機械学習エンジニアは高年収?年収アップの方法や役立つ資格も解説

※当サイトは人材関連サービスを展開する株式会社エイジレスが運営しています。本ページは自社および提携先のPRを含む場合があります。

機械学習エンジニアは、いま注目のAI分野でAIモデルの設計・開発を担う技術者です。高度な専門知識とスキルが求められるため、希少性が高く高年収の職種として知られています。 この記事では、機械学習エンジニアの年収相場・年収アップの方法・高年収の理由・役立つ資格を解説していきます。

おすすめの転職エージェント

転職エージェントは大手1社と、特化型1~2社の活用がおすすめです!

  • 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
  • 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう

さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。

大手転職エージェント
リクルートエージェント
支援実績No1の総合型。年代や職種を問わずまず登録しておくべきエージェントです。
【公式】https://www.r-agent.com/

特化型エージェント
社内SE転職ナビ
社内SE特化。業界最大級の社内SE求人数を保有しています。
社内SEはホワイトな求人も多いためおすすめです。
【公式】https://se-navi.jp/

ウズカレIT
IT未経験からの転職に特化。就職/転職支援のみならずIT学習のサポートを無料で受けられます。
【公式】https://uzuz-college.jp/

エイジレスエージェント
年齢不問求人/ハイクラス転職に特化。SIer・コンサル・大手SESなどの求人を多数保有しています。
約80%が平均年収150万円アップの実績あり。
【公式】https://agent.ageless.co.jp

  • 【この記事を読んでわかること】
  • 機械学習エンジニアの正社員の年収相場は540万円〜990万円、フリーランスなら1,000万円以上
  • 早く・大きく年収アップするためには、機械学習の専門スキルを高めて転職・独立
  • 機械学習エンジニアの年収が高い理由は、AI市場の拡大による需要増と人材の希少性
CTACTA

機械学習エンジニアの年収相場は540万円〜990万円

機械学習エンジニアの年収相場540万円〜990万円

弊社にて大手転職サイト3社を調査した結果、機械学習エンジニアの正社員募集は540万円〜990万円の年収帯が多いことがわかりました。

全体の平均を取ると、約630万円が平均年収となります。

この結果から、機械学習エンジニアは役割に応じて、おおむね以下の年収水準が期待できるでしょう。

メンバークラス 540万円
リーダークラス 770万円
マネージャークラス 900万円以上

中には年収上限が1,000万円を超える募集も多く、最高で2,200万円の募集もあり、スキルと実績次第では1,000万円オーバーも実現可能です。

なお、厚生労働省が毎年実施している「賃金構造基本統計調査」によると、令和4年の全職種の平均年収は462.6万円でした。これと比較しても、機械学習エンジニアの年収水準の高さがお分かりいただけるでしょう。

参考:「賃金構造基本統計調査|厚生労働省」

未経験可の求人の年収相場は400万円前後

同様に未経験可の機械学習エンジニアの求人を調査した結果、年収相場は380万円〜650万円であることがわかりました。未経験者の場合には、年収幅の下限の400万円前後が目安となるでしょう。

機械学習エンジニアは高度な専門性が求められるため、一般的なITエンジニアに比べると未経験可の求人自体が多くありません。未経験から機械学習エンジニアになりたい場合には、はじめは年収をあまり気にせず、開発経験を積みながら将来のキャリアアップと年収アップを目指すと良いでしょう。

フリーランスは年収換算で平均1,000万円以上

続いて、フリーランスの年収を見てみましょう。

大手フリーランスマッチングサイト3社で募集されている機械学習エンジニアの案件を調査した結果、以下のとおり年収換算の報酬は平均1,080万円でした。平均が1,000万円を超えており、フリーランスの機械学習エンジニアはかなりの高年収が期待できるでしょう。

