フリーランスAWSエンジニアの仕事内容や年収・必要なスキルを解説

※当サイトは人材関連サービスを展開する株式会社エイジレスが運営しています。本ページは自社および提携先のPRを含む場合があります。

クラウド化の広がりにともない、AWSエンジニアの需要が高まっています。現役のAWSエンジニアの中には、フリーランスへの転身を考えている人も多いでしょう。この記事では、フリーランスAWSエンジニアの仕事内容・年収相場・メリット/デメリット・必要なスキルなどを詳しく解説していきます。

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  • 【この記事を読んでわかること】
  • フリーランスAWSエンジニアのおもな仕事はAWSを使ったクラウドインフラの設計・構築・運用
  • 平均単価は年収換算で926万円と、1,000万円も夢ではない
  • さまざまな業界を経験でき、クラウド技術の最先端を追求できる点がメリット
  • フリーランスAWSエンジニアが高単価案件を獲得するには要件定義やリーダーの経験、マルチクラウドの知識・スキルが重要

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フリーランスAWSエンジニアのおもな仕事内容

フリーランスAWSエンジニアのおもな仕事3つが箇条書きされた図

AWSエンジニアとは、クラウドプラットフォーム「AWS」上でクラウドインフラを構築・運用する専門家です。フリーランスAWSエンジニアは、個人事業主として企業や組織から案件を受託して活動するAWSエンジニアを指します。

まずは、フリーランスAWSエンジニアの仕事内容の理解からはじめましょう。

  • フリーランスAWSエンジニアの仕事と役割
  • フリーランスAWSエンジニアへ案件を委託するおもな業種

▼AWSエンジニアの仕事内容をさらに詳しく知りたい人はこちら

フリーランスAWSエンジニアの仕事と役割

AWSエンジニアの仕事内容は、フリーランスと正社員で大きな違いはありません。どちらも、AWS上でのクラウドインフラの設計・構築・運用がおもな仕事です。一方で、求められる役割には違いがあります。

フリーランスAWSエンジニアのおもな仕事と、求められる役割の特徴を見ていきましょう。

  • クラウドインフラの設計
  • クラウドインフラの構築
  • クラウドインフラの運用
  • フリーランスのAWSエンジニアに求められる役割の特徴

クラウドインフラの設計

クラウドインフラの設計は、AWS上に開発するシステムの要件に合わせて、リソースやサービスを選択する工程です。

設計で考慮すべき事項は、可用性・拡張性・セキュリティなど従来のインフラ設計と大きな違いはありません。ただし、クラウドでは物理的な機器の設計は必要なく、提供されているサービスから最適なものを選ぶため、AWSの機能や仕様の幅広い理解が求められます。

設計が不十分だと後続工程の遅延や、稼働後の障害につながるため、非常に重要な作業です。

クラウドインフラの構築

設計が完了したら、次は、設計に基づいてAWS上にシステム開発の土台となる基盤を構築していく作業です。

基盤の構築というとサーバー機器の設定や配線、設定などを思い浮かべるかもしれません。しかし、クラウドの場合は、事業者が提供するサービスを組み合わせて適切に設定するのが構築作業になります。

AWSの代表的なサービスは下記のとおりです。

サービス 役割
EC2 仮想サーバー
RDS データベースサービス
S3 ストレージサービス

クラウドインフラの構築では、AWSのサービス利用に関する深い理解が求められます。

クラウドインフラの運用

構築したクラウドインフラが安定的に稼働するよう運用するのもAWSエンジニアの仕事の1つです。

運用フェーズでは、システムの安定性を維持しつつ、パフォーマンスやコストの最適化を目指します。おもな業務は、稼働の監視・アップデート対応・セキュリティ対策などです。

