AIによって経理の仕事はなくなる?今後活躍するためのポイント4つ

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経理は、さまざまな業界・企業の重要なポジションとして欠かせません。しかし、AIの活用によって経理の仕事がなくなると不安視する声も耳にします。本記事では、経理の仕事がなくなる理由や今後経理として活躍するためのポイントなどを解説します。

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  • 【この記事を読んでわかること】
  • 仕訳などのAIの活用によって減少が見込まれる経理業務
  • 経理の最終的な確認作業・イレギュラーな業務には今後も人手が必要
  • ITリテラシーを高めるなど、今後経理として活躍するためのポイント4つ
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企業の資金を管理・記録する経理の基本業務は9つある

経理のおもな業務内容5つが箇条書きされた図

経理とは、企業の資金の流れをを記録する仕事です。おもな業務内容は以下をご覧ください。

  1. 現金の出納管理
  2. 現預金管理
  3. 帳簿や伝票管理
  4. 月次決算書の作成
  5. 予算実績管理
  6. 給与計算
  7. 年次決算
  8. 法人税等の申告および納税
  9. 年末調整

このように、経理は仕入れや経費など使用・運用した資金を正確に把握し、企業の経営業態を示します。経営層が意思決定する際に必要な情報の提供が重要な目的の1つです。

会計の基礎知識が必要になりますが、近年は会計ソフトなどを導入して計算や帳簿作成などの作業を簡略化する企業が増えています。

ExcelやWord、スプレッドシートなど、表計算ソフト・文書作成ソフトを活用して業務を遂行するのが一般的です。

次の項目では、AIの活用によって経理業務の減少が見込まれることついて解説します。

AIの活用によって減少が見込まれる3つの経理業務

AIの活用によって減少が見込まれる業務

経理の仕事がすべてなくなることはないものの、AIの活用によって経理業務の減少が見込まれています。

近年、さまざまな業界でAIによる自動化が進んでいるためです。生活に身近なところでは、無人コンビニが1つの例として挙げられます。

AIシステムを搭載した駅改札内のコンビニでは、顧客が商品を取ったあと、出口の端末に交通系電子マネーをかざすだけで購入が完了するなど買い物がスムーズです。天井に設置したカメラと店内の赤外線、商品棚に設置された重量計のデータをAIが読み取り、誰が何を購入したのかを正しく判断できます。

人的労働力をカットできるAIの自動化システムによって、一体どのような経理業務が代替されるのでしょうか。AIの活用によって減少が見込まれるおもな経理業務は大きく分けると3つあります。

  • 仕訳
  • 領収書・請求書の処理
  • 問い合わせ対応

それぞれ解説します。

仕訳

経理が日常的に行っている仕訳業務は、今後AIに代替される可能性があるでしょう。

会計システムでは、仕訳のパターンを登録することによって仕訳業務を自動化していましたが、AIを活用することによってさらなる効率化が可能になりました。

たとえばAIが自動で借方や貸方、商品代金の支払方法や支払期日を判断してくれるため、仕分けのパターンなどを事前に登録する必要がありません。

複雑な仕訳について間違うことはあるものの、膨大な情報を処理することによってAIの学習機能は進化します。質が高まるにつれて、活用機会が増えれば、経理業務は減少するでしょう

領収書や請求書の処理

AIの活用によって領収書や請求書の処理業務は減少するでしょう。

商品を購入した際に生じる支払業務ではAIが自動で請求書データを取り込み、発注データと照会して支払手続きを行ってくれます。

経理は企業活動に関する情報を収集してシステムに登録することもあり、その際には領収書や請求書などを読み取り、データ入力するのに時間や労力がかかっていました。

しかし、AIの活用によって請求書を読み取れるほか、購入先への通知までの業務を自動化できます。業務効率の向上に加えて、人件費の削減・人的ミスの防止にもつながるため、領収書・請求書の処理における人的業務は減少する可能性が高いといえます。

問い合わせ対応

AIを搭載したチャットボットの活用によって、問い合わせ対応業務が減少する可能性があります。

チャットボットとは、問い合わせに対して自動で回答するシステムです。チャットボットを活用すると、社内のよくある問い合わせに対応できます。

経理には、社内の他部署から取引先への支払いや取引先からの振り込みの管理、経費精算など多くの問い合わせが集中することがあります。決算期などの繁忙期であればなおさらです。

大企業の場合、問い合わせのために人材を確保しなければならないこともあるでしょう。問い合わせの業務にチャットボットを活用することによって経理が行っていた問い合わせ業務の減少につながります。

次の項目では、今後も人手が必要な経理業務を解説します。

経理の最終的な確認作業・イレギュラーな業務には今後も人手が必要

今後も人手が必要な経理業務・最終的な確認作業・イレギュラーな業務

AIの活用によって減少する業務がある一方、今後も人的に行うであろう経理業務もあります。ここでは、今後も人手が必要な経理業務を2つ紹介します。

  • 最終的な確認作業
  • イレギュラーな業務

それぞれ解説します。

最終的な確認作業

今後も人手が必要な経理業務の1つは、AIによって処理された帳簿や支払データを最終的に確認する業務です。

AIの学習機能と蓄積された情報量によって、作業の精度は日々向上するものの、AIもミスをすることがあります。そのため、現時点では確認作業は不可欠です。

加えて、経理には現場で蓄積した経験や勘にもとづく知識および業務のノウハウが必要です。重要事項の確認などにおいては、経理事務員が行わなければならないこともあります。

