【50代からの転職】すぐ決まる人・決まらない人の特徴を解説!
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阿部雅子
転職活動をしたいけれど、50代からの転職ではすぐには決まらないかもしれないと思っていませんか?
昨今の転職市場において、50代からの転職は、すぐに決まる人となかなか決まらない人に二極化しています。
本記事では、50代以降の転職がスムーズに決まる人の特徴、転職活動の方法や注意点を解説します。
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- 【この記事を読んでわかること】
- 50代からの転職がすぐ決まる人の特徴は「自分の価値を正しく理解し、自分を必要とする企業に応募している」など5つ
- 50代からの転職でなかなか採用されない人の特徴は「年収の希望が高すぎる」など5つ
- 50代人材に対する人事側の心理は「期待と警戒」
- 50代からの転職活動で後悔しないための注意点は「転職の目的を明確にする」など5つ
- すぐに転職したい50代人材におすすめな転職の進め方を3つ紹介
50代からの転職がすぐ決まる人の特徴5つ
50代からの転職で、すぐに決まる人には共通する特徴があります。
おもな5つの特徴を紹介します。
- 自分の価値を正しく理解し、自分を必要とする企業に応募している
- 転職活動の準備をしっかりと行っている
- マネジメントもできるが、自分で動くことも厭わない
- 柔軟性があり、新しいことをポジティブな態度で学び続ける姿勢がある
- 誰に対しても態度を変えず、丁寧なコミュニケーションができる
自分の価値を正しく理解し、自分を必要とする企業に応募している
自分の価値を正しく理解し、自分を必要とする企業に応募している人は、転職を早期に決定しています。
自分の価値を理解するには、スキル・経験・実績の棚卸しを行い、転職市場での自分の年収相場を客観的に把握するプロセスが必要です。
そのプロセスを経た上で、転職市場の情報を収集し、自分を必要とする業界・企業・ポジションを特定します。
「自分のような人材を探していた」という企業に応募するため、転職活動は比較的スムーズに進むでしょう。
転職活動の準備をしっかりと行っている
転職がすぐに決まる人は、転職活動を甘く見ず、転職活動の準備をしっかりと行っています。
- 自分の価値・市場価値を把握する
- 転職の目的を明確にする
- 企業研究をする
- 自分を適切にアピールできるよう、書類・面接の準備をする
以上の4点は、転職活動を行う上で最低限必要な準備です。
「新卒ではないんだし、大丈夫だろう」と転職活動を甘くみたり、転職をあせる気持ちがあると、これらのステップを怠ってしまいがちです。
しかし、準備をしっかりしている人ほど、次の就職先は早く決まる傾向があります。
マネジメントもできるが、自分で動くことも厭わない
マネジメントの経験と現場の知識両方を持ち、自ら動くことも厭わない候補者は、企業にとって頼もしい存在です。
これまでのキャリアで得たノウハウ・経験・問題解決能力を、現場とマネジメントの両方で発揮してもらえる人材は需要が高いでしょう。
また、そのような人材は、周囲を巻き込んで新しい事業や仕組みを企画・推進する力がある印象を与えます。
マネジメント一筋の候補者よりも、現場を巻き込む力のあるフットワークの軽いマネージャーのほうが印象が良く、企業のニーズにマッチする可能性が高いでしょう。
柔軟性があり、新しいことをポジティブな態度で学び続ける姿勢がある
50代はキャリアもプライドもあり、ともすれば自分のやり方にこだわってしまうベテランも少なくない年代です。
そんな中、柔軟性があり、新しいことをポジティブな態度で学び続ける姿勢のある50代以上の求職者は高く評価されます。
柔軟性があるということは、変化への適応力があるということです。新しい環境・役割に速やかに馴染むことが期待されます。
また、積極的で前向きな態度・学習意欲は、まだまだ現役で長く活躍できる印象を与えるでしょう。
誰に対しても態度を変えず、丁寧なコミュニケーションができる
