「Salesforceエンジニアはやめとけ」は本当か?その理由とメリットを解説
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おいとま
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近年、営業の効率化やDXを推進する企業でSalesforceを導入する企業が増えています。このため、Salesforceの導入や開発を担うSalesforceエンジニアの活躍の機会が増えています。
しかし、その一方で「Salesforceエンジニアはきつい」「Salesforceエンジニアはやめとけ」という声も少なからずあるようです。
この記事では「きつい」「やめとけ」と言われる理由とその実態を紹介します。
おいとま
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- 【この記事を読んでわかること】
- 「スキル習得の幅が広い」などから「Salesforceエンジニアはやめとけ」という意見がある
- その一方でSaaS市場が拡大しており、導入企業が増加していることから将来性が明るい
- サービスの拡大に伴い、フリーランスも含めたSalesforceエンジニアの活躍の場が広がっている
- 顧客志向の人や新技術・新機能に興味がある人がSalesforceエンジニアに向いている
Salesforceエンジニアの仕事はきつくて辛い?
SalesforceはCRM(顧客管理)システムにおいて世界No.1のシェアを誇り、世界で18万5,000社、日本でも6,000社以上で導入されています。また、CRMはもちろん、営業支援・マーケティング・カスタマーサービスなど、幅広い分野で導入されています。
Salesforceを導入するには、Salesforceエンジニアがクライアントの要望に応じて必要な設定あるいは機能を開発することが必要です。このため、Salesforceの導入や保守において、Salesforceエンジニアを多く募集しています。
しかし、Salesforceエンジニアは3大クラウド(AWS・Microfost Azure・Google Cloud)に比べてエンジニア数は少ないのが現状です。このため、仕事量の割にはSalesforceエンジニアの数が少ないからこそ、「Salesforceエンジニアの仕事はきつくて辛い」と思われているようです。
Salesforceエンジニアはやめとけと言われる理由6つ
このように、「Salesforceエンジニアの仕事はきつくて辛い」と思われているSalesforceエンジニア。ここでは「Salesforceエンジニアはやめとけ」と言われる理由を6つ紹介します。
スキル習得の幅が広い
Salesforceには多くのサービスや機能が用意されています。代表的なサービスは以下のとおりです。
- Sales Cloud:営業支援・顧客管理システム
- Service Cloud:カスタマーサポートシステム
- Experience Cloud:会員サービスやポータルサイトなどの構築が可能
- Account Management:BtoBマーケティングオートメーション
- Salesforce Platform:アプリケーションの開発・実行・管理ができるプラットフォーム
このように、さまざまなサービスに対してSalesforceエンジニアは対応できる必要があります。
資格取得の難易度が高い
Salesforceでは、以下のようにサービスやカテゴリ毎に認定資格が設けられています。
- Salesforce認定アドミニストレーター
- Salesforce認定Sales Cloudコンサルタント
- Salesforce認定Service Cloudコンサルタント
- Salesforce認定Platformアプリケーションビルダー
- Salesforce認定Platformデベロッパー
しかし、これらの認定資格は比較的難易度が高く、学習段階で挫折してしまうことも少なくありません。また、これらの資格は取得後も一定期間を経た後に所定のトレーニングを行い、資格更新を行う必要があります。
システムの制約があり、使いづらい
Salesforceには多くのサービスや機能が用意されている一方、「Salesforceは使いづらい」という意見も多く出ています。特にSalesforce上のリソースの偏りを防ぐため、「ガバナ制限」と呼ばれる制約が設けられています。この「ガバナ制限」に抵触するとシステムが異常することがあります。このため、「ガバナ制限」を回避するよう、Salesforceエンジニアはアプリケーションの設計・開発を行わないといけません。
