SESの単価相場は?エンジニアが年収を上げる方法も紹介!
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「SESの単価の決め方は?年収アップする方法を知りたい」
単価の低いSES企業からエンジニア転職すれば大幅な給与アップを実現できる可能性は高いです。
本記事では、SES単価相場・SESの単価の決まり方・単価アップの方法などを詳しく解説しています。
年収を上げるために取るべき行動がわかります!
- 【この記事を読んでわかること】
- SES単価はエンジニア1人が1ヶ月働いた労働力の金額
- SES単価の相場は73万円〜160万円と幅広い
- SESの単価は4つの要素で決まる
- 年収アップには転職が必須
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SES単価の基礎知識
SESの単価について説明していく前に以下の内容を頭に入れておきましょう。
- SESは労働力を提供する準委任契約
- SES単価とは?
- SES単価は下流工程ほど低くなる
では、説明していきます。
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SESは労働力を提供する準委任契約
SESは準委任契約という契約の名前を指します。
準委任契約の特徴は以下の3つです。
- ライアント側ではなく、派遣元企業が持つ
- 業務の指揮命令権はクライアント側ではなく、派遣元企業が持つ
- 働いた期間に対して報酬が発生するため、成果物の責任はない
基本的にSESのエンジニアは、他のシステム会社に行って客先常駐する形で仕事をします。
その仕事の過程でお金が発生するため、例えどんなに能力がなくても現場に行かせればお金が発生します。
何時間何日分・どんな労働力を提供したかによって、派遣先のシステム会社から派遣元SES企業に払われる報酬が決まります。
逆に準委任契約の反対は請負契約といいます。
請負契約は、提供したサービスに対して報酬を受け取る契約です。
IT企業における準委任契約の成果物は「労働力」、請負契約の成果物は「システム」と覚えると分かりやすいです。
SES単価とは?
SESの単価とは、クライアント企業が派遣エンジニアから技術提供を受ける際に支払う金額で、エンジニア1人が1ヶ月あたりに働いた際の金額を表します。
業界用語で1人月単価と呼ばれている金額です。
例えば、エンジニアAさんの1ヶ月あたり80万円と1ヶ月単位で固定する場合や、1ヶ月160時間あたり80万円のように、労働時間で設定する場合もあります。
ただし、この場合どんなエンジニアを派遣しても1ヶ月80万円の金額を受け取れるわけではありません。
新人のエンジニアほど単価が低く、技術力のあるベテランエンジニアほど単価は高くなります。
また、たとえどんな技術力のあるエンジニアでも金額が安い現場へ派遣された場合、単価は低くなってしまいます。
技術力のあるエンジニアが金額の高い現場へ派遣されてはじめて高額のSES単価となります。
SES単価は下流工程ほど低くなる
エンジニアの技術力によって単価が左右されるのはもちろんですが、派遣先の現場がプロジェクトのどの工程かで単価は大きく変わります。
要件定義や外部設計など上流の工程ほどSES単価が高くなる一方、プログラミングやテストといった下流の工程は単価が低くなります。
なぜでしょうか?
その理由はIT業界の構造にあります。
まず、システム契約における請負契約は最上流工程の要件定義で発生します。
そして、上流工程で契約金の大部分を抜き取り次の工程へ、その工程でもお金を抜き取り、さらに下の工程へとプロジェクトが進んでいきます。
そのため、下流の工程では契約金の大半を抜かれた残りの金額しか回ってきません。
結果、下流工程におけるSES単価は低くなります。
SES契約の形態・SES業界における単価の仕組みはご理解いただけましたか?
