50代後半の転職はみじめ?失敗しないためのポイントを詳しく解説!

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「50代後半で転職するのは無理?」「50代後半での転職は後悔する」など、50代後半の転職に不安を感じている人は多いのではないでしょうか?

一方現代の50代後半はまだまだ働き盛り。新しい環境でキャリアアップしたいと考える50代後半の方は増えているのが現状です。

そこで50代後半の転職事情について、さまざまな角度から詳しく解説します。

こやま けいこ

記事の校正ありがとうございました。 タイトルと「この記事を読んでわかること(まとめへの反映)」 修正させていただきました。 ご指摘いただきありがとうございます!!! タイトルやまとめは、実は苦手です💦ご指摘も納得です。 今後はさらに読者が読みやすいようにもっと推敲したいと思います。 こちらで大丈夫でしょうか。 まだ足りないようでしたらご指摘ください! どうぞよろしくお願いいたします。
  • 【この記事を読んでわかること】
  • 50代後半の転職が難しいのは企業側と転職者側の求める点の違いにもよる
  • 社会的要因で50代後半へのニーズは年々高まる傾向
  • 長年の経験と実績に加え、培った人脈を活かせば転職で有利になる
  • 50代後半で未経験業界への転職では条件面のこだわりを捨てることも大切
  • 転職エージェントを活用したほうが効率的に転職活動を進められる

おすすめの転職エージェント

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  • 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
  • 特化型:希望する業界や職種への転職を専門的にサポートしてもらう

さまざまな転職エージェントがありますが、結論として以下から選んでおくと、希望に沿った求人を逃すリスクを軽減できるでしょう。

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50代後半の転職で年齢の壁を破るポイントは「前向きな姿勢」

50代後半での転職は非常に難しく、年齢を考慮して諦めてしまう人も多いかもしれません。

求人数は30代から40代前半がピークですが、ここ数年では60歳以上でも増加傾向にあります。

一方、終身雇用や年功序列などの人事制度が限界を迎え、日本の大手企業や経済団体からも雇用制度改革の声が上がり始めています。

こうした社会的要因もともない、年齢に関係なくスキルや実績、成果を評価の基盤とする欧米型の雇用制度へと舵を切る企業が急増。

50代後半からのシニア層の働き方も可能性が広がったと言えます。

そこで50代後半での転職では、実績を活かしつつ現職よりもさらにキャリアアップしたいという前向きな姿勢が重要なポイントになります。

では50代後半の転職事情を詳しく解説していきます。

50代後半の転職が難しい理由|企業と転職者の視点

50代後半で転職しようとすると、「50代後半 転職 やめとけ」「50代後半 転職 失敗」などのワードがネット上に飛び交っています。

50代後半の転職には、なぜネガティブなイメージがあるのでしょうか。

以下は厚生労働省が企業に聞いた、中途採用の年齢別期待値の調査です。

出典:「中途採用に係る現状等について|厚生労働省

「積極的に採用を強化したい」と「良い人材であれば採用したい」との答えは、55歳以上では合計24.5%。35歳未満の95.7%と比べると歴然とし、50代後半の転職がいかに難しいかが分かります。

では50代後半の転職が難しいとされる理由を、企業側と転職者側から考えてみます。

<企業側の視点>

  1. 定年まで数年しかない・長く勤めてくれる人材を求める
  2. 年齢が高い分人件費がかかる
  3. 年代が上がるほど扱いづらいイメージがある

<転職者側の視点>

  1. 求人数が少ない
  2. 条件が合わない(仕事内容や待遇)
  3. 収入が減るリスクがある

ひとつずつ考えていきましょう。

企業側:定年まで数年しかいない・長く勤めてくれる人材を求める

企業が60歳定年であれば、50代後半は残りが数年しかありません。

その数年間でどれほどの実績を作ってくれるかと考えると、50代後半の人材採用に消極的になってしまうのは理解できます。

転職活動をする際には、定年年齢や再雇用制度、また年功序列やジョブ型雇用などの人事制度も、詳しくチェックしておく必要がありそうですね。

企業側:年齢が高い分人件費がかかる

次に人件費の問題。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査の概況」から、年代別の賃金格差を見てみましょう。

出典:「令和4年賃金構造基本統計調査の概況|厚生労働省

こちらの調査でもっとも賃金が高いのは55~59歳。

現在役職に就き高い報酬を得ているのが、バブル期に大量入社した世代です。

企業にとってはこの世代への人件費の膨張で経営を圧迫されていると言えるのです。

企業側:年代が上がるほど扱いづらいイメージがある

高い専門性と経験値を持つ50代後半だからこそ、これまでのやり方をなかなか変えられない、こだわりが抜けないなど、転職先企業にとっては扱いづらいイメージがあります。

経験やスキルは大切ですが、新しい環境や職場のルールなどには、なるべく早めに馴染むことがとても重要なポイント。さまざまな状況に対して臨機応変に対応できるスキルも身につけましょう。

