フリーランスSEの独立から案件獲得までを現役エンジニアが徹底解説
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じょう
「今後は独立してフリーランスの道に進む!」と考えたとき、どこから手を付ければいいのか。
会社員とフリーランスの特性・メリット・デメリットを知った上で、会社員を辞める前に事前調査を進めましょう。
本記事はその準備を開始するに必要な情報を記載しました。
独立してフリーランスSEとなって案件をとっていこうと考えている方への参考になるはずです!
- 【この記事を読んでわかること】
- 会社を辞めて独立する前に、自分がフリーランスSEとして獲得できる案件調査が必要
- フリーランスSEの将来性は、現時点から推測する範囲では今のところ明るいが、世の中の動きは常に監視する必要がある
- 独立すべきか否かの比較判定材料となる、会社員・フリーランスのメリット・デメリット
- 高単価フリーランスSE案件を得るのに必要となる、会社員時代に積んでおく経験やスキルは、SAPを始めとする業務システム構築(現時点)
- フリーランスを開始するにあたりポートフォリオやWebでの宣伝活動が必要
フリーランスにおすすめの案件探し方法
フリーランスエージェントは、それぞれ保有している案件が異なるため、2〜3社に登録しておくと収入が途絶えるリスクを軽減できます。
迷った場合は、実績が豊富な『Tech Stock』や、年齢不問/ハイクラス案件特化の『エイジレスフリーランス』がおすすめです。
①Tech Stock
20年目の実績があるフリーランス案件紹介サイト。これまでに築いた信頼により月80万円をこえる高単価案件も多数あります。
スキルアップや税務関連のサポートなど、フリーランス向け福利厚生サービスも利用可能なため、まだどこにも登録していない人でも安心して利用できます。
【公式】https://tech-stock.com/
②エイジレスフリーランス
年齢不問/上流商流のハイクラス案件に特化したエージェント。
SIer・コンサル・大手SESなどの案件を多数保有しており、ユーザーからの評判が良く誠実な対応も強みです。
【公式】https://freelance.ageless.co.jp/
- SEのフリーランス案件のおもな仕事内容
- SEのフリーランス案件からみる年収相場は862.2~901.2万円
- SEがフリーランスとして独立するメリット・デメリット
- SEのフリーランス案件例を3つ紹介
- SEのフリーランスはやめとけってホント?将来性が明るい3つの理由
- SEのフリーランス案件に求められる3つのスキル
- SEのフリーランス案件で特に需要が高い3つのスキル
- SEがフリーランスとして独立する前に知っておきたい4つの注意点
- フリーランスSEが高単価な案件を獲得するために押さえておくべき3つのポイント
- SEのフリーランス独立に関するよくある質問
- SEのフリーランス案件3つの獲得方法
- SEのフリーランス案件ならエイジレスにお任せください
- まとめ|独立してSE案件を得よう!と行動に移す前に入念な事前調査を!
SEのフリーランス案件のおもな仕事内容
じょう
SEのフリーランス案件には、どのような職種があるのか。
実は、会社員のSEと職務内容に大差はありません。
フリーランスサイトを数10件調査して、どのような職種があるのかを解説します。
今まで会社員としてSE職を勤めてきた方であれば、フリーランスも仕事内容の幅はあまり変わらないことがわかります。
プロジェクト・マネジメント
ITのプロジェクトが、滞りなく進行するように社内にて調整する仕事です。
調整する相手は、ITエンジニアや客先担当者、場合によっては客先他部門ユーザになることも。
計画書の作成・進捗確認と報告・改善活動など、多岐にわたる管理タスクを担当します。
システム要件定義
自社業務をITに落とし込む仕事です。
通常は自社のIT人材に担当してもらうことになりますが、そういう人がいなければ、外部に委託することになります。
コーディングスキルや経験に基づいて、ITで実現したい要求を具体的にどう実装するか、を進めていく仕事です。
運用保守
既に完成して稼働しているシステムのメンテナンス業務です。
インフラであれば、不具合を起こしたハードウェア・ソフトウェアなどを特定して部品交換やパッチ適用を行います。
自社で作成した業務プログラムであれば、不具合を起こした箇所を特定してコードを修正・テストを行い、改訂版としてリリースします。
こちらは、今まで就業してきた業務内容によって、インフラ系とコーディング系で分かれる場合が多いです。
システム開発
運用でバグ修正や追加機能作成するよりも、新規システム開発になります。
コーディングがメインの仕事になりますが、先に紹介した要件定義が含まれる場合や、完成後は運用・障害対応に移る場合もあります。
フリーランスの職種について概観してきました。
続いて、気になる年収についての調査結果を報告します。
SEのフリーランス案件からみる年収相場は862.2~901.2万円
じょう
フリーランスSEの案件はどれくらい稼げるのか?
