C++エンジニアの将来性は?転職市場と年収を上げる方法を解説

C++はプログラミングの人気ランキングにおいて、常に上位に位置する人気の言語です。そのため、C++エンジニアは需要と将来性があります。

本記事では、現役エンジニアがC++エンジニアの転職市場と将来性、年収アップのための方法を解説します。

  • 【この記事を読んでわかること】
  • C++は組み込みシステムにおいて、安定した需要がある
  • 人気のプログラミング言語ランキングで3位にランクインした
  • 将来性のあるIoTやAI分野に挑戦することが年収を上げるポイントである
  • 上流工程(PLやPM)を目指す際には転職エージェントを活用するのがおすすめ
  • 高いスキルを持つC++エンジニアはフリーランスに挑戦することがおすすめ
CTACTA

C++の市場と将来性

C++はC言語を拡張した汎用性の高いプログラミング言語です。本章ではC++エンジニアの転職市場と仕事内容、将来性について詳しく解説します。

C++エンジニアの転職市場

C++エンジニアの転職市場は、年々伸び続けています。C++はWindowsやLinuxなどのOSを制御できることに強みがあるため、組み込みシステムで安定した需要があります。

また、ゲーム開発やAI分野でも活用されることから汎用性も高いです。しかし、オブジェクト指向かつ、OSやメモリ管理の知識が必要なことから取得難易度が高いのがデメリットです。

長期にわたって使われているプログラム言語のため、多くのシステムで使われています。そのため、すぐに需要がなくなる可能性は低いでしょう。

今後、IoTやAIの発展からさらに需要が高まることに将来性が持てます。そして、C++のスキルがあり、経験を積んでいるエンジニアの転職市場はさらに活発になっていくでしょう。

C++エンジニアの仕事内容

C++エンジニアの仕事内容を4つ解説します。

  • 組み込みシステムの開発
  • 業務用システムの開発
  • ゲーム開発
  • IoTやAIの基盤開発

組み込みシステムの開発

求人サイトで最も需要がある分野が組み込みシステムの開発です。C++は直接ハードウェアを制御することに強みがあるため、電子機器や工場にある産業用ロボットに使われます。

組み込みシステムは電子レンジや冷蔵庫、テレビなど家電製品で必須の機能です。電子レンジで例を挙げると「タイマーを1分・ワット数を500Wに設定した際、1分間500Wで温める」などの処理を行います。

このような動作を制御するためのプログラムを組み込むのが、C++エンジニアの仕事です。

業務用システムの開発

C++は長期にわたって使われている言語のため、高い信頼性と実績があります。信頼性の高さから大手の金融機関や公共機関などの企業の業務システムにおいても使われています。

弊社エイジレスの求人サイト「エイジレスフリーランス」でも以下のようにC++案件を募集しているので、気になる方はご連絡ください。経験者であれば、高年収を見込めることが分かります。

募集内容【Java/C++】 Windows業務アプリケーションのシステム更改
業務内容Windows業務アプリケーションのシステム更改案件
求めるスキル<必須要件>
・製造、単体試験などの開発案件の経験が通算2年以上
・Delphiでの開発経験、またはJava、C++での開発経験2年以上
<歓迎要件>
・既存詳細設計書のメンテナンス経験
単価/月720,000円

※掲載時期によって内容が変わるため、最新情報はエイジレスフリーランスで直接ご確認ください。

ゲーム開発

C++は処理スピードが早いことから、リアルタイム性が求められるゲーム開発に向いています。ゲーム開発用の開発環境も提供されており「Unreal-Engine」を使用してゲームに必要なキャラクターや背景などの素材が簡単に利用できます。

経済産業省の記事によると、日本国内のゲーム市場は2022年に2兆円を超えたとのことです。市場の推移を見ても右肩上がりで10年前と比べて約2倍以上となっています。

出典:ゲーム産業は依然高水準!

ゲーム市場の拡大からC++エンジニアの需要はさらに高まることが予想されます。

AIやIoT基盤開発

C++は処理スピードが求められるAIやIoT(Internet of Things)分野においても需要があります。最近はスマートフォンと繋げる家電が増えています。離れたところから電気を消したり、指定した時間にカーテンを開け閉めしたりすることが当たり前のようになりました。

家電はインターネットに接続する必要があるため、C++が必須の組み込みシステムの開発が必要になります。

AI開発はPythonが有名ですが、C++においても活用されます。Googleによって開発された「TensorFolow」は、C++とPythonフレームワークです。簡単にデバッグできることから、利用しやすいツールとして開発者に人気です。

IoTやAIといった最新技術の分野にも活用されるため、若い世代に人気のプログラミング言語となりました。

C++の人気度

C++はプログラミング言語の人気ランキングを示す指標「TIOBE」によると、2023年11月現在、3位です。

出典:TIOBE

昨年2022年も4位となっており、長期で見ても安定した人気を維持していることが分かります。

出典:TIOBE

C++の将来性

C++は将来性があります。なぜなら、40年以上の歴史があり、多くの組み込みシステムや業務システムで使用されているからです。システムが存在する限り、開発やメンテナンスが必要となるため、すぐに無くなることはありません。

