40歳男性の転職が難しいって本当?実際の転職状況や成功のポイントを解説

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40歳は社会人としての節目でもあり、これまでの経験やキャリアをふまえて転職を検討する人も多いでしょう。しかし「35歳転職限界説」という言葉もあるように、40歳以降の転職が難しいと言われているのも事実です。
本記事では40歳男性の転職状況をふまえて、難しいと言われる理由や転職成功のポイントなどをお伝えします。

  • 【この記事を読んでわかること】
  • 40歳男性の転職者数は多く、転職の現役世代といえる
  • 40歳以降は転職の難易度がどんどん上がる
  • 40歳男性の転職が難しいと言われる理由は求人数が少ないことや求められる条件が高いなどさまざま
  • 業界・職種を工夫すれば40歳男性でも未経験転職できる

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40歳男性の転職状況

グラフ上の人

まずは、厚生労働省「令和3年雇用動向調査」「労働力調査 2021年(令和3年)平均」から、40歳男性の転職状況をみていきます。

40歳男性は転職に活発

総数 15〜24歳 25〜34歳 35〜44歳 45〜54歳 55〜65歳 65歳以上
2021 133 24 29 22 20 23 14
2020 147 28 34 25 19 27 13
2019 165 32 41 29 21 28 14
2018 152 29 37 26 19 28 12
2017 147 26 38 29 19 25 10

参考:厚生労働省「労働力調査 2021年(令和3年)平均」

40歳男性が含まれる35〜44歳の層は、25〜34歳の層に次いで転職が活発です。ある程度の経験を積んでいる40歳男性のなかには、転職によるキャリアアップなどを狙う人も多いのではないでしょうか。

40歳男性は「職場の人間関係」で転職する人が多い

厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概況」内、「転職入職者の状況」による40〜44歳男性に多い転職理由は次の通りです。

職場の人間関係が好ましくなかった 12.2%
能力・個性・資格を生かせなかった 10.9%
会社の将来が不安だった 9.1%
労働時間、休日等の労働条件が悪かった 8.9%
会社都合 7.7%

参考:厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概況」

40歳男性は労働条件や給与よりも、会社の人間関係や能力を生かせないといった環境への不満から転職する人が多い傾向にあることがわかります。まだまだ現役世代であるからこそ、転職で一転発起しようと考えている人も多いでしょう。

転職の難易度は40歳から一気に上がる

転職入職率とは、実際に転職できた人の割合です。厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概況」内、「転職入職者の状況」から2021年の転職入職率は次の通りです。

25〜29歳 30〜34歳 35〜39歳 40〜44歳 45〜49歳 50〜54歳 55〜59歳 60〜64歳
11.5 9.2 7.8 5.4 4.5 4.6 5.2 12.0

参考:厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概況」

40〜44歳から転職入職率が一気に低下しており、40歳から転職に成功した人の割合が減っていることがわかります。40歳以降はそのまま下降し、50代後半からまた上がり始めています。 40歳は転職が難しくなる転換期であり、転職が厳しいと言われる年齢の壁にあたる年齢といえるでしょう。

40歳なら転職による給料アップが目指しやすい

増加 変わらない 減少
30〜34歳 38.4% 27.6% 32.4%
35〜39歳 36.8% 33.0% 29.2%
40〜44歳 41.4% 34.2% 23.5%
45〜49歳 35.4% 34.5% 28.8%
50〜54歳 32.0% 32.9% 34.1%
55〜59歳 20.5% 30.1% 48.8%

参考:厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概況」

転職入職率が低下し始める40歳ですが、一方で40代は給料が増加している割合が減少している割合よりも多い点が特徴です。ただし、45歳からは増加率が下がり、50歳以降は一般的に給料が下がる傾向にあります。
40歳なら十分に給料アップのための転職が狙え、40代は給料アップの転職を成功させやすいラストチャンスといえます。

40歳男性の転職が厳しいと言われる理由

 PCをみる男性

40歳男性の転職が厳しいと言われる理由には、次のことが考えられます。

40歳以降は求人数が少なくなる

40歳以降はマネージャーなどポジションも上がっていくため、その分求人数が減ってしまう傾向にあります。さらに、未経験で転職できる求人も格段に少なくなるものです。
転職市場でニーズが高いのは20〜30代の若年層であるため、ある程度経験を積んだ40歳男性向けの求人は条件的にも厳しくなると考えられます。

求められる条件が高い

40歳男性が転職で期待されるのは、高いスキルや豊富な経験、知識です。マネージャー以上など幹部候補となる人が出始める年代であるため、求められる条件も高くなる傾向にあります。

さらに20〜30代に比べると給与水準も高いため、40歳男性の転職には相応のスキルや経験、実績が求められます。スキルや経験、実績に申し分ない人はスムーズに転職できるかもしれませんが、そうでない人ほど難しくなるといえるでしょう。

40歳男性よりも若手が優先される可能性がある

前述したように、40歳男性は若手に比べると人件費がかかりやすい人材です。また知識や経験が豊富なため新しいことを教えにくい、新しい環境に馴染めるかといった点で不安視されることもあります。
そのため、人件費が抑えられ、ポテンシャルが高く新しいことを吸収しやすい若手の採用が優先される可能性も考えられます。

