PMO案件の雇用形態の違いは?PMOのキャリアパスも徹底解説!
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じょう
おいとま
PMOとして正社員で活躍している人の中には「PMO案件にはどのようなものがあるの?」と思う人もいるでしょう。
本記事では、PMO案件の雇用形態ごとの違いや、PMOとなった先のキャリアパスを解説しています。
この記事を読んで、PMOとしてどのように活躍していくかの参考にしてください。
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- 【この記事を読んでわかること】
- プロジェクトの複雑化がPMOの需要を高めており将来性は明るい
- 雇用形態によってPMOの働き方が異なる
- どの雇用形態でも高収入や高単価な案件が数多く掲載されている
- 海外向けや金融・官公庁・医療業界では高単価な案件が多数掲載
- PMOの経験を活かしてより高収入な職種を目指せる
PMO案件の市場動向と将来性
じょう
PMO(Project Management Office)とは、企業内で進行中のプロジェクトを統括的にサポート・管理するための専門組織のことを指します。
PMの業務・意思決定の支援や、プロジェクトの円滑な進行を横断的に支援する役割を担っています。
今やプロジェクトの円滑な進行にはPMOが不可欠であり、各企業からの需要が高いです。
その理由の一つとして、大手求人サイトのPMOの求人件数は、昨年同時期と比較して1.7倍程度となっています。
ほかにも、以下の理由から、PMOの将来性は明るいと考えられます。
- 複雑なプロジェクトが増加
- リスク管理の重要性
- プロジェクトポートフォリオ管理の需要増加
それぞれみていきましょう。
複雑なプロジェクトが増加
複雑なプロジェクトではPMOの需要が高いため、将来性は明るいです。
現代のビジネス環境はますます複雑化しており、多くのプロジェクトでは、高度な技術やリソースを必要としています。
PMOは、これらの複雑なプロジェクトを効果的に調整して、プロジェクトを成功に導くために不可欠な存在です。
リソース配分の状況を常に管理し、リソースを必要とするプロジェクトを見定めて、的確に配置します。
PMOがいなければ、各プロジェクトのリソース配分がうまくいかず、効率のよいプロジェクトの進行ができないでしょう。
リスク管理の重要性
プロジェクトにおいては、リスク管理の重要性が高くなっているため、PMOの将来性は明るいです。
プロジェクト進行にはさまざまなリスクがともなうため、PMOはこれらリスクを評価し、被害を最小限に抑える戦略を策定します。
策定した戦略を実行に移し、リスクを管理するのがPMOの役割です。
企業は、リスクを最小限に抑えてプロジェクトを成功に導くためにPMOを必要としています。
PMOは、プロジェクトにて発生しうる問題や課題を予測して管理し、その解決策を策定して対策を講じます。
PMOがリスク管理を行い、各プロジェクトの問題をあらかじめ管理できれば、それぞれのプロジェクトは円滑に進行できるでしょう。
プロジェクトポートフォリオ管理の需要増加
PMOの将来性が明るい理由の一つに、プロジェクトポートフォリオ管理の需要増加があげられます。
プロジェクトポートフォリオ管理とは、簡単にいうと、複数のプロジェクトを一括管理することです。
企業では、ひとつだけでなく、さまざまな多くのプロジェクトが同時に進行しています。
これらのプロジェクトを一括管理すれば、組織間コミュニケーションの向上や、プロジェクトのプロセス改善などの効果があります。
プロジェクトポートフォリオ管理は、PMOの重要な役割の一つであるため、企業からの需要は高いです。
プロジェクトの複雑化がPMOの需要を高めている
