バックエンド(サーバーサイド)エンジニアの年収事情を徹底解説

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バックエンドエンジニアに転職を考えている人にとって、年収相場や年収アップ方法は気になるところでしょう。そこで本記事では、バックエンドドエンジニアの年収相場・年収アップ方法などをくわしく解説していきます。

おすすめの転職エージェント

転職エージェントは大手1社と、特化型1~2社の活用がおすすめです!

  • 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
  • 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう

さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。

大手転職エージェント
リクルートエージェント
支援実績No1の総合型。年代や職種を問わずまず登録しておくべきエージェントです。
【公式】https://www.r-agent.com/

特化型エージェント
社内SE転職ナビ
社内SE特化。業界最大級の社内SE求人数を保有しています。
社内SEはホワイトな求人も多いためおすすめです。
【公式】https://se-navi.jp/

ウズカレIT
IT未経験からの転職に特化。就職/転職支援のみならずIT学習のサポートを無料で受けられます。
【公式】https://uzuz-college.jp/

エイジレスエージェント
年齢不問求人/ハイクラス転職に特化。SIer・コンサル・大手SESなどの求人を多数保有しています。
約80%が平均年収150万円アップの実績あり。
【公式】https://agent.ageless.co.jp

  • 【この記事を読んでわかること】
  • バックエンドエンジニアの年収相場は585万円で一般サラリーマンよりも高額
  • バックエンドエンジニアの年収アップ方法には、資格取得・上位職種への転身・ほかの企業への転職・フリーランスへの転身などさまざまある
  • 専門性が高く、人材が流入しにくいバックエンドエンジニアは今後も需要が高い
  • バックエンドエンジニアのスキルアップに有効な資格は、実務経験も必要で専門性の高い資格
CTACTA

バックエンドエンジニアの年収相場は585万円

バックエンドエンジニアの年収相場は585万円を示したグラフ

経済産業省が2021年に発表した「我が国におけるIT人材の動向」によると、IT人材の年代別平均年収と年収幅は下表のとおりで、平均すると約585万円になります。

年代 平均年収 年収幅
20代 413万円 350万円~450万円
30代 526万円 350万円~650万円
40代 646万円 450万円~750万円
50代 754万年 450万円~950万円

国税庁調べの会社員の平均年収は433万円なので、比較すると約1.4倍です。一般会社員よりもバックエンドエンジニアの年収は高い傾向にあることが読み取れます。

またエイジレスフリーランスの調査によると、転職・フリーランスサイトでのバックエンドエンジニアの平均年収は862万円、年収幅は660万円~960万円とさらに高額です。

バックエンドエンジニアで使われる言語別の年収状況も見てみましょう。

プログラミング言語 平均年収 年収幅
PHP 809万円 672万円~960万円
Java 817万円 660万円~1,080万円
C# 756万円 648万円~864万円
Python 848万円 720万円~1,200万円
Ruby 804万円 780万円~1,080万円

Javaは大企業や官公庁などの大規模システムで古くから使われ、PythonはAIやビッグデータ分析など最新トレンド分野で活用されるケースが多いです。そのため、年収がほかより高めと考えられます。

ただし、転職・フリーランスサイトが扱う求人案件によって平均値や年収幅には差がでてきます。高単価案件を重点的に扱っているサイトで案件を探せば、高収入のチャンスが広がりますが、高度なスキルも要求される点に注意が必要です。

なお、アメリカのIT人材の平均年収は日本よりも高い傾向にあります。たとえば2021年のWebデベロッパーの平均年収は$81,320で、当時の為替相場で換算すると約903万円になります。これは日本の会社員の2倍です。

アメリカはIT人材の地位が日本よりも高いことからより高収入の傾向にありますが、日本でも年々IT人材の重要性が増しているので将来的には平均年収の向上を期待できるでしょう。

参考:経済産業省「我が国におけるIT人材の動向」
参考:国税庁「民間給与実態統計調査」
参考:アメリカ労働統計局(BLS)「Economic News Release(2022年3月31日)」

ここまではバックエンドエンジニアの年収相場についてさまざまな観点で解説しました。次からは、バックエンドエンジニアが年収アップするために必要なことを見ていきましょう。

バックエンドエンジニアが年収アップするには

バックエンドエンジニアの年収アップ方法4つが箇条書きされた図

バックエンドエンジニアの年収をアップするにはスキルアップが必要です。実務経験の積み重ねも大事ですが、資格取得を目標にすれば日々学習する機会を設けられるので、より効率的にスキルアップできます。

