PMP資格は収入アップにつながる？資格取得の難易度も徹底解説！
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じょう
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PMやPMOで活躍している人の中には「PMP資格を取得するとどれくらい年収がアップするの？」と思う人もいるでしょう。
この記事では、PMP資格の概要や、取得した際のメリットなどを解説しています。
この記事を読んで、PMP資格を取得するかどうかの参考にしてください。
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- 【この記事を読んでわかること】
- PMP資格試験ではプロジェクトに関するさまざまな項目の知識が試される
- PMP資格取得自体がプロジェクトマネジメントスキル向上につながる
- PMP資格を取得した場合の年収期待値は906万円
- 難易度はやや高めだが、しっかりと勉強すれば合格は十分に可能
PMP資格とは｜試験概要・出題範囲・費用・更新要件
じょう
PMP（Project Management Professional）とは、プロジェクトマネジメントの専門家であることを証明する、国際資格です。
米国の非営利団体である、Project Management Institute（PMI）が認定しています。
PMP資格は、プロジェクト管理において、プロジェクトを成功に導くためのベストプラクティスを理解し、活用できることを証する資格です。
ここでは、PMPの概要説明を以下の項目に分けて解説します。
- 試験概要
- 出題範囲
- 費用
- 更新要件
それぞれ解説します。
試験概要
PMP資格の試験内容はコンピュータによる知識試験です。4択問題が200問出題されるものの、そのうち25問は統計データ取得目的で使用されるため、合否には関係ありません。
PMP資格の試験時間は、4時間となっています。
試験問題はプロジェクトマネジメントにおける6つのカテゴリ、プロジェクトの立ち上げ・計画・実行・制御・完了・評価に分けて出題されます。
出題範囲
出題範囲は、以下のとおりです。
- 統合管理
- スコープ管理
- スケジュール管理
- コスト管理
- 品質管理
- リソース管理
- コミュニケーション管理
- ステークホルダー管理
- リスク管理
- 供給者管理
このように、プロジェクトに関わるさまざまな項目が出題科目となっています。
費用
受験料は通常だと555ドル（日本円で60,000円前後）ですが、PMI会員だと405ドル（日本円で45,000円前後）となります。
PMP資格を受けるためには、公式研修への参加が必要であり、この研修にも費用がかかります。
研修費用は、受講方法によって料金が異なりますが、おおよそ20,000円から50,000円程度必要となります。
詳細は、以下の記事を参考にしてください。
更新要件
PMP資格を受けるためには、以下の要件が必要となるため、注意が必要です。
- プロジェクトマネジメントの指揮・監督をする立場での経験
- 35時間の公式研修への参加
- 申請を行う日から8年以内のプロジェクトの実務経験
- 36ヶ月以上のプロジェクト実務経験
とくに、35時間の公式研修への参加とプロジェクトの実務経験が必要な点に注意して、試験を受けるようにしましょう。
プロジェクトに関するさまざまな項目の知識が試される
ここまで、PMP資格の概要をみてきました。
PMP資格は、プロジェクトに関するさまざまな項目の知識が試される試験です。
また、費用がほかの試験と比べて、高額となる点に注意が必要です。
次に、PMP資格を取得する価値やメリットをみていきます。
PMP資格を取得する4つのメリット
じょう
PMP資格は、プロジェクトに関するさまざまな項目の理解度を試されることがわかりました。
PMP資格は、PMやPMOとなるために必要なものではありませんが、資格取得すれば多くのメリットを得られます。
ここでは、以下4つのおもなメリットを解説します。
- プロジェクトマネジメントスキル保持の証明となる
- 国際的な認知度が高まる
- 収入アップが期待できる
- プロジェクトマネジメントスキルの向上
それぞれみていきます。
プロジェクトマネジメントスキル保持の証明となる
PMP資格を取得できれば、プロジェクトマネジメントスキル保持の証明となります。
PMP資格は、プロジェクトマネジメントに関する知識のみならず、経験も問われます。
このため、この資格を有していれば、プロジェクトマネジメントに関する体系的な知識を備えたプロフェッショナルであることを証明可能です。
PMP資格は案件の必須要件などに含まれていることがあるため、取得していることを企業にアピールできれば、より高単価な案件獲得の可能性が高まるでしょう。
国際的な認知度が高まる
国際的な認知度が高まるのが、PMPを資格取得した際のメリットの一つです。
PMP資格は、国際的に認知されている資格であり、世界中で尊重されています。
この資格を持つことは、国際的なプロジェクト管理の仕事を担うことができることの証明になります。
このため、海外プロジェクト案件への競争力を高められ、このような案件獲得の可能性が高まるでしょう。
