経理の5〜10年後のキャリアプラン5つ|有効な資格も紹介
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経理に就職したのちの5〜10年後、どのようにキャリア形成していくのか不安をお持ちではありませんか? 経理はキャリアロールモデルの少ない仕事です。 この記事では、経理におけるキャリアプランの課題や5〜10年後を見据えたキャリアプランを紹介します。
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- 【この記事を読んでわかること】
- 経理のゼネラリストとして大企業で働くなど、経理における5〜10年後のキャリアプラン4つとそれぞれに有効な資格
- 経理におけるキャリアプランの課題は「人事評価の難しさ」と「業務の減少が見込まれていること」
- 経理のキャリアプランを立てる前に自己分析により自身の現在地を知ることが重要
経理における5〜10年後のキャリアプラン5つとそれぞれに有効な資格
就業する企業の業界や規模、所有するスキルによって経理のキャリアプランはさまざまです。
ここでは、次の5つのキャリアプランについて紹介します。
- スタートアップ企業・中小企業の経理責任者として経営に携わる
- 経理のゼネラリストとして大企業で働く
- 外資系企業の経理として働く
- 経理のスペシャリスト・士業を目指す
- フリーランス経理として働く
スタートアップ・中小企業の経理責任者として経営に携わる
1つ目は、スタートアップ・中小企業の経理責任者として経営に携わるキャリアプランです。
中小企業は大企業ほど多くの人材や部署で構成されていないため、スキル次第では経理責任者として活躍できるチャンスがあります。
同じ企業で実績を積む、あるいはスキルを身に付けて実績を積んだのちに転職し、経理部長やCFOなどにキャリアアップを目指すといいでしょう。
中小企業の経理責任者は、経営陣が定めたビジネス戦略を執行します。スタートアップ企業においては、経営計画の立案や実行管理に携わることもあるでしょう。
おすすめの資格|財務報告実務検定
財務報告実務検定の取得によって、経理責任者に必要な連結財務諸表の作成および開示を行うスキルを証明できます。
連結財務諸表は、2社以上の会社全体における財政状況や経営成績をにまとめた財務諸表です。
経理・財務・IR・経営企画などを行う担当者は、財務報告書類の基本となる書類作成を職務とします。そのため、財務報告実務検定を取得しておくといいでしょう。
参考:「財務報告実務検定|一般社団法人日本IPO実務検定協会」
経理のゼネラリストとして大企業の責任者を目指す
大企業の経理・財務・総務・営業など複数部署でキャリアを積み、経理のゼネラリストとして働くのも、キャリアプランの1つです。
ゼネラリストとはさまざまな知識を持ち、成果の向上・問題の解決に柔軟な視点をもつ人材のことを指します。
経理という得意分野を持ちつつ、企業の財務会計およびマネージメントに関するキャリアを積むことによって、部長やCFO(最高財務責任者)を目指すのもいいでしょう。
CFOは企業における資金調達や現預金・売掛債権などの実体資産への資金運用、キャッシュフローの最大化を図るための戦略を策定・実行するのが仕事です。加えて、IT技術を駆使して資産回転期間を短縮するなど、企業の経営を数字でマネジメントします。
経理のゼネラリストとして大企業で働くには、経理・財務に関する深い知識のほか、マネジメント能力・コミュニケーション能力・リーダーシップが必要です。
おすすめの資格|FASS検定
経理のゼネラリストを目指すならFASS検定の取得を検討しましょう。
FASS検定とは、経理・財務分野の実務知識・スキルの習得度を測る試験です。経済産業省が開発した「経理・財務サービス・スキルスタンダード」をベースに日本CFO協会が実施しています。
試験は、資産・決算・税務・資金の4つで構成されており、各分野ごとの評価によって自身の得意分野または課題が一目でわかります。実務レベルに応じて評価されているため、取得することによって、豊富な実務経験がアピールできるでしょう。
外資系企業の経理として働く
3つ目は、外資系企業の経理としてグローバルに働くキャリアプランです。
たとえば、外資系企業に設けられているFP&Aで働くのもいいでしょう。FP&Aとは、企業経営を財務分析・管理によって改善・向上したり、CEOの意思決定をサポートしたりする企業のファイナンス部門の中心を担う部署です。
財務アナリストが業績予想をするために使用する企業のキャッシュフロー・ビジネストレンド・履歴・収益性モデリングなどのデータは、FP&Aデータが管理します。資金運用や財務分析による経営戦略の策定に重要な役割です。
また、外資系企業は実力を評価する傾向があるため、年齢に関係なくキャリアアップできるチャンスがあります。
おすすめの資格・スキル|USCPA(米国公認会計士)・IFRS・SAPの活用スキル
