早期退職優遇制度とは?メリットや退職金の相場を詳しく解説

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少子高齢化の影響で定年が引き上げられる中、早期退職優遇制度を実施する企業が増えています。
しかし、この早期退職優遇制度を詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?

今回は早期退職優遇制度について、メリットや退職金の相場などを詳しく解説します。早期退職優遇制度を理解し、退職後の生活設計を検討したい人はぜひ参考にしてください。

退職金や確定拠出年金など、定年前後のお金の仕組みは複雑です。
一人ひとりの状況によって最適な節税方法は変わるため、個人の判断で進めると大損しかねません。

そのため、お金を損しないポイントはおさえておきつつ、実際に退職するタイミングが近づいたら専門家であるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談することをおすすめします。

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  • 【この記事を読んでわかること】
  • 早期退職優遇制度は退職金が割り増されるなど優遇措置がある。
  • 早期退職制度には「選択定年制度」と「希望退職制度」の2種類がある。
  • 失業保険の扱いは「選択定年制度は自己都合退職」「希望退職制度は会社都合退職」となる。

早期退職優遇制度とは

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早期優遇退職制度とは、定年前の退職を希望する社員に対し、退職金を上乗せするなど優遇策を設けて自主的な退職を促す制度のことです。

早期退職優遇制度は会社都合により解雇を強制する「リストラ」とは異なり、福利厚生の一環として運用されます。

そのため、早期退職優遇制度では退職金の割り増しや再就職の支援など次のキャリアに向けて行動できるようサポートを行うのが一般的です。

なお、早期退職優遇制度の対象年齢は企業によって異なり、50歳以上や勤続20年以上など独自の基準を定めて実施するケースが多くみられます。

早期退職優遇制度ができた背景

早期退職優遇制度ができた背景は、主に以下の2点が挙げられます。

  • 業績悪化に伴う人員の適正化
  • 従業員の多様なキャリアを支援する

企業経営では、さまざまな要因で業績が悪化します。 業績悪化時は経営を安定させるためにコストを見直す必要があるでしょう。
人件費は企業が支払うコストの多くを占め、人員の適正化をはかることで経営を持続させる必要があり、自主的な退職を促す早期退職優遇制度が用いられています。

一方で、近年では仕事に対する価値観も多様化しており、「早期に会社を退職して自分の生き方を尊重したい」と考える従業員を支援する目的でも早期退職優遇制度が利用されています。

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早期退職優遇制度には2種類ある

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早期退職制度は、大きく以下の2種類に分けられます。

  • 選択定年制度
  • 希望退職制度

両者は実施目的などが大きく異なるため、違いをしっかり理解しましょう。

選択定年制度

選択定年制度とは、従業員の新たなキャリア形成を支援し、会社組織の新陳代謝を促すことを目的とした制度です。
具体的には、事前に定めた所定の年齢に達した時、退職するか継続勤務するかを選択できます。

選択定年制度の対象条件は、年齢や勤続年数などで事前に企業が決定します。
選択定年制度の場合、就業規則にあらかじめ盛り込む必要があり、従業員は常時制度の利用が可能です。

企業が定める定年よりも早い年齢で退職することで、退職金の割り増しなど企業から優遇を受けられます。

希望退職制度

希望退職制度は、業績悪化を防ぎ経営の安定を図るための人員適正化を目的とした制度です。
希望退職制度は常に制度を利用できるわけではなく、募集期間や人数などが制限されています。

そのため希望退職制度では、対象者や募集期間・人数などを社内で公表し、退職者を募る形で実施されることが一般的です。
選択定年制度とは違い、業績悪化による経営危機を回避するための一時的な手段として用いられます。

一般的なリストラとは異なり、退職希望者にのみ優遇措置を設けて自主的な退職を促すため、従業員の意思を尊重している点が特徴です。

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早期退職優遇制度利用時の失業保険

デスク

早期退職優遇制度利用時は失業保険の扱いが以下のように異なります。

  • 選択定年制度では自己都合退職となる
  • 希望退職制度は会社都合退職となる

退職時に失業保険の受給を考えている方は、上記の違いに注意しましょう。

選択定年制度では自己都合退職となる

選択定年制度を利用して早期退職した場合、自主的に定年を選択したと判断され、自己都合退職となります。そのため、失業保険の受給には自己都合退職の条件が適用されます。
具体的な自己都合退職時の失業保険受給額は以下のとおりです。

被保険者であった期間
1年未満 1年以上10年未満 10年以上20年未満 20年以上
全年齢 90日 120日 150日

【出典】ハローワーク「基本手当の所定給付日数」

基本的に、会社都合退職よりも受給できる失業保険の給付日数は少なくなります。また、自己都合退職の場合2〜3ヶ月間の給付制限があり、退職後すぐに受給できません。
選択定年制度で退職する場合は、失業保険に関して上記の点に留意しておく必要があります。

希望退職制度は会社都合退職となる

希望退職制度の場合は、会社の業績悪化など会社側の原因によるものと判断され、会社都合退職となります。そのため、失業保険は会社都合退職の条件が適用されます。
具体的な会社都合退職時の失業保険受給額は以下のとおりです。

