未経験からセキュリティエンジニアになるためのロードマップを解説!
高い技術力と豊富な経験が問われるセキュリティエンジニアは、未経験から転身するには効果的なロードマップの検討が重要です。 そこで本記事では、未経験者向けのロードマップを中心に解説します。 おすすめの資格も紹介するので、最後まで読んでみてください。
- 【この記事を読んでわかること】
- 未経験からセキュリティエンジニアになるには、7つの観点でスキル・知識の向上に努ることが大切
- セキュリティエンジニアに必要なスキル・知識は、技術力以外にリーダーシップやコミュニケーション力も必要
- セキュリティ関連の資格を持っていれば、第三者に自分のスキルを証明でき、クライアントからの信頼も得られる
- 効率的に求人・転職活動を行うなら、エイジレスフリーランスやエイジレスエージェントの活用がおすすめ
おすすめの転職エージェント
転職エージェントは大手1社と、特化型1~2社の活用がおすすめです!
- 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
- 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう
さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。
大手転職エージェント
≫リクルートエージェント
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未経験からセキュリティエンジニアになれるのか?
セキュリティエンジニアは、情報システムの安全性を確保し、情報資産を保護する役割を担う専門職です。
セキュリティエンジニアとして一人前になるには、インフラを中軸とした幅広い技術スキルにくわえ、高いコミュニケーション力などのヒューマンスキルも要求されるため、未経験からセキュリティエンジニアへの転身はハードルが高いです。
未経験から目指すなら、セキュリティの情報収集と基礎知識の学習に励みつつ、後述するようなスキルを実践で養う必要があります。
ただし未経験でもエンジニア経験があれば、その分野に特化したセキュリティ知識を身につけていることが一般的です。
特にセキュリティとも関わりの深いインフラ・ネットワーク構築に従事した経験は、セキュリティエンジニアの業務でも役立ちます。
したがって未経験の場合も、別のエンジニアで実務経験を積み重ねてからのほうが、需要の高いセキュリティエンジニアに近づけます。
ここまでは、未経験からセキュリティエンジニアになれる可能性を言及し、難しいながらも目指せることを解説しました。
ではどのようなロードマップが最適なのか、次から具体的に見ていきましょう。
そもそもセキュリティエンジニアの仕事内容や年収についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
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未経験からセキュリティエンジニアを目指すロードマップ
未経験から市場価値の高いセキュリティエンジニアを目指すには、日々の学習と実務経験をふまえたロードマップの形成が重要です。
ここでは、セキュリティエンジニアを目指すために必要なロードマップを7つのステップごとに解説します。未経験からの転身を目指している人は、一通り目をとおして自身のロードマップ形成に役立ててください。
- セキュリティ関連の情報収集に励む
- セキュリティ関連の最新事情をみずから発信する
- セキュリティの資格取得に励む
- 自宅のPCで実験しながらスキルを身につける
- インフラエンジニアなどほかのエンジニアで実務経験を積む
- 大学院に進学してセキュリティの専門知識を身につける
- セキュリティ関連の大会に出場してスキルを高める
セキュリティ関連の情報収集に励む
IT技術は日々進歩し、それにともない新たな脅威も増えています。
そのため、セキュリティ関連の最新情報を常に押さえることがセキュリティエンジニアとしての第一歩になります。
日々学習する習慣も身につくので、以下のような信頼できる情報源から最新のセキュリティ事情を吸収して整理する時間を、自身のルーティンに組み込みましょう。
- 国やIPAなどの公的機関
- セキュリティインシデントを中心に扱っているサイト
- セキュリティ製品メーカーなどのセキュリティに強い企業のSNS
- セキュリティで著名な人物のSNS
- セキュリティ専門の書籍やWebサイト
- セキュリティ関連のセミナーやカンファレンス
セキュリティ関連の最新事情をみずから発信する
情報収集からさらに一歩進め、みずから最新のセキュリティ事情をSNSやブログなどで発信するのもおすすめです。
他者に正確な情報を伝える努力をすれば、曖昧に理解していた部分が明らかになるのでスキルアップに効果的です。
人に伝わる文章力も同時に身につくので、コミュニケーション力の醸成にもつながります。
また、情報発信を続けていればセキュリティの専門家として周りからも注目され、案件獲得につながるケースもあります。
さまざまな情報源から得た知識は、自身の中に留めず、積極的に情報発信することがおすすめです。
セキュリティの資格取得に励む
セキュリティの資格取得にも挑戦すれば、学習をとおしてスキルや知識を自身の糧として定着できます。
また資格は、保有スキルや知識を第三者に証明する手段としても役立ちます。
資格を持っていればクライアントから信頼されるきっかけになるうえ、フリーランスであれば高単価案件の獲得も期待できるでしょう。