転職者側:求人数が少ない

50代後半の転職でなかなか採用されずみじめな思いをすると言われるのは、年齢が上がるほど求人数が少なくなるからです。

2020年に政府から公表された「一般職業紹介状況」から、これまでの有効求人倍率の推移をグラフにまとめました。

出典:「一般職業紹介状況|e-Stat政府統計の窓口」より作成

どの年代でも徐々に高くなっていますが、年代があがるほど実数は低くなっていきます。

一方、ここ数年では50歳以降でも1.0倍を超えており、求職者数に対して求人数の方が高くなっている状況です。

また1年間で転職した人の数を調査した、厚生労働省の「令和4年雇用動向調査結果の概要」では、50代後半から60代前半が伸びています。

転職者側:条件が合わない(仕事内容や待遇)

50代後半で転職する際、現職でのポストや正社員かどうかなど、条件のミスマッチでなかなか転職先が決まらないケースが意外と目立ちます。

50代後半の転職者側は仕事内容や年収などの条件面で、ある程度は譲歩する必要があります。

年収や待遇以外のやりがいやモチベーションを重視すると良いですよ。

転職者側:収入が減るリスクがある

50代後半は一般的に役職に就き、高い報酬を得ている人も多く、できることなら年収や生活のベースを落とさずに転職したいと思うかもしれません。

しかし50代後半に対して、企業はそもそも非常に高い人件費をかけています。

多少年収が落ちても仕事に対するやりがいを求めるなど、考え方を柔軟にすることが大切です。

次は50代後半の転職市場について解説します。

50代後半の転職事情|社会的要因の変化により高まる可能性

ここからは50代後半をめぐる転職市場の実情を次のポイントから解説します。

  • 50代後半の求人数は少ないが増加する傾向
  • 定年や年金支給年齢の引き上げなど社会的要因でシニア層のニーズは高まっている
  • 多様な人材が活躍できる環境が整い始めている(D&I)
  • 異業界・同職種への転職がカギ
  • ジョブ型雇用の広がりで年齢に関係のない実績やスキル評価へ

50代後半の求人数は少ないが増加する傾向

50代後半の転職では求人数が少ないことが、ハードルのひとつになっています。

しかし少子高齢化の影響から人材不足は深刻化し、実績や専門性を持つシニア層に対するニーズは年々高まっているのが実情です。

総務省が発表している年代別の転職者数でも、2012年には25~34歳と比べ、65歳以上ではおよそ8倍もの格差がありました。

しかし2022年にはその差が約3.5倍と、かなり小さくなっています。

出典:「労働力調査(詳細集計)2022年(令和4年)平均|総務省統計局

さらにシニア層に限ると市場ニーズの影響もあり、今後ますます需要が伸びていくと予想されています。

定年や年金支給年齢の引き上げなど社会的要因でシニア層のニーズは高まっている

転職市場は社会動向などの影響を大きく受けます。

2020年に改正された高齢者雇用安定法では、定年年齢をこれまでの60歳から65歳まで引き上げることなどが企業に課されました。

<改正高齢者雇用安定法の内容>

※定年年齢を65歳未満に定めている企業は、65歳までの安定した雇用を確保するため、以下の施策を実施する必要があります。

  1. 65歳までの定年の引上げ
  2. 65歳までの継続雇用制度の導入
  3. 定年の廃止

企業は1~3のいずれかを実施しなくてはならなくなりません。

さらに法律が改正され、現在は70歳までの就業確保が努力義務とされています。

また厚生年金の支給年齢も現在は原則として65歳からになり、定年から5年間の空白期間ができてしまう人も。

これら社会的な要因も加わり、50代後半から60代に対する働き手としての期待が高まっているのです。

改正高年齢者雇用安定法については、こちらの記事も参考にしてください。

多様な人材が活躍できる環境が整い始めている(D&I)

世界的にも多様性の重要さに対する認識が広がり、社会や企業の中で「ダイバーシティ・アンド・インクルージョン」という言葉が当たり前になってきました。

2020年に一般社団法人日本経済団体連合会が行ったアンケートを見てみましょう。

出典:「ポストコロナ時代を見据えたダイバーシティ&インクルージョン推進に関するアンケート結果|一般社団法人日本経済団体連合会

こちらの結果からも半数以上の企業で、ダイバーシティ・アンド・インクルージョンが「重要かつ喫緊の課題として取り組んでいる」と答えました。

そもそもダイバーシティ・アンド・インクルージョンとは、性別や年齢、国籍や文化、価値観などさまざまなバックグラウンドを持つ人たちを採用し、お互いを認め合いながら、新しい価値や社会課題の解決法を見つけるために、組織として一体となり活動することです。