また、障害発生時に対処するトラブルシューティングも重要な役割で、高度なスキルと豊富な経験が求められます。

こうした運用業務も、システムの健全性を保つための、AWSエンジニアの重要な仕事です。

フリーランスのAWSエンジニアに求められる役割の特徴

フリーランスと正社員のAWSエンジニアでは、仕事内容に大きな違いはありませんが、役割や位置付けには違いがあります。

フリーランスのAWSエンジニアは、特定のプロジェクトニーズへの対応や新たな技術導入のリーダーなど、期間限定で高度なスキルを持った専門家として招かれることが一般的です。そのため、時間とコストをかけて育てられる正社員と異なり、フリーランスは速やかに成果を出す即戦力としての活躍が期待されています。

そうした環境で、フリーランスAWSエンジニアが期待に応えるためには、常にスキルアップしていく姿勢が重要です。

フリーランスAWSエンジニアへ案件を委託するおもな業種

業界や業種を問わず、さまざまな企業でクラウド化が進んでおり、フリーランスAWSエンジニアへの需要も多様化しています。

フリーランスエンジニアへ案件を委託する代表的な業種は次のとおりです。

業種 AWSエンジニアを求める理由
SIer 豊富なクライアント案件に対応できる即戦力のフリーランスを求める
ベンチャー企業 クラウドを活用して新しいビジネスモデルや成長事業に対応
インターネット企業 クラウド上に開発するサービス向けのインフラ構築の専門家を求める

上記はフリーランスAWSエンジニアを求める業種のごく一部であり、ほかにも多くの業種で需要があります。

ここまでは、フリーランスAWSエンジニアの仕事内容を説明してきました。

次は、フリーランスAWSエンジニアの需要と将来性を考えていきます。

フリーランスAWSエンジニアの需要と将来性は高い

将来と書かれた文字の画像

近年のクラウド化の広がりにともない、フリーランスAWSエンジニアの需要は高く、将来は明るいでしょう。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の広がりにともない、企業のデジタル化や最新技術への対応が進んでいます。下図のとおり、2021年から2022年にかけても、大きく伸びていることがわかるでしょう。

出典:「DX白書2023 DXの取組状況|情報処理推進機構(IPA)

企業がITシステムを構築する際のインフラは、従来型の自社環境上での構築(オンプレミス)から、クラウドプラットフォームへの移行が進んでいます。しかし、下図のとおり「パブリッククラウド(IaaS、PaaS)」の国内での活用割合は32%と、60%に迫る米国との差は顕著です。これは、今後国内のクラウドプラットフォーム活用がさらに拡大する余地と考えられます。

出典:「DX白書2023  ITシステムの開発手法・技術の活用状況(開発技術)|情報処理推進機構(IPA)

世界のクラウドプラットフォーム市場では、Amazonの「AWS」・Microsoftの「Azure」・Googleの「GCP」の3つが大きなシェアを握っており、中でもAWSがトップです。大手フリーランスマッチングサイトの募集案件数を見ても、比率にして「AWS 7:Azure 4:GCP 1」と、AWSがもっとも需要が高いことがわかります。

以上、「DXに伴うIT投資の拡大」「クラウドプラットフォーム活用の拡大」「AWSのシェアと案件募集状況」の3つの観点から、AWSエンジニアの需要は今後も高いことが見込まれます。フリーランスAWSエンジニアの今後の将来性も高いと考えて良いでしょう。

続いては、フリーランスAWSエンジニアの気になる年収相場を見ていきます。

フリーランスAWSエンジニアは年収1,000万円も夢ではない

フリーランスAWSエンジニアの平均年収926万円

AWSエンジニアが独立してフリーランスになるべきかを考えるにあたって、気になることの1つは収入面でしょう。

フリーランスAWSエンジニアの年収相場を紹介します。

  • フリーランスAWSエンジニアの平均単価は年収換算で926万円
  • エイジレスフリーランスの案件紹介

フリーランスAWSエンジニアの平均単価は年収換算で926万円

弊社にて大手フリーランスマッチングサイトでランダムに20件の募集案件を調査したところ、AWSエンジニアの平均単価は「77万円/月」、年収換算で「926万円」でした。