「現時点で」「特定のサイトにて検索した」結果、年収相場は862.2~901.2万円となりました。
ここでは比較してわかりやすくする目的で、正社員と派遣社員のSE年収も調査しました。
フリーランスになったときの、「現時点における」おおよその年収目安がわかるはずです。
フリーランスSEの年収相場は862.2~901.2万円
- 「フリーランススタート」で調査
- 検索条件は「SE 東京」
- 20の案件の価格を平均して算出
正社員SEの年収相場は399.76~620.01万円
- 「求人ボックス」「Indeed」で調査
- 検索条件は「SE」「正社員」「東京」
- 20の案件の価格を平均して算出(※小数第3位を四捨五入)
派遣社員SEの年収相場は467.75~511.29万円
- 「求人ボックス」「Indeed」で調査
- 検索条件は「SE」「正社員」「東京」
- 20の案件の価格を平均して算出(※小数第3位を四捨五入)
フリーランスの職務内容、年収は大まかにつかめたところで、次はSEがフリーランスとして独立するメリットとデメリットを見ていきましょう。
SEがフリーランスとして独立するメリット・デメリット
じょう
フリーランスになるメリットとデメリットとは?
メリットは業務内容・仕事スタイル・収入の枠において自由度が増すことです。
デメリットは自由度が増す分不安定になることです。
ここでは、メリット・デメリットそれぞれ3つ挙げています。
独立を決意する前の判断材料として必読です。
SEがフリーランスとして独立する3つのメリット
会社員時代よりも自由度が各段に増すのが、フリーランスの何よりのメリットです。
代表的な「仕事選択」「働き方」「収入の限界突破」について紹介します。
仕事を選ぶことができる
フリーランスの一番の醍醐味はこれ!という人も多いでしょう。
会社に所属していると、強制的に「この部署に配属」「この仕事やって」「ここに転勤して」となります。
しかし、フリーランスであれば、仕事を選べます。
「請けるのが難しい」「あの人とどうしても合わない」「報酬として低すぎる」などの不満やストレスも解消しやすいです。
雇われている従業員とは大きく違い、上司は基本いないため、無理やり従う必要はないのです。
契約内容によっては長期休暇を取得できる
ある程度の収入を得て、余裕ができれば、その仕事を終えた後で長期休暇をとれる方もいらっしゃいます。
これは一例ですが、とあるSAPの導入スペシャリストの話を紹介します。
その方は、半年ほどSAP導入支援として働いて高額の収入を得ると、残りの半年は全部休みにするのだとか。
無論、全員が全員そういう高収入の仕事にありつけるわけではありません。
しかし、自分の実力と仕事の報酬が相応にあるのであれば、そういう働き方をしている人も「中には」います。
契約や仕事の仕方によるが、会社員よりも多くの収入を狙える
先ほどのSAP導入支援スペシャリストの例にもあるように、仕事と報酬によっては、半年仕事をしないで暮らして行ける収入を得る方もいらっしゃいます。
組織に属している場合、会社の中の支援部隊の分まで稼いで来なければなりませんから、顧客から得た報酬の半分近くは会社に抜かれるのが相場でしょう。
しかし、フリーランスであれば、その「会社による中抜き」がなくなるのです。
ただし、フリーランスの知り合いから話を聞く限り、半分は社会保険や所得税などの税金で引かれます。