また、IoTデバイスや自動運転が期待される自動車産業などの新しい技術分野での応用が期待されており、将来的にも需要が拡大することが予想されます。

C++は需要が安定し、将来性もありますが、取得する技術難易度は他のプログラム言語と比べて高いです。

次に、他の言語と比較したC++の強みと弱みを見ていきましょう。

他言語を比べて分かるC++の強みと弱み

C++は汎用性が高く人気があります。他の言語と比較し、C++の強みと弱みを理解することはキャリアを考える上で非常に重要です。

それぞれ確認していきましょう。

C++の強み

C++の強みを3つ解説します。

  • 汎用性が高い
  • ハードウェア寄りの記述が可能
  • 少ないリソースで高速処理が可能

汎用性が高い

C++の最大の強みは汎用性です。組み込みシステムの開発からアプリケーション開発、IoTやAIまで幅広い用途に適応可能です。汎用性が高いことでC++エンジニアの市場価値が年々高まっています。

また、C++はオブジェクト指向のため、チーム開発に向いています。機能・部品ごとに担当者を割り振る開発ができることが強みです。

ハードウェア寄りの記述が可能

C++は、ハードウェアに近いレベルでのプログラミングが可能です。OSに対する高度な制御や最適化が求められる分野において大きな強みとなります。組み込みシステムやIoTなど高いパフォーマンスが求められるアプリケーションの開発に欠かせない言語です。

自動車メーカーや家電業界、機械メーカーなど、C++を習得すれば転職の選択肢は大きく広がることが強みと言えます。

少ないリソースで高速処理が可能

C++は効率的なメモリ管理と高速な実行速度が速いことが特徴です。コンパイル言語であるため、スクリプト言語よりも処理速度が速いです。また、少ないリソース量で高速な動作をするプログラムを作成することができます。

リソースが限られている環境や、高速処理が求められるシステムでは、C++が重要な役割を担います。通常の処理はスクリプト言語、処理の負担が大きい部分のみC++を利用するなど使い分けも可能です。

大規模なシステムやリアルタイム処理が必要な場合にC++の強みが活かされます。

C++の弱み

次にC++の弱みを3つ解説します。

  • コードの記述が複雑でデバッグの難易度が高い
  • CPUやメモリ管理の理解が必要
  • ポインタの概念の理解が必要

コードの記述が複雑でデバッグの難易度が高い

C++は他言語に比べてコードの記述が複雑でデバッグの難易度が高いです。また、変数の宣言や定義が厳格に定められていることからコードの可読性も低いです。

エラーが起きた際に原因を見つけることが他の言語に比べて難しく、プログラミングの初心者は対応に時間を要することが挙げられます。

そのため、C++は初学者に向いておらず、他の言語から移行したエンジニアには、学習コストがかかることがデメリットです。

CPUやメモリ管理の理解が必要

C++の強みを効率的に扱うためには、CPUやメモリの知識が必要です。組み込みシステムにおいては、OSやCPUやメモリの解放が重要な必須機能となります。多くの他言語はOSやハードウェア寄りの技術は意識しません。

C++エンジニアはメモリ管理にも責任が伴いますので、システム全体を意識する必要があることがデメリットです。

ポインタの概念の理解が必要

C++はC言語の拡張版であることから、ポインタを理解する必要があります。ポインタはメモリ領域の操作に必要な考えで、組み込みシステムで活用されます。

メモリ操作を誤ると、システム全体に深刻な問題を起こす可能性があるため、正確な理解と操作が必要です。他の言語に比べるとリスクが高いことから、C++エンジニアは高度なスキルが求められます。

次に強みと弱みを踏まえた上で、C++エンジニアとしてのキャリアアップ戦略を考えていきましょう。

C++を武器にキャリアアップを図る3つの方法

C++のスキルを持つエンジニアには、さまざまなキャリアアップの方法があります。専門性を深め、技術力を高めること以外に新しい分野に挑戦することで、更なる次のキャリアを目指すことができます。

現役エンジニア視点でキャリアアップを図る方法を3つ解説します。

  • 資格を取得し、技術力を証明する
  • 将来性があるIoTやAIの分野に挑戦する
  • 上流工程(PLやPM)にキャリアアップする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

資格を取得して、技術力を証明する

C++に関連する資格を取得することは、技術力の証明となります。会社によっては奨励金や毎月の給与に反映されることがあります。資格取得は転職する際に企業へアピールすることにも有効です。

たとえば「C++ Certified Professional Programmer」は、C++の専門性を示すものとして評価され、給料や待遇の交渉材料になります。

日々アップデートされる技術を学び続ける姿勢は、今勤めている会社や転職時に必ず役に立ちます。

将来性があるIoTやAI分野に挑戦する

C++は、IoTやAIなど先進的な分野で広く使われています。今後発展することが予想される分野への挑戦は、技術のトレンドと共に、新しいキャリアの可能性を開くことにもつながります。

C++のスキルに自信があるが、今勤めている企業で評価されていない場合は、別の分野に目を向けることも重要です。ぜひ悩まれているのであれば、弊社の転職サービス「エイジレスエージェント」をご活用ください。