同じく弊社にて大手求人サイトで調査した正社員のAWSエンジニアの年収相場「520万円〜840万円」と比べると、「80万円〜400万円」ほど高いことがわかります。

フリーランスAWSの案件では単価「100万円/月」(年収換算1,200万円)を超える案件も多く、調査したサイトの中での最高単価は「200万円/月」(年収換算2,400万円)でした。この結果から、フリーランスのAWSエンジニアは年収「1,000万円」も夢ではなく、スキルと実績を積み上げればさらに高年収も期待できるでしょう。

エイジレスフリーランスの案件紹介

ここで、弊社の「エイジレスフリーランス」でのAWSエンジニアの募集案件例を紹介します。

案件 単価 業務内容
【AWS】サーバレス、マイクロサービスを用いたシステムの基盤構築・運用保守

100万円

サーバレス、マイクロサービスを用いたシステム構築プロジェクトで、AWSエンジニアを募集中です。

AWS基盤構築と、その後の運用保守を担当していただきます。

<業務範囲>
①AWSインフラの構築
②AWSインフラの運用保守
③アプリケーションのデプロイ管理

【AWS】航空会社向け次世代クラウドAPIプラットフォーム構築エンジニア

90万円

AWS上にAPI基盤が動作する環境構築を担当していただきます。
具体的には、フロントシステムとバックオフィス(基幹システム)をAPIでつなぐシステムの構築です。
API基盤は、MuleSoftを中心に環境構築および運用設計を行っていただきます。
<業務範囲>
①要件定義
②基本設計/機能設計/詳細設計
③コーディング/デバッグ
④単体テスト/結合テスト/システムテスト
【AWS】クラウド基盤設計・構築および技術支援エンジニア

99万円

AWS基盤設計・構築および技術支援の業務を担当していただきます。

<業務範囲>
・基盤設計
・構築/テスト
・技術支援

※執筆時点の募集案件です。現在はすでに募集終了している可能性があります。

エイジレスフリーランスでは、上記のような高単価案件を中心に、多数のAWSエンジニア向け案件を取り扱っています。

お気軽にご相談ください。

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以上、フリーランスAWSエンジニアの年収相場と案件例を紹介しました。

ここからは、フリーランスAWSエンジニアのメリットとデメリットを解説していきます。

フリーランスAWSエンジニアのメリットとデメリット

フリーランスのAWSエンジニアに特徴的なメリット3つが箇条書きされた図

一般に、独立してフリーランスになると仕事や働き方の自由度が高くなる反面、不安定な収入や自己管理の負担などのデメリットがあります。

こうした一般的なもののほかに、フリーランスのAWSエンジニアに特徴的なメリットとデメリットを見ていきましょう。

3つのメリット

まずは、フリーランスAWSエンジニアの3つのメリットを紹介します。

  • 幅広い業界・業種のAWS案件を経験できる
  • AWSやクラウド技術の最先端を追求できる
  • 会社員と比べて高年収が期待できる

幅広い業界・業種のAWS案件を経験できる

フリーランスAWSエンジニアの大きなメリットは、幅広い業界・業種のAWS案件に携われることです。

正社員のAWSエンジニアの場合には、自社の業務内容や会社の方針などに縛られるため、業務の幅に制限があります。しかし、フリーランスなら自身の興味やスキル、キャリアプランにあわせて受託案件を自由に選ぶことが可能です。

多様な業界や業種でプロジェクト経験を積むことで知識やスキルの幅を広げ、フリーランスAWSエンジニアとしての市場価値がいっそう高まるでしょう。

AWSやクラウド技術の最先端を追求できる

AWSやクラウド技術の最先端を追求できる点も、フリーランスAWSエンジニアのメリットです。

クラウド業界やAWSは常に進化を続け、新しい技術や機能、サービスが頻繁に追加されています。

フリーランスは柔軟な時間管理が可能なため、興味を持った新しい技術や機能を学ぶための時間を設けやすいでしょう。また、最新の技術やサービスを採用している案件に応募すれば、仕事を通してスキルを習得するチャンスを得られます。