もともと海外の企業では「定年」という考え方や政策がなく、実績や成果をもとに評価と待遇が決まることが一般的です。

終身雇用や年功序列、役職定年などの日本型の雇用制度がすでに限界を迎え、新しい価値観としてダイバーシティ・アンド・インクルージョンも浸透し始めています。

そこで50代後半などのシニア層へも、活躍の幅が広がりつつあるのが現状なのです。

異業種・同職種への転職がカギ

リクルートエージェントが調査したミドルシニア層への転職決定数の推移から、50代以降で鍵となるのが「異業種・同職種」への転職。

出典:「ミドル・シニア(50歳以上)の転職動向|リクルート

この調査結果からシニア層では業界を越境しての転職意向が、年々増加していることが分かります。2017年を「1」とすると実に8倍以上もの増加率です。

また企業側にとっても事業の多角化に伴い、異業界からの人材でも積極的に採用したいという意向があると考えられます。

ジョブ型雇用で年齢に関係のない実績やスキル評価が浸透

海外資本の日本進出など企業のグローバル化を背景に、日本でも年齢などに関係なく実績で評価されるジョブ型雇用導入へ改革が進んでいます。

多くの海外企業はジョブ型を採用し、若い世代が責任あるポストに就き役職としての報酬をもらうなど、実力重視の政策を構築しています。

日本国内のジョブ型導入率を調べた調査を確認してみましょう。

出典:マイナビキャリアリサーチLab

民間が2023年に行った調査からも、特に中途採用について40.8%がすでに「導入している」、9.5%が「類似制度を導入している」と答えています。

今後もジョブ型雇用は広がりを見せると予想され、シニア層にとっては年齢制限が緩くなる一方、実績が伴わない場合はますます厳しいシニア時代がやって来ると言えます。

では50代後半で転職した方の体験談をご紹介します。

50代後半の転職の体験談・口コミを紹介

ここでは50代後半で転職を体験された方の体験談をご紹介します。

ネットやSNSを見ていると、50代後半での転職については前向きな意見も多く、シニア層の新しい働き方が広がりを見せていることが分かりました。

ではまず、50代後半での転職についてネガティブな意見を見てみましょう。

「今、新しい職場の人間関係に悩んでいます。続けるのか辞めるのか。50代後半の転職の難しさ実感してます」

「合格後の就職はかなり苦戦しましたが、現在の社労士事務所に入ることができました。でも、週4のパートですから…50代後半の転職はかなり厳しいと感じました。転職先を決めてから前職を退職するのが無難です」

「57歳で約20年務めた職場を退職した。特に私には経歴があったので即戦力になれる自信があった。が、面接までもたどり着けない、書類選考で落とされる。不採用の通知が繰り返し届くなかで、「人材不足」というニュースを見るたびに凹んだ」

「まだ転職先が決まらない。約1カ月ほど前に面接した会社を最後に面接までもたどりつけない。まぁこの1カ月前に受けた会社の面接も散々で。6社受けたがすべて不発。(正確には応募すら出来なかった2社もある)」

現職の職場環境やリストラ、倒産、役職定年など、50代後半で転職を考える場合、その理由自体がネガティブなことが多いようです。

一方でこちらは、50代後半の転職に対して意外と多かったポジティブな意見です。

「転職は50代後半になって。自営業(農家)から物流業へ転職。ほぼ一人で作業していた私が大勢の人と働くパートのおばちゃんになったことです。お給料もお休みも頂けて自信も貰っちゃいました~。毎日笑顔で楽しく働いています!!」

「50代後半で良く転職できなぁ、としみじみ思います。ちなみに給料は上がりました(多少ですが。。。)転職を見据えて自分のキャリアアップを図ることを常に意識してきたことがこの結果なのだろうと思います」

「建設業ならば取得してて当たり前の資格と思って若い頃に2ヶ月猛勉強して取りました、お陰様で50代後半でも転職では引く手数多です」

「自分も昨年末50代後半にして転職しました。コロナ禍で内定が取り消しになったり、そこから何社も落とされたりとか苦労もありましたが、結果的に一番いいところに落ち着いた感じです」