ここまで、PMO案件の市場動向と将来性をみてきました。
PMOの求人件数は増加しており、企業からの需要は高まっています。
これは、現代のプロジェクトが複雑化しており、PMOのプロジェクトマネジメントスキルが必要とされているためです。
PMOは、リスク管理やプロジェクトポートフォリオ管理を通じてプロジェクトを円滑に進めます。
次に、PMO案件のおもな形態をみていきます。
PMO案件のおもな形態|正社員・契約・派遣・フリーランス
じょう
PMOの需要は高く、将来性は明るいことがわかりました。
ではPMO案件は、どれほどの案件数があるのでしょうか。
ここでは、大手求人サイトの求人情報から、正社員・契約社員・派遣・フリーランスそれぞれの案件数を算出して表にまとめました。
なお、執筆時点の情報であり掲載時点のものとは異なる可能性があるため、ご了承ください。
雇用形態 | 案件数(件) |
---|---|
正社員 | 3,221 |
契約社員 | 827 |
派遣社員 | 1,414 |
フリーランス | 2,980 |
調査した結果、正社員とフリーランスが同程度の掲載数がありました。
契約社員と派遣社員の掲載数は若干少ないものの、高収入や高単価なPMO案件が十分見つかる掲載数です。
次に、求人形態ごとの特徴をそれぞれ解説します。
正社員
正社員は、企業や組織での雇用契約をもつ従業員のことです。
通常は、給与や福利厚生などがほかの雇用形態よりも安定しており、長期的な雇用が期待できます。
一般的に、正社員は会社の文化や価値観に合わせて仕事をし、組織の一員として働きます。
正社員でPMOになるためには、就職した企業でキャリアアップを目指すか、転職エージェントを利用して転職するのがおすすめです。
契約社員
契約社員は、特定のプロジェクトや期間で限定的に雇用される従業員です。
契約の際には、雇用期間が定められ、その期間内で就業します。
給与や福利厚生は契約に応じて異なり、雇用関係は、通常プロジェクトの終了時に自動的に終了します。
契約社員は契約した特定のプロジェクトのみに専念し、プロジェクト終了後には、新たなプロジェクトに移るのが一般的です。
その際は、新たに契約を結んで、プロジェクトに参画します。
PMOには高度な知識やスキルが求められるため、正社員での雇用が難しいですが、契約社員であればスポット的な雇用が可能です。
上述したように、特定のプロジェクトにのみ契約社員のPMOを雇用してのプロジェクト進行が可能となります。
派遣社員
派遣社員は、派遣会社に登録して、派遣会社から企業や組織に派遣される労働者です。
給与や福利厚生は、派遣会社が提供し、雇用関係は派遣会社によって管理されます。
派遣社員は、派遣会社の契約に則り、一時的なプロジェクトや業務のサポートを提供をするために雇われます。
派遣社員のPMOは、契約社員と同様に、企業として雇用しやすい存在です。
PMOは、スポット的に企業から雇用され、企業内のプロジェクトの問題を包括的にサポートします。
フリーランス
フリーランスは独立した個人事業主で、プロジェクトごとに契約を結んで、自己のスケジュールと価格を設定します。
ほかの契約形態と違い、フリーランスは自己雇用であり、クライアントとプロジェクトごとに交渉して報酬を受け取ります。
フリーランスのメリットは、自由なスケジュール調整とプロジェクトの選択ができることです。
フリーランスのPMOは、プロジェクトごとに契約を結ぶため、働きやすいです。
さらに、自由にプロジェクトを選べるため、自身にあったプロジェクトを見つけやすいでしょう。
雇用形態によってPMOの働き方が異なる
ここまで、PMO案件のおもな雇用形態をみてきました。
PMO案件は、正社員とフリーランスの求人数が多いですが、ほかの雇用形態でも高収入や高単価な案件が見つけられるでしょう。
雇用形態ごとに給与や福利厚生が異なりますが、さまざまな案件に携わりたい場合は、フリーランスがおすすめです。