こうしたスキルアップは自身の競争力を高め、将来の案件獲得にもつながるでしょう。

会社員と比べて高年収が期待できる

前述のとおり、フリーランスAWSエンジニアは、1,000万円も夢ではない高年収が期待できます。

特に、高い専門性や希少なスキルを持つエンジニアは、会社員時代の収入を大きく上回ることも不可能ではありません。自分で仕事を選べる自由度の高さと、スキルや実績に見合った報酬はフリーランスAWSエンジニアの大きな魅力でしょう。

一方で突然の病気になった場合などは、会社員と違い収入が途絶えてしまいます。高年収の裏にはリスクもあるため、安易に独立してフリーランスになることは避け、自身のスキルや実績を踏まえて慎重に判断しましょう。

2つのデメリット

続いて、フリーランスAWSエンジニアの2つのデメリットを見ていきましょう。

  • スキルのアップデートにかかる費用が自己負担
  • 有償の機能・ツールや企業向けのリソースへのアクセス制限

スキルのアップデートにかかる費用が自己負担

フリーランスAWSエンジニアのデメリットの1つ目は、スキルのアップデートにかかる費用が自己負担になる点です。

メリットの紹介で、次々に登場する機能やサービスを追求できる点を挙げました。しかし、フリーランスの場合、スキル習得にかかる費用はすべて自己負担になってしまう点はデメリットです。

会社員は、会社の費用負担でAWSの研修に参加したり、資格取得の教材費用が支給されたりする場合が多いでしょう。いわば、会社のお金で継続的にスキルアップできるわけです。

フリーランスはすべて自己負担となるため、スキルアップの資金面での自己管理能力も求められます。

有償の機能・ツールや企業向けのリソースへのアクセス制限

個人では、有償の機能・ツールや企業向けリソースへのアクセスが難しい点も、フリーランスAWSエンジニアのデメリットです。

エンジニアのスキルアップには、知識の習得はもちろん、製品やサービスを実際に操作して実践経験を積むことも欠かせません。特に、AWSのような広範なクラウドサービスでは、多岐にわたる機能やツールの実践経験が求められます。

しかし、有償の機能・サービスや企業向けのリソースなどへの個人でのアクセスは容易ではありません。そのため、独力での実践力向上に限界を感じることもあるでしょう。

制約を補うためには、実際に案件を通して経験を積んだり、AWSの無料利用枠を最大限に活用してスキルアップを図ることが重要です。

ここまでは、フリーランスAWSエンジニアのメリット・デメリットを解説してきました。

ここからは、フリーランスAWSエンジニアとして成功するためのポイントを見ていきます。

未経験からフリーランスAWSエンジニアになるにはスキルアップが必要

未経験からフリーランスAWSエンジニアになるためのスキルアップ2つが箇条書きされた図

即戦力が求められるフリーランスAWSエンジニアの世界で、AWS未経験者の案件獲得は容易ではありません。

下記の2通りのAWS未経験者が、フリーランスとして案件獲得できるようになるための方法を解説します。

  • 周辺領域でエンジニア経験がある場合は持っているスキルを活かす
  • エンジニア経験ゼロの場合は実務経験を積む

なお、フリーランスAWSエンジニアに必要なスキルは、このあとに解説しています。

周辺領域でエンジニア経験がある場合は持っているスキルを活かす

周辺領域でエンジニア経験がある場合には、持っているスキルを積極的に活かすことが重要です。

周辺領域のスキルを活かせるAWS案件は多くあります。たとえば、オンプレミスのサーバーやネットワークのスキルを持っているとしましょう。その場合、オンプレミスからAWSへの移行プロジェクトに既存システム側の担当として参画すれば、移行先のAWSの知識やスキルを学べます。また、移行案件に参画した経験は実績としてアピール材料にもなるでしょう。

このように持っているスキルを活かせる案件でAWSの経験を積みながら、自己学習や資格取得でAWSの知識を広げることで、フリーランスAWSエンジニアとしての案件獲得が近づきます。

エンジニア経験ゼロの場合は実務経験を積む

エンジニア経験がまったくない場合、すぐにフリーランスAWSエンジニアとして活躍するのは難しいでしょう。

企業はフリーランスに即戦力を求めており、未経験者の成長をサポートしてくれません。まずは、未経験可のAWSエンジニアを募集している企業に入社して、AWS開発の実務経験を積むことから始めるのがおすすめです。