すぐに転職が決まる人は、誰に対しても態度を変えず、丁寧なコミュニケーションを実践できていることが多いです。
新しい職場での協調性や円滑な人間関係の構築が期待できるとともに、管理職やプロジェクトマネージャー職にも必要な資質と言えます。
常日頃から相手の年齢・性別・ポジションに関わらず、同じビジネスパーソンとして相手に敬意を持ち、フラットなコミュニケーションをできるかどうかが重要です。
以上のように、50代からの転職がすぐ決まる人の特徴は、経験・スキルといった「能力」よりも、準備状況や態度・姿勢などの「転職へのスタンス」に対する比重が高いことです。
次の章では、反対に、転職活動でなかなか内定がもらえない50代の特徴も見てみましょう。
50代からの転職でなかなか採用されない人の特徴5つ
50代からの転職では、活動を始めてから数ヶ月もしくは1年以上、希望の就職先に内定をもらえない場合もあります。
すぐに転職が決まらない場合の理由はさまざまですが、よくある特徴を5つ紹介します。
- 年収の希望が高すぎる
- 転職の目的が明確になっていない
- 自己理解の不足や応募企業の調査不足
- 転職活動自体の準備不足
- コミュニケーション方法や転職に対する姿勢のミスマッチ
年収の希望が高すぎる
50代からの転職では、希望年収が高すぎることが早期転職の障害となることがあります。
特に、従来型の年功序列による賃金制度を採用している企業では、勤続年数を重ねた50代の年収は比較的高額です。
一方、最近は年収を勤続年数ではなく仕事内容・役割で決定する「ジョブ型雇用制度」を取り入れている企業が多くなっています。そのような会社では、年齢ではなく職務に給与が連動しています。
そのため、外資系企業や大企業で同等以上のポジションを狙う場合を別として、年収の維持や増加を希望すると企業側の予算と合わず選考が進まない場合があります。
転職の目的が明確になっていない
転職の目的が明確になっていない場合も、企業研究・求人の選択・選考過程などで自信を持った判断ができず、活動がスムーズに進まない場合があります。
また、転職サイトやヘッドハンティングサービスなどを活用する場合にも、転職の目的が曖昧な状態では思ったような求人がないと感じてしまうかもしれません。
転職の目的とは「自分が転職活動を通じて何を実現したいか」のことで、応募企業に伝える「志望理由」とは異なります。
転職の目的が曖昧だと「やりたい業務を優先すべきか、それとも年収を優先すべきか」など、転職活動自体に迷いが生じてしまうでしょう。
転職活動を始める際には、転職の目的をしっかりと考えておく必要があります。
自己理解の不足や応募企業の調査不足
自己理解が不足した状態で転職活動を進めてしまうと、自分を求めている企業やポジションに出会うことができないため、活動が長引く傾向にあります。
まず自分の持つ経験・スキルは具体的に何か、それにより実現できることと、それを示すことのできる実績は何かを把握しましょう。その上で、それらを必要とする業界・職種・企業の検討を行います。
50代からの転職では、ポテンシャルではなく、現在の能力・スキルが評価されます。自分を必要とする企業やポジションに応募することが、選考の土俵に上がる最初の一歩です。
転職活動自体の準備不足
応募書類や面接対策などの転職活動自体の準備不足により、自分をうまくアピールできていない場合も、すぐに転職が決まらない原因になることがあります。
書類対策の不足
自己理解が適切にされていて、自分を必要とする企業がわかっていれば、その企業に対して自分のどこをアピールすれば良いかが明確になります。書類にそれらが反映されていないと、企業は魅力を感じません。
そのため、応募書類は応募のたびに、企業の視点から再構成する必要があります。特に個人で転職活動を行う際は、その手間を惜しまないようにしましょう。
また、一般的に50代以上の求職者に期待される「豊かな経験」「レジリエンス(ストレスや逆境への耐性)」などが、想起しやすい書類内容になっているかどうかもポイントです。
面接対策の不足
面接の対策不足で、企業に自分の正しいアピールができていない場合も、なかなか内定をもらえない原因になります。