次に、SES単価の実際の相場を見ていきましょう。
SES単価の相場|73万円〜160万円と幅広い
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防衛省が発行した、「令和5年度に契約する情報システムの価格計算に適用する実例技術者料金及び協議の様式について」をみると、SES単価のおよその相場がわかります。
従業員数500人未満のプログラマまたはメンバーの単価は4612円/Hのため、1ヶ月のうち8時間×20日労働した場合、1ヶ月の単価は約73万となります。
一方、従業員数1000人以上のプロジェクトマネージャーの単価は 9975円/Hのため、同様に計算した場合、1ヶ月の単価は約160万となります。
ちなみにSES派遣のエンジニア単価の相場は約70万と言われており、上記の73万とほぼ同じです。
上記のデータを見ると従業員規模・ エンジニアのクラスの2つの要素で単価が大きく異なります。
まず従業員規模が大きい企業ほど単価が高くなっているのは、「元請け企業」で上流工程のプロジェクトが多いからです。
次にエンジニアのクラスでプロジェクトマネージャーが最も単価が高いのは、プロジェクトの責任者として企画・予算や工数計算・人材確保など特に上流工程においてプロジェクトで重要な役割を担う職務だからです。
一方、プログラマは下流の製造工程やテストしか担当しないため単価は低くなります。
このように エンジニアの職務やプロジェクト工程によってSES単価は大きく変動します。
上記の他にもSES単価を決める要素があるため、順番にみていきましょう。
SES単価を決める3つのおもな要素
SES単価は以下の要素に大きく左右されます。
- エンジニアの役割・スキル・経験年数
- SES企業の競争力の高さ
- 大規模プロジェクトで上流工程を担当しているか
それでは説明していきます。
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エンジニアの役割・スキル・経験年数
先ほど説明したプロジェクトマネージャーやプログラマーなどの「エンジニアの役割」に加え、エンジニアの持つスキルの経験年数によってもSES単価は変わります。
プロジェクトマネージャーの場合、どの程度のプロジェクト規模のプロジェクトマネージャーを経験してきたか、またプロジェクトマネージャーとしての経験は長いか。
プログラマの場合、JavaやPythonなど派遣先の現場で扱う言語の開発経験がどれだけ豊富か。
普通の汎用的なシステムを作るプロジェクト現場であれば、下流の一部の工程しか担当しないプログラマよりも、上流から下流までの人材確保や予算や契約金の割り振りなどプロジェクト成功の重要な鍵を握るプロジェクトマネージャーのほうが、単価は高いです。
しかし、プログラマでも高度なスキルを持つエンジニアは少ないため、そのようなスキルが必要な現場だとプログラマの単価が跳ね上がることもしばしばあります。
このようにエンジニアの役割・スキル・経験年数によって単価は大きく変わります。
SES企業の競争力の高さ
SES企業と言ってもいろんな会社があります。
技術力の高いエンジニアを揃えているSES企業がある一方、とにかく未経験でもいいから大量に採用して低単価の現場に送り込んで経営を成り立たせているSES企業もあります。
抱えているエンジニアの技術力が低いと高単価の案件は取りづらいです。
また当然ですが、営業力の高いSES企業は強いです。
高単価の案件を取ってきますし、単価交渉も特異な傾向にあります。
技術力や営業力などの「競争力」で同じSESでも単価とエンジニアの給料は大きく異なります。
ただし、必ずしも従業員数が多ければ良いSES企業ではないという点は注意しましょう。
具体例は出しませんが、数千人規模のSES企業で、低単価の案件だろうがとにかく数をこなして経営を回している会社が実際にあります。
そのような会社のエンジニアは驚くほど低賃金です。
大規模プロジェクトで上流工程を担当しているか
SESの単価は派遣先のプロジェクトによっても大きく変わります。
プロジェクトの規模が大きければシステムの規模も大きく、契約金額もかなりの金額です。
大きいプロジェクトだと数十億単位の契約金が動いているものもあります。
また、規模だけでなく派遣先の現場がプロジェクトのどの工程かによってもエンジニアの単価は変わります。
要件定義や外部設計など上流工程の現場だと動いているお金が大きいためSES単価が高くなりますし、プログラミングやテストといった下流の工程だとどうしても単価が低くなります。
このように、SES単価は様々な要素で決定します。
しかし、この単価金額はまるまるエンジニアの給与になるわけではありません。
SES企業が受け取る単価=エンジニアの給与ではない
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エンジニアを派遣することで受け取ったSES単価が全てエンジニアの給与に反映されるわけではありません。
当然、エンジニアが所属するSES企業は経営のために利益を上げる必要があります。
そのため、SES企業が受け取った単価から諸々の経費や利益を抜かれ、残った金額がエンジニアの給料として支給されます。
SES企業に抜かれた金額を「マージン」といいます。
一般社団法人 日本人材派遣協会が発表している派遣料金の内訳によると、マージンは37.7%が相場となっているようです。
もし70万/人月のSES単価の場合、SESエンジニアが実際に受け取る給与は、70万×62.3%=43万となります。
ちなみに、人月単価がだいたい70万といわれているシステムエンジニアの平均給与は約39万です。
ただし、上記のマージン率はあくまでも平均で、SES企業によって20%〜60%と大きく異なる点は注意が必要です。
マージン率が低いSES企業ほどエンジニアにとっては優良な会社と言えます。
SES単価が低いだけでなく、マージン率が高いSES企業となると最悪です。
エンジニアがもらえる給料は下手すると大卒で15万とかになります。
では、そのような会社に所属するエンジニアはどんな会社に転職すれば給料を大きく上げられるのでしょうか?