エンジニア経験がない場合には、AWS以前にITの基礎知識も学ばなければなりません。企業での開発業務と並行して、自己学習でインフラ構築やシステム開発のイロハを習得していきましょう。

数年間の実務経験を積んでいけば、AWSの経験者としてフリーランスへの挑戦の道も開けます。

以上、未経験からフリーランスAWSエンジニアになるためのポイントを紹介しました。

次は、フリーランスAWSエンジニアの案件で求められるスキルを解説します。

フリーランスのAWS案件で必須要件とされることが多い3つのスキル

フリーランスのAWS案件で必須要件とされることが多いスキル3つが箇条書きされた図

フリーランスの案件募集では、応募に最低限必要な「必須要件」のスキルと、あればプラスになる「歓迎要件」のスキルが設定されていることが一般的です。

ここでは、フリーランスAWS案件の多くで「必須要件」として要求されているスキルを紹介します。

  • AWSでのクラウドインフラ構築・運用の経験
  • ネットワーク構築・運用のスキル・経験
  • サーバー構築・運用のスキル・経験

AWSでのクラウドインフラ構築・運用の経験

AWS関連のフリーランス案件の必須要件として、もっとも一般的なのはAWSでのクラウドインフラ構築・運用の実務経験です。

通常の案件で1年〜3年程度、高単価な案件だと3年以上の実務経験を求められるケースが多いでしょう。

フリーランスAWSエンジニアに実務経験が必要な理由は、即戦力としてすぐに成果を出すことを期待されているためです。いくら知識があっても、実際の開発現場でAWSのクラウドインフラ構築をスムーズに進めることはできません。現場で起こるさまざまな問題への対処能力や、チーム開発でのコミュニケーションなどは経験を通して培われるものです。

フリーランスとして独立を考えるなら、3年程度の実務経験があると案件選択の幅が広がるでしょう。

ネットワーク構築・運用のスキル・経験

フリーランスのAWS案件の中には、ネットワーク構築・運用のスキル・経験を求める案件も多くあります。

クラウドインフラの構築では、物理的なネットワーク機器の設置・配線・設定などはありませんが、基本的な概念は同じです。たとえば、IPアドレス・サブネットマスク・ルーティング・NATなどの知識は、AWSの仮想的なネットワーク環境(VPC)でも求められます。パフォーマンス最適化やセキュリティ対策でもネットワークの知識は欠かせません。

特に、クラウドとオンプレミスを連携するハイブリッドクラウドの案件は、環境間でシームレスな接続を実現するためにネットワークのスキル・経験が活かされる場面です。

このように、ネットワークのスキル・経験はフリーランスAWSエンジニアにとって高い価値があります。

▼ネットワークエンジニアの仕事内容やスキルを知りたい人はこちら

サーバー構築・運用のスキル・経験

ネットワーク構築・運用と並んで、サーバー構築・運用のスキル・経験も必須要件として求められることが多い要素です。

クラウド環境のインフラ構築は、オンプレミスと異なり物理的なサーバー機器の設置はありませんが、そのほかの基本的な概念に違いはありません。

たとえば、AWS上での仮想サーバーの設定では、LinuxやWindowsなどのOSの知識が必要とされます。また、AWSのインフラ構築で重要な自動化やスクリプティングでも、サーバー構築の手順やスキルが役立つでしょう。