フリーランスは、自身の自由なタイミングで好きな案件を選べる点が大きなメリットです。
次に、PMO案件ごとの年収相場をみていきます。
PMO案件の形態ごとの年収相場
じょう
PMO案件の雇用形態ごとの特徴をみてきましたが、それぞれの平均年収が気になる人もいるでしょう。
ここでは、雇用形態ごとの平均年収を、大手求人サイトやフリーランスの求人サイトから算出しました。
なお、執筆時点の情報であるため掲載時点のものとは異なる可能性がある点、ご了承ください。
- 正社員PMOの平均年収は880万円
- 契約社員PMOの平均年収は732万円
- 派遣社員PMOの年収相場は670万円
- フリーランスPMOの平均年収は1,192万円
それぞれみていきましょう。
正社員PMOの平均年収は880万円
大手求人サイトの求人から、20件程度求人をピックアップし、その求人の年収から平均を算出しました。
その結果、正社員PMOの平均年収は、880万円となりました。
一般的な労働者の平均年収が370万円であることを考えると、高水準な平均年収です。
正社員PMOは、業界によって年収に大きく差が出ており、高い年収だと1,800万円となる案件もありました。
どの業界でもPMOの需要は高く、高単価な案件が掲載されているため、自身にあった案件を見つけやすいでしょう。
契約社員PMOの平均年収は732万円
大手求人サイトにて、PMOの求人に対し、その検索条件として契約社員を募集している求人を指定して検索しました。
検索結果のうち、ランダムに20件程度ピックアップして、その求人の年収から平均年収を算出した結果、732万円となりました。
契約社員PMOの平均年収も、一般の労働者の平均年収よりも高水準です。
派遣社員PMOの平均年収は670万円
大手求人サイトにて、PMOの求人を検索し、その中から派遣社員を募集している求人を20件程度ピックアップしました。
ピックアップした求人から平均年収を算出した結果、670万円となりました。
PMOの雇用形態の中では一番年収相場が低いものの、一般的な労働者の平均年収よりも高水準です。
派遣社員の高年収案件では、年収が900万円を超えるものもあり、年収アップが狙える案件も多数掲載されています。
フリーランスPMOの平均年収は1,192万円
フリーランスの求人を多く扱う大手フリーランス求人サイトから、20件程度求人をピックアップし、その求人から平均を出しました。
その結果、フリーランスPMOの平均年収は1,192万円となりました。
PMOの雇用形態の中では一番平均年収が高く、高単価案件も多数掲載されており魅力的です。
契約形態も、個人でクライアントと契約するため、より高単価な案件を獲得しやすいでしょう。
どの雇用形態でも高収入や高単価な案件が数多く掲載されている
ここまで、PMO案件の雇用形態ごとの年収相場をみてきました。
どの雇用形態も一般的な労働者の平均年収よりも年収が高く、高水準です。
特にフリーランスの案件では、1,000万円を超える案件が多数あり、収入アップを目指す人にとって魅力的です。
次に、PMOが活躍する案件をみていきます。
PMOが活躍する3つの企業・案件例
じょう
PMOの平均年収は、どの雇用形態でも高水準であることがわかりました。
では、PMOが活躍する企業には、どのような企業や案件があるのでしょうか。
ここでは、PMOが活躍する、以下3つの企業の案件を解説します。
なお、執筆時点の情報であり掲載時点のものとは異なる可能性があるため、ご了承ください。
- 金融業海外支店向けインフラ領域マネジメント支援
- 官公庁案件ネットワークシステム構築プロジェクト
- 生保システム保守開発支援社員代替
それぞれみていきましょう。
金融業海外支店向けインフラ領域マネジメント支援
年収(万円) | 135 |