その結果、サラリーマン時代と比べると手元に残るのはあまり変わらない、という方もいらっしゃいます。
フリーランスの節税に関しては、以下の記事が参考になりますので、興味がある人は読んでみてください。
フリーランスの節税に裏技はある?4つの節税方法と税金の種類を解説
フリーランスは稼いだ所得に応じてみずから税金を納めます。常日頃から節税対策に努め、可処分所得を増やすことによって豊かな生活が過ごせる
メリットはこの他にもありますが、代表的なメリットを紹介しました。
続いて、デメリットを解説します。
SEがフリーランスとして独立する3つのデメリット
自由度が増すということは、その分責務も増えることになるのです。
ここでも、代表的なデメリットを3つ紹介します。
社会保険は全額自己負担
よく耳にすると思いますが、正規であれ非正規であれ「雇用されている」場合、会社が社会保険料の半分を負担してくれます。
しかし、フリーランスの場合、それが全額自己負担に。
フリーランスになると、この社会保険料の多さに愕然とする方も。
有給休暇や傷病手当など、いざというときの福利厚生が付与されない
社会保険同様、従業員であれば付与される有給休暇もありません。
フリーランスの場合、「休み=給与無し」です。
会社員であれば通常一般的な、怪我したときの傷病手当、住宅補助などの福利厚生は受けられなくなります。
仕事が途切れた場合、収入不安定になる
継続して仕事を探し出すことができ、収入も途切れなければいいのですが、何らかの理由で契約終了になると収入が途絶えます。
正規雇用であれば、この点は安心できますが、非正規やフリーランスは解雇すなわち収入が途絶える不安定さがあるのです。
仮にいい収入を得られたとしても、仕事を失ったときの備えは自分で必要になります。
フリーランスのメリット・デメリットそれぞれ代表的なものを紹介しました。
次では、SEのフリーランス案件例を見ていきましょう。
SEのフリーランス案件例を3つ紹介
じょう
フリーランスになったとき、SEとしての案件はどのようなものがあるのでしょうか。
システム運用・開発から、プロジェクトリーダー・プロジェクトマネジメントまで幅広くあります。
エイジレスフリーランスで扱っている案件(2024年4月26日時点)をご紹介します。
最新の案件情報や、非公開求人については、お手数ですが『エイジレスフリーランス』へお問い合わせください。
エイジレスのSEフリーランス案件
【SE】ServiceNow保守開発エンジニア
- 職種:システムエンジニア(SE)
- 月額報酬:700,000円
- 都道府県:東京都
- ポジション:業務委託 / 契約社員
保険会社向け給与システムアドオン/IF開発支援
- 職種:システムエンジニア(SE)
- 月額報酬:600,000円
- 都道府県:東京都
- ポジション:業務委託 / 契約社員
【Java】intra-martによる自社製品締結管理システムの構築
- 職種:システムエンジニア(SE)
- 月額報酬:700,000円
- 都道府県:東京都
- ポジション:業務委託 / 契約社員
フリーランスSE案件調査の第一歩として、弊社エイジレスで取り扱っている案件をご紹介しました。
続いて、フリーランスSEの将来性を解説します。
SEのフリーランスはやめとけってホント?将来性が明るい3つの理由
じょう
SEのフリーランスの将来性はどうなのか?
