PMとコンサルの違いとは?転職時の疑問をすっきり解決

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昨今転職者数は増加傾向にあり、50代での転職も珍しくありません。
中には、PM経験を活かした転職を検討する方もいるかと思われます。
今回は、転職時に発生する以下の疑問について解説します。

  • プロジェクトマネージャー(PM)とコンサルの違い
  • 求められる能力
  • 年収
  • 求められる能力
  • PMやコンサルタントへのキャリアパス
  • 【この記事を読んでわかること】
  • PMは「プロジェクトの総責任者」、コンサルタントは「クライアント企業に対してアドバイスや支援を提供する」職種である
  • PMには特に「コミュニケーション能力」や「タスク設計・管理能力」が求められる
  • コンサルタントには特に「業界・ビジネス知識」、「問題解決力」、「プレゼンテーション能力」が求められる
  • PM経験を活かしてPMやコンサルタントに転身することで、業務領域幅や年収を増やすことができる

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プロジェクトマネージャー(PM)とコンサルは主に仕事内容が違う

PMの主な業務

PMとコンサルの主な違いは仕事内容にあり、それぞれ以下の様な業務に携わります。

PM(プロジェクトマネージャー):特定のプロジェクトの総責任者です。プロジェクトの目的やスケジュールを設定し、チームを統括してプロジェクトを円滑に推進します。

コンサルタント:特定の業界や分野において専門的な知識や経験を持ち、クライアント企業に対してアドバイスや支援を提供します。

また、以下の職種と業務を表す単語と混同して覚えてしまっているケースもあります。

  • プロジェクトマネージャー(PM)
  • プロジェクトマネジメント(PM)
  • コンサルタント
  • コンサルティング

本記事では各単語の解説から始め、PMとコンサルに求められる能力/キャリアパス/年収/向いている人の特徴について解説していきます。

※本記事では、PM=プロジェクトマネージャーとして扱います

職種:プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、特定のプロジェクトの総責任者です。

主に以下の業務を行います。

  • プロジェクト目的・期間・予算の設定
  • KGI・KPIの設定
  • タスクスケジュールの設定
  • プロジェクトメンバーの統括
  • 問題が発生した場合の解決策の検討

各項目の詳細については、以下記事をご参考ください。

<PMとPMOの違い>
また、PMとPMOとの違いもよく問われます。
PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)は、PM(プロジェクトマネージャー)を支援する役割を担います。
業務内容としては、例えば以下のような業務があります。
  • プロジェクト管理ツール、方法論、テンプレートの提供
  • プロジェクトポートフォリオの管理
  • プロジェクトマネージャーのリソース配分
  • プロジェクト進捗状況の監視

職種:コンサルタント

コンサルタントは、特定の業界や分野の専門的な知識や経験に基づき、クライアント企業に対してアドバイスや支援を提供する職種です。
例えば以下の様な業務を行い、その業務内容は多岐にわたります。

  • 戦略策定
  • 新規事業立案
  • 業務プロセス改善
  • 組織開発
  • 策定した戦略の実行支援

戦略策定

クライアント企業が抱える経営上の課題を解決するための戦略を策定します。戦略策定には以下の様な種類があり、その対象は全社規模~特定事業部など多岐に渡ります。

  • 中長期成長戦略
  • マーケティング戦略
  • 製品・サービス戦略
  • 財務戦略

戦略策定する際、市場・競合・自社の強みなど多角的な分析が必要となります。
この戦略策定は今後の方針の土台となるため、特に重要なフェーズにあたります。

新規事業立案

コンサルタントは、クライアントに対し新規事業立案を提案することもあります。
市場・競合・自社分析に加え、ビジネスモデル設計などに基づいて新規事業を立案し、クライアント企業に提案します。

業務プロセス改善

クライアント企業の業務プロセス改善に取り組むプロジェクトも存在します。
AsIs/ToBeプロセスを整理し、Gap分析や改善施策の提案をすることで、クライアント企業の業務プロセスを改善します。

組織開発

クライアント企業の組織強化・改善に携わる機会もあります。
以下を検討して組織開発を行います。

  • 組織設計
  • 役割・職責の整理
  • 人事制度の構築
  • コミュニケーションプロセス改善

策定した戦略の実行支援

策定した戦略や新規事業を実現するための実行支援を行います。
実行支援フェーズでは、クライアント企業に加えてベンダーとの連携が発生するなど関係者との折衝が増加する傾向があります。

上記の様に、コンサルタントは戦略策定~実行支援まで幅広いプロジェクトに関わる機会があります。
また、各プロジェクトにおいて契約期間が定められています。そのため、契約期間内にプロジェクトを完遂できる様に、PMの役割をクライアント企業から任される機会も多いでしょう。