被保険者であった期間
1年未満 1年以上5年未満 5年以上10年未満 10年以上20年未満 20年以上
30歳未満 90日 90日 120日 180日
30歳以上35歳未満 120日 180日 210日 240日
35歳以上45歳未満 150日 240日 270日
45歳以上60歳未満 180日 240日 270日 330日
60歳以上65歳未満 150日 180日 210日 240日

【出典】ハローワーク「基本手当の所定給付日数」

会社都合退職の場合、自己都合退職よりも失業保険の給付日数が多くなります。

例えば、50歳で希望退職制度を利用し失業保険を受給した場合、270日分の失業保険を受給可能です。同年齢で定年選択制度を利用し退職した場合は120日であり、2倍以上給付額に差が出ます。

また、会社都合退職の場合は給付期間の制限もなく、ハローワークで失業認定を受けた段階で受給できます。

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早期退職優遇制度の退職金相場

札束

総務省の「就労条件総合調査」によれば、平成30年における早期優遇制度利用時の退職金相場は以下のとおりです。

【大学・大学院卒の管理・事務・技術職における平成30年度退職金平均給付額】

企業規模 早期退職優遇制度 定年退職
1000人以上 2,452万円/人 2,233万円/人
300〜999人 2,090万円/人 1,825万円/人
100〜299人 2,521万円/人 1,605万円/人

【出典】e-Stat「平成30年_就労条件総合調査」

上記のとおり、企業規模ごとに退職金額の差はあるものの、早期退職優遇制度利用時の方が定年退職よりも多く退職金をもらえています。

早期退職優遇制度では退職金を割り増すケースが多いためです。
ただし、上記はあくまで一般的な相場であり、企業の経営状況や従事していた職種によっても大きく変わる可能性があります。

退職金をどれだけもらえるか明確に把握したい場合は、所属企業の希望退職募集時の条件や選択定年制度の条件を確認した方が良いでしょう。

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早期退職優遇制度のメリット

メリット

早期退職優遇制度には以下2つのメリットがあります。

  • 退職金の割り増しがある
  • 再就職支援が受けられる

企業によって優遇措置が異なるため、選択定年制度や希望退職制度の条件を確認しておきましょう。

退職金の割り増しがある

早期退職優遇制度を利用すると、定年退職と比べ、退職金を多くもらえることが一般的です。
早期退職優遇制度利用時の退職金額は企業ごとに異なりますが、代表的な算出方法として以下の項目が挙げられます。

  • 年齢や勤続年数に応じた額を支払う
  • 定年まで雇用した場合の退職金を支払う
  • 給与数ヶ月分を支給する

先述のとおり、定年退職よりも多く退職金をもらえるため、転職や起業といったセカンドキャリアのための準備資金として活用できるでしょう。

再就職支援が受けられる

企業によっては優遇措置として「再就職支援サービス」を導入し、早期退職者の再就職を支援するケースもあります。
早期退職優遇制度の対象者は40代以降のミドル〜シニア層がメインです。

一般的に再就職は年齢が上がるごとに難度が増すため、再就職に難航するケースも珍しくありません。そんな中、早期退職制度の優遇措置として再就職支援サービスを提供している企業も多くあります。

再就職支援サービスとは、企業が人材紹介会社や再就職支援会社と提携し、退職者の再就職支援をサポートするサービスのことです。
再就職支援サービスを活用することで、就職先のあっせんから履歴書の添削、キャリアカウンセリングまで一貫して退職者の再就職をサポートしてくれます。

退職後に再就職を考えている場合、こうした再就職支援を優遇措置として行っているか確認しておいた方が良いでしょう。

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早期退職優遇制度のデメリット

チャート

早期優遇退職制度を利用することで、以下のデメリットがあります。

  • 再就職先が見つからない
  • 収入が減ってしまう

早期退職後に再就職先がすぐに見つからない場合、当然ながら収入が減ってしまいます。
退職後に失業保険や退職金をもらえますが、収入がなくなればこれらの資金も目減りし、退職後の生活に大きな不安を抱えてしまうでしょう。

早期退職優遇制度を利用して退職する場合、セカンドキャリアを早めに考え企業に在籍している間に、転職や起業の準備を行っておくことがおすすめです。

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まとめ

早期退職優遇制度には「選択定年制度」と「希望退職制度」があり、実施内容や退職後の失業保険受給額も変わるため、それぞれの条件をしっかり確認しておきましょう。
早期退職優遇制度を利用することで、退職金が多めにもらえるなどのメリットがあります。

ただし、退職後に再就職先が見つからない場合、収入が減ってしまうなど経済的不安を抱えるリスクもあります。早期退職優遇制度利用時は、早い段階から転職や起業といったセカンドキャリアを準備しておくことが大切です。

早期退職優遇制度に対して理解を深め、退職後の人生を豊かにしていきましょう。

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執筆者
エイジレスメディア編集部
エイジレス社会の専門誌として、すべての人が何歳でも豊かな暮らしを紡げるよう有益な情報を発信していきます。主に、エイジレスなビジョンを体現している人物や組織へのインタビュー記事を執筆しています。