また、ほかにもSalesforce独自の制約事項があるため、これらの制約がエンジニアにとっては「使いづらい」と思うことが少なくないようです。
比較的開発期間が短い案件が多い
Salesforceは、たくさんの機能があらかじめ標準機能として用意されたSaaSということもあり、比較的短い期間で導入できることがSalesforceの売りの一つとして語られます。
しかし、Salesforceの標準機能だけでは顧客の業務要件には対応できないことがほとんどであり、顧客の要望を満たすために機能開発が多いのが実情です。
とはいえ、比較的短い期間で導入できることがSalesforceの売りの一つとなっているためか、他のプラットフォームに比べて開発期間の短い案件が見受けられます。
仕事への負担が大きい
このように導入期間や開発期間が比較的短い案件は、導入や開発を担当するSalesforceエンジニアにとっては負担となり、ときには大きなプレッシャーとなることも多いようです。
また、このようなプレッシャーの中で仕事をすると「肌に合わない」と感じたり、モチベーションの低下を招いたりすることがあります。
常に最新の技術を修得する必要がある
Salesforceには、AIをはじめとした最新技術を取り入れた機能や新しいサービスがリリースされるなど、常に進化を遂げています。このため、Salesforceエンジニアはこれらの新しい機能やサービスに常にアンテナを張り、開発に生かすことができるように取り組まないといけません。
このように、常に最新の技術を修得する必要性が負担となるエンジニアもいるようです。
Salesforceエンジニアはなくなる?今後の需要見通し
ここまで解説した理由から「やめとけ」と言われるSalesforceエンジニアですが、今後の需要見通しや将来性はどのようになっているのでしょうか?結論を言うと、Salesforceエンジニアの今後の需要見通しや将来性は明るいと言えます。
その理由を3つ紹介します。
導入企業の増加
先にも述べたように、SalesforceはCRM(顧客管理)システムにおいて世界No.1のシェアを誇るシステムです。そして導入企業は増加の一途をたどっています。
このように多くの企業でSalesforceが導入されているのは、顧客管理と営業支援の分野で効果があることを幅広く認識されているからです。
また、SalesforceはSaaSと呼ばれるクラウドシステムということもあり、導入のハードルが低いと一般的に言われています。
このようなことから、今後もSalesforceを導入する企業が増加する見込みであり、Salesforceエンジニアの需要は高いと言えるでしょう。
SaaS市場の拡大
SalesforceのようなSaaS市場は、非常に伸び率が高い市場です。
富士キメラ総研のレポートによると、2023年度の日本国内におけるSaaS市場規模は、1兆4,128億円の見込みです。また、2027年度は2兆990億円と市場規模の拡大が予想されています。
一方、総務省が発表した「令和3年通信利用料動向調査の結果」によると、国内企業の約7割の企業がSaaSを利用するなど、SaaSを利用する企業は増加傾向です。
このような状況のもと、国内のSaaS市場は拡大傾向であり、それに伴いSaaS市場で高いシェアを誇るSalesforceを導入する企業は今後も増えると予想されます。
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サービスの拡大
Salesforceのサービスも拡大の一途をたどっています。
その1つが「AIの活用」です。Salesforceでは「Einstein(アインシュタイン)」と呼ばれるAIエンジンを搭載しており、世界で最も賢いCRMシステムとの呼び声もあります。SalesforceユーザはWebサイト、メルマガ、SNSなどで得られたデータを活用し、AIを用いた複合的な分析が可能です。
また、Salesforceは2019年に世界最大級のBIツール「Tableau」を提供するTableau Software社を、2021年にはビジネスチャットツール「Slack」を提供するSlack technologies社を買収しました。そして、これらのツールをSalesforceのサービスの一つとして組み込まれています。
このようにSalesforceのサービスが拡大するにつれ、Salesforceエンジニアが活躍できる領域が広がっていることもSalesforceエンジニアの将来性が明るい理由の一つです。
Salesforceエンジニアとして働くメリット
Salesforceの需要は今後も明るいことが分かりました。
では、Salesforceエンジニアとして働くメリットには何があるのでしょうか?
