経理の繁忙期はいつ?仕事内容や効率化する5つの方法を解説
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「経理の繁忙期は何月なのか」「繁忙期は残業が多く、休みがとれるのか」と考え、経理の仕事に就く前に、不安を感じる人は多いでしょう。 この記事では経理の繁忙期の仕事内容や残業の実態、繁忙期に業務を効率化させる方法などを解説します。
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- 【この記事を読んでわかること】
- 経理の繁忙期のスケジュールは決算月ごとに変化する
- 経理の繁忙期の残業は企業規模や業界によって異なる
- 業務を効率化する方法は自動化やシステム導入などが挙げられる
経理の繁忙期スケジュール
経理の繁忙期は決算月によって異なりますが、多くの企業は決算月を3月と設定しているため3月〜7月および10月、12月〜1月の期間が特に仕事が集中し忙しくなる傾向にあります。
経理は決算月前後以外にも、税金関連や年末調整などの業務もあるため、1年を通して業務が多忙となる月が多くあります。
3月決算の場合、経理の繁忙期と業務内容のスケジュール例は以下のとおりです。
繁忙期 | 業務内容 |
---|---|
3月 |
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4月 |
|
5月 |
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6月 |
|
7月 |
|
10月 | |
12月 |
|
1月 |
|
このように経理業務は、日次や月次業務と並行して、繁忙期には1年間のうち決まった時期に発生する年次業務をおこなわなくてはなりません。
では、年次業務は具体的にどのような仕事をしているのか、次項で詳しくみていきましょう。
経理の繁忙期におこなう7つの仕事内容
経理の繁忙期はさまざまな仕事内容をこなさなくてはなりません。
経理の繁忙期におこなう仕事内容は以下の7つです。
- 決算処理
- 給与関連業務
- 賞与支払
- 税務・労務業務
- 年末調整
- 実地棚卸
- 株主総会の準備
どのような仕事内容なのか詳しく解説します。
決算処理
決算処理とは、事業年度における企業の収益や費用・資産・負債などを計算して年間の損益をまとめ、書類を作成する業務です。
法人であれば決算月を会社ごとに自由に決められますが、たとえば決算月が3月の場合、4月1日〜3月31日までの業績を集計することになります。
決算の流れは、以下のとおりです。
- 当期分の記帳を確定
- 実地棚卸と残高確認
- 決算整理仕訳
- 決算書の作成
- 株主総会などで承認を得る
- 法人税などの申告書を税務署等に提出
このように決算は決算月のみではなく、前後の月も業務があり繁忙期とされています。
給与関連業務
給与関連では、従業員の給与の計算や支払い業務のほかにも、以下のような業務があります。
- 住民税
- 源泉所得税
- 健康保険料、厚生年金保険の納付
このように各種税金や保険料の納付もおこないます。
賞与支払
賞与は支給前に処理をおこなうほか、賞与を支給したあとにも業務があり「被保険者賞与支払届」を提出しなければなりません。
被保険者賞与支払届とは、企業が賞与を従業員に支給した際に、管轄の年金事務所または事務センターに必ず提出する書類です。
被保険者賞与支払届は、賞与を支給してから5日以内に提出しなければなりません。
従業員が将来受給する年金額の計算の基礎にもなるため、経理は忘れずに適切な対応をする必要があります。
税務・労務業務
税務や労務の業務は、以下のとおりです。
- 労災保険・雇用保険
- 消費税
- 法人税
- 法人住民税
- 法人事業税
法人は決算月に税金の申告と納税をします。そのため正確な税金額を算出しなければなりません。
年末調整
経理がおこなう年末調整の業務の流れは、以下のとおりです。
- 各種証明書・各種税控除のための文書、たとえば生命保険料控除証明書などを収集する
- 年間の給与総額と収集した控除書類を確認し、所得税を再計算する
- 源泉徴収票・給与支払い報告書・法定調書合計表を作成し、必要な機関に提出する
収集業務では全従業員に各種証明書を提出してもらわなければならないため、声掛けをする必要があり、手間のかかる業務になるといえるでしょう。
実地棚卸
実地棚卸とは決算日における現物の在庫数を確認して資産の価値を計算する仕事です。
実地棚卸は帳簿と現物を確認し、資産の残高を確定する大切な業務です。
株主総会の準備
株主総会は、事業年度の終了後3ヶ月以内に開かれます。
決算月を3月にしている企業が多いため、6月に株主総会が開かれる傾向があるといえるでしょう。
株主総会で重要となる業績報告の概要は、一般的に経理が記載します。
また連結決算書類や計算書類など、決算書に含まれる書類は多くの場合経理が作成するため、株主総会の準備も欠かせません。
