トップ
生き方・キャリア
50歳男性の転職は難しい？成功するポイントや職種を解説！

50歳男性の転職は難しい？成功するポイントや職種を解説！

2023.02.23

※当サイトは人材関連サービスを展開する株式会社エイジレスが運営しています。本ページは自社および提携先のPRを含む場合があります。

昨今転職者数は増加傾向にあり、50代で転職するケースも珍しくありません。
しかし、50代以降で希望通りの転職が実現できるか不安に思う方も多いのではないでしょうか？
今回は50歳男性の転職について、現状や転職を成功させるポイントなどを解説します。50代での転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

【この記事を読んでわかること】
50歳男性の転職者数は年々増加傾向にある
50歳男性の転職は「幅広い会社から選ぶ」などポイントを押さえることが大切
「タクシードライバー」など50歳男性が未経験でも転職しやすい職種がある

50歳男性の転職事情

総務省の「労働力調査（2022年平均）」によれば、2020年の45歳～54歳の転職者は59万人で、6年間で14万人増加しており、50歳の転職者は年々増えています。
また、同調査によると全転職者数の内、45歳～54歳の転職者がおおよそ18％を占めており、50代で転職を成功させているケースが多いことがわかります。

50代男性は現場経験が豊富で即戦力となるため、転職市場での需要は高いんです。一方で、若い世代と比較すると選べる職種が少ないなど、希望職種への転職を実現させるハードルが高いのも事実です。50代以降の転職を成功させるためには、転職対策など入念な事前準備が必要です。

参考：総務省「労働力調査（2022年平均）」

50歳男性の転職難易度が高い理由

50代男性の転職難易度が高いとされる理由は、以下の3つが挙げられます。

求人数が少ない
人件費が高くなるため
柔軟性が低くプライドが高いイメージがある

上記の理由を参考に、自身の転職活動を見直しましょう。それぞれ詳しく解説します。

求人数が少ない

50歳男性の転職難易度が高い理由の1つに「求人数が少ない」ことが挙げられます。
多くの求人サイトを見ると、20〜30代など若手を対象とした求人が多数を占め、50代以降のシニアを対象とした求人の割合が少ないことが分かります。

また、20〜30代の中途採用は将来の幹部候補として採用するケースもありますが、50歳の中途採用では、そのような将来性が求められていません。50歳の中途採用は部門責任者など重要なマネジメントポジションとなる人材を求めるケースが多く、求められるスキルや経験が限定的です。

そのため、50代男性を対象とした求人数は相対的に少なくなり、転職難易度も上がります。

人件費が高くなるため

人件費が高くなることも、50歳男性の転職難易度が高い理由です。一般的に年齢が高くなるにつれて、支払う給与も上がっていきます。
20〜30代の若手を雇用するよりも高額の人件費がかかるため、企業は50歳以降の転職者を精査する目が厳しくなるのが現状です。

企業側は「高額な人件費を支払い雇用するメリットは何なのか？」を見極めるため、優秀なスキルや経験を持った人材に採用を限定する傾向があり、転職難易度は高くなります。

柔軟性が低くプライドが高いイメージがある

50歳男性は、企業側からすると「柔軟性が低くプライドが高いイメージがある」と懸念され、転職が難しくなる可能性もあります。

50歳で転職すると、転職先の上司が年下の場合もあるでしょう。一般的に50歳となれば管理職以上の社員であるケースが多く、管理職と同じ年齢の部下を年下の上司が持った場合、マネジメントしづらいと思われ懸念されることも少なくありません。
また、50歳であれば過去のキャリアが長く、これまでの仕事方法に固執し新しいやり方を取り入れる柔軟性が無いと思われる場合もあるでしょう。

上記の理由から、企業は若手と比較して50歳以降の採用を控える傾向があります。そのため、50歳以降の転職では、仕事に対する柔軟性をアピールすることが大切です。

50歳男性が転職を成功させるポイント

50歳男性が転職を成功させるポイントとして、以下の5つが挙げられます。

転職エージェントや転職サイトの活用
幅広い会社から選ぶ
年収等雇用条件も柔軟に選ぶ
これまでの経験やスキルを活かした職種を選ぶ
面接対策などの選考準備を十分に行う

