【SIer経験者が解説】SIerカオスマップと主要プレイヤー9社!
※当サイトは人材関連サービスを展開する株式会社エイジレスが運営しています。本ページは自社および提携先のPRを含む場合があります。
しーそー
最近いろいろな業界で”カオスマップ”が多く作成・公開されています。
各業界のプレイヤーを一覧化した図が一見無秩序なために、混沌を意味する”カオス”を冠して広まったようです。
さまざまな業界の状態を表すカオスマップですが、SIer業界はどうなっているのでしょうか。
本記事では、SIer業界のカオスマップを紐解き、各企業の特徴や強みを明らかにしていきます。
おすすめの転職エージェント
転職エージェントは大手1社と、特化型1~2社の活用がおすすめです!
- 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
- 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう
さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。
大手転職エージェント
≫リクルートエージェント
支援実績No1の総合型。年代や職種を問わずまず登録しておくべきエージェントです。
【公式】https://www.r-agent.com/
特化型エージェント
≫社内SE転職ナビ
社内SE特化。業界最大級の社内SE求人数を保有しています。
社内SEはホワイトな求人も多いためおすすめです。
【公式】https://se-navi.jp/
≫ウズカレIT
IT未経験からの転職に特化。就職/転職支援のみならずIT学習のサポートを無料で受けられます。
【公式】https://uzuz-college.jp/
≫エイジレスエージェント
年齢不問求人/ハイクラス転職に特化。SIer・コンサル・大手SESなどの求人を多数保有しています。
約80%が平均年収150万円アップの実績あり。
【公式】https://agent.ageless.co.jp
- 【この記事を読んでわかること】
- SIerは業務やシンクタンクなど、企業が属する領域で分類が可能
- 領域や成り立ちによって各社個別の特徴や強みがあり、それを活かして業容拡大に挑戦している
- SIerに勤めたい人は”楽しく働けそうか”、発注者は”実績と口コミサイト”を確認すべし
SIerとは
しーそー
まずはSIerとはなにか確認しましょう。
SIerとは”クライアントのシステム開発をさまざまな方面から支援するサービスを提供する企業”のことです。
システム開発を支援するため、IT戦略の策定から運用保守まですべての工程を担当するのが特徴になっています。
昨今のデジタルトランスフォーメーション(DX)の隆盛を背景に、各社売上を伸ばしており、市場規模も順調に拡大傾向です。
SIerは、会社の成り立ちや扱うプロダクトによってそれぞれ強みや弱みがあり、その詳細はカオスマップ紹介以降で詳しく解説します。
では早速ですが、カオスマップを確認していきましょう。
SIer経験が長い筆者厳選の「SIerカオスマップ完全版」を紹介
しーそー
本記事では、以下のカオスマップから外円の”業務”、”シンクタンク”、”戦略”をベースに紹介していきます。
上記はコンサルティングファームのカオスマップですが、近年はITコンサルティングと戦略コンサルティングの垣根がかなりあいまいになってきています。
企業経営とITが不可分になってきているのがその理由です。
上記のカオスマップをもとに、SIerの業界模様を明らかにしていきましょう。
SIer業界の3つの分類|それぞれの特徴を解説
しーそー
カオスマップをベースに、以下3つの観点から業界の様子を探っていきます。
- 業務系
- シンクタンク系
- 戦略系
業務系
まずは業務系です。
業務系とIT系に分類されていますが、IT系をメインに紹介します。
業務系は、SIerの中でもその会社特有の強みとなる領域を保有している企業です。
その他の分類でいえば、ユーザー系や独立系のSIerが肩を並べています。
SIerの分類を含めた詳細は以下の記事を参照ください。
【やめたいほどつらい?】SIerの業界構造と転職メリットの真相を解説
SIerと検索すると「やめたい」「やめとけ」などのネガティブなサジェストが散見されます。 一昔前は”デスマーチ”という単語が流行
たとえば、電通国際情報サービスはその名のとおり親会社が電通のSIerです。
そのためただのSIサービスだけでなく、マーケティングやPRなどマスに訴えかけるためのSIサービスも一貫して提供可能、という強みを保有しています。
ほかにもSimplex社は、独立系かつ売上も2023年3月期で350億円弱とそこまで大規模ではないですが、金融工学を修了したハイレベルなクオンツ部隊を揃えていることで有名です。
総合力ではなく、とがった特徴を持つSIerが多い領域、それが業務系の特徴となっています。
