デロイトトーマツの年収は903万円｜中途採用比率79%と転職者向け

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近年、デロイトトーマツコンサルティングは業界での注目度が上昇しています。

BIG4に属する同社ですが、手掛ける案件や高い報酬が魅力的な企業です。

本記事ではデロイトトーマツコンサルティングの年収や福利厚生、転職フローなどを解説します。

世界的企業に勤めたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

• デロイトトーマツコンサルティングへの転職を検討されている
• デロイトトーマツコンサルティングへ転職した場合の想定年収を正確に知りたい
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下記は本記事の要約になります

デロイトトーマツの年収は？

大手クチコミサイトを調査したところ、デロイトトーマツコンサルティングの平均年収は約903万円です。

デロイトトーマツの役職別年収は？

デロイトトーマツコンサルティングの役職はビジネスアナリスト、コンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャー、シニアマネージャー、パートナーと昇格していきます。

役職	年次	年収
ビジネスアナリスト	1~2年目	450~600万円
コンサルタント	3~5年目	600~800万円
シニアコンサルタント	6～10年目	800~1,000万円
マネージャー	11～14年目	1,000~1,300万円
シニアマネージャー	15~20年目	1,300~1,500万円
パートナー	21年目～	1,500万円～

デロイトトーマツの中途入社時の年収は？

デロイトトーマツコンサルティングではおもにIT系、専門職系、そして時折コーポレート系の3職種で中途の募集を行っています。

年収は非開示のため弊社で調査を行ったところ、年齢は30歳前後、年収は1,000万円前後の見込みです。

職種	平均年収	例：平均年齢
IT系（アプリ開発、ITコンサル 他）	1,000万円	27～34歳(*)
専門職系（経営コンサル、業務コンサル 他）	1,100万円	27～34歳(*)
コーポレート部門	400万円	28～32歳(*)

デロイトトーマツの新卒入社時の年収は？

デロイトトーマツコンサルティングの新卒年収は最高620万円です。

コンサルタント職のみの募集となっており、卒業した過程によって20万円ずつ異なっています。

職種	対象	年俸
コンサルタント	大学(学部)卒業見込み	580万円
	大学院(修士)卒業見込み	600万円
	大学院(博士)卒業見込み	620万円

以上、デロイトトーマツコンサルティングの年収を要約してお伝えしました。

ここからは、デロイトトーマツコンサルティングの企業や年収詳細を解説していきます。

デロイトトーマツの企業概要

出典：デロイトトーマツ

デロイトトーマツコンサルティングはBIG4のデロイト・トウシュ・トーマツグループに属するコンサルティング企業です。

外資系企業の日本法人に位置しており、非上場かつ決算も日本法人単独では公表していません。

社名	デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
社名(英名)	Deloitte Tohmatsu Consulting LLC
代表者名	佐瀬 真人
資本金	500百万円（2018年5月末現在）
本社所在地	東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 丸の内二重橋ビルディング

おもな事業所には東京本社以外に大阪、京都、福岡があります。

その他海外拠点も多数保有しており、プロジェクトによっては海外勤務もあるようです。

デロイトトーマツの事業

会計年度	売上計	主要セグメント①：コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー	主要セグメント②：監査法人	主要セグメント③：税理士法人、弁護士法人
2023年度	334,562百万円	165,553百万円	142,845百万円	26,164百万円
2022年度	312,993百万円	145,470百万円	138,813百万円	28,710百万円
2021年度	273,893百万円	124,636百万円	123,676百万円	25,580百万円
2020年度(*)	237,909百万円	99,709百万円	114,515百万円	23,685百万円

デロイトトーマツコンサルティング単独の売上公表はないため、グループ全体の売上は上表のとおりです。

デロイトトーマツコンサルティングの直近の業績は、3,345億円を計上しています。

売上は大きく以下3つのセグメントに分かれています。

①コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー

近年売上を伸ばしているのが、DXを中心としたコンサルティングやファイナンシャルアドバイザリー部門です。

会計監査やシステム内部統制の知見に立脚したアドバイザリーが成長をけん引しています。

②監査法人

本業の監査法人業務も堅調に売上を伸ばしている状況です。

企業の会計内容に不備や不正がないかを確かめる、公認会計士が活躍する領域となっています。

③税理士法人、弁護士法人

最後は税理士、弁護士法人です。

監査法人と連携を取り、会計に関する税務、法務の連携業務を執り行っています。

デロイトトーマツコンサルティングの基本情報を解説しました。

続いてデロイトトーマツコンサルティングの年収を確認していきましょう。

デロイトトーマツの年収

デロイトトーマツコンサルティングの年収を以下の観点から詳細に確認していきます。

• デロイトトーマツの平均年収
• デロイトトーマツの役職とグレード別年収
• デロイトトーマツの評価制度と昇格・賞与
• デロイトトーマツの中途採用時の年収
• デロイトトーマツの新卒の年収
• デロイトトーマツの転職難易度
• デロイトトーマツの新卒での就職難易度
• デロイトトーマツの年収偏差値