プロジェクトマネジメントスキルの向上
PMP資格を取得できれば、プロジェクトマネジメントスキルの向上につながります。
PMP資格に合格するためには、プロジェクトマネジメントに関する広範囲なスキルと知識を身につける必要があります。
資格取得のために学習すれば、プロジェクトマネジメントのスキルが向上し、プロジェクトの成功率を高められるでしょう。
収入アップが期待できる
PMP資格を取得できれば、収入アップが期待できます。
この資格を取得できれば、国際的な認知度が高まり、海外プロジェクト案件の獲得率が上がる可能性があるとお伝えしました。
海外プロジェクト案件は、ほかプロジェクト案件と比べ高単価である傾向があるため、収入アップを期待できるでしょう。
ほかにも、求められるスキルや歓迎スキルの中に、PMP資格の取得を指定している企業は多いです。
このような企業からの案件は、高単価な場合が多く、収入アップの可能性が高まります。
PMP資格取得自体がプロジェクトマネジメントスキル向上につながる
ここまで、PMP資格を取得するメリットをみてきました。
PMP資格を取得するためには、プロジェクトに関する広範囲な事項を学ばなければなりません。
学習していく過程で、多くの知識やスキルを習得できるため、プロジェクトマネジメントスキルの向上に繋げられるでしょう。
次に、PMP資格を取得した場合の年収相場をみていきます。
PMP資格を取得した場合の年収期待値は906万円
じょう
PMIが公表している資料によると、PMP®取得者の日本の平均年収は約906万円（1ドル137円計算）となっています。
また、経済産業省の調査によると、PM（プロジェクトマネージャー）の年収相場は891.5万円とされています。
さらに、一般的な給与所得者の平均年収が370万円であることを考えると、PMPを取得した平均年収は高水準であることがわかるでしょう。
PMP資格を取得できれば、PMとしてのスキルを証明でき、より高単価な案件を獲得する可能性が高まります。
PMの平均年収に関しては、こちらの記事が参考になります。
PM（プロジェクトマネージャー）の年収相場は？年収が高い理由を徹底解説！
これからPMを目指す人は、「年収っていくらなの？」と思うことがあるのではないでしょうか。PMの年収相場は891.5万円と言われており、
次に、PMP資格の難易度・合格率・取得にかかる勉強時間をみていきます。
PMP資格の難易度・合格率・取得にかかる勉強時間
じょう
PMP資格を取得した場合の年収期待値が、ほかの年収よりも高水準であることがわかりました。
では、PMP資格を取得するのは、どれほど難しいのでしょうか。
ここでは、以下2つの項目に分けて、解説します。
- 難易度と合格率
- 取得にかかる勉強時間
それぞれみていきましょう。
難易度と合格率
PMP資格の合格率は公表されていませんが、インターネット上の情報から推測すると、約60%程度です。
この合格率から、PMP資格の難易度は、やや高めであると考えられます。
PMP資格の合格水準は、175問中106問以上を正解する必要があり、この正解率が60%程度となります。
PMP資格は絶対評価の試験で、PMBOKガイドや過去問などでしっかりと勉強すれば合格は十分に可能です。
取得にかかる勉強時間
PMP資格の合格に必要とされる勉強時間は、おおよそ100時間です。
ただし、PMの経験や前提知識があるかどうかで、必要な勉強時間は異なってきます。
PMの経験や前提知識がないと、どれだけ学習しても合格できない人もいます。
このため、学習計画を立てる際は、自身のプロジェクトマネジメントの知識レベルを把握しましょう。
貢献プロジェクトなどに参加し、PM経験を積むのもおすすめです。
難易度はやや高めだがしっかりと勉強すれば合格は十分に可能
ここまで、PMP資格の難易度・合格率・取得にかかる時間をみてきました。
PMP資格は、難易度がやや高めであるものの、PMBOKガイドや過去問などでしっかりと勉強すれば合格は十分に可能です。
勉強時間は、PM経験と前提知識によって左右されるため、自己分析をしっかりした上で学習計画を立てましょう。
次に、PMP資格を取得するための勉強方法をみていきます。
PMP資格を取得するための勉強方法｜PMBOKガイド・参考書・オンライン研修
じょう
PMPの資格取得は、やや難易度が高めであることがわかりました。
では、どのように勉強すれば、PMP資格を取得できるのでしょうか。
ここでは、数ある勉強方法の中で、おすすめな以下3つの勉強方法を解説します。
- PMBOKガイドでの学習
- PMP資格試験の参考書での学習
- オンライン研修の受講
それぞれみていきましょう。
PMBOKガイドでの学習
PMBOKとは、プロジェクト管理の基本的な概念やベストプラクティスを記述した、国際的な規範とガイドのことです。
PMP試験は、PMBOKガイドをもとに作成されているため、PMBOKガイドで学習すれば合格率が高まるでしょう。
PMP資格試験の参考書での学習
PMP資格試験の対策書や学習ガイドを購入して、学習するのがおすすめです。
おすすめの参考書は、「PM教科書 PMP完全攻略テキスト」です。
PMBOKガイドを活用せず、本書だけでも合格を目指せるレベルで、丁寧に解説されています。