ただし、資格取得以外にも年収をアップする方法はあるので、以下の観点で年収アップ方法を解説します。

  • バックエンドエンジニアのスキルアップに有効な資格を取得する
  • フロンドエンドの知見を深めフルスタックエンジニアに転身する
  • 高収入を期待できる企業に転職する
  • フリーランスに転身する

バックエンドエンジニアのスキルアップに有効な資格を取得する

資格を取得すれば、学習をとおして知識を深められるのでスキルアップにつながります。まずはPHPやJavaなどのプログラミング言語の資格を取得したのち、システム開発全般の知識を深める目的で情報処理技術者試験に臨むのがおすすめです。

また、実務経験をいくつか重ねたら、より高度な領域の資格取得を目指すといいでしょう。

フロンドエンドの知見を深めフルスタックエンジニアに転身する

フロントエンドの知見やスキルを深めれば、フロントエンド・バックエンドいずれも担当できるフルスタックエンジニアとして重宝され、単価もアップします。また、リーダーやマネジメントの経験も積めば、プロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーなどのより高額な職種への転身も可能です。

高収入を期待できる企業に転職する

以下に該当する企業であれば高収入を期待できるので、転職するのもありです。

  • 資格手当の厚い企業
  • 大規模プロジェクトの案件が多い
  • マネジメントなどの上位層を担当する傾向にある企業

また、IT企業のクライアント先に転職するのもいいでしょう。豊富なバックエンドの知識を頼りにIT化を主導する立場に抜擢されるので、高収入になる場合があります。

フリーランスに転身する

フリーランスになると、会社員時代より年収が高くなる傾向にあります。会社勤めの場合、直接売り上げには関わらない間接要員の社員も含めた単価で計算されます。そのため実際の収入は、それよりも大幅に低くなるのが実状です。

しかし、フリーランスになれば、契約した単価のすべてが自分の収入になります。また、年功序列で昇給を待つ必要はなく、自身の実力がすべての世界になります。

フリーランスにおすすめの案件探し方法

フリーランスエージェントは、それぞれ保有している案件が異なるため、2〜3社に登録しておくと収入が途絶えるリスクを軽減できます。
迷った場合は、実績が豊富な『Tech Stock』や、年齢不問/ハイクラス案件特化の『エイジレスフリーランス』がおすすめです。

Tech Stock 
20年目の実績があるフリーランス案件紹介サイト。これまでに築いた信頼により月80万円をこえる高単価案件も多数あります。
スキルアップや税務関連のサポートなど、フリーランス向け福利厚生サービスも利用可能なため、まだどこにも登録していない人でも安心して利用できます。
【公式】https://tech-stock.com/

エイジレスフリーランス
年齢不問/上流商流のハイクラス案件に特化したエージェント。
SIer・コンサル・大手SESなどの案件を多数保有しており、ユーザーからの評判が良く誠実な対応も強みです。
【公式】https://freelance.ageless.co.jp/

ここまでは、バックエンドエンジニアが年収アップに必要なことを紹介しました。次からは、バックエンドエンジニアの年収はなぜ高いのかを見ていきましょう。

バックエンドエンジニアの年収が高い理由

バックエンドエンジニアの年収が高い理由3つが箇条書きされた図

バックエンドエンジニアの年収が高いのは、業務範囲が広く激務になりやすいのが理由だけではありません。ここではバックエンドエンジニアが高収入な理由を、以下の観点で解説します。

  • バックエンドエンジニアは高度な専門性を求められる職種
  • バックエンドエンジニアはITサービス拡大にともない売り手市場
  • そもそもバックエンドエンジニアが不足している

バックエンドエンジニアは高度な専門性を求められる職種

バックエンドエンジニアは高度なプログラミングスキルに加え、データベース・セキュリティ・ミドルウェアなど幅広い知見を求められる職種です。AIやブロックチェーンが広まったときのように、新しい技術の吸収も必要になります。

このように幅広く高度な専門性を求められる職種なので、その分収入は高い傾向にあります。

バックエンドエンジニアはITサービス拡大にともない売り手市場

世の中ではさまざまな業界でIT化が進み、消費者向け・業務向けにかかわらずWebシステムが欠かせない時代です。Webシステムに代わる新しい仕組みが生み出されない限り、この傾向は今後も続きます。