最低単価 最高単価 平均単価 年収換算
機械学習エンジニア 55万円 150万円 90万円 1,080万円

こうした高年収の案件を受託するためには、高度なスキルと豊富な実績が求められます。フリーランスになれば誰でも簡単に年収1,000万円を実現できるわけではありません。独立にはリスクもともなうため、慎重に判断しましょう。

▼フリーランスのメリット・デメリットを知りたい人こちら

機械学習エンジニアのフリーランス案件をお探しなら、「エイジレスフリーランス」をご活用ください。

エイジレスフリーランスは年齢不問の求人のみを取り扱い、1人1人のスキルと経験にあった案件を紹介します。

CTACTA

実力主義のアメリカでは20・30代でも平均1,000万円以上

最後に、アメリカのIT技術者の年収事情を紹介します。

アメリカでは元々IT技術者の年収は高水準です。近年では、その中でもAIやデータサイエンス分野の高度なデジタル人材に高額な報酬を提示する例が増えているとされています。また、日本のような年功序列ではないため、実力があれば若くても高年収が可能です。

IT関連産業の給与等に関する実態調査結果のグラフ画像

出典:「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果|経済産業省」

機械学習の高度なスキルと豊富な経験があり、英語力も十分な人は、海外の企業で高年収を目指すのも選択肢の1つでしょう。

ここまでは、機械学習エンジニアの年収事情を解説してきました。

次は、機械学習エンジニアが年収アップするための方法を解説します。

機械学習エンジニアの年収アップにはスキル向上と転職・独立

機械学習エンジニアが年収アップするための3つの方法が箇条書きされた図

機械学習エンジニアは一般的な会社員と比べると年収の水準が高いことがわかりました。しかし、さらなる年収アップを図りたいという人も多いでしょう。

機械学習エンジニアが年収アップするための3つの方法を解説します。

  • スキルアップや資格取得により企業内での評価を高める
  • みずからの市場価値を高めて高年収の企業へ転職する
  • フリーランスの機械学習エンジニアとして独立する

スキルアップや資格取得により企業内での評価を高める

機械学習エンジニアの年収アップ方法の1つ目は、スキルアップや資格取得により企業内での評価を高めることです。

最新技術の習得や高度な資格の取得などで専門性が社内に認知されると、大規模プロジェクトへの抜擢や、より重要な役割が与えられるチャンスが増えるでしょう。実績を積み重ねていくことで、企業内での評価が高まり、昇格や昇進へとつながって年収アップが期待できます。

企業内でのキャリアアップは、長期的なスパンで腰を据えてスキル向上や資格取得に取り組める点がメリットです。

一方で、このあとに紹介する転職や独立と比べて年収アップのスピードや上昇幅の面で劣る点がデメリットでしょう。

安定志向が強く、ゆっくりでも良いので着実に年収アップしていきたい人に向いている方法です。

みずからの市場価値を高めて高年収の企業へ転職する

機械学習エンジニアが年収をアップさせるためには、みずからの市場価値を高めて、高年収が期待できる企業へ転職する方法もあります。

AIの活用はあらゆる業界へと広がっており、機械学習エンジニアの需要は豊富です。

そのため、企業が求める高度な機械学習のスキルを持った人材は、好条件で転職できるチャンスが高いでしょう。

転職は企業内でのキャリアアップに比べて、早く・大きく年収を増やせる可能性がある点がメリットです。

一方で新たな企業文化・人間関係に順応できなかったり、仕事内容が思っていたものと異なっていたりするリスクもあります。

フリーランスの機械学習エンジニアとして独立する

3つ目に紹介する年収アップ方法は、独立してフリーランスの機械学習エンジニアになることです。

フリーランスは企業に所属せずに、自分で案件を探して企業から直接受託します。

AIへの需要が拡大している現在、機械学習エンジニアに対するフリーランス案件も豊富なため、高いスキルと実績があれば多くの案件を見つけられるでしょう。

フリーランスは自分のスキルと経験を直接収入に変えられるため、実力次第で会社員を大きく上まわる年収を得ることが可能です。

本記事序盤で紹介したようにフリーランスの機械学習エンジニアが12ヶ月間稼働した場合の平均年収は1000万円を超えているため、多くの人にとって年収を大きくアップさせる手法と言うことができます。

