バックエンドエンジニアになるには?ロードマップや必要スキルを解説
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Webシステムの開発を担うバックエンドエンジニアになるには、どうすればいいか悩むエンジニア経験者の方もいるでしょう。この記事では、未経験からバックエンドエンジニアになる方法に加え、バックエンドエンジニアの役割・必要な知識を解説していきます。
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- 【この記事を読んでわかること】
- ほかのエンジニア経験があってもバックエンドエンジニアになるのは難しい
- バックエンドエンジニアは、ユーザーが利用する画面の裏側で実行されるシステムの開発を担当
- バックエンドエンジニアには3つのキャリアパスがある
- バックエンドエンジニアへの転職はエージェントやクラウドソーシングを利用する
未経験からバックエンド(サーバーサイド)エンジニアになるのは難しい
ほかのエンジニア経験があってもバックエンドエンジニアに簡単にはなれません。バックエンドエンジニアの役割・仕事内容を理解し、業務に必要なスキルを習得したうえで臨まなければ案件の獲得は難しいでしょう。
そこで、以下のステップ別にバックエンドエンジニアになる方法を解説します。
- ポートフォリオを作成する
- プログラミングスクールを受講する
- 書籍やWebサイトで学ぶ
- 資格を取得する
- 必要要件の緩いバックエンドエンジニア求人に応募する
また、以下の記事でも未経験からバックエンドエンジニアになる方法を詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
▼未経験からバックエンドエンジニアになる方法を詳しく知りたい人はこちら
未経験からバックエンドエンジニアへのロードマップを徹底解説!
Webシステムの中枢を担うバックエンドエンジニアは、未経験者にはハードルの高い職種です。しかし地道に努力を重ねれば、未経験者でも目指
ポートフォリオを作成する
ポートフォリオは、自身の持つスキルと実績をクライアントに証明するためのものです。
どのような経歴の持ち主なのか伝わりやすいよう、保有スキルや経験したプロジェクトなど、可能な限り具体的にまとめます。ただし、未経験の場合、バックエンドエンジニアの内容を充実させるのは難しいです。そのため、まずはポートフォリオを作成し、自身の現状と向き合いましょう。不足しているスキルがあれば書籍やプログラミングスクールで学んだり、資格取得を目指したりすると良いでしょう。また、過去に経験した業界が多ければ、その業界に精通していることをアピールできます。自身の強い分野を改めて知る手段としても、ポートフォリオの作成は役に立ちます。
プログラミングスクールを受講する
プログラミングスクールを受講すれば、実務に必要な基礎知識とスキルを身につけられます。さらに、講師やほかの受講生と交流を重ねれば、独学よりも効率よく知識とスキルを向上できるでしょう。
昨今は動画ベースの教材が充実しているオンラインスクールも充実しているため、自宅で都合のいい時間帯に学習できます。プログラミングスクールによっては転職保証付きプランがあるので、スキル習得のみならず、案件獲得も安心して取り組めるスクールを選ぶのがおすすめです。
書籍やWebサイトで学ぶ
独学で書籍やWebサイトで学べば、必要なスキルやプログラミング言語をさらに効率的に身につけられます。書籍は情報の鮮度が多少古いケースもありますが、基礎的な知識や体系を学ぶのに適した学習方法です。
また、現役バックエンドエンジニアとして活躍中の人が、業務実績から得たスキルや知識を初心者向けにまとめたWebサイトや動画が数多く存在します。実践向きのスキルを学べるうえ、実務で経験したノウハウやトラブル対処事例などのよりリアルな実状を把握できるのがメリットです。
資格を取得する
資格があれば自身の持つ知識やスキルを客観的に証明でき、ポートフォリオも充実させられます。求人案件では、必須・歓迎要件に資格の保有が含まれているケースがあるので、持っていたほうが有利です。また、未経験であっても必要な資格を持っていれば、案件獲得のチャンスは広がります。
バックエンドエンジニアに人気のある資格は、あとで解説する「バックエンドエンジニアを目指す人に人気の資格」を参考にしてみてください。
開発環境を構築する
バックエンドの開発環境は、自宅のPC環境でも構築可能です。自身で環境を構築することは、プログラミングスクールや書籍で学んだ内容の復習になるだけではなく、実際にやってみなければ遭遇しないトラブルを経験できます。実務に近い環境を構築できれば、設計やプログラミングのスキルをより効率的に向上できるでしょう。