USCPA(米国公認会計士)を所有することによって、海外進出や合併、再編などを行う外資系企業に必要な知識を証明できます。
アメリカの各州が認定するUSCPAは、世界で高い評価を得られる会計の国際ビジネス資格です。
IFRSの取得によって、財務諸表の表示・棚卸資産・キャッシュ・フロー計算書などの基本的な会計知識のほか、金融商品・連結財務諸表といった財務知識を証明できるでしょう。
また、USCPAとIFRSに加えて、SAPの活用スキルを身に付けましょう。SAPは、IFRSに適合する全世界で高いシェア率を誇る会計ソフトです。
外資系企業における経理の求人では、SAPの活用経験が求められる場合も少なくありません。取得しておくことによって、経理のキャリア形成に役立ちます。
参考:「CPA Exam|NASBA」
参考:「CPA Licensure|AICPA」
参考:「IFRS|日本公認会計士協会」
参考:「SAP|SAPジャパン」
経理のスペシャリスト・税理士・公認会計士を目指す
企業の経理で実務経験を経て、財務アナリストなどの企業財務のスペシャリストや税理士・公認会計士などの士業を目指すのも1つのキャリアプランです。
企業の経理業務では、記帳や給与計算、決算書・申告書類の作成など、経理のスペシャリスト・士業にも共通するスキルを取得できます。
基本的な経理の知識を学びつつ、各仕事の特徴を把握してキャリアプランを立てることが重要です。
たとえば公認会計士として会計事務所で働く場合は、会計知識に関する深い理解のほかに、顧客に対応するコミュニケーション能力が求められます。公認会計士は月次訪問で現場を確認し、今後についてやり取りするのが職務の1つです。
企業の部長や社長などキーパーソンとの対話で粗相のないように、日頃から丁寧な言動を心がけるといいでしょう。
おすすめの資格|CMA資格・公認会計士・税理士
CMA資格は、公益財団法人日本証券アナリスト協会によって認められた金融・投資に関するプロフェッショナルな資格です。
資格の取得を通じて、企業財務の知識・投資価値の分析・評価スキルなど、専門的な知識や分析技術を体系的に学べます。
公認会計士・税理士は、ともに難関と言われる国家資格です。
公認会計士は、会計監査を主要目的にする一方、税理士は会計を元に国に対しての税金の申告・申請・相談などを目的とします。
それぞれ独占業務が定められているため、自己分析を行ったうえ、得意な方を選択するのも1つの手段です。
参考:「CMA資格|日本証券アナリスト協会」
参考:「公認会計士|日本公認会計士協会」ト
参考:「税理士|日本税理士会連合会」
フリーランス経理として働く
企業の経営目標の達成度度合いを判断し、課題の改善・売上の向上につながる提案を行うなど、経理としての高いスキルがあればフリーランスとして活躍できるでしょう。
フリーランス経理は、案件の取得・契約手続き・案件に関するコミュニケーション・成果物の納品などをすべて自分で行います。
1つあるいは複数のクライアントと業務委託契約を交わして案件を取得するなど、働き方は自分次第ですが、その分各クライアントの方針やコンプライアンスに対応する柔軟な対応力が求められます。
蓄積したノウハウがあれば、フリーランス経理として働くのもいいでしょう。
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50代でフリーランスに挑戦できる?50代ならではの悩みと解決方法
「50代でフリーランスは稼げる?仕事はとれる?」50代でフリーランスを目指した場合、このように不安に思う人も多いのではないでしょうか。
フリーランスにおすすめの案件探し方法
フリーランスエージェントは、それぞれ保有している案件が異なるため、2〜3社に登録しておくと収入が途絶えるリスクを軽減できます。
迷った場合は、実績が豊富な『Tech Stock』や、年齢不問/ハイクラス案件特化の『エイジレスフリーランス』がおすすめです。
①Tech Stock
20年目の実績があるフリーランス案件紹介サイト。これまでに築いた信頼により月80万円をこえる高単価案件も多数あります。
スキルアップや税務関連のサポートなど、フリーランス向け福利厚生サービスも利用可能なため、まだどこにも登録していない人でも安心して利用できます。
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②エイジレスフリーランス
年齢不問/上流商流のハイクラス案件に特化したエージェント。
SIer・コンサル・大手SESなどの案件を多数保有しており、ユーザーからの評判が良く誠実な対応も強みです。
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おすすめの資格・スキル|日商簿記資格2級・3年以上の経理実務経験
フリーランス経理として働く場合は日商簿記検定2級資格を取得しておくといいでしょう。
能力を客観的に判断できるポートフォリオがあると、スムーズに案件を獲得できます。