ここではSalesforceエンジニアとして働くメリットを3つ紹介します。
活躍の場が幅広い
先述のとおり、Salesforceは年々導入企業が増えており、金融・製造・流通などの幅広い業種、営業やマーケティングなど多岐の分野で利用されています。このため、Salesforceエンジニアの活躍の場が広がっているのが現状です。
また、Salesforceエンジニアは企業の課題を解決するため、開発の提案から携わることも多いなど、一般のエンジニアやプログラマが経験できないことも経験できます。
案件単価が高い
先述のとおり、Salesforceは多くの企業での導入が見込まれている一方で、他のクラウドのエンジニアに比べてSalesforceエンジニアは少ないのが実情です。このため、Salesforceの導入を進める企業ではSalesforceエンジニアを確保しようと、他の開発案件のエンジニアに比べて案件単価が高くなっています。
フリーランスとしても活躍できる
このようにSalesforceエンジニアは数が少なく、案件単価が高いことからフリーランスで活躍する人も少なくありません。フリーランスのSalesforceエンジニアの中には、年収1,000万円以上稼ぐ人もいます。
また、Salesforceは導入したら終わりということはなく、保守フェーズに入っても継続的に機能追加や開発を行うのが一般的です。しかし、Salesforceエンジニアを自社内に配置することは少ないようです。このため、フレキシブルに働くことができるフリーランスのSalesforceエンジニアの需要は高いといえます。
フリーランスにおすすめの案件探し方法
フリーランスエージェントは、それぞれ保有している案件が異なるため、2〜3社に登録しておくと収入が途絶えるリスクを軽減できます。
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Salesforceエンジニアに向いている人の特徴
活躍の幅が広く、案件単価が高いなど、メリットの多いSalesforceエンジニアですが、ここではSalesforceエンジニアに向いている人の特徴について2つ紹介します。
顧客志向の人
「顧客志向の人」とは、「どのような機能があれば顧客の業務効率化につながるか?」「どのようなシステムを提供できれば顧客のビジネスの成長につながるか?」を考えられる人です。
Salesforceでよく使われる言葉の一つに「カスタマーサクセス」があります。これは「製品やサービスを通じて顧客の成功を支援する」という意味です。このように顧客の成功のため、顧客の視点で必要な機能を考えられる人がSalesforceエンジニアに向いているといえます。
新技術・新機能に興味がある人
Salesforceは、年に3回の大きなアップデートが行われています。このとき、これまでとは大きく異なる概念の機能がリリースされることも少なくありません。
新しい技術や便利な機能が次々とリリースされるほど、Salesforceは変化と進化を続けるサービスです。Salesforceエンジニアには、このように次々とリリースされる新しい機能やサービスを、キャッチアップすることが求められます。
このため、新技術や新機能に興味を持っている人がSalesforceエンジニアに向いています。
Salesforceエンジニアに向いていない人の特徴
次に、Salesforceエンジニアに向いていない人の特徴を2つ紹介します。これらの特徴を持つ人は、Salesforceエンジニアにはならないほうがよいでしょう。
保守的な人
先述のとおり、Salesforceは年に3回の大きなアップデートが行われ、これまでとは大きく異なる概念の機能がリリースされることも少なくありません。このため、Salesforceエンジニアは常に新しい技術や機能をキャッチアップしながら仕事を進める必要があります。
このため、これまでの技術にこだわりながら開発を進める保守的な人は、Salesforceエンジニアに向いていません。
Salesforceへの理解がない人
Salesforceエンジニアには、顧客の要件や要求を理解しながらSalesforceの機能を上手く活用しながら設定や機能を開発するスキルが求められます。つまり、Salesforceの機能やサービスに対する理解が必要です。
このため、Salesforceに対する理解がない人、あるいはSalesforceを理解したいという気持ちがない人はSalesforceエンジニアに向いていないでしょう。
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Salesforceエンジニアとして転職、もしくはフリーランスのSalesforceエンジニアとして働きたいのであればエージェントの活用がおすすめです。エージェントを活用することで、Salesforceエンジニアとして働く最適な環境を相談しながら、適切なサポートを受けられます。
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おいとま
まとめ|Salesforceエンジニアのメリットを活かして活躍しよう
この記事では以下のことが分かりました。
- 「スキル習得の幅が広い」などから「Salesforceエンジニアはやめとけ」という意見がある
- その一方でSaaS市場が拡大しており、導入企業が増加していることから将来性が明るい
- サービスの拡大に伴い、フリーランスも含めたSalesforceエンジニアの活躍の場が広がっている
- 顧客志向の人や新技術・新機能に興味がある人がSalesforceエンジニアに向いている
このことから「Salesforceエンジニアはやめとけ」と言われることがありますが、幅広い分野で将来性が明るいSalesforceエンジニアは魅力ある仕事です。
また、多くの企業がSalesforceの導入を進める中、導入や開発を担うSalesforceエンジニアが少ないこともあり、活躍できるチャンスが大いにあります。
このように、Salesforceエンジニアのメリットを活かし、Salesforceエンジニアとして活躍したいと考える人は、是非エイジレスにご相談ください。
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転職エージェントは大手1社と、特化型1~2社の活用がおすすめです!
- 大手:業界や職種にこだわらず自分に合った転職先を幅広く探る
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