順番に解説します。

デロイトトーマツの平均年収

デロイトトーマツコンサルティングは外資系企業の日本法人で、非上場企業です。

そのため有価証券報告書など公的な書類の公表を行っておらず、平均年収や平均年齢などの具体的な情報は公開されていません。

そこで、各大手クチコミサイトの情報を表にまとめてみました。

デロイトトーマツコンサルティングの平均年収は約900～950万円です。

日本人の平均年収が458万円のため、倍額ほどの年収を稼ぐことができます。

全体平均	903万円
ライトハウス	965万円
OpenWork	947万円
転職会議	798万円
indeed	ー

デロイトトーマツの役職とグレード別年収

役職	年次	年収
ビジネスアナリスト	1~2年目	450~600万円
コンサルタント	3~5年目	600~800万円
シニアコンサルタント	6～10年目	800~1,000万円
マネージャー	11～14年目	1,000~1,300万円
シニアマネージャー	15~20年目	1,300~1,500万円
パートナー	21年目～	1,500万円～

デロイトトーマツコンサルティングではビジネスアナリスト、コンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャー、シニアマネージャー、パートナーと昇格していきます。

年収は職位があがると2～300万円ほど増える形式です。

コンサルタントまでは横並びで昇格していきますが、それ以降はプロジェクトや個人のパフォーマンスによって数年のズレが生じます。

コンサルタント以上は裁量労働制となるため、月のみなし残業代以上働くと残業代が支払われる格好です。

デロイトトーマツの評価制度と昇格・賞与

項目	概要
評価手法	360度評価
賞与の支給頻度	年2回
賞与の支給額	基本給+個人実績に応じて100万円~200万円

デロイトトーマツコンサルティングでは半期に1回ずつ評価タイミングがあり、年次で昇給が行われます。

各評価タイミングで直属の上司とコーチと呼ばれる評価者によって評価が行われる形式です。

平均評価となるBを取れば4~5%程度の昇給となります。

賞与は年2回支給され、1回は平均給与と同額、2回目は平均給与に加えて個人のパフォーマンスが加味された変動賞与です。

卓出した評価であれば数百万円のインセンティブも獲得可能であり、コンサルティング業界には珍しく賞与比率が高くなっています。

デロイトトーマツの中途採用時の年収

職種	平均年収	例：平均年齢
IT系（アプリ開発、ITコンサル 他）	1,000万円	27～34歳(*)
専門職系（経営コンサル、業務コンサル 他）	1,100万円	27～34歳(*)
コーポレート部門	400万円	28～32歳(*)

デロイトトーマツコンサルティングではおもにIT系、専門職系のコンサルタントを募集しています。

時折コーポレート部門でも求人が出される模様です。

コンサルタントの求人募集は500～1,200万円ほどのレンジで出されることが多く、コンサルタント～マネージャー職位での募集と見られます。

応募者の職務経歴によりますが、おおむね1,000万円前後でのオファーが多い状況です。

デロイトトーマツの新卒の年収

職種	対象	年俸
コンサルタント	大学(学部)卒業見込み	580万円
	大学院(修士)卒業見込み	600万円
	大学院(博士)卒業見込み	620万円

デロイトトーマツコンサルティングの新卒年収は最高620万円です。

大学で修めた過程によって20万円ずつ異なっており、学部卒と博士で最大40万円ほどの開きがあります。

日本人全体の平均年収が458万円と考えると、新卒時点で平均を越えているのは大きな魅力となっています。

デロイトトーマツの転職難易度

年度	年間採用数	中途採用実績	総社員数
2023年度	4,949人	3,920人	約20,000人
2022年度	3,550人	2,744人	約17,000人
2021年度	2,073人	1,397人	約15,500人

