早期退職した後はどうする?キャリアプランの立て方や注意点を紹介

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早期退職したその後は、再就職や起業・独立のほか、セミリタイア、趣味を楽しみながらのセカンドライフなど、さまざまな選択肢があります。
この記事では、早期退職後のプランや注意点について紹介します。

早期退職を検討する40〜50代の会社員の皆さんにとって、セカンドキャリアの形成や充実したセカンドライフを過ごすのに大いに役立つ内容です。

  • 【この記事を読んでわかること】
  • 早期退職後の選択肢について
  • 早期退職する際の注意点
  • 早期退職後の人生を豊かにするポイント

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早期退職後の仕事や生活スタイル4つの選択肢

通路を歩く人

早期退職後の仕事や生活スタイルには次の4つの選択肢があります。

  1. 再就職
  2. 独立・起業
  3. セミリタイア・サイドFIRE
  4. セカンドライフ

この項目では、この4つの選択肢について紹介します。
早期退職した後の人生を充実させるために、自分にとって最適な選択しましょう。

1.再就職

勤めていた企業を早期退職した後、別の企業に就職します。再就職後、今までとは違ったポジションや環境で働くことによって新たなスキルや知識が身につき、セカンドキャリアを形成できます。

勤めていた企業で得たスキルや経験を活かし同業種に再就職する場合、プロジェクトを統括する責任者など、これまでよりも高い評価を得て採用される可能性もあるでしょう。
あるいは、別の業種に再就職して学びを得て、新たなキャリアを形成する道もあります。

企業によっては、早期退職優遇制度で再就職支援を実施しているので、事前に確認しておくと良いでしょう。

2.独立・起業

仕事で培ったノウハウや人脈を活かし、早期退職後に独立・起業します。
早期退職の対象年齢は40〜50代であることが一般的なため、独立や起業をする人の割合が比較的高いです。

日本政策金融公庫の調査によると、開業時の年齢は40歳代が35.3%で、最も高い割合を占めます。また、開業時の平均年齢は43.5歳で、2018年度以降43歳台が続いています。

参考:「2022年度新規開業実態調査」 – 日本政策金融公庫

定年退職する60〜65歳と比べて、40〜50代は体力面に余裕があります。また、早期退職制度の優遇措置によって受け取れる割増された退職金を開業資金に充てられるのも、メリットの1つです。

独立や起業を目標とする人や、培ったノウハウや人脈を生かしたいという人は、早期退職に挑戦すると良いでしょう。

3.セミリタイア・サイドFIRE

早期退職後の選択肢には、セミリタイヤやサイドFIREもあります。セミリタイヤとサイドFIREは同じ意味で使われます。

セミリタイヤ、サイドFIREでは、退職後に副収入を得ながら、余裕を持って暮らすことを指します。
主な収入源は、株式投資や不動産投資など資産運用によって得る利益と労働収入の2つです。資産収入のみで生活する通常のFIREとは異なり、働いて副収入も得るのが特徴です。

資産収入で生活費をある程度賄えるため、正社員として毎日働かずに済みます。加えて労働収入もあるため、多額の資産を用意する必要もありません。

早期退職した後、不労所得のみで生活するには相応の資金が必要です。しかし、セミリタイヤやサイドFIREを選べば、投資と労働により不足した生活費を補えるため、場所や時間にある程度縛られず、自由に生活できます。

4.セカンドライフ

早期退職後の生活に充てる十分な資金があれば、理想のセカンドライフを過ごせます。
家族旅行やスポーツ、アウトドアなど、時間に余裕がなければできないことを満喫しながら、ストレスのない生活を送れます。新たなことにチャレンジしたり、起業に向けたスキルや知識を身につけたりもできます。

健康な心身があり、お金にも時間にも余裕があれば、在職中には叶わなかったさまざなことを実現しながら、豊かなセカンドライフを実現できます。

早期退職を選ぶ時の注意点

ストップマークを持った警備員

計画的に早期退職しなければ、退職後に後悔する可能性があります。
この項目では、早期退職する際の4つの注意点を紹介します。

  • 収入が減少する可能性がある
  • 55歳以降の再就職は難しい場合が多い
  • 再就職先に馴染めない可能性がある
  • 起業・独立にはリスクが伴う

収入が減少する可能性がある

早期退職後、収入が減り生活が苦しくなる場合があります。退職後に再就職しなければ、毎月得ていた給与が得られなくなり収入が不安定になるからです。
また、再就職したとしても以前の勤め先より待遇が良いとは限りません。