ポジティブな転職を体験された方たちは、業界に必要な資格を持っている、新しい職場(異業界)でのキャリア形成に前向きな方などが多いようですね。

ただ、転職活動に関してはみなさん苦労したとの声も目立ちました。

では、次は50代後半の転職で成功する人の特徴を解説します。

50代後半で転職に成功する人の特徴5選

ここからは50代後半の転職で成功する人や、すぐに転職先が決まる人の特徴を解説します。

それぞれの項目を抑えて、自分の弱点を克服してくださいね。

50代後半の転職で成功する人の特徴として考えられる5つのポイントです。

  • 50代後半ならではの経験と実績が豊富な人
  • マネジメントスキルや高い専門性を持つ人
  • 幅広い人脈を持っている人
  • 新しいスキルの習得や企業文化を学ぶ姿勢がある人
  • 年収やポジションにこだわらない

ひとつずつ解説します。

50代後半ならではの経験と実績が豊富な人

50代後半は社会人経験も長く、実績を活かして即戦力としての活躍ができる人材が企業からは求められています。

企業の期待値に見合う経験や実績をしっかりとアピールできる人は、厳しい転職活動を勝ち抜く可能性も高くなります。

そこで50代後半で実践したいことが、キャリアの棚卸しと充実した職務経歴書の作成です。

キャリアの棚卸しでは以下のポイントを押さえて言語化しましょう。

  1. 直近の1日の業務内容:目的とプロセスを大切に
  2. 取り組みの姿勢:工夫した点と成果
  3. 1と2を繰り返す:一覧にする
  4. エピソードを思い出す:経験から得たことや学んだこと

職務経歴書の重要な点は以下の通りです。

  1. 実績と経験を書き出し:エピソードや体験、数字を入れた実績
  2. 解決した課題:苦手を克服した、課題解決した時の方法
  3. 強み:評価された点、勉強していること、資格
  4. 自己PR:強みを活かして今後どのような活躍をしたいか

自己PRでは冒頭で強みを書き込むと説得力を増しますよ。

マネジメントスキルや高い専門性を持つ人

業界の知識や経験、高い専門性を持つ50代後半は、ハイスキル人材としてニーズが高まっています。

またどのように部下の育成に取り組んできたかという点も、企業側では重要視しているポイントです。

部下の配置や任せる職務、また社外との交渉に対して、チームマネジメントを発揮して取り組んできた経緯などを職務経歴書にまとめましょう。

マネジメントスキルが高い人材はダイレクトリクルーティングを活用すると、企業からのオファーが殺到するかもしれません。

幅広い人脈を持っている人

50代後半であれば同じ業界にとどまらず、異業界に対しても共同プロジェクトなどの形で、人とのつながりを持っている場合も考えられますね。

これまでどのようなプロジェクトや交渉などで人脈を培ってきたかを、転職活動をする前に一度振り返ってみましょう。

新しいスキルの習得や企業文化を学ぶ姿勢がある人

50代後半の人材は扱いづらいのではないかと、企業側が懸念することがあります。

経験が多くなるほど自分の仕事のやり方を変えられない、新しい環境になかなか馴染めないなどはシニア層だからこその心配事。

そこで50代後半では新しいスキルの習得を実践していると、効果的にアピールすることができます。

また企業文化についても、素直な気持ちで受け入れて学んでいく姿勢を大切にしましょう。

年収やポジションにこだわらない

50代後半の転職では年収やポジションが下がる可能性があります。

この場合は「やりがい」や「モチベーション」を最重要点にして考えてみましょう。

年収やポジションにこだわりすぎず、転職先で自分がどれだけやりがいを感じながら働くことができるかを追求してみてはいかがでしょうか。

次は50代後半で未経験の職種へ転職可能かどうかを考えます。

50代後半で未経験の職種への転職は可能?|条件にこだわらなければ可能

50代後半で未経験の仕事に転職することは厳しいですが、異業界や異職種への転職を成功させている人も案外多いのが実情です。

未経験での転職活動の際は、条件にこだわらない姿勢を取ることがカギとなります。

以下でポイントを確認しましょう。

年収や待遇がダウンすることを覚悟

50代後半で未経験の業界や業種へ転職を希望する場合、年収や待遇が低下する可能性が高いことを理解しておきましょう。

年収などが下がっても新しい人との出会いや、未経験業界ならではのやりがいを感じられるかもしれません。その分年収ダウンも受け入れて転職活動をしましょう。

年下上司などポジションを気にしない

未経験業界への転職では、20代や30代の年下上司がいる場合があります。

自分が未経験だとしっかり認識を持ち、年齢に関係なくコミュニケーションをはかり、年下上司ともうまく付き合っていけるよう努力する必要があります。

ポジションは後からついてくるものです。まずは新鮮な気持ちで新しい同僚と良い関係を築いてくださいね。

50代後半の未経験でも転職しやすい職種とは

50代後半で未経験で転職しやすい職業をご紹介します。

  • 医療分野(介護職・福祉関連)
  • 営業職
  • IT関連のベンチャー・スタートアップ
  • サービス関連(飲食・宿泊業など)