経理の繁忙期はさまざまな仕事内容があり、多忙となることがわかりました。
では、繁忙期にはどの程度残業があるのでしょうか?次項で詳しく解説します。
経理の繁忙期は残業が多くなる可能性がある
経理の繁忙期の残業は、企業規模や業界によって残業時間に差がありますが、一般的に月平均20時間から30時間程度です。
しかし勤務先によって残業時間の差が大きく異なる場合もあります。
たとえば以下のような残業時間です。
- 繁忙期は月30時間、閑散期は残業なし
- 繁忙期は月120時間、閑散期は月20時間
このように経理の残業は、勤務先によっても極端に異なります。
残業が多くなる企業の特徴は、以下が挙げられます。
- 人員を確保できない
- システムの導入ができない
- 効率化のシステムが整っていない
- 経理以外の業務を任されている
ただし経理は繁忙期に備えて、業務を効率化することにより、残業を減らせる職種です。
次項では効率化する方法を紹介します。
経理の繁忙期に備えて業務を効率化しておく5つの方法
経理の繁忙期に備えて業務を効率化しておくことで、忙しさを緩和できます。
業務を効率化する5つの方法をそれぞれ詳しくみていきましょう。
1. Excelの活用
Excelには数百以上のマクロや関数があるため、Excelを使いこなすことで、効率化を目指せるでしょう。
たとえば精算書や入出金の管理、見積書の作成などさまざまな業務がExcelで完結できます。
Excelの操作が難しく感じてしまう人は、SUM関数・VLOOKUP関数・IF関数など、最低限の関数を活用するだけでも問題なく業務に活かせます。
2. 会計ソフトの導入
会計ソフトは会計処理を記録し、決算に必要なさまざまな帳簿書類を作成できるアプリケーションソフトウェアです。
会計ソフトを導入することで、リアルタイムで財務状況の把握が可能となり、自動化できます。
また経理部での共有も容易になるでしょう。
近年、割安な料金で利用できるクラウド型の会計ソフトが注目され、導入している企業も多くあります。
3. ペーパーレス化
今まで紙で処理してきた以下のような書類を、電子データとして管理すると効率化できます。
- 領収書
- 契約書
- 見積書
- 納品書
- 請求書
このような書類をスキャナ保存し管理することで、電子データで社内共有や外部との送受信ができるため配布、整頓、破棄などの手間が省けて効率化が図れるでしょう。
4. 閑散期に対策
繁忙期に向けて閑散期である、2月・8月・9月・11月に対策しておくと繁忙期の負担を軽減できます。
具体的には、以下のような業務を閑散期に取り組んでおきましょう。
- 多くの業務を整理する
- 処理の理論的な裏付けを明確にしておく
- 早めに情報を取得できる環境を整えておく
- ワークシートを整備しておく
経理には多くの業務があるため、比較的時間がある閑散期に整理をし、優先順位をつけておくことは大切です。
また従業員からの提出物や、前もって数字が確定しないと進められない業務もあります。そのため、早めに情報を取得できる環境にしてきましょう。
具体的には、従業員には早めの通知をする、数字を確定してもらう担当部署に事前に声掛けをしておくなどの対策があります。
5. アウトソーシングの活用
アウトソーシングとは、外部委託を活用することです。
近年、経理業務のアウトソーシングを活用している企業も多くあります。
たとえば「経理代行サービス」や「記帳代行」などをおこなうサービス業者があり、利用している企業も増加しています。
アウトソーシングすることで一部業務の負担が軽減し、ほかの業務に集中する時間を作れるでしょう。
「こうすればもっと効率化ができて繁忙期も乗り越えられるのに」と思っていても、企業側が導入してくれなければ、効率化ができない場合もあるかもしれません。
そのようなときは上司に導入を検討してもらえるように提案してみる、または業務量を同僚と共有し、複数人で上司に提案してみることも有効です。
まとめ|経理の繁忙期は効率化を目指そう
この記事では以下のことがわかりました。
- 経理の繁忙期のスケジュールは決算月ごとに変化する
- 経理の繁忙期の残業は企業規模や業界によって異なる
- 業務を効率化する方法は自動化やシステム導入などが挙げられる
経理は日々の業務に加えて、慌ただしくなる繁忙期があります。
繁忙期には決算処理や従業員の給与、株主総会などさまざまな業務があり、残業になってしまうこともあるかもしれません。
繁忙期に多くの業務が重ならないように、閑散期などに対策して業務を効率化しておきましょう。
経理の仕事は、企業のお金の流れを数値化や可視化するといった経営に欠かせない重要なポジションです。
繁忙期も落ち着いて1つひとつの業務をこなしていくためにも、効率化を目指していきましょう。
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