デロイトトーマツグループの中途採用は、直近3年の実績で2,687人が平均値です。

中途転職難易度は年間採用数に対して、30%以上かどうかがボーダーとなります。

デロイトトーマツグループは年間採用数が4,949人に対して、中途採用比率が67～79%ほどときわめて高いです。

そのためデロイトトーマツグループは転職者の比重が高く、転職難易度は低めと判断できるでしょう。

デロイトトーマツの転職難易度は上記の通りですが、あなたがデロイトトーマツ社だけでなく、類似企業や上流商流の企業にどれくらいの可能性で転職できるか気になりませんか？

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デロイトトーマツの新卒での就職難易度

年度	年間採用数	新卒社員数	総社員数
2023年度	4,949人	1,029人	約20,000人
2022年度	3,550人	806人	約17,000人
2021年度	2,073人	676人	約15,500人

デロイトトーマツグループの直近の新卒採用実績の平均は約837人です。

新卒での就職難易度は社員数100人あたり3人、3%が平均となります。

デロイトトーマツグループの新卒採用では600人ほどがボーダーです。

直近で1,029人の新卒採用を行っていることを踏まえれば、デロイトトーマツグループはかなり新卒採用に積極的になっていることがわかります。

業績も堅調に続伸しており、新卒採用人数は継続して伸びていくものと思われます。

デロイトトーマツの年収偏差値

国民全体との比較で見るデロイトトーマツの年収偏差値

年代	デロイトトーマツの平均年収	年収偏差値
~25歳	600万円	76.6
26歳~28歳	800万円	80.7
29歳~32歳	1,000万円	79.9
33歳~37歳	1,300万円	83.4
38歳~41歳	1,500万円	85.1
42歳~	1,800万円	93.7

デロイトトーマツコンサルティングの年収偏差値は上表のとおりです。

いずれの年代でもかなりの高偏差値となっており、特に順当に出世すれば40代以降で偏差値90台に乗っていきます。

もっとも低くて76.6となっており、デロイトトーマツコンサルティングの高年収ぶりが伺える結果です。

なお年収偏差値の計算には以下を用いています。

年収偏差値算出ツールは以下を参考に制作されています。

同業他社・競合との比較で見るデロイトトーマツの年収偏差値

企業名	平均年収	年収偏差値	出典
デロイトトーマツコンサルティング	903万円	44.0	上述のとおり
PWCコンサルティング	954万円	67.0	OpenWork
EYストラテジーアンドコンサルティング	905万円	45.0	OpenWork
KPMGコンサルティング	900万円	43.0	OpenWork

デロイトトーマツコンサルティングの年収偏差値は、同業他社と比較してもほぼ横並びの水準です。

列挙した企業はいずれもBIG4に属するコンサルティング企業であり、他の企業を強く意識した給与体制になっていることがわかります。

そのためもし4社の中で悩んでいる場合、各企業が手掛けている案件や親会社の社風などを考慮して検討するのがおすすめです。

年収は、ほぼどの企業でも遜色ない状況になっています。

以上、デロイトトーマツコンサルティングの年収を詳細に解説しました。

続いて福利厚生を確認していきましょう。

デロイトトーマツの福利厚生

制度	概要
退職金	あり。2年以上勤務したコンサルタント職の社員に対し、勤務期間と職位に応じて支給。
家賃補助	なし
各種社会保険	完備
企業年金基金	あり
総合福祉団体定期保険	あり
財形貯蓄制度	あり
定期健康診断	あり
保養施設利用補助	あり
カフェテリアプラン	年間2万円分のカフェテリアポイントを付与

デロイトトーマツコンサルティングの福利厚生は上表のとおりです。

中でもポイントになるものを2つピックアップして紹介します。

退職金制度

デロイトトーマツコンサルティングには退職金制度があります。

コンサルティング業界では珍しく退職金制度を取っており、条件付きですが退職金が支給されるのは魅力的なポイントです。

2年以上在籍したコンサルタントに対して支給され、職位によって20～50万円ほどが支給されます。

カフェテリアプラン

カフェテリアプランも社員にとってうれしい福利厚生です。

ベネフィットステーションなどで利用できるのが有名ですが、社員に対して一定のポイントを付与し、ポイントを利用して各種サービスが受けられる制度となっています。

デロイトトーマツコンサルティングの場合、年間で2万ポイントが付与されるようです。

以上、デロイトトーマツコンサルティングの福利厚生を紹介しました。

次はデロイトトーマツコンサルティングの企業評判を確認してみましょう。

デロイトトーマツの評判｜激務？残業時間や離職率の実態は？

企業名	平均点	ライトハウス	OpenWork	転職会議	indeed
デロイトトーマツコンサルティング	4.1	3.8	4.3	4.1	–
PWCコンサルティング	4.0	3.8	4.2	4.0	–
EYストラテジーアンドコンサルティング	3.8	3.6	3.9	3.8	4.0
KPMGコンサルティング	3.8	3.7	3.8	3.5	4.0