今後、AI技術の進化によって単純作業は減りつつ、簡単に言語化できない人手が必要な作業は残るでしょう。

イレギュラーな業務

紙の書類作成が必要な業務などイレギュラーな処理業務には経理事務員が必要です。テンプレート化できる業務以外はシステムで処理できず、手作業で処理しなければなりません。

たとえば、月次報告書や決算報告書をデータではなく書類として求められる場合です。加えて、発注書や請求書などの受発注関連書類を紙媒体でやりとりしている企業では、経理システムに取り込む際に手作業による入力が必要になることもあります。

旧態依然とした慣習が残る企業では、紙の領収書発行を求められることもあるでしょう。

また、AIによって経理の人材を育成するのは困難です。コミュニケーションや直接的なつながりによって、成長を促す部分があります。

AIの活用によって減少する業務と残る業務をふまえ、次の項目では、今後経理として活躍するためのポイントを解説します。

今後、経理として活躍するためのポイント4つ

今後、経理として活躍するためのポイントは4つあります。

  • 経理の専門知識を身につける
  • ITリテラシーを高める
  • 財務分析力を養う
  • M&Aの専門知識を身につける

それぞれ解説します。

経理の専門知識を身につける

工場経理など専門の業界に特化した知識を身につけると、貴重な戦力として企業で活躍できるでしょう。

工場経理では、製造の過程で発生するコストを記録・管理します。 経費の計算に加えて、原材料・加工費・人件費・設備費などを製造過程でかかった費用を計算する「原価計算」も行うため、専門的な知識が必要です。

工場経理のほかにも、建設経理や医療事務など、さまざまな業界に特化した経理の仕事があります。基礎知識に加えて専門性を高めておくと、採用時のアピールとなるでしょう。

また、経理からセカンドキャリアの形成を図るなら、税理士や会計士などの国家資格を取得するのも今後活躍するための手段の1つです。こうした資格を取得すると、経理としてはもちろん、士業でも働ける可能性があります。

専門知識を身につけることによって、自身の市場評価を高めましょう。

ITリテラシーを高める

ITリテラシーを高めると経理として今後も活躍できる可能性が高まります。経理業務はAIの活用によって減少が見込まれる一方で、AIを管理する人材も必要になるためです。

AIの活用スキルなどITリテラシーを高めるためには、以下のような知識やスキルを身につけるといいでしょう。

  • パソコン・スマートフォン・タブレットなどのIT機器の活用スキル
  • 情報を正しく取り扱うための知識
  • ネットワークの仕組みおよびセキュリティ対策に関する理解

こうした知識やスキルを身につけることにより、AIや新たなシステムの導入があった際にもスムーズな対応が図れます。

経理は、他部署や経営陣への資料や情報を提出する機会も少なくありません。ITリテラシーを駆使し、よりわかりやすい資料を作成することによって企業内で評価も高まり、今後も活躍できるでしょう。

財務分析力を養う

経理の専門知識に加えて財務分析力を養うと、経営にコミットメントできる戦力として重宝されるでしょう。

財務分析は、損益計算書や貸借対照表などの財務諸表を分析し、収益性・生産性・成長性・安全性など企業の状態を把握するのに役立ちます。

経理と財務の違いは、管理する資金が処理されているかどうかです。経理が企業における取引済みの資金の記録・管理を行う一方、財務は経理が作成した決算書をもとに財務戦略の立案・資金調達などを行います。

経営課題を見つけ出す財務分析力があれば、経営戦略の意思決定に関連する仕事に携わり、今後も活躍できるでしょう。

M&Aの専門知識を身につける

財務分析力を活かし、M&Aに関する専門知識を身につけることによって、経理としての存在価値を示せます。

M&A(Mergers and Acquisitions)とは、企業を合併・買収することです。2つ以上の企業が1つの企業となる、または他企業を買い取るなど、資本提携して事業の拡大・多角化・再編を図ります。

単純作業および単純予測を行う業務はAIによって代替される傾向があるものの、M&Aなど企業経営に重要な意思決定をすべて任せるのは困難です。

近年は後継者不足によって中小企業でもM&Aが進められているため、財務分析力とM&Aの専門知識を身につけておくと、経理として長く活躍できるでしょう。

まとめ

  • 仕訳などのAIの活用によって減少が見込まれる経理業務
  • 最終的な確認作業など今後も人手が必要な経理業務
  • ITリテラシーを高めるなど、今後経理として活躍するためのポイント4つ

企業に欠かせない安定した仕事として認識されていた経理も、今後は減少する可能性があります。AIの活用によって仕訳・領収書および請求書の処理といった定型業務の代替化が進むからです。

ただし、AIによって処理された帳簿などの確認業務や、紙の書類作成が必要な業務などは残るでしょう。

今後、経理として活躍するためのポイントをぜひ参考にしてみてください。

また、これまで経理で培ったスキルや経験を活かし、他業界で働くのも1つの手段です。エンジニアやWebデザイナーなど、フリーランスとして働いてみるのはいかがでしょうか。

▼フリーランスは初心者でもなれる!心構えや仕事の受注方法はこちら

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執筆者
エイジレスメディア編集部
エイジレス社会の専門誌として、すべての人が何歳でも豊かな暮らしを紡げるよう有益な情報を発信していきます。主に、エイジレスなビジョンを体現している人物や組織へのインタビュー記事を執筆しています。