必要要件の緩いバックエンドエンジニア求人に応募する
バックエンドエンジニアは幅広い知識が必要なので、現場では経験者が求められることが多いです。ただし、案件のメンバー構成によっては経験年数を問わない場合や、未経験でも応募可能な求人もあります。そのような案件では上級者の指導を仰ぎながら開発に携われるので、業務を通して実践的なスキルや知識を身につけられます。経験年数を問わず、未経験者でも応募可能な求人を見つけたら、積極的に応募するのがおすすめです。
ただし、「未経験可」あるいは「未経験歓迎」の求人には注意してください。研修目的でほかの職種の役割を任されたり、簡単なレベルの業務を任されたり、実践経験が身につきにくいケースがあります。案件のメンバー構成や任される業務範囲は、面談等でしっかり確認しましょう。
ここまではバックエンドエンジニアになるためにふむべきステップを解説しましたが、バックエンドエンジニアになるには、その役割やどんな業務に携わるのかを知っておくことが重要です。次ではバックエンドエンジニアの定義や業務範囲を見ていきます。
バックエンドエンジニアになる前に知っておきたいこと
こちらでは、以下の観点でバックエンドエンジニアについて解説していきます。解説を元に、バックエンドエンジニアの理解を深めましょう。
- バックエンドエンジニアとは
- バックエンドエンジニアに向いている人
- バックエンドエンジニアの業務範囲
- バックエンドエンジニアに必要な知識・スキル
バックエンドエンジニアとは
バックエンドエンジニアは、ユーザーが利用する画面の裏側で実行されるシステムの開発を担当します。具体的には画面で入力された情報を元にしたデータベース処理や、ほかのWebサービスとの連携処理など、Webシステムの中核となるロジックの設計・開発が中心です。小規模のプロジェクトでは、ミドルウェアの導入・設定に加えデータベースの構築・設計も行うなど、インフラ作業も含め幅広い専門的知識を要求されるのが一般的です。
フロントエンドと異なり幅広い知識・スキルを必要としますが、Webシステムの性能や品質はバックエンドエンジニアによるところが大きいので、非常にやりがいのある職種といえます。
バックエンドエンジニアの業務内容
バックエンドエンジニアが担当する業務範囲は、おもに以下の5つです。
- Webシステムのサーバー処理の設計と実装
- Webシステムと連携するデータベースの設計と構築
- 他システムと連携するためのAPI開発
- スケーラビリティやセキュリティの最適化
- 構築したWebシステムの運用または保守開発
どこまでを担当するかは、プロジェクトにより異なります。大規模プロジェクトであれば担当を細かく割り振られますが、中・小規模のプロジェクトでは、すべてを担当するケースもあるでしょう。また、スケーラビリティやセキュリティの最適化はネットワーク・セキュリティの知識も必要なので、経験豊富な上級者が担当します。始めはサーバー処理のプログラミングからスタートするのが一般的で、経験を積み重ねるごとに上流工程の設計やデータベース・Webシステムの性能改善なども任されるようになります。
バックエンドエンジニアに向いている人
バックエンドエンジニアに向いている人の特徴は以下のとおりです。
- システム全体の設計や構築に興味がある
- 画面開発よりシステムの基盤となる部分の開発が好み
- プログラミング以外にも知識を貪欲に吸収したい
携われる領域が幅広いので、システム全体の仕組みやシステム開発に関わるさまざまな知識・スキルの習得を積極的に身につけたい人に向いています。また、フロントエンドにも目を向けるようになれば、フロントエンドとバックエンドのいずれも担当できるフルスタックエンジニアとして重宝されます。知識やスキルの吸収に積極的な人ほど成長が早く、バックエンドエンジニアとして長く活躍できるでしょう。
バックエンドエンジニアに必要な知識・スキル
業務範囲が広いので、プログラミング以外にデータベースやセキュリティなど、さまざまな知識やスキルを求められます。自身の担当範囲を広げれば、より上級のエンジニアに転身も可能です。ここではバックエンドエンジニアに必要な知識やスキルを紹介するので、現状足りていないもの・目指しているエンジニア像に必要なものを把握し、自身にふさわしいロードマップを作成してみると良いでしょう。
プログラミング言語とフレームワーク
まず必要なスキルはプログラミングです。バックエンドでよく利用されるPHP・Python・Ruby・Javaのうち、どれでもいいので習得しやすいと感じたものから身につけましょう。言語の基本仕様に加え、例外処理・代表的なアルゴリズム・デザインパターンを知っておくと、プログラムの品質が向上します。また、WEBシステムの構築で欠かせないSpring・Laravel・Ruby on Railsなどのフレームワークの理解も必要です。