特に、オンプレミスからAWSへの移行プロジェクトでは、物理サーバーのアーキテクチャや仕組みの理解はスムーズな移行に欠かせません。

このように、サーバー構築のスキル・経験はクラウドインフラ構築でも重要な要素の1つです。

▼サーバーエンジニアの仕事内容やスキルを知りたい人はこちら

ここまでは、一般的なAWSのフリーランス案件で求められるスキルでした。

続いては一段レベルアップして、高単価案件の獲得に役立つ経験やスキルを紹介します。

フリーランスAWSエンジニアが高単価案件獲得に役立つ経験やスキル3選

フリーランスAWSエンジニアが高単価案件獲得に役立つ経験やスキル3つが箇条書きされた図

続いては、持っているとほかのエンジニアと差別化でき、高単価案件が獲得しやすくなるスキル・経験を3つ紹介します。

  • 要件定義のスキル・経験
  • チームを取りまとめるリーダーの経験
  • マルチクラウド対応のスキル・経験

要件定義のスキル・経験

フリーランスAWSエンジニアの高単価案件では、要件定義のスキル・経験を求められるケースがあります。

要件定義は、ユーザーや顧客のニーズを引き出し、機能要件・非機能要件・セキュリティ要件などAWSインフラが実現すべき要件に落とし込むプロセスです。要件定義はその後の設計・構築の土台となるため、高いスキルを持った人材の参画が欠かせません。

要件定義には、ビジネス理解力・課題抽出/分析力・ステークホルダーとの調整力など、技術力とは異なるスキルが必要です。

AWSの技術力に加えて要件定義に必要なスキル・経験を持ち合わせたエンジニアは貴重なため、企業は高単価で人材確保を図っています。

チームを取りまとめるリーダーの経験

チームを取りまとめるリーダーの役割を担えるフリーランスAWSエンジニアは、高単価案件を獲得できるチャンスが広がるでしょう。

チームで行うシステム開発では、メンバーを取りまとめるリーダーが不可欠です。リーダーは、メンバーへのタスクの割り当て・技術的なサポート・進捗や品質の管理/報告など、開発をスムーズに導く役割を持ちます。

リーダーには高い技術力はもちろん、メンバーを率いるリーダーシップ・コミュニケーション力・問題解決力などが必要です。また、ときには難しい判断を下すことも求められるため、確固たる信念と経験も求められます。

AWSの深い技術知識とリーダーのスキル・経験を持ち合わせたフリーランスは少なく、多くのプロジェクトで重宝されるため、高単価が期待できるでしょう。

マルチクラウド対応のスキル・経験

3つ目に紹介するのは、マルチクラウド対応のスキル・経験です。

クラウドプラットフォームには、AWSのほかにMicrosoftのAzureやGoogleのGCP、IBMのIBM Cloudなどのサービスがあります。マルチクラウドとは、1つのシステムやサービスで複数のクラウドプラットフォームを使い分ける方式のことです。

たとえば、データの可用性やセキュリティを高めるために、主要なデータをAWSで管理しつつバックアップや特定の処理をAzureやGCPで行うようなケースがあります。

こうしたマルチクラウドを活用したプロジェクトでは、各サービスに精通したエンジニアが必要です。もし1人で複数のクラウドのスキル・経験を持った人材がいれば、企業にとっては高単価を支払う価値があるでしょう。

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フリーランスAWSエンジニアの3つの案件獲得方法

フリーランスAWSエンジニアの案件獲得方法3つが箇条書きされた図

フリーランスAWSエンジニアは、さまざまな方法で案件獲得が可能です。

その中から、3つの方法をピックアップしてポイントを解説します。

  • フリーランスエージェントを活用する
  • SNSを活用する
  • 人脈を活用する

フリーランスエージェントを活用する

1つ目の方法はフリーランスエージェントの活用です。

フリーランスエージェントは、フリーランスとクライアント企業の仲介役として、スキルや経験に合った案件を紹介してくれます。

フリーランスエージェントは多くの非公開案件を抱えているため、自分では探せない案件にアクセス可能です。また、条件交渉の代行や契約後のフォローなどのサポートも受けられます。

案件探し・契約交渉・トラブル対応はプロに任せて、自分は開発の仕事に専念したい、というフリーランスエンジニアにぴったりのサービスです。

AWS関連のフリーランス案件をお探しなら、「エイジレスフリーランス」をご活用ください。

エイジレスフリーランスは年齢不問のプライム案件のみを取り扱い、非公開の高単価案件も豊富です。

もちろんAWS案件も多数扱っているので、まずはお気軽にご相談ください!