職務内容 | ・金融業海外支店向けインフラ領域マネジメント支援 ・シンガポール拠点のインフラ案件を日本から推進 ・上流~環境構築までがスコープ ・英語での成果物作成/顧客内定例MTG参加 |
求められるスキル | ・ビジネスレベルの英語力 ・インフラの幅広い知見 ・PMやPMOなどのマネジメント経験 |
金融業で、海外支店向けのインフラ領域マネジメント支援の案件です。
シンガポール拠点のインフラ案件を日本から推進するために、PMOのマネジメントスキルが求められています。
ほかにも、ビジネスレベルの英語力が求められるのは、海外向け案件の特徴の一つです。
海外プロジェクトの案件であるため、ほかのPMO案件よりも高単価な案件となっています。
官公庁案件ネットワークシステム構築プロジェクト
年収(万円) | 80 |
職務内容 | 技術統括チームでの進捗に関する全般の補助 (進捗管理、課題管理、定例会資料作成など)、設計書レビュー |
求められるスキル | 必須スキル ・サーバ(OS問わず)、またはNWの設計・構築経験(5年目途) ・ほかチーム・ほか部署などとの調整・折衝力 ※重視します。 ・コミュニケーション能力 尚可スキル ・PMO/PM支援の業務経験 ・ドキュメント作成/レビューの経験 ・基盤環境の運用全般の経験(維持、運用保守、障害対応など) |
官公庁の案件で、ネットワークシステム構築のプロジェクトです。
ネットワークシステム構築の案件であるため、必須スキルとして、ネットワークの設計・構築経験が求められます。
必須スキルではありませんが、PMO/PM支援の業務経験も求められているため、高度なプロジェクトマネジメントの知識や経験が必要となるでしょう。
生保システム保守開発支援社員代替
年収(万円) | 95 |
職務内容 | 生保システムの保守開発の社員代替として、業務要件の調整、 システム要件定義書の作成支援、ほかシステムとの連携や進捗管理、 成果物レビューなどを実施Web請求手続きと電話受付の2領域にて募集 作業工程: SRD作成支援・開発成果物のレビュー・プロジェクト進捗&品質管理など システム環境: OS:RedHat DB:PostgreSQL 言語:JAVA、SpringBoot、Vue.js |
求められるスキル | 必須スキル: Webシステムの開発および上流工程(要件定義・外部設計)の経験 OPEN系の基本的な知識(開発言語、ツール、環境など) ユーザーやほかシステム担当者との調整力 主体的かつ積極的に案件や開発作業を進めることができること尚可スキル: 開発工程のベンダー管理経験があると尚良し 生命保険の業務経験(未経験でも可取引先有識者がレクチャーします) |
生保システムの保守開発支援社員の代替の案件です。
業務要件の調整から、システム要件定義書の作成や支援などの作業を行う案件となっています。
PMO経験の記載はありませんが、業務内容から想像するに、PMOと同等なスキルや知識が求められるでしょう。
海外向けや金融・官公庁・医療業界では高単価な案件が多数掲載
ここまで、PMOが活躍する企業の案件をみてきました。
今回紹介した案件のように、海外向けの案件や、金融・官公庁・医療業界の案件は高単価なものが多いです。
その分、求められるスキルや知識は高度なものとなりますが、年収アップを狙っている人は挑戦してみることをおすすめします。
次に、高単価なPMO案件獲得につながるポイントをみていきます。
高単価なPMO案件の獲得につながる3つのポイント
じょう
PMO案件には高単価なものが多くあることがわかりました。
では、このような高単価案件の獲得につなげるためには、どのようなポイントがあるのでしょうか。
ここでは、以下3つのポイントを解説します。
- ビジネスレベルの英語力を磨く
- 専門分野へ特化する
- コミュニケーションスキルを鍛える
それぞれみていきましょう。