データベースの知識とSQL
バックエンドでもっとも多く連携する他システムがデータベースです。近年は厳密な構造データを持たないNoSQLデータベースが注目されているものの、RDB(リレーショナルデータベース)を利用しているシステムはまだ数多く存在するので、テーブル定義・操作するためのSQL言語の習得は必須です。
SQL言語の理解のみならず、データベース製品ごとの特徴やSQL文が実行される仕組みも理解していれば、性能に優れたデータベース処理を実装できます。さらにテーブル設計やデータベース構築のスキルも身につければ、将来、データベースエンジニアの道も選択肢のひとつとして拓けるでしょう。
ミドルウェアの知識
バックエンドエンジニアが関わるミドルウェアといえば、Webサーバー・アプリケーションサーバー・データベース管理サーバーですが、これら以外にもさまざまなミドルウェアを利用することがあります。
たとえば、多種多様な環境のデータを活用するためにデータ連携ミドルウェアが利用され、その設計・カスタマイズをバックエンドエンジニアが担当するケースがあります。業務システムでは、帳票の出力・管理を担うミドルウェアも欠かせない存在です。利用されるミドルウェアは案件によってさまざまなので、Webシステムで利用頻度の多いミドルウェアの情報に、アンテナを張り巡らせておくのがいいでしょう。
システムアーキテクチャの知識
システムの全体構成やアーキテクチャを設計できるスキルがあれば、基本設計や詳細設計を担当できます。プログラミングより上流の工程を担当できれば、収入アップを期待できるので、バックエンドエンジニアとしていずれは身につけたいスキルのひとつです。
学習も大事ですが、経験によるところが大きいのが設計作業です。さまざまなWebシステム開発に携わりながら、システムアーキテクチャのパターンを実務で身につけ、最初は上級者の指導を仰ぎながら詳細設計から担当するといいでしょう。
外部サービスと連携可能なAPIの知識
多種多様なWebシステムが稼働している今日では、それらを外部から利用するためのインターフェース開発の重要性が増しています。たとえばGoogleやAmazonでも活用されているREST APIは、複数のWebシステム同士がシームレスに連携できるため、関連システムの開発工数やコストの削減が可能です。現在もっとも主流のAPIなので、REST APIの設計・開発が得意なバックエンドエンジニアは、さまざまな分野で重宝されるでしょう。
ここまでは、バックエンドエンジニアになる前に知っておくべきことをお伝えしてきました。次ではバックエンドエンジニアになるためのキャリアパスを解説します。
バックエンドエンジニアになる3つのキャリアパス
どのような職種がスタートでも、バックエンドエンジニアになるには以下が重要です。
- バックエンド向けプログラミング言語の習得
- 代表的なフレームワークの理解、実装方法の習得
- データベース技術の理解、操作の習得
- アーキテクチャの理解、設計スキルの習得
これらを前提とし、バックエンドエンジニアになる3つのキャリアパスを見ていきましょう。
- プログラマーから目指す方法
- フロントエンドエンジニアから目指す方法
- インフラエンジニアから目指す方法
プログラマーから目指す方法
プログラミングは開発系エンジニアの基礎スキルです。プログラマーであればバックエンドエンジニアになるための土台ができているので、転身しやすい職種といえます。
バックエンドでよく利用されるプログラミング言語を身につけていなければ、ひとつは習得する必要があります。また、そのプログラミング言語で代表的なフレームワークを理解しておけば、案件を獲得しやすくなるでしょう。たとえば、PHPならLaravel、JavaならSpringです。
さらに、データベースの知識はどの案件でも必要になるので、最低でもSQLを活用したデータベース操作は身につけましょう。
フロントエンドエンジニアから目指す方法
フロントエンドエンジニアは、ユーザーから目に見える画面の設計・開発が中心です。フロントエンドから転身する場合、フロントエンド開発では重要視されない幅広い知識を吸収していく必要があります。とはいえ、フロントエンドとバックエンドそれぞれの役割を理解しているだけに、覚えることは多くても他の職種より知識の吸収速度は早いでしょう。
また、フロントエンドエンジニアから転身した場合、将来的にはフロントエンド・バックエンドともに開発可能なフルスタックエンジニアに成長できます。そのためには、ミドルウェアやREST APIなどの外部連携の知識・スキルを積極的に身につけるのがいいでしょう。
インフラエンジニアから目指す方法