「仕事で人と話すのには慣れている」「十分な社会人経験があるのだから、素のままの自分で問題ない」などと、思ってはいけません。面接という限られた時間の中で、自分の魅力を相手に正しく理解してもらうにはコツがあり、練習も必要です。
転職エージェントやオンラインサービスなどを利用すれば、面接の練習やフォローアップを受けられます。「面接で手応えはあったのに、内定がもらえない」と感じる人は、ぜひ利用を検討しましょう。
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コミュニケーション方法や転職に対する姿勢のミスマッチ
求職者のコミュニケーション方法や転職に対する姿勢が企業側とミスマッチを起こしている場合も、転職が決まらない要因になります。
転職先の経営者や人事担当者が求職者よりも年下になることが多いミドルの転職では、求職者のコミュニケーションに対するスタンスは注意深くみられています。
馴れ馴れしい・横柄・威圧的・相手のポジションや年齢・性別によって態度を変える、などの傾向にある人は、たとえ実績があっても敬遠されてしまうでしょう。
また、企業は自社で活躍してくれる人を探しています。
求職者側の転職への姿勢に「自信のなさ」「保身・受け身・現状維持」「批判的な態度」が見て取れる場合も、自社での活躍に疑問を持たれやすく、選考を見送られることが多いでしょう。
50代からの転職で、なかなか採用が決まらない人の特徴を見てきました。
転職活動がうまくいかないと「50代という年齢が悪いのか」と、ついネガティブな気持ちになってしまうこともあります。次の章では、企業側・人事側が50代人材に対して持つ心理について説明します。
50代人材に対する人事側の心理は「期待と警戒」
採用・人事側は、50代からのミドル人材のことをどう思っているのでしょうか。
結論から言えば、50代人材に対する人事側の心理は「期待と警戒」です。
- 期待:自社の課題を解決してくれる人材かどうか
- 警戒①:自社のメンバーや環境・文化とマッチする人材かどうか
- 警戒②:どのような仕事感を持っている人材なのか
それぞれについて説明します。
期待:自社の課題を解決してくれる人材かどうか
中途採用、特にミドル人材を視野に入れた経験者採用では、企業側は「自社が今抱える課題を解決してくれること」を候補者に期待します。
- 成果の出せる人員の不足
- 技術力不足
- ノウハウの不足
- マネジメント層の薄さ
企業は、現在の自社のリソースで解決できない・解決が難しい上記のような課題を、中途採用で解決しようとしています。そのため、その問題を解決できることを示すスキル・経験・実績や、その役割についての理解・意欲・自信を評価します。
求職者が40代でも課題を解決するための能力がない、と企業が判断した場合は採用されませんし、60代でも課題を解決してもらえそうなら採用の可能性は十分あります。
この「期待」の点においては、候補者の年齢は関係なく、より自社の課題にミートする求職者が好まれるでしょう。
警戒①:自社のメンバーや環境・文化とマッチする人材かどうか
企業は候補者に期待をしながら、同時に警戒もします。
その一つ目が「自社のメンバーや環境・文化とマッチする人材かどうか」という点です。
求職者にどれだけ実力があっても、自社の環境・待遇に納得し、周囲と協力しながら活躍してもらえなければお互いにとって不幸になります。
特に50代以上のミドルの転職では、以下2点の事情から、企業側の警戒がやや強くなる可能性があります。
- 役職者やマネジメント職として採用する場合、現メンバーへの影響が大きい
- 転職前と比べ、規模の小さな企業への就職となるケースが多い
「転職前の企業との違いに前向きに適応できるか」「モチベーションを落とさず活躍してもらえるのか」などのポイントを、企業側は注意深く確認するでしょう。
警戒②:どのような仕事感を持っている人材なのか
二つ目のポイントは、求職者の「仕事感」です。「50代」という年齢の候補者に対して、採用側が特に気にするポイントと言えるでしょう。