シンクタンク系
続いてはシンクタンク系です。
〇〇総研と名のつく企業が軒を連ねており、学者や研究者のようなイメージがもたれている企業が多くなっています。
シンクタンク系は、メーカー系やユーザー系などの親企業を持つSIerが多いのが特徴です。
企業内で高度かつ専門的な研究・分析・予測を行っていた、企業の頭脳とも呼べる会社が独立・分社化しているため、経済紙や業界紙などにコメントを寄せている社員も多くみられます。
シンクタンク系の強みは、親会社を含めた長い歴史を土台とした知識と、それに基づいた高度な分析力です。
NTTを親会社にもつNTTデータは、その通信事業の知見を武器に売上を拡大しており、2022年度には約3.5兆円という驚異的な数字をたたき出しています。
SIer業界の中でも特に福利厚生が手厚く、さらに高給な側面もあり、優良な企業たちがいると認識するとよいでしょう。
戦略系
最後は戦略系です。
戦略コンサルティングファームは、厳密にはSIerとは異なりますが、近年その業務領域は重なりつつあります。
企業経営上ITの重要性が著しく向上しており、戦略的な要素として、ITが不可欠になっているのが理由です。
そのため、純粋な戦略系ファームとして有名なマッキンゼーやBCGもデジタル専門の部隊を設けたり、企業を興したりするなどSI分野に注力しています。
戦略系の特徴は、なんといっても各コンサルタントの高い能力から繰り出されるスピード感のあるIT戦略でしょう。
BCGでは、デジタル戦略ロードマップの提案を8~12週間という短期間で練り上げます。
VUCAな時代と称される現代を戦い抜くためにもスピードは重要で、その観点で戦略系の存在感は明らかです。
以上、各領域のSIerの特徴を紹介しました。
続けてSIer業界のランキングを確認していきましょう。
SIer業界の気になるランキングを紹介
しーそー
SIer業界ではどんな企業がどんな数字を誇っているのか、その内実を弊社独自の調査を含めてランキング形式で紹介します。
- 売上高TOP10 | 第1位はアクセンチュア
- 平均年収TOP10 | 第1位はBCG
- 残業時間TOP10 | 第1位はBCG
売上高TOP10 | 第1位はアクセンチュア
まずは、売上高TOP10をみていきましょう。
見事第1位に輝いたのはアクセンチュアでした。
順位 | 企業名 | 売上高(単位:百億円) |
---|---|---|
1位 | アクセンチュア | 893.2 |
2位 | NTTデータ | 349 |
3位 | ボストンコンサルティンググループ(BCG) | 159.5 |
4位 | 野村総合研究所(NRI) | 69.2 |
5位 | 日本IBM | 64.9 |
6位 | TIS | 50.8 |
7位 | SCSK | 35.8 |
8位 | デロイトトーマツグループ(含むコンサルティング) | 31.2 |
9位 | PwC Japan(含むPwCコンサルティング) | 22.8 |
10位 | EY Japan(含むEYSC) | 17.3 |
アクセンチュアは驚異的な売上を誇っており、2位のNTTデータにダブルスコア以上の差をつけての1位です。
アイルランドに本社を置くグローバルなITコンサルティング企業ですが、近年ではSI事業が非常に順調で、収益の60%以上をITテクノロジー領域が占めています。
全世界的なスケールの中に身を置きたい人は、まずアクセンチュアを検討するのがよいでしょう。
平均年収TOP10 | 第1位はBCG
続いては年収ランキングです。
トップになったのは、戦略コンサルティングファームとして著名なBCGで、今回の中で唯一1,500万円を超えています。
順位 | 企業名 | 年収(単位:円) |
---|---|---|
1位 | ボストンコンサルティンググループ(BCG) | 15,650,000 |
2位 | 野村総合研究所(NRI) | 12,420,000 |
3位 | PwC Japan(含むPwCコンサルティング) | 9,570,000 |
4位 | デロイトトーマツグループ(含むコンサルティング) | 9,330,000 |
5位 | 日本IBM | 9,150,000 |
6位 | EY Japan(含むEYSC) | 9,020,000 |
7位 | アクセンチュア | 8,690,000 |
8位 | NTTデータ | 8,670,000 |
9位 | TIS | 6,070,000 |
10位 | SCSK | 5,880,000 |
戦略コンサルティングファームは高年収になりやすいため、納得の結果です。
BCGのIT戦略専門部隊であるDigital BCGも、おおむね同程度の年収帯となっており、日本人の平均年収が460万円ほどとなっている現状ではかなりの高年収となっています。
しかし、この高年収にはやはり相応のコミットメントが必要のようです。
次のランキングをみていきましょう。