医療分野はつねに人手不足の状態。特にここ数年で人手不足が問題になっている介護や福祉関連の仕事は、男性・女性に関わらず求人数がとても多い職種です。

また、営業の中でも生命保険会社や不動産業界では、歩合制を採用している企業も多く、年齢やキャリアに関係なく人材を求めています。

拡大し続けるIT業界はつねに人手不足。

50代後半の経験値とスキルを求めるベンチャーやスタートアップは、ポストや年収を落とさずに転職できる可能性も秘めています。

飲食業や宿泊業などのサービス関連も、年齢や性別を問わずに人材を求める企業が多い業界です。

次は50代後半が自分に合う転職先を見つける方法をご紹介します。

50代後半が自分に合った転職先を見つける4つの方法

50代後半での転職は何かと苦労がつきもの。

そこで50代後半で自分に合う転職先を見つけるための、方法を4つご紹介します。

求人サイトや転職サイトを利用する

50代後半の転職でなるべく自分のペースで転職先を自由に探したい場合は、求人サイトや転職サイトを利用してみましょう。

求人サイトや転職サイトはweb上でさまざまな職種を紹介しており、自由に閲覧し多くの企業を比較したり検討することができます。

ダイレクトリクルーティングサービスに登録する

ダイレクトリクルーティングでは詳細なプロフィールや職務経歴書などを提示しておくと、企業側からオファーが来ます。

サービスによっては登録から採用まで、エージェントが伴走してくれる場合も。

培った人脈を活かしてリファラル採用にチャレンジ

50代後半で豊富な人脈を持っている人ならリファラル採用も考えられます。

リファラル採用は自社を勧めたい社員と、その企業に興味がある人とを結ぶ採用手法。

ここ数年で50代後半の転職でも、リファラル採用は徐々に増加しています。

転職エージェントを活用する

転職エージェントはキャリアアドバイザーやキャリアコーディネーターなどが、ひとりひとり個別に担当し、本人の経歴や希望をもとに求人を紹介するサービスです。

転職エージェントは得意とする年齢や業界など、それぞれの特性がありますので、自分に合ったエージェントをセレクトしましょう。

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シニア層の転職は年齢不問の求人に特化したエイジレスへ

50代後半での転職では転職エージェントを活用すると有利に進められる場合があります。

弊社エイジレスは、年齢に関係なく誰でも現役で活躍できる社会を目指し、年齢不問求人に特化した人材サービスです。

50代後半という人生の転機に転職を考えている方は、ぜひエイジレスにご相談ください。

エイジレスは得意先企業や保有する求人・マッチング力などの点で、特にミドルシニア層へのサポートに強みを持っています。年代的に厳しい転職活動を強いられがちなミドルシニア層の方は、職種や年代など得意とする分野を見極め、適切な転職エージェントを選ぶことも重要なポイントです。

弊社の正社員転職支援サービス「エイジレスエージェント」の魅力は以下のとおりです。

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経験豊かなコーディネーターが、理想のキャリアの実現をお手伝いいたします。

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まとめ50代後半の転職はやり方次第で可能性が広がる

ここまでで以下のことが分かりました。

  • 50代後半の転職が難しいのは企業側と転職者側の求める点の違いにもよる
  • 社会的要因で50代後半へのニーズは年々高まる傾向
  • 長年の経験と実績に加え、培った人脈を活かせば転職で有利になる
  • 50代後半で未経験業界への転職では条件面のこだわりを捨てることも大切
  • 転職エージェントを活用したほうが効率的に転職活動を進められる

50代後半の転職は難しいのが現状ですが、市場や社会の変化による雇用制度の変革などもあり、年々ニーズが高まっている状態です。

希望を捨てずに前向きな気持ちで転職活動を実践していただければ、50代後半でも素晴らしい転職先が見つかるでしょう。

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執筆者
こやま けいこ
ライター/ディレクター/カメラマン(フォト&ムービー) 雑誌のフリーディレクター、 報道記者兼カメラマンを経て、現在はwebを中心に執筆。HR系のSEOライ ティングやセミナー記事化、コンサルカンパニーのCEO、COOクラスへのインタビューなどオールマイティに取材している。