SESのエンジニアが単価を上げて年収をアップさせる4つの方法
給料に不満のあるエンジニアが給料を大幅アップさせるには以下の4つの方法があります。
- 上流工程の案件があり、未経験不可のSESへ転職
- エンジニアの給与が明示されているSESへ転職
- 元請けSierもしくは自社開発へ転職
- フリーランスになって独立する
それぞれの特徴と注意点を説明していきます。
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上流工程の案件があり、未経験不可のSESへ転職
まず、転職先の候補にあげているSESの取引先を見てください。
もし取引先のシステム会社が大手Sierだったり、売れている自社開発企業だったりする場合、SES単価が高く、エンジニアの給料も高い可能性があります。
しかし、もしかしたら有名な取引先だけを紹介しているかもしれません。
そのため、取引先だけでなくエンジニアの募集要項も見ましょう。
IT未経験不可で、さらに募集人数が少ないSESだと当たりの可能性はかなり高いです。
未経験不可なので技術力にこだわりがあり、また募集人数が少ないということは離職率も低いと考えられます。
さらに、ある程度の規模のSES企業であればネットに転がっている口コミを見るのも非常に役立つでしょう、
エンジニアの給与が明示されているSESへ転職
ホワイトSES企業だと、エンジニアの給与が明示されている場合があります 。
「SES単価のうち、何パーセントをエンジニアの給与とする」といった具合にです。
その場合、エンジニアの給与はおよそ想定できますし、あえて明示しているということはマージン率が低く、エンジニアの給与の割合が高いことが多いです。
反対によくないSES企業は、給料が異様に細分化されており、基本給が低く抑えられている企業です。
残業代やその他諸々の給与は基本給をベースに計算されることが多いため、たとえば給料18万なのに基本給が12万などだと、トータルで見た年収はかなり下がってしまいます。
元請けSierもしくは自社開発へ転職
3つ目は、元請けのSierもしくは自社開発へ転職することです。
エンジニアを派遣するタイプのSESではなく、他社のシステムを直接請負契約しているSier、もしくは自社サービスで利益を上げている自社開発企業へ転職してしまうのも1つの手です。
ただし、二次請け・三次請け以下のSierはできるだけ避けましょう。
自社に現場があるだけで、下流工程で単価が低いことには変わりありません。
また自社開発企業の場合、自社サービスが売れているかどうかは確認する必要があります。
フリーランスになって独立する
ある程度スキルのあるエンジニアであれば、フリーランスになった途端、給料が1.5倍や2倍に跳ね上がることも珍しくないです。
なぜなら、自営業のため案件単価がSES企業に抜き取られず、 すべて自身の収入に跳ね返ってくるからです。
働き方としてはSES企業と変わりません。
基本的に他社のシステム会社の現場で働くかたちとなります。
一口にSES企業といってもピンキリです。
さらにIT業界にはSES企業以外にも、元請けSier・自社開発企業・フリーランス(自営業)など様々な働き方があります。
現状の給与に不満がある方の場合、そもそもの働く場所が間違っている可能性も。
転職する際に、自分が持っているスキルと転職したい会社がマッチングしているかどうか、判断がつきづらいことがあります。したがって、まずはIT業界に強いエージェントなど有識者への相談をおすすめします。
単価の低いSESからの転職や独立をお考えならエイジレスへ
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エイジレスには転職者向けの「エイジレスエージェント」とフリーランス向けの「エイジレスフリーランス」の2つのサービスがあります。
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また、それぞれのサービスの特徴は以下の通りです。
エイジレスエージェントのおすすめポイント
- 大手企業様と信頼関係があるから高い面談/内定率
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エイジレスフリーランスのおすすめポイント
- 高単価案件が豊富、上流商流の案件しか取り扱っていない
- 40代以上のベテランIT人材の大幅年収アップ事例多数
転職や独立を頭の片隅で考えていたにもかかわらず、 なかなか踏み出せないことで時間とお金を失っている方は多いです。
まずは弊社エイジレスのサービスに登録して人生を大きく変える一歩を踏み出してはいかがでしょうか。
まとめ|同じSES企業にいるかぎり給料は上がらない
しーそー
この記事を通して、以下のことがわかりました。
- SES単価はエンジニア1人が1ヶ月働いた労働力の金額
- SES単価の相場は73万円〜160万円と幅広い
- SESの単価は4つの要素で決まる
- 年収アップには転職が必須
勤め先・働き方を変えれば大幅年収アップする可能性を秘めているのがエンジニアです。
まずは環境を変えるべく行動してみてはいかがでしょうか。
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- 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
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