経理が転職しやすい理由4つ|転職を成功させるためのポイントを解説

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経理は就職しやすいといわれています。経理としてより良い条件を求めての転職、あるいは他業種への転職を検討する人は少なくないでしょう。 本記事では、経理が転職しやすいといわれる理由・転職できないケース・転職を成功させるためのポイントを解説します。

  • 【この記事を読んでわかること】
  • 採用の評価基準が明確など経理が転職しやすいといわれる理由4つ
  • 40代以降で無資格・経験が浅いなど経理が転職できないケースもある
  • 経理の転職を成功させるポイントは繁忙期を見極めて転職するなどがある

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数字から見た経理の転職事情

経理の転職事情・毎年およそ20万人の求人数がある・およそ150万人の就業者数

経理は、なぜ転職しやすいといわれているのでしょうか。まず、以下の求人数と就業者数から転職事情を把握しましょう。

  • 毎年およそ20万人の求人数がある
  • およそ150万人の就業者数

毎年およそ20万人の求人数がある

新型コロナウイルスの影響を受けた2020年を除き、経理は毎年一定の求人数があります。

【会計事務員の有効求人倍率の推移】
2015年 213,386人
2016年 224,844人
2017年 234,768人
2018年 243,769人
2019年 237,139人
2020年 186,434人
2021年 201,575人

参考:一般職業紹介状況(職業安定業務統計)|厚生労働省

厚生労働省の一般職業紹介状況によると、2021年におけるすべての職業の月間有効求人数が2,448万7,708人であるのに対して、会計事務員は20万1,575人となりました。

会計事務員を含む7つの事務職の中では、一般事務員、営業・販売関連事務員に次ぐ3番目に多い有効求人数です。

およそ150万人の就業者数

経理事務の就業者は、およそ152万人存在します。介護事務・一般事務・営業事務がそれぞれ374万人・264万人・87万人ほどであるため、事務職の中でも比較的多くの人が経理として働いていることがわかります。

【事務職の就業者数】
経理事務 1,523,600人
介護事務 3,737,860人
一般事務 2,639,330人
営業事務 872,440人
受付事務 369,800人

参考:経理事務-職業詳細|厚生労働省
参考:介護事務-職業詳細|厚生労働省
参考:一般事務-職業詳細|厚生労働省
参考:営業事務-職業詳細|厚生労働省
参考:受付事務-職業詳細|厚生労働省

これらの情報をもとに、次の項目では経理が転職しやすいといわれる理由を紹介します。

経理が転職しやすいといわれる理由4つ

経理が転職しやすいといわれる理由4つが箇条書きされた図

経理が離職しやすいといわれる理由は4つあります。

  1. 業界・職種を問わず企業に経理は欠かせない
  2. 経理の業務内容はあらゆる業界で共通する部分がある
  3. ポータブルスキルが身に付く
  4. 採用の評価基準が明確

それぞれ解説します。

理由1:業界・職種を問わず企業に経理は欠かせない

経理が転職しやすいといわれる理由の1つは、業界や職種を問わず、どの企業でも経理が欠かせないことにあります。医療・製造・建設・サービス・営業などあらゆる業界で仕入れや売上といった企業内の資金管理が必要です。

たとえば幅広い商品を取り扱う総合商社においては、広報・人事・総務・財務などさまざまな部署の1つとして経理部が構成されています。企業規模と比例して経理業務は複雑化し、なおかつ業務量が増えるため、その分の経理事務員が必要です。

小規模の企業または個人事業主の場合は、経営者自身が経理を担うこともあります。しかし、中小企業と大企業を合わせて421万もの企業が存在するため、経理の採用ニーズは安定しているといえます。

参考:最近の中小企業の景況について|経済産業省

理由2:経理の業務内容はあらゆる業界で共通する部分がある

2つ目は、あらゆる業界で経理の業務内容に共有する部分があることです。

経理が基本業務として行う入出金の記録・仕分入力・現預金管理・経費処理などは、どの業界・職種でも共通しています。経理としてほかの業界に転職した場合でも、職務経験で培ったスキルや知識を活かして働けるでしょう。