景気回復や税制改正により人件費拡大圧力がかからない以上、企業の人員外部調達意欲は増し、フリーランスの将来は「今後も明るい」になります。
その前提となる、社会情勢・企業の懐・フリーランスプラットフォームの拡充について解説します。
フリーランスの今後に不安な方、必読です。
企業の人件費を含めたコスト削減傾向は今後も続く
1990年代初頭にバブルが崩壊して以来、アベノミクスで少し持ち直したとしても、まだ多くの企業には人件費を拡充する余力はありません。
しかも日本は解雇のハードルが高く、税制の仕組み(消費税は控除されて残った人件費を含む売上に対しても課税される)も手伝って、企業側が正規雇用する動機に圧力がかかりません。
そこで、フリーランスを含めた非正規採用に拍車がかかっております。
2023年11月現在、企業が自社従業員を抱えられる状況に改善する兆しはありません。
現時点では、フリーランスを含む非正規雇用の隆盛は衰えることがないのです。
正規・非正規雇用に必要な事務処理コストを削減
正規であれ、非正規であれ、採用すると社会保険などの手続きを企業側が負担することになります。
企業側はとにかく人件費も減らして、コスト削減に必死です。
非正規採用の中でも、フリーランスであれば、その管理労務コストを省けるのです。
企業側がフリーランスを採用する動機が益々高まっています。
企業とフリーランスをつなぐプラットフォームが充実しつつある
上記に記載したように、企業側のフリーランス採用熱が高まるとともに、フリーランス採用のプラットフォームが続々増えております。
冒頭に紹介したエイジレスフリーランスや、年収の箇所で紹介したフリーランススタート、クラウドワークスやランサーズに代表されるクラウドソーシングなど。
景気動向や税制などが変わらない限り、この流れは今後も留まることはありません。
環境面でフリーランスに有利となる現状では、個人のスキル・経験・仕事とのマッチングなどの要素以外では、フリーランスの将来は明るいことを解説しました。
続いて、SEのフリーランス案件に求められるスキルを解説します。
SEのフリーランス案件に求められる3つのスキル
じょう
SEがフリーランスの案件を得るのに必要なスキルとは何か?
ITに対する深い専門知識以上に、エンドユーザ業務知識やマネジメントスキルが求められます。
IT技術知見・業務を理解しながら、ITシステムに落とし込めるスキル・顧客との折衝スキルについて解説します。
「IT技術だけ極めてれば問題ないでしょ」と思っている方、必読です。
ITエンジニアとしての技術知見
ITの仕事に就く以上、これは言うまでもありません。
今まで経験してきたIT技術を用いて、システム構築・コーディングできるスキルが求められます。
求人を見ても、正規・非正規・フリーランスに限らず、「~の経験者」という文言は最初の方に出てくるのです。
中には、実際の構築やコーディングよりも、管理業務寄りが多いという方もいらっしゃると思います。
その場合は、障害報告を数多く見ましょう。
どのソフトウェア・言語には、どのような傾向があるか、ということを知っているのも技術知見となるのです。
顧客の要望を適切に聞いてITとして具現化する要件定義能力
IT技術に詳しい、だけでは仕事は成立しません。
顧客の要望を適切に聞いて、実際にシステムに要件化できる能力が求められます。
顧客の要望をフロー化・顧客に確認をとりながらプレゼン・修正を加えながら仕様や設計作成、などのスキルが求められます。
独りよがりなIT技術の利便性を押し付けるのではなく、相手の話を聞いて何を実現してほしいかを拾い上げる。
自分の価値観や主観に傾かず、的確にシステムへ落とし込む能力が必要とされるのです。
顧客との折衝能力
IT技術の知見をもって、顧客の言うことを的確にとらえるだけでは、安定したシステムは完成しません。
顧客の話を聞いた上で、自分の技術知見を活用しつつ、実現可否・納期・別の手段・コストなどの折衝が必要になってきます。
できないものを無理やり引き受けると、最終的には顧客も自分も損をします。
但し、顧客を怒らせないように、顧客にとっても合理性があると思える形で折衝する能力が必要とされるのです。
フリーランスは自由度が会社員時代より格段に増します。
自由度が増した分、今まで会社が代行してくれていたことも、自分で行わねばならないのです。
続いては、必要とされるスキルの中でも、気になる高収入案件に必要なスキルについて解説します。
SEのフリーランス案件で特に需要が高い3つのスキル
じょう
フリーランスSEの高額案件に必要なスキルは何か?