一般的には、50代は会社の重要なプロジェクトに関わるなど、会社員として脂の乗った時期にあたります。管理職で部下を抱え、人材育成などの面でも会社から期待されている人も多いでしょう。
あと10年もすれば定年で、退職金を満額受給し、継続雇用で年金受給開始年齢まで働くこともできます。
そんな50代であえて転職をする理由やモチベーション、また今後どのような職業人生を歩みたいのかという「仕事感」は、候補者を理解するために企業が知りたいことの一つです。
以上のように、50代人材に対して人事側が持つ期待や警戒は、特別なものではありません。
ただし、50代人材と30代人材を比べた際、50代人材はより人件費がかかる傾向にあります。そのため、企業側はより慎重に見極めようとする傾向があります。
中には、これまでの採用活動で失敗した苦い経験などから、年齢だけを基準に合否を決める会社もあるでしょう。
しかし、多くの会社では候補者の年齢よりも「自社の課題を解決してくれる人材かどうか」の点が、中途採用における最も重要な選考ポイントとなります。
ミドルシニア層に対する企業側の心理がわかったところで、次の章では50代からの転職で後悔しないためにどんな点を注意したら良いのか解説します。
50代からの転職活動で後悔しないための注意点5つ
50代からの転職では、「すぐに決めたい」と思うと同時に「すぐに決めて失敗したくない」という気持ちがせめぎ合う場合も多いでしょう。
実は、すぐに決めるためのコツと後悔しないための注意点は重なる部分も多く、これらを押さえれば後悔しない転職をスムーズに進められます。
50代からの転職活動で後悔しないための注意点を5つ紹介します。
- 転職の目的を明確にする
- 事前準備、特に自分の市場価値の把握をしっかり行う
- 年収やポジションにこだわりすぎない
- 他者からのフィードバックを受ける
- 在職中に転職活動を行う
転職の目的を明確にする
後悔しない転職にするには、転職で実現したかったことを叶えられることが大切です。
そのためには、「なかなか採用されない人の特徴」の章で解説したとおり、「転職の目的」つまり「この転職によって何を実現したいのか」を明確にしておく必要があります。
複数ある場合は5つ以下に絞り、その中で優先順位もつけておきましょう。さらに、譲れないものと妥協してもいいものとに分けておくのもおすすめです。
「転職の目的」は転職活動を進める上での軸であり、活動中に求められるさまざまな意思判断の際に立ち返るものです。
具体的には、下記のように明確に言語化しておくことをおすすめします。
- 自分の得意分野・スキルを活かせるポジションで長く現役で活躍したい
- 現場もしくはプレイングマネージャーに戻りたい
- マネージャー職に就き、プロジェクトやチームを率いたい
- 残業を減らしプライベートの時間を持ちたい
- 職住近接を実現したい
- 実力に合った報酬を得たい・年収を上げたい
転職準備を進めながら、転職活動の開始前に「転職の目的」を設定することで、活動を一貫した軸にそって進められます。
事前準備、特に自分の市場価値の把握をしっかり行う
事前準備、特に自分の市場価値の把握をしっかり行うことも、後悔のない転職活動のために重要です。
転職市場での自分の市場価値は、自分のスキル・能力が転職市場でどの程度の需要があるか、転職市場に同程度のスキル・能力を持つ求職者がどの程度いるかで決まります。
ミドルシニアの転職者にありがちな誤解として、現在の会社での待遇を自分の価値と思ってしまうことが挙げられます。しかし、現在の年収が600万円だからといって、転職市場での自分の価値も年収600万円とは限らないのです。
転職市場での自分の価値と現在の年収や役職・ポジション、社内での評価とは関係がありません。自分の適正な市場価値を知ることで、転職の結果、期待できる年収をおよそ把握できるでしょう。
そのステップを踏むことで年収が下がったとしても転職活動を進めるのか、その場合の目的は何か、などを事前に検討しておくことができます。
年収やポジションにこだわりすぎない