ただし製造業で経理をする場合は、基本的な知識に加えて、原価計算の知識が必要です。

工場経理における原価計算では、製品の製造過程でかかった費用を記録します。材料費のほか人件費や設備費など、製造過程でかかるさまざまな経費を記録することによって正しい費用や利益を算出しなければなりません。

同じように、建設や医療などの各業界においても経理の業務内容の違いは多少ありますが、経理に関する体系的な知識は役立ちます。通常、他業界への転職は難しいとされますが、経理であれば業界を越えて転職できる可能性が高いでしょう。

理由3:ポータブルスキルが身に付く

経理が転職しやすいといわれる3つ目の理由は、経理業務を通してポータブルスキルが養われることにあります。

ポータブルスキルとは、持ち運びできるスキルです。おもに現状把握・課題の設定など仕事のやり方に関するスキルと、経営層・関連部署・顧客に対するコミュニケーションスキルなどがポータブルスキルに該当します。

経理は、業務を通して論理的に課題を解決するスキルやコミュニケーションが身に付きます。顧客契約や取引内容の詳細などを確認するために営業部と連携を取ったり、単価や数量が合わない場合にはプロセスに沿って解決したりするためです。

加えて、企業の財務記録や決算報告書の作成業務を通して、経営分析や資金計画などマネジメント力も養われます。こうしたポータブルスキルが身に付くと転職しやすくなるでしょう。

理由4:採用の評価基準が明確

経理における採用の評価基準が明確で転職前に判断しやすいことが、転職しやすいといわれる4つ目の理由です。日商簿記の2級以上の資格や豊富な実務経験があると、採用時に評価されることが多いです。

未経験OK・経理経験は必要なうえ職種に関しては未経験OK・日商簿記3級資格保有者歓迎・実務経験3年以上など、経理の募集要項にはさまざまな条件が定められています。未経験OKの求人も多く見られますが、より良い給与や待遇を求めるなら簿記資格を取得したり、実務経験を積んだりしてから転職するといいでしょう。

転職しやすいといわれている経理の仕事ですが、次の項目では、経理が転職できないケースを紹介します。

経理が転職しづらいケース|スキル不足や無資格など

経理が転職しづらいケース・スキルが見合わない企業への応募・40代以降で無資格・経験浅

転職しやすいといわれる経理でも、次のようなケースでは、転職しづらいこともあります。

スキルが見合わない企業への応募

スキルが見合わない企業へ応募した場合、転職に成功しづらいでしょう。企業は自社の採用ニーズに合う条件を設けて即戦力となる人材を探しています。

また、1つの企業の採用枠が多いとは限りません。企業によっては、経理業務を売上に直接影響しないという理由で外注することもあります。業務の一部または大部分を外注し、最小限の正社員で業務を運営することによって雇用にかかるコストカットを図るためです。正社員の欠員が出たタイミングで募集をかけるため、応募枠が限られる場合も少なくありません。

企業に経理は不可欠であるものの、募集が少数枠の場合はよりスキルの高い人材が採用されやすいといえます。募集要項を確認したうえ、スキルの見合う企業に応募するといいでしょう。

40代以降で無資格・経験浅

40代以降で資格を保有しておらず、なおかつ経理業務の実務経験が浅い場合、転職しづらい場合もあるでしょう。経理は、さまざまな業務に対応する柔軟性が必要です。無資格・経験浅であればより若い年代を採用する可能性が高いと考えられます。

また、実務経験は3年以上が評価対象とされるのが一般的です。就職し始めは伝票作成・仕訳入力などが中心となり、経理の仕事を深く理解できない場合もあるためです。経理業務では会計ソフトを使用して金額の記録・計算・帳簿記入・報告書作成を行うほか、記録した帳簿のチェック・月単位の各勘定科目集計など業務内容は多岐にわたります。

無資格・経験浅から経理への転職を検討する場合は、未経験OKの求人を探して応募しましょう。

▼40代女性が未経験から目指せる業界成功のポイントはこちら

次の項目では、経理の転職を成功させるポイントを解説します。

経理の転職を成功させる4つのポイント

経理の転職を成功させるポイント4つが箇条書きされた図

経理の転職を成功させるポイントは、次の4つです。

  • 簿記の資格を取得する
  • 専門の知識を身につける
  • 経理の繁忙期を見極めて転職する
  • 転職エージェントを活用する

それぞれ解説します。

簿記の資格を取得する

簿記の資格を取得すると、採用で評価されやすくなることに加えて、取得に向けた学習過程で体系的な知識が身に付きます。簿記に関連する資格には商工会議所が開催する日商簿記検定のほか、公益社団法人全国経理教育協会の「簿記能力検定」を受験するといいでしょう。