順に解説していきます。

転職エージェントや転職サイトの活用

50歳男性の転職では、転職エージェントや転職サイトの活用が重要です。
転職エージェントとは、企業と求職者を仲介しマッチングさせるサービスです。
転職エージェントを活用することで、専任のアドバイザーから企業選びのコツや面接対策を教えてもらい、転職確率を高められます。

転職を検討しているけれども、何から始めていいか分からずプロのサポートを受けたい方にはおすすめのサービスです。
また、転職サイトには数多くの求人を掲載しているので、企業情報の収集や企業への応募に便利です。
最近ではシニア世代向けの求人を扱う専門の転職サイトもあるため、50歳男性はこうした転職サイトを活用した方が良いでしょう。

「エイジレスフリーランス」は年齢不問でエンジニア・ITコンサルタントの求人情報を掲載しています。では、年齢不問求人のみを扱っているのが特徴で、50歳以降でも応募できる求人が多数掲載されているのでおすすめです。

参考：「エイジレスフリーランス」

幅広い会社から選ぶ

転職先を幅広い会社から選ぶことで、転職の成功確率が上がります。特に大企業に勤めている場合、同規模の企業を転職先として絞りがちです。
しかし、50歳以降を対象とした求人は数が少ない上、企業規模を限定してしまえばそれだけ応募できる数も少なくなり、転職成功率が下がってしまいます。

大企業だけに拘らず、中小規模の企業など幅広い会社から応募企業を選定することで、転職できる確率が高まるでしょう。

年収等雇用条件も柔軟に選ぶ

年収等雇用条件を柔軟にして転職先を選ぶことが、50歳男性の転職では重要です。前職の年収よりも高いなど雇用条件を狭めてしまうと、それだけ応募できる企業数も少なくなります。
また、高待遇な求人は求められるスキルや経験が高いものも多く、応募者のレベルも上がるため、なかなか転職に結びつかないでしょう。

転職時に年収が下がっても、業績次第で元の年収に戻るケースもあるため、転職を成功させたい場合は希望の雇用条件を幅広く持つことが重要です。

これまでの経験やスキルを活かした職種を選ぶ

これまでの経験やスキルを活かした職種を選ぶことも、50歳男性の転職では重要です。これまで行なってきた業務の経験やスキルが活きる職種の方が、即戦力であることをアピールできます。

転職先を探す場合は、前職で培ったスキルや能力を活かしつつ自分にあった職種を選びましょう。自分のスキルや経験が企業に貢献できることをアピールすれば、選考での評価も上がり採用確率も高くなります。

面接対策などの選考準備を十分に行う

50歳男性の転職では、面接対策などの選考準備を十分に行うことが大切です。自己分析や面接対策など事前準備を十分に行えば、自分のアピールポイントを選考時に伝えやすくなり、選考での評価も上がります。
企業に応募して選考を受けるだけでなく、選考に受かるための準備を入念に行いましょう。

自分1人だけで対策が不安な場合は、転職エージェントサービスを利用するのがおすすめです。職務経歴書や履歴書の添削、面接練習などを専任のキャリアアドバイザーがプロの目線でサポートしてくれるため、効果的な対策ができます。

50歳男性が未経験でも転職しやすい職種

50歳男性はこれまでの経験やスキルを活かした職種を選ぶほうが転職確率は高いです。
しかし、そうした職種は数が絞られるため、未経験も含め幅広く転職先を検討したい人も多いでしょう。ここでは、50歳男性が未経験でも転職しやすい以下の職種を紹介します。

配送・タクシードライバー
介護関連職種
メーカーの工場勤務
ビルメンテナンス・清掃

未経験職種も視野に入れて転職活動を行う場合は、ぜひ参考にしてください。

配送・タクシードライバー

50歳男性が未経験でも転職しやすい職種の1つ目は、「配送・タクシードライバー」です。

配送やタクシードライバーは高齢者も多く、50歳男性が未経験でも転職しやすい職種です。タクシードライバーは普通二種免許が必要なので、持っていない人は取得しなくてはいけません。ただし、会社によっては入社してから取得費用を負担してくれるところも多いです。
また、配送は大きな重たい荷物を運ぶ場合もあるので、求人の仕事内容を確認しておきましょう。