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求人サイトやクラウドソーシングで案件に応募する

エージェントの案件を紹介してもらうのではなく、自分で求人サイトやクラウドソーシングサイトで案件を探して応募する方法もあります。

クラウド需要が高まる中、こうしたサイトにはAWSエンジニアを募集する案件が豊富です。地域・年収・業種などの条件に加えて、エンジニアに特化したサイトではAWSの特定のサービスで検索できるサイトもあり、希望にあった案件を探せます。

自分の手で能動的に仕事を選べるメリットがある反面、案件探しや契約交渉に時間と労力を費やす必要がある点がデメリットでしょう。

求人サイトやクラウドソーシングでの案件獲得は、働きたい環境や条件が明確で、自己PRや交渉に自信がある人に向いている方法です。

SNSの活用

近年は、SNSを利用したフリーランスエンジニアの案件獲得も活発です。

SNSでは、おもに3つの案件獲得方法があります。

1つ目は、ほかのエンジニアとの交流です。SNSでの交流をとおして仲間を作って情報交換し、案件獲得につなげることもできます。

2つ目は、クライアントがSNSで公開している案件に応募する方法です。近年はSNSでエンジニアを募集するケースも増えています。

3つ目は、みずからSNSでスキルや実績などのポートフォリオや、有用な情報を発信する方法です。クライアントの目に留まれば、直接案件の依頼が舞い込む可能性もあります。

このように案件獲得にも効果的なSNSですが、クライアントと直接やり取りする必要があるため、詐欺案件や契約のトラブルには十分注意しましょう。

ご参考までに、積極的に情報発信されている、フリーランスAWSエンジニアの方のツイートを紹介します。

以上、フリーランスAWSエンジニアの案件獲得方法を解説しました。

最後に、フリーランスAWSエンジニアの案件獲得に役立つ資格を紹介します。

フリーランスAWSエンジニアが取得しておくと役立つ資格3選

フリーランスAWSエンジニアが習得しておくと役立つ資格3つが箇条書きされた図

フリーランスのAWSエンジニアとして活動する上で、資格取得は必須ではありません。圧倒的な実績があれば、資格がなくても高単価案件を獲得できるでしょう。

しかし、多くのエンジニアにとって、資格は自身の知識やスキルを証明するツールとして役立ちます。高度な資格があれば、案件獲得競争でライバルに差をつけることが可能です。

ここでは、AWSエンジニアとしての評価アップに役立つ3つの資格を紹介します。

  • AWS認定資格
  • 応用情報技術者試験(AP)
  • 情報処理安全確保支援士試験(SC)

AWS認定資格

「AWS認定資格」は、AWSが認定するベンダー資格です。

AWSの各種サービスの実装や運用に関する専門知識・スキルが問われます。AWSエンジニアとして活動するなら、ぜひ取得しておきたい資格です。

AWS認定資格は、3つのレベルと専門分野に分かれており、全部で12種類の資格があります。各自のスキルレベルや得意分野、獲得したい案件の領域に適した資格を取得しましょう。

高度なAWS認定資格を保有していれば、各分野の高単価案件の獲得競争で有利になるでしょう。

AWS認定資格の種類と試験概要は、下記のとおりです。

レベル 資格 難易度 時間・出題形式 受験料
基礎 Cloud Practitioner 初級 90分(選択式) 100USD
アソシエイト Developer – Associat 中級 130分(選択式) 150USD
Solutions Architect – Associate
SysOps Administrator – Associate
プロフェッショナル DevOps Engineer – Professional 上級 180分(選択式) 300USD
Solutions Architect – Professional
専門知識 Advanced Networking – Specialty 上級 170分(選択式) 300USD
Data Analytics – Specialty 180分(選択式)
Database – Specialty
Machine Learning – Specialty
Security – Specialty 170分(選択式)
SAP on AWS – Specialty

参考:「AWS認定|AWS

いずれの資格も、前提資格や維持要件はありません。

応用情報技術者試験(AP)

「応用情報技術者試験(AP)」は、独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が主催する国家資格です。