上流工程(PL・PM)にキャリアアップする

技術者としての経験を積んだ後は、プロジェクトリーダー(PL)やプロジェクトマネージャー(PM)へのキャリアアップを目指すことも一つの方法です。技術的な知識に加えて、プロジェクトを管理する能力が求められます。

C++の深い知識や経験は、複雑なシステムの開発プロジェクトで需要があります。

弊社「エイジレスフリーランス」の求人においても、以下のような高月給の募集があるので、気になる方はご相談ください。

募集内容【Python/C++】AI開発案件(3~5名規模のチームリーダー)
業務内容AI関連(特に画像解析)のシステム/アルゴリズム開発プロジェクトのチームのPL
求めるスキル<必須要件>
・10名未満の小規模プロジェクトでのリーダー経験
・SE、PGとしての開発経験
<歓迎要件>
・プレイングマネージャーの経験
・画像解析/Python/C++への技術的知見
・ベンダーコントロールや顧客折衝の経験
単価/月1,000,000円

※掲載時期によって内容が変わるため、最新情報はエイジレスフリーランスで直接ご確認ください。

C++エンジニアとしてのキャリアアップを考える際には、解説した3つの方法を考慮に入れると良いでしょう。

また、転職するための具体的な資格やスキルについては別記事で解説していますので、見てみてください。

次に、C++エンジニアの年齢別の平均年収を見ていきます。

C++エンジニアの年齢別平均年収

C++エンジニアの年収は、スキルや経験以外に業界や役割によって大きく異なります。

本章では、年代ごとの平均年収を見ていきましょう。

C++エンジニアの平均年収

大手求人サイトで、C++の正社員エンジニアの求人をいくつかピックアップし、平均年収を算出しました。その結果、平均年収は590万ほどでした。

新卒や未経験者が多い20代は年収低めですが、技術力や経験値が付いてくる30代以降には上がっていきます。

年齢平均年収(万円)
20代390
30代521
40代633
50代635

年代別に詳しく見ていきます。

20代

20代は基本的なIT技術や業界の知識を身につけることが目標です。平均年収は比較的低めですが、この時期に積む経験が後のキャリアに大きく影響します。

30代

30代になると、技術力の向上やプロジェクト管理能力など、より高度なスキルが求められるようになり年収も上がります。個人のスキルに自信が付いてくるので、専門技術かリーダーに進むか選択するタイミングの時期です。

40代

40代は豊富な経験と高度な技術力を持っています。技術顧問やプロジェクトマネージャーとしての役割を果たすことが多く、安定した高年収が見込めます。

50代

50代になると、技術指導や戦略立案などの上級職に就くことが多いです。高い給料を保ち続けるためには、時代の変化に合わせてスキルのアップデートを続けることが重要です。

C++エンジニアとしてキャリアを積む上で、年代ごとの年収の違いを理解することは、自分自身のキャリアプランを考える上で非常に有益となります。

最後に、C++スキルを活かした転職や独立について考えてみましょう。

C++スキルを活かした転職・独立なら「エイジレス」

C++エンジニアとしての転職を考える際、弊社エイジレスの転職サービス「エイジレスエージェント」を活用することで、転職の成功率を高められます。

サイトのURLからご連絡いただければ、無料でヒアリングを行い、ご希望の条件に相応しい企業をご紹介します。すべての人が何歳でも豊かな暮らしを紡ぐ社会を目指している弊社では、年齢を条件にお断りすることはありません。

また、C++エンジニアとしての評価が高い方は、フリーランスとしての活動も視野に入れる価値があります。本記事で紹介した資格の取得に加え、アピールポイントをうまくクライアントに伝えられれば、高単価案件獲得のチャンスも広がるでしょう。

エイジレスフリーランス」では、フリーランス向けの案件を豊富に取り揃えております。URLの検索窓で「C++」と入力すると求人がヒットするので、興味がある方は、ぜひサイトで詳細をご確認ください。

CTACTA

まとめ | C++は安定した需要と将来性がある

本記事では、現役エンジニアの視点から以下のことがわかりました。

  • C++は組み込みシステムにおいて、安定した需要がある
  • 人気のプログラミング言語ランキングで3位にランクインした
  • 将来性のあるIoTやAI分野に挑戦することが年収を上げるポイントである
  • 上流工程(PLやPM)を目指す際には転職エージェントを活用するのがおすすめ
  • 高いスキルを持つC++エンジニアはフリーランスに挑戦することがおすすめ

C++エンジニアの転職市場は、組み込みシステムからIoTやAIなど幅広い分野で高い需要があります。

転職を成功させるためには、リーダー職や最新技術を活用できるメーカー企業に目を向けることが重要です。

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執筆者
けい
大学卒業後すぐにSE業界へ。インフラ案件のサポートを通じてAWSの魅力に気づき、2022年にAWSエンジニアへキャリアチェンジ。 AWS Certified Solutions Architect - Professional の資格を取得し、設計から構築、PMまでの全領域を総括。 2023年の8月からライターの活動を開始。現在は自ら運営する恋愛メディアサイトでの執筆を中心に、ITや恋愛に関する記事を得意とする。