また、記帳・請求書処理・経費精算のほか決算・年末調整など、幅広い経理業務を覚えるのに手間取ることもあるため、企業によっては3年以上の実務経験が求められます。
この期間に日商簿記簿記2級以上の資格を取得することに加えて、前述したUSCPAやCMA資格、税理士などのうち1つでも多く取得しておくことが重要です。
次の項目では、経理におけるキャリアプランの課題について解説します。
経理におけるキャリアプランの課題2つ
経理のキャリアプランを立てる際、課題となるのは以下の2つです。
- 経理の人事評価が難しい
- AIの活用によって経理業務が減る可能性がある
課題を把握して今後のキャリアプランに役立てましょう。それぞれ解説します。
経理の人事評価が難しい
課題の1つは、ほかの経理担当者との評価の差がつきづらく、人事評価が難しいことです。
経理業務は企業の業績に直接つながらず、営業における売上のような明確な指標がありません。定型業務はマニュアル化されており、経理人材それぞれのスキルが標準化しやすいといえます。
スキルの標準化は業務品質の安定と向上につながるため、企業側のメリットはあります。一方、経理人材にとっては頑張りが評価につながりづらく、モチベーションの維持・向上が困難です。
評価で差をつけるには、基本業務におけるミスの防止などに努めるのはもちろん、他部署との連携をスムーズに行うコミュニケーション能力や課題を解決する柔軟性などを上手くアピールしましょう。
AIの活用によって経理業務が減る可能性がある
2つ目の課題は、AIの活用によって経理業務が減る可能性があることです。
AIでは、仕訳や請求書・領収書の発行・経費の仕訳・精算などを自動化できます。
AIを活用すると、会計処理の簡略化に用いられる会計ソフトへの入力や条件設定などの作業を省き、業務の効率化が可能です。
AIにすべての経理業務が代替されることはありませんが、データの蓄積とともに進化するAIによって経理業務の代替化は進むでしょう。
こうした課題を考慮したうえ、ニーズに刺さるキャリアプランを立てることが重要です。
次の項目では、キャリアプランを立てる前の自己分析について解説します。
経理のキャリアプランを立てる前に!自己分析で自分の現在地を理解!
経理のキャリアプランを立てる前に自己分析を行うと、自身に合うキャリアプランを描けるでしょう。
自己分析では、自身のスキルや特性を客観的に伝わりやすく示すために、過去の経験や実績などを振り返ります。
経理として働くうえで会計の基本的な知識はかかせない出納・起票・記帳・集計などの基礎的な知識レベル、実務経験を通して養われたスキルレベルを把握することが重要です。
加えて、マネジメント能力やコミュニケーション能力などビジネスについての幅広い知識があると、経営に携わる会計・財務アドバイザーとして活躍できる可能性があります。
経理として勤めてきた企業の規模や携わった業務、または役職などを通じて蓄積したノウハウなどを自己分析で顕在化しましょう。
次は、経理未経験者のキャリアプランを紹介します。
経理のキャリアプランを実現するために転職を検討する
経理のキャリアプランを実現するためには、スキルアップが欠かせません。転職によって自身に必要な経理スキルが身につくでしょう。
たとえば経理のほか、総務や財務など複数の業務を担当する中小企業に転職することによって、経理の基礎知識のみならず幅広いノウハウが身に付けられます。
多くの人材が所属し複数の部署で構成される大企業とは異なり、中小企業は限られた人材で部署に境が設けられていない場合があります。
また、中小企業で経理の幅広いスキルや知識を身につけたあと、大企業の専門部署に転職するのもいいでしょう。大企業では同じ経理部署でも業務が細分化されており、専門知識を高められます。
たとえば決算業務では、税金計算・賞与関連・棚卸資産・固定資産などを細かく分けてそれぞれのチームが担当するなど、役割分担がされている企業もあります。
ぜひ、転職も検討してみてください。
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まとめ
- 経理のゼネラリストとして大企業で働くなど、経理における5〜10年後のキャリアプラン4つとそれぞれに有効な資格
- 経理におけるキャリアプランの課題は人事評価と業務の減少
- 経理のキャリアプランを立てる前に自己分析により自身の現在地を知ることが重要
本記事では、経理における5〜10年後のキャリアプランに役立つ内容を紹介しました。ぜひ自分に合うキャリアプランを立てる際に参考にしてください。
また、経理から他業界への転職、あるいはフリーランスを検討してみてはいかがでしょうか。
未経験からエンジニアなど、フリーランスで活躍する人が増えています。フリーランス案件を探しているなら、エイジレスフリーランスにご相談ください。
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