企業によっては資格手当も支給されるので、後で解説するような資格の取得に励むのがおすすめです。
自宅のPCで実験しながらスキルを身につける
情報収集や資格の学習から得た知識を頭の中に抱えているだけでは、実務で必要な場面に直面してもスムーズに対応できません。
その対策としておすすめなのが、自宅のPCを実験環境として利用することです。
実際に試してみると、実験の過程で不具合が発生し、期待する結果を得られないケースが多々あります。
しかし、不具合の原因を試行錯誤しながら解決する努力を積み重ねるうちに、実務に効果的なスキルや問題解決能力が自然と身についていきます。
自宅のPC環境でも行える実験手法は、以下を参考にしてみてください。
実験手法 | 内容 |
---|---|
セキュリティツールを試す | 以下のようなオープンソースのセキュリティツールを実際に試してみる。
|
仮想環境でシミュレーションを行う | VirtualBoxやVMware Workstationを利用してさまざまなOSの仮想環境を構築し、サイバー攻撃や防御のシナリオテストを行う。 |
Webアプリケーションのセキュリティテストを行う | DVWA(Damn Vulnerable Web Application)などの教育用アプリケーションを用いて、Webアプリケーションの脆弱性を試し、その修正方法を学ぶ。 |
データの暗号化・復号化を試す | OpenSSLなどのツールを使って、データの暗号化と復号化を練習し、その理解を深める。 |
オンライン学習サイトを活用する | 実際にツールを使いながら学べる学習サイトで、セキュリティ関連のコースを受講する。 |
インフラエンジニアなどほかのエンジニアで実務経験を積む
需要の高いセキュリティエンジニアに成長するには、日々の情報収集や学習に加え、実務経験も重要です。
特に未経験の場合、セキュリティエンジニアの基礎となるスキルを身につけられるインフラエンジニアやネットワークエンジニアの経験が役立ちます。
サーバーやネットワークの知識に不安を感じるなら、これらのエンジニア経験を通じて、セキュリティエンジニアに必要なインフラの基礎知識を固めるとよいでしょう。
また、セキュリティの強度はインフラのみならずプログラムのロジックも関係します。
プログラミングの脆弱性に関心があれば、サーバー構築に加えプログラミングスキルも養えるバックエンドエンジニアの経験がおすすめです。
バックエンドエンジニアの経験が、インフラからプログラミングまで、セキュリティレベルの高いシステムを提案できる力を養ってくれるでしょう。
大学院に進学してセキュリティの専門知識を身につける
大学院に進学すれば、セキュリティの理論的な背景や最新の研究トピックを学べるので、より深くセキュリティの専門知識を身につけられます。
たとえば、神奈川県にある情報セキュリティ大学院大学の情報セキュリティ研究科には、以下のようなコースがあります。
- サイバーセキュリティとガバナンスコース
- システムデザインコース
- セキュリティ/リスクマネジメントコース
いずれのコースも、技術力に加えコンサルティング能力を備えたセキュリティエンジニアの育成を目指しているので、即戦力として通用するスキルの習得を期待できます。
セキュリティ関連の大会に出場してスキルを高める
セキュリティのスキルを競う大会に出場するのも、実践力を高める手段として有効です。
たとえばHardening Projectでは、セキュリティの堅牢化をチームで競う「ハードニング競技会」を2012年から毎年開催しています。
1〜2ヶ月にわたる準備段階を経て、本番では8時間にわたるサイバー攻撃に対応する必要があり、スピーディかつ正確な実践スキルが求められます。
また、個人でも参加できるのがCTF(Capture The Flag)です。
課題に隠されている答え(旗 = Flag)を見つけだす競技であることが、名前の由来です。
CTFにはさまざまな種類があり、日本最大級のCTFが「Security Contest(SECCON)」です。
未経験からすぐに挑戦するのは難しいですが、ある程度の実務経験を経たうえで参加すれば、実践レベルで需要の高い技術力を養えるでしょう。
参考:「Hardening Project」
参考:「SECURITY CONTEST2023」
ここまでは、未経験からセキュリティエンジニアになるためのロードマップを7つの観点で解説しました。
次では、セキュリティエンジニアに必要なスキル・知識を詳しく見ていきましょう。
セキュリティエンジニアに必要なスキル・知識
セキュリティエンジニアに必要なスキルや知識は多岐にわたります。
技術面で必要なスキルは、以下の8つです。
- ネットワーク
- サーバーやミドルウェア
- セキュリティ技術
- プログラミング言語(スクリプト言語ふくむ)
- 脆弱性評価
- ペネトレーションテスト
- インシデント対応力
- フォレンジックス(セキュリティ侵害を防ぐための戦略立案)
また、以下のような知識も必要になります。
- 情報セキュリティのベストプラクティス
- 最新の脅威と攻撃技術
- セキュリティに関連する法律や規制
- セキュリティに関連したリスク管理手法
これらのスキル・知識を駆使し、強固なセキュリティを施したITシステムを構築するのがセキュリティエンジニアです。
ただしITシステムの構築のみならず、ITシステムの利用者に対するセキュリティ意識の向上や理解を深める活動も、業務範囲にふくまれるケースがあります。