残業時間TOP10 | 第1位はBCG
残業時間の第1位になったのはBCGでした。
平均年収でも1位の同社でしたが、その給与はハードワークによって成り立っている、とも見える結果となっています。
順位 | 企業名 | 残業時間(単位:時間) |
---|---|---|
1位 | ボストンコンサルティンググループ(BCG) | 64.7 |
2位 | デロイトトーマツグループ(含むコンサルティング) | 61.2 |
3位 | PwC Japan(含むPwCコンサルティング) | 47.7 |
4位 | 野村総合研究所 | 45.6 |
5位 | EY Japan(含むEYSC) | 44.5 |
6位 | 日本IBM | 37 |
7位 | アクセンチュア | 34.1 |
8位 | NTTデータ | 31.5 |
9位 | SCSK | 27.3 |
10位 | TIS | 23.8 |
残業時間で60時間を超えたのは、BCGとデロイトトーマツのみであり、この2社に勤める場合は相応の覚悟が必要と考えるべきでしょう。
4位以下は、おおよそ36協定のボーダーである45時間前後であり、忙しいもののある程度のワークライフバランスは保てると思われます。
年収と残業時間のランキングを比較すると分かるのが正の相関です。
しっかり働く企業ほど高い年収を提示していることがわかり、当然ですが安心できる事実もわかりました。
以上、ランキングから見るSIer各社の状況を深堀りしてみてきました。
続いて各領域で代表的なSIerを紹介します。
代表的なSIer企業を分類ごとに紹介|全9社
しーそー
カオスマップの各領域のメインプレーヤーを全9社紹介します。
以下3領域、各3社の構成です。
- 業務系
- 電通国際情報サービス
- ベイカレントコンサルティング
- タタ・コンサルタンシー・サービシーズ
- シンクタンク系
- NTTデータ
- 野村総合研究所
- 三菱総合研究所
- 戦略系
- ボストンコンサルティンググループ / Digital BCG
- マッキンゼー&カンパニー / McKinsey Digital
- アビームコンサルティング
個別具体で確認していきましょう。
業務系
業務系からは以下を紹介します。
- 電通国際情報サービス
- ベイカレントコンサルティング
- タタ・コンサルタンシー・サービシズ
電通国際情報サービス(ISID)
まずはISIDです。
冒頭でも述べたとおり、ISIDは電通を親会社に持つユーザー系のSIerで、ITコンサルティングやSI事業を業界問わず展開しています。
ISIDの強みは親会社とのシナジーです。
公式HPにも掲載されているように、広告とITの両輪を顧客チャネルとし、強力な対顧接点を保持しています。
広告案件を展開するためにIT戦略案件を獲得したり、SI事業展開先のマーケティングを電通と組んで企画できる点はほかにはない強みでしょう。
近年は、アクセンチュアもPRやマーケティング領域のM&Aを進めるなど、広告とITのシナジーは業界全体の注目するところとなっています。
今後は、同領域での切磋琢磨が展開されていくことは間違いありません。
ベイカレントコンサルティング
続いては、ベイカレントコンサルティングです。
いずれのランキングにも入ってきてはいないですが、ここ最近の急成長株として紹介します。
東証プライムに上場している同社ですが、ここ数年連続して20~30%の増収を達成している注目企業です。
前身がIT系企業という出自を強みとしてSI事業で売上を拡大しており、それに伴って人員も年間数百人の単位で増え続けています。
ほかのITコンサルティング企業と異なり、コンサルタントを業界やセクターなどのインダストリーカットを行わず、ワンプール制を敷いているのが特徴的です。
平均年収も1,100万円ほどと高額になっており、高年収を望む人は今後の動向を注視しておくべきでしょう。
タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)
業務系の最後は、タタ・コンサルタンシー・サービシズです。
あまり耳なじみのない社名かもしれませんが、IT業界では知らない人はいないほど、さまざまな会社に食い込んでいます。
親会社はインドのIT業界最大手の同名企業であり、タタ・グループという財閥系のグループ企業の一員です。
TCSの強みは、インドや海外と連携したグローバルなデリバリーです。
世界のどの地域でも高品質なサービスをしっかりと届けていく点は、これからのグローバル時代に欠かせない要素となってくるでしょう。
シンクタンク系
続いては、シンクタンク系から以下の3社を紹介します。
- NTTデータ
- 野村総合研究所
- 三菱総合研究所
NTTデータ
まずは業界の雄、NTTデータです。
NTTを親会社に持つユーザー系SIerで、今回取り上げた日系SIerとしては唯一の3兆円超えの売上を誇っています。