デロイトトーマツコンサルティングと、競合他社の評判を上表にまとめました。

いずれの企業も評点が高く、やりがいを持って働ける企業です。

コンサルタントとして業務に臨むため、若手のうちから実力を伸ばしたい人にとっては魅力的な環境となっています。

近年はIT系の案件がかなり多くなっており、各社ともにPMスキルなどシステム開発スキルも求められるようです。

特にデロイトトーマツコンサルティングは、人材の長期育成に積極的に取り組んでいる旨の意見が多く見られます。

コンサルタントとして地力をつけながら、軸足をしっかりおいて業務に励みたい人にはおすすめの環境です。

デロイトトーマツは激務？残業時間や離職率の実態は？

デロイトトーマツコンサルティングの労務環境ですが、一定の残業は発生します。

コンサルティング業務はクライアントワークであり、クライアントへの高い付加価値を求められる仕事です。

そのため、相応のハードワークは求められると覚悟しておいた方がよいでしょう。

またデロイトトーマツコンサルティングはほかのBIG4のコンサルティング会社と比較しても、クチコミサイトよっては61時間の残業が発生するなど比較的残業時間が多めです。

しかしクチコミサイト上での評価が高いことを考えると、働いた分がしっかりと社会に役立っていることが分かる環境だと推測できます。

がっつり仕事にコミットしたい人にはうってつけの会社です。

以上、デロイトトーマツコンサルティングの評判を紹介しました。

続いてデロイトトーマツコンサルティングに転職するための方法を確認していきましょう。

デロイトトーマツに転職するには？採用フローや面接対策

デロイトトーマツコンサルティングへ転職する際のフローは以下のとおりです。

　書類選考　➡　1次面接　➡　2次面接　➡　(3次面接)　➡　最終面接

人によっては面接が4回あるなど、かなり面接が多いフローとなっています。

前半ではケース面接も行われるため、コンサルティング業界未経験の場合は事前の対策が必要です。

ケース面接が2回行われる場合もあるため、エージェントを利用して練習しておくなど、未経験の人ほど計画的に対策するのをおすすめします。

面接での質問内容も一般的なものですが、なぜコンサルタントになりたいか、と問われた場合の回答はがっちりと固めておきましょう。

論理的な回答ができないと致命傷になりかねないため、周到すぎるほどの用意を心がけてください。

続いてデロイトトーマツコンサルティングに転職する際におすすめのサービスを紹介します。

SIer・ITコンサルへの転職ならエイジレス

SIerやITコンサルティング業界への転職や独立を考えている人は、ぜひエイジレスをご活用ください。

エイジレスでは、”エイジレスエージェント”と”エイジレスフリーランス”の2つのサービスを提供しています。

それぞれ多数の案件を取り揃えており、あなたの志向にあったものが見つかるはずです。

また、年齢を問わずチャレンジできる環境を整備するため、大手企業と確かな関係を築きながら多種多様なエンジニアをサポートする体制を整えています。

低単価の案件は取り扱わないポリシーのため、高収入・高単価案件の獲得が可能です。

今後どういったキャリアを考えているにせよ、多くの案件を見ておくことは確実にプラスにはたらきます。

自身のキャリアをしっかりと検討したい人、年収アップを狙いたい人は、ぜひエイジレスサービスの活用をご検討ください。

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まとめ：デロイトトーマツの平均年収は903万円

本記事をとおして、以下のことがわかりました。

• デロイトトーマツの平均年収は903万円
• DX戦略コンサルティングが成長をけん引、高年収を維持する原動力になっている
• 平均年収は上昇傾向になっており、業界全体の成長に影響を受ける状況

コンサルティング業界は一時期に比べると落ち着いてきましたが、それでもまだまだ伸び盛りの業界です。

どの企業も大量に確保したコンサルタントを管理できるマネージャー層が不足しているため、部下のマネジメントが得意な人材であれば業界未経験でも活躍できる余地があります。

IT業界に携わっていた人にも広く門戸が開かれており、年収を上げるチャンスかもしれません。

デロイトトーマツコンサルティングなどBIG4への転職に興味がある、そんな人はぜひエイジレスのサービスをご覧になってみてください。

今後のキャリア形成をサポートさせていただければ幸いです。