インフラエンジニアはプログラミング経験が少ない場合が多いため、まずはプログラミングスキルを積極的に学ぶことが重要です。最初のうちは案件を獲得するのは難しいので、プログラミングスクールに通ったり、バックエンドエンジニア向けの資格取得に励んだりするのが第一ステップになるでしょう。初めは大変かもしれませんが、クラウドやミドルウェアなどインフラ基盤の知見やスキルを持っているのはメリットです。バックエンドの環境構築や性能・セキュリティ設計で、持っているインフラ知識を存分に発揮できます。さらにプログラミングでも、性能やセキュリティを意識した実装を行えるので、成長次第ではレベルの高いバックエンドエンジニアになれる可能性を秘めています。転身したてのころは一時的に収入がダウンするケースもありますが、将来的には環境構築もできるバックエンドエンジニアとして重宝されるでしょう。
ここまでは、バックエンドエンジニアになる3つのキャリアパスを解説しました。次からは、バックエンドエンジニアへの転職方法を紹介します。
バックエンドエンジニアへの転職方法
バックエンドエンジニアに転職するには以下の3つの方法があります。
- クラウドソーシングサービスを利用する
- フリーランス向けのエージェントを利用する
- 信用を獲得して継続案件を受注する
ここでは、それぞれについて見ていきましょう。
クラウドソーシングサービスを利用する
クラウドソーシングサービスは、仕事を発注したい企業や個人事業主がインターネット上で不特定多数に仕事を発注するサービスです。発注者は必要なときに必要な人材を調達でき、受注者は好きなタイミングで自分のスキルを活かした仕事を行える特徴を持っています。代表的なサービスは「クラウドワークス」「ランサーズ」「ココナラ」です。副業やフリーランスの働く場を与える環境として成長しているサービスで、実績のない初心者でも小規模案件を受注して実績を作れるメリットがあります。 未経験可の募集も多いので、最初の経験を積む場として向いています。
フリーランス向けのエージェントを利用する
フリーランスエージェントは、スキル・経験・希望の業務などを登録すると、条件に合った案件を紹介してくれるサービスです。求人サイトと異なり、自身で案件探しをする必要がないのでその分時間と手間を省けます。また企業との単価交渉や契約手続きなど、面倒な作業をエージェントが代行してくれるので、エンジニアは業務やスキル習得に集中できます。フリーランスエージェントの中には、専門性の高い職種に特化したサービスもあるので、積極的に利用するのがおすすめです。
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信用を獲得して継続案件を受注する
バックエンドエンジニアの仕事を通じてクライアントの信頼を獲得できれば、プロジェクトが終了しても別の案件を依頼されることがあります。また、前職で得た人脈を使って案件を獲得する方法も有効です。初めて仕事をする人より一緒に仕事をして知識・スキルレベルを把握している人材のほうが頼みやすいものです。過去の仕事で獲得した信頼関係と今後の案件で獲得するであろう信頼関係、いずれも有効に活用しましょう。そのためにも、普段からクライアントふくめ案件の関係者とコミュニケーションをとりながら、仕事を誠実にこなすことが大事です。
ここまではバックエンドエンジニアの転職方法を解説しました。次ではバックエンドエンジニアに人気の資格を見ていきましょう。
バックエンドエンジニアを目指す人に人気の資格
バックエンドエンジニアを目指す人が取っておくと、案件獲得やスキルアップにつながりやすい資格を5つ解説します。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- PHP技術者認定初級試験
- Ruby技術者認定試験
- Oracle認定Javaプログラマー(Oracle Certified Java Programmer)
本記事で紹介する以外にくわしい資格情報は、以下の記事を参考にしてください。
▼バックエンドエンジニア関連の資格について詳しく知りたい人はこちら
バックエンド(サーバーサイド)エンジニアの仕事に役立つ資格を経験者が解説
バックエンド(サーバーサイド)エンジニアの資格を取得すれば、スキルアップに加え年収アップを期待できます。 そこで本記事では、バッ
基本情報処理技術者試験
ITを活用したサービス・製品・システム・ソフトウェア開発に必要な基本的知識や技能の保有を証明する資格で、企業によっては入社時の必須要件にふくまれていることもあります。
試験内容はIT全般に関わる基礎知識からプログラミングまで、幅広い分野が対象です。合格率は20%台〜30%台なので簡単ではありませんが、参考書や過去問を何度も復習すれば合格できるレベルの資格です。
応用情報技術者試験