通信事業者を親会社に持ち、全国各地に基地局を張り巡らせているなど、日本全国をカバーできるインフラ面は非常に大きな強みです。
近年は海外にもSI事業を展開しており、持株会社を設立してのさらなる海外シナジーを生み出す動きも強まっています。
また、富士通などのメーカー系SIerと異なり特定のプロダクトを持たないため、提案時に自社のプロダクトに縛られることなく自由な製品選定が可能です。
日本や世界を戦場とするダイナミクス、自由な提案を行える柔軟性がNTTデータの売上伸長のキーファクターなのは間違いありません。
野村総合研究所
続いては、野村総合研究所(NRI)です。
野村証券をルーツに持つユーザー系SIerで、近年は7,000憶円に迫る売上を計上している上場企業です。
証券会社に端を発しているため、金融ITソリューションに大きな強みを持っています。
直近のIR資料を見ても、金融ITソリューションが売上の47%を占めるほどであり、内訳としてはやはり証券業の割合をトップとする構成です。
また野村総研は年収も魅力的です。
社員の平均年収は、1,242万円と外資系企業に匹敵する高給となっています。
社員の平均年齢も40歳を超えている点をみると、長年勤続している人やミドルエイジでの転職者を受け入れているであろう状況が推察可能です。
金融領域に特化した高給取りのエンジニアになりたい場合、野村総研は第1候補になりうるポテンシャルがあるでしょう。
三菱総合研究所
シンクタンク系最後は三菱総研です。
三菱グループに属するユーザー系SIerであり、コンサルティングやSI事業を展開しています。
売上は連結で1,166億円と上記2社と比較すると控え目ですが、官公庁に対して強みを持っているのが特徴です。
直近でも、官公庁向けの5G案件を獲得するなど確かな存在感を発揮しています。
SI事業も前年同期比で30億円以上も売上を拡大するなど堅調です。
大手グループのシンクタンクに所属し、官公庁と協働して日本を変えていきたい、そんな志向がある人に三菱総研はうってつけかもしれません。
戦略系
最後は戦略系の企業を紹介します。
- ボストンコンサルティンググループ / Digital BCG
- マッキンゼー&カンパニー / McKinsey Digital
- アビームコンサルティング
ボストンコンサルティンググループ / Digital BCG
1社目はボストンコンサルティンググループ、Digital BCGです。
Digital BCGはBCG内のデジタル専門部隊であり、DXを中心にさまざまな企業にサービスを展開しています。
直近では、生成AIに関するレポートを数多く発信するなど先進技術への取り組みに積極的です。
Digital BCGの強みは人材の質の高さに尽きます。
戦略コンサルティングを土台としたハイレベルな思考や提案、それをグローバルに実現できる遂行能力はSIer随一でしょう。
若年時から実力をつけていきたい人にとって、これ以上ない環境が期待できる、それがBCGで働く最大のメリットです。
マッキンゼー&カンパニー / McKinsey Digital
続いてはマッキンゼー&カンパニー、McKinsey Digitalです。
マッキンゼーも世界的な戦略コンサルティングファームであり、BCG同様に、デジタル専門部隊であるMcKinsey Digitalを設けています。
McKinsey DigitalはDXをメインにサービスを展開しており、専門職の採用にも積極的です。
通常の戦略コンサルタントとは別に、McKinsey Digitalとして専門のポジションを設けて採用を行っています。
メンバーの多様性も打ち出しており、国籍や性別、セクシャリティを問わずに1つのチームとして顧客への貢献にコミットしています。
多様性を感じながら働きたい人にとってマッキンゼーはうってつけの環境でしょう。
アビームコンサルティング
最後はアビームコンサルティングです。
アビームは日系のコンサルティングファームで、SI事業を主軸としてサービスを提供しています。
特にSAP関連のプロジェクトでプレゼンスを発揮しており、SAPアジアのトップと関係性を構築するなどリレーションの強化に熱心です。
SAPコンサルティングの専門のページを設けるなど、ソリューションとして確立されており、グローバルにSAPサービスを展開しているのは大きな特徴となっています。
SAPなど、特定の技術分野に特化していきたいエンジニアにとって、アビームは魅力的な環境です。
以上、各領域から代表的な企業をピックアップして全9社紹介しました。
いずれの企業も、日本や世界を舞台に活躍しているスタープレイヤーであり、SIerとしての実力は疑いようがないでしょう。
しかし、SIerは数が多いのも事実です。
次の章では、SIerを選ぶ時のポイントを確認していきましょう。
SIerを選ぶときのポイントを就活生・転職者と発注者の目線で解説
しーそー
SIerを選ぶときには、そのときの自身の立場に合わせた観点の意識が重要です。