自分を必要としてくれる会社で伸び伸びと活躍できることを重視する人は、年収やポジションにこだわりすぎないほうが、転職満足度を向上できるでしょう。
現在の会社での勤務年数が長い50代は、比較的給与水準が高い傾向にあります。
一方、求人を出す企業は、特段50代に向けた予算をとっているわけではありません。その企業の給与レンジの中で、そのポジションに出せる想定の年収を予算としています。
そのため、50代の求職者が現職と同レベルかそれ以上の年収を絶対条件とすると、応募できる求人の幅は格段に狭くなってしまうでしょう。
また、現職と同等のポジションを絶対条件とする場合も、応募可能な求人をいたずらに狭める結果になります。
そもそもポジションの数・責任範囲は会社の組織制度によって異なります。現職が部長で、転職先でも部長になったとしても、現職と同じ裁量権があるとは限らないのです。
転職の目的が年収や肩書きだけであれば、それらにこだわることは理にかなっています。
しかしそれ以外の目的がある場合、年収やポジションなど、条件の優先順位を見直してみましょう。
応募できる求人の幅が一気に広がり、その中から年収が一時的にダウンしても、ぜひ参画したいと思える会社に出会うかもしれません。
在職中に転職活動を行う
50代からの転職では、在職中に転職活動を行うことが大切です。
50代は給与水準が高い分、社会保険料や生活水準も高い傾向にあります。
そのため、退職を先に決めて給与収入が途絶えてしまうと、転職活動が長期化した際の生活へのインパクトは予想以上に大きいでしょう。
納得できる転職先を吟味する精神的な余裕がなくなり、事前に決めた転職の目的よりも、安定した収入を得ることが優先されてしまう可能性もあります。
金銭的なプレッシャーがなく、安定した収入があるうちに次の就職先を決めるほうが、後悔しない可能性が高いでしょう。
以上、50代からの転職活動で後悔しないための注意点を5つ説明しました。いよいよ転職活動を始める準備ができたところで、次の章では50代人材におすすめの転職方法を解説します。
すぐに転職したい50代人材におすすめな転職の進め方
すぐに転職したい50代の人材におすすめの転職の進め方を3つ紹介します。
- 転職エージェントを利用する
- ネットワークや人脈を活用する
- ヘッドハンティング型転職サービスに登録する
転職エージェントを利用する
50代の転職に一番おすすめなのは、転職エージェントをうまく活用する方法です。
転職エージェントは、企業から求人案件を獲得し、案件にマッチする求職者を企業に紹介するサービスを提供しています。
転職をすぐに決められる人は、自己分析や企業のリサーチ、面接・書類対策などの準備をしっかりと行なっている傾向があることは前述しました。
しかし、忙しい50代のビジネスパーソンの中には、その時間がなかなか取れない人も多いでしょう。
そのような場合は転職エージェントに登録すると、市場価値の確認を始めとし、さまざまな転職準備の支援を受けられます。
転職エージェントを活用するおもなメリットは下記のとおりです。
- スキル・経験・実績の棚卸しを通じて、自分の適正な市場価値を知ることができる
- 自分を必要とする企業をプロの視点で探してくれる
- 条件の良い非公開求人の紹介を受けられる
- 求人企業の視点から書類・面接対策を行ってくれる
- 選考時はエージェントからも企業にフォローしてもらえる
- 年収や待遇の交渉をサポートしてくれる
- 比較的高待遇の案件が多いため年収アップや維持につながりやすい
50代以上の転職で鍵となる「応募企業選び」も、プロの視点から求職者とマッチしやすい企業をピックアップしてもらえるので、時間を大幅に短縮できるでしょう。
転職エージェントには、業界や職種特化型のエージェントなど、紹介求人の得意・不得意がある場合があります。ミドルシニアの人材紹介が得意、IT系の求人に強いなど、自分のニーズにあったエージェントを選ぶのがおすすめです。
エイジレスでは、正社員転職とフリーランスマッチングという形で数多くの方の支援を行い、年収UPの実績も豊富にございます。
もし転職することを検討されているのであれば一度、面談をして今後のプランを一緒に考えてみませんか?