そのため、Webシステムの根幹を担うバックエンドエンジニアは、多種多様な業界で引く手あまたな職種であり、収入も高くなります。

そもそもバックエンドエンジニアが不足している

高い専門性を求められるバックエンドエンジニアは、そもそも人材が不足しています。なぜなら、多岐にわたる分野のスキルを習得し、必要なレベルに成長するには一定の時間を要するからです。

多種多様な分野で必要とされているにも関わらず、人材の供給が追いついていないため、単価も高くなる傾向にあるというわけです。

ここまでは、バックエンドエンジニアの年収が高い理由を解説しました。次からは、バックエンドエンジニアの年収アップに役立つ資格を紹介します。

バックエンドエンジニアの年収アップに役立つ資格5選

バックエンドエンジニアの年収アップにおすすめの資格5つが箇条書きされた図

バックエンドエンジニアの年収をアップする資格はさまざまですが、ここではとくに役立つ5つの資格を紹介します。

  • 応用情報処理技術者
  • システムアーキテクト
  • PHP8技術者認定上級
  • Oracle Certified Java Programmer Gold
  • Python 3 エンジニア認定実践

バックエンドエンジニア向けの資格はこちらの記事でさらにくわしく紹介しているので、一度目をとおしてみてください。

▼バックエンドエンジニア向けの資格を詳しく知りたい人はこちら

応用情報処理技術者

独立行政法人IPAが運営する国家資格のひとつで、合格率が20%前後と基本情報技術者よりも難易度の高い資格です。基本情報技術者よりもその分資格手当が高く、昇給条件になっていることもあるので、合格すれば収入アップを期待できます。

システムアーキテクト

応用情報処理技術者と同じくIPAが運営する国家資格で、システム開発の構想から具体的な設計力までのスキルが試されます。システム開発の高度な専門性を求められるので難易度は高めですが、合格すれば高度人材として認められやすく、高単価の案件紹介や高額報酬の実現につながります。

PHP8技術者認定上級

一般社団法人のPHP技術者認定機構が運営するPHP8技術者初級の上位にあたる民間資格で、高度なプログラミング力とPHPの言語理解の深さが求められます。バックエンド開発で需要の高いPHPに長けている証明になるので、より案件を獲得しやすくなるでしょう。

Oracle Certified Java Programmer Gold

オラクルが主催するJavaプログラマー向けのベンダー資格で、Javaの汎用的なプログラミングの知識・テクニックが問われます。取得すれば高レベルなJavaプログラマーと認知されるので、高単価案件の獲得率アップを期待できます。

Python 3 エンジニア認定実践

一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が運営する民間資格で、実践的なPythonのプログラミング力が問われます。AI技術の発展が目覚ましい今日、AI関連で活用の多いPythonはより注目度の高い言語です。

Pythonエンジニアとしての市場価値を高めるためにも取得をおすすめします。

まとめ|バックエンドエンジニアで年収1000万円以上も夢じゃない

  • バックエンドエンジニアの年収相場は585万円で一般サラリーマンよりも高額
  • バックエンドエンジニアの年収アップ方法には、資格取得・上位職種への転身・ほかの企業への転職・フリーランスへの転身などさまざまある
  • 専門性が高く、人材が流入しにくいバックエンドエンジニアは今後も需要が高い
  • バックエンドエンジニアのスキルアップに有効な資格は、実務経験も必要で専門性の高い資格

バックエンドエンジニアはAI技術発展の後押しもあり、IT人材市場で需要がますます高まっている職種です。バックエンドに関わる知見を幅広く吸収し、AIなどの最新技術を習得すれば年収1,000万以上も夢ではありません。

ただし、年収など自身の希望に沿う案件を探すには、フリーランスエージェント経由が効率的です。

エイジレスフリーランスでは年齢問わず、多数のバックエンドエンジニア案件を取り扱っています。バックエンドエンジニアの求人探しに、ぜひご活用ください。

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執筆者
おいとま
大手SIerでSEとして15年間務めたのち、Webライターに転身。前職での主な役割はPM・PL・テックリード(Java)。提案活動から開発・保守・運用まで幅広く経験。職歴を活かしたIT・情報セキュリティやIoT関係の記事が得意。今もっとも興味のあるジャンルはAIとメタバース