「ワンランク上のITエンジニア」を目指す人の資格として位置付けられ、アプリケーション開発からITインフラまで幅広い分野が網羅されています。

本資格を取得していれば、ITエンジニアに求められる基礎知識と応用力を備えた人材と評価されるでしょう。クラウド分野に特化した資格ではありませんが、国家資格だけに知名度と評価が高く、エンジニアなら取得しておいて損はない資格です。

応用情報技術者試験(AP)の試験概要は、下記のとおりです。

実施時期 春期(4月)・秋期(10月)の年2回
試験時間 午前:150分、午後:150分
出題形式 午前:4択式、午後:記述式
難易度 中級(ITSSレベル3)
前提資格 なし
受験料 7,500円(税込)
目安勉強時間
(初学者)
半年〜9ヶ月程度
維持要件 なし

参考:「応用情報技術者試験(AP)|情報処理推進機構(IPA)

情報処理安全確保支援士試験(SC)

「情報処理安全確保支援士試験(SC)」は、独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が主催する国家資格です。

セキュリティ分野の高度資格として位置付けられており、弁護士や税理士などのような、資格取得者しか名乗れない「士業」でもあります。

AWSエンジニアにとってセキュリティの知識は欠かせません。本資格を取得すれば、サイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能を証明でき、案件獲得でライバルに差をつけられるでしょう。

情報処理安全確保支援士試験(SC)の試験概要は、下記のとおりです。

実施時期 春期(4月)・秋期(10月)の年2回
試験時間 午前Ⅰ:50分、午前Ⅱ:40分
午後Ⅰ:90分、午後Ⅱ:120分
出題形式 午前Ⅰ:4択式、午前Ⅱ:4択式
午後Ⅰ:記述式、午後Ⅱ:記述式
難易度 上級(ITSSレベル4)
前提資格 なし
受験料 7,500円(非課税)
目安勉強時間
(初学者)
9ヶ月〜1年程度
維持要件 以下をすべて修了
・年1回のオンライン講習
・3年に1回の実践講習または特定講習

参考:「情報処理安全確保支援士試験(SC)|情報処理推進機構(IPA)

フリーランスAWSエンジニアの高単価案件はエイジレスにお任せください

エイジレスのロゴ

AWS関連のフリーランス案件をお探しなら、弊社サービス「エイジレスフリーランス」をご活用ください。

エイジレスフリーランスは、プライム案件のみを取り扱い、高単価案件も多数揃っています。40代以上のベテランIT人材が、エイジレスフリーランスを使って独立し、年収を大幅にアップさせた事例も豊富です。

上で述べたような高単価案件をはじめ、多数のAWSエンジニア向け案件を取り扱っているので、お気軽にご相談ください。

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まとめ|フリーランスAWSエンジニアにはスキルと経験の積み重ねが重要

本記事を通して、以下のことがわかりました。

  • フリーランスAWSエンジニアのおもな仕事はAWSを使ったクラウドインフラの設計・構築・運用
  • 平均単価は年収換算で926万円と、1,000万円も夢ではない
  • さまざまな業界を経験でき、クラウド技術の最先端を追求できる点がメリット
  • フリーランスAWSエンジニアが高単価案件を獲得するには要件定義やリーダーの経験、マルチクラウドの知識・スキルが重要

近年、クラウド化の広がりにともない、AWSエンジニアの需要は高まっています。フリーランス市場でも多くのAWS案件が募集されており、高いスキルと実績があれば1,000万円を超える高年収も夢ではありません。

独立してフリーランスのAWSエンジニアとして成功を目指すなら、スキルと実務経験を積み重ねてみずからの市場価値を高めていくことが重要です。

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執筆者
しーそー
大手証券系システム会社での20年間のシステムエンジニア(SE)歴を経て、2022年4月よりライターの道へ。前職では主に設計・要件定義などの上流工程やプロジェクトマネジメントを経験。職歴を活かしたIT・金融関係の記事や、趣味と実益を兼ねた資産運用・仮想通貨などが得意ジャンル。2児の父として子育てにも奮闘中