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IT未経験からの転職に特化。就職/転職支援のみならずIT学習のサポートを無料で受けられます。
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ネットワークや人脈を活用する
50代からの転職では、これまでのキャリアで培ってきたネットワークや人脈を活用して転職活動を行うことも有効です。
友人・知人や信頼関係のある社外の人脈に転職の意思を伝え、自分を必要とする企業の情報を集めましょう。
最近ではリファラル採用(社員の紹介・推薦を社内制度化した採用活動)に積極的な企業も多く、一般応募より高い確率で採用されることもあります。
また「まだ求人は出していないが、適切な人材がいれば欲しい」という、企業の潜在的ニーズにアプローチできる点もメリットです。
デメリットとしては、紹介を受けて内定までもらってしまうと、簡単には断りづらいという点が挙げられます。
ヘッドハンティング型転職サービスに登録する
50代からの転職では、ヘッドハンティング型の転職サービスを利用することもできます。
このサービスは、企業の採用担当もしくは企業から依頼を受けたヘッドハンターが、サービスに登録した求職者の職務経歴・スキル・実績を検索して求人をオファーするものです。
求職者は自分の職務経歴・スキル・実績を書き込むだけでよく、その手軽さが一番のメリットと言えます。
また、希望年収をオープンにできるため、希望年収に妥協したくない場合にも使い勝手が良いでしょう。
デメリットは、自分の市場価値と希望年収やポジションに差異があると、オファーがもらえない点です。
また、転職の軸が定まっていなくとも転職活動ができてしまうため、複数のオファーがきた際に適切な判断ができない可能性もあります。
50代からの転職におすすめの活動方法がわかったところで、次の章ではどのような業界・企業が50代の活用に積極的か見てみましょう。
50代人材の採用に積極的な業界・企業
50代人材の採用に積極的な業界・企業の特徴は2つあります。「人材不足」と「(業界・企業が)成長中であること」です。
この章では、その中でも「若手を採用できないから」という理由ではなく、50代のベテランの経験に目をつけて積極採用を進める2つの業界を取り上げます。
50代人材の採用に積極的な業界①IT業界
慢性的な人手不足に悩むIT業界では、SIerや事業会社がミドル層の採用に積極的です。
即戦力となる人材の確保が難しく、採用単価も高騰していることから、自社で活躍してくれる人を年齢不問で募る傾向が強まっています。
また、エンジニアなどのスペシャリスト職だけでなく、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーなど、マネジメント専任ポジションでのミドル層の採用も盛んです。
人的資源に対して社会の需要過多の状態が続いているIT業界では、プロジェクトを適切にマネジメントする人材育成も追いついていません。
IT業界の黎明期から現場で豊かな経験を積んだ今の50代は、プロジェクトのリスクマネジメントに長けており、まさにうってつけの人材と言えます。
IT業界で歓迎される50代の特徴は下記のとおりです。
- 新しい技術・考えを常に学び続ける姿勢
- 「人」「モノ」「カネ」いずれかののマネジメント経験
- プレイングマネージャーにもなれる人
- 年下の上司や経営者に抵抗感を持たない人
50代人材の採用に積極的な業界②コンサルティング業界
コンサルティング業界も「IT・DX化の進展」「企業のグローバル化」「第四次起業ブーム」などを受けて社会的ニーズが高まり、人材の確保に追われています。
ただし、コンサルタントとしての能力のほかにコンサルティング分野における専門的知見が必要となるため、人材の採用・育成は簡単ではありません。