ビジネスレベルの英語力を磨く
高単価なPMO案件獲得のために、ビジネスレベルの英語力を磨きましょう。
特に、海外向けプロジェクトの案件では、ビジネスレベルの英語力が必須スキルとなっている場合が多いです。
海外向けの案件は、ほかPMO案件よりも高単価となる場合が多く、収入アップにおすすめです。
PMOの知識やスキルだけでなく、ビジネスレベルの英語力を身につけ、高単価案件獲得を目指しましょう。
専門分野へ特化する
専門分野への特化は、高単価なPMO案件獲得に有効です。
特定の業界やプロジェクト分野に特化できれば、高単価案件獲得の競争力を高められるでしょう。
金融・官公庁・医療業界では高単価案件が多いため、これら業界の専門知識を身につけられれば、高単価案件獲得の機会が増えます。
自身の過去の経験を見直して、これら業界での職務履歴があるかどうか、確認してみると良いでしょう。
コミュニケーションスキルを鍛える
コミュニケーションスキルを鍛えておけば、高単価なPMO案件を獲得できる可能性が高まります。
PMOにとって、コミュニケーションスキルは、とても重要なスキルです。
メンバーの進捗管理のためにコミュニケーションをとったり、クライアントと要件確認のためにコミュニケーションを取るなど、さまざまです。
フリーランスであれば、自身でクライアントと契約し案件を獲得しますが、価格交渉も自身で行わなければなりません。
この価格交渉にも、コミュニケーションスキルが必要です。
プロジェクトの成果を正確にクライアントに伝えられれば、高評価を得て、次の高単価案件につなげられるでしょう。
プロジェクトマネジメントスキル以外にも鍛えておくとよいスキルがある
ここまで、高単価なPMO案件の獲得につながるポイントをみてきました。
PMOには、プロジェクトマネジメントの知識やスキルが必須ですが、それ以外にもあるとよいスキルがあります。
プロジェクトマネジメントのスキルだけでなく、これらスキルも磨いておけば、より高単価な案件を獲得する可能性が高まるでしょう。
次に、PMO案件獲得で有利となる資格をみていきます。
PMO案件獲得で有利になる3つの資格
じょう
PMO案件獲得には、プロジェクトマネジメントスキル以外にも鍛えておくとよいスキルがあることがわかりました。
ほかにも、PMOに関連した資格を取得する方法があります。
PMOになるために必ずしも資格が必要ではありませんが、資格取得すれば、PMO案件獲得で有利になれるでしょう。
ここでは、以下3つのPMOに関連したスキルを解説します。
- PMP
- プロジェクトマネージャー試験
- PMOスペシャリスト認定資格
それぞれみていきましょう。
PMP
難易度 | 難易度は非公開ではあるが、やや難しい(合格率は60%程度といわれている) |
勉強目安時間 | おおよそ100時間程度 |
公式サイト | https://www.pmi-japan.org/pmp_license/pmp/ |
PMP(Project Management Professional)とは、プロジェクトマネジメントの専門家であることを証明する国際資格です。
PMBOKをもとに作成されており、プロジェクトマネジメントに関するさまざまな事項を理解していることを証明できる資格となっています。
さらに、国際的にスキル証明できる資格であるため、海外向けプロジェクト案件に対してもスキルのアピールができます。
このため、この資格を取得できていれば、PMO案件でプロジェクトマネジメントのスキルをアピールできるでしょう。
ただし、PMPには受験資格があるため注意が必要です。
PMPの受験資格は、「3年以上のプロジェクトマネジメント実務経験」と「35時間以上の公式研修の受講」です。
PMPの資格取得は、以下の記事も参考になります。
PMPは転職に有利?PMP資格保有者の年収相場も徹底解説!