高度なIT人材を目指す人を対象に、ITの応用的知識・技能の保有を照明する資格です。企業によっては取得していないと昇給できないケースもあります。
基本情報技術者よりも応用力が試される試験で、試験内容にはプロジェクト管理・ネットワーク・データベースなど高度な分野の知識もふくまれています。
合格率は20%前後で、基本情報技術者より難易度は高めです。参考書や過去問ベースの学習でも合格できますが、実務経験があると問題文の本質や意図を理解できるので、案件をこなしながらチャレンジするほうが合格しやすいでしょう。
参考:IPA統計情報(令和和5年度版)
PHP技術者認定初級試験
バックエンドエンジニアでよく利用されるPHPの基礎レベルがあることを証明する資格です。経産省が定めるITスキル標準(ITSS)レベル1に位置付けられています。試験時間は60分、設問数は40問の選択式(複数または単一選択)で、合格ラインは7割正解です。
試験範囲はPHP入門書籍の章ごとに出題率が設定されているので、対象の書籍を何度も復習すれば、プログラミング初心者でも合格できます。難易度は低めなので、積極的に取得を目指したい資格のひとつです。
Ruby技術者認定試験
プログラミング言語の中で初心者にも学びやすいと定評のあるRubyの資格です。Rubyを用いたシステム開発に従事するエンジニアや、Rubyを教える講師およびRubyを学ぶ学生などを対象としています。試験時間は90分、設問数は50問の選択式で、75%正解すれば合格できます。試験区分はSilverとGoldの2種類があります。Gold試験は高度なプログラム設計スキルを問われますが、Silver試験は基本的な技術レベルの確認が主体です。試験対策さえしっかり行えば、初心者でも合格しやすい資格です。
参考:Ruby技術者認定試験
Oracle認定Javaプログラマー(Oracle Certified Java Programmer)
オラクルが主催するJavaプログラマ向けのベンダー資格です。IT企業でも積極的に取得を推進しています。プログラミング初心者から経験者までを対象とし、Javaの基本的な知識と応用力を評価する試験内容になっています。Javaの基本的な知識に加え、業界標準に準拠した高度なスキルの保有を証明できる資格なので難易度は高めです。テキストベースの試験対策のみにこだわるより、実務経験を重ねたうえで試験対策に臨んだほうが、合格率を高められるでしょう。
参考:Java SE 11 認定資格 | オラクル認定資格制度 | Oracle University
ここまではバックエンドエンジニアに人気のある資格を紹介しました。次ではバックエンドエンジニアになるために必要な経験を解説します。
バックエンドエンジニアになるには経験を積む必要がある
一人前のバックエンドエンジニアになるには、実務経験の積み重ねが必要不可欠です。現場で直面するさまざまな問題とそれを解決する経験は、技術力を磨くだけでなく、問題解決スキルやコミュニケーション能力も高めてくれます。また、実務経験は新たな技術の探求や習得を促進する場でもあるので、最新の技術トレンドに対応する能力を養えるでしょう。
これらの経験は、バックエンドエンジニアのキャリアを前に進めるためには欠かせません。最初は小規模案件からの参画になっても、経験を積み重ねていく過程で、大規模な案件にも積極的に応募してみましょう。関わるシステムや人間が多ければ多いほど、エンジニアとしてのスキルアップのみならず、社会人としての人間力も鍛えられます。
まとめ|バックエンドエンジニアは多方面で需要の高い職種
本記事では、以下の観点でバックエンドエンジニアになる方法を解説しました。
- 未経験からバックエンドエンジニアになるために必要なステップ
- バックエンドエンジニアの役割・仕事内容・必要なスキル
- バックエンドエンジニアに転職する方法
- バックエンドエンジニアに人気のある資格
世の中には多種多様なWebシステムが構築されているので、バックエンドエンジニアはさまざまな分野で需要の高い職種です。ただし、フロントエンドよりも幅広いIT知識が必要なので、未経験から転身するのは簡単ではありません。小さな案件からコツコツと経験を積み重ね、少しずつステップアップしていくことが重要です。
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バックエンド(サーバーサイド)エンジニアの年収事情を徹底解説
バックエンドエンジニアに転職を考えている人にとって、年収相場や年収アップ方法は気になるところでしょう。そこで本記事では、バックエンド
未経験からバックエンドエンジニアへのロードマップを徹底解説!
Webシステムの中枢を担うバックエンドエンジニアは、未経験者にはハードルの高い職種です。しかし地道に努力を重ねれば、未経験者でも目指