2023年11月執筆時時点での調査結果になりますから、今後また変わるかもしれませんが、ITスペシャリストよりも業務スペシャリストでした。
ここでは3つ掲載していますが、調査した限りにおいては、高額案件は圧倒的にSAPで占められていました。
高額案件を狙うなら、財務会計・生産管理などの業務寄りITスキルが求められるようです。
SAPで業務システム構築支援やバージョンアップ支援スキル
SAPを導入できる時点で、まずその企業はITへ比較的高額な予算を割り当てられる組織です。
すなわち、IT業務に対する報酬もかなり高額を期待できます。
SAPを技術的に構築できるITスキルだけでなく、要件定義や計画策定などのマネジメントスキルや、会計や生産管理などの業務知見も求められます。
SAPを導入できる大手企業の業務を支えるシステムを構築することとなりますから、報酬もそれに応じて高額になるのです。
Javaによる業務システム構築スキル
Javaを使用して業務システムを構築している会社であれば、システムアップデートとそれにともなうプログラム修正などが発生します。
こちらも「Javaの技術エキスパート」というよりは、プロジェクト・マネジメントやその会社の業務をシステムに落とし込むために、業務寄りの知識吸収が求められます。
AWSを始め複数クラウド構築スキル
こちらは業務寄りではなく、かなりITスペシャリスト寄りのスキルです。
ただし、AWS以外でもクラウドでシステム基盤を構築できるスキルが求められます。
いわゆる「マルチクラウド」案件です。
AWSで構築できるエンジニアは多くいますが、AWSに加えて他社のクラウド「も含めて」となると、できる人は限られます。
執筆時点での高額案件につながるスキルについて紹介しました。
ここに掲載したスキルはあくまでも「最高額」です。
「比較的高額」案件ならばスキルの幅はもっと広がりますから、是非、調べてみてください。
高額案件につながるスキルは主に業務寄りであることを知った上で、続いて独立前の注意点について解説します。
SEがフリーランスとして独立する前に知っておきたい4つの注意点
じょう
SEフリーランスして知っておくべき注意点とは?
メリットやデメリットを含め、事前確認することはほかにもあります。
ここでは、案件調査やメリット・デメリットの再確認に加え、法律・契約・財務に関する解説をします。
独立する!と勢いに乗っている方、慎重になるために必読です。
獲得できそうな案件があるか確認
一念発起してフリーランスに!
と勢いづく前に、まず自分が請けられそうな案件があるか確認しましょう。
会社を辞めた後で案件を探してみたところ「請けられるものがない」となれば、後悔しか残りません。
冒頭で紹介したエイジレスフリーランスや、年収の箇所で紹介したフリーランススタートなどで確認してみましょう。
メリット・デメリットを再度確認する
フリーランスになるメリット・デメリットは再度確認してください。
自分の働き方が本当に独立してやっていけるのかどうか、先ほど記載した項目は必須確認項目です。
他にも、知り合いにフリーランスで働いている人がいれば、事前に話を聞いて情報を仕入れておきましょう。
業務委託契約を法律面から確認する
フリーランスになれば「業務委託」という形で就業することになります。
ITの業務委託には、請負・準委任・派遣があり、正規雇用で働いていたときと求められることが変わってくるのです。
各契約の詳細は、拙著「SESと業務委託の関係とは?|法律に基づいて働き方を解説」をご確認ください。
SESと業務委託の関係とは?|法律に基づいて働き方を解説
本記事は、SESと業務委託の関係について解説した上で、SES就労を考えている方が事前に知るべき情報を記載しました。SESの法的立ち位置・SE
確定申告や顧客交渉なども含めて、正規雇用で会社に守られていた頃よりも、法律や契約を強く意識することになるのです。
確定申告、経費処理、インボイスなどの財務知識も必要
前項と重なるところがありますが、今まで会社の経理・総務・法務などの部門が代行してくれたことを、自分で実行せねばならなくなります。
IT業務だけに専念するわけにはいかず、このような税務処理なども自分で行わねばならなくなることは肝に銘じましょう。
独立するにあたり、IT専門分野以外にも必要な知識があることを解説しました。
続いて、高単価案件のために必要なポイントを紹介します。
フリーランスSEが高単価な案件を獲得するために押さえておくべき3つのポイント
じょう
フリーランスのSEが高単価な案件を得るために抑えることとは?