令和3年の厚生労働省の調査によると、40〜50代の転職入職者の賃金は年齢が上がるにつれて減少する傾向があります。

転職入職者の賃金変動状況
増えた 減った 変わらない
40歳〜44歳 39.9% 22.6% 36.4%
45歳〜49歳 34.1% 30.4% 34.4%
50歳〜54歳 32.2% 31.3% 35.4%
55歳〜59歳 22.6% 51.1% 25.8%

出典:令和3年上半期雇用動向調査結果|厚生労働省

早期退職を選ぶなら、早期退職後の生活をシミュレーションをして、必要な生活資金を明確にしましょう。早い段階から資産運用や貯蓄し、勤務先の退職金制度などについてしっかりと調べておくことが重要です。

55歳以降の再就職は難しい場合が多い

特に55歳以降は、年齢的な面で、再就職が難しくなります。
厚生労働省東京労働局の調査によると、年齢別有効求人倍率は年齢が上がるにつれて下がります。次の表を参考にしてください。

年齢別有効求人倍率
年齢 有効求人倍率(2019年4月)
24歳以下 1.05
25〜34歳 1.06
35〜44歳 1.20
45〜54歳 1.04
55歳以上 0.76
55〜59歳 0.62
60〜64歳 0.62

※有効求人倍率は数値が低いほど就職しにくくなる

参考:年齢別有効求人倍率の推移(19年4月分) | 東京労働局

54歳までの有効求人倍率に比べ、55歳以上は一気に下がります。有効求人倍率が下がれば求人数が少なくなるため、再就職が難しくなると言えます。そのため、独自の人脈やノウハウやマネジメント経験など、企業の即戦力になれる要素が必要です。

早期退職後に新たなキャリアを形成したいなら、54歳までのできるだけ早い年齢で早期退職をするといいでしょう。

再就職先に馴染めない可能性がある

早期退職した後、再就職できたとしても新しい職場に馴染めるとは限りません。早期退職の対象年齢は40〜50代が一般的です。
企業に20〜30年もの長い間勤めた社員は、新しい業務や環境に対応するための柔軟性を失っているという見方もできます。

特に、転職経験がなく、1つの企業・職場での経験が長ければ長いほど、新しい職場に馴染みにくいかもしれません。新たな業務に取り組むほか、人間関係の構築にストレスを感じることも少なくありません。

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起業・独立にはリスクが伴う

起業や独立した場合、利益を上げられないなど失敗するリスクがあります。
スキルや経験不足だけでなく、経済状況の悪化や地政学的なリスク、パンデミックなどの社会情勢に左右される場合もあります。時には手元にある資金や貯蓄をすべて失う可能性があることも否めません。

とはいえ実は、廃業する確率はそう高くはありません。中小企業庁の調査によると、2020年の開業率は5.1%で、廃業率は3.3%となりました。

参考:中小企業庁2022年版「中小企業白書」全文

ただし、楽観視はできません。起業や独立に際しリスクを最大限に抑えたい場合、小さな事業から始めて、徐々にスケールアップしていくのがおすすめです。

早期退職する前に実行すべきこと5つ

リスト

早期退職の前に次の5つを実行しておくと、早期退職後の生活が充実したものになるでしょう。

  1. 早期退職後のキャリア設計をする
  2. 家族の承諾を得る
  3. 資産を形成する
  4. 副業・兼業で収入を増やす
  5. 再就職活動を始める

それぞれについて紹介します。

1.早期退職後のキャリア設計をする

早期退職後のキャリア設計をします。
再就職や独立・起業、セミリタイアなどを決めるだけでなく、目的に向かってのプロセスを決めることが重要です。詳細まで明確な計画を立てることによって、無駄な時間を省き、ゴールまで最短で辿り着けます。