介護関連職種

50歳男性が未経験でも転職しやすい2つ目の職種は、「介護関連職種」です。
介護業界は定期的に人材募集を行っており、他の業界に比べてもシニア世代が多く働いています。公益財団法人介護労働安定センターの「令和2年度介護労働実態調査」によれば、介護職の平均年齢は47.5歳であり、50歳以降で働いている人も数多くいます。

職種によっては、ケアマネジャーや介護福祉士などの資格取得が必要ですが、資格があれば未経験でも転職可能です。ただし、業務量が多い職種でもあり、体力に自信がない人は注意が必要です。

参考：公益財団法人介護労働安定センター「令和2年度介護労働実態調査」

警備員

50歳男性が未経験でも転職しやすい3つ目の職種は「警備員」です。警備員の求人は中高年を対象に未経験でも受け入れている上、給与水準も比較的高い傾向にあり、50代男性から人気のある職種です。

勤務日や勤務時間の調整を柔軟に設定しやすく、ワークライフバランスが取りやすい点もメリットとなります。
50代となれば親の介護など家庭の都合もあり、仕事との両立が難しい年齢でもあります。プライベートと仕事の両立を重視する人におすすめの職種です。

ビルメンテナンス・清掃

50歳男性が未経験でも転職しやすい4つ目の職種は「警備員」です。
ビルメンテナンスや清掃は高齢者から常に人気がある職種で、未経験の求人も多くあります。仕事は主に清掃がメインであり、体力的な負担も少なく50代男性でも働きやすい職種です。

ただし、ビルメンテナンスは人気職種であり、求人によっては競争率が高くなるケースもあります。以下のビルメンテナンスに関わる資格を取得しておくと、選考評価も高くなる可能性があるため、余力があれば取得しておきましょう。

資格	概要
電気工事士	電気設備の工事や取扱いの際に必要な国家資格。ビルメンテナンスでは、電気設備の保守や水道・空調など設備の管理作業が行える。
冷凍機械責任者	冷房用冷凍機の管理業務ができる資格。ビル内にある冷凍設備の保守管理・点検が行える。
危険物取扱者	ガソリンや灯油などの危険物を業務で扱える資格。ビル内にあるボイラーや非常用発電機の燃料である重油の管理ができる。
ボイラー技士	ボイラーの取扱業務に従事できる資格。ビル内にあるボイラーの運用・管理ができる。

50代で自分にあった転職先を見つけよう！

50代の転職者数は年々増えていますが、若い世代と比べて選べる職種が少ないこともあり、転職には入念な準備が必要です。雇用条件や企業規模などを幅広く考慮して転職先を選ぶことが、転職を成功させるポイントです。
また、転職エージェントや転職サイトを活用することで、効率的に転職活動を行えます。今回の内容を参考に、自分に合った転職先を見つけ、50代での転職を成功させましょう。

▼関連する記事はこちら

50代の転職は難しい？採用されやすい人の特徴や成功のコツを紹介

【この記事を読んでわかること】 50代の転職事情企業に採用されやすい人の特徴 50代が転職を成功するためにすべきこ

50代の転職の現実｜厳しいと言われる理由や転職成功のポイントとは

50代で転職を検討している人の中には「50代での転職は現実的ではないのか」と不安に感じている人も多いでしょう。50代での転職は難しいか

執筆者

エイジレスメディア編集部

エイジレス社会の専門誌として、すべての人が何歳でも豊かな暮らしを紡げるよう有益な情報を発信していきます。主に、エイジレスなビジョンを体現している人物や組織へのインタビュー記事を執筆しています。

検索ワード

人気キーワード

50歳男性の転職は難しい？成功するポイントや職種を解説！

おすすめの転職エージェント

50歳男性の転職事情