PMやPMOとして活躍している人の中には「PMPの資格を取得すればどれだけ年収が変わるの?」と思う人もいるでしょう。この記事では、PMPの資
プロジェクトマネージャー試験
難易度 | 情報処理技術者試験のなかで 最高難度の「スキルレベル4」に相当する(例年12~15%ほど) |
勉強目安時間 | 150〜300時間 |
公式サイト | https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/pm.html |
プロジェクトマネージャー試験は、情報処理技術者試験の中でも、最難関の資格の一つとされています。
ITに関する基礎知識や、プロジェクトマネジメントに関わる知識力が試されます。
プロジェクトマネージャー試験の資格取得ができれば、プロジェクトマネジメントのスキルの証明だけでなく、IT技術のスキル証明もできるでしょう。
PMPと違い受験資格はありませんが、難易度はPMPよりも高く、プロジェクトマネジメントのスキルだけでなくIT技術にも精通する必要があります。
プロジェクトマネージャー試験は、以下の記事でも詳しく解説しているため、参考にしてください。
プロジェクトマネージャー試験の難易度と試験対策方法を徹底解説
プロジェクトマネージャー試験に合格するのは簡単ではありません。 しかし難しい分、合格すれば業務の拡大や報酬アップにつながります。
PMOスペシャリスト認定資格
難易度 | <PMOスペシャリスト(★)> 難易度は非公開だが、中級者向けの試験だと言われている <PMOスペシャリスト(★★)> 合格率は56%程度といわれている |
勉強目安時間 | 150〜300時間 |
公式サイト | https://www.npmo.org/pmo-s-single/ https://www.npmo.org/pmo-s-double/ |
PMOスペシャリスト認定試験は、プロジェクトマネジメントに関する有力な認定資格の一つです。
この試験は、PMOの運営に必要なチームマネジメントや、プロジェクト管理に関するスキルを認定するものとなっています。
2つの試験に分かれており、「PMOスペシャリスト(★)」では、PMOに必要な基礎知識が試験で問われます。
「PMOスペシャリスト(★★)」では、PMOマネージャークラスの知識とスキルが試される試験です。
PMOスペシャリスト認定試験は、以下の記事でも詳しく解説しています。
PMOスペシャリスト認定試験とは?メリットや学習方法を解説
PMOスペシャリスト認定試験は、プロジェクトマネジメントに関する有力な認定資格の一つです。PMOに従事している人やこれからPMOを目指
どの資格もプロジェクトマネジメントのスキルを証明できる
ここまで、PMO案件獲得で有利になる資格をみてきました。
解説したどの資格でも、プロジェクトマネジメントのスキルを証明でき、PMO案件獲得の際に有利となるでしょう。
ただ、どの試験も難易度が高く、プロジェクトマネジメントに関してしっかりと学ぶ必要があります。
次に、PMOのキャリアパスをみていきます。
PMOの3つのキャリアパス
じょう
PMO案件獲得に役立つ資格が多くあることがわかりました。
では、PMOとなったあとのキャリアパスにはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、以下3つのキャリアパスを解説します。
- ITコンサルティング
- ITベンダーの役員
- フリーランスで独立
それぞれみていきましょう。
ITコンサルティング
PMOを経験したあと、ITコンサルティングファームで働くキャリアプランがあります。
ITコンサルタントは、IT分野のクライアントや組織に対し、戦略的なアドバイスやソリューションを提供する専門家です。
クライアントのビジネス課題の解決や、それぞれのニーズに合わせた効果的なIT戦略を提案します。
PMOのプロジェクトマネジメントスキルは、ITコンサルタントに求められるスキルに活かせます。
たとえば、クライアントからヒアリングした内容を課題整理したり、ソリューションの提案をしたりする際は、コミュニケーションスキルが必要です。
ほかにもプロジェクト管理の専門知識とプロセス理解が必要で、ITプロジェクトの成功に不可欠な戦略的提案を行えなければなりません。
リーダーシップを発揮して、プロジェクトチームやステークホルダーと協力し、プロジェクト全体のビジョンを形成する力も必要となるでしょう。
これらスキルは、プロジェクトの目標達成と成功に向けてチームを導くITコンサルティングに必要なスキルです。
このように、PMOで活躍していたスキルを、ITコンサルティングに活かせます。
ITベンダーの役員
PMOの経験を活かして、ITベンダーの役員を目指すキャリアパスもあります。
ITベンダーの役員には、企業の方向性の意思決定・テクノロジーの活用など、計画の立案・実行に必要なスキルが求められます。
これらスキルは、PMOの経験で身につく戦略的な視点や、プロジェクトを成功に導くスキルを発揮すれば、ITベンダーの役員で活かせるスキルです。