<ITコンサルタント>
また、コンサルタントと比較されることのワードとして「ITコンサルタント」があります。
ITコンサルタントは、特にITの領域においてクライアント企業に問題解決や改善策を提供する専門家のことを指します。

業務:プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントは、主に以下業務のことを指します。

  • プロジェクト目的の設定
  • KGI・KPIの設定
  • タスクスケジュールの設定
  • プロジェクトメンバーの統括
  • 成果物の品質確保

その他、プロジェクト管理ツールなどを駆使してプロジェクトを効率的・効果的に推進することもあります。

つまり、プロジェクトマネージャーはプロジェクトマネジメントの実践者にあたります。

業務:コンサルティング

コンサルティングは、コンサルタントがクライアント企業に対して提供するアドバイスや支援などのサービスを指します。

コンサルティング業務には戦略策定や実行支援など多岐にわたる業務が含まれており、その中にプロジェクトマネジメント業務も含まれています。

ここではPMとコンサルの違いについて解説してきました。
ここからは実際に仕事にする場合にどの様な能力が必要かを解説していきます。

プロジェクトマネージャー(PM)とコンサルに求められる能力の違い

社内のデスクで仕事をしている女性マネージャー

社内外の関係者との折衝が多く発生するPMには、特に「コミュニケーション能力」や「タスク設計・管理能力」が求められます。
一方、クライアント企業の課題を解決するコンサルタントには、特に「業界・ビジネス知識」「問題解決力」、「プレゼンテーション能力」が求められます。

プロジェクトマネージャー(PM)には特に「コミュ力」「管理能力」が求められる

  • コミュニケーション能力
  • タスク設計・管理能力

コミュニケーション能力

PMは、社内外の関係者と連携するために、コミュニケーション能力が求められます。
関係者と適宜目標や主張をすり合わせることで、円滑にプロジェクトを推進することができます。

タスク設計・管理能力

PMは、プロジェクト推進に必要なタスクの洗い出しやスケジュールを設計した上で、各タスクの進捗状況を管理する必要があります。
また、発生し得るリスクやその回避策の検討も必要となります。

プロジェクトの総責任者として期限内にプロジェクトを完遂するためには、
特に上記2つの能力が求められると考えられます。

コンサルには特に「業界知識」「問題解決力」「プレゼン力」が求められる

  • 業界・ビジネス知識
  • 問題解決力
  • プレゼンテーション能力

業界・ビジネス知識

クライアント企業に戦略策定などを提案するためには、その業界・ビジネスに関する深い知識を持つ必要があります。

問題解決力

コンサルタントは、クライアント企業が抱える課題を解決するための問題解決力を求められます。
クライアント企業が抱える問題を論理的に整理し、その解決策を検討する必要があります。

プレゼンテーション能力

コンサルタントは、クライアント企業に対して提案するプレゼンテーション能力が求められます。
コンサルタントはクライアント企業に提案する機会が非常に多いです。そのため、プレゼンテーション能力を高めて簡潔明瞭に提案する能力が必要です。

クライアント企業が抱える問題を解決するにあたり、特に上記3つの能力が求められると考えられます。

もちろん問題解決力などはPMにも求められる能力です。
そのため、一概にこの能力だけ身に着けていれば問題ないというわけではないため、
状況に応じて必要なスキル・知見を身に着けていく必要があります。

ここではPMとコンサルの違いについて解説してきました。
ここからは実際に仕事にする場合にどの様な能力が必要かを解説していきます。

プロジェクトマネージャー(PM)の平均年収は891.5万円、コンサルは928.5万円

お金を数える人の画像

ここでは、PMとコンサルタントの給与の違いについて解説していきます。

IT領域のPMの平均年収は891.5万円

例えばIT領域においてPMの平均年収は891.5万円にまで上ります。
経済産業省の調査を見ると、PMなどの管理系職種の方が、高度SEやIT技術スペシャリストよりも平均年収が高いという結果が分かります。

職種別の年収平均とスキル氷人レベルのグラフ

参考:「経済産業省 IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」

また、自社サービスの求人を見ると、年収1,300万円を超える求人もあります。
システム開発プロジェクトでのPM経験などがあれば、年収を大きく上げることも可能です。

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IT領域のコンサルタントの平均年収は928.5万円

経済産業省の調査によると、IT領域におけるコンサルタントの平均年収は928.5万円にまで上ります。

また、自社サービスの求人を見ると、年収2,700万円を超える求人もあります。
販売、購買、生産、原価計算や財務会計の業務プロセスに関する知識などがあれば、年収2,700万円に達することも可能です。