繰り返しますが、IT専門スキル以上に、業務寄り・マネジメントなどのスキルが大きく影響します。
ここでは、業務スキル・マネジメントスキル・トレンド調査スキルについて解説します。
高単価案件を狙う方、必読です。
ITスペシャリストよりも業務寄りスキルの方が高単価
高い需要の項目で解説しましたが、フリーランススタートで調査した限りでは、圧倒的に高単価の上位にくるのは業務システム構築スキルです。
中でもSAPの案件が高額単価の上位を占めていました。
IT技術を追い求めるよりも、顧客の業界や業務に精通していてITシステムに落とし込めるスキルの方が、現時点では高単価上位にくるのです。
リーダーやマネジメントなどの人を束ねる経験を積む
業務知識が乏しいけれど、IT技術の専門性追求に力を入れた人が高単価の案件を得るには、チームやプロジェクトを管理するスキルが必要となります。
前項目の「業務」にも通じますが、IT技術的に深さを追い求める「以外の」スキルが高単価案件には必要とされるのです。
トレンドを調査する
現時点では、SAP・リーダー・プロジェクトマネジメントが高単価につながりやすいです。
ほかにも現時点ではデータサイエンス分野が重宝されていますが、時代が変われば求められるものは変わります。
常に「何が高単価につながるか」という世間の状況にアンテナを立てておく必要があります。
SEがフリーランス案件の中でも高単価なものを獲得するのに必要なポイントを解説しました。
続いて、SEがフリーランスとして独立する際によくある質問とその回答を紹介します。
SEのフリーランス独立に関するよくある質問
SEのフリーランス独立に関するよくある質問を紹介します。
Q1.未経験からフリーランスSEになるにはどのようなステップが必要ですか。
IT未経験からフリーランスを目指すのは、ハードルが高いため正しくステップを踏むことが大切です。
以下の5つのステップを踏みましょう。
- 方向性を定める
- スキルを積める会社へ就職する
- 副業で仕事を受注する
- 人脈を作る
- 独立する
以下の記事で詳細を解説しているので、興味がある人は読んでみてください。
フリーランスエンジニアになるには?独立のステップやタイミングと年収相場を解説
フリーランスエンジニアとして独立を考える場合、どのようなステップでフリーランスになるか気になる方も多いでしょう。 今まで企業で安
Q2.フリーランスSEは高年収だと言いますが、手取りは少ないのでは?
ITエンジニアは専門性が求められるため、フリーランスの場合かなりの高年収になる傾向があります。
ただし、収入は額面のみでなく手取り額を重要視することが重要です。
フリーランスの約10人に1人は年収1,000万円を超えていますが、年収1,000万円の場合の手取りは約700万円ほどです。
以下の記事でくわしく解説しているので、興味がある人は読んでみてください。
フリーランスで年収1,000万円は可能?手取りや支払う税金も解説
フリーランスで年収1,000万円を稼ぐことは可能なのか、気になる人も多いのではないでしょうか。今回は、フリーランスが年収1,000万
Q3.フリーランスエージェントのマージンはどれくらい?
フリーランスエージェントのマージンは、一般的には20〜30%ほどが相場です。
ただし、フリーランスエージェントを選ぶ際に重要なのはマージン率だけではありません。
マージン率よりも重要なのは紹介案件の商流です。
以下の記事でわかりやすく解説しているので、興味がある人は読んでみてください。
フリーランスエージェントのマージン(中間手数料)はどうして高い?
フリーランスエージェントのマージン(中間手数料)について「金額に納得できない」「各社で違いが大きいのはどうして?」と感じている人も多いのでは
Q4.フリーランスSEとして独立したいけど不安です
フリーランスSEになって失敗するのは準備不足、スキル不足、営業力不足いずれかの人が多いです。
以下の記事で、失敗する人の傾向や対策を解説しているので、興味がある人は読んでみてください。
フリーランスで失敗するSEの特徴 | 失敗事例から学ぶ再起への黄金律
フリーランスになってみたいけど、失敗したらどうしよう・・・。 そんな不安を抱えているSEの人は本当にたくさんいます。 本記
次の章では、案件獲得の方法を見ていきましょう。
SEのフリーランス案件3つの獲得方法
じょう
フリーランスSEが案件を獲得するために、具体的にどうすればいいのか?