そのため、リーダーシップやコミュニケーション力などのヒューマンスキルも重要な要素です。
需要の高いセキュリティエンジニアになるには、これらの知識・スキルの習得を常に意識しながら、日々の学習や業務に励みましょう。
ここまでは、セキュリティエンジニアに必要なスキル・知識を解説しました。
次では、未経験からセキュリティエンジニアを目指すのにおすすめの資格を見ていきましょう。
未経験からセキュリティエンジニアを目指す人におすすめの資格3選
セキュリティエンジニアに関連する資格はさまざまありますが、ここでは未経験から目指す人におすすめの資格を3つ紹介します。
- シスコ技術者認定
- CompTIA Security+認定資格
- 情報処理安全確保支援士
シスコ技術者認定
シスコ技術者認定は、ネットワーク機器で有名なシスコシステムズが実施しているベンダー資格です。
比重としてはネットワーク関連の資格が多いですが、「CyberOps Associate」「CyberOps Professional」などのセキュリティ関連の資格も取り扱っています。
セキュリティの資格にこだわらず、ネットワークの資格も積極的に取得するのがおすすめです。
参考:「シスコ認定資格」
CompTIA Security+認定資格
CompTIA Security+認定資格は、アメリカの非営利団体CompTIAが運営している情報セキュリティの資格です。
資格を取得すれば、ネットワークからコンプライアンスに至るまで、セキュリティの幅広い知識を証明できます。
実践力も養えるプロフェッショナル向きな資格なうえ、海外でも通用する国際資格なので市場価値の高いエンジニアとしてアピール可能です。
情報処理安全確保支援士
情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)は、IPAが主催する日本の国家資格です。
システムの設計・構築・運用に関わるセキュリティ対策に加え、情報セキュリティマネジメントの業務知識も問われます。
試験範囲が広いので、学習計画をしっかり立てないと合格は難しいです。
ただしハードルが高い分、学習をとおしてより高度なセキュリティエンジニアに成長できます。
ある程度実務を経験した方が設問の内容を理解しやすいので、業務状況も加味したうえで学習計画を立てるのがおすすめです。
セキュリティエンジニアにおすすめの資格を詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてください。
▼セキュリティエンジニアに必要な資格を詳しく知りたい方はこちら
セキュリティエンジニアにおすすめの資格ランキング5選|難易度も解説
セキュリティエンジニアの転職やキャリアアップに役立つ資格を知らない人も多いのではないでしょうか。 国家資格の「情報
ここまでは、未経験からセキュリティエンジニアを目指すのにおすすめの資格を紹介しました。
次では、未経験者向けセキュリティエンジニアの求人・転職方法を詳しく見ていきましょう。
未経験者向けセキュリティエンジニアの求人・転職方法
未経験者向けセキュリティエンジニアの案件探しであれば、「エイジレスフリーランス」がおすすめです。
タイミングによっては、未経験でも好条件の案件が掲載されている可能性があります。
また、セキュリティエンジニア以外にインフラエンジニアなどのほかの職種も多数紹介しているので、セキュリティエンジニアの基礎固めとなる案件の獲得も可能です。
さらに「エイジレスエージェント」であれば、年齢問わず、過去の経歴も踏まえながらご自身の希望に見合う求人や企業をエージェント経由で紹介できます。
転職やご自身のキャリアでお悩みの人は、エイジレスエージェントにぜひ一度お問い合わせください。
まとめ|未経験でもセキュリティエンジニアを目指せる
本記事をとおして、以下のことがわかりました。
- 未経験からセキュリティエンジニアになるには、7つの観点でスキル・知識の向上に努ることが大切
- セキュリティエンジニアに必要なスキル・知識は、技術力以外にリーダーシップやコミュニケーション力も必要
- セキュリティ関連の資格を持っていれば、第三者に自分のスキルを証明でき、クライアントからの信頼も得られる
- 効率的に求人・転職活動を行うなら、エイジレスフリーランスやエイジレスエージェントを活用するのがおすすめ
未経験からセキュリティエンジニアを目指すのは、簡単ではありません。
しかし、必要なスキル・知識を習得しながら、セキュリティに関わる案件を数多くこなしていけば実践力をそなえたセキュリティエンジニアに成長可能です。
ただし、日常の業務をこなしながら求人・転職活動を行うのは、時間の制約もあり厳しいでしょう。
そんなときは「エイジレスフリーランス」や「エイジレスエージェント」を積極的にご活用ください。
年齢に関わらず、ご自身の経歴に最適なキャリアパスのお手伝いをさせていただきますので、これを機会にぜひ一度ご相談ください。
おすすめの転職エージェント
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- 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
- 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう
さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。
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