ネットワークエンジニアの将来性は明るい!市場価値が高い人の特徴も解説

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じょう

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ネットワークエンジニアの仕事は技術革新の影響を大きく受けるため、将来性に不安をお持ちではないでしょうか。

ネットワークエンジニアは需要が高く安定し、将来性も明るい職種です。

この記事では、ネットワークエンジニアへ影響を与える時代変化からはじまり、需要やとくに市場価値が高い人の特徴までまとめて解説します。

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  • 【この記事を読んでわかること】
  • ネットワークエンジニアの将来性を考える上で重要な時代変化は「クラウドの普及」「AIの発展」「先進技術の拡大」
  • ネットワークエンジニアは、「求人数が安定」「正社員・フリーランスともに高年収」であり需要が高い職業
  • ネットワークエンジニアの中でもとくに市場価値が高い人の特徴は「ネットワークの実務経験」「プロジェクトマネジメントの実務経験」「クラウドに関するスキル」「セキュリティに関するスキル」を保有している
CTACTA

ネットワークエンジニアの将来性を考える上での時代変化

ネットワークエンジニアの将来性を考える上で、ネットワークエンジニアの需要が増減するリスクを確認してみましょう。
以下の4点が挙げられます。

  1. クラウドの普及によりネットワーク要件が高度化
  2. クラウドの普及はネットワークエンジニアの競争を促す
  3. AIの発展により、下流工程を担当するネットワークエンジニアの需要は減退
  4. 先進技術の広がりによりネットワークエンジニアの需要が増加

それぞれ解説していきます。

1.クラウドの普及によりネットワーク要件が高度化

ネットワークエンジニアを取り巻く状況に大きな影響を与えている変化は、企業へのクラウドの普及です。

以前は企業が自社システムを構築する際に、自社施設内にネットワークを構築してサーバーなどのハードウェアを設置・運用する、「オンプレミス」の形態が一般的でした。

現在は、クラウドが多くの企業に採用されており、オンプレミス環境に構築した自社システムをクラウド環境に移行するケースが増えています。

IDC Japanの報告によると、国内のクラウド市場は順調に拡大し続けており、2027年には2022年の市場規模の約2.3倍になると見込まれています。

クラウドの普及により、従来のオンプレミスは割合として減っていき、クラウド関連案件が増加していくでしょう。

ただし、高度なセキュリティレベルや性能が求められるシステムなど、オンプレミスが向いているITシステムも存在します。

クラウドの普及が進んでいっても、オンプレミスが完全になくなることはありません。

さらに最近では、オンプレミスとクラウドを組み合わせて使用するハイブリッド・クラウドという利用形態も広がっています。

このように、クラウドの普及がもたらすのは企業が選択できるITシステム利用形態の多様化です。
この利用形態の多様化は、ネットワーク要件を複雑にしており、ネットワークエンジニアに求められるスキルも高度化しています。

従来のオンプレミス環境のみに対応するネットワークエンジニアの需要は、減退する可能性がありますが、クラウド環境も対応できるネットワークエンジニアの需要は増加していくでしょう。

2.クラウドの普及はネットワークエンジニアの競争を促す

クラウドの普及により、ネットワーク関連の仕事もリモートワークが可能になっています。
これにより、ネットワークエンジニアに競争を促すでしょう。

従来の主流であったオンプレミスでは、通常、ネットワークの構築作業はデータセンターや顧客の拠点など現地で行います。

万が一作業ミスが発生すると、作業対象機器にアクセスできなくなる理由から、現地での対応が一般的です。

クラウドでは、インターネットやVPN経由でクラウド環境にアクセスし、リモートで仮想ネットワークの構築作業を行います。

以前は現地作業が中心であったネットワークの作業は、クラウドの普及によりリモートワークを可能にしています。

筆者もクラウドの仮想ネットワークを構築したプロジェクト経験がありますが、構築作業やテストは現地ではなくリモートで行いました。

リモートワークでは物理的な距離の制約がなくなるため、スキルの高いネットワークエンジニアは需要が高く、仕事に困ることはないでしょう。

一方で、スキルが低いネットワークエンジニアの需要は減ってしまう可能性があります。

クラウドの普及は、ネットワークエンジニアにとって競争が激化する要因となっています。

3.AIの発展により、下流工程を担当するネットワークエンジニアの需要は減退

下流工程を担当するネットワークエンジニアの仕事は、AIに代替されてしまう可能性が高いです。

ネットワークエンジニアの仕事は、要件定義や設計工程を指す「上流工程」と、構築や運用保守を指す「下流工程」に大別できます。

上流工程の仕事は、顧客やプロジェクトメンバーとの複雑なコミュニケーションが必要であり、イレギュラーな局面でも適切な判断が求められるためAIで自動化するのは難しいでしょう。