再就職を目指す場合、業種や職種など転職先の軸を定めて、同時期に複数の求人に応募すると、限りある時間を有効活用できます。同じ業種・職種の複数の企業を比較・検討することによって、自分により最適な企業が見つかります。

起業や独立、セミリタイヤの場合も同様に、詳細までキャリア設計をしておくと、退職後の活動がスムーズです。

2.家族の承諾を得る

早期退職前には必ず、家族の理解と承諾を得ておきます。
配偶者や子供がいる場合、家賃や家のローン、光熱費などの生活費のほか、学費などの支払いに資金が必要になります。承諾を得ないうちに退職した場合、家族に迷惑をかける可能性があるからです。

早期退職する理由やその後のキャリア形成、セカンドライフなどを明確にした上で、家族に相談すると良いでしょう。早期退職のメリットやデメリットをわかりやすく伝えると理解しやすく、承諾を得やすくなります。

3.資産を形成する

早期退職を目指すなら、早い時期から資産形成をしておきましょう。早期退職後や老後には多額の資金が必要なため、年金や退職金だけで早期退職後の生活資金を補うのは困難です。

最近では、老後資金2,000万円が必要だというニュースが話題になりました。また、FIREを達成するには、年間支出のおよそ25倍の資金が必要だといわれています。
収入と支出を把握し、月々の積み立てを行うことによって効率的に資産形成できます。家計簿管理アプリなどのツールを使うといいでしょう。

早期退職後に数千万円の資産を形成するのは難しいため、iDeCoやNISA、つみたてNISAなどを併用し、なるべく多くの資金を作っておきましょう。

4.副業・兼業で収入を増やす

副業・兼業によって収入を増やし、資産形成を加速させましょう。
近年、クラウドソーシングなどの利用によって、場所や時間に縛られずに副収入を得られるようになっています。プログラミングの技術を活かしてのソフトウェア開発を行ったり、外国語スキルを活かして翻訳をしたり、スキルを活かしてさまざま案件に取り組めます。

本業のスキルや経験を副業に活かすのはもちろん、新しい職種に挑戦することもできます。新たなスキルが、セカンドキャリアの形成に役立つ可能性もあります。副業や兼業が上手く軌道に乗れば、セミリタイヤやFIREも実現可能です。

5.再就職活動を始める

早期退職する前に再就職活動を行い、次の勤務先を決めておきましょう。早期退職希望者に再就職先の支援を行なう企業もありますが、希望するような再就職先があるとは限りません。
運良く再就職できたとしても、前職より給与が下がる可能性もあります。

前述したように年齢を重ねるほど就職しづらくなるため、早期退職はなるべく早めに決断します。理想の企業で働くためには、早い段階から再就職活動を開始するのがおすすめです。

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エイジレスフリーランスは、年齢を問わず働ける持続可能な社会の実現を目指し、求人・案件を紹介するサービスです。フリーランスのITエンジニアに特化しています。

副業や兼業、キャリア設計の相談など、登録いただいた方に寄り添い、経験やスキルに合った案件を提案します。プロジェクトマネージャーやITコンサルタントなど、さまざまな職種の案件を提案できます。

年齢を理由にスキルや経験を正当に評価してもらえないといった方も少なくないでしょう。掲載している求人・案件がすべて年齢不問なエイジレスフリーランスに相談し、最適な仕事を見つけませんか?

参考: エイジレスフリーランス

早期退職はその後のキャリア設計を確実に行い実行しよう

計画

早期退職によってセカンドキャリアの形成や起業・独立、セミリタイヤ、充実したセカンドライフなど、人生の選択肢が広がります。ただし、その後は安定した収入がなくなり、再就職も困難になる可能性があるため注意が必要です。起業した事業が軌道に乗らず、損失を被るリスクもあります。

早期退職する前には紹介したポイント5点を押さえて、自分の市場評価を明確にしましょう。市場評価がわからない場合や再就職活動に悩みを抱えている場合は、株式会社エイジレスにご相談ください。

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執筆者
エイジレスメディア編集部
エイジレス社会の専門誌として、すべての人が何歳でも豊かな暮らしを紡げるよう有益な情報を発信していきます。主に、エイジレスなビジョンを体現している人物や組織へのインタビュー記事を執筆しています。