そのため、異業種でキャリアを積んだミドルシニア層の専門知識に目をつけ、職種未経験者であっても積極採用することが増えています。
就職先としては、コンサルティングファームや監査法人、SIerやコンサルティング部門を持つ事業会社などになります。
コンサルティング業界で歓迎される50代の特徴は下記のとおりです。
- システム開発や導入、情報基盤の導入や運用経験
- プロジェクトマネジメントの経験
- 製造・財務経理・調達・顧客管理など特定分野での業務知識
- コンサルタントとしての適性を持つ人
50代人材の採用に積極的な企業
50代人材を積極採用している業界のほかに、どのような企業がミドルシニア層を求めているかも知っておきましょう。
豊かな人脈・経験を持つミドルシニアを探す「スタートアップ」
AI技術やIoTなど新興技術の発展とそれらを利用したサービスの需要増加に伴い、若いメンバーを中心に創業するスタートアップが増えています。
これらの企業ではビジネスの中核を担う存在として、豊かな人脈と経験を備えた専門性の高い人材が必要です。
ミドルシニア層は各部門の責任者として、CFO(財務・資金調達担当役員)やCTO(技術開発担当役員)などの経営幹部のポジションで迎え入れる場合もあります。
スタートアップは組織として未成熟な部分が多々ありますが、意思決定のスピード感・成長性・メンバーの熱量には目を見張るものがあります。
若いメンバーと組織の成長に自分の経験をダイレクトに活かせることが魅力です。
ジョブ型雇用が浸透し実力で採用される「外資系企業」
会社に「就社」するイメージの日本企業の雇用慣行と異なり、外資系企業は特定の職種・ポジションに応募し採用される「ジョブ型」の雇用です。
「ジョブ型」雇用では、候補者がその職務に必要な専門性とスキルを持っているかが重要で、年齢・性別・経験年数などの要素は加味されません。
また、職務に対しての報酬の水準が日系企業よりも高く、高いスキルを持っていれば高収入を実現できます。
実力で採用・評価される環境で自分の力を遺憾無く発揮したい人は、外資系企業も視野に入れて転職活動を進めてもいいでしょう。
中途人材の活用に積極的な「中堅・中小企業」
企業規模では、大企業よりも中堅・中小企業の方が経験者・中途人材の活用に積極的です。
厚生労働省の調査では、従業員規模が小さいほど中途採用の割合は高く、新卒採用への依存率の低さがわかります。
また、同調査の中途採用の年齢別採用方針に関するデータでは、45歳〜55歳の求職者について「いい人であれば採用したい」と回答した企業は43%、55歳以上でも25%となっています。
大企業はそもそも中途採用に消極的であることから、ミドルシニア層の採用を積極的に検討しているのは中堅・中小企業であることがわかります。
すぐに転職を決めたい場合は、自分の転職目的にあった求人を企業規模にこだわらず探すのも、ひとつの方法です。
まとめ:50代からの転職・独立はエイジレスにおまかせください
本記事では50代からの転職で、すぐに決まる人と決まらない人の特徴や、転職に役立つ情報を紹介しました。
50代からの転職は十分な準備と情報収集を行い、ポイントを押さえればスムーズに進められます。
弊社エイジレスは、年齢に関係なく誰でも現役で活躍できる社会の実現を目指し、年齢不問求人に特化した人材エージェントです。
ミドルエイジ層のキャリア相談・マッチング企業の紹介など、現状を変えたいと考えるビジネスパーソンに伴走し、新たなステージへの道筋を一緒に考えることができます。
弊社の正社員転職支援サービス「エイジレスエージェント」の魅力は下記のとおりです。
- ミドルシニアの採用に積極的な「IT業界」「コンサルティング業界」をはじめ、幅広い業界に対応
- 大手企業をはじめとするクライアントと信頼関係があり、高い面談突破率と内定率を実現
- 年収大幅アップでの内定実績多数
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