40歳男性が未経験転職しやすい仕事

後ろ姿の男性

ある程度経験を積んだことで、今後は違う業界や職種で働きたいと考える40歳男性もいるでしょう。40歳男性の転職ではスキルや経験のある即戦力が求められるため、未経験転職は一般的な転職以上に難易度が上がります。

そんな中で転職成功率を上げるには、未経験でも転職しやすい仕事を選ぶことがポイントです。ここでは、40歳男性が未経験転職しやすい仕事をご紹介します。

営業職

営業職は、すべての業界にいるポジションです。そのため今の業界の知識を活かして、営業職に転職するのも1つの方法です。中小企業や人手不足の業界の営業であれば、未経験でも転職しやすいといえます。

営業はコミュニケーション能力などのポータブルスキルが重視される仕事であるため、固有のスキルや経験がなくても転職が目指しやすいです。

介護職

介護は慢性的な人手不足の業界であり、40歳だとまだまだ若手に相当する年齢です。高齢化にともない、今後介護職の需要はさらに高まります。
介護職は未経験無資格からでも転職でき、転職後に資格取得や実務経験を積むことで、給料やキャリアアップが目指しやすいといえます。

ドライバー

物流業界は、ドライバーの高齢化や配達の需要増加によりドライバー不足の状況にあります。有効求人倍率は、全職業平均の約2倍であるほどです。
トラック業界で働く人のうち約45.2%は40 〜54歳と、40歳以降のミドル世代が活躍する業界です。普通自動車免許があれば、未経験でも転職できます。

参考:株式会社日通総合研究所「物流標準化と物流現場の現状」
参考:国土交通省「最近の物流政策について
参考: 厚生労働省「トラック運送業の現状等について」

人材サービス関連

人材系は異業種から転職しやすいとされる業種です。自分が経験してきた業界の知識や転職経験が活かせます。人の転職をサポートしたい、これまでの経験や知識は活かしつつも違う仕事に転職したい場合におすすめです。

警備

警備は、年齢・経験不問の求人が多い仕事です。特別な資格や経験が必要ないため、未経験から転職しやすいといえます。正社員から派遣など、雇用形態もさまざまです。シニアになっても働ける仕事であるため、今後も長く続けられる仕事に転職したい場合におすすめです。

製造業

マニュアルに沿って作業することの多い製造業は、未経験から転職しやすい仕事の1つです。50〜60代のベテランが多いため、40歳は若手扱いされることもあります。40歳から転職し、ベテランを目指せるチャンスもあります。

40歳男性が転職に成功するためのポイント

MacBookをみる男性

40歳男性が転職に成功するためには、次のポイントを押さえて転職活動に臨むことが大切です。

同業界・同職種での転職を目指す

40歳男性の転職では、スキルや経験、即戦力であるかが重視されます。そのため同業界・同職種ですと転職しやすい傾向にあります。これまで培ってきたスキル経験から、即戦力として活躍できる点を具体的にアピールすることが大切です。

転職先に求める条件を明確にする

転職で全ての希望を叶えるのは難しく、条件に合わないからと企業を選びすぎるのは転職できる可能性を狭めてしまいます。そのため転職で叶えたい希望を明確化し、優先順位をつけて転職先を探すことがポイントです。

外せない条件や妥協できる条件、そのなかでの最低ラインまで考えておく必要があります。最低ラインを考えておかないと、条件への不満からまた転職したくなる恐れがあるため要注意です。

ポータブルスキルをアピールする

未経験転職する場合は、ポータブルスキルのアピールが重要です。40歳は若手よりも社会経験が豊富であるため、ポータブルスキルが備わっている点で優位といえます。
とくにマネジメントスキル・経験は需要が高く、40歳だからこその若手にはないスキルをアピールすることが大切です。

謙虚な姿勢で臨む

スキル・経験が豊富でキャリアが華やかであるほど、プライドが高く扱いにくい人と不安に思われる可能性もあります。企業から扱いにくい人と思われないためにも、転職活動において謙虚な姿勢を意識することが大切です。

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40歳男性は転職の現役世代!希望の転職を叶えよう

握手

40歳男性はまだまだ転職の現役世代であり、転職による給料アップも目指しやすい年齢です。とはいえ、20〜30代の若手に比べると転職の難易度が上がります。40歳男性が転職を成功させるには、即戦力として活躍できる仕事を選ぶことが重要です。

未経験の仕事に転職したい場合は、その中でもスキルや経験が活かせる、未経験でも転職しやすい業種・職種を選ぶことがポイントです。本記事を参考に、転職への一歩を踏み出してみましょう。

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執筆者
エイジレスメディア編集部
エイジレス社会の専門誌として、すべての人が何歳でも豊かな暮らしを紡げるよう有益な情報を発信していきます。主に、エイジレスなビジョンを体現している人物や組織へのインタビュー記事を執筆しています。