

長年同じ会社に務め、同じ会社の人とばかりコミュニケーションを取っていると、丁寧に説明しなくても伝わることが多いため、これまで行ってきた自身の仕事を客観的に語る力が弱まってきます。 自分自身の仕事の理解を深めるためにも、自分の仕事やキャリアを棚卸し、第三者に説明できるように準備するとよいでしょう。その際に転職エージェントなどを活用し、サポートしてもらうのも1つの手です。

変化から逃げるのではなく受け入れる

これからどんどん世の中もビジネスも変化のスピードが加速度的に上がっていきます。これは避けられない現実です。そうであれば、変化を避けるのではなく、変化することが前提、と受け入れていくことが大切です。変化を受け入れることで、小さくでも前向きなチャレンジをすることができるはずです。

▼早期退職についてもっと知りたい方はこちら

おすすめの転職エージェント

転職エージェントは大手1社と、特化型1~2社の活用がおすすめです!

  • 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
  • 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう

さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。

大手転職エージェント
リクルートエージェント
支援実績No1の総合型。年代や職種を問わずまず登録しておくべきエージェントです。
【公式】https://www.r-agent.com/

特化型エージェント
社内SE転職ナビ
社内SE特化。業界最大級の社内SE求人数を保有しています。
社内SEはホワイトな求人も多いためおすすめです。
【公式】https://se-navi.jp/

ウズカレIT
IT未経験からの転職に特化。就職/転職支援のみならずIT学習のサポートを無料で受けられます。
【公式】https://uzuz-college.jp/

エイジレスエージェント
年齢不問求人/ハイクラス転職に特化。SIer・コンサル・大手SESなどの求人を多数保有しています。
約80%が平均年収150万円アップの実績あり。
【公式】https://agent.ageless.co.jp

今後の準備と心構えを

本記事では、コロナ禍の影響もあり、再び増加傾向にある早期退職について触れてみました。 ビジネスモデルやビジネスプロセス、といったビジネス環境の変化が激しくなっていくこれからの時代は企業も先を見据えて、早期退職を実施することが予想されます。 『早期退職で成功する人』の条件に現時点で合致する人は、それほど多くないかもしれませんが、 これからの準備や心構え次第で、対応できることもあります。 人生における大きな選択の1つになると思うので、きたるべきタイミングに備えての準備を行っていきましょう。仮に早期退職の選択を迫られる機会がなかったとしても、行った準備は決して無駄にはなりません。

アバター画像
執筆者
エイジレスメディア編集部
エイジレス社会の専門誌として、すべての人が何歳でも豊かな暮らしを紡げるよう有益な情報を発信していきます。主に、エイジレスなビジョンを体現している人物や組織へのインタビュー記事を執筆しています。