一方で下流工程は、以下のような正確さや早さが求められ、比較的単純な作業が多いです。
たとえば、以下のような作業が挙げられます。

  • 構築工程で、設計書をもとにネットワーク定義を作成し、手順にしたがって機器のキッティングを行う
  • 運用保守工程で、ネットワークの稼働状況を監視し、エラーがあれば手順にしたがってオペレーションする

定型化できる単純作業はAIに代替しやすいため、下流工程を担当するネットワークエンジニアの需要は減退するでしょう。

現在はIT業界全体が人手不足であり、経済産業省によると2030年までに約79万人のIT人材の不足が懸念されています。

高度な専門性が必要とされる、上流工程を担当するネットワークエンジニアはより需要が高いです。

これまで下流工程を担当していたネットワークエンジニアは、上流工程へシフトすることで、市場価値を高められるでしょう。

4.先進技術の広がりによりネットワークエンジニアの需要が増加

先進技術にはネットワーク活用が大前提となっているものもあるため、先進技術の広がりによりネットワークエンジニアの需要も増加します。
たとえば、以下はネットワーク技術が必須です。

  • IoT(Internet of Things):モノのインターネット
  • 5G(5th Generation):第5世代移動通信システム

先進技術分野は今後も伸びていくため、先進技術に関するネットワーク構築スキルを持つエンジニアの需要は高まり続けるでしょう。

SNSやネット記事では「ネットワークエンジニアはオワコン」などの意見もありますが、実際にはそのようなことはありません。
以下の記事に詳しくまとめているので、興味がある人は読んでみてください。

ここまでは、ネットワークエンジニアの将来性を考える上での時代変化をお伝えしてきました。
次では、現在の需要から将来性をひもといていきましょう。

ネットワークエンジニアの現在の需要からみる将来性

結論からお伝えすると、現在の需要からみるとネットワークエンジニアの将来性は高いです。
その根拠として、以下の情報が参考になります。

  • 大手求人サイトでのネットワークエンジニアの募集数は1.4倍の増加
  • 大手求人サイトでの正社員ネットワークエンジニアの平均年収548万円
  • フリーランスでのネットワークエンジニアの年収期待値852万円

ひとつずつ解説します。

大手求人サイトでのネットワークエンジニアの募集数は1.4倍の増加

大手求人サイトを調査したところ、ネットワークエンジニアの正社員求人数は微増傾向にありました。
2022年7月時点と2023年8月時点を比較すると約1.4倍に増加しています。

※大手求人サイトの公開グラフデータを数値化して算出

大手求人サイトでの正社員ネットワークエンジニアの平均年収548万円

大手求人サイトを調査したところ、ネットワークエンジニアの正社員の平均年収は548万円です。
ほかのITエンジニア職と比較すると、プログラマーより年収が高く、システムエンジニアと同等程度となっています。

職種(ITエンジニア)平均年収
ネットワークエンジニア548万円
プロジェクトマネージャー645万円
インフラエンジニア589万円
システムエンジニア549万円
プログラマー443万円

ネットワークエンジニアは、ITエンジニア職の中でとくに高年収とはいえません。

しかし、国税庁によると会社員の平均年収が443万円であることを考慮すると、ネットワークエンジニアは一般的には高年収に位置づけられます。

フリーランスでのネットワークエンジニアの年収期待値852万円

大手フリーランスサイトを調査したところ、ネットワークエンジニアの平均月収は71万円でした。
12ヶ月稼働した場合の年収期待値は852万円になります。

ネットワークエンジニアは需要が高く安定しており、フリーランスとして独立すると、実務経験やスキルによっては年収1,000万円以上も実現可能です。

※上記の正社員情報およびフリーランス情報は、ランダムに求人情報を抽出し平均値を算出

ネットワークは、ITシステムを支える重要なインフラです。
そのため、最新技術の導入や求められるスキルが変化しても、ネットワークの需要が減退することはないでしょう。

クラウドの普及により、企業はITシステムの利用形態の選択肢が増え、ネットワーク要件の高度化とネットワークエンジニアの需要増加をもたらします。

IoTや5Gなどのネットワーク技術が前提となっている先進技術分野は、今後も拡大していくことが見込まれ、ネットワークエンジニアが必要とされます。

IT業界自体が成長産業であり、市場が拡大し続ける限りネットワークエンジニアの需要は高まる一方です。

次では、需要が安定しているネットワークエンジニアの中でも、とくに将来性がある人材の特徴を解説していきます。

ネットワークエンジニアでとくに将来性がある人材の4つの特徴

大手求人サイトとフリーランス案件サイトをリサーチし、ネットワークエンジニアの中でもとりわけ報酬が高く、市場から求められている人材の特徴を4つまとめました。

  • ネットワークの提案・設計・構築または運用経験3〜5年以上
  • プロジェクトマネジメントの実務経験3年以上
  • クラウド上のネットワーク構築経験を保有
  • セキュリティの設計・構築経験を保有