自分のスキルを示すポートフォリオ作成と、Webでの宣伝活動を進めましょう。
それでも厳しければ、案件を多く抱えているエージェントを頼ることになります。
「フリーランスでの営業活動どうすればいいんだ?」と何をすればいいのか不明瞭な方に、参考となります。
ポートフォリオ作成
会社員時代は、会社の営業さんが仕事をとってきて売り込んでくれました。
フリーランスになったら、それも自分でやらねばならないのです。
無料ブログを開設して、自己紹介サイトを作成します。
あるいは、Webセキュリティを含めたWeb技術に自信がある方なら、レンタルサーバなどにWordPressを構築することも考慮してみてください。
予算はある程度かかりますが、ブログサイトを自分で立ち上げるのもアピールになります。
プログラマーであれば、GitHubに自分が作ったデモプログラムを掲載しましょう。
GitHubを確認すれば、先方はコーディング力がどれくらいあるのか判定できます。
Webで自分を宣伝
ポートフォリオを作り終えたら、次はWebで宣伝です。
顔出しOKで動画編集もできるならば、YouTubeに自分のITの知見を解説するチャンネルを始める方法があります。
有名IT系YouTuberの方の目に留まれば、一緒に配信することで更に知名度を上げられることも。
顔は出したくない方であれば、TwitterなどのようなSNSで宣伝活動を広げます。
Facebookは、本名前提での活動になりますが、顔写真はイラストやペットの写真なんかを掲載されている方もいらっしゃいます。
上記のやり方ではすぐに効果は出ない場合、どうするか。
動画やSNSでの広報活動を開始したら、知人を頼る・クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングに登録することも検討しましょう。
フリーランス・エージェントに依頼する
クラウドソーシングに登録してもなかなかお目当ての案件にあたらないことも多々あります。
そんな場合は、エイジレスなどのフリーランス・エージェントを頼ってみてください。
案件を多く抱えているため、なかなか見つからない場合の相談相手になります。
フリーランス営業活動について解説しました。
営業活動がうまくいかないようであれば、有識者に相談してみましょう。
SEのフリーランス案件ならエイジレスにお任せください
じょう
転職者向け「エイジレスエージェント」・フリーランス向け「エイジレスフリーランス」も選択肢の一つとしてご一考ください。
それぞれの違いを紹介します。
エイジレスエージェントのおすすめポイント
- 大手企業様と信頼関係があるから高い面談/内定率
- 年収大幅アップでの内定実績多数
エイジレスフリーランスのおすすめポイント
- 高単価案件が豊富、上流商流の案件しか取り扱っていない
- 40代以上のベテランIT人材の大幅年収アップ事例多数
両方とも共通しているのは、「年齢不問の求人のみ取り扱う」点にあります。年齢に不利さを感じているのであれば、力強い相談先になります。
SEとしてのキャリアプランやフリーランス案件獲得でお悩みの場合、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ|独立してSE案件を得よう!と行動に移す前に入念な事前調査を!
じょう
この記事を読んで、以下のことがわかりました。
- 会社を辞めて独立する前に、自分がフリーランスSEとして獲得できる案件調査が必要
- フリーランスSEの将来性は、現時点から推測する範囲では今のところ明るいが、世の中の動きは常に監視する必要がある
- 独立すべきか否かの比較判定材料となる、会社員・フリーランスのメリット・デメリット
- 高単価フリーランスSE案件を得るのに必要となる、会社員時代に積んでおく経験やスキルは、SAPを始めとする業務システム構築(現時点)
- フリーランスを開始するにあたりポートフォリオやWebでの宣伝活動が必要
フリーランスとして独立する前に、事前調査を怠りなく。
メリットとデメリット・自分が請けられそうな案件・スキルの充足・足りないIT以外のスキル・予測年収・営業活動方法などを漏れなく調査しましょう。
会社員から離れる分、会社が今まで肩代わりしてくれたことは、全て自分でやらねばならなくなります。
その場の勢いに流されることなく、事前調査を漏れなく行い、フリーランスになるかどうか熟考を重ねてください。
本記事が、SEフリーランスを志す方々への一助になると幸いです。