参考:「経済産業省 IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」

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ここまで、PMとコンサルタントの仕事内容や年収の違いについて解説してきました。

最後に、PMやコンサルタントに向いている人の特徴を解説します。

プロジェクトマネージャー(PM)やコンサルに向いている人の特徴

書類を指さす女性マネージャー

プロジェクトマネージャー(PM)は「人との会話が好き」「管理能力が高い」「柔軟性がある」人向き

PMに向いている人の特徴としては以下3つが挙げられます

  • 人とのコミュニケーションが好き
  • マネジメント能力が高い
  • 柔軟性がある

各項目の詳細については、以下記事をご参考ください!

コンサルタントは「業界知識が豊富」「問題解決が得意」「プレゼンが得意」「人助けが好き」な人向き

コンサルタントに向いている人の特徴としては以下が挙げられます

  • 特定の業界・ビジネス知識が豊富
  • 問題解決力が高い
  • プレゼンテーションが得意
  • 人助けが好き

特定の業界・ビジネス知識が豊富

コンサルタントは、特定領域の業界知識やビジネスモデル、市場動向に詳しい人が向いていると言えます。上記を備えていると、より効率・効果的にクライアント企業の問題を特定・解決できます。

問題解決力が高い

問題解決力が高い人はコンサルタントに向いています。コンサルタントは、網羅的に問題を整理し、論理的に解決策を提案することが求められるためです。

プレゼンテーションが得意

簡潔明瞭なプレゼンテーションができる人はコンサルタントに向いています。クライアント企業に対して提案や報告を行うため、聞き手がつまづくことなくストーリーを伝えられると良いでしょう。

人助けが好き

特に人助けがやりがいに繋がる人はコンサルタントに向いています。コンサルタントは常にクライアント企業の問題を解決することに従事します。人助けをして「ありがとう」と言われたときに達成感を感じる人は、やりがいを保ちながら仕事できるでしょう。

ここではPMやコンサルタントに向いている人について解説してきましたが、
ご自身が上記特徴を持っていないからといってその道を諦める必要はありません。
あくまで各特徴を持っている人が特に向いているという話であり、実際に仕事を通しながら能力を身に着けることも可能です。

プロジェクトマネージャー(PM)やコンサルタントへのキャリアパス

社内でミートアップをしている様子

ここでは、自社サービスを活用して転職活動を成功させた事例を混ぜて、PM/コンサルタントのキャリアパスの違いを紹介します。

フリーランスPMへの転身により年収が1.5倍になった事例も

自身のPM経験を活かして以下の様な成功を収めた事例があります。

  • 大手SIerからフリーランスPMへ転身し、年収が1.5倍にアップ
  • 大手SIerから中堅SIerや新興ベンチャー(SIer)に転職し、生涯年収をアップ

50代前半~中盤に役職定年を迎えて年収が70%程度削減される可能性があります。
そのため、フリーランスへの転身や新興ベンチャー企業への転職により年収を上げる選択肢も賢明と言えるでしょう。

CTACTA

コンサルタントへの転職により、業務領域幅を格段に広げた事例も

PM経験を活かしてコンサルタントに転職し、業務領域幅を格段に広げた事例があります。
今までの特定領域におけるPM経験を足掛かりに、戦略立案やプロセス改善など業務領域を広げることが可能です。
時にはクライアント企業のCIOなどの上位層に対してDX化計画を提案する経験も詰める可能性もあります。

特にIT領域に関する知識を有する場合、ITコンサルタントへの転職が有利でしょう。

フリーランスへの転身や大手SIerからの転職は勇気がいるという方もいるかもしれません。
困ったときは、転職エージェントにご自身に沿ったキャリアパスについて相談してみると良いでしょう。

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  • 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう

さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。

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まとめ

PMとコンサルのそもそもの違いに始まり、求められる能力/キャリアパス/年収/向いている人の特徴について解説してきました。
いずれの職種も高い専門知識・経験を活かしつつ、今よりも高い年収を得る道があることが分かりました。
ご自身の知識・経験を活かして新しい仕事に挑戦する道もぜひ視野に入れてみてください。
また、本記事だけでなく、転職エージェントや転職サイトを活用してご自身に合った道を探すことも可能です。

CTACTA
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執筆者
エイジレスメディア編集部
エイジレス社会の専門誌として、すべての人が何歳でも豊かな暮らしを紡げるよう有益な情報を発信していきます。主に、エイジレスなビジョンを体現している人物や組織へのインタビュー記事を執筆しています。