それぞれ解説します。

ネットワークの提案・設計・構築または運用経験3〜5年以上

市場価値が高い人材の最も多い共通点は、ネットワークエンジニアとしての実務経験を保有していることです。

リサーチした高額報酬が提示されている求人や案件は、すべてにネットワークの実務経験が条件となっており、3年から5年以上の実務経験を求める傾向があります。

市場価値が高い人材は、即戦力としての活躍が期待されます。

実務経験を持っていると、ネットワークの基本知識から応用、ベストプラクティスや課題解決スキルなど幅広い専門知識を持っている人材とみなされるため需要が高いです。

プロジェクトマネジメントの実務経験3年以上

プロジェクトマネジメントの実務経験を保有していることも、将来性に深く関係します。

今回リサーチした報酬が高い求人や案件では、7割以上がプロジェクトマネジメントの実務経験を必須条件または歓迎条件としていました。
具体的な経験年数は、3年以上と指定している案件が多いです。

ネットワークエンジニアの仕事も、ほかのITエンジニア職と同じくチームで行うことが多いため、メンバーを取りまとめるリーダーが必要になります。

プロジェクトマネジメントの経験を保有するネットワークエンジニアは、リーダーとしての活躍を期待できるため市場価値が高く、将来性も明るいと言えるでしょう。

クラウド上のネットワーク構築経験を保有

クラウドの普及により、現在ではネットワークエンジニアにとってクラウドを使えるスキルが非常に重要です。

とくにAWS・Azure・GCPなど、パブリッククラウドでの実務経験を持つネットワークエンジニアが求められています。

国内外のクラウド市場は順調に拡大しており、クラウドネットワークの構築スキルを持つ人材への需要も高まっています。

現在はクラウドの経験がなくても、これからクラウド技術を学び、経験を積むことでネットワークエンジニアとしての将来性を高められるでしょう。

セキュリティの設計・構築経験を保有

近年では、情報の価値やセキュリティの重要性が広く認識されており、セキュリティに関する知識や経験を保有する人の市場価値が高いです。

企業は基幹システムだけでなく、業務や現場にもITシステムを導入しており、セキュリティの範囲が拡大しています。

さらにITシステムの高度化が進んでおり、システムがより複雑で重要になっているため、セキュリティへの需要は高まる一方です。

ネットワークは社内外のシステムをつなぐ経路として、セキュリティと密接に関わっています。

セキュリティに関する専門知識や実務経験を持っている場合、市場価値が高く、将来性も明るいと言えます。

ここまでは、ネットワークエンジニアの中でも、とくに将来性がある人材の特徴をお伝えしてきました。
次では、ネットワークエンジニアの転職やフリーランス案件獲得を支援するサービスを紹介します。

ネットワークエンジニアの転職・フリーランス案件はエイジレスにお任せを

ネットワークエンジニアとしてのキャリアに興味がある人や、現在ネットワークエンジニアとして就業していてキャリアプランに不安がある人は、エイジレスにご相談ください。

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まとめ|ネットワークエンジニアは高い将来性があるからこそ努力が大事

この記事では、以下の3つのことがわかりました。

  • ネットワークエンジニアの将来性を考える上で重要な時代変化は「クラウドの普及」「AIの発展」「先進技術の拡大」
  • ネットワークエンジニアは、「求人数が安定」「正社員・フリーランスともに高年収」であり需要が高い職業
  • ネットワークエンジニアの中でもとくに市場価値が高い人の特徴は「ネットワークの実務経験」「プロジェクトマネジメントの実務経験」「クラウドに関するスキル」「セキュリティに関するスキル」を保有している

ネットワークエンジニアは、企業や組織にとってきわめて重要なインフラを支える役割を果たしています。

時代や方針により取り扱うスキルは変わっても、ネットワークの需要が減っていくことはないでしょう。

需要が高く将来性が明るい分野だからこそ、そのときどきで求められるニーズに応えるためには継続的なスキルアップが大切です。

ネットワークエンジニアのキャリアに関するお悩みがあれば、ぜひエイジレスにご相談ください。
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執筆者
じょう
新卒で国内大手Sierに入社しシステムエンジニアとして13年勤務。2023年4月よりフリーランスとして独立。 前職ではプロジェクトマネージャーやコンサルタントとしての役割を担い、個社の基幹システム運用やクラウド移行の案件を中心に商談〜構築〜運用まで幅広く担当。 ライターとしては経歴を活かしたIT関連の記事執筆が得意。妻は前職の同僚で現在も継続して勤務中。共働きで3児の父として子育てにも奮闘中。