未経験OKとする経理の求人は少なくありませんが、中には応募条件で簿記資格保有者を定め、スクリーニングする企業もあります。加えて、経理から別の職種に転職する際にも資格は客観的なスキルの証明として役立ちます。取得しておくと転職の選択肢が広がるでしょう。

専門の知識を身につける

経理業務の中でも専門の業界に特化した知識を身につけると、同じ業界に転職しやすくなるでしょう。たとえば、製造過程での原価計算が必要となる工場経理の経験が豊富であれば、同じ業界の経理として採用時に高く評価してもらえます。

また、大企業の経理の場合は業務範囲が広いため分業してそれぞれ専門的に業務を遂行している場合がある一方、中小企業では経理のほか、予算管理や給与計算といった財務・労務をまとめて担当することもあります。

どちらも専門的な知識が必要になるため、経験者が優遇される可能性が高いといえます。基礎知識に加えて得意分野をもっておくと、採用時のアピールになるでしょう。

経理の繁忙期を見極めて転職する

経理の繁忙期を見極めて転職しましょう。経理には決算業務があり、その期間前に集中して人材を募集する場合があります。一般的には3~6月または12月~1月を決算期に定める企業が多いです。

その期間前に経験豊富な人材を優先して募集する、または決算期あとの閑散期に未経験者を募集する企業もあります。求人数に比例して選択肢も増えるため、自身のスキルや経験を見極めたうえ、希望する条件に合う求人をチェックしておくといいでしょう。

リモートワークやフレックスタイムなど、ワークライフバランスを整えやすい勤務体制を構築している企業を選択するのも1つの手段です。

転職エージェントを活用する

転職エージェントを活用すると、転職の成功しやすくなります。転職エージェントでは、転職希望者と採用を検討する企業のマッチングをさまざまなサービスで支援しています。

転職エージェントの活用によって、専門のキャリアアドバイザーから求人の動向や転職に関するノウハウなどのサポートを受け、転職活動を効率的に行えるでしょう。同業への転職または、他業界へチャレンジする際の課題・悩みがある場合は、ぜひ活用を検討してみてください。

転職にはエイジレスエージェントがおすすめ

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エイジレスエージェント」では、年齢不問の案件のみ取り扱っており、働くミドル〜シニア層と経験豊富な人材を求める企業をマッチングするサービスを展開しています。キャリアの棚卸しや自己分析はもちろん、キャリアコーチングによってセカンドキャリア形成のサポートも可能です。

キャリアプランを相談することで、新たな選択肢や可能性が広がります。気になる方はお気軽にお問い合わせしてみてください。

▼40代未経験から再就職先を探す場合は合わせてこちらをご覧ください。

おすすめの転職エージェント

転職エージェントは大手1社と、特化型1~2社の活用がおすすめです!

  • 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
  • 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう

さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。

大手転職エージェント
リクルートエージェント
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特化型エージェント
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社内SEはホワイトな求人も多いためおすすめです。
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まとめ

  • 採用の評価基準が明確など経理が転職しやすいといわれる理由4つ
  • 40代以降で無資格・経験浅など経理が転職できないケースもある
  • 経理の転職を成功させるポイントは繁忙期を見極めて転職するなどがある

経理は、求人数やさまざま業界に共通する汎用的なスキルが身につくこと、採用の評価基準が明確であることから転職しやすいといわれます。ただし、条件によっては困難な場合もあります。応募条件を詳しくチェックし、自身のスキルや経験に見合う求人に応募することによって、転職の成功につながるでしょう。

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執筆者
エイジレスメディア編集部
エイジレス社会の専門誌として、すべての人が何歳でも豊かな暮らしを紡げるよう有益な情報を発信していきます。主に、エイジレスなビジョンを体現している人物や組織へのインタビュー記事を執筆しています。