反面、プロジェクトが途切れたり病気になったりすれば、たちまち収入が途絶えるリスクがあります。また、仕事探しや企業との交渉・契約手続き・税金/社会保険などあらゆることを自分で行わなければならない点にも注意が必要です。

こうしたリスクを含めた自己管理が得意で、自由な環境でこそ真の実力を発揮できる人は、フリーランスで大きな年収アップが期待できるでしょう。

フリーランスにおすすめの案件探し方法

フリーランスエージェントは、それぞれ保有している案件が異なるため、2〜3社に登録しておくと収入が途絶えるリスクを軽減できます。
迷った場合は、実績が豊富な『Tech Stock』や、年齢不問/ハイクラス案件特化の『エイジレスフリーランス』がおすすめです。

Tech Stock 
20年目の実績があるフリーランス案件紹介サイト。これまでに築いた信頼により月80万円をこえる高単価案件も多数あります。
スキルアップや税務関連のサポートなど、フリーランス向け福利厚生サービスも利用可能なため、まだどこにも登録していない人でも安心して利用できます。
【公式】https://tech-stock.com/

エイジレスフリーランス
年齢不問/上流商流のハイクラス案件に特化したエージェント。
SIer・コンサル・大手SESなどの案件を多数保有しており、ユーザーからの評判が良く誠実な対応も強みです。
【公式】https://freelance.ageless.co.jp/

機機械学習エンジニアの年収が高い理由は需要が多く供給が少ないため

機械学習エンジニアが高収入を得られる3つの理由が箇条書きされた図

機械学習エンジニアの年収が高いのは、仕事が激務で残業が多いという理由だけではありません。

機械学習エンジニアが高年収を得られる、代表的な3つの理由を見ていきましょう。

  • AI市場の拡大で機械学習エンジニアへの需要が高まっているため
  • 機械学習の高度なスキルをもった人材は希少性が高いため
  • 大企業が優秀な人材に高い報酬を提示しているため

AI市場の拡大で機械学習エンジニアへの需要が高まっているため

理由の1つ目は、AI市場の拡大による機械学習エンジニアへの需要の高まりです。

近年AIは大きな進化をとげ、幅広い業界・業種の企業が、ビジネスの競争力を向上させるためのツールとしてAIを取り入れはじめています。AIを活用するためには優れたAIモデルの設計・構築が必要です。そのためには高い専門性を持った機械学習エンジニアが欠かせません。

このように、さまざまな企業でAIが使われ始めたことにより、機械学習エンジニアに対する需要が高まっています。需要の高まりで人材獲得競争が生じ、年収が押し上げられていることが、機械学習エンジニアが高年収である理由の1つです。

令和4年版 情報通信白書 日本のAI主要8市場規模の推移及び予測グラフ画像

参考:「令和4年版 情報通信白書 日本のAI主要8市場規模の推移及び予測|総務省」

機械学習の高度なスキルをもった人材は希少性が高いため

前述の高い需要に加えて、高度な専門性が求められる機械学習エンジニアは、まだまだ人材の供給自体が少ないことも高年収の理由の1つです。

機械学習エンジニアには下記のような専門スキルが求められます。

  • PythonやR言語などのプログラミングスキル
  • 機械学習アルゴリズムの知識とライブラリ・フレームワークの活用スキル
  • 統計学・確率論・線形代数・微分積分などの数学の知識
  • データ処理や可視化のスキル

こうした幅広いスキルを高い次元であわせ持つ機械学習エンジニアは希少なため、非常に価値の高い存在です。言い換えれば、今からでも上記のような知識・スキルを身につけていけば、高年収の機械学習エンジニアになることも不可能ではありません。