SIerを知るためのポイントを、以下2つの立場からみていきましょう。
- 就活生・転職者:”そこで仕事をして楽しさを感じられそうか”
- 発注者:事例紹介と口コミサイト
就活生・転職者:”そこで仕事をして楽しさを感じられそうか”
就活生や転職者など、これからSIerに勤める人は、”その企業で仕事を楽しめそうか”の観点を大事にしてください。
SIerが得意とする業界や技術が自分の志向とマッチしているか、語学や技術など興味を持った分野の勉強をサポートしてくれそうか、社風や文化は自分に適していそうかなどが検討要素となります。
自分に合っているかどうかが楽しさを測定する指針です。
この企業で働いたら楽しそうかもしれない、そんな風に感じられた企業をピックアップしていくのがよいでしょう。
発注者:事例紹介と口コミサイト
発注者としてパートナーにするSIerを選定する場合、公式HPの事例紹介と口コミサイトの社員口コミをあわせての確認がおすすめです。
”発注したいプロジェクトの実績を保有しているか”の確認が必須なのは言うまでもないでしょう。
それに加えて、社員の文化や士気を確認するために口コミサイトを利用します。
社員の口コミ評価が高い場合、その企業は社員を大事にしている可能性が高いです。
社員を大事にしている企業は社員の士気が高いことも多く、ひいては発注者に提供されるサービスの質に影響してきます。
気持ちよく仕事をするためにも、現場の声を確認できる口コミサイトのチェックは欠かさないようにしましょう。
以上、SIerを選ぶ際のポイントを2つの視点から解説しました。
おすすめの転職エージェント
転職エージェントは大手1社と、特化型1~2社の活用がおすすめです!
- 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
- 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう
さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。
大手転職エージェント
≫リクルートエージェント
支援実績No1の総合型。年代や職種を問わずまず登録しておくべきエージェントです。
【公式】https://www.r-agent.com/
特化型エージェント
≫社内SE転職ナビ
社内SE特化。業界最大級の社内SE求人数を保有しています。
社内SEはホワイトな求人も多いためおすすめです。
【公式】https://se-navi.jp/
≫ウズカレIT
IT未経験からの転職に特化。就職/転職支援のみならずIT学習のサポートを無料で受けられます。
【公式】https://uzuz-college.jp/
≫エイジレスエージェント
年齢不問求人/ハイクラス転職に特化。SIer・コンサル・大手SESなどの求人を多数保有しています。
約80%が平均年収150万円アップの実績あり。
【公式】https://agent.ageless.co.jp
SIerへの転職ならIT業界に強いエイジレスにご相談を!
しーそー
SIerへ転職したい人は、ぜひエイジレスをご活用ください。
エイジレスでは、”エイジレスエージェント”と”エイジレスフリーランス”の2つのサービスを提供しています。
それぞれ多数の案件を取り揃えており、あなたの志向にあったものが見つかるはずです。
エイジレスでは、年齢を問わずチャレンジできる環境を整備するため、大手企業と確かな関係を築きながら多種多様なエンジニアをサポートする体制を整えています。
低単価の案件は取り扱わないポリシーのため、高収入・高単価案件の獲得が可能です。
今後どういったキャリアを考えているにせよ、多くの案件を見ておくことは確実にプラスにはたらきます。
自身のキャリアをしっかりと検討したい人、年収アップを狙いたい人は、ぜひエイジレスサービスの活用をご検討ください。
まとめ|SIerは群雄割拠の時代に突入、成長したいエンジニアにはおすすめの業界
しーそー
この記事をとおして、以下のことがわかりました。
- SIerは業務やシンクタンクなど、企業が属する領域で分類が可能
- 領域や成り立ちによって各社個別の特徴や強みがあり、それを活かして業容拡大に挑戦している
- SIerに勤めたい人は”楽しく働けそうか”、発注者は”実績と口コミサイト”を確認すべし
SIer業界は既存企業に加え、コンサルティング業界からのプレーヤー参入など、業界やサービスの垣根があいまいになりカオスな状態となりつつあります。
業界全体は拡大傾向なため、今後このカオスっぷりは加速していくでしょう。
変化の激しい業界で働くのはもちろん大変ですが、そのぶん若いうちから社会人やエンジニアとしての実力が伸びていくのは間違いありません。
エイジレスにお声がけいただければ、精一杯転職のサポートさせていただきます。
実力あるエンジニアになりたい人は、ぜひSIer業界に飛び込んでみてください。