PMOの実務を通じてビジネスとテクノロジーの関連性を理解し、クライアントのニーズや市場のトレンドを理解します。
チームビルディングやモチベーション向上を通じて、成果を最大化するスキルもPMOで得た経験が活かせます。
社内のPMOで、大規模なプロジェクトの立ち上げに成功するなどの実績を積めば、ITベンダー役員への道が開けるでしょう。
フリーランスで独立
PMOで経験を十分に積めば、フリーランスでの独立も可能です。
PMOで得た、プロジェクトマネジメントやコンサルティングの専門知識を活かして、独自のビジネススタイルを築きます。
プロジェクトの計画・実行・監視・制御などに関するサポートを行うことは、正社員とは変わりませんが、フリーランスで独立すればより柔軟な働き方ができるでしょう。
自身でスケジュールを組み、自分の適正にあったプロジェクトを選んでクライアントと契約を結ぶことが可能です。
フリーランスでの独立には、フリーランスエージェントの活用がおすすめです。
フリーランスエージェントの求人サイトには、多くのPMO案件が掲載されています。
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フリーランスにおすすめの案件探し方法
フリーランスエージェントは、それぞれ保有している案件が異なるため、2〜3社に登録しておくと収入が途絶えるリスクを軽減できます。
迷った場合は、実績が豊富な『Tech Stock』や、年齢不問/ハイクラス案件特化の『エイジレスフリーランス』がおすすめです。
①Tech Stock
20年目の実績があるフリーランス案件紹介サイト。これまでに築いた信頼により月80万円をこえる高単価案件も多数あります。
スキルアップや税務関連のサポートなど、フリーランス向け福利厚生サービスも利用可能なため、まだどこにも登録していない人でも安心して利用できます。
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②エイジレスフリーランス
年齢不問/上流商流のハイクラス案件に特化したエージェント。
SIer・コンサル・大手SESなどの案件を多数保有しており、ユーザーからの評判が良く誠実な対応も強みです。
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PMOの経験を活かしてより高収入な職種を目指せる
ここまで、PMOのキャリアパスをみてきました。
PMOとして実績を重ねれば、プロジェクトマネジメントに関するさまざまな知識やスキルが得られるでしょう。
これらスキルを活かして、ITコンサルティングやITベンダー役員などの職種へのキャリアパスへの道がひらけます。
ほかにも、フリーランスで独立すれば、同じ仕事内容でもより自由にそして自身の適正にあったプロジェクトが選べるでしょう。
フリーランスでの独立には、弊社エイジレスが運用している「エイジレスフリーランス」をご活用ください。
PMOのキャリアパスに関して、以下の記事でも詳細に解説しています。
PMOのキャリアプラン6つ|重要なポイントや年代別プランを紹介
PMOを目指している、あるいはPMOとして就労しているものの、この先のキャリアプランに悩んでいる人は少なくないでしょう。 大規模
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じょう
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- 年齢不問の求人のみを取り扱い
- 大手企業様と信頼関係があるから高い面談/内定率
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エイジレスフリーランスのおすすめポイント
- 年齢不問の求人のみを取り扱い
- 高単価案件が豊富、上流商流の案件しか取り扱っていない
- 40代以上のベテランIT人材の大幅年収アップ事例多数
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まとめ|PMO案件には高単価な案件が数多く存在する
じょう
今回は、PMO案件に関する内容をみてきました。
- プロジェクトの複雑化がPMOの需要を高めており将来性は明るい
- 雇用形態によってPMOの働き方が異なる
- どの雇用形態でも高収入や高単価な案件が数多く掲載されている
- 海外向けや金融・官公庁・医療業界では高単価な案件が多数掲載
- PMOの経験を活かしてより高収入な職種を目指せる
プロジェクトの複雑化にともなって、PMOの需要は高まっており、将来性は明るいです。
PMOを雇用形態別にみても、どの雇用形態でも高収入や高単価な案件が多く、収入アップにおすすめの職種です。
特に、海外向けや金融・官公庁・医療業界では高単価な案件が多数掲載されており、これら業界の専門知識を習得するとよいでしょう。
PMOとなった先にも、高収入な職種を目指せるキャリアパスがあります。
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