さらに申し込み手続きの方法や、2021年1月の新試験への対応方法も、解説されています。
オンライン研修の受講
オンラインコースやPMP試験対策コースを受講するのが、勉強方法としておすすめです。
受講形式であれば、講師からの指導を受けたり、リアルタイムでの質問ができたりするため、学習しやすいでしょう。
数多くのeラーニングプラットフォームで、PMP試験対策のコースが開設されているため、探してみるのがおすすめです。
このほかにも、模擬試験の受験をしたり、グループでの学習も有効な勉強方法です。
次に、PMP資格とプロジェクトマネージャー試験はどちらを取得すべきかをみていきます。
PMP資格とプロジェクトマネージャー試験どちらを取得すべき？
じょう
PMP資格と似たような資格を取得できる試験に、プロジェクトマネージャー試験があります。
プロジェクトマネージャー試験は、情報処理技術者試験の中でも最難関の資格の一つとされています。
ITに関する基礎知識や、プロジェクトマネジメントに関わる知識力が試されます。
ここでは、PMP資格試験とプロジェクトマネージャー試験の違いを以下の表にまとめました。
| 比較項目 | PMP | プロジェクトマネージャー試験 |
|---|---|---|
| 合格率 | 非公開（60%ほどと言われている） | 情報処理技術者試験のなかで最高難度の「スキルレベル4」に相当する（合格率は例年12～15%ほど）。 |
| 費用 | 受験料60,000円および、公開研修費用20,000円が必要 | 受験料7,500円 |
| 勉強目安時間 | おおよそ100時間 | 150～300時間 |
| 更新要件 | 試験受講の必須要件に、公式研修の参加やプロジェクト実務経験が求められる | 受験資格や年齢制限はなし |
プロジェクトマネージャー試験では受験料だけですが、PMP資格試験では、受験料のほかに公開研修費用もかかります。
この公開研修は、PMP資格試験を受験するための必須要件となっているため、注意が必要です。
勉強目安時間は、プロジェクトマネージャー試験の方が多く必要とされており、試験合格の難しさがうかがえます。
次に、PMP資格試験とプロジェクトマネージャー試験に向いている人の違いをまとめてみました。
PMP資格試験が向いている人
英語が得意な人は、PMP資格試験が向いています。
問題文が英語で読むとわかりやすい場合が多く、英語力があれば、英語での受験をおすすめします。
ほかには、会社が費用を負担してくれる人は、PMP資格試験を受けやすいでしょう。
PMP資格試験は費用が高く、その費用が払えないためにプロジェクトマネージャー試験を受ける人も多いです。
この費用を会社が負担してもらえるのであれば、費用面でのデメリットがなくなるため、おすすめです。
国際的な資格を所有したい人も、PMP資格試験が向いています。
PMP資格は国際的な資格であるため、資格取得できれば、国際的にスキルを証明できます。
これは、海外のプロジェクトに参画する場合などに有利です。
プロジェクトマネージャー試験が向いている人
プロジェクトマネージャー試験が向いている人は、費用面でPMPを受験するのが難しい人です。
PMPでは、公式研修の受講が必須要件となっており、この公式研修を受講するのにも費用がかかってしまいます。
受験費用自体もPMP資格試験よりも高額であるため、費用面で受験が難しい人は、プロジェクトマネージャー試験を受けるのがおすすめです。
ほかの高度情報処理試験の取得も考えている人にも、プロジェクトマネージャー試験はおすすめです。
なぜなら、プロジェクトマネージャー試験を合格すれば、2年間は他の高度情報処理試験の午後Ⅰ試験が免除になるなどのメリットがあるからです。
費用面で受験が難しい人はプロジェクトマネージャー試験がおすすめ
ここまで、PMP資格試験とプロジェクトマネージャー試験の違いをみてきました。
どちらもプロジェクトマネジメントのスキルを有することを証明できる資格ですが、費用面には大きな違いがあります。
PMP資格試験は高額な試験となるため、費用を払えない人は、プロジェクトマネージャー試験を受験するとよいでしょう。
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じょう
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じょう
今回は、PMP資格に関するさまざまなことをみてきました。
- PMP資格試験ではプロジェクトに関するさまざまな項目の知識が試される
- PMP資格取得自体がプロジェクトマネジメントスキル向上につながる
- PMP資格を取得した場合の年収期待値は906万円
- 難易度はやや高めだが、しっかりと勉強すれば合格は十分に可能
PMP資格試験は、プロジェクトマネジメントの体系的な知識と経験が試される試験です。
このため、PMPの取得自体がプロジェクトマネジメントスキル向上につながるため、おすすめの資格です。
また、PMP資格を取得した際の年収期待値は906万円で、ほかの職種などとくらべても高水準です。
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