大企業が優秀なデジタル人材に高い報酬を提示しているため

機械学習エンジニアの年収が高い理由の3つ目は、大企業が優秀なデジタル人材に高い報酬を提示しているためです。

経済産業省の調査では、大手企業で、AI・データサイエンスなどの高いスキルをもつ新卒人材に対して1,000万円以上の年収を提示しているケースが紹介されました。また、新卒に限らずAIなどの高い専門性を持つ技術者に、3,000万円から4,000万円という破格の年収を提示する企業の事例も挙げられています。

このような超高額の年収提示が、機械学習エンジニアの年収相場全体を押し上げている理由の1つです。

参考:「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果|経済産業省」

以上、機械学習エンジニアの年収が高い理由を解説しました。

最後に、機械学習エンジニアの年収アップに役立つ資格を紹介します。

機械学習エンジニアの年収アップに役立つ資格3選

機械学習エンジニアの年収アップに役立つ3つの資格が箇条書きされた図

機械学習エンジニアが年収を増やすためには、高度なスキルを身につけて自身の市場価値を向上させることが欠かせません。資格取得は必須ではありませんが、スキルや知識を客観的に証明できる強力なツールです。

機械学習エンジニアの年収アップに役立つ3つの資格を紹介します。

E資格 「日本ディープラーニング協会」が主催する民間資格。機械学習やディープラーニングを用いたAI開発のスキルを問う資格で、転職活動やフリーランスの案件獲得で機械学習の基礎知識を証明できる
統計検定 「統計質保証推進協会」が主催する民間資格。AI開発に欠かせない統計学の知識を問う資格として認知されており、4級から1級までの通常試験のほかに、エンジニア向けのデータサイエンス分野の資格もある
データベーススペシャリスト試験(DB) 「情報処理推進機構(IPA)」が主催する国家資格。情報処理試験の中でも最難関の高度資格に位置付けられ、機械学習に欠かせないデータベース管理・操作の高度なスキルを持つ人材として高い評価を得られる

参考:「E資格|日本ディープラーニング協会(JDLA)」
参考:「統計検定|統計質保証推進協会」
参考:「データベーススペシャリスト試験(DB)|情報処理推進機構(IPA)」

以下の記事では、このほかにも機械学習エンジニアにおすすめの資格を詳しく紹介しています。ぜひご一読ください。

▼機械学習エンジニア関連の資格を詳しく知りたい人はこちら

まとめ|機械学習エンジニアで年収1000万円以上も夢じゃない

本記事を通して、以下のことがわかりました。

  • 機械学習エンジニアの正社員の年収相場は540万円〜990万円、フリーランスなら1,000万円以上
  • 早く・大きく年収アップするためには、機械学習の専門スキルを高めて転職・独立
  • 機械学習エンジニアの年収が高い理由は、AI市場の拡大による需要増と人材の希少性

いま注目のAI分野で開発の中核を担う機械学習エンジニアは市場価値が高く、年収も高水準です。スキルと経験を積み重ねていけば、年収1,000万円も夢ではありません。

これから機械学習エンジニアを目指すなら、まずは機械学習の基礎知識の学習や資格取得からチャレンジしてみましょう。

機械学習エンジニアの転職や独立をお考えなら、「エイジレスエージェント」「エイジレスフリーランス」をご活用ください。

エイジレスのサービスでは年齢不問の求人のみを取り扱い、キャリアコンサルタントが1人1人のスキルや経験にあった企業・案件を紹介します。

CTACTA
アバター画像
執筆者
しーそー
大手証券系システム会社での20年間のシステムエンジニア(SE)歴を経て、2022年4月よりライターの道へ。前職では主に設計・要件定義などの上流工程やプロジェクトマネジメントを経験。職歴を活かしたIT・金融関係の記事や、趣味と実益を兼ねた資産運用・仮想通貨などが得意ジャンル。2児の父として子育てにも奮闘中